JP6232596B2 - ストレッチャーにおける背受と腰受と脚受の連動及び非連動機構 - Google Patents
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Description
ストレッチャーには、患者などの起き上がりを楽にしたり、座位姿勢を安定したりするために背受を起こすことができるものがある。また、背受と腰受と脚受を連動させることで、背受を起こす動作と同時に腰受と脚受を起こして、患者などの座位姿勢の安定を向上させたもの、また、脚受を下げて椅子型に変形して車椅子として使用できるものなどが発明されている。
このベッド等における背膝ボトム連動制御方法によれば、リモコンスイッチや操作スイッチなどを介助者もしくは患者が操作することで、背ボトムと膝ボトムを任意の起伏状態から所望の姿勢に調節することができる。また、動作パターンを予め設定することで速やかな姿勢調節を可能にしている。
まず、本発明におけるストレッチャーSは、旋回自在なキャスター型車輪C,C,・・・を具備した下部フレーム1を備えている。そして、該下部フレーム1の上方に昇降機構2を介して、ボトムフレーム3を支持する構成としている。
そして、該ボトムフレーム3の上方に背受4と腰受5と脚受6と切替部11を配設している。さらに、該背受4と該腰受5と該脚受6の上方に主に樹脂製のボトムボード7を、該ボトムボード7の上方に配設し、マット8を敷設することで患者などが横臥できるようにしている。
なお、図3に示すように該下部フレーム1の高さを低くするとともに、側面視において該ボトムフレーム3の側縁部下方に該昇降機構2を構成する部材が位置しないように空間を設けることで、ベッドなどに該ボトムフレーム3を重ねることができ、さらに、サイドレール9をベッドなどに水平に保持できるように構成することで患者などの乗せ替えをより安全に行うことができるものとなる。
図4に示すように平面視において上下方向に平行に配設した下フレーム31,31に、左右方向に平行に配設した下ツナギ32,32及び該下フレーム31,31の一端に配設したエンドプレート33を固着している。まず、図5から図8で示すように正面視において該下フレーム31,31の上方に後述する前記背受4、前記腰受5を回動可能に背受軸46、腰受軸56で軸着するためのボトム背受支持34,34、ボトム腰受支持35,35を、また、前記脚受6を脚ローラー65,65で転動可能にした溝36a,36aを備えたボトム脚受支持36,36をそれぞれ平行に固着している。そして、該下ツナギ32の略中央に、後述する伸縮固定手段10を取り付けるための伸縮固定手段支持37,37を固着している。また、図5から図9で示すように下切替ピン38を該伸縮固定手段支持37,37に挿通し、該下フレーム31,31の側面に接するように配設して固着している。
図4に示すように平面視において略逆コ字状に屈曲した背受フレーム41の内側に背受ツナギ42,42を、外側に背受支持43,43及び図9で示すように略凹字状の上切替ピン44をそれぞれ配設して固着している。また、図9で示すように該背受ツナギ42,42の略中央部には後述する前記伸縮固定手段10を取り付ける略凹字状の背受支点ブラケット45を固着している。
図4に示すように平面視において上下方向に平行に配設した腰受フレーム51,51と該腰受フレーム51,51の端部と接し、左右方向に平行に配設した腰受ツナギ52,52を固着している。なお、該腰受ツナギ52,52の先端には前記サイドレール9を回動自在に枢着するためにボス部材が固着されるが、本実施例では省略するものとする。そして、図5から図9で示すように正面視において該腰受フレーム51,51の中央付近に前記ボトム腰受支持35,35と前記腰受軸56で軸着する腰受支持53,53を固着している。また、図9で示すように一端側の腰受ツナギ52の略中央にはL字状、且つ、後述する切替ローラー117,117が転動するための溝54a,54aを備えた腰受カムプレート54,54を、他端側の腰受ツナギ52の略中央部には後述する脚受ツナギ支持63,63と脚受軸67で軸着するための腰受ツナギ支持55,55を配設して固着している。
図4に示すように平面視において略逆コ字状に屈曲した脚受フレーム61の内側に脚受ツナギ62を、外側に前記脚受ツナギ支持63をそれぞれ配設して固着している。また、図9で示すように該脚受ツナギ62の略中央部には逆凹字状の脚受ブラケット64,64を固着している。
図2から図9に示すように本実施例では、伸縮固定手段10としてガスシリンダーを用いており、適宜操作することで伸縮可能、且つ、適所で固定可能となっている。
図4に示すように上下方向に平行に配設した切替フレーム111,111に、左右方向に平行に配設した切替ツナギボス112及び切替軸113を挿通して固着している。また、図9に示すように該切替フレーム111,111の側面に切替支持114,114を平行に固着している。そして、図4に示すように平面視において略L字状の切替ハンドル115を切替プレート116に挿通し、該切替ツナギボス112に該切替ハンドル115を挿通し、回動可能に軸着している。
図4から図9に示すように該ボトムフレーム3の前記伸縮固定手段支持37に該伸縮手段10の一端を伸縮固定手段支点ピン101で軸着し、他端を前記背受支点ブラケット45に背受支点ピン102で軸着している。そして、該背受支点ブラケット45の該伸縮固定手段10の近傍にレバー103をレバー支点ピン104で軸着し、該レバー103を介助者などが手などで把持しながら回動操作することで該伸縮固定手段10が伸縮作動するようになっている。
次に、前記ボトム背受支持34,34の間に前記背受支持43,43を、該背受支持43,43の間に前記切替支持114,114を配設し、前記背受軸46で回動可能に軸着している。そして、前記切替ローラー117,117を前記切替軸113,113に挿通して軸着し、前記腰受カムプレート54,54の溝54a,54a内を該切替ローラー117,117が転動可能に配設している。さらに、前記ボトム腰受支持35,35に前記腰受支持53,53を前記腰受軸56で、前記腰受ツナギ支持55,55と前記脚受ツナギ支持63,63を前記脚受軸67で、それぞれ回動可能に軸着している。また、前記脚受ブラケット64,64の間に前記ボトム脚受支持36,36を配設し、該ボトム脚受支持36,36の溝36a,36a内に前記脚ローラー65,65を転動可能に配設し、脚ローラー支持ピン66,66で軸着している。
まず、背受4と腰受5と脚受6の非連動の場合を説明する。
図5から図6に示すように前記下切替ピン38が前記切替プレート116の非連動溝116aと係合するように、前記切替ハンドル115を正面視において反時計回りに回動させる。
そして、前記伸縮固定手段10の前記レバー103を手などで把持して正面視において反時計回りに回動することで該伸縮固定手段10の先端を該レバー103の一端で押圧することにより該伸縮固定手段10が伸びることによって、該背受4が前記背受軸46を回動の中心として正面視において反時計回りに回動することで該背受4が起こされる。また、該背受4を起こした状態から元の状態に戻す時は、該レバー103を手などで把持して正面視において時計回りに回動することで、該伸縮固定手段10の先端を該レバー103の一端で押圧することにより該伸縮固定手段10が縮むことによって、該背受4が該背受軸46を回動の中心として、正面視において時計回りに回動することで該背受4を元の状態に戻すことが可能となる。このとき、図5から図6に示すように前記ボトムフレーム3に固着された該下切替ピン38に該切替プレート116の該非連動溝116aが係合することによって該切替部11が該背受4に合わせて反時計回りに回動しないようにしている。よって、該切替部11の前記切替ローラー117,117が前記腰受カムプレート54,54の前記溝54a,54aを転動しないため、該腰受5が該切替部11によって押圧されることが無いため、前記腰受軸56を中心として該腰受5が回動しないようにしている。該脚受6は該腰受5と連動するので、該腰受5が回動しない限りは動作することがないようにしている。
つまり、該下切替ピン38と該切替プレート116の該非連動溝116aを係合することで、該背受4と該腰受5と該脚受6は連動せず、該背受4のみ単独で起こすことを可能としている。
図7から図9に示すように前記上切替ピン44が前記切替プレート116の連動溝116bと係合するように、前記切替ハンドル115を正面視において時計回りに回動させる。そして、前記伸縮固定手段10の前記レバー103を把持して正面視において反時計回りに回動操作することで該伸縮固定手段10の一端を該レバー103の一端で押圧することにより該伸縮固定手段10が伸びることによって、該背受4と前記切替部11が前記背受軸46を回動の中心として正面視において反時計回りに回動することで、該背受4が起こされる。
このとき、図8に示すように前記背受フレーム41に固着された該上切替ピン44に該切替プレート116の該連動溝116bが係合することによって該切替部11が該背受4に合わせて該背受軸46を回動の中心として反時計回りに回動することで前記切替フレーム111,111の一端側に配設した前記切替ローラー117,117が前記腰受カムプレート54,54の前記溝54a,54a内を転動しながら反時計回りに押圧することによって、該腰受5が前記腰受軸56を回動の中心として時計回りに回動して正面視において左上がりに起こされる。また、前記脚受軸67で該腰受5と軸着した該脚受6も該腰受5の回動に連動して前記脚ローラー65,65が前記ボトム脚受支持36,36の前記溝36a,36a内を正面視において右方向に転動することによって、前記脚受6が前記腰受5と連動して右上がりに起こされる。
つまり、該上切替ピン44と該切替プレート116の該連動溝116bを係合することで、該背受4と該腰受5と該脚受6が連動して、該背受4を起こすのと同時に該腰受5と該脚受6を連動して起こすことを可能としている。
また、該背受4と該腰受5と該脚受6の連動及び非連動の切り替えをしてしまえば、前記レバー103を手などで把持しながら該背受4を起こす動作もしくは下げる動作のみなので、何種類もボタンが設けられているリモコン等で最適なボタンを選択して操作する煩わしさも無いものとすることができる。
図10に示すように該切替プレート116にスプリングピン118を軸着し、該スプリングピン118に挿通可能な円弧を構成した背面視において略逆L字状に屈曲したロックスプリング119を挿通し、該切替プレート116と該切替プレート116に固着したスプリング支持120の間に該ロックスプリング119を嵌合している。
なお、該ロックスプリング119の両端は円弧状119a,119aに丸めており、前記非連動溝116aもしくは前記連動溝116bと前記上切替ピン44もしくは前記下切替ピン38が係合する途中に位置するよう配設している。
このように構成することにより、図10(b)に示すように該上切替ピン44と該非連動溝116bの係合しようとする際には、該切替ハンドル115を回動操作することで該ロックスプリング119の円弧状119aの一端を該上切替ピン44が押圧しながら係合するので、利用者などが操作感(クリック感)を感じることができる。
また、図10(c)に示すように該上切替ピン44と該非連動溝116bが係合した際には、該ロックスプリング119が張力により元の状態に戻るので該ロックスプリング119の円弧状119aの一端がストッパーの役目となり容易に外れ難くすることが可能となる。
2 昇降機構
3 ボトムフレーム
4 背受
5 腰受
6 脚受
7 ボトムボード
8 マット
9 サイドレール
10 伸縮固定手段
11 切替部
S ストレッチャー
Claims (2)
- ストレッチャーにおける背受と腰受と脚受の連動及び非連動機構であって、ボトムフレーム上方に配設した該背受と該腰受と該脚受と切替部を、それぞれ回動可能に軸着し、該背受のみ起こす場合には、該切替部に備えた切替プレートの非連動溝に該ボトムフレームの下切替ピンに係合させ、該背受と該腰受と該脚受を連動させて起こす場合には、該切替プレートの連動溝に該背受の上切替ピンに係合させるように、切替ハンドルを回動操作することによって該背受と該腰受と該脚受の連動及び非連動を切り替えることができる構成にしたことを特徴とするストレッチャーの該背受と該腰受と該脚受の連動及び非連動機構。
- 該切替部の該切替プレートに軸着したスプリングピンに、両端を円弧状に丸めたロックスプリングを挿通し、該切替部に軸着した該切替ハンドルを回動操作して、該切替プレートの該非連動溝もしくは該連動溝を、該下切替ピンもしくは該上切替ピンに係合させる時に、該ロックスプリングの一端を押圧しながら係合することにより操作感を出し、且つ、係合した後は容易に外れ難くしたことを特徴とした請求項1に記載のストレッチャーの該背受と該腰受と該脚受の連動及び非連動機構。
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