JP2820848B2 - ギヤ式変速機のクラッチ装置 - Google Patents
ギヤ式変速機のクラッチ装置Info
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- JP2820848B2 JP2820848B2 JP4357574A JP35757492A JP2820848B2 JP 2820848 B2 JP2820848 B2 JP 2820848B2 JP 4357574 A JP4357574 A JP 4357574A JP 35757492 A JP35757492 A JP 35757492A JP 2820848 B2 JP2820848 B2 JP 2820848B2
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- JP
- Japan
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- transmission
- axial direction
- transmission gear
- gear
- piston
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/30—Constructional features of the final output mechanisms
- F16H63/3023—Constructional features of the final output mechanisms the final output mechanisms comprising elements moved by fluid pressure
- F16H63/3026—Constructional features of the final output mechanisms the final output mechanisms comprising elements moved by fluid pressure comprising friction clutches or brakes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力軸の回転を変速し
て出力軸に伝達するギヤ式変速機のクラッチ装置に関す
るものである。
て出力軸に伝達するギヤ式変速機のクラッチ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として先に本出願人が出願し
た特願平3−330133号明細書に記載されたものが
あった。図2において、1は常時噛合ギヤ式変速機であ
り、以下の如くなっている。即ち、入力軸2(一方の変
速機軸)と出力軸3(他方の変速機軸)とに左部から右
部に向かって高速段位、中速段位、低速段位の各変速ギ
ヤ4,5,6を常時噛合せて支持する。上記入力軸2に
支持した各変速ギヤ4a,5a、6aは該入力軸2に回
転自在に支持し、出力軸3に支持した各変速ギヤ4b,
5b、6bは該出力軸3に固定支持する。
た特願平3−330133号明細書に記載されたものが
あった。図2において、1は常時噛合ギヤ式変速機であ
り、以下の如くなっている。即ち、入力軸2(一方の変
速機軸)と出力軸3(他方の変速機軸)とに左部から右
部に向かって高速段位、中速段位、低速段位の各変速ギ
ヤ4,5,6を常時噛合せて支持する。上記入力軸2に
支持した各変速ギヤ4a,5a、6aは該入力軸2に回
転自在に支持し、出力軸3に支持した各変速ギヤ4b,
5b、6bは該出力軸3に固定支持する。
【0003】上記各変速ギヤ4a,5a、6a内に、共
に略同構造のクラッチ部を設ける。これを中速段位の変
速ギヤ5aに設けたクラッチ部7を代表して図3により
説明する。即ち、変速ギヤ5aの軸心部に断面矩形かつ
環状の収容部8を形成し、該収容部8に流体圧によって
膨張可能の中空作動体9を収容する。この中空作動体9
は、その軸心側の脚部9bを入力軸2に固定し、主体部
9aの左右両側に摩擦板10を固着し、この摩擦板10
を収容部8の左右内面に対面させる。
に略同構造のクラッチ部を設ける。これを中速段位の変
速ギヤ5aに設けたクラッチ部7を代表して図3により
説明する。即ち、変速ギヤ5aの軸心部に断面矩形かつ
環状の収容部8を形成し、該収容部8に流体圧によって
膨張可能の中空作動体9を収容する。この中空作動体9
は、その軸心側の脚部9bを入力軸2に固定し、主体部
9aの左右両側に摩擦板10を固着し、この摩擦板10
を収容部8の左右内面に対面させる。
【0004】上記中空作動体9の室内を連通路11によ
り入力軸2の軸心部に形成したシリンダ室12に連通さ
せ、該シリンダ室12にピストン13を摺動可能に嵌合
させる。このピストン13はそのロッド14を入力軸2
から右方に突出させ、該ピストン13およびロッド14
内に流体供給路15を形成する。この流体供給路15は
その左端の吐出口15aを該ピストン13の外周に形成
した環状の溝の底部に開口させる。また上記流体供給路
15の右端は、図2に示すように、ロッド14の右端に
回転可能に連結された回転継手16に連通させ、この回
転継手16にホース17を介して流体圧力源をなす液体
増圧機18に接続する。
り入力軸2の軸心部に形成したシリンダ室12に連通さ
せ、該シリンダ室12にピストン13を摺動可能に嵌合
させる。このピストン13はそのロッド14を入力軸2
から右方に突出させ、該ピストン13およびロッド14
内に流体供給路15を形成する。この流体供給路15は
その左端の吐出口15aを該ピストン13の外周に形成
した環状の溝の底部に開口させる。また上記流体供給路
15の右端は、図2に示すように、ロッド14の右端に
回転可能に連結された回転継手16に連通させ、この回
転継手16にホース17を介して流体圧力源をなす液体
増圧機18に接続する。
【0005】上記ピストン13はシフト機構(図示省
略)によりシリンダ室12で左右方向に移動され、上記
流体供給路15の吐出口15aを各段位の変速ギヤ4a
〜6aに設けた中空作動体9の各連通路11に選択的に
連通させる。上記液体増圧機18は、上記吐出口15a
が所定の連通路11に連通した状態において、クラッチ
・オンの信号を入力した際にオイルを圧送して該当する
中空作動体9にオイルを供給して該中空作動体9を膨張
させ、クラッチ・オフの信号を入力した際に油圧を解除
して上記該当する中空作動体9内のオイルを戻し、該中
空作動体9を収縮させる。なお、図3において、19は
中空作動体9の脚部9bを入力軸2に固定するボス、2
0は変速ギヤ5aを回転自在に支持するベアリングであ
る。
略)によりシリンダ室12で左右方向に移動され、上記
流体供給路15の吐出口15aを各段位の変速ギヤ4a
〜6aに設けた中空作動体9の各連通路11に選択的に
連通させる。上記液体増圧機18は、上記吐出口15a
が所定の連通路11に連通した状態において、クラッチ
・オンの信号を入力した際にオイルを圧送して該当する
中空作動体9にオイルを供給して該中空作動体9を膨張
させ、クラッチ・オフの信号を入力した際に油圧を解除
して上記該当する中空作動体9内のオイルを戻し、該中
空作動体9を収縮させる。なお、図3において、19は
中空作動体9の脚部9bを入力軸2に固定するボス、2
0は変速ギヤ5aを回転自在に支持するベアリングであ
る。
【0006】そして、ピストン13を所定段位、例えば
中速段位の変速ギヤ5と対応する位置に移動させ、流体
供給路15の吐出口15aを上記変速ギヤ5側の中空作
動体9の連通路11と対面させるとともに、クラッチ・
オンの信号を発すると、流体増圧機18からの流体つま
りオイルが流体供給路15、連通路11を流通して上記
中空作動体9の主体部9a内に流入し、該主体部9aが
軸方向に膨張して摩擦板10が変速ギヤ5aの収容部8
の両側内面に圧接し、摩擦係合する。これにより入力軸
2のトルクは上記中速段位の変速ギヤ5を介して出力軸
3に伝達される。また、摩擦板10と収容部8の内面と
の摩擦熱は、主体部9a内のオイルにより冷却される。
上記状態からクラッチ・オフの信号を発すると、流体増
圧機18の油圧が解除され、中空作動体9が収縮して摩
擦板10が変速ギヤ5aの収容部8の両側内面から離間
し、入力軸2から出力軸3へのトルク伝達が遮断され
る。
中速段位の変速ギヤ5と対応する位置に移動させ、流体
供給路15の吐出口15aを上記変速ギヤ5側の中空作
動体9の連通路11と対面させるとともに、クラッチ・
オンの信号を発すると、流体増圧機18からの流体つま
りオイルが流体供給路15、連通路11を流通して上記
中空作動体9の主体部9a内に流入し、該主体部9aが
軸方向に膨張して摩擦板10が変速ギヤ5aの収容部8
の両側内面に圧接し、摩擦係合する。これにより入力軸
2のトルクは上記中速段位の変速ギヤ5を介して出力軸
3に伝達される。また、摩擦板10と収容部8の内面と
の摩擦熱は、主体部9a内のオイルにより冷却される。
上記状態からクラッチ・オフの信号を発すると、流体増
圧機18の油圧が解除され、中空作動体9が収縮して摩
擦板10が変速ギヤ5aの収容部8の両側内面から離間
し、入力軸2から出力軸3へのトルク伝達が遮断され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のものは、中空作
動体9の主体部9aの両側に固着した摩擦板10を変速
ギヤ5aの収容部8の両側内面に摩擦係合させるように
していたので、限られた径において摩擦力を増大させる
ことができない欠点があった。本発明は上記欠点を解消
した新規なギヤ式変速機のクラッチ装置を得ることを目
的とする。
動体9の主体部9aの両側に固着した摩擦板10を変速
ギヤ5aの収容部8の両側内面に摩擦係合させるように
していたので、限られた径において摩擦力を増大させる
ことができない欠点があった。本発明は上記欠点を解消
した新規なギヤ式変速機のクラッチ装置を得ることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の如く構成したものである。即ち、一
方の変速機軸に変速ギヤを回転自在に支持し、該変速機
軸と変速ギヤとの間に一対の加圧板、多数の摩擦板およ
び一対の受圧板を軸方向中心部から軸方向外方に向けて
順次配列し、加圧板は変速機軸に相対回転不能かつ軸方
向移動可能に係合させるとともに、各加圧板間に膨張可
能の中空作動体を介装し、摩擦板は軸方向に隣接する摩
擦板を交互に変速機軸と変速ギヤとに相対回転不能かつ
軸方向移動可能に係合させ、受圧板は変速ギヤの両側に
固定し、中空作動体の室内を変速機軸の軸心部に形成し
たシリンダ室に連通させる連通路を設け、シリンダ室内
を軸方向に移動するピストンを設け、該ピストン内に形
成されてその一端がピストンの外周面に開口して前記連
通路と対面可能に、かつその他端が外部の流体圧力源に
接続される流体供給路を設ける構成にしたものである。
成するために以下の如く構成したものである。即ち、一
方の変速機軸に変速ギヤを回転自在に支持し、該変速機
軸と変速ギヤとの間に一対の加圧板、多数の摩擦板およ
び一対の受圧板を軸方向中心部から軸方向外方に向けて
順次配列し、加圧板は変速機軸に相対回転不能かつ軸方
向移動可能に係合させるとともに、各加圧板間に膨張可
能の中空作動体を介装し、摩擦板は軸方向に隣接する摩
擦板を交互に変速機軸と変速ギヤとに相対回転不能かつ
軸方向移動可能に係合させ、受圧板は変速ギヤの両側に
固定し、中空作動体の室内を変速機軸の軸心部に形成し
たシリンダ室に連通させる連通路を設け、シリンダ室内
を軸方向に移動するピストンを設け、該ピストン内に形
成されてその一端がピストンの外周面に開口して前記連
通路と対面可能に、かつその他端が外部の流体圧力源に
接続される流体供給路を設ける構成にしたものである。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図面において、図1は本発明の実施例を示すクラッ
チ部の要部拡大断面図である。なお、図1中、図2およ
び図3と同符号の部分は、該図2および図3と略同構造
となっている。図1において、5aは入力軸2に回転自
在に支持した中速段位の変速ギヤであり、入力軸2との
間にクラッチ部21が装着されている。このクラッチ部
21は以下の如くなっている。即ち、変速ギヤ5aの内
径を入力軸2の外周に固定したボス19よりも大径に形
成し、該変速ギヤ5aを左右両側に固定した受圧板22
によりベアリング20を介して入力軸2に同芯かつ回転
自在に支持し、内部に環状の収容部(符号省略)を形成
する。
る。図面において、図1は本発明の実施例を示すクラッ
チ部の要部拡大断面図である。なお、図1中、図2およ
び図3と同符号の部分は、該図2および図3と略同構造
となっている。図1において、5aは入力軸2に回転自
在に支持した中速段位の変速ギヤであり、入力軸2との
間にクラッチ部21が装着されている。このクラッチ部
21は以下の如くなっている。即ち、変速ギヤ5aの内
径を入力軸2の外周に固定したボス19よりも大径に形
成し、該変速ギヤ5aを左右両側に固定した受圧板22
によりベアリング20を介して入力軸2に同芯かつ回転
自在に支持し、内部に環状の収容部(符号省略)を形成
する。
【0010】上記収容部を形成する変速ギヤ5aの内周
とボス19の外周とに軸方向に延びるスプライン歯2
3,24を形成する。上記収容部22内に一対の加圧板
25、多数の摩擦板26を軸方向中心部から軸方向外方
(左右)に向けて順次配列し、加圧板25は入力軸2側
のスプライン歯24に相対回転不能かつ軸方向移動可能
に係合させるとともに、各加圧板25間に膨張可能の中
空作動体27を介装する。また、軸方向に隣接する摩擦
板26は入力軸2のスプライン歯24とボス19のスプ
ライン歯24とに交互に相対回転不能かつ軸方向移動可
能に係合させる。最外側(左右端)の摩擦板26は各受
圧板22の内面に対面させる。
とボス19の外周とに軸方向に延びるスプライン歯2
3,24を形成する。上記収容部22内に一対の加圧板
25、多数の摩擦板26を軸方向中心部から軸方向外方
(左右)に向けて順次配列し、加圧板25は入力軸2側
のスプライン歯24に相対回転不能かつ軸方向移動可能
に係合させるとともに、各加圧板25間に膨張可能の中
空作動体27を介装する。また、軸方向に隣接する摩擦
板26は入力軸2のスプライン歯24とボス19のスプ
ライン歯24とに交互に相対回転不能かつ軸方向移動可
能に係合させる。最外側(左右端)の摩擦板26は各受
圧板22の内面に対面させる。
【0011】上記中空作動体27は、フレキシブルラバ
ーシートを環状にかつ開放端が軸心に向く如くU字状に
屈曲させ、その開放端部(軸心部)を断面L形の金具2
8により入力軸2側に固定する。上記各加圧板25はそ
の軸心側の対向面部を凹欠きし、該凹欠き部に中空作動
体27の外周部を嵌合させ、凹欠き部の外周壁部に円筒
状の遮蔽板29を軸方向に摺動可能に嵌合させて中空作
動体27の外周壁が半径方向外方に変形するのを防止す
る。上記中空作動体27の室内は、入力軸2を径方向に
貫通する連通路30により、該入力軸2の軸心部に形成
したシリンダ室12に連通させる。31は摩擦板26部
を冷却する給油路である。なお、その他は前述した図2
および図3と同様の構造となっている。
ーシートを環状にかつ開放端が軸心に向く如くU字状に
屈曲させ、その開放端部(軸心部)を断面L形の金具2
8により入力軸2側に固定する。上記各加圧板25はそ
の軸心側の対向面部を凹欠きし、該凹欠き部に中空作動
体27の外周部を嵌合させ、凹欠き部の外周壁部に円筒
状の遮蔽板29を軸方向に摺動可能に嵌合させて中空作
動体27の外周壁が半径方向外方に変形するのを防止す
る。上記中空作動体27の室内は、入力軸2を径方向に
貫通する連通路30により、該入力軸2の軸心部に形成
したシリンダ室12に連通させる。31は摩擦板26部
を冷却する給油路である。なお、その他は前述した図2
および図3と同様の構造となっている。
【0012】次に上記実施例の作動態様について説明す
る。ピストン13を所定段位、例えば中速段位の変速ギ
ヤ5と対応する位置に移動させ、流体供給路15の吐出
口15aを上記変速ギヤ5側の中空作動体27の連通路
30と対面させるとともに、クラッチ・オンの信号を発
すると、流体増圧機18(図2)からの流体つまりオイ
ルが流体供給路15、連通路30を流通して上記中空作
動体27内に流入し、該中空作動体27の外周部が軸方
向に膨張する。さすれば、加圧板25が互いに軸方向
(左右方向)に離間し、左右組みの各摩擦板26が軸方
向外方に移動して左右端の受圧板22に圧接する。
る。ピストン13を所定段位、例えば中速段位の変速ギ
ヤ5と対応する位置に移動させ、流体供給路15の吐出
口15aを上記変速ギヤ5側の中空作動体27の連通路
30と対面させるとともに、クラッチ・オンの信号を発
すると、流体増圧機18(図2)からの流体つまりオイ
ルが流体供給路15、連通路30を流通して上記中空作
動体27内に流入し、該中空作動体27の外周部が軸方
向に膨張する。さすれば、加圧板25が互いに軸方向
(左右方向)に離間し、左右組みの各摩擦板26が軸方
向外方に移動して左右端の受圧板22に圧接する。
【0013】これにより、各摩擦板26および受圧板2
2が互いに摩擦係合し、入力軸2のトルクが上記中速段
位の変速ギヤ5を介して出力軸3に伝達される。この場
合、多数の摩擦板26が軸方向に重なり合って摩擦係合
するため、クラッチ部21を有する変速ギヤ5a(4
a,6a)の径が小さくても、そのトルク伝達力は増大
することになる。上記状態からクラッチ・オフの信号を
発すると、流体増圧機18の油圧が解除され、中空作動
体27が収縮して上記各加圧板25、摩擦板26、受圧
板22が互いに離間し、上記入力軸2から出力軸3への
トルク伝達が遮断される。なお、流体増圧機18の流体
は空気であってもよい。
2が互いに摩擦係合し、入力軸2のトルクが上記中速段
位の変速ギヤ5を介して出力軸3に伝達される。この場
合、多数の摩擦板26が軸方向に重なり合って摩擦係合
するため、クラッチ部21を有する変速ギヤ5a(4
a,6a)の径が小さくても、そのトルク伝達力は増大
することになる。上記状態からクラッチ・オフの信号を
発すると、流体増圧機18の油圧が解除され、中空作動
体27が収縮して上記各加圧板25、摩擦板26、受圧
板22が互いに離間し、上記入力軸2から出力軸3への
トルク伝達が遮断される。なお、流体増圧機18の流体
は空気であってもよい。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明
は、一方の変速機軸と該変速機軸に回転自在に支持され
る変速ギヤとの間に、両者に交互に係合する多数の摩擦
板を軸方向に配列し、これら各摩擦板を流体圧によって
膨張する中空作動体によって互いに摩擦係合させるよう
にしたので、小型にして大きなトルクを伝達することが
できる効果を奏する。
は、一方の変速機軸と該変速機軸に回転自在に支持され
る変速ギヤとの間に、両者に交互に係合する多数の摩擦
板を軸方向に配列し、これら各摩擦板を流体圧によって
膨張する中空作動体によって互いに摩擦係合させるよう
にしたので、小型にして大きなトルクを伝達することが
できる効果を奏する。
【図1】本発明によるクラッチ部の要部拡大断面図であ
る。
る。
【図2】本発明が適用される常時噛合ギヤ式変速機の正
面図である。
面図である。
【図3】従来によるクラッチ部の要部拡大断面図であ
る。
る。
1 常時噛合式変速機 2 入力軸(変速機軸) 3 出力軸(変速機軸) 4 高速段位の変速ギヤ 4a 入力軸に設けた高速段位の変速ギヤ 4b 出力軸に設けた高速段位の変速ギヤ 5 中速段位の変速ギヤ 5a 入力軸に設けた中速段位の変速ギヤ 5b 出力軸に設けた中速段位の変速ギヤ 6 低速段位の変速ギヤ 6a 入力軸に設けた低速段位の変速ギヤ 6b 出力軸に設けた低速段位の変速ギヤ 12 シリンダ室 11 連通路 13 ピストン 14 ロッド 15 流体供給路 16 回転継手 17 ホース 18 流体増圧機(流体圧力源) 19 ボス 20 ベアリング 21 クラッチ部 22 受圧板 23 スプライン 24 スプライン 25 加圧板 26 摩擦板 27 中空作動体 28 金具 29 遮蔽板 30 連通路 31 給油路
Claims (1)
- 【請求項1】 一方の変速機軸に変速ギヤを回転自在に
支持し、該変速機軸と変速ギヤとの間に一対の加圧板、
多数の摩擦板および一対の受圧板を軸方向中心部から軸
方向外方に向けて順次配列し、加圧板は変速機軸に相対
回転不能かつ軸方向移動可能に係合させるとともに、各
加圧板間に膨張可能の中空作動体を介装し、摩擦板は軸
方向に隣接する摩擦板を交互に変速機軸と変速ギヤとに
相対回転不能かつ軸方向移動可能に係合させ、受圧板は
変速ギヤの両側に固定し、中空作動体の室内を変速機軸
の軸心部に形成したシリンダ室に連通させる連通路を設
け、シリンダ室内を軸方向に移動するピストンを設け、
該ピストン内に形成されてその一端がピストンの外周面
に開口して前記連通路と対面可能に、かつその他端が外
部の流体圧力源に接続される流体供給路を設けたことを
特徴とするギヤ式変速機のクラッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4357574A JP2820848B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | ギヤ式変速機のクラッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4357574A JP2820848B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | ギヤ式変速機のクラッチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06193732A JPH06193732A (ja) | 1994-07-15 |
JP2820848B2 true JP2820848B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=18454823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4357574A Expired - Fee Related JP2820848B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | ギヤ式変速機のクラッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2820848B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE524975C2 (sv) * | 2003-12-17 | 2004-11-02 | Volvo Lastvagnar Ab | Automatiskt växlingsförfarande för fordon med inkopplat kopplingsberoende kraftuttag samt automatiskt urkopplingsförfarande av ett kopplingsberoende kraftuttag |
CN108644325A (zh) * | 2018-07-16 | 2018-10-12 | 重庆卓格豪斯机械有限公司 | 微耕机变挡装置 |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP4357574A patent/JP2820848B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06193732A (ja) | 1994-07-15 |
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