JP2001281261A - 移動物体検出器 - Google Patents

移動物体検出器

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JP2001281261A
JP2001281261A JP2000101151A JP2000101151A JP2001281261A JP 2001281261 A JP2001281261 A JP 2001281261A JP 2000101151 A JP2000101151 A JP 2000101151A JP 2000101151 A JP2000101151 A JP 2000101151A JP 2001281261 A JP2001281261 A JP 2001281261A
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JP
Japan
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circuit board
moving object
frame
circuit
object detector
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JP2000101151A
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Atsushi Kondo
敦史 近藤
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板上の回路部品を保護することが可能
な移動物体検出器を提供せんとするものである。 【解決手段】 所定方向に開口する枠体6と、この枠体
6外に配置される被検出体8の移動状態を検出する検出
体2と所定の回路部品3とを有し枠体6内に収納される
回路基板4と、この回路基板4を埋めるように枠体6内
に充填形成される封止体7と、回路部品3を覆う保護手
段(10,11,12)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枠体内に収納した
所定の検出体、例えば磁気変換素子のごとき回路部品を
封止体にて封止してなる封止構造を備えた移動物体検出
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車両のトランスミッション
には、車両速度や距離を計測する回転センサが搭載され
ており、この種の回転センサとして、トランスミッショ
ンの歯車等からなる被検出体の移動距離や移動速度(回
転移動を行う移動物体の移動状態)を検出する移動物体
検出器が適用されている。
【0003】このような移動物体検出器は、例えば特開
平2−264817号公報に開示されているように、磁
気変換素子からなる検出体と所定の回路部品(電子部
品)を実装してなる回路基板を合成樹脂製の枠体に収納
すると共に回路基板を収納した枠体の内部にエポキシ系
合成樹脂からなる封止剤を充填・固化して封止し、この
ように枠体内に液密的に封止固定された検出体は枠体を
挟んで被検出体に対向配置され、被検出体の移動状態を
検出するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな移動物体検出器、特に車両用の回転センサのように
過酷な冷熱サイクル環境化で使用される検出器にあって
は、冷熱サイクルに伴う封止体の熱膨張や熱収縮によ
り、回路基板上の回路素子に応力が加わり回路素子に悪
影響を与えることが懸念される。
【0005】本発明はこの点に鑑みてなされたもので、
その主な目的は、回路基板上の回路部品を保護すること
が可能な移動物体検出器を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、所定方向に開口する枠体と、この枠体外に
配置される被検出体の移動状態を検出する検出体と所定
の回路部品とを有し前記枠体内に収納される回路基板
と、この回路基板を埋めるように前記枠体内に充填形成
される封止体と、前記回路部品を覆う保護手段とを備え
ることを特徴とする。
【0007】また本発明は、前記保護手段が前記封止体
と前記回路部品との間に介在し前記封止体よりも軟質の
保護層からなることを特徴とする。
【0008】また本発明は、前記検出体がホルダーを通
じて前記回路基板に装着され、前記保護手段が前記ホル
ダーから連続して前記回路基板を覆うように延びる障壁
からなることを特徴とする。
【0009】また本発明は、前記回路部品が前記回路基
板の両面に装着され、前記保護手段は前記回路基板の両
側に設けられることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】添付図面は何れも本発明の実施形
態を示すもので、以下、これらに基づいて本発明の実施
形態を説明する。図1及び図2は、何れも第1実施形態
として本発明を車両用回転センサからなる移動物体検出
器に適用した場合を示し、図1は移動物体検出器の斜視
図、図2は図1のA−A線に沿った断面図である。
【0011】これら図面において、移動物体検出器1
は、検出体2並びに各種の回路部品3を実装した回路基
板4と、この回路基板4に導通接続される電気コード5
と、検出体2、回路部品3を備える回路基板4を収納す
る枠体6と、この枠体6に収納した回路基板4を埋める
ように枠体6内に充填・固化して形成された封止体7と
から構成されている。
【0012】検出体2は、ホールICまたはMR素子か
らなる磁気変換素子2aと、磁気変換素子2aに磁場を
与える磁石2bとからなり、磁気変換素子2aは半田付
け等の手段により回路基板4に導通固定され、また磁石
2bは合成樹脂からなるホルダー2cを通じて回路基板
4に取り付けられている。回路部品3は例えば磁気変換
素子2aをノイズ等から保護するコンデンサ、または抵
抗、ダイオード等の適宜電子部品からなり半田付けによ
り回路基板4に導通固定されている。電気コード5は、
外部からの電源導入ラインと磁気変換素子2aの信号出
力ラインとを構成し、その一端が回路基板4に半田付け
接続されている。
【0013】枠体6は合成樹脂材料、例えばPPS(ポ
リフェニレンサルファイド),PBT(ポリブチレンテ
レフタレート)からなり、その外周適宜箇所には、トラ
ンスミッション等のカバー体(図示しない)にビス等に
て取付固定するためのフランジ部6aが形成されてい
る。
【0014】枠体6の内部は図2に詳しく示すように、
例えばトランスミッションの回転軸と同期して回転する
ギヤ歯型の回転体からなる被検出体8が配置される側が
閉塞した有底に形成されると共にこの部分とは反対側が
開口する空洞部60として形成されている。
【0015】この空洞部60は、底部側(被検出体8
側)に位置し、検出体2の回路基板4の延長方向に沿っ
て延びる第1の空洞部61と、この第1の空洞部61に
連通して開口側に延び、第1の空洞部61よりも大きな
内径を有する第2の空洞部62とからなり、このように
第1の空洞部61が第2の空洞部62よりも径小に形成
されることにより、第1の空洞部61を形成する周壁か
らなる第1の内壁部63は、第2の空洞部62を形成す
る周壁からなる第2の内壁部64よりも内方に位置して
いる。
【0016】第1の空洞部61は、回路基板4の全長を
超えて開口側に延びており、その第1の内壁部63に
は、回路基板4に沿って延びる案内溝65が形成され、
第2の空洞部62を通じて枠体6内に挿入される回路基
板4を案内溝65に沿わせて第1の空洞部61内に挿入
配置できるようになっており、このように第1の空洞部
61内に挿入配置された検出体2の電気コード5は、第
2の空洞部62を通じて枠体6外に導出される。
【0017】第2の空洞部62を構成する側壁部には、
グロメット9が嵌入固定され、このグロメット9を通じ
て電気コード5が側方に挿出されている。
【0018】このように第1,第2の内壁部63,64
にて形成される各空洞部61,62において、第1の内
壁部63と第2の内壁部64との間に位置して各内壁部
63,64に連なり、第1の空洞部61の底部を形成す
るように外側に延びる第3の内壁部66には、前記第2
の内壁部64とは所定間隔を空けて開口側に延びる延長
部67が形成されている。
【0019】この延長部67は、その内面が第1の内壁
部63に連なると共に外面が第2の空洞部62に連なる
空間溝Sを隔てて第2の内壁部64に対向するよう、第
1の空洞部61の開口縁全周を囲む突出壁からなる。
【0020】封止体7は、回路基板4を挿入配置した枠
体6内に例えばエポキシ系合成樹脂からなる充填剤を充
填した後、固化してなり、本実施例の場合、封止体7は
枠体6の延長部67や空間溝Sを含む各空洞部61,6
2の全体を満たすよう充填形成され、検出体2を含んで
枠体6内を封止して回路基板4を安定的に固定すると共
に液密状態を保持する。
【0021】このように構成された移動物体検出器1
は、磁気変換素子2aに対応する箇所が被検出体8に対
向するよう、前述のごとくトランスミッション等のカバ
ー体に取付固定され、被検出体8の移動状態を磁気変換
素子2aにて電気信号に変換し、この変換された電気信
号を電気コード5を通じて外部に出力するものである。
【0022】ここで、回路基板4に実装された回路部品
3は保護層(保護手段10)によって覆われており、こ
の保護層10は、回路基板4を枠体6内に収納して封止
体7にて封止する前工程において、回路基板4上の回路
部品3を覆うように、手作業にて塗布形成された封止体
7よりも軟質のシリコン系被膜からなり、封止体7と回
路部品3との間に介在して、例えば冷熱サイクルに伴う
封止体7の熱膨張あるいは熱収縮等に帰因して回路部品
3に加わる応力を吸収し、このような応力により生じる
回路部品3のクラックや損傷等の悪影響を抑制すること
ができる。
【0023】なお本実施形態では、保護層10としてシ
リコン系被膜を適用したが、封止体7に対して回路部品
3の表面に加わる応力を吸収できる封止体7よりも軟質
材であれば、任意の材料にて形成できる。
【0024】図3は、本発明の第2実施形態を示してお
り、本実施形態では、前記第1実施形態にて適用した保
護層10に替えて、障壁11からなる保護手段を設けた
ものである。すなわち、この障壁11は、枠体6及びホ
ルダー2cとは別の合成樹脂部品からなり、この場合、
回路基板4の両面側に各々設けられた回路部品3を保護
できるように回路基板4を両側から挟むもので、封止体
7を充填する前に、適宜手段を通じてホルダー2cに取
り付けられ、回路基板4と共に枠体6内に収納され封止
されている。このように保護層10に替えて障壁11を
設けることによっても回路部品3に加わる封止体7の応
力を抑制することができる。なお図3中、回路基板4の
右側に位置する障壁11と回路部品3との間には空間部
が形成され、この空間部には封止体7が介在している。
このように回路部品3が封止体7と接触していても封止
体7が障壁11によって分断されることで、回路部品3
に加わる応力を緩和することができる。また特に保護手
段を障壁11となしたことで、前記第1実施形態のごと
くシリコン系被膜を形成するためにシリコン剤を塗布す
る必要がなく生産効率を向上させることができる。
【0025】図4は、本発明の第3実施形態を示してお
り、本実施形態では、前記第2実施形態と同様の障壁1
2をホルダー2cと一体に形成したものであり、このよ
うに障壁12をホルダー2cと一体化したことにより、
生産性向上と合わせて部品点数の削減と組み付け工数の
低減を可能としている。
【0026】なお前記各実施形態は組み合わせが可能で
あり、例えば回路部品3を保護層10及び障壁11,1
2にて覆い、応力抑制をより確実にすることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明は、所定方向に開口
する枠体と、この枠体外に配置される被検出体の移動状
態を検出する検出体と所定の回路部品とを有し前記枠体
内に収納される回路基板と、この回路基板を埋めるよう
に前記枠体内に充填形成される封止体と、前記回路部品
を覆う保護手段とを備えることにより、回路基板上の回
路部品を保護することが可能な移動物体検出器を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による移動物体検出器の
斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図。
【図3】本発明の第2実施形態による図1のA−A線に
沿った断面図。
【図4】本発明の第3実施形態による図1のA−A線に
沿った断面図。
【符号の説明】
1 移動物体検出器 2 検出体 2a 磁気変換素子 2b 磁石 2c ホルダー 3 回路部品 4 回路基板 5 電気コード 6 枠体 6a フランジ部 7 封止体 8 被検出体 9 グロメット 10 保護層(保護手段) 11、12 障壁(保護手段) 60 空洞部 61 第1の空洞部 62 第2の空洞部 63 第1の内壁部(内壁部) 64 第2の内壁部(内壁部) 65 案内溝 66 第3の内壁部(内壁部) 67 延長部 S 空間溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 23/28 H01L 23/28 K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に開口する枠体と、この枠体外
    に配置される被検出体の移動状態を検出する検出体と所
    定の回路部品とを有し前記枠体内に収納される回路基板
    と、この回路基板を埋めるように前記枠体内に充填形成
    される封止体と、前記回路部品を覆う保護手段とを備え
    ることを特徴とする移動物体検出器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動物体検出器におい
    て、前記保護手段が前記封止体と前記回路部品との間に
    介在し前記封止体よりも軟質の保護層からなることを特
    徴とする移動物体検出器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の移動物体検出器におい
    て、前記検出体がホルダーを通じて前記回路基板に装着
    され、前記保護手段が前記ホルダーから連続して前記回
    路基板を覆うように延びる障壁からなることを特徴とす
    る移動物体検出器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の移動物体検出器におい
    て、前記回路部品が前記回路基板の両面に装着され、前
    記保護手段は前記回路基板の両側に設けられることを特
    徴とする移動物体検出器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005300267A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Favess Co Ltd トルク検出装置及びこれの製造方法
JP2011196947A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Denso Corp 液面検出装置の製造方法

Cited By (2)

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