JPS6319383Y2 - - Google Patents

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JPS6319383Y2
JPS6319383Y2 JP1609483U JP1609483U JPS6319383Y2 JP S6319383 Y2 JPS6319383 Y2 JP S6319383Y2 JP 1609483 U JP1609483 U JP 1609483U JP 1609483 U JP1609483 U JP 1609483U JP S6319383 Y2 JPS6319383 Y2 JP S6319383Y2
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JP
Japan
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upper plate
ground
pond
support
plate part
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JP1609483U
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English (en)
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JPS59125529U (ja
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Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、遊水池や調整池等の池の上方空間を
有効利用できるように企図した人工地盤に関す
る。
近年、住宅地を流れる小河川の氾濫を未然に防
止するため、降雨等による増水時にこの小河川の
水を一時的に貯溜する遊水池が設けられるように
なつており、従来からある調整池のように常時水
が溜められてはいないが、地面がじめじめして湿
つた状態となつているため、普段は空地となつて
いるのが現状である。従つて、大雨や集中豪雨が
ない限り全く役に立たないため、晴天時等におい
ては非常に土地を無駄に使つているように感じら
れることが多い。
このような観点から、遊水池や調整池の水面上
に人工の空地を構築し、この空地を公園や駐車場
等として有効利用することも考えられるが、この
場合に重要なことは貯水量が余り大きく減少しな
いことと、施工が比較的簡単にできるようにする
ことと、水面上に位置して地盤を形成する上板を
安定良く支持できるような支柱を用いることであ
る。従つて、耐食性及び施工性に問題のある鉄骨
や施工性に問題の多いコンクリートパイル等を支
柱として使用することはできない。
本考案はかかる知見に基づいてなされたもので
あり、池の貯水量を余り減ずることなく施工が容
易で水面上に位置する上板が安定した人工地盤を
提供することを目的とし、これによつて池の上方
空間を有効利用できるように企図したものであ
る。
上述した目的を達成する本考案の人工地盤にか
かる構成は、水底となる池の底に設置される底板
部と、三枚或いは四枚の支え板を放射状に一体に
形成してなり且つ前記底板部に垂直に突設された
支柱部と、この支柱部の上端に設けられると共に
上端面が水面上方に位置し且つ矩形或いは三角形
或いは正六角形の板状をなす上板部とで一つの地
盤ユニツトを構成し、この地盤ユニツトを多数組
み合わせてこれらの前記上板部の外周縁を相互に
接合してなるものである。
以下、本考案による人工地盤の一実施例につい
て一ユニツトの分解状態を表す第1図及び施工状
態を表す第2図を参照しながな詳細に説明する。
池の底に設置される正六角形の平板状をなす底板
部11の外周端面(仕口面)には溝状をなす目地
12が形成されており、この底板部11の中央部
には三本の支え板13a,13b,13cを放射
状に等間隔で組み合わせてなる支柱部14が垂直
に一体的に突設されている。なお、この支柱部1
4の下端と底板部11の上面との接合部分には補
強用のスカート部15が形成されており、これら
底板部11及び支柱部14にはそれぞれ図示しな
い補強筋が埋設されている。一方、支柱部14の
上端には後述する上板部16を載置するための受
座部17が一体的に形成されており、この受座部
17の上端面には防錆処理された位置決め用のフ
ツク筋18が本実施例では三組突設されている。
前記上板部16は本実施例においては底板部11
と等しい正六角形の板状をなしており、内部に図
示しない補強筋が埋設されている点及び外周端面
(仕口面)に溝状をなす目地19が形成されてい
る点も同じである。この上板部16の稜部には一
つおきに合計三組の位置決め孔20が形成されて
おり、この位置決め孔20に前述したフツク筋1
8が差し込まれるように、上板部16が受座部1
7上に載置される。
本実施例では、底板部11及び支柱部14及び
受座部17をプレキヤストコンクリートで一体成
形し、上板部16をこれらに対して分離している
が、上板部16も受座部17等と一体成形するこ
とが可能であり、この場合には上板部16の中央
部に受座部17が接続するような構造とする。
又、底板部11及び上板部16の形状は正六角形
としたが、ユニツトを第2図に示すように配列し
た場合に少なくとも上板部16の外周縁部が相互
に隙間なく当接し得るような三角形或いは矩形と
することも可能である。更に、支柱部14を構成
する支え板13a〜13cを四枚用いて相互に直
角となるように放射状に一体的に組み付けること
も可能であり、何れにしても独立耐震壁として各
方向の振動に対して有効に働くようにしなければ
ならない。
施工手順としては、まず池の底を平らにならし
て栗石21を敷きつめ、基礎用のコンクリート
(モルタル)22を流して水平面を形成した後、
底板部11を支柱部14と共に緊密に敷きつめて
行く。隣接する底板部11の外周縁部の間にモル
タル23を充填し、水流等によつて底板部11が
ずれてしまうのを防止する。次に、上板部16を
これが三本の支柱部14でそれぞれ支えられるよ
うに受座部17上に載置し、これにより上板部1
6は一方向単純支持スラブとして機能する。この
場合、重要なことは池の満水時における水面より
もこの上板部16が上方に位置しているように支
柱部14の長さをあらかじめ設定しておくことで
ある。位置決め孔20内にモルタル23を充填す
ることで上板部16と受座部17との一体化がな
される。又、隣接する上板部16の外周縁部の間
にもモルタル23を充填し、上板部16を相互に
連結しておくが、降雨時の排水性を考えて暗渠と
なる池に連通する図示しない排水孔を上板部16
にあらかじめ形成しておくと良い。これにより上
板部16の表面が堅固な空地となるため、公園や
駐車場等として池の上方空間を有効利用できる。
次に、本考案の他の一実施例についてその地盤
ユニツトの分解構造を表す第3図を参照しながら
説明すると、本実施例の底板部11′は現場打ち
となつており、池の底に敷きつめられた図示しな
い栗石の上にコンクリートを流し込むことで形成
される。支柱部14′の下端面(仕口面)には下
向きに突出する図示しない定着筋が設けられてお
り、底板部11′に埋め込まれるこの定着筋によ
つて支柱部14′は底板部11′に安定して固定さ
れる。又、この支柱部14′の受座部17′には支
柱部14′に埋設された補強筋24の一部が突設
されており、上板部16′の稜部に形成された切
り欠き部25から突出する上板部16′の補強筋
26がこの支柱部14′の補強筋24に溶接され、
切り欠き部25に図示しないモルタルを充填する
ことで支柱部14′と上板部16′との一体化を行
なうようにしている。本実施例では、支柱部1
4′の上下両端部に補強用のスカート部(第1図
の符号で15に相当する)を形成していないた
め、池の有効貯水量を減少させる割合を小さくす
ることが可能である。
このように本考案の人工地盤によると、三枚或
いは四枚の支え板を放射状に一体的に組み付けて
支柱部を構成したので、支柱部の容積を最小限に
しつつ極めて堅固なものにすることができる。し
かも、プレキヤストコンクリート等で多数の地盤
ユニツトを安価にしかも均一に製造することがで
きる共にこの地盤ユニツトを池の底に設置するだ
けで人工地盤が形成できるため、極めて短期間の
工期で低コストの人工地盤とすることが可能であ
り、池の貯水量を余り減ずることがないことと相
俟つて土地の有効利用を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による人工地盤の一つの地盤ユ
ニツトの分解状態を表す斜視図、第2図はその施
工状態を破断して表す施工概念図、第3図は本考
案の他の一実施例による地盤ユニツトの分解状態
を表す斜視図であり、 図面中、11,11′は底板部、13a,13
b,13cは支え板、14,14′は支柱部、1
6,16′は上板部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水底となる池の底に設置される底板部と、三枚
    或いは四枚の支え板を放射状に一体に形成してな
    り且つ前記底板部に垂直に突設された支柱部と、
    この支柱部の上端に設けられると共に上端面が水
    面上方に位置し且つ矩形或いは三角形或いは正六
    角形の板状をなす上板部とで一つの地盤ユニツト
    を構成し、この地盤ユニツトを多数組み合わせて
    これらの前記上板部の外周縁を相互に接合してな
    る人工地盤。
JP1609483U 1983-02-08 1983-02-08 人工地盤 Granted JPS59125529U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1609483U JPS59125529U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 人工地盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1609483U JPS59125529U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 人工地盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59125529U JPS59125529U (ja) 1984-08-23
JPS6319383Y2 true JPS6319383Y2 (ja) 1988-05-31

Family

ID=30147397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1609483U Granted JPS59125529U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 人工地盤

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101440552B1 (ko) * 2012-09-10 2014-09-17 재단법인 포항산업과학연구원 강그리드 단위모듈을 이용한 연약지반 보강구조체 및 연약지반 강화시공방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59125529U (ja) 1984-08-23

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