JP2004016587A - ベッド - Google Patents

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Kunio Hara
原 國雄
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Abstract

【課題】上半身を起きあがらせない状態と上半身を起きあがらせた状態とでベッド使用者の手の届く範囲ができるだけ異ならないように、ベッドを動作させる。
【解決手段】床支持体1は、ベッド使用者の上半身側が位置される寝具Mの一部を支持する上半身側支持部10を、他部に対し、回動起立可能に組み付けて構成されている。床支持体1には、回転駆動される主軸13と、主軸13の正転に伴って起立するようにこの主軸13に組み付けられた上半身側支持部10の支持アーム14とが備えられている。支持アーム14の起立に伴って上半身側支持部10が起立されるようにしてあり、しかも、上半身側支持部10の起立方向への移動量に応じて床支持体1をベッドのヘッド側Hdにスライド移動させると共に、この上半身側支持部10の伏倒方向への移動量に応じて床支持体1をベッドのフット側Ftにスライド移動させる連係移動手段3を備えている。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ベッド使用者の上半身側を必要に応じて起きあがらせるように、マットレスなどの寝具を支持する床支持体の一部を起伏可能に構成させてなるベッドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
ベッド使用者の上半身側を必要に応じて起きあがらせるように、マットレスなどの寝具を支持する床支持体の一部を起伏可能に構成させてなるベッドがある。かかる床支持体の一部の起伏動は、典型的には、ベッド使用者の操作により駆動される電動モータなどによってなされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、単純にベッド使用者の上半身側を起きあがらせてしまうこととすると、起きあがり量が大きくなればなるほどベッド使用者の上半身はベッドのフット側に移動してしまうこととなる。このため、このように上半身を起きあがらせない状態においてベッド使用者の手の届く範囲と上半身を起きあがらせた状態においてベッド使用者の手の届く範囲とが異なってしまう事態を少なからず生じさせることとなる。例えば、上半身を起きあがらせない状態においてベッド使用者の手が届いていたサイドテーブル上の物品などに、上半身を起きあがらせた状態においてはベッド使用者の手が届かなくなってしまう、といった事態が生じる。
【0004】
そこでこの発明は、この種のベッドにおいて、上半身を起きあがらせない状態においてベッド使用者の手の届く範囲と上半身を起きあがらせた状態においてベッド使用者の手の届く範囲とができるだけ異ならないように、ベッドを動作させることを主たる目的の一つとする。また、こうした動作を、シンプルで、外観上目立たない構造をもって実現することを主たる目的の他の一つとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明にあっては、ベッドが以下の(1)〜(4)の構成を備えたものとした。
(1)ベッドの長さ方向に沿ってスライド移動可能にベース体上に支持される床支持体を有し、
(2)この床支持体は、少なくとも、ベッド使用者の上半身側が位置されるマットレスなどの寝具の一部を下方より支持する上半身側支持部を、他部に対し、回動起立可能に組み付けて構成されており、
(3)この床支持体には、
モータ等の駆動手段によって回転駆動される主軸と、
この主軸の正転に伴って起立するようにこの主軸に組み付けられた上半身側支持部の支持アームとが備えられており、
この支持アームの起立に伴って上半身側支持部が起立されるようにしてあり、
(4)しかも、この上半身側支持部の起立方向への移動量に応じて床支持体をベッドのヘッド側にスライド移動させると共に、この上半身側支持部の伏倒方向への移動量に応じて床支持体をベッドのフット側にスライド移動させる連係移動手段を備えている。
【0006】
かかる構成によれば、
(1)駆動手段を主軸を正転させるように駆動させることによって、支持アームを起立させることができ、この支持アームの起立によって上半身側支持部を所望の角度分起立させることができる。これにより、ベッド使用者の上半身を所望の位置に起きあがらせることができる。
(2)また、前記連係移動手段によって、上半身側支持部の起立方向への移動量に応じて床支持体をベッドのヘッド側にスライド移動させることができることから、前記のように上半身を起きあがらせたベッド使用者の上半身をベッドのヘッド側にとどまらさせることができる。これにより、上半身を起きあがらせない状態においてベッド使用者の手の届く範囲と上半身を起きあがらせた状態においてベッド使用者の手の届く範囲とができるだけ異ならないようにすることができる。
(3)また、駆動手段を主軸を逆転させるように駆動させることによって、起立された支持アームを伏倒させることができ、この支持アームの伏倒によって上半身側支持部を所望の角度分伏倒させることができる。これにより、ベッド使用者の上半身を所望の位置に降ろすことができる。
(4)また、前記連係移動手段によって、上半身側支持部の伏倒方向への移動量に応じて床支持体をベッドのフット側にスライド移動させることができることから、この場合にあっても、ベッド使用者の上半身をベッドのヘッド側の一定位置にとどまらさせることができる。
【0007】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載のベッドがさらに、ベッド使用者の頭部が、常時仮想の鉛直線上に位置されるように、上半身側支持部の移動量に応じて床支持体がスライド移動されるようにしてあることを特徴としている。
【0008】
かかる構成によれば、上半身を起きあがらせない状態においてベッド使用者の手の届く範囲と上半身を起きあがらせた状態においてベッド使用者の手の届く範囲とを、ほぼ一致させることができる。
【0009】
また、請求項3記載の発明にあっては、請求項1又は請求項2記載のベッドにおける主軸が、ベッドの幅方向に回転軸線を沿わせる向きに配されていると共に、
連係移動手段が、
主軸との間にベッドの長さ方向において間隔を置いて配されると共に、ベース体側に一端側を回動可能に組み付け、(以下、この組み付け箇所を支点部と称する。)かつ、この一端と他端との間において床支持体に回動可能に組み付けられた(以下、この組み付け箇所を作用点部と称する。)第一リンクバーと、
ベッドの長さ方向に沿って配されると共に、リンクアームのアーム端側に一端側を回動可能に組み付け、かつ、第一リンクバーの他端側に他端側を回動可能に組み付けさせた(以下、この組み付け箇所を力点部と称する。)第二リンクバーとを備えて構成してあることを特徴としている。
【0010】
かかる構成によれば、主軸の正転によって上半身側支持部が起立方向に移動されると共に、この主軸の正転によって移動されるリンクアームにより第一リンクバーの他端側をベッドのヘッド側に引っ張ることができる。このように引っ張られる第一リンクバーは、その支点部においてベース体に回動可能に組み付けていると共に、この一端と他端との間にある作用点部において床支持体に回動可能に組み付けられていることから、このリンクアームの移動により床支持体はベッドのヘッド側にスライド移動される。
【0011】
また、主軸の逆転によって起立された上半身側支持部が伏倒方向に移動されると共に、この主軸の逆転によって移動されるリンクアームにより第一リンクバーの他端側をベッドのフット側に押し込むことができる。このように押し込まれる第一リンクバーは、その支点部においてベース体に回動可能に組み付けていると共に、この一端と他端との間にある作用点部において床支持体に回動可能に組み付けられていることから、このリンクアームの移動により床支持体はベッドのフット側にスライド移動される。
【0012】
これにより、上半身側支持部の起立方向への移動量に応じて床支持体をベッドのヘッド側にスライド移動させることができると共に、この上半身側支持部の伏倒方向への移動量に応じて床支持体をベッドのフット側にスライド移動させることができる。
【0013】
かかる連係移動手段は、前記リンクアーム、第一リンクバーおよび第二リンクバーの三点から構成できることから、シンプルかつ最小の部品点数をもって、ベッドを前記のように無理なく動作させることができる。
【0014】
また、これらの連係移動手段を、寝具により上方から覆われるベッド内部、つまり、床支持体およびベース体の内方に納めさせることができ、ベッドの外観性を損なうことなく、ベッドを前記のように動作させることができる。また、連係移動手段がベッドの使用上の邪魔となることもない。
【0015】
また、前記力点部と作用点部との間のストロークを変更することにより、リンクアームの移動量、つまり、主軸の回転量に対する床支持体のスライド移動量を容易に変更することができる。具体的には、作用点部が支点部に近付くほど、床支持体のスライド移動量を小さくすることができ、作用点部が力点部に近付くほど、床支持体のスライド移動量を大きくすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図10に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0017】
なお、ここで図1ないし図3は、実施の形態にかかるベッドを側方から見た状態として示しており、図1、図2、図3の順で床支持体1を構成する上半身側支持部10が起立され、図3、図2、図1の順でかかる上半身側支持部10が伏倒される。
【0018】
図4は、かかる上半身側支持部10の起立方向への移動により上半身側を起きあがらされるベッド使用者の頭部を仮想の鉛直線にほぼ沿って移動させるために必要となる床支持体1のスライド移動の量を導くための条件を理解しやすいように示した概念図である。
【0019】
また、図5は、かかるベッドを構成する床支持体1における上半身側支持部10以外の他部(以下、床支持体1の主体部11と称する。)と、ベース体2の主要部を斜視の状態として示しており、上半身側支持部10と連係移動手段3を省略して表している。
【0020】
また、図6は、かかるベッドを構成する床支持体1における主体部11と、ベース体2の主要部と、連係移動手段3とを斜視の状態として示しており、上半身側支持部10を省略して表している。
【0021】
また、図7は、上半身側支持部10が水平位置にある状態における床支持体1とベース体2とを上方から視た状態で示しており、また、図8は、上半身側支持部10が起立位置にある状態における床支持体1とベース体2とを上方から視た状態で示している。
【0022】
また、図9は、連係移動手段3を構成する第一リンクバー31と第二リンクバー32との接合部分を構成する各部品を分離した状態として、また、図10は、かかる第一リンクバー31とベース体2との接合部分を構成する各部品を分離した状態として、それぞれ示している。また、図11は、図1ないし図10に示される例における第一リンクバー31とベース体2側との接合部分を変更させた例を示しており、図12は、図1ないし図10に示される例におけるリンクアーム30と第二リンクバー32との接合部分を変更させた例を示している。
【0023】
この実施の形態にかかるベッドは、少なくとも、ベッド使用者の上半身側を必要に応じて起きあがらせるように、マットレスなどの寝具Mを支持する床支持体1の一部を起伏可能に構成させてなるものである。
【0024】
かかるベッドは、(1)マットレスなどの寝具Mを下方から支持する、つまり、かかる寝具Mが載せおかれる床支持体1と、(2)この床支持体1を移動可能に支持するベース体2とを有している。
【0025】
床支持体1は、ベース体2上に、ベッドの長さ方向に沿ってスライド移動可能となるように支持されている。
【0026】
また、この床支持体1は、少なくとも、ベッド使用者の上半身側が位置されるマットレスなどの寝具Mの一部を下方より支持する上半身側支持部10を、主体部11(他部)に対し、回動起立可能に組み付けて構成されている。
【0027】
また、この床支持体1には、モータ等の駆動手段12によって回転駆動される主軸13と、この主軸13の正転に伴って起立するようにこの主軸13に組み付けられた上半身側支持部10の支持アーム14とが備えられている。そして、この支持アーム14の起立に伴って上半身側支持部10が起立されるようにしてある。
【0028】
そして、かかるベッドは、この上半身側支持部10の起立方向への移動量に応じて床支持体1をベッドのヘッド側Hdにスライド移動させると共に、この上半身側支持部10の伏倒方向への移動量に応じて床支持体1をベッドのフット側Ftにスライド移動させる連係移動手段3を備えている。
【0029】
これにより、この実施の形態にかかるベッドにあっては、
(1)駆動手段12を主軸13を正転させるように駆動させることによって、支持アーム14を起立させることができ、この支持アーム14の起立によって上半身側支持部10を所望の角度分起立させることができる。これにより、ベッド使用者の上半身を所望の位置に起きあがらせることができる。
(2)また、前記連係移動手段3によって、上半身側支持部10の起立方向への移動量に応じて床支持体1をベッドのヘッド側Hdにスライド移動させることができることから、前記のように上半身を起きあがらせたベッド使用者の上半身をベッドのヘッド側Hdにとどまらさせることができる。これにより、上半身を起きあがらせない状態においてベッド使用者の手の届く範囲と上半身を起きあがらせた状態においてベッド使用者の手の届く範囲とができるだけ異ならないようにすることができる。
(3)また、駆動手段12を主軸13を逆転させるように駆動させることによって、起立された支持アーム14を伏倒させることができ、この支持アーム14の伏倒によって上半身側支持部10を所望の角度分伏倒させることができる。これにより、ベッド使用者の上半身を所望の位置に降ろすことができる。
(4)また、前記連係移動手段3によって、上半身側支持部10の伏倒方向への移動量に応じて床支持体1をベッドのフット側Ftにスライド移動させることができることから、この場合にあっても、ベッド使用者の上半身をベッドのヘッド側Hdの一定位置にとどまらさせることができる。
【0030】
特に、この実施の形態にあっては、前記連係移動手段3によって、ベッド使用者の頭部が、常時仮想の鉛直線上に位置されるように、上半身側支持部10の移動量に応じて床支持体1がスライド移動されるようにしてある。
【0031】
すなわち、この実施の形態にあっては、水平位置にある前記上半身側支持部10の起伏動作の中心となる回動中心10aとこの上半身側支持部10の自由端10bとの間の長さxから、ある起立位置にあるこの上半身側支持部10と水平線とがなす角θのx・cosθとなる長さを減じた長さy分、この上半身側支持部10の起立移動に伴って床支持体1がベッドのヘッド側Hdにスライド移動されるようにしてある。(図1〜図4参照)
【0032】
これにより、この実施の形態にあっては、上半身を起きあがらせない状態においてベッド使用者の手の届く範囲と上半身を起きあがらせた状態においてベッド使用者の手の届く範囲とを、ほぼ一致させることができるようになっている。
【0033】
また、この実施の形態にあっては、主軸13が、ベッドの幅方向に回転軸線を沿わせる向きに配されている。
【0034】
また、連係移動手段3が、
(1)主軸13の正転に伴ってベッドのヘッド側Hdにアーム端側を移動させるようにこの主軸13に組み付けられたリンクアーム30と、
(2)主軸13との間にベッドの長さ方向において間隔を置いて配されると共に、ベース体2に一端側を回動可能に組み付け、(以下、この組み付け箇所を支点部33と称する。)かつ、この一端と他端との間において床支持体1に回動可能に組み付けられた(以下、この組み付け箇所を作用点部34と称する。)第一リンクバー31と、
(3)ベッドの長さ方向に沿って配されると共に、リンクアーム30のアーム端30a側に一端側を回動可能に組み付け、かつ、第一リンクバー31の他端側に他端側を回動可能に組み付けさせた(以下、この組み付け箇所を力点部35と称する。)第二リンクバー32とを備えて構成してある。
【0035】
これにより、この実施の形態にあっては、主軸13の正転によって上半身側支持部10が起立方向に移動されると共に、この主軸13の正転によって移動されるリンクアーム30により第一リンクバー31の他端側をベッドのヘッド側Hdに引っ張ることができる。このように引っ張られる第一リンクバー31は、その支点部33においてベース体2に回動可能に組み付けていると共に、この一端と他端との間にある作用点部34において床支持体1に回動可能に組み付けられていることから、このリンクアーム30の移動により床支持体1はベッドのヘッド側Hdにスライド移動される。
【0036】
また、主軸13の逆転によって起立された上半身側支持部10が伏倒方向に移動されると共に、この主軸13の逆転によって移動されるリンクアーム30により第一リンクバー31の他端側をベッドのフット側Ftに押し込むことができる。このように押し込まれる第一リンクバー31は、その支点部33においてベース体2に回動可能に組み付けていると共に、この一端と他端との間にある作用点部34において床支持体1に回動可能に組み付けられていることから、このリンクアーム30の移動により床支持体1はベッドのフット側Ftにスライド移動される。
【0037】
これにより、上半身側支持部10の起立方向への移動量に応じて床支持体1をベッドのヘッド側Hdにスライド移動させることができると共に、この上半身側支持部10の伏倒方向への移動量に応じて床支持体1をベッドのフット側Ftにスライド移動させることができる。
【0038】
連係移動手段3は、前記リンクアーム30、第一リンクバー31および第二リンクバー32の三点から構成できることから、シンプルかつ最小の部品点数をもって、ベッドを前記のように動作させることができる。
【0039】
また、これらの連係移動手段3を、寝具Mにより上方から覆われるベッド内部、つまり、床支持体1およびベース体2の内方に納めさせることができ、ベッドの外観性を損なうことなく、ベッドを前記のように動作させることができる。また、連係移動手段3がベッドの使用上の邪魔となることもない。
【0040】
また、前記力点部35と作用点部34との間のストロークを変更することにより、リンクアーム30の移動量、つまり、主軸13の回転量に対する床支持体1のスライド移動量を容易に変更することができる。具体的には、作用点部34が支点部33に近付くほど、床支持体1のスライド移動量を小さくすることができ、作用点部34が力点部35に近付くほど、床支持体1のスライド移動量を大きくすることができる。
【0041】
(ベース体2)
図示の例では、ベース体2は、ベッドの長さ方向に沿った一対のフレーム構成体20、20と、ベッドの幅方向に沿った一対のフレーム構成体21、21とを有し、これらのフレーム構成体20、21を組み合わせてなる枠状体として構成されている。すなわち、ベース体2は、平面視の状態において、方形の枠状をなすように構成されている。
【0042】
図示の例では、かかるベース体2におけるベッドの幅方向に沿った一対のフレーム構成体21、21にそれぞれ、キャスター付きの脚22が取り付けられており、この脚22によってベッドが床面上に支持されるようになっている。
【0043】
必要に応じて、このように構成されるベース体2のベッドの幅方向に沿った一対のフレーム構成体21、21の一方にヘッドボードが、また、かかる一対のフレーム構成体21、21の他方にフットボードが取り付けられる。
【0044】
(床支持体1)
図示の例では、床支持体1は、上半身側支持部10と、この上半身側支持部10が回動起立可能に組み付けられた主体部11とから構成されている。
【0045】
床支持体1の主体部11は、ベッドの長さ方向に沿った一対のフレーム構成体11a、11aと、ベッドの幅方向に沿った一対のフレーム構成体11b、11とを有し、これらのフレーム構成体11a、11bを組み合わせてなる枠状体として構成されている。すなわち、主体部11は、平面視の状態において、方形の枠状をなすように構成されている。
【0046】
この主体部11の四隅には、それぞれ、ベース体2におけるベッドの長さ方向に沿ったフレーム構成体20の上面に摺接するローラ11cと、このベース体2におけるベッドの長さ方向に沿ったフレーム構成体20の内面に摺接するローラ11dとからなる案内ローラ組が設けられており、この案内ローラ組によって、床支持体1はベッドの長さ方向に沿ってスライド移動可能にベース体2に支持されるようになっている。
【0047】
上半身側支持部10は、図示の例では、ベッドの長さ方向に沿った一対のフレーム構成体10c、10cを、ベッドのヘッド側Hdにおいて、ベッドの幅方向に沿ったフレーム構成体10dによって連接させ合わせることにより、構成されている。
【0048】
上半身側支持部10におけるベッドの長さ方向に沿った一対のフレーム構成体10c、10cの外面間の間隔は、前記主体部11を構成するベッドの長さ方向に沿った一対のフレーム構成体11a、11aの内面間の間隔よりもやや小さくなるように構成されている。そして、図示の例にあっては、この上半身側支持部10を構成するベッドの長さ方向に沿った一対のフレーム構成体10c、10cにおけるベッドのフット側Ftに向けられた端部を、それぞれ、前記主体部11を構成するベッドの長さ方向に沿ったフレーム構成体11aに設けられた水平軸11eを介して回動可能に組み付けることにより、この主体部11に上半身側支持部10が起立可能に組み付けられている。図示の例では、この上半身側支持部10が水平位置に伏倒した状態において、主体部11におけるベッドのヘッド側Hdに向けられた端部から上半身側支持部10の一部がベッドのヘッド側Hdに向けて突き出されるようになっている。(図1、図7)
【0049】
このように構成される上半身側支持部10および主体部11にはそれぞれ、金属製のネット状体などが張り込まれるものとされ、(図示は省略する。)このネット状体などによって寝具Mを支持するようになっている。
【0050】
また、図示の例では、前記のように構成される主体部11に、前記主軸13が組み付けられている。
【0051】
かかる主軸13は、主体部11を構成するベッドの幅方向に沿った一対のフレーム構成体11b、11bのうちのベッドのヘッド側Hdに位置されるフレーム構成体11bと、前記上半身側支持部10の水平軸11eの形成位置との間において、この主体部11を構成するベッドの長さ方向に沿った一対のフレーム構成体11a、11a間に亘って回転可能に架設されている。
【0052】
かかる主軸13の両端部には、それぞれ、一端をこの主軸13に止め付けられた支持アーム14が設けられている。この支持アーム14の他端には、上半身側支持部10を構成するベッドの長さ方向に沿ったフレーム構成体10cの下面に摺接されるローラ14aが設けられており、主軸13の正転(図6におけるF1方向の回転)によって起立されるこの支持アーム14は、このローラ14aを上半身側支持部10を構成するベッドの長さ方向に沿ったフレーム構成体10cの下面に摺接させながら、この上半身側支持部10を起立させるようになっている。
【0053】
駆動手段12は、図示の例では、図中符号12aで示される電動アクチュエータによって構成されている。
【0054】
(連係移動手段3)
図示の例では、連係移動手段3を構成するリンクアーム30は、一端を主軸13に止め着けさせており、この主軸13の正転によって、アーム端30a(主軸13へ止め着けられた一端と反対の他端)がベッドのヘッド側Hdに移動するようになっている。このリンクアーム30は、床支持体1の主体部11を構成するベッドの長さ方向に沿った一方のフレーム構成体11a側に近接した位置に配されるようになっている。
【0055】
図示の例では、このリンクアーム30は、主軸13からの支持アーム14の突き出し位置と反対の位置から突き出すように設けられている。具体的には、上半身側支持部10が水平位置に伏倒した状態において、支持アーム14は主軸13からベッドのヘッド側Hdに突き出し、リンクアーム30はベッドのフット側Ftに突き出すように配されている。
【0056】
そして、リンクアーム30は、主軸13の正転によって、アーム端30aを下方に移動させるように移動されるようになっている。
【0057】
また、連係移動手段3を構成する第一リンクバー31は、主軸13と、ベース体2を構成するベッドのフット側Ftにあるベッドの幅方向に沿ったフレーム構成体21との間に位置されるように配されている。
【0058】
この第一リンクバー31の支点部33は、ベース体2を構成するベッドの長さ方向に沿ったフレーム構成体20の一方であって、前記リンクアーム30が配される側と反対の側にあるこのフレーム構成体20に設けられたブラケット33aに形成された軸穴33bと、第一リンクバー31の一端部に設けられたこの第一リンクバー31の長さ方向に長い長穴33cとに、上下方向に軸部を沿わせたボルトなどの軸状連結体33dを入れ込ませ、このブラケット33aと第一リンクバー31との組み付けをなすことにより、構成されている。第一リンクバー31は、前記リンクアーム30による第二リンクバー32のベッドの長さ方向に沿った移動によって前記作用点部34を中心にこの支点部33側を弧状に運動させることとなるが、前記長穴33cによってこの弧状の運動は妨げられることはない。なお、図示の例とは逆に、前記ブラケット33aに形成された軸穴をベッドの幅方向に長い長穴状に構成しておいても良い。
【0059】
なお、図11に示されるように、ベース体2のベッドの長さ方向に沿ったフレーム構成体20に備え付けさせたブラケット33aに一端を回動可能に組み付けさせると共に、他端を第一リンクバー31の一端に回動可能に組み付けさせたレバーアーム36によって、第一リンクバー31の前記弧状の運動を妨げないようにしておくこともできる。このようにした場合、前記長穴33cと軸状連結体33dとによってこの弧状の運動を許容する場合に比べ、摩擦抵抗が生じ難く、第一リンクバー31を通じた床支持体1のスライド移動を一層スムースなものとすることができる。
【0060】
また、第一リンクバー31の作用点部34は、床支持体1を構成する主体部11におけるベッドの長さ方向に沿った一対のフレーム構成体11a、11a間に架設された架設体11fに形成された軸穴と、この第一リンクバー31の支点部33と力点部35との間に設けられた軸穴とに、上下方向に軸部を沿わせたボルトなどの軸状連結体を入れ込ませ、このブラケット33aと第一リンクバー31との組み付けをなすことにより、構成されている。
【0061】
また、第一リンクバー31の力点部35は、第二リンクバー32におけるベッドのフット側Ftに向けられた端部と第一リンクバー31における前記支点部33と反対の端部との接し合う部分に形成されている。
【0062】
第二リンクバー32は、ベッドの長さ方向に沿って長い棒状をなすように構成されている。そして、この第二リンクバー32のベッドのヘッド側Hdに向けられた端部をリンクアーム30のアーム端30aに軸線をベッドの幅方向に沿わせた軸体によって回動可能に組み付けさせていると共に、ベッドのフット側Ftに向けられた端部を第一リンクバー31における前記支点部33と反対の端部に対しユニバーサルジョイント35aを介して組み付けさせている。このユニバーサルジョイント35aによって、前記力点部35が形成されている。すなわち、このユニバーサルジョイント35aによって、リンクアーム30が主軸13の正転によってベッドのヘッド側Hdにアーム端30aを移動させることにより生じる第二リンクバー32の傾動を許容するようにしてある。
【0063】
なお、図12に示されるように、リンクアーム30のアーム端30aに対し第二リンクバー32を、分離可能な状態で回動可能に接合させておくと共に、リンクアーム30と分離された第二リンクバー32の一端を固定するブラケット37をベース体2におけるベッドの長さ方向に沿ったフレーム構成体20に備え付けさせておくようにしておけば、主軸13の回転駆動によって床支持体1がスライド移動しないようにする動作も必要に応じて選択できる。図12においては、リンクアーム30のアーム端30aに形成された軸穴と第二リンクバー32の一端に形成させた軸穴とに水平向きで差し通される固定ピン38の頭部側と反対の端部をスナップピン39で止めるようにして、このリンクアーム30のアーム端30aに対し第二リンクバー32を、分離可能な状態で接合させている。そして、スナップピン39を外して取り外された固定ピン38を第二リンクバー32とブラケット37に設けた穴32a、37aに通して再びこの固定ピン38にスナップピン39を取り付けることにより、このブラケット37に第二リンクバー32の一端を固定することができるようにしてある。
【0064】
【発明の効果】
この発明にかかるベッドによれば、上半身側支持部の起立方向への移動量に応じて床支持体をベッドのヘッド側にスライド移動させることができることから、上半身を起きあがらせたベッド使用者の上半身をベッドのヘッド側にとどまらさせることができ、上半身を起きあがらせない状態においてベッド使用者の手の届く範囲と上半身を起きあがらせた状態においてベッド使用者の手の届く範囲とができるだけ異ならないようにするようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベッドの側面構成図
【図2】ベッドの側面構成図
【図3】ベッドの側面構成図
【図4】ベッド使用者の頭部を仮想の鉛直線にほぼ沿わせるようにこのベッド使用者の上半身を起きあがらせるために必要となる条件を示した概念図
【図5】ベッドの要部斜視構成図
【図6】ベッドの要部斜視構成図
【図7】ベッドの要部平面構成図
【図8】ベッドの要部平面構成図
【図9】ベッドの要部分解斜視図
【図10】ベッドの要部分解斜視図
【図11】ベッドの要部の変更例を示す分解斜視図
【図12】ベッドの要部の変更例を示す分解斜視図
【符号の説明】
M 寝具
1 床支持体
10 上半身側支持部
12 駆動手段
13 主軸
14 支持アーム
2 ベース体
3 連係移動手段

Claims (3)

  1. ベッドの長さ方向に沿ってスライド移動可能にベース体上に支持される床支持体を有し、
    この床支持体は、少なくとも、ベッド使用者の上半身側が位置されるマットレスなどの寝具の一部を下方より支持する上半身側支持部を、他部に対し、回動起立可能に組み付けて構成されており、
    この床支持体には、
    モータ等の駆動手段によって回転駆動される主軸と、
    この主軸の正転に伴って起立するようにこの主軸に組み付けられた上半身側支持部の支持アームとが備えられており、
    この支持アームの起立に伴って上半身側支持部が起立されるようにしてあり、
    しかも、この上半身側支持部の起立方向への移動量に応じて床支持体をベッドのヘッド側にスライド移動させると共に、この上半身側支持部の伏倒方向への移動量に応じて床支持体をベッドのフット側にスライド移動させる連係移動手段を備えていることを特徴とするベッド。
  2. ベッド使用者の頭部が、常時仮想の鉛直線上に位置されるように、上半身側支持部の移動量に応じて床支持体がスライド移動されるようにしてあることを特徴とする請求項1記載のベッド。
  3. 主軸が、ベッドの幅方向に回転軸線を沿わせる向きに配されていると共に、
    連係移動手段が、
    主軸の正転に伴ってベッドのヘッド側にアーム端側を移動させるようにこの主軸に組み付けられたリンクアームと、
    主軸との間にベッドの長さ方向において間隔を置いて配されると共に、ベース体側に一端側を回動可能に組み付け、かつ、この一端と他端との間において床支持体に回動可能に組み付けられた第一リンクバーと、
    ベッドの長さ方向に沿って配されると共に、リンクアームのアーム端側に一端側を回動可能に組み付け、かつ、第一リンクバーの他端側に他端側を回動可能に組み付けさせた第二リンクバーとを備えて構成してあることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のベッド。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2528285A (en) * 2014-07-16 2016-01-20 Accora Ltd Profiling bed
WO2016108266A1 (ja) * 2014-12-28 2016-07-07 パラマウントベッド株式会社 寝台用センサ及びそれを組み込んだ寝台
JP2016123848A (ja) * 2014-12-28 2016-07-11 パラマウントベッド株式会社 寝台用センサ及びそれを組み込んだ寝台

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