JPS6319441B2 - - Google Patents

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JPS6319441B2
JPS6319441B2 JP58164151A JP16415183A JPS6319441B2 JP S6319441 B2 JPS6319441 B2 JP S6319441B2 JP 58164151 A JP58164151 A JP 58164151A JP 16415183 A JP16415183 A JP 16415183A JP S6319441 B2 JPS6319441 B2 JP S6319441B2
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JP
Japan
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water
granules
disintegration
percarbonate
soda
Prior art date
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Expired
Application number
JP58164151A
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English (en)
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JPS6060905A (ja
Inventor
Ryuichi Kayama
Eiji Usu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Peroxide Co Ltd
Original Assignee
Nippon Peroxide Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Peroxide Co Ltd filed Critical Nippon Peroxide Co Ltd
Priority to JP16415183A priority Critical patent/JPS6060905A/ja
Publication of JPS6060905A publication Critical patent/JPS6060905A/ja
Publication of JPS6319441B2 publication Critical patent/JPS6319441B2/ja
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  • Detergent Compositions (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、水中における崩壊拡展性のすぐれた
過炭酸ソーダ顆粒の製造方法に関するものであ
る。 〔従来の技術および発明が解決しようとする問題
点〕 過炭酸ソーダ、過ホウ酸ソーダ、硫酸ナトリウ
ム、塩化ナトリウム、過酸化水素付加物などの過
酸化物は、酸素系漂白剤、あるいは殺菌剤として
工業的に有用な物質である。これらが実用の際に
優れた効果を発揮するためには、それが、水中に
投入されたとき、できるだけ速やかにかつ均一に
溶解する必要がある。このような要件を達成する
ためには、過酸化物は、粉状よりも顆粒状に造粒
されていることが好ましい。 一般に、過炭酸ソーダ粉末を造粒するには、過
炭酸ソーダ粉末と、適当なバインダー及び水とを
ニーダーで混練し、この混練物を多孔板から押出
す押出造粒法、あるいはヘンシエルミキサー、グ
ラニユレーター等を用いる混合造粒法が用いられ
ている。 また、適当な圧力のかかるニーダーを用いて混
練、混和し、得られた混合物を一旦或る程度の大
きさに成形した後、これを破砕機で破砕造粒する
造粒方法も提案されている。 しかしながら、上記のようにバインダーを添加
する造粒方法で造粒した従来の過炭酸ソーダ顆粒
は、それを水中に投じた時の崩壊性が悪く溶解速
度が遅いという問題点があつた。 すなわち、従来過炭酸ソーダ粉末などの過酸化
物粉末の造粒には、CMC、水ガラス、バインダ
ー用アクリル樹脂などが用いられていたがこれら
は、顆粒の強度を向上させるには有効であるが、
これらが使用されている限り得られる顆粒の水中
崩壊性は不満足なものであつた。 また、過酸化物顆粒の水中崩壊促進剤として繊
維素グリコール酸ナトリウム(CMC)、繊維素グ
リコール酸カルシウム、デンプンなどを用いるこ
とも知られているが、これらは、過炭酸ソーダ顆
粒の水中崩壊促進剤として不満足なものであつ
た。従来の造粒技術で製造される顆粒状過炭酸ソ
ーダは、水中に投じたときの萌壊、分散性が不良
であつて、溶解速度も遅いため、例えば、衣料の
漂白の際、未溶解の過炭酸ソーダ粒子が、水中で
衣料と長時間接触することになり、このような局
部的高濃度の過炭酸ソーダが色柄物の変退色ある
いは繊維の脆化を起こす原因となつている。 本発明者らは、過炭酸ソーダ顆粒を水中に投じ
た時に、速やかに崩壊し、均一に分散し、そして
速やかに溶解することのできる顆粒を得るために
種々検討した結果、過炭酸ソーダ顆粒に特定の水
中崩壊促進剤を添加することによつて、上記の目
的を達成し得ることを発見し、本発明を完成する
に至つたのである。 〔問題点を解決するための手段、および作用〕 本発明の水中崩壊性の優れた過炭酸ソーダ顆粒
の製造方法は、過炭酸ソーダ粉末を造粒して顆粒
にするに際し、過炭酸ソーダ粉末に対し、その重
量の0.01〜5%の水中崩壊促進剤を添加すること
を含み、前記水中崩壊促進剤が、500以下の平均
重合度を有する、アクリル酸およびその誘導体の
水溶性重合体から選ばれた少なくとも1種からな
ることを特徴とするものである。 本発明方法に用いられる水中崩壊促進剤は500
以下、好ましくは200以下、更に好ましくは10〜
200、の平均重合度を有する、アクリル酸および
その誘導体の水溶性重合体から選ばれた1種以上
からなるもので、好ましくは、ポリアクリル酸、
ポリメタクリル酸、ポリアクリル酸ソーダおよび
ポリメタクリル酸ソーダから選ばれる。 水溶性重合体の平均重合度が、500より大きく
なると、得られる過炭酸ソーダ顆粒の水中崩壊性
が不十分となり水中に均一に溶解するに要する時
間が過大となる。 水中崩壊促進剤は、過炭酸ソーダ粉末に対し、
その重量の0.01〜5.0%、好ましくは0.05〜2.5%、
更に好ましくは0.1〜1.0%の量で添加される。添
加量が0.01%より少ないとき、および、5.0%よ
り多いときは、得られる顆粒の水中崩壊性が不満
足なものになる。 本発明の低重合度アクリル酸系重合体からなる
水中崩壊促進剤が過炭酸ソーダ顆粒に対し、すぐ
れた効果を示す理由については、未だ十分に明ら
かではないが、下記のように推定されている。 すなわち、CMCなどの従来の水中崩壊促進剤
は顆粒が水中に投入されたとき、水を吸着又は水
和して膨潤し、それによつて顆粒を分裂させるも
のと思われる。これに対して、本発明方法におい
て、水中崩壊促進剤として用いられるアクリル酸
系水溶性重合体は、上述のような水吸着、水和膨
潤、溶解の他に、重合体自身が、過炭酸ソーダに
対してイオン的反撥力を示し、これらの諸要因が
加算されて、過炭酸ソーダ顆粒の水中崩壊が急速
に促進されるものと思われる。 本発明方法において、過炭酸ソーダ顆粒を製造
するには、下記造粒法A,B,Cのいづれを用い
てもよい。 方法A 過炭酸ソーダ粉末に水中崩壊促進剤を加え、混
合物中の含水率が、所望値となるように水分を調
節し、混合物を混練機によつて十分混合した後、
押出しスクリーンを取り付けた押出し造粒機によ
り押出し、得られた顆粒を流動乾燥機によつて乾
燥する。得られた顆粒を所望メツシユの標準ふる
いで篩分する。 方法B 過炭酸ソーダ粉末に対し、水中崩壊促進剤含有
水溶液を混合する。この溶液濃度は、得られる混
合物の含水率が所望値になるように調整してお
く。混合撹拌造粒機に過炭酸ソーダの粉末を入
れ、これを撹拌しながら上記水溶液を噴霧し、所
定時間撹拌を続けて顆粒を得る。その後は、方法
Aと同様に処理する。 方法C 上記方法Bと同様に、所定濃度の水中崩壊促進
剤含有水溶液を調製する。 過炭酸ソーダ粉末と上記水溶液とを、加圧型ニ
ーダーに投入して、良く混練した後、所定寸法破
砕室と、その中に装備された回転カツターとを有
する造粒機により、混合物を所定回転速度で破砕
し造粒する。以後は、方法Aと同様に処理する。 〔実施例〕 以下に、実施例により、本発明を更に説明す
る。 下記の実施例において、顆粒の水中崩壊速度は
「崩壊深度(cm)」によつて表わされる。この「崩
壊深度」とは、直径15cm、高さ60cmの円筒状のガ
ラス容器に、その高さ50cmまで20℃の純水を入
れ、水面の上方高さ5cmの所から検体顆粒の一粒
を自然落下させて水中に投じ、水中において、検
体が沈降しながら分裂する状況を肉眼で観測し、
検体が崩壊した容器内の部位の、水面からの深さ
をcm単位で表わしたものであり、各供試試料につ
いて30回の測定をくり返し、その平均値を算出
し、その試料の水中崩壊深度とした。 過炭酸ソーダを一般家庭で使用する場合、洗面
器等の容器内に衣料品を入れ、水と浸しておき、
上から過炭酸ソーダをふりかけ、漬け置き漂白す
るケースが多い。その際、水面から衣料品までの
水深は、およそ10cm程度であり、過炭酸ソーダが
水中に投じられてから、衣料品に達する以前に過
炭酸ソーダ顆粒が水中で崩壊分散する必要があ
る。過炭酸ソーダ顆粒が崩壊せずに直接衣料品に
達した場合には、局部的高濃度の過炭酸ソーダに
よつて色柄物の変退色あるいは繊維の脆化を起こ
す原因となつてしまう。 従つて、一般に、過炭酸ソーダ顆粒の場合、そ
の水中崩壊深度は8cm以下であることが望まし
い。 実施例1〜5および比較例1〜7 前述の造粒方法Cにより、第1表記載の組成の
過炭酸ソーダ―水中崩壊促進剤混合物を造粒し
た。 但し、過炭酸ソーダ粉末の粒度は60メツシユで
あり、水中崩壊剤促進剤水溶液の濃度は、得られ
る混練物の含水率が18%となるように調節した。
使用された造粒機の破砕室は、20cmの直径と30cm
の高さを有するもので、その中に8枚の十字型回
転カツターが装備されていた。また、カツターの
回転速度は3000r.p.mであつた。 得られた顆粒を、標準ふるいで篩分し、24メツ
シユ通過、〜60メツシユ不通過のものを水中崩壊
性テストに用いた。 テスト結果を第1表に示す。
【表】 *2…アクリル酸ソーダポリマー(三洋
化成社製)
第1表から明らかなように過炭酸ソーダ粉末
は、添加剤なし(比較例1)でも造粒し顆粒とす
ることができるが、その水中崩壊性は不満足なも
のである。また、過炭酸ソーダ粉末に従来のバイ
ンダーを添加した場合(比較例2〜7)、得られ
る顆粒の強度は向上するが、その水中崩壊性は不
満足なものである。 本発明方法により製造された実施例1〜5の顆
粒はいづれも良好な水中崩壊性を示し、実用上す
ぐれたものであつた。 実施例 6〜10 実施例6〜10のそれぞれにおいて、対応する実
施例1〜5のそれぞれと同一組成の顆粒を、前記
造粒法Aによつて製造した。この造粒操作におい
て、混合物の含水率を14%になるように調節し、
得られた顆粒の篩別な、実施例1〜5と同様に行
つた。水中崩壊テスト結果を第2表に示す。
〔発明の効果〕
本発明において、平均重合度500以下の特定ア
クリル酸系水溶性重合体を、水中崩壊促進剤とし
て用いることによつて、水性崩壊性の良好な過炭
酸ソーダ顆粒が得られた。このような過炭酸ソー
ダ顆粒は、洗浄剤、漂白剤、殺菌剤などとして工
業的に有用なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 過炭酸ソーダ粉末を造粒して顆粒にするに際
    し、過炭酸ソーダ粉末に対し、その重量の0.01〜
    5%の水中崩壊促進剤を添加することを含み、 前記水中崩壊促進剤が、500以下の平均重合度
    を有する、アクリル酸およびその誘導体の水溶性
    重合体から選ばれた少なくとも1種からなること
    を特徴とする、水中崩壊性の優れた過炭酸ソーダ
    顆粒の製造方法。 2 前記水溶性重合体が200以下の平均重合度を
    有する、特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 前記水溶性重合体が、ポリアクリル酸、ポリ
    アクリル酸ソーダおよびポリメタクリル酸ソーダ
    より選ばれる特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP16415183A 1983-09-08 1983-09-08 水中崩壊性の優れた過炭酸ソーダ顆粒の製造方法 Granted JPS6060905A (ja)

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JP16415183A JPS6060905A (ja) 1983-09-08 1983-09-08 水中崩壊性の優れた過炭酸ソーダ顆粒の製造方法

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JPS6060905A JPS6060905A (ja) 1985-04-08
JPS6319441B2 true JPS6319441B2 (ja) 1988-04-22

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