JPS6215322Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6215322Y2
JPS6215322Y2 JP11017283U JP11017283U JPS6215322Y2 JP S6215322 Y2 JPS6215322 Y2 JP S6215322Y2 JP 11017283 U JP11017283 U JP 11017283U JP 11017283 U JP11017283 U JP 11017283U JP S6215322 Y2 JPS6215322 Y2 JP S6215322Y2
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JP
Japan
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retaining wall
concrete retaining
wall
vertical
concrete
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JP11017283U
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JPS6022537U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主に河川、沼等の土手の傾斜面等の
如き傾斜面または垂直面に設置されてコンクリー
ト擁壁を形成するコンクリート擁壁ブロツクに関
するものである。
この種のコンクリート擁壁は、一般に、河川ま
たは沼等の土手の傾斜面または垂直面に設置され
る複数のコンクリート擁壁ブロツクから成り、こ
れらのコンクリート擁壁ブロツクは隣合うコンク
リート擁壁ブロツクに整列して形成された鉄筋貫
通孔に貫通された縦方向の鉄筋によつて相互に固
定されている。しかし、従来のコンクリート擁壁
ブロツクは単にほぼ板状のコンクリートブロツク
から成つていたにすぎないのでこのコンクリート
擁壁に植物を植えたり魚が住む魚巣を形成したり
することができなかつた。
本考案の目的は、河川、沼等の土手の傾斜面の
如き擁壁が施される部分を緑化したり魚巣を形成
したりすることができるようにしたコンクリート
擁壁ブロツクを提供することにある。
本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
ると、第1図は本考案に係るコンクリート擁壁ブ
ロツクを用いて組立られたコンクリート擁壁10
を示し、図示の実施例では、このコンクリート擁
壁10は河川12の土手の傾斜面14に設置され
ているのが示してある。このコンクリート擁壁1
0は、傾斜面14に並べて設置された本考案に係
る複数のコンクリート擁壁ブロツク16から成
り、これらのコンクリート擁壁ブロツク16は、
隣合うコンクリート擁壁ブロツク16に整列して
形成された後にのべる鉄筋貫通孔を貫通する縦方
向の複数の鉄筋18によつて相互に固定されてい
る。
本考案に係るコンクリート擁壁ブロツク16
は、第3図乃至第5図に示すように、傾斜面14
に接触する擁壁ブロツク本体20とこの擁壁ブロ
ツク本体20の下端からほぼ直角に一体に延びる
水平壁22とから成つている。擁壁ブロツク本体
20はその正面に鉄筋18が貫通する鉄筋貫通孔
24aを有する2つの補強垂直壁24を一体に有
し、これらの補強垂直壁24はその正面から水平
壁22に垂れ下る垂下壁26を有する。鉄筋18
は、第2図に示すように、上下に隣合う擁壁ブロ
ツク本体20の整列した鉄筋貫通孔24aに貫通
しこの鉄筋を埋込むようにコンクリート28を流
し込んで固定される。尚、第3図及び第4図に示
すように、擁壁ブロツク本体20には水抜き孔2
0aが形成され、また水平壁22には連通孔22
aが形成されている。擁壁ブロツク本体20と水
平壁22と補強垂直壁24とで形成された空間は
魚巣32として用いられるが、これらの空間を横
方向に連通するため補強垂直壁24に複数の連通
孔34が形成されていて連通孔22aと共に魚巣
32内の魚が往来することができるようにしてい
る。
上記コンクリート擁壁ブロツク16から成るコ
ンクリート擁壁10は河川12等の土手の傾斜面
に設置されるが、水面12aより高いところでは
水平壁22と補強垂直壁24とで囲まれた空間に
土を入れてこの土に種々の植物を植えることがで
き、また水面12aより低いところでは既にのべ
たように水平壁22と補強垂直壁24とで囲まれ
た空間は魚巣32として用いられる。第1図から
解るように、水平壁22は傾斜面14に対しほぼ
直角に配置されるので水平壁22内の土がコンク
リート擁壁10の下向きに崩れ落ることがない。
第1図に示すように、鉄筋18の上下端は傾斜面
14の上縁及び下縁に現場打ちされたコンクリー
ト基礎30,30′に埋め込まれて固定されてい
る。尚、第3図及び第5図から解るように、補強
垂直壁24の上端面には突起25が形成され、ま
たこれらの突起25に整列して水平壁22の下端
面にはへこみ23が形成されているので上下に隣
合う擁壁ブロツク16はこれらの相対する突起2
5とへこみ23とを噛合わせてこれらの擁壁ブロ
ツク本体20が相互にずれるのを防止している。
上記実施例では、コンクリート擁壁が傾斜面に
設置されているが、垂直面にも同様にして設置す
ることができる。また、水面12aより上方で用
いられる場合には必ずしも連通孔34を必要とし
ないが、このような擁壁ブロツクは本考案の対象
とはしない。
本考案によれば、上記のように、コンクリート
擁壁内の空間に植物を植えたり、この擁壁内の空
間を魚巣として用いることができるので擁壁面を
緑化、魚巣化して有効に使用することができる実
益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る擁壁ブロツクから成るコ
ンクリート擁壁の概略側面図、第2図は第1図の
コンクリート擁壁の一部の拡大上面図、第3図乃
至第5図は本考案に係るコンクリート擁壁ブロツ
クの正面図、上面図及び側面図である。 10……コンクリート擁壁、14……傾斜面、
16……コンクリート擁壁ブロツク、18……鉄
筋、20……擁壁ブロツク本体、22……水平
壁、24……補強垂直壁、32……魚巣、34…
…連通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 傾斜面または垂直面に並べて設置され縦方向に
    貫通して延びる鉄筋によつて相互に固定されてコ
    ンクリート擁壁を形成すべきコンクリート擁壁ブ
    ロツクにおいて、前記傾斜面または垂直面に接触
    する擁壁ブロツク本体と前記擁壁ブロツク本体の
    下端からほぼ直角に一体に延びる水平壁とから成
    り、前記擁壁ブロツク本体は前記鉄筋が貫通する
    鉄筋貫通孔を有する補強垂直壁を一体に有し、且
    つ前記補強垂直壁はその両側の空間を連通する連
    通孔を有することを特徴とするコンクリート擁壁
    ブロツク。
JP11017283U 1983-07-18 1983-07-18 コンクリ−ト擁壁ブロツク Granted JPS6022537U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11017283U JPS6022537U (ja) 1983-07-18 1983-07-18 コンクリ−ト擁壁ブロツク

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JP11017283U JPS6022537U (ja) 1983-07-18 1983-07-18 コンクリ−ト擁壁ブロツク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6022537U JPS6022537U (ja) 1985-02-16
JPS6215322Y2 true JPS6215322Y2 (ja) 1987-04-18

Family

ID=30256338

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JP11017283U Granted JPS6022537U (ja) 1983-07-18 1983-07-18 コンクリ−ト擁壁ブロツク

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JPS6022537U (ja) 1985-02-16

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