JPS6319733Y2 - - Google Patents
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- JPS6319733Y2 JPS6319733Y2 JP1982166444U JP16644482U JPS6319733Y2 JP S6319733 Y2 JPS6319733 Y2 JP S6319733Y2 JP 1982166444 U JP1982166444 U JP 1982166444U JP 16644482 U JP16644482 U JP 16644482U JP S6319733 Y2 JPS6319733 Y2 JP S6319733Y2
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- JP
- Japan
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- voltage
- circuit
- capacitor
- switching element
- timer
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、電池を入力電源とするDC−DCコン
バータを用いて放電電極間で火花放電させる、ガ
ス器具、石油器具等に用いて好適な点火装置に係
り、所定時間後に自動的に火花放電を停止させる
タイマー回路を備えた点火装置に関する。
バータを用いて放電電極間で火花放電させる、ガ
ス器具、石油器具等に用いて好適な点火装置に係
り、所定時間後に自動的に火花放電を停止させる
タイマー回路を備えた点火装置に関する。
従来のこの種の点火装置としては、そのタイマ
ー回路を抵抗とコンデンサの接続点にスイツチン
グトランジスタを接続して構成し、所定時間後に
そのコンデンサの電位が上昇することによつてそ
のスイツチングトランジスタを導通させ、それに
よりDC−DCコンバータの発振トランジスタのベ
ース電圧を抑制して発振を停止するようにしたも
のが提案されている。ところが、このように構成
されたものは、コンデンサに充電された電荷が放
電しにくく、いつたん点火装置の電源スイツチを
開路した後、コンデンサが完全に放電されないう
ちに再びスイツチを閉路すると、タイマー回路の
作動時間が短かくなるという問題を有していた。
ー回路を抵抗とコンデンサの接続点にスイツチン
グトランジスタを接続して構成し、所定時間後に
そのコンデンサの電位が上昇することによつてそ
のスイツチングトランジスタを導通させ、それに
よりDC−DCコンバータの発振トランジスタのベ
ース電圧を抑制して発振を停止するようにしたも
のが提案されている。ところが、このように構成
されたものは、コンデンサに充電された電荷が放
電しにくく、いつたん点火装置の電源スイツチを
開路した後、コンデンサが完全に放電されないう
ちに再びスイツチを閉路すると、タイマー回路の
作動時間が短かくなるという問題を有していた。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもの
で、電池を入力電源とするDC−DCコンバータを
用いて放電電極間で火花放電させるようにした点
火装置において、その電源スイツチをいつたん開
路したあと再び閉路しても、あらかじめ設定され
た所定時間で精度よく火花放電が停止されるタイ
マー回路を備えた点火装置を提供することを目的
とするものである。
で、電池を入力電源とするDC−DCコンバータを
用いて放電電極間で火花放電させるようにした点
火装置において、その電源スイツチをいつたん開
路したあと再び閉路しても、あらかじめ設定され
た所定時間で精度よく火花放電が停止されるタイ
マー回路を備えた点火装置を提供することを目的
とするものである。
また、本考案は、入力電源としての電池の電圧
が低くても、タイマー回路が確実に動作する点火
装置を提供することを目的としている。
が低くても、タイマー回路が確実に動作する点火
装置を提供することを目的としている。
以下に本考案の一実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
に説明する。
第1図において、1はDC−DCコンバータで、
公称電圧1.2〜1.5V程度の電池2を電源スイツチ
3を介して入力電源とし、発振トランジスタ4、
トランス5等で構成されたブロツキング発振回路
からなるものである。6,7は発振トランジスタ
4のベース抵抗、8はトランス5の2次側に接続
された整流ダイオードである。9は火花放電発生
回路で、コンデンサ10と、2次側に放電電極1
1を備えた昇圧トランス12の1次巻線との直列
回路に第1のスイツチング素子13を並列接続し
たものを抵抗14を介して前記DC−DCコンバー
タ1の出力側に接続したものである。この第1の
スイツチング素子13は、PNPNダイオード
(シヨツクレーダイオード)13aと通常のダイ
オード13bとが互いに逆極性に並列接続されて
構成され、PNPNダイオード13aのカソード
側が昇圧トランス12に接続される向きに設けら
れたものである。ここまでの構成は従来公知の点
火装置の回路であり、次のように動作する。つま
り、入力電源としての電池2の直流電圧がDC−
DCコンバータ1により昇圧され、その昇圧され
た直流電圧によりコンデンサ10と抵抗14の
CR時定数で定まる充電時間でコンデンサ10が
充電される。そして、第1のスイツチング素子1
3が導通する電圧に達すると、昇圧トランス12
の1次側にコンデンサ10の放電電流が流れ、2
次側に誘起された電圧により放電電極11におい
て火花放電が生じる。この火花放電は、コンデン
サ10と昇圧トランス12のLC直列共振回路の
所定の周期でコンデンサ10が充放電を繰返えす
ことにより、DC−DCコンバータが動作している
間は持続されることになる。
公称電圧1.2〜1.5V程度の電池2を電源スイツチ
3を介して入力電源とし、発振トランジスタ4、
トランス5等で構成されたブロツキング発振回路
からなるものである。6,7は発振トランジスタ
4のベース抵抗、8はトランス5の2次側に接続
された整流ダイオードである。9は火花放電発生
回路で、コンデンサ10と、2次側に放電電極1
1を備えた昇圧トランス12の1次巻線との直列
回路に第1のスイツチング素子13を並列接続し
たものを抵抗14を介して前記DC−DCコンバー
タ1の出力側に接続したものである。この第1の
スイツチング素子13は、PNPNダイオード
(シヨツクレーダイオード)13aと通常のダイ
オード13bとが互いに逆極性に並列接続されて
構成され、PNPNダイオード13aのカソード
側が昇圧トランス12に接続される向きに設けら
れたものである。ここまでの構成は従来公知の点
火装置の回路であり、次のように動作する。つま
り、入力電源としての電池2の直流電圧がDC−
DCコンバータ1により昇圧され、その昇圧され
た直流電圧によりコンデンサ10と抵抗14の
CR時定数で定まる充電時間でコンデンサ10が
充電される。そして、第1のスイツチング素子1
3が導通する電圧に達すると、昇圧トランス12
の1次側にコンデンサ10の放電電流が流れ、2
次側に誘起された電圧により放電電極11におい
て火花放電が生じる。この火花放電は、コンデン
サ10と昇圧トランス12のLC直列共振回路の
所定の周期でコンデンサ10が充放電を繰返えす
ことにより、DC−DCコンバータが動作している
間は持続されることになる。
なお、火花放電発生回路9は、上記構成のもの
に限らず、第2図に示す回路構成のものでもよい
ことはいうまでもない。要は、DC−DCコンバー
タ1から得られる直流電圧でコンデンサ10が所
定値にまで充電され、それにより第1のスイツチ
ング素子13が導通して昇圧トランス12の1次
側にコンデンサ10の放電電流が流れるように、
コンデンサ10と昇圧トランス12と第1のスイ
ツチング素子13とで閉回路が構成されておれば
よいのである。また、第1のスイツチング素子1
3にSCRを用いることもできる。SCRを用いる
場合は、たとえば第3図に示すような回路構成と
すればよい。つまり、この回路は、発振トランジ
スタ4の発振電圧が上昇して所定の値になつたと
き、抵抗30、ツエナーダイオード31を介して
SCRをトリガーするようにしたものである。
に限らず、第2図に示す回路構成のものでもよい
ことはいうまでもない。要は、DC−DCコンバー
タ1から得られる直流電圧でコンデンサ10が所
定値にまで充電され、それにより第1のスイツチ
ング素子13が導通して昇圧トランス12の1次
側にコンデンサ10の放電電流が流れるように、
コンデンサ10と昇圧トランス12と第1のスイ
ツチング素子13とで閉回路が構成されておれば
よいのである。また、第1のスイツチング素子1
3にSCRを用いることもできる。SCRを用いる
場合は、たとえば第3図に示すような回路構成と
すればよい。つまり、この回路は、発振トランジ
スタ4の発振電圧が上昇して所定の値になつたと
き、抵抗30、ツエナーダイオード31を介して
SCRをトリガーするようにしたものである。
15はDC−DCコンバータ1のトランス5と磁
気結合して巻装されたタイマー駆動用巻線、16
はこのタイマー駆動用巻線に接続された整流ダイ
オードで、これに接続されている平滑コンデンサ
17とで整流回路を構成している。この整流回路
から得られる直流電圧は、後述するPUT20を
安定して動作させるために前記入力電源としての
電池2の電圧よりも高いことが必要であり、その
ため前記タイマー駆動用巻線15はその条件を満
たすだけの巻線で巻回される。18は前記ダイオ
ード16とコンデンサ17からなる整流回路の出
力電圧により駆動されるタイマー回路で、前記
DC−DCコンバータ1の発振トランジスタ4のベ
ース抵抗6,7の接続点とアースとの間に接続さ
れたSCR(シリコン制御整流素子)等の第2のス
イツチング素子19を、DC−DCコンバータ1の
電源スイツチ3が閉路されてからの所定時間後に
導通せしめるPUT(PROGRAMABLE
UNIJUNCTION TRANSISTOR)20を含ん
で構成されたものである。つまり、PUT20の
ゲートGは、抵抗21,22の接続点に接続さ
れ、PUT20のアノードAは、抵抗32とコン
デンサ24の接続点に接続され、そのカソードK
は抵抗25を介して第2のスイツチング素子19
を構成しているSCRのゲードGに接続されてい
る。なお、29は第2のスイツチング素子19の
ゲートGとカソードK間に接続された動作安定化
抵抗である。このように構成されたタイマー回路
18は、次のように動作する。いま、DC−DCコ
ンバータ1の電源スイツチ3が閉路されて電池2
の電圧よりも高いタイマー駆動用の直流電圧が取
り出されると、PUT20のゲートG−カソード
K間には抵抗21,22により分圧された電圧が
印加され、PUT20のアノードA−カソードK
間には抵抗23とコンデンサ24のCR時定数に
より定まる充電時間で充電されるコンデンサ24
の電圧が印加される。そのため、所定時間が経過
してコンデンサ24の電圧がPUTのゲートG−
カソードK間に印加されている電圧よりも所定値
だけ高い値になると、PUT20が導通状態とな
つて第2のスイツチング素子19のゲートGに所
定の電圧が印加されることになり、第2のスイツ
チング素子19が導通状態となる。すると、発振
トランジスタ4のベース電圧は第2のスイツチン
グ素子19のアノードA−カソードK間の電圧に
より抑制されて発振が停止される。つまり、放電
電極11における火花放電が停止される。発振ト
ランジスタ4のベース抵抗6,7が2つに分割さ
れ、第2のスイツチング素子19がその接続点に
接続されているのは、スイツチング素子19が導
通したときのベース電圧の抑制をより確実にして
発振が確実に停止されるようにするためである。
気結合して巻装されたタイマー駆動用巻線、16
はこのタイマー駆動用巻線に接続された整流ダイ
オードで、これに接続されている平滑コンデンサ
17とで整流回路を構成している。この整流回路
から得られる直流電圧は、後述するPUT20を
安定して動作させるために前記入力電源としての
電池2の電圧よりも高いことが必要であり、その
ため前記タイマー駆動用巻線15はその条件を満
たすだけの巻線で巻回される。18は前記ダイオ
ード16とコンデンサ17からなる整流回路の出
力電圧により駆動されるタイマー回路で、前記
DC−DCコンバータ1の発振トランジスタ4のベ
ース抵抗6,7の接続点とアースとの間に接続さ
れたSCR(シリコン制御整流素子)等の第2のス
イツチング素子19を、DC−DCコンバータ1の
電源スイツチ3が閉路されてからの所定時間後に
導通せしめるPUT(PROGRAMABLE
UNIJUNCTION TRANSISTOR)20を含ん
で構成されたものである。つまり、PUT20の
ゲートGは、抵抗21,22の接続点に接続さ
れ、PUT20のアノードAは、抵抗32とコン
デンサ24の接続点に接続され、そのカソードK
は抵抗25を介して第2のスイツチング素子19
を構成しているSCRのゲードGに接続されてい
る。なお、29は第2のスイツチング素子19の
ゲートGとカソードK間に接続された動作安定化
抵抗である。このように構成されたタイマー回路
18は、次のように動作する。いま、DC−DCコ
ンバータ1の電源スイツチ3が閉路されて電池2
の電圧よりも高いタイマー駆動用の直流電圧が取
り出されると、PUT20のゲートG−カソード
K間には抵抗21,22により分圧された電圧が
印加され、PUT20のアノードA−カソードK
間には抵抗23とコンデンサ24のCR時定数に
より定まる充電時間で充電されるコンデンサ24
の電圧が印加される。そのため、所定時間が経過
してコンデンサ24の電圧がPUTのゲートG−
カソードK間に印加されている電圧よりも所定値
だけ高い値になると、PUT20が導通状態とな
つて第2のスイツチング素子19のゲートGに所
定の電圧が印加されることになり、第2のスイツ
チング素子19が導通状態となる。すると、発振
トランジスタ4のベース電圧は第2のスイツチン
グ素子19のアノードA−カソードK間の電圧に
より抑制されて発振が停止される。つまり、放電
電極11における火花放電が停止される。発振ト
ランジスタ4のベース抵抗6,7が2つに分割さ
れ、第2のスイツチング素子19がその接続点に
接続されているのは、スイツチング素子19が導
通したときのベース電圧の抑制をより確実にして
発振が確実に停止されるようにするためである。
なお、PUT20が導通状態になり、それによ
り第2のスイツチング素子19が導通して発振が
停止すると、タイマー駆動用巻線15には電圧が
誘起されなくなるので、タイマー回路18には電
池2の電圧が整流ダイオード16等で分圧された
僅かな電圧しか印加されなくなつてタイマー機能
が停止し、その結果、第2のスイツチング素子1
9のゲートGには電圧が印加されなくなる。とこ
ろが、第2のスイツチング素子19は、いつたん
導通状態になると、そこに流れる電流が保持電流
以下にならない限りは導通状態が維持されたまま
となり、発振が再び開始されることはない。以上
のタイマー回路の動作説明から明らかなように、
タイマー時間は抵抗23とコンデンサ24のCR
時定数により定まるものであるため、その値を所
要のものに設定すればよい。このように構成され
たタイマー回路は、PUT20が導通したのちの
コンデンサ24の電圧がほとんど放電された状態
になつているため、電源スイツチ3をいつたん開
路したあと、すぐに閉路しても所定のタイマー時
間が得られ、従来のようにタイマー時間が短かく
なるような不都合が生じない。つまり、PUT2
0が導通したのちのコンデンサ24の電圧は、電
池2の電圧から整流ダイオード16の順方向電
圧、抵抗23の両端電圧等を差し引いた僅かな電
圧で充電される程度のものであるのに対し、電源
スイツチ3をいつたん開路したあと再び閉路した
ときにタイマー回路18に供給される電圧は、タ
イマー駆動用巻線15によつて電池2の電圧より
も大きな値になるようになつているため、タイマ
ー時間を精度の高いものとすることができるので
ある。
り第2のスイツチング素子19が導通して発振が
停止すると、タイマー駆動用巻線15には電圧が
誘起されなくなるので、タイマー回路18には電
池2の電圧が整流ダイオード16等で分圧された
僅かな電圧しか印加されなくなつてタイマー機能
が停止し、その結果、第2のスイツチング素子1
9のゲートGには電圧が印加されなくなる。とこ
ろが、第2のスイツチング素子19は、いつたん
導通状態になると、そこに流れる電流が保持電流
以下にならない限りは導通状態が維持されたまま
となり、発振が再び開始されることはない。以上
のタイマー回路の動作説明から明らかなように、
タイマー時間は抵抗23とコンデンサ24のCR
時定数により定まるものであるため、その値を所
要のものに設定すればよい。このように構成され
たタイマー回路は、PUT20が導通したのちの
コンデンサ24の電圧がほとんど放電された状態
になつているため、電源スイツチ3をいつたん開
路したあと、すぐに閉路しても所定のタイマー時
間が得られ、従来のようにタイマー時間が短かく
なるような不都合が生じない。つまり、PUT2
0が導通したのちのコンデンサ24の電圧は、電
池2の電圧から整流ダイオード16の順方向電
圧、抵抗23の両端電圧等を差し引いた僅かな電
圧で充電される程度のものであるのに対し、電源
スイツチ3をいつたん開路したあと再び閉路した
ときにタイマー回路18に供給される電圧は、タ
イマー駆動用巻線15によつて電池2の電圧より
も大きな値になるようになつているため、タイマ
ー時間を精度の高いものとすることができるので
ある。
なお、タイマー回路18は、上記構成のものだ
けに限らず、たとえば第4図や第5図のような構
成としてもよい。第4図に示すものは、上記実施
例と同様にPUTを用いたもので、コンデンサ3
2の充電電圧が高くなるにつれてPUT20のゲ
ートG−カソードK間の電圧が低下し、アノード
A−カソードK間の電圧よりも低くなつたときに
PUT20が導通することになる。PUT20が導
通したのちのコンデンサ32に充電されている電
圧は、抵抗34、PUT20のアノードA−ゲー
トG間を介して放電されるので、電源スイツチ3
を開路したあと、また閉路しても所定のタイマー
時間が得られることになる。つまり、PUT20
が導通したのちコンデンサ32に充電されていた
電荷が放電されたのちも、コンデンサ32は電池
2の電圧から整流ダイオード16の順方向電圧等
を差し引いた僅かな電圧で充電された状態となる
が、電源スイツチ3をいつたん開路したあと再び
閉路したときにタイマー回路18に供給される電
圧が、タイマー駆動用巻線15によつて電池2の
電圧よりも大きな値になるようになつているた
め、タイマー時間を精度の高いものとすることが
できる。なお、抵抗33はコンデンサ32の充電
時間を決定するものであり、抵抗35は抵抗34
とともにPUT20のアノードA−カソードK間
に一定の電圧を与えるものである。第5図に示す
ものは、PUTにかえてダイアツクを用いたもの
で、コンデンサ37の充電電圧が所定値以上にな
るとダイアツク38が導通して第2のスイツチン
グ素子19をトリガーすることになる。コンデン
サ37は、そこに充電された電荷がダイアツク3
8の導通時に放電されたあとも、電池2の電圧か
ら整流ダイオード16の順方向電圧、抵抗36の
両端電圧等を差し引いた電圧で充電された状態と
なつているが、タイマー回路18に供給される電
圧がタイマー駆動用巻線15によつて電池2の電
圧よりも大きな値になるようになつているため、
上記のPUTを用いた実施例と同様にタイマー時
間を常に精度の高いものとすることができる。な
お、抵抗36はコンデンサ37の充電時間を決定
するものである。上記のタイマー回路18のいず
れの実施例においても、たとえば、タイマー駆動
用巻線15に接続される整流ダイオード16を複
数個直列接続して用いるようにする等して順方向
電圧が大きくなるようにすると、さらにタイマー
時間の精度をあげることができる。
けに限らず、たとえば第4図や第5図のような構
成としてもよい。第4図に示すものは、上記実施
例と同様にPUTを用いたもので、コンデンサ3
2の充電電圧が高くなるにつれてPUT20のゲ
ートG−カソードK間の電圧が低下し、アノード
A−カソードK間の電圧よりも低くなつたときに
PUT20が導通することになる。PUT20が導
通したのちのコンデンサ32に充電されている電
圧は、抵抗34、PUT20のアノードA−ゲー
トG間を介して放電されるので、電源スイツチ3
を開路したあと、また閉路しても所定のタイマー
時間が得られることになる。つまり、PUT20
が導通したのちコンデンサ32に充電されていた
電荷が放電されたのちも、コンデンサ32は電池
2の電圧から整流ダイオード16の順方向電圧等
を差し引いた僅かな電圧で充電された状態となる
が、電源スイツチ3をいつたん開路したあと再び
閉路したときにタイマー回路18に供給される電
圧が、タイマー駆動用巻線15によつて電池2の
電圧よりも大きな値になるようになつているた
め、タイマー時間を精度の高いものとすることが
できる。なお、抵抗33はコンデンサ32の充電
時間を決定するものであり、抵抗35は抵抗34
とともにPUT20のアノードA−カソードK間
に一定の電圧を与えるものである。第5図に示す
ものは、PUTにかえてダイアツクを用いたもの
で、コンデンサ37の充電電圧が所定値以上にな
るとダイアツク38が導通して第2のスイツチン
グ素子19をトリガーすることになる。コンデン
サ37は、そこに充電された電荷がダイアツク3
8の導通時に放電されたあとも、電池2の電圧か
ら整流ダイオード16の順方向電圧、抵抗36の
両端電圧等を差し引いた電圧で充電された状態と
なつているが、タイマー回路18に供給される電
圧がタイマー駆動用巻線15によつて電池2の電
圧よりも大きな値になるようになつているため、
上記のPUTを用いた実施例と同様にタイマー時
間を常に精度の高いものとすることができる。な
お、抵抗36はコンデンサ37の充電時間を決定
するものである。上記のタイマー回路18のいず
れの実施例においても、たとえば、タイマー駆動
用巻線15に接続される整流ダイオード16を複
数個直列接続して用いるようにする等して順方向
電圧が大きくなるようにすると、さらにタイマー
時間の精度をあげることができる。
また、第2のスイツチング素子19は、上記の
動作説明から明らかなように、いつたん導通状態
になつたのち、保持電流以下にならない限りは導
通状態が維持される素子であればよいので、トラ
イアツク等を用いることもできることはいうまで
もない。
動作説明から明らかなように、いつたん導通状態
になつたのち、保持電流以下にならない限りは導
通状態が維持される素子であればよいので、トラ
イアツク等を用いることもできることはいうまで
もない。
本考案の点火装置は以上説明したように構成さ
れているので、電源スイツチをいつたん開路した
あと再び閉路しても、あらかじめ設定した時間に
近い時間で必ず火花放電が停止され、ガス器具等
の点火を確実にするとともに、タイマー時間を余
裕をもつて設定しておく必要がないので余分な電
力を消費することがなく、その結果、電池の寿命
を長くすることができる。また、低い値の入力電
源で確実に動作するので、電池の個数を増やす必
要がなく、装置全体の小型化を促進することがで
きる等の種々の効果を奏する。
れているので、電源スイツチをいつたん開路した
あと再び閉路しても、あらかじめ設定した時間に
近い時間で必ず火花放電が停止され、ガス器具等
の点火を確実にするとともに、タイマー時間を余
裕をもつて設定しておく必要がないので余分な電
力を消費することがなく、その結果、電池の寿命
を長くすることができる。また、低い値の入力電
源で確実に動作するので、電池の個数を増やす必
要がなく、装置全体の小型化を促進することがで
きる等の種々の効果を奏する。
第1図は本考案の一実施例の点火装置の回路
図、第2図、第3図はそれぞれ本考案に係る点火
装置の火花放電発生回路部の変形例を示す回路
図、第4図、第5図はそれぞれ本考案に係る点火
装置のタイマー回路の変形例を示す図である。 1……DC−DCコンバータ、2……電池、3…
…電源スイツチ、9……火花放電発生回路、15
……タイマー駆動用巻線、16……ダイオード、
17……平滑コンデンサ、18……タイマー回
路。
図、第2図、第3図はそれぞれ本考案に係る点火
装置の火花放電発生回路部の変形例を示す回路
図、第4図、第5図はそれぞれ本考案に係る点火
装置のタイマー回路の変形例を示す図である。 1……DC−DCコンバータ、2……電池、3…
…電源スイツチ、9……火花放電発生回路、15
……タイマー駆動用巻線、16……ダイオード、
17……平滑コンデンサ、18……タイマー回
路。
Claims (1)
- 電池を入力電源とするDC−DCコンバータの出
力側に、コンデンサと昇圧トランスと第1のスイ
ツチング素子との閉回路で構成した火花放電発生
回路を接続してなる点火装置において、前記DC
−DCコンバータのトランスと磁気結合してタイ
マー駆動用巻線を設けるとともに、このタイマー
駆動用巻線に整流回路を接続して前記入力電源の
電池よりも大きな直流電圧を取り出し、この直流
電圧により動作して所定時間後に第2のスイツチ
ング素子を導通せしめる第3のスイツチング素子
と、この第3のスイツチング素子をオン、オフす
るCR時定数回路とを含むタイマー回路を、その
第2のスイツチング素子が前記DC−DCコンバー
タの発振トランジスタのベース回路とアースとの
間に接続されるようにして設けたことを特徴とす
る点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16644482U JPS5971060U (ja) | 1982-11-02 | 1982-11-02 | 点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16644482U JPS5971060U (ja) | 1982-11-02 | 1982-11-02 | 点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5971060U JPS5971060U (ja) | 1984-05-14 |
JPS6319733Y2 true JPS6319733Y2 (ja) | 1988-06-01 |
Family
ID=30364393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16644482U Granted JPS5971060U (ja) | 1982-11-02 | 1982-11-02 | 点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5971060U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52120070A (en) * | 1976-04-01 | 1977-10-08 | Sanyo Electric Co Ltd | Circuit for continually generating sparks |
JPS5650292U (ja) * | 1979-09-27 | 1981-05-02 | ||
JPS5650293U (ja) * | 1979-09-27 | 1981-05-02 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5382472U (ja) * | 1976-12-08 | 1978-07-08 |
-
1982
- 1982-11-02 JP JP16644482U patent/JPS5971060U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52120070A (en) * | 1976-04-01 | 1977-10-08 | Sanyo Electric Co Ltd | Circuit for continually generating sparks |
JPS5650292U (ja) * | 1979-09-27 | 1981-05-02 | ||
JPS5650293U (ja) * | 1979-09-27 | 1981-05-02 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5971060U (ja) | 1984-05-14 |
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