JPS63191919A - センサ構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｆ産業上の利用分野］ この発明は、たとえば自＃Ｊ車などに使用されるセンサ
構造に関するものである。

［従来の技術］ 従来、自動車などに使用されているセンナどしては、回
転センサ、温度はンサ、圧カレンサ、加速度センナなど
種々のものが知られている。特に、車輪速検知用の回転
センサなどは、たとえばタイＶハウス内等のような外部
環境の苛酷な箇所に装着されるため、塩水などに対する
錆耐性、耐振性、防水性および耐熱性などが要求される
。

第３図および第４図は、従来の回転センサの例を示す概
略構成図である。第３図に示す回転センサ１において、
外部ケース６内には磁石２が設けられており、該磁石２
には磁極３が接して取付けられている。磁極３の端部は
、外部ケース６から突出るようにして設けられており、
磁性体歯車８の外周部近傍に位置している。外部ケース
６内の磁極３のまわりには、コイル４が設けられており
、コイル４に出力リード線５が接続されている。出力リ
ード１１５は出力ケーブルつとなって外部に引出されて
おり、出力ケーブル９の端部の周囲には防振ゴム１０が
取付けられている。金属ケース６内では、磁石２、磁極
３、コイル４および出力ケーブル９などが樹脂モールド
により覆われ、樹脂モールド部７を形成している。

第４図は、出力ケーブル９のまわりに防振ゴムが取付け
られていない例を示し、防擾ゴムが取付けられていない
こと以外は、第３図と同様の構成であるので、説明を省
略する。

上述のような従来の回転センサにおいて、磁性体歯車８
は車のドライブシャフト等に装着され、車輪の回転とと
もに回転するように設けられている。磁石２から発せら
れた磁束は、磁極３を通り磁極３と対向して設けられて
いる磁性体歯車８の表面の凹凸部の移動によってその磁
束■は変調される。磁束量の時間に対する変化の割合に
よって、コイル４の両端には出力電圧が発生し、その出
力電圧の変調周波数から磁性体歯中８の回転速度、ひい
ては車輪の回転速度を検出することができる。

車輪の回転速度の検出は、アンチロックなど車輪のブレ
ーキ制御等において重要なものであり、低速から高速ま
で種々の路面条件下においてｒｉ輪の回転数を安定して
検出する必要がある。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来のこの種のセンサでは、第３図および第４図に示す
ように、外部ケース６内に磁石２、磁極３、コイル４、
出力リードＦｉ１５および出力ケーブル９ならびに防振
ゴム１０の一部を収納した後、外部ケース６の内部を樹
脂モールドしている１２通常、外部ケースには樹脂や金
属などを用いるが、一般的にこれらとモールド樹脂部と
の間の接合性は必ずしも良くない。また、防振ゴムとモ
ールド樹脂部との接合性も必ずしも充分とはいえない。

このため、外部ケースと樹脂モールド部や、あるいは防
振ゴムと樹脂モールド部との間の防水気密性が必ずしも
十分でなく、苛酷な防水気密テストでは、これらの部分
から水や塩水などが外部ケース内に進入し、センサ内部
を腐蝕劣化させたり、内部の絶縁抵抗を低下させるとい
う問題点を有していた。

それゆえに、この発明の目的は、耐娠性などのセンサ性
能を保持しつつ、防水気密性に優れるセンサ構造を提供
することにある。

［問題点を解決するための手段および作用］この発明の
センサ構造では、センサ素子部と、該センサ素子部を収
納する外部ケースと、該センサ素子部に接続される出力
ケーブルと、外部ケース内でセンサ素子部と出力ケーブ
ルを覆う樹脂モールド部とを備え、樹脂モールド部と接
する外部ケースの内周面に沿って少なくとも１つの溝を
形成し、置溝に接着剤を充填している。

また、出力ケーブルの端部に該出力ケーブルを被覆する
防娠ゴムが設けられている場合には、該防振ゴムの外周
面にも少なくとも１つの溝を形成し、該溝に接着剤を充
填してもよい。

この発明に用いられる接着剤としては、外部ケース内へ
の塩水等の侵入を防止できるよう、外部ケースと樹脂モ
ールド部との間をシールできるものであれば特に限定は
されないが、好ましくは弾力性を有するものがよい。弾
力性を有する接着剤を用いることにより、外部ケースと
樹脂モールド部との熱膨張係数の差によって生じる熱応
力を緩和することができ、また外部から加えられる撮動
に対してはクッション層として作用させることができる
。

［実施例］ 第１図は、この発明の一実施例を示す概略構成図である
。第１図において、磁石２、磁ｌｆ３、コイル４などの
センナ素子部は、外部ケース６内に収納されている。出
力ケーブル９の端部には防振ゴム１０が取付けられてお
り、出力ケーブル９の内部から引出された出力リード線
５は、コイル４に接続されている。

樹脂モールド部７と接する外部ケース６の内周面には、
溝１１が形成されており、置溝１１には接着剤が充填さ
れている。また、防振ゴム１０の外周面にも２つの溝１
２．１３が形成されており、それぞれの溝には接着剤が
同じく充填されている。

なお、接着剤は図においてハツチングで示す。

この実施例において、外部ケース６の材質としてはガラ
ス繊維強化ナイロン系樹脂、樹脂モールド部７の材質と
してはエポキシ系樹脂、防振ゴム１０の材質としてはＥ
Ｐゴムを使用した。また溝部１１，１２．１３の内部に
充填される接着剤としてはエポキシ−ウレタン系樹脂を
使用した。

第２図は、この発明の他の実施例を示す概略構成図であ
る。この実施例において、出力ケーブル９の端部には防
振ゴムが取付けられていないａ樹脂モールド部７と接す
る外部ケース６の内周面には、該内周面に沿って２つの
溝１４．１５が形成されており、それぞれの溝にはシリ
コン系樹脂からなる接着剤が充填されている。第２図に
おいて、第１図と同一符号は同一部分または相当部分を
示している。なお、外部ケース６、樹脂モールド部７Ｊ
５よび防振ゴム１０の材質は、第１図に示す実施例と同
じものを使用した。

以上の実施例の回転センサについて、自動ｌＩｒ用に要
求される防水気密試験を行なった。また、比較として、
第３図および第４図に示すような従来の回転センサにつ
いても同様に試験した。その結果、実施例の回転センサ
は、従来の回転セン＋ｆに比べ、錆耐性等において優れ
た効果が認められ、防水気密特性も改辿されていること
が確められた。

なお、以上の実施例では、外部ケースが一体化されたも
のを例示したが、この発明において外部ケースは分割し
て構成されていてもよく、このような場合にも、必要に
応じ溝部を形成して置溝に接着剤を充填し、防水気密性
の向上を図ることができる。

［発明の効果〕 以上説明したように、この発明のセンナＩ　ｎでは、樹
脂モールド部と接する外部ケースの内周面に接着剤が充
填された溝が形成され、該接着剤により外部ケースと樹
脂モールド部との間のシールがなされるため、外部ケー
ス内の防水気密性が著しく改善される。

また、この発明のセンナ構造は、外部ケースの内周面に
接着剤を充填した溝を設けるだけの簡易な構造であるた
め、安価に製造することができるものである。したがっ
て、この発明のセンナ構造は、苛酷な環境下で使用され
、かつ経済性の要求される自動車などの用途に有効に応
用され得るものである。

【図面の簡単な説明】

ｉＲ１図は、この発明の一実施例を示す概略構成図であ
る。第２図は、この発明の他の実施例を示す概略構成図
である。第３図は、従来の回転センサの一例を示すｌＲ
［構成図である。第４図は、従来の回転センサの他の例
を示す概略構成図である。 図において、１は回転センサ、２は磁石、３は磁極、４
はコイル、５は出力リード線、６は外部ケース、７は樹
脂モールド部、８は磁性体歯車、９は出力ケーブル、１
０は防振ゴム、１１〜１５は溝を示す。 （ほか２名）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　センサ素子部と、該センサ素子部を収納する外
   部ケースと、該センサ素子部に接続される出力ケーブル
   と、前記外部ケース内でセンサ素子部および出力ケーブ
   ルを覆う樹脂モールド部を備えるセンサ構造において、 前記樹脂モールド部と接する外部ケースの内周面に沿っ
   て、少なくとも１つの溝を形成し、該溝に接着剤を充填
   することを特徴とする、センサ構造。
2. （２）　前記出力ケーブルの端部には、出力ケーブルを
   被覆する防振ゴムが設けられており、該防振ゴムの外周
   面にも、少なくとも１つの溝を形成し、該溝に接着剤を
   充填することを特徴とする、特許請求の範囲第１項記載
   のセンサ構造。