JPS63195164A - チタン酸カルシウム系非磁性材料の製造方法 - Google Patents

チタン酸カルシウム系非磁性材料の製造方法

Info

Publication number
JPS63195164A
JPS63195164A JP62025581A JP2558187A JPS63195164A JP S63195164 A JPS63195164 A JP S63195164A JP 62025581 A JP62025581 A JP 62025581A JP 2558187 A JP2558187 A JP 2558187A JP S63195164 A JPS63195164 A JP S63195164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porcelain
calcined
calcium titanate
powder
magnetic material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62025581A
Other languages
English (en)
Inventor
光男 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP62025581A priority Critical patent/JPS63195164A/ja
Publication of JPS63195164A publication Critical patent/JPS63195164A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ヘッド装置におけるヘッドコアの支持等
に用いる非磁性材料の製造方法に関するもので、特にチ
タン酸カルシウム相と二酸化チタン相の混在した磁器で
ある非磁性材料の製造方法に関するものである。
最近の磁気記録の高密度にともない、磁気へラドコア材
としてマンガン−亜鉛フェライトが用いられてきている
が、これにともないヘッドコアの支持材料として、チタ
ン酸カルシウム系磁器がマンガン−亜鉛フェライトの熱
膨張係数に相応した熱膨張係数を有することから、その
需要が増大している。
〔従来の技術〕
ところで、従来は、チタン酸カルシウム磁器非磁性材料
は1次の方法で製造されている。
即ち、二酸化チタン(T102)と酸化カルシウム(C
ab)のモル比が所定値になるように原料を秤量混合し
、これを仮焼後、粉砕し、粉砕粉を成形。
焼結して、磁器材としている。
磁気ヘッドに用いる非磁性材料としては平滑な研磨面が
得られることが重要な条件である。
チタン酸カルシウム系磁器において、平滑な研磨面が得
られるためには、この磁器の製造工程において、仮焼物
の粉砕が充分に行なわれることが必要である。
この粉砕には、一般にアルミナ、ジルコニア等の磁器よ
りなるポールあるいは、鋼球にウレタン被覆してなるが
−ルを用いて容器の中で粉砕されている。
〔発明が解決すべき問題点〕
従来の製造方法では、平滑な研磨面を与えるチタン酸カ
ルシウム磁器を得るために仮焼物の粉砕に充分時間をか
けて粉砕すると、粉砕用が−ルの表面が摩耗し、ゴール
材料の微粉末が仮焼粉砕粉中に混入し、製造される磁器
の特性に影響を与えてしまう。
炭酸カルシウム(CaCO3) 40モルチと二酸化チ
タン(TiO□)60モル−〇配合比で混合した粉末を
、1000℃以上1300℃以下で2時間〜3時間大気
中で仮焼し1表−1の3条件A、B、Cでゴールミル粉
砕した。各々について2通常の粉末成形焼結のプロセス
に従って、適量の有機バインダーを混合しプレス成形し
た30φX5tのディスクを1300℃〜1400℃の
間の温度で大気中2時間の焼成を行った。この条件で得
られた試料をAI、Bl、CIとし、さらにAI、Bl
CIについて、1000℃以上1200℃以下1000
 ky’cm2のアルゴンガスの圧力で2時間熱間静水
圧プレス(HIP) した後、1200℃で2時間大気
中で熱処理したものをA2.B2.C2とした。
AI、B1.CI及びA2 、B2 、C2について第
3成分の混入貴信機械的性質について調査した結果を表
−2にまとめた。
表2中のチッピング深さとは、鏡面仕上面に幅0.5の
ダイヤモンドカッターで深さ0.5の溝を入れたとき、
端面に発生するチッピングの深さである。
表−2中のAI、Bl、CIの比較では粉砕程度の差に
原因する焼結密度の違いがあシ機械的性質の組成上の差
を論することは厳密さを欠くが。
HIP処理によって一定の密度レベルに達しているA2
 、B2 、C2の3者間の比較では明らかに下記の事
実を認めることができる。
粉砕プロセスで混入するアルミナ(At20.)や。
ジルコニア(ZrO2)が焼結体の微細構造に影響を与
えCa0−TiO2の2成分のみで構成される磁器に比
較して硬く、もろい材質になっている。
このように、 CaO−TiO2系磁器に第3の成分が
混入したとき、2成分のみで構成される磁器に比較して
加工性の劣る事実を更に確認するため2表−1の条件C
で仮焼粉を粉砕する際に表−3に示しだ各種酸化物を表
中の重量%だけ添加して粉砕した粉末を、一連の成形、
焼結のプロセスを経て磁器化し硬度や加工性について測
定し、その結果を表−3に合せて示した。
以−5@a 表−3M33成の添加と加工性 表−2のC1の特性と表−3の特性とを比較すると明か
なようにe Ca0−TiO□の2成分系の磁器に第3
成分が混入すると、磁器のグイッカース硬度が高くなシ
、チッピング深さが大となる。即ち。
加工性が悪くなくなることがわかる。
従って、平滑な研磨面を与え得るために、仮焼物の粉砕
の際にアルミナ等の磁器が−ルを用いて充分な時間粉砕
すると、アルミナ等の磁器ポールの材質が微粉末として
混入し、製造されるチタン酸カルシウム系磁器の加工性
を劣化させるという不都合が生じる。
加工性の劣化は、磁気ヘッドに用いる非磁性材料として
は不充分である。
なお、ウレタン被覆した鋼球を用いて粉砕する場合は2
表−2に見られるようにゴール材料の混入は無いが、磁
器ゴールを用いる場合に比し、粉砕効率が悪く、長時間
の粉砕を必要とすることになる不都合があるばかシでな
く、ウレタン粉末が混入し、焼結体中のボイドを増大さ
せてしまう欠点がある。
したがって9本発明の目的は、仮焼物の粉砕を従来のア
ルミナポール等を用いた場合と同様に充分に行なうこと
ができるとともに、加工性に優れ。
ディトの発生が少なく、かつ平滑な研磨面を実現できる
チタン酸カルクウム系非磁性材料を製造する方法を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段および作用〕上記問題点
を解決するために2本発明の製造方法は、仮焼物の粉砕
工程において、該仮焼物の組成成分と同一の組成成分か
らなる磁器材料でなる粉砕用のが−ルを用いるとともに
、内面をウレタン等の有機材料の層で保護した粉砕容器
を用いることを特徴とするものである。
この方法によれば、粉砕ポールは磁器であり。
硬度を有するので、従来のアルミナやジルコニア等のゴ
ールを用いた場合と同様に、比較的短かい時間で仮焼物
の充分な粉砕が行われる。また、粉砕が−ルの材料は、
粉砕される仮焼物と同一の成分からなっているので、磨
耗した微粉末か仮焼粉末に混入しても、得られる磁器の
特性に影響を与えることもない。
なお、粉砕用のポールの材料である磁器は、その成分の
みでなく1組成比においても仮焼物と同一とすると、磨
耗粉が仮焼粉に混入しても、仮焼粉の組成がその成分ば
かシでなく2組成比においても変化することがないので
、製造される磁器の特性は所期の特性から全くずれるこ
とはない。
まだ、粉砕容器の内面を被うウレタン等の有機材料から
なる保護層は仮焼物の粉砕中に容器の材質が不純物とし
て仮焼物粉末中に混入することを防止する。
〔実施例〕
以下1本発明の実施例について説明する。
炭酸カルシウム(CaCO3)を40モルチとし、二酸
化チタン(TlO2)を60モルチとした配合比で両原
料を混合し、これを仮焼(1000〜1300℃)した
。これの仮焼物の一部を前記衣−1におけるCの条件で
粉砕し、得られた粉末を用いて15φX15Tの円柱体
の磁器を製作した。この円柱体を粉砕用のポールとして
用いるため、総体積が表−1に示した実験を用いたウレ
タン内張りポットの容積の1ハになる数だけポットに入
れば−ルミルを構成した。このが−ルミルの中に、前記
仮焼物の残りを装入し、純水とともに20時間粉砕を行
なった。得られた粉末を一連の成形焼結のプロセスを経
て磁器を得た。得られた磁器をDlとし、そのHIP品
をB2とした。
次に前記のゴールミル用に製作した円柱体と同様にして
、8φX8Tの磁器円柱体を製作し、内容積が10tの
ウレタンでコーティングしたアトライターに用いて、純
水を用いて同一組成の仮焼粉を粉砕した。得られた粉末
を同様にして成結後。
焼結し、磁器E1を得た。そのHIP品をB2とした。
DI 、B2及びEl、B2について加工性を調べた。
この結果を表−4に示す。
仮焼粉末を、これと同材質の磁器ゴールを用いてゾール
ミルもしくはアトライター粉砕して得られたDI、B2
及びEl、B2について1表−2のAI、A2  Bl
、B2  C1,C2と比較すると以下の点か認められ
る。
CI 、 DI 、 (El)、の比較よシ樹脂コーテ
ィングポールに比して同材質が−ルで粉砕した材料は焼
結密度が高く粉砕能力の高いことを示している。
事実衣−2,−4の比較面積はCIに比してDI。
Elが高い。また加工に際してのチッピングの発生率テ
比較uてみると、AI、A2.Bl、B2に比してCI
 、C2、DI 、B2.El 、B2は著しくチッピ
ングの少いことを示している。さらに、ヴイッカース硬
度ではCI、C2、DI、B2 。
El、B2はAI 、A2 、Bl、B2に比して低く
、特にHIP品(C2,B2.A2.B2)では顕著で
ある。ただし、CIは粉砕が不充分で、巨大がイドを多
量に含むため、磁気ヘッド用の非磁性材料としては適当
でない。さらにこのHIP品の02は基本的にがイドは
少ないが、焼結時に発生している巨大ボイド()100
μ)はHIP処理でも100チは除去されず1部分的に
残存するため同様に磁気ヘッド用非磁性材料として適し
ていない。
〔発明の効果〕
以上のとりシ本発明の方法は、加工性が良好でかつ?イ
ドが少く、平滑な研磨面を得られるチタン酸カルシウム
系の磁気ヘッド用非磁性材料を容易に製造することがで
きるという利点を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、二酸化チタンと酸化カルシウムの原料を秤量混合し
    、仮焼し、可焼物を粉砕ポールを装入した粉砕容器中に
    入れ粉砕した後、成形、焼結してチタン酸カルシウム相
    と二酸化チタン相との混在した非磁性材料を製造する方
    法において、前記粉砕ポールとして前記仮焼物の組成成
    分と同一の組成成分を有する磁器からなるポールを用い
    るとともに、前記粉砕容器として内壁をウレタン等の有
    機材料の保護層で保護した粉砕容器を用いることを特徴
    としたチタン酸カルシウム系非磁性材料の製造方法。
JP62025581A 1987-02-07 1987-02-07 チタン酸カルシウム系非磁性材料の製造方法 Pending JPS63195164A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62025581A JPS63195164A (ja) 1987-02-07 1987-02-07 チタン酸カルシウム系非磁性材料の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62025581A JPS63195164A (ja) 1987-02-07 1987-02-07 チタン酸カルシウム系非磁性材料の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63195164A true JPS63195164A (ja) 1988-08-12

Family

ID=12169883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62025581A Pending JPS63195164A (ja) 1987-02-07 1987-02-07 チタン酸カルシウム系非磁性材料の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63195164A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0288458A (ja) * 1988-09-26 1990-03-28 Toto Ltd 磁気ヘッド用磁器組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0288458A (ja) * 1988-09-26 1990-03-28 Toto Ltd 磁気ヘッド用磁器組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4814915A (en) Magnetic head slider and material therefor
CA1216007A (en) Partially stabilized zirconia bodies
JPS63195164A (ja) チタン酸カルシウム系非磁性材料の製造方法
JP2708160B2 (ja) フェライトの製造方法
JPH0615191A (ja) 粉砕機用部材
JPH1079308A (ja) 磁気ヘッド用ヘマタイト系材料及びその製造方法
JPS62143857A (ja) 磁気ヘツド用非磁性材料
AU603692B2 (en) A powder for the production of sintered stabilized zirconia
JPS63156064A (ja) 摩耗防止用内張材及びその製造法
JPS62105986A (ja) ジルコニアセラミツクスの黒色化法
JPH01253210A (ja) 多結晶フェライト材料及びその製造法
JP3591791B2 (ja) 磁気ヘッド用非磁性セラミックスの製造方法
JPH0653020A (ja) 酸化物永久磁石
JPS6232153B2 (ja)
JPH03261652A (ja) 磁気ヘッド用磁器組成物
JPS63134559A (ja) 磁気ヘツド用非磁性セラミツクス
JPH0244098A (ja) 多結晶Mn−Znフェライト及びそれを用いた磁気ヘッド
JPH09124362A (ja) 非磁性セラミックス及びその製造方法
JPS6090872A (ja) ジルコニア系黒色装飾部材
JPS6158428B2 (ja)
JPH0776125B2 (ja) 磁気ヘッド用非磁性磁器材料及びその製造方法
JPS62275059A (ja) 粉砕用メデイア及びその製造法
JPH07108811B2 (ja) 磁気ヘッド用非磁性セラミックス材料
JPS61141668A (ja) 着色ジルコニアセラミツクス
JPH0717765A (ja) CaO−TiO2 系セラミクスの製造方法