JP2525282B2 - プリント配線板製造用の方向変換装置 - Google Patents

プリント配線板製造用の方向変換装置

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JP2525282B2
JP2525282B2 JP2269048A JP26904890A JP2525282B2 JP 2525282 B2 JP2525282 B2 JP 2525282B2 JP 2269048 A JP2269048 A JP 2269048A JP 26904890 A JP26904890 A JP 26904890A JP 2525282 B2 JP2525282 B2 JP 2525282B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プリント配線板を製造するためのライン中
に配置されて、プリント配線板のための基板の方向を変
換するための方向変換装置に関するものである。
(従来の技術) 電子部品を実装するためのプリント配線板は、ガラス
エポキシ樹脂やセラミックス等の絶縁材料によって形成
した基板に対して、必要な穴明け加工をした後に、導体
回路やこれを保護するためのソルダーレジスト被膜、あ
るいは導体回路に対して接続信頼性を高めるため等のメ
ッキ等、種々な加工を施して製造されるものである。そ
のためには、導体箔の形成からエッチング、エッチング
レジスト膜の形成、検査等、非常に多くの工程を経るも
のであり、近年においては所謂製造ラインによってこれ
らの工程を連続的に行うようにしている。
このような製造ラインによってプリント配線板を連続
的に製造する場合には、その中心材料となる基板をライ
ン中にて搬送しなければならない。この搬送は、基板が
どのような向きであっても行えるものではなく、次の工
程での作業を考慮するとこの基板の方向を変換して搬送
しなければならない場合が多々ある。
従来一般に行われている基板の方向の変換は、次の通
りである。すなわち、一定の加工を施した基板を、ライ
ンの途中において一旦集積しておき、これを作業者が次
のライン中にその向きを所定の方向にしながら搬入して
いたのである。これだと、作業者が必要であるだけでな
く、プリント配線板を文字通り連続的に製造することは
できないため、次のように自動化することも検討されて
いた。
すなわち、一定方向から搬入されてきた基板をコンベ
アで受けて、このコンベアの前方に位置するストッパに
より基板の位置決めを行い、これを別方向のコンベアに
よって搬入されてきたとは異なる方向に搬送することも
検討されたのである。しかしながら、基板がストッパに
当接した直後にこれを搬送してきたコンベアを停止させ
ないと、基板とコンベアとの摩擦によって基板上の導体
回路等に損傷を与えることになるから、これを解避する
ためには相当複雑な構成を採らざるを得なくなるのであ
る。
また、このような基板の方向を自動的に変換する場
合、その落下等に注意をしなければならないものであ
る。特に、基板の大きさは種々異なるものであるため、
例えばその下から支えて基板を持ち上げる場合におい
て、その基板に応じた重心を支えないと落下して導体回
路等に損傷を与えてしまうことになる。そのために、基
板の大きさをも考慮してその変換を行うようにしなけれ
ばならないが、そのような装置は発明者等の検討中にお
いて見当たらなかった。
そこで、本発明者は、基板に形成されている導体回路
等に損傷を与えず、しかも基板の搬送方向を自由に変換
できるようにするためにはどうしたらよいかについて種
々検討してきた結果、プリント配線板用の基板は一般に
四角形状のものが多いことに気付き、本発明を完成した
のである。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、以上のような経緯に基づいてなされたもの
で、その解決しようとする課題は、損傷を与えないで基
板の方向を自動的に変換することである。
そして、本発明の目的とするところは、損傷を与えな
いで基板の方向の変換を行うことができ、しかもその方
向変換を、搬送されてきた基板の中心において常に行う
ようにして、安定した状態で行うことができる方向変換
装置を簡単な構成によって提供することにある。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するために、まず第一請求項に係る
発明の採った手段は、実施例において使用する符号を付
して説明すると、 「プリント配線板を製造するためのライン中に配置さ
れて、プリント配線板を製造するために送られてきた基
板(W)の方向を変換する方向変換装置(10)であっ
て、 互いに平行かつ近接して配置される基板(W)のため
の搬入路(12)及び搬出路(13)と、これらの搬入路
(12)、搬出路(13)、及び両者の空間内に水平に配置
されて互いに直交する複数の支持アーム(14a)を備え
たテーブル(14)と、このテーブル(14)の上下動及び
回転を行うための第一駆動装置(15)及び第二駆動装置
(16)とを備え、 搬入路(12)の適宜位置に配置されて搬入されてきた
基板(W)の前端及び後端の位置を検出するセンサ(3
1)と、このセンサ(31)と別体または一体に構成され
てセンサ(31)によって基板(W)の前端が検知されて
からの搬入路(12)の搬送量を検出するカウンタ(32)
と、これらのセンサ(31)及びカウンタ(32)からの信
号を受けて基板(W)の長さの半分の寸法L1/2を演算
し、この寸法L1/2とセンサ(31)とテーブル(14)の中
心(P0)までの距離L3との差L2を求めて、この差L2と基
板(W)の後端をセンサ(31)が検知してからのカウン
タ(32)のカウント量とが一致したとき、搬入路(12)
の駆動を停止させるとととに、第一駆動装置(15)及び
第二駆動装置(16)の駆動を制御する制御部(30)とを
備えたことを特徴とする方向変換装置(10)」である。
また、第二請求項に係る発明の採った手段は、同様
に、 「プリント配線板を製造するためのライン中に配置さ
れて、プリント配線板を製造するために送られてきた基
板(W)の方向を変換する方向変換装置(20)であっ
て、 基板(W)を搬入するベルトコンベア(22)と、この
ベルトコンベア(22)間に平行に配置された上下動可能
なローラコンベア(23)と、このローラコンベア(23)
を上下動する駆動装置(24)とを備え、 ベルトコンベア(22)の適宜位置に配置されて搬入さ
れてきた基板(W)の前端及び後端の位置を検出するセ
ンサ(31)と、このセンサ(31)と別体または一体に構
成されてセンサ(31)によって基板(W)の前端が検知
されてからのベルトコンベア(22)の搬送量を検出する
カウンタ(32)と、これらのセンサ(31)及びカウンタ
(32)からの信号を受けて基板(W)の長さの半分の寸
法L1/2を演算し、この寸法L1/2とセンサ(31)とテーブ
ル(14)の中心(P0)までの距離L3との差L2を求めて、
この差L2と基板(W)の後端をセンサ(31)が検知して
からのカウンタ(32)のカウント量とが一致したとき、
ベルトコンベア(22)の駆動を停止するようにするとと
もに、第一駆動装置(15)及び第二駆動装置(16)の駆
動を制御する制御部(30)とを備えたことを特徴とする
方向変換装置(20)」である。
(発明の作用) 次に、各発明に係る方向変換装置の作用について、項
を分けて説明する。
・第一請求項に係る方向変換装置(10)について この方向変換装置(10)においては、第1図及び第2
図に示すように、図示しない前工程ラインから搬入路
(12)によって搬入されてきた基板(W)は、テーブル
(14)によって方向を変換されてから、搬入路(12)と
同一搬送方向の搬出路(13)によって次工程ラインに向
けて送られるのである。このとき、基板(W)は、制御
部(30)に電気的信号を発するセンサ(31)によって監
視されているものであり、この監視は次の原理に基づい
て行われる。
つまり、この基板(W)は、後述のテーブル(14)上
に載置されて回転されるものであるが、この基板(W)
の中心(PW)はテーブル(14)の中心(P0)に略一致し
た状態で載置されなければならない。そのために、セン
サ(31)は、第3図の(イ)に示すような検出基準位置
を決定するのである。基板(W)の中心(PW)をテーブ
ル(14)の中心(P0)に略一致させるためには、第3図
に示したように、大きさの異なる基板(W)の搬送方向
の寸法L1を基板(W)毎に測定しなければならないし、
基板(W)の前端からL1/2の所に位置する中心(PW)を
どれだけ進めたらテーブル(14)の中心(P0)に一致す
るか、すなわち第3図の(イ)の状態から(ハ)の状態
になるまでの基板(W)の移動量L3を測定しなければな
らないのであるが、センサ(31)はその検出基準位置を
基板(W)の前端を検知することによって検出するので
ある。
センサ(31)からの基板(W)の前端を検知したこと
が電気的信号によって制御部(30)に伝達されると、第
4図に示すように、制御部(30)は搬入路(12)の移動
に同期して回転するシンクロ歯車(12b)に対向させた
カウンタ(32)からの信号を受けて、搬入路(12)の移
動量を演算し始める。そして、この制御部(30)は、セ
ンサ(31)から基板(W)の後端を検知した信号を受け
ると、L1/2の具体的数値を演算するとともに、搬入路
(12)のその後の移動量L2が、センサ(31)のテーブル
(14)の中心(P0)までの距離L3と、L1/2との差となる
までそのカウンタ(32)によってカウントするのであ
る。そして、このカウント量と搬入路(12)の移動量が
一致すると、制御部(30)は搬入路(12)の駆動モータ
(12a)に電気的信号を送ってこの駆動モータ(12a)を
停止させるのである。これにより、第3図の(ハ)に示
したように、基板(W)の中心(PW)はテーブル(14)
の中心(P0)と一致するのである。
駆動モータ(12a)の停止がフィードバックされる
と、制御部(30)は第一駆動装置(15)に始動信号を送
ってテーブル(14)を上動させる。これにより、テーブ
ル(14)はその各支持アーム(14a)によって基板
(W)を下から支えて、搬入路(12)及び駆動モータ
(12a)の搬送面より僅かに上方に持ち上げるのであ
る。この場合、テーブル(14)の各支持アーム(14a)
は、搬入路(12)及び搬出路(13)を構成しているベル
トコンベア内、及び搬入路(12)と搬出路(13)との間
に配置されているから、搬入路(12)や搬出路(13)に
接触することなく上動する。
第一駆動装置(15)がその上動駆動を完了すると、こ
れが制御部(30)にフィードバックされて、次に制御部
(30)は第二駆動装置(16)を駆動させるべく信号を発
する。これにより、第二駆動装置(16)が作動してテー
ブル(14)が90゜の倍数だけ回転させられるから、基板
(W)は搬入路(12)及び搬出路(13)に対して回転、
つまり方向を変えるのである。この第二駆動装置(16)
による回転が完了すると、再び第一駆動装置(15)が作
動してテーブル(14)を下動させるから、基板(W)は
その方向が変換された状態で再び搬入路(12)及び搬出
路(13)上に載置されるのである。第一駆動装置(15)
によるテーブル(14)の下動が完了すれば搬出路(13)
が駆動されるから、基板(W)は第1図の矢印方向に搬
送されて、次の工程ライン側に送られるのである。な
お、本実施例においては、第一駆動装置(15)によって
下動が完了したテーブル(14)は、元位置への回転戻し
がなされるようになっている。
以上のように、当該方向変換装置(10)に搬入されて
きた基板(W)は、この方向変換装置(10)の略中心
(P0)において所定の方向変換がなされた後に、搬入方
向と同一方向へ安定した状態で搬出されるのである。
・第二請求項に係る方向変換装置(20)について この方向変換装置(20)においては、第7図に示すよ
うに、ベルトコンベア(22)とローラコンベア(23)と
が平行にしかも交互に配置してあるものであり、この内
ローラコンベア(23)が駆動装置(24)によりベルトコ
ンベア(22)に対して上下動するようにしてある。つま
り、ベルトコンベア(22)はその長手方向が基板(W)
の搬送方向となるものであり、ローラコンベア(23)は
その長手方向と直交する方向、つまりベルトコンベア
(22)の搬送方向と直交する方向が基板(W)の搬送方
向となるものである。
従って、図示しない前工程ラインから搬入されてきた
基板(W)は、ベルトコンベア(22)によって方向変換
装置(20)の中央(第3図でいうと(P0)の位置)に搬
送された後、上動してきたローラコンベア(23)によっ
て受け止められて上動される。このとき、ローラコンベ
ア(23)はその駆動を始めるから、これに支えられてい
た基板(W)は、ベルトコンベア(22)の搬送方向とは
直交する方向にその基枠(11)に対する方向を変えない
で、次工程のライン側に送り出されるのである。つま
り、この方向変換装置(20)においては、第一請求項に
係る方向変換装置(10)による場合とは異なって、基板
(W)はその搬送方向自体が変換されるのであり、結果
として次工程ラインは方向変換がなされた基板(W)を
受け取ることになるのである。
この方向変換装置(20)においても、センサ(31)が
第3図に示したL1及びL3を計測すべく監視を行ってい
る。すなわち、このセンサ(31)は、第7図に示すよう
に、ベルトコンベア(22)の前端側に配置してあるもの
であり、ベルトコンベア(22)に搬入された直後の基板
(W)の前端を検知して制御部(30)に信号を発する。
このセンサ(31)からの信号を受けた制御部(30)は、
前述した第一請求項に係る方向変換装置(10)における
のと同様に、基板(W)の中心(PW)がローラコンベア
(23)の中心でもあるベルトコンベア(22)の中心
(P0)となるまでベルトコンベア(22)の駆動を許容し
て、基板(W)の中心(PW)がベルトコンベア(22)の
中心(P0)に位置したときにベルトコンベア(22)の駆
動モータ(22a)の駆動を停止させる。その後、駆動装
置(24)が駆動されてローラコンベア(23)が上動され
るから、基板(W)はその中心(PW)がこのローラコン
ベア(23)の中心に位置した状態で支えられるととも
に、ベルトコンベア(22)の搬送面から離れる。そうす
ると、制御部(30)によって駆動モータ(23a)の駆動
が開始されるから、基板(W)はベルトコンベア(22)
の搬送方向とは直交する方向に変換されて、次工程側ラ
インに向けて安定した状態で搬送されるのである。
また、この方向変換装置(20)においては、その搬入
方向はベルトコンベア(22)あるいはローラコンベア
(23)のいずれの方向からも行えるものである。すなわ
ち、当該装置(20)に対する基板(W)の搬入をベルト
コンベア(22)により行いたい場合には、ローラコンベ
ア(23)を最初は下げた状態にしておけばよいものであ
り、またこのローラコンベア(23)により当該装置(2
0)内への基板(W)の搬入を行いたい場合にはこれを
上げた状態にしておけばよいものである。
(実施例) 次に、上記のような作用を有する各請求項に係る方向
変換装置(10)及び(20)を、図面に示した実施例に基
づいて詳細に説明する。
・第一請求項に係る方向変換装置(10)について 第1図及び第2図には、第一請求項に係る方向変換装
置(10)が示してあり、この方向変換装置(10)は、そ
の基枠(11)の上側に搬入路(12)及び搬出路(13)が
互いに平行にかつ所定の距離(後述のテーブル(14)を
構成している支持アーム(14a)の幅より少し広い間
隔)離した状態で設けてある。本実施例における搬入路
(12)及び搬出路(13)は、所謂ベルトコンベアによっ
て構成したものであり、それぞれの各ベルトコンベアは
互いに平行であり、しかも支持アーム(14a)の幅より
少し広い間隔をおいて配置してある。なお、これら搬入
路(12)及び搬出路(13)は基枠(11)に対して固定的
なものであり、特に搬入路(12)の駆動は第1図に示し
た駆動モータ(12a)によって駆動されるものである
が、搬出路(13)の駆動源については図示していない。
これら搬入路(12)及び搬出路(13)間にはテーブル
(14)が配置してあり、このテーブル(14)は、搬入路
(12)と搬出路(13)との間、及びこれらを構成してい
る各ベルトコンベア間に配置されて互いに直交している
4本の支持アーム(14a)を備えている。また、このテ
ーブル(14)は、通常は、第2図に示したように搬入路
(12)及び搬出路(13)の下側に位置しているものであ
るが、その下側に設けた第一駆動装置(15)によってこ
のテーブル(14)を回転駆動する第二駆動装置(16)と
ともに上動されるものである。
そして、この方向変換装置(10)においては、第4図
に示すように、搬入路(12)の所定位置に、これによっ
て搬入されてきた基板(W)の前端及び後端を検知する
センサ(31)が配置してあり、また搬入路(12)の搬送
量を回転によって表示するシンクロ歯車(12b)が配置
してある。このシンクロ歯車(12b)に対しては、その
回転数を検出して搬入路(12)の搬送量を検出するカウ
ンタ(32)が対向させてあり、このカウンタ(32)及び
上述のセンサ(31)は、電気的信号を基枠(11)の所定
位置に設けた制御部(30)に送るようにしてある。な
お、本実施例においては、センサ(31)及びカウンタ
(32)は同一位置に位置する一体のものとして、それぞ
れの必要な機能を有するものを採用した場合について説
明したが、これらはそれぞれ別位置に位置する二つのも
のに分けて構成するように実施してもよい。
また、制御部(30)は、これらのセンサ(31)及びカ
ウンタ(32)からの信号を受けて、前記の作用の項で述
べたように、搬入路(12)、搬出路(13)、第一駆動装
置(15)及び第二駆動装置(16)を駆動制御するように
構成してある。すなわち、この制御部(30)は、センサ
(31)及びカウンタ(32)からの信号を受けて基板
(W)の長さの半分の寸法L1/2を演算し、この寸法L1/2
とセンサ(31)とテーブル(14)の中心(P0)までの距
離L3との差L2を求めて、この差L2と基板(W)の後端を
センサ(31)が検知してからのカウンタ(32)のカウン
ト量とが一致したとき、搬入路(12)の駆動を停止させ
るとともに、第一駆動装置(15)及び第二駆動装置(1
6)の駆動を制御するのである。
・第二請求項に係る方向変換装置(20)について 第5図〜第7図には、第二請求項に係る方向変換装置
(20)が示してあり、この方向変換装置(20)は、その
基枠(21)の上側に互いに中心を同じくして平行に配置
したベルトコンベア(22)及びローラコンベア(23)を
備えている。ベルトコンベア(22)は、基枠(21)に対
して固定的に配置したものであり、その駆動は基枠(2
1)に設けた駆動モータ(22a)によって行うようにして
ある。
一方、ローラコンベア(23)は、その軸方向が半径方
向より十分長い複数のローラによって構成されているも
のであり、これら各ローラ上に載置された基板(W)を
その軸方向と直交する方向、つまりベルトコンベア(2
2)の搬送方向と直交する方向に搬送するものである。
また、このローラコンベア(23)は、第5図及び第6図
に示したように、基枠(21)に対して上下動可能な枠体
(23b)に支持されているもので、この枠体(23b)をそ
の下側に位置する基枠(21)に設けた駆動装置(24)の
駆動により上下動することによりその搬送面がベルトコ
ンベア(22)の搬送面に対して上下動するようにしてあ
る。
また、この方向変換装置(20)においては、第7図に
示すように、ベルトコンベア(22)への搬入側端部にセ
ンサ(31)が配置してあり、このベルトコンベア(22)
の搬送量はカウンタ(32)によって検知されているもの
である。これらのセンサ(31)及びカウンタ(32)から
の信号は、基枠(21)の適宜位置に設けた制御部(30)
に送られるようにしてある。そして、この制御部(30)
は、駆動モータ(22a)及び(23a)そして駆動装置(2
4)に電気的信号を送って、これらを前述の作用の項で
述べたような順序で制御するようにしてある。
すなわち、この制御部(30)は、センサ(31)及びカ
ウンタ(32)からの信号を受けて基板(W)の長さの半
分の寸法L1/2を演算し、この寸法L1/2とセンサ(31)と
テーブル(14)の中心(P0)までの距離L3との差L2を求
めて、この差L2と基板(W)の後端をセンサ(31)が検
知してからのカウンタ(32)のカウント量とが一致した
とき、ベルトコンベア(22)の駆動を停止させるととも
に、第一駆動装置(15)及び第二駆動装置(16)の駆動
を制御するものである。
(発明の効果) 以上のように構成した各発明に係る方向変換装置(1
0)及び(20)によれば、損傷を与えないで基板の方向
の変換を行うことができ、しかもその方向変換を、搬送
されてきた基板の中心において常に行うようにすること
ができて、安定した状態で行うことができる方向変換装
置を簡単な構成によって提供することができるのであ
る。
特に、第一請求項に係る方向変換装置(10)によれ
ば、前工程ラインから送られてきた基板(W)を、その
中心(PW)がテーブル(14)の中心(P0)に位置するよ
うに搬入路(12)によって当該方向変換装置(10)内に
搬入してから、これをテーブル(14)によって上動させ
ながら方向を変換し、これを搬出路(13)によって後工
程ラインに向け搬送することができるものであり、これ
によりその前後に位置するラインの方向を変えることな
く基板(W)の方向変換を安定した状態で行うことがで
きるのである。
また、第二請求項に係る方向変換装置(20)によれ
ば、ベルトコンベア(22)及びローラコンベア(23)自
体の各搬送方向を互いに直交するものとしてあり、ロー
ラコンベア(23)の選択的上動によって基板(W)の搬
出を行うようにしたから、基板(W)の床面に対する方
向を変えないで、基板(W)の搬送方向を変換すること
ができるのである。つまり、この方向変換装置(20)
は、各工程ラインが方向を変える場所に配置すると有利
なものであり、工程ライン全体を完全に連続したものと
する場合に効果のあるものである。
勿論、各請求項に係るいずれの方向変換装置(10)及
び(20)も、基板(W)の方向変換を安定した状態で行
うことができ、しかも基板(W)に形成されている導体
回路等に損傷を与えることなくその方向変換及び搬送を
行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第一請求項に係る方向変換装置の平面図、第2
図は同正面図、第3図はこの方向変換装置の搬入路によ
って搬送される基板の状態を段階的に示した平面図、第
4図はこの方向変換装置の制御部を中心とした概略構成
を示す正面図、第5図は第二請求項に係る方向変換装置
の側面図、第6図は同正面図、第7図はこの方向変換装
置の制御部を中心とした概略構成を示す正面図である。 符号の説明 10……(第一請求項に係る)方向変換装置、12……搬入
路、12a……駆動モータ、12b……シンクロ歯車、13……
搬出路、14……テーブル、14a……支持アーム、15……
第一駆動装置、16……第二駆動装置、20……(第二請求
項に係る)方向変換装置、22……ベルトコンベア、22a
……駆動モータ、23……ローラコンベア、23a……駆動
モータ、23b……枠体、24……駆動装置、30……制御
部、31……センサ、32……カウンタ、W……基板。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント配線板を製造するためのライン中
    に配置されて、プリント配線板を製造するために送られ
    てきた基板の方向を変換する方向変換装置であって、 互いに平行かつ近接して配置される前記基板のための搬
    入路及び搬出路と、これらの搬入路、搬出路、及び両者
    の空間内に水平に配置されて互いに直交する複数の支持
    アームを備えたテーブルと、このテーブルの上下動及び
    回転を行うための第一駆動装置及び第二駆動装置とを備
    え、 前記搬入路の適宜位置に配置されて搬入されてきた前記
    基板の前端及び後端の位置を検出するセンサと、このセ
    ンサと別体または一体に構成されて前記センサによって
    前記基板の前端が検知されてからの前記搬入路の搬送量
    を検出するカウンタと、これらのセンサ及びカウンタか
    らの信号を受けて前記基板の長さの半分の寸法を演算
    し、この寸法と前記センサとテーブルの中心までの距離
    との差を求めて、この差と前記基板の後端を前記センサ
    が検知してからの前記カウンタのカウント量とが一致し
    たとき、前記搬入路の駆動を停止させるとともに、第一
    駆動装置及び第二駆動装置の駆動を制御する制御部とを
    備えたことを特徴とする方向変換装置。
  2. 【請求項2】プリント配線板を製造するためのライン中
    に配置されて、プリント配線板を製造するために送られ
    てきた基板の方向を変換する方向変換装置であって、 前記基板を搬入するベルトコンベアと、このベルトコン
    ベア間に平行に配置された上下動可能なローラコンベア
    と、このローラコンベアを上下動する駆動装置とを備
    え、 前記ベルトコンベアの適宜位置に配置されて搬入されて
    きた前記基板の前端及び後端の位置を検出するセンサ
    と、このセンサと別体または一体に構成されて前記セン
    サによって前記基板の前端が検知されてからの前記ベル
    トコンベアの搬送量を検出するカウンタと、これらのセ
    ンサ及びカウンタからの信号を受けて前記基板の長さの
    半分の寸法を演算し、この寸法と前記センサとテーブル
    の中心までの距離との差を求めて、この差と前記基板の
    後端を前記センサが検知してからの前記カウンタのカウ
    ント量が一致したとき、前記ベルトコンベアの駆動を停
    止させるとともに、ローラコンベア及び駆動装置の駆動
    を制御する制御部とを備えたことを特徴とする方向変換
    装置。
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