JPS63196045A - 電子部品の樹脂コ−テイング装置 - Google Patents
電子部品の樹脂コ−テイング装置Info
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- JPS63196045A JPS63196045A JP2735387A JP2735387A JPS63196045A JP S63196045 A JPS63196045 A JP S63196045A JP 2735387 A JP2735387 A JP 2735387A JP 2735387 A JP2735387 A JP 2735387A JP S63196045 A JPS63196045 A JP S63196045A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/0091—Apparatus for coating printed circuits using liquid non-metallic coating compositions
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/22—Secondary treatment of printed circuits
- H05K3/28—Applying non-metallic protective coatings
- H05K3/284—Applying non-metallic protective coatings for encapsulating mounted components
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔産業上の利用分野1
本発明は、電気回路を構成する各種の回路部品を搭載し
たハイブリッ)IC,モジュール電子部品、ラジアル形
電子部品等からなる電子部品の基板部を溶融状態にした
樹脂でコーティングするための電子部品の樹脂コーティ
ング装置に関するものである。
たハイブリッ)IC,モジュール電子部品、ラジアル形
電子部品等からなる電子部品の基板部を溶融状態にした
樹脂でコーティングするための電子部品の樹脂コーティ
ング装置に関するものである。
【従来の技術1
ハイブリー2ドIC等の電子部品は、セラミック板等か
らなる基板部に所定の配線パターンを形成すると共に、
抵抗、コンデンサ、集積回路等の回路部品を搭載した基
板部と、該基板部から延在させた複数本の端子部とを有
し、基板部における配線パターン及びそれに搭載した回
路部品を絶縁すると共に、その保護を図るために、電気
絶縁性を有する樹脂でコーティングされるようになって
いる。このコーティング樹脂は、粉体状のものと、液体
状にしたものとが用いられており、粉体状の樹脂でコー
ティングするようにする場合にあっては、その作業の自
動化を図るようにしたものは、従来から用いられている
。然るに、液体状のコーテイング材を用いる場合におい
ては、その自動化がなされてはおらず、手作業によって
溶融状態となっている樹脂液槽に基板部をディッピング
することによりコーティングするようにしていた。 [発明が解決しようとする問題点1 ところで、前述したように、手作業により液体状の樹脂
でコーティングするようにすると、その作業効率が良好
でないだけでなく、被膜の均一化を図るのが困難である
と共に、樹脂槽内へのディッピングの深さを制御するの
が困難 で、所謂、ディップ見切り精度を厳格に行うことができ
ない等の欠点があった。 本発明は叙上の点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、簡単な構成により、液体状の樹脂を使用
して、電子部品に自動的に精度良くコーティングを行う
ことができるようにした電子部品の樹脂コーティング装
置を提供することにある。 [問題点を解決するための手段l 前述した目的を達成するために、本発明は、各種の回路
部品を搭載した基板部と、該基板部からモの板厚方向に
延在させた端子部とを有する電子部品を、前記基板部を
樹脂液槽にディッピングすることによって該基板部をそ
れに搭載した回路部品と共に樹脂コーティングするため
の装置であって、複数の電子部品を、その端子部を保持
することによって、立設状態に支持するワーク支持手段
と、該ワーク支持手段を樹脂液槽の上部位置において反
転させる反転手段と、該反転手段によって前記ワーク支
持手段を反転させた状態で該ワーク支持手段を昇降させ
る昇降手段とを備える構成としたことをその特徴とする
ものである。 〔作用] 電子部品における基板部を上方に向けた状態にして、そ
の端子部をワーク支持手段に装着し、該ワーク支持手段
を反転手段に設置する。この状態で、該反転手段を作動
させて、ワーク支持手段を180°反転させ、電子部品
をその基板部が下向きとなるように垂下した状態となら
しめる。そこで、昇降手段によってワーク支持手段を下
降させると、該電子部品における基板部が樹脂液槽にデ
ィッピングされることになる。この樹脂液槽へのディッ
プが完了すると、昇降手段を上昇させることによって電
子部品を装着したワーク支持手段を引き上げて1反転手
段によってワーク支持手段に支持された電子部品を立設
状態に復帰させ、その基板部にコーティングされた樹脂
を風乾等の手段によって乾燥させると、該基板部に樹脂
材による被覆が行われる。 前述したように構成することにより、電子部品の樹脂コ
ーティングの自動化を図ることができるようになる。そ
して、昇降手段により樹脂液槽へのディッピングの深さ
及び樹脂液槽内への滞留時間を制御することによって、
被覆層の厚みを均一にならしめると共に、ディッピング
の見切り位置の精度出しを極めて良好に行うことができ
る。 [実施例1 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。 而して、電子部品のコーティング装置によって樹脂コー
ティングされる電子部品は、第2図に示したように構成
される。即ち、ワーク1はセラミ”/り等の板体からな
る基板部1aと、該基板部1a々1ら突出する複数の端
子部1b 、 lb 、ΦΦ・とを有し、基板部1aに
は所定の配線パターンが形成されると共に、この配線部
分には各種の回路部品2,2゜拳・拳が搭載されている
。このように、各種の回路部品2を装着した基板部1a
は、フェノール樹脂等のように電気絶縁性が良好で、し
かも耐熱性の憐れだ樹脂による被覆層3によりコーティ
ングされるようになっている。 ここで、前述したように基板部1aに対してコーティン
グするための装置は、第1図に示したように構成される
。 図中において、10はワーク載置部、11は反転部をそ
れぞれ示し、ワーク蔵置部10は、第6図に示したよう
に底壁部10aと、該底壁部10aの左右の両側に立設
した側壁部10b、10bとを有し、当該部位にワーク
1を立設状態に支持するワーク支持トレー12が載置さ
れるようになっている。該ワーク支持トレー12は、第
3図及び第4TI!Jに示したように、基台部13にそ
の長手方向に複数の四角形をした突条13a 、 13
a 、・・Φを形設し、これらのうち、相隣接する突条
13a 、 13a間に多数の小片からなるばね板片1
4を、その底部14aをねじ15によって基台部13に
固定すると共に、該ばね板片14の左右の両側部を突条
13aの壁面に沿って垂直に立ち上るように曲成した保
持壁部14b、14bを形成し、さらにその両端部を相
互に近接する方向に向けて斜めに曲成することによって
呼び込み部14c、14cを形成する構成となっている
。そして、ワーク1における端子部1bは、この呼び込
み部14Cから挿入して、保持壁部14bと突条13a
との間に挟むようにして立設されるようになっている。 次に、反転部11は、第5図に示したように、反転台1
6を有し、該反転台16は前記ワーク載置部10の延長
上に位置し、底壁部1θaと該底壁部18aの左右の両
側に立設した側壁部18bを有する点においては、前述
のワーク載置部1oと同様であるが、反転台16におい
ては、その側壁部18bの上端部に相互に近接する方向
に突出する係止壁部18cが形設されており、ワーク支
持トレー12は、その反転時に両側の部分が該係止壁部
18cにより規制されて、この反転台16から脱落しな
いように保持されるように構成されている。 そして、ワーク載置部lOから反転部11における反転
台16にワークlを立設状態に保持したワーク支持トレ
ー12を移行させるために、第6図に示したように、搬
送用フック17が設けられており、該搬送用フック17
は、ワーク支持トレー12に装着した取手18に係合す
ることができるようになっている。そして、この搬送用
フック17は搬送ガイドブロック19に装着されて、該
搬送ガイドブロック18はタイミングベルト等の駆動手
段(図示せず)によってガイドロッド21に沿って往復
移動することができるようになっている。 さらに、反転部11における基台11aには、第7図に
示したように、反転駆動用のモータ22が装着されてお
り、また該モータ22はタイミングベルト23を介して
反転台1Gに連結した回動軸24と接続されている。従
って、モータ22を作動させると、反転台16は同図に
おいて実線で示した状態と、一点鎖線で示したように1
80°反転した状態との間に回動変位せしめられるよう
に構成されている。 前述した反転部11の基台11aの下面には、第5図か
らも明らかなように、連結ロッド25が垂設されており
、該連結ロッド25の先端部は昇降台26に固着されて
いる。該昇降台2Bは、昇降駆動用のモータ27によっ
て駆動されるポールねじ28により昇降駆動せしめられ
るようになっている。そして、このポールねじ28によ
る反転部11の高さ位置を検出するために、ポールねじ
28の回転角度を検出するエンコーダ28が装着されて
いる。さらに、基台1faの下面には、第8図に示した
ように、反対型の液面センサ30が装着されており、該
液面センサ30によって樹脂液の液面を検出することに
より、ポールねじ28による反転部11の制御を行うよ
うになっている。 樹脂液槽31は反転部11の下方位置に配設されており
、該樹脂液槽31は、第9図に示したように、内槽32
と外槽33との2重槽からなり、内槽32と外槽33と
の間は連通路34によって連通されると共に、内槽32
の壁面高さは外槽33の壁面より低くなっている。この
ために、樹脂液槽31内の樹脂液は外槽33から連通路
34を介して内l1a33内に流れ、該内槽33の上部
から外槽32にオーバーフローする循環流を形成するこ
とができるようになっており、強制的にこの循環流を形
成するために、連通路34には撹拌翼35が装着され、
該攪拌翼35は攪拌用のモータ3Bによって回転駆動せ
しめられるようになっている。 さらに、該樹脂液槽31にワークlをディッピングした
ときにおいて、該ワーク1を揺動させるために、第10
図に示したように、反転部11の下降位置で、その基台
部11aと係合して支持軸37を中心として揺動せしめ
られる揺動レバー38が設けられており、該揺動レバー
38の他端は揺動用のモータ38によって偏心回転する
偏心ローラ40に係合している。そして、該偏心ローラ
40は、第11図に示したように、ガイド41に沿って
摺動せしめることによってその偏心量が変化し、反転部
11の揺動範囲を変えることができるようになっている
。 本実施例は前述のように構成されるもので、次にその作
用について説明する。 まず、ワークlをその基板部1aを上向けて、端子部1
bを、ワーク支持トレー12における突条13aとばね
板片14の保持壁部14bとの間に挾持させた状態にし
て、立設させる。而して、このばね板片14は多数の小
片からなるものであるので、ワーク1として寸法形状の
、異なるものを複数装着することができる。これと同時
に、モータ36を作動させることによって、樹脂液槽3
1内の樹脂液の循環を行わせる。 前述のようにしてワーク1を装着したワーク支持トレー
12をワーク載置部10に載置し、搬送用フック17を
該ワーク蔵置部lOに向けて移動させて、ワーク載置部
10に設けた取手18と係合させる。そして、この搬送
用フック17を復帰させれば、ワーク支持トレー12は
反転部11における反転台16上に移動せしめられるこ
とになる。そこで、搬送用フック17を取手18から脱
着させると共に、モータ22を作動させて、タイミング
ベルト23を介して回動軸24を回動させることによっ
て反転台16を 180°反転させる。ここで、該反転
台1Bに装着されたワーク支持トレー12は、反転台1
6の係止壁部18cにより係止された状態に保持されて
おり、しかも、該ワーク支持トレー12に装着されたワ
ーク1は、ばね板片14の作用によって、その保持壁部
14bと突条13aとの間に挾持された状態で安定的に
支持されているので、ワーク支持トレー12の反転によ
って、該ワークlがみだりに脱落する等の不都合を生じ
るおそれはない。 前述のように反転部11が反転し、ワーク支持トレー1
2に装着したワーク1を、その基板部1aが下方を向い
た状態で、モータ27を駆動することによって、ボール
ねじ28を回転せしめて、昇降台26を下降させること
により、ワークlの基板部1aを樹脂液槽31にディッ
ピングさせる。ここで、該昇降台2Bの下降速度を高速
で行い5反転部11における基台11aに装着した液面
センサ30により、ワークlが樹脂液槽31の液面に対
して所定の高さ位置となったことを検出したときに、該
液面センサ3゜からの信号に基づいてモータ27の回転
速度を低下させて、緩やかな速度でワーク1のディッピ
ングを行わせるようにすれば、樹脂液の跳ね上り等を防
止することができるようになる。そして、このワークl
のディッピング深さは、エンコーダ29のパルス数によ
って制御するようにすれば、極めて正確に制御すること
ができるようになる。このように、液面センサ30によ
ってモータ27の作動の制御を行うようにすることによ
り、繰返しコーティング作業を行うことによって、樹脂
液槽31内の液面が変化しても、ワーク1のディッピン
グの深さを一定に保つことができ、見切り精度が良好と
なる。なお、このときには、モータ38を停止させるこ
とにより、樹脂液槽31内の樹脂液を静止させておくよ
うにする。 ここで、樹脂液はかなり高い粘度を有するものであるた
めに、ワーク1のディッピング時にその表面張力の作用
によって、基板部1aの全体に回り込むのが困難となる
場合があるが、モータ39を作動させて、揺動レバー3
8を介して反転部11を揺動させることにより、樹脂液
槽31内においてワークlが揺動せしめられる。この結
果、樹脂液の表面張力を破壊することができるようにな
るので、ワーク1には、各種の回路部品3が搭載されて
、多数の凹凸部を有する基板部1a全体に樹脂液の回り
込みが良好となり、内部に気泡等が発生するのを防止す
ることができると共に、該ワーク1における樹脂の付着
限界位置、即ちディッピングの見切り位置の精度出しを
良好に行うことができるようになる。 前述のようにしてワーク1の樹脂液へのディッピングが
所定時間だけ行われると、モータ38によるワークlの
揺動を停止させると共に、モータ27を作動させて、昇
降台28を上昇させることによってワーク支持トレー1
2に装着したワークlを樹脂液槽31から引き上げる。 ここで、該ワーク1の引き上げは、液切れ状態となるま
では緩やかな速度で引き上げることによってコーティン
グむらが生じるのを防止することができる。ワーク1の
液切れが行われた後に、モータ27の回転速度を上げて
引き上げ速度をと昇させるようにする。 ソシテ、エンコーダ28からの信号に基づいて反転部1
1がワーク載置部10の高さ位置と同一の高さとなった
ときに、モータ27の回転を停止すると共に、モータ2
2を回転させて、反転部11をそれに設置したワーク支
持トレー12と共に180°反転させることによって、
ワークlはその基板部1aが上向きとなった状態に復帰
する。そこで、ワーク支持トレー12をその位置におい
て、または該反転部11から取り出した状態で風乾等の
手段で該ワーク1における被覆層3を乾燥させることに
よって、ワークlにおけるコーティングが行われること
になる。 【発明の効果】 以上詳述した如く、本発明は、電子部品を立設状態に支
持するワーク支持手段を反転させて、樹脂液槽にディッ
プさせることにより該電子部品にコーティングを行うよ
うにしたので、電子部品のコーティング装置を簡単な構
成によって自動化することができるようになり、槽内へ
の滞留時間及びディー2ピングの深さを調整することに
より、コーティング層の厚み及びその見切り精度が著し
く向上させることができるようになる。
らなる基板部に所定の配線パターンを形成すると共に、
抵抗、コンデンサ、集積回路等の回路部品を搭載した基
板部と、該基板部から延在させた複数本の端子部とを有
し、基板部における配線パターン及びそれに搭載した回
路部品を絶縁すると共に、その保護を図るために、電気
絶縁性を有する樹脂でコーティングされるようになって
いる。このコーティング樹脂は、粉体状のものと、液体
状にしたものとが用いられており、粉体状の樹脂でコー
ティングするようにする場合にあっては、その作業の自
動化を図るようにしたものは、従来から用いられている
。然るに、液体状のコーテイング材を用いる場合におい
ては、その自動化がなされてはおらず、手作業によって
溶融状態となっている樹脂液槽に基板部をディッピング
することによりコーティングするようにしていた。 [発明が解決しようとする問題点1 ところで、前述したように、手作業により液体状の樹脂
でコーティングするようにすると、その作業効率が良好
でないだけでなく、被膜の均一化を図るのが困難である
と共に、樹脂槽内へのディッピングの深さを制御するの
が困難 で、所謂、ディップ見切り精度を厳格に行うことができ
ない等の欠点があった。 本発明は叙上の点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、簡単な構成により、液体状の樹脂を使用
して、電子部品に自動的に精度良くコーティングを行う
ことができるようにした電子部品の樹脂コーティング装
置を提供することにある。 [問題点を解決するための手段l 前述した目的を達成するために、本発明は、各種の回路
部品を搭載した基板部と、該基板部からモの板厚方向に
延在させた端子部とを有する電子部品を、前記基板部を
樹脂液槽にディッピングすることによって該基板部をそ
れに搭載した回路部品と共に樹脂コーティングするため
の装置であって、複数の電子部品を、その端子部を保持
することによって、立設状態に支持するワーク支持手段
と、該ワーク支持手段を樹脂液槽の上部位置において反
転させる反転手段と、該反転手段によって前記ワーク支
持手段を反転させた状態で該ワーク支持手段を昇降させ
る昇降手段とを備える構成としたことをその特徴とする
ものである。 〔作用] 電子部品における基板部を上方に向けた状態にして、そ
の端子部をワーク支持手段に装着し、該ワーク支持手段
を反転手段に設置する。この状態で、該反転手段を作動
させて、ワーク支持手段を180°反転させ、電子部品
をその基板部が下向きとなるように垂下した状態となら
しめる。そこで、昇降手段によってワーク支持手段を下
降させると、該電子部品における基板部が樹脂液槽にデ
ィッピングされることになる。この樹脂液槽へのディッ
プが完了すると、昇降手段を上昇させることによって電
子部品を装着したワーク支持手段を引き上げて1反転手
段によってワーク支持手段に支持された電子部品を立設
状態に復帰させ、その基板部にコーティングされた樹脂
を風乾等の手段によって乾燥させると、該基板部に樹脂
材による被覆が行われる。 前述したように構成することにより、電子部品の樹脂コ
ーティングの自動化を図ることができるようになる。そ
して、昇降手段により樹脂液槽へのディッピングの深さ
及び樹脂液槽内への滞留時間を制御することによって、
被覆層の厚みを均一にならしめると共に、ディッピング
の見切り位置の精度出しを極めて良好に行うことができ
る。 [実施例1 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。 而して、電子部品のコーティング装置によって樹脂コー
ティングされる電子部品は、第2図に示したように構成
される。即ち、ワーク1はセラミ”/り等の板体からな
る基板部1aと、該基板部1a々1ら突出する複数の端
子部1b 、 lb 、ΦΦ・とを有し、基板部1aに
は所定の配線パターンが形成されると共に、この配線部
分には各種の回路部品2,2゜拳・拳が搭載されている
。このように、各種の回路部品2を装着した基板部1a
は、フェノール樹脂等のように電気絶縁性が良好で、し
かも耐熱性の憐れだ樹脂による被覆層3によりコーティ
ングされるようになっている。 ここで、前述したように基板部1aに対してコーティン
グするための装置は、第1図に示したように構成される
。 図中において、10はワーク載置部、11は反転部をそ
れぞれ示し、ワーク蔵置部10は、第6図に示したよう
に底壁部10aと、該底壁部10aの左右の両側に立設
した側壁部10b、10bとを有し、当該部位にワーク
1を立設状態に支持するワーク支持トレー12が載置さ
れるようになっている。該ワーク支持トレー12は、第
3図及び第4TI!Jに示したように、基台部13にそ
の長手方向に複数の四角形をした突条13a 、 13
a 、・・Φを形設し、これらのうち、相隣接する突条
13a 、 13a間に多数の小片からなるばね板片1
4を、その底部14aをねじ15によって基台部13に
固定すると共に、該ばね板片14の左右の両側部を突条
13aの壁面に沿って垂直に立ち上るように曲成した保
持壁部14b、14bを形成し、さらにその両端部を相
互に近接する方向に向けて斜めに曲成することによって
呼び込み部14c、14cを形成する構成となっている
。そして、ワーク1における端子部1bは、この呼び込
み部14Cから挿入して、保持壁部14bと突条13a
との間に挟むようにして立設されるようになっている。 次に、反転部11は、第5図に示したように、反転台1
6を有し、該反転台16は前記ワーク載置部10の延長
上に位置し、底壁部1θaと該底壁部18aの左右の両
側に立設した側壁部18bを有する点においては、前述
のワーク載置部1oと同様であるが、反転台16におい
ては、その側壁部18bの上端部に相互に近接する方向
に突出する係止壁部18cが形設されており、ワーク支
持トレー12は、その反転時に両側の部分が該係止壁部
18cにより規制されて、この反転台16から脱落しな
いように保持されるように構成されている。 そして、ワーク載置部lOから反転部11における反転
台16にワークlを立設状態に保持したワーク支持トレ
ー12を移行させるために、第6図に示したように、搬
送用フック17が設けられており、該搬送用フック17
は、ワーク支持トレー12に装着した取手18に係合す
ることができるようになっている。そして、この搬送用
フック17は搬送ガイドブロック19に装着されて、該
搬送ガイドブロック18はタイミングベルト等の駆動手
段(図示せず)によってガイドロッド21に沿って往復
移動することができるようになっている。 さらに、反転部11における基台11aには、第7図に
示したように、反転駆動用のモータ22が装着されてお
り、また該モータ22はタイミングベルト23を介して
反転台1Gに連結した回動軸24と接続されている。従
って、モータ22を作動させると、反転台16は同図に
おいて実線で示した状態と、一点鎖線で示したように1
80°反転した状態との間に回動変位せしめられるよう
に構成されている。 前述した反転部11の基台11aの下面には、第5図か
らも明らかなように、連結ロッド25が垂設されており
、該連結ロッド25の先端部は昇降台26に固着されて
いる。該昇降台2Bは、昇降駆動用のモータ27によっ
て駆動されるポールねじ28により昇降駆動せしめられ
るようになっている。そして、このポールねじ28によ
る反転部11の高さ位置を検出するために、ポールねじ
28の回転角度を検出するエンコーダ28が装着されて
いる。さらに、基台1faの下面には、第8図に示した
ように、反対型の液面センサ30が装着されており、該
液面センサ30によって樹脂液の液面を検出することに
より、ポールねじ28による反転部11の制御を行うよ
うになっている。 樹脂液槽31は反転部11の下方位置に配設されており
、該樹脂液槽31は、第9図に示したように、内槽32
と外槽33との2重槽からなり、内槽32と外槽33と
の間は連通路34によって連通されると共に、内槽32
の壁面高さは外槽33の壁面より低くなっている。この
ために、樹脂液槽31内の樹脂液は外槽33から連通路
34を介して内l1a33内に流れ、該内槽33の上部
から外槽32にオーバーフローする循環流を形成するこ
とができるようになっており、強制的にこの循環流を形
成するために、連通路34には撹拌翼35が装着され、
該攪拌翼35は攪拌用のモータ3Bによって回転駆動せ
しめられるようになっている。 さらに、該樹脂液槽31にワークlをディッピングした
ときにおいて、該ワーク1を揺動させるために、第10
図に示したように、反転部11の下降位置で、その基台
部11aと係合して支持軸37を中心として揺動せしめ
られる揺動レバー38が設けられており、該揺動レバー
38の他端は揺動用のモータ38によって偏心回転する
偏心ローラ40に係合している。そして、該偏心ローラ
40は、第11図に示したように、ガイド41に沿って
摺動せしめることによってその偏心量が変化し、反転部
11の揺動範囲を変えることができるようになっている
。 本実施例は前述のように構成されるもので、次にその作
用について説明する。 まず、ワークlをその基板部1aを上向けて、端子部1
bを、ワーク支持トレー12における突条13aとばね
板片14の保持壁部14bとの間に挾持させた状態にし
て、立設させる。而して、このばね板片14は多数の小
片からなるものであるので、ワーク1として寸法形状の
、異なるものを複数装着することができる。これと同時
に、モータ36を作動させることによって、樹脂液槽3
1内の樹脂液の循環を行わせる。 前述のようにしてワーク1を装着したワーク支持トレー
12をワーク載置部10に載置し、搬送用フック17を
該ワーク蔵置部lOに向けて移動させて、ワーク載置部
10に設けた取手18と係合させる。そして、この搬送
用フック17を復帰させれば、ワーク支持トレー12は
反転部11における反転台16上に移動せしめられるこ
とになる。そこで、搬送用フック17を取手18から脱
着させると共に、モータ22を作動させて、タイミング
ベルト23を介して回動軸24を回動させることによっ
て反転台16を 180°反転させる。ここで、該反転
台1Bに装着されたワーク支持トレー12は、反転台1
6の係止壁部18cにより係止された状態に保持されて
おり、しかも、該ワーク支持トレー12に装着されたワ
ーク1は、ばね板片14の作用によって、その保持壁部
14bと突条13aとの間に挾持された状態で安定的に
支持されているので、ワーク支持トレー12の反転によ
って、該ワークlがみだりに脱落する等の不都合を生じ
るおそれはない。 前述のように反転部11が反転し、ワーク支持トレー1
2に装着したワーク1を、その基板部1aが下方を向い
た状態で、モータ27を駆動することによって、ボール
ねじ28を回転せしめて、昇降台26を下降させること
により、ワークlの基板部1aを樹脂液槽31にディッ
ピングさせる。ここで、該昇降台2Bの下降速度を高速
で行い5反転部11における基台11aに装着した液面
センサ30により、ワークlが樹脂液槽31の液面に対
して所定の高さ位置となったことを検出したときに、該
液面センサ3゜からの信号に基づいてモータ27の回転
速度を低下させて、緩やかな速度でワーク1のディッピ
ングを行わせるようにすれば、樹脂液の跳ね上り等を防
止することができるようになる。そして、このワークl
のディッピング深さは、エンコーダ29のパルス数によ
って制御するようにすれば、極めて正確に制御すること
ができるようになる。このように、液面センサ30によ
ってモータ27の作動の制御を行うようにすることによ
り、繰返しコーティング作業を行うことによって、樹脂
液槽31内の液面が変化しても、ワーク1のディッピン
グの深さを一定に保つことができ、見切り精度が良好と
なる。なお、このときには、モータ38を停止させるこ
とにより、樹脂液槽31内の樹脂液を静止させておくよ
うにする。 ここで、樹脂液はかなり高い粘度を有するものであるた
めに、ワーク1のディッピング時にその表面張力の作用
によって、基板部1aの全体に回り込むのが困難となる
場合があるが、モータ39を作動させて、揺動レバー3
8を介して反転部11を揺動させることにより、樹脂液
槽31内においてワークlが揺動せしめられる。この結
果、樹脂液の表面張力を破壊することができるようにな
るので、ワーク1には、各種の回路部品3が搭載されて
、多数の凹凸部を有する基板部1a全体に樹脂液の回り
込みが良好となり、内部に気泡等が発生するのを防止す
ることができると共に、該ワーク1における樹脂の付着
限界位置、即ちディッピングの見切り位置の精度出しを
良好に行うことができるようになる。 前述のようにしてワーク1の樹脂液へのディッピングが
所定時間だけ行われると、モータ38によるワークlの
揺動を停止させると共に、モータ27を作動させて、昇
降台28を上昇させることによってワーク支持トレー1
2に装着したワークlを樹脂液槽31から引き上げる。 ここで、該ワーク1の引き上げは、液切れ状態となるま
では緩やかな速度で引き上げることによってコーティン
グむらが生じるのを防止することができる。ワーク1の
液切れが行われた後に、モータ27の回転速度を上げて
引き上げ速度をと昇させるようにする。 ソシテ、エンコーダ28からの信号に基づいて反転部1
1がワーク載置部10の高さ位置と同一の高さとなった
ときに、モータ27の回転を停止すると共に、モータ2
2を回転させて、反転部11をそれに設置したワーク支
持トレー12と共に180°反転させることによって、
ワークlはその基板部1aが上向きとなった状態に復帰
する。そこで、ワーク支持トレー12をその位置におい
て、または該反転部11から取り出した状態で風乾等の
手段で該ワーク1における被覆層3を乾燥させることに
よって、ワークlにおけるコーティングが行われること
になる。 【発明の効果】 以上詳述した如く、本発明は、電子部品を立設状態に支
持するワーク支持手段を反転させて、樹脂液槽にディッ
プさせることにより該電子部品にコーティングを行うよ
うにしたので、電子部品のコーティング装置を簡単な構
成によって自動化することができるようになり、槽内へ
の滞留時間及びディー2ピングの深さを調整することに
より、コーティング層の厚み及びその見切り精度が著し
く向上させることができるようになる。
第1図は本発明の一実施例を示すコーティング装置の全
体構成図、第2図は被覆層の一部を切欠いた状態を示す
ワークの外観図、第3図はワーク支持具の構成説明図、
第4図は第3図のIV−IV断面図、第5図は反転部の
構成説明図、第6図はワークをワーク載置部から反転部
に移行させるための機構を示す説明図、第7図は反転部
の作動状態を示す作動説明図、第8図は液面センサの構
成説明図、第9図は樹脂液槽の構成説明図、第10図は
ワークの揺動機構の構成説明図、第11図は第1θ図の
要部拡大平面図である。 1 :ワーク、1a:基板部、1b:端子部、3 :機
簡素子、4 :被覆層、lo:ワーク載置部、ll:反
転部、12:7−り支持トレー、18:反転台、3o:
液面センサ、31:樹脂液槽。
体構成図、第2図は被覆層の一部を切欠いた状態を示す
ワークの外観図、第3図はワーク支持具の構成説明図、
第4図は第3図のIV−IV断面図、第5図は反転部の
構成説明図、第6図はワークをワーク載置部から反転部
に移行させるための機構を示す説明図、第7図は反転部
の作動状態を示す作動説明図、第8図は液面センサの構
成説明図、第9図は樹脂液槽の構成説明図、第10図は
ワークの揺動機構の構成説明図、第11図は第1θ図の
要部拡大平面図である。 1 :ワーク、1a:基板部、1b:端子部、3 :機
簡素子、4 :被覆層、lo:ワーク載置部、ll:反
転部、12:7−り支持トレー、18:反転台、3o:
液面センサ、31:樹脂液槽。
Claims (2)
- (1)各種の回路部品を搭載した基板部と、該基板部か
らその板面方向に延在させた端子部とを有する電子部品
を、前記基板部を樹脂液槽にディッピングすることによ
って該基板部をそれに搭載した回路部品と共に樹脂コー
ティングするための装置において、複数の電子部品を、
その端子部を保持することによって、立設状態に支持す
るワーク支持手段と、該ワーク支持手段を樹脂液槽の上
部位置において反転させる反転手段と、該反転手段によ
って前記ワーク支持手段を反転させた状態で該ワーク支
持手段を昇降させる昇降手段とを備える構成としたこと
を特徴とする電子部品の樹脂コーティング装置。 - (2)前記昇降手段による前記ワーク支持手段の下降位
置を液面センサの検出信号に基づいて制御する構成とし
たことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の電
子部品の樹脂コーティング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2735387A JPS63196045A (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | 電子部品の樹脂コ−テイング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2735387A JPS63196045A (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | 電子部品の樹脂コ−テイング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63196045A true JPS63196045A (ja) | 1988-08-15 |
Family
ID=12218674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2735387A Pending JPS63196045A (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | 電子部品の樹脂コ−テイング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63196045A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016131416A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | トヨタ自動車株式会社 | ステータの絶縁処理装置 |
-
1987
- 1987-02-10 JP JP2735387A patent/JPS63196045A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016131416A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | トヨタ自動車株式会社 | ステータの絶縁処理装置 |
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