JPS6319742B2 - - Google Patents
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- JPS6319742B2 JPS6319742B2 JP54157226A JP15722679A JPS6319742B2 JP S6319742 B2 JPS6319742 B2 JP S6319742B2 JP 54157226 A JP54157226 A JP 54157226A JP 15722679 A JP15722679 A JP 15722679A JP S6319742 B2 JPS6319742 B2 JP S6319742B2
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- Japan
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- continuously variable
- variable transmission
- flange
- type continuously
- cylinder
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- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 72
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 51
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 3
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/04—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms a single final output mechanism being moved by a single final actuating mechanism
- F16H63/06—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms a single final output mechanism being moved by a single final actuating mechanism the final output mechanism having an indefinite number of positions
- F16H63/065—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms a single final output mechanism being moved by a single final actuating mechanism the final output mechanism having an indefinite number of positions hydraulic actuating means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H9/00—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members
- F16H9/02—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion
- F16H9/04—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using belts, V-belts, or ropes
- F16H9/12—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using belts, V-belts, or ropes engaging a pulley built-up out of relatively axially-adjustable parts in which the belt engages the opposite flanges of the pulley directly without interposed belt-supporting members
- F16H9/16—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using belts, V-belts, or ropes engaging a pulley built-up out of relatively axially-adjustable parts in which the belt engages the opposite flanges of the pulley directly without interposed belt-supporting members using two pulleys, both built-up out of adjustable conical parts
- F16H9/18—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using belts, V-belts, or ropes engaging a pulley built-up out of relatively axially-adjustable parts in which the belt engages the opposite flanges of the pulley directly without interposed belt-supporting members using two pulleys, both built-up out of adjustable conical parts only one flange of each pulley being adjustable
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はVベルトを用いる無段変速機に関す
る。
る。
[従来の技術]
従来より平行的に配された入力軸と出力軸の
各々に、軸方向に移動可能な可動フランジと、該
可動フランジと対応してVベルトを受け入れるV
字状空間を面成する固定フランジとを有するプー
リを取り付け、これらプーリをVベルトで連結し
たベルト式無段変速機において、軸に同心的に設
けたシリンダとピストンで構成された環状油室付
油圧サーボを設けて上記可動フランジを上記環状
油室に圧油を供給または排出することにより軸方
向に駆動し、プーリと接動するVベルトの回転半
径を増減せしめるものがある。
各々に、軸方向に移動可能な可動フランジと、該
可動フランジと対応してVベルトを受け入れるV
字状空間を面成する固定フランジとを有するプー
リを取り付け、これらプーリをVベルトで連結し
たベルト式無段変速機において、軸に同心的に設
けたシリンダとピストンで構成された環状油室付
油圧サーボを設けて上記可動フランジを上記環状
油室に圧油を供給または排出することにより軸方
向に駆動し、プーリと接動するVベルトの回転半
径を増減せしめるものがある。
[発明が解決しようとする問題点]
上記のような油圧サーボを用いて可動フランジ
を駆動する型式のベルト式無段変速機において、
伝達トルク容量を増大させると共にベルトのスリ
ツプを防止するためには、プーリがVベルトを挟
圧する力を増大する必要があり、このためには上
記油圧サーボの環状油室に供給する油圧を高くす
るか、あるいは可動フランジと連結した可動シリ
ンダ又は受圧板の受圧面積を増大する必要があ
る。しかし前者は油圧ポンプの駆動力の増大によ
る効率の低下をまねき、後者は油圧サーボの外径
寸法の増大により変速機が大型化するのが通常で
あつた。
を駆動する型式のベルト式無段変速機において、
伝達トルク容量を増大させると共にベルトのスリ
ツプを防止するためには、プーリがVベルトを挟
圧する力を増大する必要があり、このためには上
記油圧サーボの環状油室に供給する油圧を高くす
るか、あるいは可動フランジと連結した可動シリ
ンダ又は受圧板の受圧面積を増大する必要があ
る。しかし前者は油圧ポンプの駆動力の増大によ
る効率の低下をまねき、後者は油圧サーボの外径
寸法の増大により変速機が大型化するのが通常で
あつた。
本発明は可動フランジを押圧する油圧の受圧面
を軸方向にコンパクトな構成で軸方向に複数段に
することにより、低いポンプの吐出圧又は小外径
のシリンダで大きなトルクの伝達が可能になり、
自動車の変速機等に好適なコンパクトなベルト式
無段変速機の提供の目的とする。
を軸方向にコンパクトな構成で軸方向に複数段に
することにより、低いポンプの吐出圧又は小外径
のシリンダで大きなトルクの伝達が可能になり、
自動車の変速機等に好適なコンパクトなベルト式
無段変速機の提供の目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明のベルト式無段変速機は、入力軸と、該
入力軸に対して平行的に配設される出力軸と、前
記入力軸に連結された固定フランジ及び該固定フ
ランジに対して軸方向に移動可能に配設された可
動フランジを備える駆動プーリと、前記出力軸に
連結された固定フランジ及び該固定フランジに対
して軸方向に移動可能に配設された可動フランジ
を備える被動プーリと、前記駆動プーリと被動プ
ーリを連結するベルトとからなるベルト式無段変
速機において、前記駆動プーリ及び被動プーリの
少なくともいずれか一方は前記可動フランジに連
結されたシリンダと、前記固定フランジに連結さ
れた第1の固定壁と、前記固定フランジに連結さ
れた第2の固定壁と、前記可動フランジに連結さ
れた受圧板とを備え、前記第1の固定壁は前記シ
リンダに軸方向に摺動可能に配設されて前記シリ
ンダ及び可動フランジと共に第1の油室を形成
し、前記第2の固定壁は前記シリンダと径方向に
重合可能なシリンダ部を有し、前記受圧板を該第
2の固定壁のシリンダ部に軸方向に摺動可能に配
設せしめて第2の油室を形成したことを特徴とす
る。
入力軸に対して平行的に配設される出力軸と、前
記入力軸に連結された固定フランジ及び該固定フ
ランジに対して軸方向に移動可能に配設された可
動フランジを備える駆動プーリと、前記出力軸に
連結された固定フランジ及び該固定フランジに対
して軸方向に移動可能に配設された可動フランジ
を備える被動プーリと、前記駆動プーリと被動プ
ーリを連結するベルトとからなるベルト式無段変
速機において、前記駆動プーリ及び被動プーリの
少なくともいずれか一方は前記可動フランジに連
結されたシリンダと、前記固定フランジに連結さ
れた第1の固定壁と、前記固定フランジに連結さ
れた第2の固定壁と、前記可動フランジに連結さ
れた受圧板とを備え、前記第1の固定壁は前記シ
リンダに軸方向に摺動可能に配設されて前記シリ
ンダ及び可動フランジと共に第1の油室を形成
し、前記第2の固定壁は前記シリンダと径方向に
重合可能なシリンダ部を有し、前記受圧板を該第
2の固定壁のシリンダ部に軸方向に摺動可能に配
設せしめて第2の油室を形成したことを特徴とす
る。
[作用及び発明の効果]
本発明のベルト式無段変速機は、可動フラン
ジ、シリンダ及び第1の固定壁によつて構成され
る第1の油室と、第2の固定壁と受圧板によつて
構成される第2の油室とに供給される油圧が可動
フランジおよび受圧板との2つの受圧面に作用し
て可動フランジを軸方向に移動させるので、低い
ポンプの吐出圧で大きなトルクの伝達が可能にな
ると共にシリンダを小外径とすることができるの
でベルト式無段変速機の径方向寸法を小さくする
ことができ、またシリンダと第2の固定壁のシリ
ンダ部は径方向に重合可能とされているので、シ
リンダの端部が第2の固定壁より突出することが
無いので、第2の固定壁の側方の空間を極めて小
さくすることが可能になり、自動車の変速機等に
好適なコンパクトなベルト式無段変速機を構成す
ることができる。
ジ、シリンダ及び第1の固定壁によつて構成され
る第1の油室と、第2の固定壁と受圧板によつて
構成される第2の油室とに供給される油圧が可動
フランジおよび受圧板との2つの受圧面に作用し
て可動フランジを軸方向に移動させるので、低い
ポンプの吐出圧で大きなトルクの伝達が可能にな
ると共にシリンダを小外径とすることができるの
でベルト式無段変速機の径方向寸法を小さくする
ことができ、またシリンダと第2の固定壁のシリ
ンダ部は径方向に重合可能とされているので、シ
リンダの端部が第2の固定壁より突出することが
無いので、第2の固定壁の側方の空間を極めて小
さくすることが可能になり、自動車の変速機等に
好適なコンパクトなベルト式無段変速機を構成す
ることができる。
[実施例]
本発明を図に示す実施例に基き説明する。
1は駆動用の入力軸、2は入力軸1に平行して
配置された出力軸、3,4はそれぞれ入力軸1と
出力軸2に摺動自在に嵌合された可動フランジで
あり、本実施例では該可動フランジ3及び4を側
壁としてそれぞれの軸に同心状に設けられたシリ
ンダ5及び6とを一体に形成している。7及び8
はそれぞれ入力軸1と出力軸2とに一体形成され
た固定フランジであり、可動フランジ3及び4と
固定フランジ7及び8とはそれぞれ対応してVベ
ルト9を受け入れるV字状空間10及び11を面
成したプーリAおよびBを構成している。12及
び13はそれぞれシリンダ5及び6内に挿設され
た第1の固定壁であり、シリンダ5及び6の側壁
である可動フランジ3及び4との間にそれぞれ第
1の環状油室14及び15を形成するものであ
り、軸と接触するリム部12A及び13Aを一体
的に有する。16及び17はそれぞれシリンダ5
及び6内に挿設された第2の固定壁であり、それ
ぞれ第1の固定壁12と第2の固定壁16との間
及び第1の固定壁13と第2の固定壁17との間
に、リム部12A及び13Aを介して軸に対して
摺動自在であると共にシリンダ5及び6の内周壁
に形成された段部18及び19と係合するよう受
圧板20及び21が挿設され、第2の固定壁16
及び17と受圧板20及び21との間に第2の油
室22及び23を形成している。24及び25は
それぞれ入力軸1と出力軸2とに刻設した溝26
及び27に嵌め込んだクリツプであり第2の固定
壁16及び17を入力軸1及び出力軸2に係止す
ると共にリム部12A及び13Aを介して第1の
固定壁12及び13を入力軸1及び出力軸2に係
止する。28及び29はそれぞれ入力軸1及び出
力軸2と可動フランジ3および4との摺動面の双
方に設けた軸方向の溝に挿入した鋼球であり可動
フランジと軸との相対的回転を阻止する作用をな
す。30及び31はそれぞれ入力軸1及び出力軸
2内に軸方向に形成された油路であり、油路30
は半径方向穴32を介して第1の油室14と連結
すると共に半径方向穴33を介して第2の油室2
2と連絡し、油路31は半径方向穴34を介して
第1の油室15と連絡すると共に半径方向穴35
を介して第2の油室23と連絡している。36及
び37はシリンダ5及び6に形成された通気孔で
ある。
配置された出力軸、3,4はそれぞれ入力軸1と
出力軸2に摺動自在に嵌合された可動フランジで
あり、本実施例では該可動フランジ3及び4を側
壁としてそれぞれの軸に同心状に設けられたシリ
ンダ5及び6とを一体に形成している。7及び8
はそれぞれ入力軸1と出力軸2とに一体形成され
た固定フランジであり、可動フランジ3及び4と
固定フランジ7及び8とはそれぞれ対応してVベ
ルト9を受け入れるV字状空間10及び11を面
成したプーリAおよびBを構成している。12及
び13はそれぞれシリンダ5及び6内に挿設され
た第1の固定壁であり、シリンダ5及び6の側壁
である可動フランジ3及び4との間にそれぞれ第
1の環状油室14及び15を形成するものであ
り、軸と接触するリム部12A及び13Aを一体
的に有する。16及び17はそれぞれシリンダ5
及び6内に挿設された第2の固定壁であり、それ
ぞれ第1の固定壁12と第2の固定壁16との間
及び第1の固定壁13と第2の固定壁17との間
に、リム部12A及び13Aを介して軸に対して
摺動自在であると共にシリンダ5及び6の内周壁
に形成された段部18及び19と係合するよう受
圧板20及び21が挿設され、第2の固定壁16
及び17と受圧板20及び21との間に第2の油
室22及び23を形成している。24及び25は
それぞれ入力軸1と出力軸2とに刻設した溝26
及び27に嵌め込んだクリツプであり第2の固定
壁16及び17を入力軸1及び出力軸2に係止す
ると共にリム部12A及び13Aを介して第1の
固定壁12及び13を入力軸1及び出力軸2に係
止する。28及び29はそれぞれ入力軸1及び出
力軸2と可動フランジ3および4との摺動面の双
方に設けた軸方向の溝に挿入した鋼球であり可動
フランジと軸との相対的回転を阻止する作用をな
す。30及び31はそれぞれ入力軸1及び出力軸
2内に軸方向に形成された油路であり、油路30
は半径方向穴32を介して第1の油室14と連結
すると共に半径方向穴33を介して第2の油室2
2と連絡し、油路31は半径方向穴34を介して
第1の油室15と連絡すると共に半径方向穴35
を介して第2の油室23と連絡している。36及
び37はシリンダ5及び6に形成された通気孔で
ある。
V字状空間10と11の巾は第1の油室14及
び15と第2の油室22及び23とを有するそれ
ぞれの油圧サーボにより、可動フランジ3及び4
が駆動されることにより増減され、これに伴ない
プーリA及びBと接動するVベルトの回転半径が
増減して無段変速がなされる。入出力軸間で伝達
されるトルクの容量は、Vベルト9とプーリA及
びBの接触面圧及び接触面積とで決定され、接触
面圧は可動フランジ3及び4を押圧する第1及び
第2の油室の油圧及び受圧面積の積に対応する。
よつて上記第1図に示したベルト式無段変速機の
如く2つの油室で可動フランジを押圧する可動フ
ランジ付プーリA及びBは、小さい外径のシリン
ダ又は低い供給油圧で大きい伝達トルク容量が得
られる。
び15と第2の油室22及び23とを有するそれ
ぞれの油圧サーボにより、可動フランジ3及び4
が駆動されることにより増減され、これに伴ない
プーリA及びBと接動するVベルトの回転半径が
増減して無段変速がなされる。入出力軸間で伝達
されるトルクの容量は、Vベルト9とプーリA及
びBの接触面圧及び接触面積とで決定され、接触
面圧は可動フランジ3及び4を押圧する第1及び
第2の油室の油圧及び受圧面積の積に対応する。
よつて上記第1図に示したベルト式無段変速機の
如く2つの油室で可動フランジを押圧する可動フ
ランジ付プーリA及びBは、小さい外径のシリン
ダ又は低い供給油圧で大きい伝達トルク容量が得
られる。
第2図はベルト式無段変速機の他の例を示す。
第1図と同一符号は同一機能物を示し、3Aは可
動フランジ3と一体に入力軸1と固定フランジ7
との間に摺動自在に挿入されたスリーブ、7Aは
固定フランジ7と一体に形成されたシリンダ、1
01は入力軸1に突設されたつば状部であり、シ
リンダ7Aの端と連結され、該シリンダ7Aを介
して固定フランジ7と入力軸1とを係合するもの
である。受圧板20はスリーブ3Aにクリツプ2
4′を介して係合されると共にシリンダ7Aに摺
動自在に嵌入され、第1の油室14は可動フラン
ジ3と第1の固定壁12との間に形成され、第2
の油室22は固定フランジ7と受圧板20との間
に形成される。33′は半径方向穴33と第2の
油室22とを連絡する通油穴である。
第1図と同一符号は同一機能物を示し、3Aは可
動フランジ3と一体に入力軸1と固定フランジ7
との間に摺動自在に挿入されたスリーブ、7Aは
固定フランジ7と一体に形成されたシリンダ、1
01は入力軸1に突設されたつば状部であり、シ
リンダ7Aの端と連結され、該シリンダ7Aを介
して固定フランジ7と入力軸1とを係合するもの
である。受圧板20はスリーブ3Aにクリツプ2
4′を介して係合されると共にシリンダ7Aに摺
動自在に嵌入され、第1の油室14は可動フラン
ジ3と第1の固定壁12との間に形成され、第2
の油室22は固定フランジ7と受圧板20との間
に形成される。33′は半径方向穴33と第2の
油室22とを連絡する通油穴である。
このベルト式無段変速機においても可動フラン
ジ3は軸方向に直列して設けられた第1の油室1
4と第2の油室22とを有する油圧サーボで駆動
され、可動フランジ3と受圧板20との2つの受
圧面を有する。
ジ3は軸方向に直列して設けられた第1の油室1
4と第2の油室22とを有する油圧サーボで駆動
され、可動フランジ3と受圧板20との2つの受
圧面を有する。
第3図は前輪駆動自動車の変速機に本発明のベ
ルト式無段変速機を用いた場合の具体的な実施例
を示し、入力軸1は軸受103,104を介して
変速機ケース40に回転自在に支持されると共に
クラツチまたはフルードカツプリングあるいはト
ルクコンバータを介してエンジンの出力軸に連結
された入力伝動軸100にスプライン102を介
して嵌合されている。
ルト式無段変速機を用いた場合の具体的な実施例
を示し、入力軸1は軸受103,104を介して
変速機ケース40に回転自在に支持されると共に
クラツチまたはフルードカツプリングあるいはト
ルクコンバータを介してエンジンの出力軸に連結
された入力伝動軸100にスプライン102を介
して嵌合されている。
入力軸1に設けられたプーリAは入力軸1と一
体的に形成された固定フランジ7と入力軸1上に
固定フランジ7に対して軸方向に移動可能に配設
された可動フランジ3からなり、可動フランジ3
には該可動フランジ3を側壁として入力軸1に同
心的に設けられたシリンダ5が一体的に形成され
ている。シリンダ5内には入力軸1に連結された
第1の固定壁12がその外周部分がシリンダ5の
内周面と軸方向に摺動可能に挿設され、可動フラ
ンジ3及びシリンダ5との間に第1の環状油室1
4を形成している。さらにプーリAには入力軸1
に連結した第2の固定壁16と、受圧板20とが
設けられ、第2の固定壁16にはシリンダ5の径
方向外側に重合するように軸方向に延びたシリン
ダ部16Aが一体的に形成され、受圧板20はそ
の外周部分が第2の固定壁16のシリンダ部16
Aの内周面と軸方向に摺動可能に挿設されて第2
の環状油室22を形成している。受圧板20はシ
リンダ5の端5Aに当接されて受圧板20が可動
フランジ3を押圧する方向に連結せしめられてい
る。
体的に形成された固定フランジ7と入力軸1上に
固定フランジ7に対して軸方向に移動可能に配設
された可動フランジ3からなり、可動フランジ3
には該可動フランジ3を側壁として入力軸1に同
心的に設けられたシリンダ5が一体的に形成され
ている。シリンダ5内には入力軸1に連結された
第1の固定壁12がその外周部分がシリンダ5の
内周面と軸方向に摺動可能に挿設され、可動フラ
ンジ3及びシリンダ5との間に第1の環状油室1
4を形成している。さらにプーリAには入力軸1
に連結した第2の固定壁16と、受圧板20とが
設けられ、第2の固定壁16にはシリンダ5の径
方向外側に重合するように軸方向に延びたシリン
ダ部16Aが一体的に形成され、受圧板20はそ
の外周部分が第2の固定壁16のシリンダ部16
Aの内周面と軸方向に摺動可能に挿設されて第2
の環状油室22を形成している。受圧板20はシ
リンダ5の端5Aに当接されて受圧板20が可動
フランジ3を押圧する方向に連結せしめられてい
る。
本実施例においては可動フランジ3には該可動
フランジ3の傾倒を防止すると共に可動フランジ
3が最も固定フランジ7と離れた位置(図示右
方)に移動したときに軸1の端部に当接するよう
に可動フランジ3より軸方向に延びるスリーブ部
3Aが一体的に設けられているので、第1の固定
壁12には軸方向に伸びる筒状部12Aが設けら
れ、受圧板20の内周部分は該筒状部12Aの外
周に摺動可能に装着されている。
フランジ3の傾倒を防止すると共に可動フランジ
3が最も固定フランジ7と離れた位置(図示右
方)に移動したときに軸1の端部に当接するよう
に可動フランジ3より軸方向に延びるスリーブ部
3Aが一体的に設けられているので、第1の固定
壁12には軸方向に伸びる筒状部12Aが設けら
れ、受圧板20の内周部分は該筒状部12Aの外
周に摺動可能に装着されている。
入力軸1に形成された軸方向油路30から半径
方向油路32を介して供給される作動油は、可動
フランジ3のスリーブ部3Aに形成された油路3
4を通つて第1の油室14に供給され、第1の油
室14から第1の固定壁12に形成された油路3
5を通つて第2の油室22に供給される。36′
はシリンダ5に形成された通気溝である。
方向油路32を介して供給される作動油は、可動
フランジ3のスリーブ部3Aに形成された油路3
4を通つて第1の油室14に供給され、第1の油
室14から第1の固定壁12に形成された油路3
5を通つて第2の油室22に供給される。36′
はシリンダ5に形成された通気溝である。
出力軸2には固定フランジ201と一つの油室
202により駆動される可動フランジ203を有
する従来のプーリCが同心軸上に相対回転が可能
なように搭載され、減速ギヤ入力用の中間軸35
0に固定された前進用クラツチ302の入力用ハ
ブ307と後進用プラネタリギヤ300の入力と
なるサンギヤ304に連結されている。後進用プ
ラネタリギヤ300のリングギヤ303は後進用
ブレーキ301のハブ308に連結され、リング
ギヤ303とサンギヤ304に歯合したダブルピ
ニオン305を回転自在に支持したキヤリヤ30
6は後進用プラネタリギヤの出力として前進クラ
ツチシリンダ309を介して中間軸305に連結
している。
202により駆動される可動フランジ203を有
する従来のプーリCが同心軸上に相対回転が可能
なように搭載され、減速ギヤ入力用の中間軸35
0に固定された前進用クラツチ302の入力用ハ
ブ307と後進用プラネタリギヤ300の入力と
なるサンギヤ304に連結されている。後進用プ
ラネタリギヤ300のリングギヤ303は後進用
ブレーキ301のハブ308に連結され、リング
ギヤ303とサンギヤ304に歯合したダブルピ
ニオン305を回転自在に支持したキヤリヤ30
6は後進用プラネタリギヤの出力として前進クラ
ツチシリンダ309を介して中間軸305に連結
している。
中間軸305は減速ギヤ400の入力であるリ
ングギヤ401と連結し、減速プラネタリキヤリ
ヤ402はアウトプツトシヤフト500とスプラ
インで嵌合しており、サンギヤ403は変速機ケ
ース40に固定している。アウトプツトシヤフト
500はデイフアレンシヤルギヤを介して車軸に
連結されている。この変速機においては、前進時
にはクラツチ302が係合されると共にブレーキ
301を解放することによつて、後進用プラネタ
リを介さずに減速ギヤに入力されているベルト式
無段変速機において変速比2.0〜0.5の変速がなさ
れ、減速ギヤ機構400で変速比1.5前後の減速
がなされる。後進時にはクラツチ302が解放さ
れると共にブレーキ301が係合され、後進用プ
ラネタリギヤ300のリングギヤ303が固定さ
れ、入力となるサンギヤ304に対し出力となる
キヤリヤ306はダブルプラネタリ機構の為逆転
し減速ギヤ400に入力される。
ングギヤ401と連結し、減速プラネタリキヤリ
ヤ402はアウトプツトシヤフト500とスプラ
インで嵌合しており、サンギヤ403は変速機ケ
ース40に固定している。アウトプツトシヤフト
500はデイフアレンシヤルギヤを介して車軸に
連結されている。この変速機においては、前進時
にはクラツチ302が係合されると共にブレーキ
301を解放することによつて、後進用プラネタ
リを介さずに減速ギヤに入力されているベルト式
無段変速機において変速比2.0〜0.5の変速がなさ
れ、減速ギヤ機構400で変速比1.5前後の減速
がなされる。後進時にはクラツチ302が解放さ
れると共にブレーキ301が係合され、後進用プ
ラネタリギヤ300のリングギヤ303が固定さ
れ、入力となるサンギヤ304に対し出力となる
キヤリヤ306はダブルプラネタリ機構の為逆転
し減速ギヤ400に入力される。
本実施例において可動フランジ3は、可動フラ
ンジ3及び可動フランジ3に連結されたシリンダ
5と入力軸1を介して固定フランジ7に連結され
た第1の固定壁12の間に形成された第1の環状
油室14と、入力軸1を介して固定フランジ7に
連結された第2の固定壁16とシリンダ5に連結
された受圧板20の間に形成された第2の環状油
室22とに供給される油圧が可動フランジ3と受
圧板20の2つの受圧面に作用することによつて
軸方向に駆動されるので、プーリAは小さな外径
寸法の油圧サーボで且つ低い作動油圧であつても
大きな挟圧力を発生することができ、大きなトル
クを伝達することができる。
ンジ3及び可動フランジ3に連結されたシリンダ
5と入力軸1を介して固定フランジ7に連結され
た第1の固定壁12の間に形成された第1の環状
油室14と、入力軸1を介して固定フランジ7に
連結された第2の固定壁16とシリンダ5に連結
された受圧板20の間に形成された第2の環状油
室22とに供給される油圧が可動フランジ3と受
圧板20の2つの受圧面に作用することによつて
軸方向に駆動されるので、プーリAは小さな外径
寸法の油圧サーボで且つ低い作動油圧であつても
大きな挟圧力を発生することができ、大きなトル
クを伝達することができる。
また上記第1図に示したベルト式無段変速機に
おいては、可動フランジ3が固定フランジ7から
離れる方向(図示右方)に移動するのに伴なつて
シリンダ5の端部が第2の固定壁16より可動フ
ランジ3の移動量分だけ図示右方に突出してしま
うので、第2の固定壁16の図示右方には十分な
空間を設けておく必要があるが、本実施例では第
2の固定壁16のシリンダ部16Aがシリンダ5
の径方向外側に重合可能とされているので、可動
フランジ3が固定フランジ7から離れる方向(図
示右方)に移動するのに伴なつて第2の固定壁1
6とシリンダ5が径方向に重なり合うことから、
上記第1図に示したベルト式無段変速機のように
シリンダ5の端部が第2の固定壁より突出するこ
とがない。これにより本実施例では第2の固定壁
16と変速機ケース40との間の空間を極めて小
さくすることが可能になり、ベルト式無段変速機
を軸方向にコンパクトに構成することが可能であ
る。
おいては、可動フランジ3が固定フランジ7から
離れる方向(図示右方)に移動するのに伴なつて
シリンダ5の端部が第2の固定壁16より可動フ
ランジ3の移動量分だけ図示右方に突出してしま
うので、第2の固定壁16の図示右方には十分な
空間を設けておく必要があるが、本実施例では第
2の固定壁16のシリンダ部16Aがシリンダ5
の径方向外側に重合可能とされているので、可動
フランジ3が固定フランジ7から離れる方向(図
示右方)に移動するのに伴なつて第2の固定壁1
6とシリンダ5が径方向に重なり合うことから、
上記第1図に示したベルト式無段変速機のように
シリンダ5の端部が第2の固定壁より突出するこ
とがない。これにより本実施例では第2の固定壁
16と変速機ケース40との間の空間を極めて小
さくすることが可能になり、ベルト式無段変速機
を軸方向にコンパクトに構成することが可能であ
る。
第4図は本発明の他の実施例を示す。本実施例
において入力軸1に設けられたプーリAは上記の
第3図に示した実施例と同様に入力軸1と一体的
に形成された固定フランジ7と入力軸1上に固定
フランジ7に対して軸方向に移動可能に配設され
た可動フランジ3からなり、可動フランジ3には
該可動フランジ3を側壁として入力軸1に同心的
に設けられたシリンダ5が一体的に形成されてい
る。シリンダ5内には第1の固定壁12がその外
周部分がシリンダ5の内周面と軸方向に摺動可能
に挿設され、シリンダ5の側壁である可動フラン
ジ3との間に第1の環状油室14を形成してい
る。さらにプーリAにはシリンダ5の径方向内側
に重合されるように軸方向に延びたシリンダ部1
6Bを有すると共に入力軸1に連結される第2の
固定壁16が設けられ、該第2の固定壁16内に
受圧板20がその外周部分が第2の固定壁16の
シリンダ部16Bの内周面と軸方向に摺動可能に
挿設されて第2の環状油室22を形成しており、
また上記実施例と同様に可動フランジ3には一体
に軸1と摺動自在のスリーブ3Aを設けている。
において入力軸1に設けられたプーリAは上記の
第3図に示した実施例と同様に入力軸1と一体的
に形成された固定フランジ7と入力軸1上に固定
フランジ7に対して軸方向に移動可能に配設され
た可動フランジ3からなり、可動フランジ3には
該可動フランジ3を側壁として入力軸1に同心的
に設けられたシリンダ5が一体的に形成されてい
る。シリンダ5内には第1の固定壁12がその外
周部分がシリンダ5の内周面と軸方向に摺動可能
に挿設され、シリンダ5の側壁である可動フラン
ジ3との間に第1の環状油室14を形成してい
る。さらにプーリAにはシリンダ5の径方向内側
に重合されるように軸方向に延びたシリンダ部1
6Bを有すると共に入力軸1に連結される第2の
固定壁16が設けられ、該第2の固定壁16内に
受圧板20がその外周部分が第2の固定壁16の
シリンダ部16Bの内周面と軸方向に摺動可能に
挿設されて第2の環状油室22を形成しており、
また上記実施例と同様に可動フランジ3には一体
に軸1と摺動自在のスリーブ3Aを設けている。
本実施例において第1の固定壁12はその外縁
部が第2の固定壁16のシリンダ部16Bの端に
当接することにより第2の固定壁16を介して軸
1と軸方向に連結されると共に内周部分がスリー
ブ3Aの外周面と摺動自在とされ、受圧板20は
内周部分がスリーブ3Aに設けた段部3Bに当接
することによつて可動フランジ3に軸方向に連結
されている。
部が第2の固定壁16のシリンダ部16Bの端に
当接することにより第2の固定壁16を介して軸
1と軸方向に連結されると共に内周部分がスリー
ブ3Aの外周面と摺動自在とされ、受圧板20は
内周部分がスリーブ3Aに設けた段部3Bに当接
することによつて可動フランジ3に軸方向に連結
されている。
入力軸1に形成された軸方向油路30から半径
方向油路32,33を介して供給される作動油
は、可動フランジ3のスリーブ部3Aに形成され
た油路34,35′を通つてそれぞれ第1の油室
14及び第2の油室22に供給される。36′は
第2の固定壁16に形成された通気溝である。
方向油路32,33を介して供給される作動油
は、可動フランジ3のスリーブ部3Aに形成され
た油路34,35′を通つてそれぞれ第1の油室
14及び第2の油室22に供給される。36′は
第2の固定壁16に形成された通気溝である。
本実施例において可動フランジ3は、可動フラ
ンジ3及び可動フランジ3に連結されたシリンダ
5と入力軸1を介して固定フランジ7に連結され
た第1の固定壁12の間に形成された第1の環状
油室14と、入力軸1を介して固定フランジ7に
連結された第2の固定壁16とシリンダ5に連結
された受圧板20の間に形成された第2の環状油
室22とに供給される油圧が可動フランジ3と受
圧板20との2つの受圧面に作用することによつ
て軸方向に駆動されるので、プーリAは小さな外
径寸法の油圧サーボで且つ低い作動油圧であつて
も大きな挟圧力を発生することができ、大きなト
ルクを伝達することができる。
ンジ3及び可動フランジ3に連結されたシリンダ
5と入力軸1を介して固定フランジ7に連結され
た第1の固定壁12の間に形成された第1の環状
油室14と、入力軸1を介して固定フランジ7に
連結された第2の固定壁16とシリンダ5に連結
された受圧板20の間に形成された第2の環状油
室22とに供給される油圧が可動フランジ3と受
圧板20との2つの受圧面に作用することによつ
て軸方向に駆動されるので、プーリAは小さな外
径寸法の油圧サーボで且つ低い作動油圧であつて
も大きな挟圧力を発生することができ、大きなト
ルクを伝達することができる。
また第2の固定壁16のシリンダ部16Bがシ
リンダ5の径方向内側に重合可能とされているの
で、可動フランジ3が固定フランジ7から離れる
方向(図示右方)に移動するのに伴なつて第2の
固定壁16とシリンダ5が径方向に重なり合うこ
とから、上記第3図に示した実施例と同様に、第
2の固定壁16と変速機ケース40との間の空間
を極めて小さくすることが可能になり、ベルト式
無段変速機を軸方向にコンパクトに構成すること
が可能である。
リンダ5の径方向内側に重合可能とされているの
で、可動フランジ3が固定フランジ7から離れる
方向(図示右方)に移動するのに伴なつて第2の
固定壁16とシリンダ5が径方向に重なり合うこ
とから、上記第3図に示した実施例と同様に、第
2の固定壁16と変速機ケース40との間の空間
を極めて小さくすることが可能になり、ベルト式
無段変速機を軸方向にコンパクトに構成すること
が可能である。
以上の実施例においては可動フランジ3がシリ
ンダ5と一体で且つシリンダの側壁を構成する場
合について述べたが、可動フランジ3とシリンダ
5とは別体であつても良く、また可動フランジ3
を駆動する油圧サーボは軸に固定されたシリンダ
内に挿設された受圧板を有し、該受圧板が可動フ
ランジと一体または連結した別体で形成された受
圧面を備えるようにしても良い。さらに油圧サー
ボは2以上の油室を備え、これに伴ない受圧面も
2以上であつてもよい。
ンダ5と一体で且つシリンダの側壁を構成する場
合について述べたが、可動フランジ3とシリンダ
5とは別体であつても良く、また可動フランジ3
を駆動する油圧サーボは軸に固定されたシリンダ
内に挿設された受圧板を有し、該受圧板が可動フ
ランジと一体または連結した別体で形成された受
圧面を備えるようにしても良い。さらに油圧サー
ボは2以上の油室を備え、これに伴ない受圧面も
2以上であつてもよい。
以上の如く本発明のベルト式無段変速機は、可
動フランジを駆動する油圧サーボが軸方向に直列
した複数の油室を有し、複数の受圧面で可動フラ
ンジを押圧するので、シリンダの外径寸法が小さ
く且つ低い作動油圧であつても大きな伝達トルク
容量が得られるとともに、軸方向にも極めてコン
パクトであるので自動車用変速機等の使用目的に
適切である。
動フランジを駆動する油圧サーボが軸方向に直列
した複数の油室を有し、複数の受圧面で可動フラ
ンジを押圧するので、シリンダの外径寸法が小さ
く且つ低い作動油圧であつても大きな伝達トルク
容量が得られるとともに、軸方向にも極めてコン
パクトであるので自動車用変速機等の使用目的に
適切である。
第1図はベルト式無段変速機の一例を示す断面
図、第2図は他の例を示す要部の断面図、第3図
は本発明のベルト式無段変速機の一実施例を示す
断面図、第4図は他の実施例を示す要部の断面図
である。 図中、1……入力軸、2……出力軸、A,B…
…プーリ、3,4……可動フランジ、5,6,7
A……シリンダ、7,8……固定フランジ、9…
…Vベルト、10,11……V字状空間、12,
13……第1の固定壁、14,15……第1の油
室、16,17……第2の固定壁、18,19…
…受圧板、22,23……第2の油室。
図、第2図は他の例を示す要部の断面図、第3図
は本発明のベルト式無段変速機の一実施例を示す
断面図、第4図は他の実施例を示す要部の断面図
である。 図中、1……入力軸、2……出力軸、A,B…
…プーリ、3,4……可動フランジ、5,6,7
A……シリンダ、7,8……固定フランジ、9…
…Vベルト、10,11……V字状空間、12,
13……第1の固定壁、14,15……第1の油
室、16,17……第2の固定壁、18,19…
…受圧板、22,23……第2の油室。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 入力軸と、該入力軸に対して平行的に配設さ
れる出力軸と、前記入力軸に連結された固定フラ
ンジ及び該固定フランジに対して軸方向に移動可
能に配設された可動フランジを備える駆動プーリ
と、前記出力軸に連結された固定フランジ及び該
固定フランジに対して軸方向に移動可能に配設さ
れた可動フランジを備える被動プーリと、前記駆
動プーリと被動プーリを連結するベルトとからな
るベルト式無段変速機において、前記駆動プーリ
及び被動プーリの少なくともいずれか一方は前記
可動フランジに連結されたシリンダと、前記固定
フランジに連結された第1の固定壁と、前記固定
フランジに連結された第2の固定壁と、前記可動
フランジに連結された受圧板とを備え、前記第1
の固定壁は前記シリンダに軸方向に摺動可能に配
設されて前記シリンダ及び可動フランジと共に第
1の油室を形成し、前記第2の固定壁は前記シリ
ンダと径方向に重合可能なシリンダ部を有し、前
記受圧板を該第2の固定壁のシリンダ部に軸方向
に摺動可能に配設せしめて第2の油室を形成した
ことを特徴とするベルト式無段変速機。 2 前記シリンダは前記可動フランジに一体的に
形成されていることを特徴とする特許請求の範囲
第1項に記載のベルト式無段変速機。 3 前記固定フランジは前記軸に一体的に形成さ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
に記載のベルト式無段変速機。 4 前記第2の固定壁のシリンダ部は前記シリン
ダの径方向外側に重合せしめられることを特徴と
する特許請求の範囲第1項に記載のベルト式無段
変速機。 5 前記受圧板は前記シリンダの端に当接するこ
とによつて前記可動フランジに連結していること
を特徴とする特許請求の範囲第4項に記載のベル
ト式無段変速機。 6 前記可動フランジは軸方向に延びるスリーブ
部を有し、前記第1の固定壁は軸方向に延びる筒
状部を有し、前記受圧板の内周部分は前記第1の
固定壁の筒状部の外周に摺動可能に装着されるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第5項に記載のベ
ルト式無段変速機。 7 前記軸は作動油が供給される第1の油路を有
し、前記可動フランジのスリーブ部には前記第1
の油路と前記第1の油室を連絡する第2の油路が
設けられ、前記第1の固定壁には前記第1の油室
と前記第2の油室を連絡する第3の油路が設けら
れていることを特徴とする特許請求の範囲第6頁
に記載のベルト式無段変速機。 8 前記第2の固定壁のシリンダ部は前記シリン
ダの径方向内側に重合せしめられることを特徴と
する特許請求の範囲第1項に記載のベルト式無段
変速機。 9 前記第1の固定壁は前記第2の固定壁を介し
て前記固定フランジに連結していることを特徴と
する特許請求の範囲第8項に記載のベルト式無段
変速機。 10 前記第1の固定壁は前記第2の固定壁のシ
リンダ部の端に当接することによつて前記第2の
固定壁に連結していることを特徴とする特許請求
の範囲第9項に記載のベルト式無段変速機。 11 前記可動フランジは軸方向に伸びるスリー
ブ部を有し、前記受圧板は該スリーブ部に連結さ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第8項
に記載のベルト式無段変速機。 12 前記可動フランジのスリーブ部には段差が
形成され、前記受圧板はその内周部分が該スリー
ブ部の段差に当接されることによつて前記可動フ
ランジに連結されていることを特徴とする特許請
求の範囲第11項に記載のベルト式無段変速機。 13 前記第1の固定壁の内周部分は前記可動フ
ランジのスリーブ部の外周に摺動可能に装着され
ることを特徴とする特許請求の範囲第11項に記
載のベルト式無段変速機。 14 前記軸は作動油が供給される第1の油路を
有し、前記可動フランジのスリーブ部には前記第
1の油路と前記第1の油室を連絡する第2の油路
と、前記第1の油路と前記第2の油室を連絡する
第2の油路とが設けられていることを特徴とする
特許請求の範囲第13項に記載のベルト式無段変
速機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15722679A JPS5680550A (en) | 1979-12-03 | 1979-12-03 | Belt driven type stepless speed changer |
GB8038558A GB2064686B (en) | 1979-12-03 | 1980-12-02 | Belt type stepless variable-ratio gear |
US06/212,553 US4464145A (en) | 1979-12-03 | 1980-12-03 | Belt type stepless shifter |
DE19803045620 DE3045620A1 (de) | 1979-12-03 | 1980-12-03 | Stufenloses getriebe mit keilriemen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15722679A JPS5680550A (en) | 1979-12-03 | 1979-12-03 | Belt driven type stepless speed changer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5680550A JPS5680550A (en) | 1981-07-01 |
JPS6319742B2 true JPS6319742B2 (ja) | 1988-04-25 |
Family
ID=15644973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15722679A Granted JPS5680550A (en) | 1979-12-03 | 1979-12-03 | Belt driven type stepless speed changer |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4464145A (ja) |
JP (1) | JPS5680550A (ja) |
DE (1) | DE3045620A1 (ja) |
GB (1) | GB2064686B (ja) |
Families Citing this family (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4411590A (en) * | 1980-12-08 | 1983-10-25 | Reliance Electric Company | Control system for variable speed belt drives |
JPS5867149U (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-07 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 車両用vベルト式無段変速機 |
JPS5877961A (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-11 | Aisin Warner Ltd | Vベルト式無段変速機 |
JPS5899548A (ja) * | 1981-12-10 | 1983-06-13 | Honda Motor Co Ltd | ベルト式無段変速機 |
US4534748A (en) * | 1981-12-30 | 1985-08-13 | The Gates Rubber Company | Variable speed belt driven transmission system and method |
US4526061A (en) * | 1983-03-18 | 1985-07-02 | Aisin-Warner Kabushiki Kaisha | Stepless automatic transmission for motor vehicles |
US4526062A (en) * | 1983-03-18 | 1985-07-02 | Aisin-Warner Kabushiki Kaisha | Stepless automatic transmission for motor vehicles |
JPS60125451A (ja) * | 1983-12-09 | 1985-07-04 | Fuji Heavy Ind Ltd | 無段変速機の変速比制御装置 |
DE3577593D1 (de) * | 1984-05-28 | 1990-06-13 | Toyota Motor Co Ltd | Stufenlos veraenderbares riemengetriebesystem. |
US4552545A (en) * | 1984-06-18 | 1985-11-12 | General Motors Corporation | Centrifugal pressure compensator for a variable drive pulley |
JPH0784902B2 (ja) * | 1985-05-02 | 1995-09-13 | 本田技研工業株式会社 | 可動プーリ |
DE3524081A1 (de) * | 1985-07-05 | 1987-01-08 | Johannes Herchenroeder | Drehmomentwandler mit einem stufenlos regelbaren zugmittelgetriebe |
JP2751165B2 (ja) * | 1987-10-23 | 1998-05-18 | 日産自動車株式会社 | 無段変速機 |
JP2661346B2 (ja) * | 1989-09-18 | 1997-10-08 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用無段変速機の油圧制御装置 |
JPH02236044A (ja) * | 1990-02-23 | 1990-09-18 | Aisin Aw Co Ltd | 車両用無段変速機におけるプーリ軸の軸支構造 |
DE4131931C2 (de) * | 1990-09-26 | 1998-10-01 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Verstellbares Umschlingungsgetriebe |
US5180339A (en) * | 1991-06-26 | 1993-01-19 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Double acting secondary sheave servo for a continuously variable transmission |
US5244437A (en) * | 1991-06-26 | 1993-09-14 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Double acting secondary sheave servo for cvt |
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