JPS63196505A - メ−キヤツプ化粧料 - Google Patents

メ−キヤツプ化粧料

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JPS63196505A
JPS63196505A JP2768787A JP2768787A JPS63196505A JP S63196505 A JPS63196505 A JP S63196505A JP 2768787 A JP2768787 A JP 2768787A JP 2768787 A JP2768787 A JP 2768787A JP S63196505 A JPS63196505 A JP S63196505A
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JP
Japan
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oil
capsule
compression
colored
red
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Pending
Application number
JP2768787A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Tanaka
俊宏 田中
Shigenori Kumagai
重則 熊谷
Masato Hatao
正人 畑尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、安定で且つ新規な使用感を有するメーキャッ
プ化粧料に関する。さらに詳しくは、着色顔料、有色真
珠光沢顔料及び油溶性染料から選ばれる一種または二種
以上の成分と油分を内包し、その内包物に不溶の樹脂を
カプセル膜とする圧縮崩壊性軟質樹脂カプセルを配合し
て、肌へ塗布する時の力の入れがたや塗擦回数の多寡に
よって塗布色をコントロールすることが可能なメーキャ
ップ化粧料に関する。
〔従来の技術〕
従来のメーキャップ化粧料は着色顔料、有色真珠光沢顔
料及び油溶性染料等の組合せにより決定される単一の塗
布色を示す様に製造されている。
この為、消費者の顔色や嗜好に合わせようとすると非常
に多(の色調を用意する事が必要であった。
′またファンデージ四ン等のメーキャップ化粧料では、
塗布色が外観色に比較し、異なる傾向があり、外観色か
ら塗布色をイメージするのが困難であるという欠点を有
していた。さらには消費者の側からも、日焼けなどで皮
膚の色が変化した場合は、その都度具った色調のメーキ
ャップ化粧料を求めなければならないといった欠点を有
していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、上記事情にかんがみ、消費者が嗜好の変
化や皮膚色の変化、あるいはその日の気分などによって
、または顔の部位別に自由に塗布色を変化させてメーキ
ャップを楽しむ事ができるメーキャップ化粧料を得るこ
とを目的として、鋭意研究した結果、メーキャ7プ化粧
料中に着色顔−科、有色真珠光沢顔料及び油溶性染料が
ら選ばれる成分の一種または二種以上と油分とを内包し
た圧縮崩壊性樹脂カプセルを配合することにより、上記
目的を達成し得ることを見いだし、本発明を完成するに
至っ、た。
〔問題点を解決する手段〕
すなわち、本発明は、 着色顔料、有色真珠光沢顔料及
び油溶性染料から選ばれる成分の一種または二種以上と
油分とを内包し、その内包物に不溶の樹脂をシェル(カ
プセルM¥8)とする圧縮崩壊性軟質樹脂カプセルを配
合することを特徴とするメーキャップ化粧料である。
ここで言う圧縮崩壊性軟質樹脂カプセルとは、化粧動作
(肌に塗布)中に指やスポンジ、チップ、パフなどの圧
力によってカプセルの樹脂皮膜が破壊され、内包された
着色顔料、有色真珠光沢顔料及び油溶性染料から選ばれ
る一種または二種以上の成分と油分とが、放出されるよ
うに設計されている樹脂カプセルをいう。
本発明に通用される圧縮崩壊性軟質樹脂カプセルは、耐
圧(破壊)強度が1〜50kg/−の範囲のものである
。 50kg/cIllを越える耐圧強度のものは化粧
動作の際にカプセルが破壊せず好ましくない。
また、耐圧強度が1kg/co!未満では化粧料に配合
する際の製造工程において混合攪拌力や衝撃力によって
破壊されてしまい不適当である。
圧縮崩壊性軟質樹脂カプセルに内包される内包物はカプ
セル全量中に対し10〜95重量パーセント(以下パー
セントという)であり、好ましくは50〜95パーセン
トである。内包量が10パーセント未満では内包物の効
果が出にく(、逆に内包量が95パーセントを超えると
カプセルのシェル(カプセル膜)の強度が低下し、経時
で油分が流出したりする等の問題を生ずる。
本発明に通用される樹脂カプセルは一般にほぼ球状で、
その粒子径は凡そ1〜100μmが好ましい。粒子径が
1μmより小さいと、化粧動作中にカプセルが破壊しに
<<、本発明の目的とする着色成分と油分から成る内包
物の放出がなくなる。
一方、100μmを超えると肌へざらざらとした異和感
を生じ、メーキャップ化粧料として好ましくない。
圧縮崩壊性軟質樹脂カプセルのカプセル膜は、内包物に
対して十分な非透過性を有するものでなければならない
、従って、ここで用いられるシェルの樹脂素材は、アク
リル酸、メククリル酸、アクリル酸エステル、メタクリ
ル酸エステル、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、エチレン、スチレン、ジビニルベンゼン、エチレン
グリコールジメタクリレート、ポリカーボネイト、ポリ
スルホネート、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミ
ド、ポリイソシアネート、ポリ尿素、アクリロニトル、
セルロース誘導体、天然ゴム、ゼラチン、アルギン酸、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボ
キシビニルポリマーなどから選択される一種又は二種以
上のホモポリマーあるいはコポリマーである。但し、前
記の条件を充足するならば、必ずしもこれらの素材に限
定されるものではない。
本発明において、圧縮崩壊性軟質樹脂カプセルに内包さ
れる油分としては、アボガド油、ツバキ油、マカデミア
ナツツ油、トウモロコシ油、オリーブ油、月見基油、ナ
タネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、
サザンカ油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、アマニ油、サフ
ラワー油、ヒマワリ油、綿実油、大豆油、落花生油、茶
実油、カヤ油、コメヌカ油、シナキリ油、日本キリ油、
ホホバ油、胚芽油、サトウキビロウ、カカオ脂、ヤシ油
、硬化ヤシ油、タードル油、ミンク油、スクワレン、ス
クワラン、オレンジラッフィー油、牛脂、馬脂、羊脂、
豚脂、牛骨脂、牛脚脂、硬化牛脂、モクロウ、文ツロウ
、キャンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ペイベ
リーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、ヌカロウ、カポンクロ
ウ、ラノリン、ラノリンアルコール、水添ラノリン、ジ
ョジョバロウ、セラフクロウ、POO(ポリオキシエチ
レン;以下同じ)ラノリンアルコールアセテ−)、PO
Eコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレ
ングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエー
テル等の動植物由来の油分、モルティエラ属の微生物が
産生ずる油分に代表される微生物由来の油分、流動パラ
フィン、オシケライト、ブリスタン、セレシン、ワセリ
ン、マイクロクリスタリンワックス等の鉱物由来の油分
、カプリルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチ
ルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイ
ルアルコール、セトステアリルアルコール、モノステア
リルグリセリルエーテル(バチルアルコール)、2−デ
シルテトラデカノール、2−へキシルデカノール、2−
へキシルドデカノール、2−オクチルドデカノール、コ
レステロール、フィトステロール、イソステアリルアル
コール等の高級アルコール、カプリン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸
(ベヘニン) 酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウ
ンデカン酸、ラノリン脂肪酸、イソステアリン酸、リノ
ール酸、オレイン酸、リルイン酸、リシノール酸、アラ
キドン酸、エイコサペンクエン酸等の高級脂肪酸、ミリ
スチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン
酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステ
アリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミ
リスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸へキ
シルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリ
ン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセ
チル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ
ー2−エチルヘキサン酸エチレングリコールエステル、
ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステ
アリン酸−N−アルキルグリコールエステル、シカプリ
ン酸ネオペンチルグリコールエステル、リンゴ酸ジイソ
ステアリル、ジー2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル
、トリー2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン
エステル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ンエステル、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエ
リスリトールエステル、トリー2−エチルヘキサン酸グ
リセリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ンエステル、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン
酸−2−エチルヘキシル、トリミリスチン酸グリセリル
、トリオクタン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グ
リセリン、トリオクタン酸グリセリル、トリイソパルミ
チン酸グリセリル、トリー2−へブチルウンデカン酸グ
リセリル、ヒマシ油脂肪酸メチル、酢酸ラノリンアルコ
ールエステル、ラノリン脂肪酸イソプロピル、オレイン
酸オレイル、トリ酢酸グリセリル、パルミチン酸−2−
へブチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラ
ウロイル−し−グルタミン酸−2−オクチルドデシル、
アジピン酸ジー2−ヘプチルウンデシル、ラウリン酸エ
チル、セパチン酸ジー2−エチルヘキシル、ミリスチン
酸−2−ヘキシルデシル、パルミチン酸−2−へキシル
デシル、アジピン酸ジー2−ヘキシルデシル、セパチン
酸ジイソプロピル、コハク酸ジー2−エチルヘキシルな
どのエステル油、メチルポリシロキサン、メチルフェニ
ルポリシロキサン等のシリコーン油、環状アルキルポリ
シロキサン等の揮発性シリコーン、n−ヘキサン、ベン
ゼン等の揮発性炭化水素油などの中から選ばれる。一種
を用いてもよいし二種以上を混合して用いてもよい。但
し、一般に化粧品に通用できる油分であればよく、上記
の油分に限定されるものではない。又、内包する油分の
状態に関しては特に限定されるものではないが、本発明
の効果である内包物の放出という点を考えれば、常温で
流動性のある方が好ましい。
本発明の圧縮崩壊性軟質樹脂カプセルに内包される着色
顔料、有色真珠光沢顔料及び油溶性染料は次の様なもの
である。まず着色顔料は酸化チタン、亜鉛華、硫酸バリ
ウム等の無機白色顔料、ベンガラ、黄色酸化鉄、黒色酸
化鉄、カーボンブランク、チタン酸鉄、γ−酸化鉄、マ
ンゴバイオレット、コバルトバイオレフト、酸化クロム
、水酸化クロム、チタン酸コバルト、群青、紺青等の無
機有色顔料、赤色201号、赤色202号、赤色204
号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色
228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号
、黄色205号、黄色401号及び青色404号等の有
機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色
227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号
、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、
黄色203号、緑色3号及び青色1号のジルコニウム、
バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料、クロロ
フィル、β−カロチン等の天然色素等が用いられる。
一方、有色真珠光沢顔料としては、酸化鉄処理雲母チタ
ン、カーミン処理雲母チタン、紺青処理雲母チタン、酸
化クロム処理雲母チタン、カーボンブランク処理雲母チ
タン、及びこれらから選ばれる2種以上の成分で処理さ
れた雲母チタン等が用いられる。また、油溶性染料とし
ては、赤色125号、赤色218号、赤色223号、赤
色225号、橙色201号、黄色201号及び紫色20
1号等が用いられる。但し、これらの着色顔料、有色真
珠光沢顔料及び油溶性染料についても、一般に化粧品に
通用できる成分であればよく上記成分に限定されるもの
ではない。
圧縮崩壊性軟質樹脂カプセルに内包される油分量は、内
包物全量中に対し40〜99.9パーセントであり、好
ましくは60〜99.5パーセントである。油分量が4
0パ一セント未満では樹脂カプセル化の工程に於て問題
を生じカプセル化が困難となり、逆に99.9パーセン
トを超えると、着色顔料、有色真珠光沢顔料及び油溶性
染料等の着色成分の量が著しく少なくなる為、本発明の
効果を発揮できなくなる。
圧縮崩壊性軟質樹脂カプセルに内包される着色顔料及び
又は有色真珠光沢顔料の粒子径はカプセルの径未満であ
れば、特に限定されるものではないが好ましくは、カプ
セル直径の50パーセント以下である。
圧縮崩壊性軟質樹脂カプセルの製造方法は界面m合反応
法、in 5itu重合法、液中硬化被覆法、コアセル
ベーション法などのマイクロカプセル化の常法がとられ
る。例えばシェル形成樹脂モノマーと内包したい着色顔
料、有色真珠光沢顔料及び油溶性染料から選ばれる一種
以上の成分(以下、着色成分と言う)と油分、及び重合
開始剤とを混合し、これを乳化剤を含む水性媒体中に分
散させて前記モノマー類を重合させる。カプセルの粒子
径、内包量、耐圧強度などの調整は、七ツマー成分の種
類、七ツマー成分と内包成分との比率、乳化剤の量や種
類、分散条件の選択によってなされる。
本発明の着色成分と油分とを内包した圧縮崩壊性軟質樹
脂カブ省ルのメーキャップ化粧料への配合は、シェルを
形成している樹脂を溶解してしまう様な溶剤系には不適
当であるが、それ以外のメーキャップ化粧料にはいかな
る割合でも配合できる。但し通常は、樹脂カプセルの配
合量は、メーキャップ化粧量全量中の5〜50パーセン
トが好適な範囲と言える。
尚、本発明のメーキャップ化粧量には上記の必須構成成
分に加え、粉末、顔料、染料、油分、水、保湿剤、薬剤
、界面活性剤、香料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防腐
防黴剤などを本発明の効果を損わない質的、量的範囲内
で用いることができる。
〔発明の効果〕
本発明の着色成分(着色顔料、有色真珠光沢顔料及び油
溶性染料から選ばれる一種以上の成分)と−分とを内包
した圧縮崩壊性軟質樹脂カプセルは安定であり、いかな
るメーキャップ化粧料へ配合しても内包物が化粧動作中
に初めて放出され新規な着色効果、使用効果をもたらす
。本発明のメーキャップ化粧料は、塗布時の力の入れ方
、あるいは塗擦回数の多寡により塗布色を自由にコント
ロールすることが可能である。圧縮崩壊性軟質樹脂カプ
セルを複数種類配合することも可能であるし、しかも樹
脂カプセル強度の異なる2種以上を配合すれば、より複
雑な色調変化を楽しむ事ができる。さらにファンデーシ
ョン等のメーキャップ化粧料に本発明の圧縮崩壊軟質樹
脂カプセルをバランス良く配合し、外観色と最大塗擦時
の塗布色との色mvを小さくして、外観色から塗布色を
イメージするのを容易にすることも可能である。
(製造例〕 次に本発明に用いられる圧縮崩壊性軟質樹脂カプセルの
製造例を示す。尚、本発明の圧縮崩壊性軟質樹脂カプセ
ルは、界面重合反応法in 5itu重合法、液中硬化
被覆法、コアセルベーション法などのマイクロカプセル
化の常法いずれでも可能であり、これにより限定される
ものではない。
製造例1 無機顔料、有機顔料及び油分を内包した圧縮
崩壊性軟質樹脂カプセル メチルメタクリレート 500部(重量部、以下同じ)
メタクリル酸20部、ベンガラ4重量%(以下%と言う
)及び赤色226号1%を分散させたスクワラン290
00部、及びジイソプロピルパーオキシカーボネイト1
5部からなる油相を作成した。
ついでイオン交換水6300部、固形分20%のコロイ
ダルシリカ分散液1400部およびジェタノールアミン
とアジピン酸の縮合物の10%水溶液90部からなる混
合物を塩酸でPH3,5に調整した水相を作成した。
続いて、上記油相と水相を高速攪拌混合し油相を水相に
分散した後、窒素置換した重合反応機に移し、55〜6
0℃で約20時間反応させた。生成物を口過、水洗し、
平均粒子径が25μ−のケーキ状物を得た。このケーキ
状物を乾燥機を用いて乾燥し、粉末状の圧縮崩壊性軟質
樹脂カプセルを得た。
このものは、ベンガラ4%、赤色226号1%、スクワ
ラン95%を内包物とし、メタクリル酸メチル・メタク
リル酸コポリマーをシェルとした圧縮崩壊性軟質樹脂カ
プセルであり、内包量は80%、耐圧強度は14〜17
kg/cdであった。
〔実施例〕
次に本発明のメーキャップ化粧料の実施例をあげて、本
発明をさらに詳細に説明する。本発明はこれにより限定
されるものではない。
実施例1 パウダリーファンデーシッン重量% ■マイカ               54■タルク
                 20■二酸化チタ
ン             8■酸化鉄(赤、黄、黒
)         2■圧縮崩壊性樹脂カプセル(注
1)5 ■流動パラフイン            5■ワセリ
ン                5■ソルビタンセ
スキオレエート      1■防腐剤、香料    
        適量。
*注1′Z、/製造例1の、ベンガラ4%、赤色226
号、シェルがメタクリル酸・メタクリル酸コポリマーで
あるところの圧縮崩壊性軟質樹脂カプセル。内包量80
%、耐圧強度14〜17kg/cd、平均粒径25μ−
(製法) ■〜■をブレンダーで良く混合し、予め75〜85℃に
て加熱混合した■〜■を添加して再度混合する。このも
のを粉砕し、この後樹脂カプセル■を添加してブレンダ
ーで良く混合し篩処理を行ってから加圧成型した。この
様にして得られたパウダリーフアンプ−ジョンは、塗布
時の力の入れ方、あるいは塗擦回数の多寡により彩やか
な赤味を自由にコントロールできるファンデーションで
あった。また塗布時にはカプセルに内包される着色成分
と同時に油分も放出される為、従来のパウダリーフアン
プ−ジョンと比較し、粉っぽさのない、しっとりとした
使用感であった。
実施例1のパウダリーフアンプ−ジョンの塗擦回数によ
る塗布色の変化を表1、図1に示した。
なお、塗布色の測定は、パフにファンデーションを適量
とり、一定の力で、アセテート製白色布地に塗布し、日
立分光光度計607型により実施した。
表1 (以下余白) 実施例2 油性コンパクトファンデーション重量% ■マイカ                6■カオリ
ン                1゜■二酸化チタ
ン            2゜■酸化鉄(赤、黄、黒
)3.5 ■圧縮崩壊軟質樹脂カプセル(注2)1゜■スクワラン
             43.50ソルビタンセス
キオレエート      1.5■カルナウバロウ  
           1.5■アリストワツクス  
         4@l酸化防止剤、香料     
     通量*注2 ベンガラ6.8%、黄色酸化鉄
12.7%、黒色酸化鉄0.5%、デカメチルシクロペ
ンタシロキサン30%及びスクヮラン50%から成る内
包物を80%内包し、メタクリル酸メチル−酢酸ビニル
共重合体をシェルとする圧縮崩壊性軟質樹脂カプセル。
製造法は製造例1に準じ行った。耐圧力強度12〜15
kg/aJ、平均粒径35μ慣。
(製法) ■〜■をブレンダーで混合する。別に■〜■を70〜8
0℃で加熱融解後混合する。これに予め混合しておいた
Φ〜■を加え攪拌機で分散する。このものをローラー処
理し、練ったものを加熱して再溶解する。間色後脱泡し
、■及び[相]を添加し緩やかに攪拌操作し、混合する
。これを85〜90℃に加熱し、中皿に流し込み充填し
冷却固化する。
この様にして得られた油性コンパクトファンデーション
は、塗布時の力の入れ方、あるいは塗擦回数の多寡によ
り色相及び彩度を大きく変化させる事なく色調の濃さく
明度)を自由にコントロールできるファンデーションで
あった。
実施例2の油性コンパクトファンデーションのf1i擦
回数による塗布色の変化を表2、図2に示した。なお、
塗布色の測定は実施例1で行った方法と同じである。
(以下余白) 表2 (以下余白) 実施例3 固型アイシャドー 重量% ■マイカ                47■タル
クン                2゜■二酸化チ
タン            1゜■赤色226号  
            2■圧縮崩壊軟質樹脂カプセ
ル(注3)1゜■流動パラフィン          
  5■リンゴ酸ジイソステアリル       3■
トリー2−エチルヘキサン酸トリ    2メチロール
プロパンエステル ■ソルビタンモノイソステアレート    1@酸化防
止剤、香料、薬剤       通量*注3 紺青10
%、ジメチルポリシロキサン(10C5,25℃)90
%から成る内包物を80%内包し、メタクリル酸メチル
−エチレングリコールメタクリレート共重合体をシェル
とする圧縮崩壊性軟質樹脂カプセル。製造法は製造例1
に準じた。耐圧強度13〜18kg/ d 、平均粒径
30p m 。
(製法) ■〜■をブレンターで良く混合し、予め75〜85℃に
て加熱混合した■〜[相]を添加し再び混合する。
このものを粉砕し、この後樹脂カンプセル■を添加ブレ
ンターで良く混合し、篩処理を行って、加熱成型した。
この様にして得られた固型アイシャドーはチップで塗布
する時の力の入れがた、あるいは塗擦回数の多寡により
、その色調を赤味から青味方向へ変化させ、かつしっと
りとした使用感へ変化させる事のできるアイシャドーで
あった。
実施例3の固型アイシャドーを一定量チツブに取り、一
定の力で塗布した時の塗擦回数による塗布色の変化を表
3、図3に示した。なお、塗布色の測定は実施例1と同
じ方法である。
(以下余白) 表3 (以下余白) 実施例4 スティックアイシャドー 重量% ■マイカ                8.5■カ
オリン                20■黄色酸
化鉄              3■群青     
            1■カーボンブラツク   
         0・5■圧縮崩壊性軟質樹脂カプセ
ルA(注4)5■圧縮崩壊性軟質樹脂カプセルB(注4
)30■スクワラン              15
■リンゴ酸ジイソステアリル       10[相]
セレシン               50カルナバ
ロウ              l@ソルビタンセス
キオレエート      10酸化防止剤、香料   
       通量*注4 黄色401号3%、青色4
04号1%及びスクワラン96%から成る内包物を85
%内包し、メタクリル酸メチル−酢酸ビニル共重合体を
シェルとする圧縮崩壊性軟質樹脂カプセル。耐圧強度6
〜10kg/d、平均粒径35μm。
*注5 酸化クロム処理雲母チタン35%、デカメチル
シクロペンタシロキサン65%から成る内包物を80%
内包したメタクリル酸メチル−エチレングリコールメタ
クリレート共重合体をシェルとする圧縮崩壊性軟質樹脂
カプセル。耐圧強度15〜20kg/d、平均粒径30
μm。
(製法) ■〜■をブレンターで良く混合して粉砕する。
このものを予め80〜85℃で加熱混合しておいた■〜
@に添加しホモミキサー等で攪拌混合を十分を行う。税
泡後樹脂カプセル■■及び0を加え75〜80℃で緩や
かに攪拌混合する。このものを口過し、繰出し威容器に
流し込み充填し、冷却固化した。
この様にして得られたスティックアイシャドーは、瞼に
塗布後指などでぼかす操作をする際、力の入れ方や、擦
る回数の多寡により色調の濃淡及びパール感の有無を微
妙に、しかも段階的にコントロールすることのできるア
イシャドーであった。すなわち弱い力で擦れば耐圧強度
の弱い■のみが崩壊し色調の濃淡を調整でき、さらに強
い力で擦る操作を行えば■をも崩壊し、パール感を付与
せしめる事ができるものであった。さらに樹脂カブセル
フには揮発性環状シリコーン油が内包されている為、塗
布時に非常にしっとりとしているにもかかわらず、経時
ではさっばりとした使用感であった。
実施例5 口紅 重量% ■橙色201色             2■二酸化
チタン             1■圧縮崩壊性軟質
樹脂カプセル(注6)20■セレシン        
       15■ミツロウ           
    5■セチルアルコール           
4■カルナバロウ              2■流
動パラフイン           39■ラノリン 
              10[相]ソルビタンセ
スキオレエート      20香料、酸化防止剤  
        通量*注6 赤色223号1.5%、
とマシ油8,5%及びトリ′−2−エチルヘキサン酸ト
リメチロールプロパンエステル90%から成る内包物を
90%内包したアクリル酸メタクリル・メタクリル酸メ
チルコポリマーをシェルとする樹脂カプセル。耐圧強度
4〜7 k’g/ aa、平均粒径40μm。
(製法) ■、■を■の一部に加えローラー処理する。
(顔料部)他の成分を加熱溶解した後、顔料部と樹脂カ
プセルを加え分散し、型に流し込んでスティック状に成
型した。
この様にして得られた口紅は、その外観色は淡橙色を呈
しているにもかかわらず、塗布後唇同士を擦り合わせる
などの操作により、樹脂カプセルが崩壊し、油溶性染料
による彩やかな紅色に発色し、外観色と塗布色の色変化
を楽しめ、しかも自由に色調をコントロールできる新規
な口紅であった。
実施例6 ルースパウダー 重量% ■タルク                 50■マ
イカ                3■・二酸化チ
タン             l■圧縮崩壊性軟質樹
脂カプセル(注7)45■ナイロン粉末       
      0.5■流動パラフイン        
    0.50香料、酸化防止剤         
 通量*注7 ベンガラ0.3%、黄色酸化鉄0.4%
、黒色酸化鉄0.1%、トリメチルシロキシリケード4
9.2%ジメチルポリシロキサン(2CS)50%を内
包し、その内包量が50%であるメタクリル酸メチルを
シェルとする圧縮崩壊性軟質樹脂カプセル。
耐圧強度15〜3Qkg/aa、平均粒径50μ請。
(製法) ■〜■および■をブレンダーで混合し、予備加熱混合し
たO■を加え、再度よく混合する。このものを粉砕し、
この後樹脂カプセル■を加え混合し、篩処理を行って容
器に充填した。
この様にして得られたルースパウダーは、塗布時の力の
入れがた、あるいは塗擦回数の多寡により色味を自由に
コントロールできる新規なものであった。さらにその使
用感は、通常のルースパウ  −ダーに比較し塗布時に
非常にしっとりしており、且つ経時でさっばりとし、内
包された樹脂皮膜形成剤により、化粧持ちを向上させる
のであった。
【図面の簡単な説明】
図1〜図3は、本発明に係る圧縮崩壊性軟質樹脂カプセ
ルを配合した化粧料の塗擦回数による色調変化を示す図
面である。 特許出願人 株式会社 資 生 堂 口1 己2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  着色顔料、有色真珠光沢顔料及び油溶性染料から選ば
    れる成分の一種または二種以上と油分とを内包し、その
    内包物に不溶の樹脂をシェル(カプセル膜)とする圧縮
    崩壊性軟質樹脂カプセルを配合することを特徴とするメ
    ーキャップ化粧料。
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