JP3026295B1 - 封止構造および封止構造を備えた移動物体検出器 - Google Patents

封止構造および封止構造を備えた移動物体検出器

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JP3026295B1 JP11049255A JP4925599A JP3026295B1 JP 3026295 B1 JP3026295 B1 JP 3026295B1 JP 11049255 A JP11049255 A JP 11049255A JP 4925599 A JP4925599 A JP 4925599A JP 3026295 B1 JP3026295 B1 JP 3026295B1
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Abstract

【要約】 【課題】 液密性を確保することが可能な封止構造もし
くは封止構造を備えた移動物体検出装置の提供。 【解決手段】 合成樹脂からなる枠体7と、この枠体7
に収納される検出体(収納部材)6と、この検出体6を
埋めるように枠体7内に充填形成される封止体8とを備
え、封止体8が充填形成される枠体7の第3の内壁部
(内壁部)76に、封止体8内に延びる延長部77を突
出形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枠体内に収納した
所定の収納部材、例えば導電ターミナルのごとき導電部
材や回路基板のごとき電機部品を封止体にて封止してな
る封止構造、並びに枠体内に収納した検出体、例えば磁
気変換素子のごとき回路部品を封止体にて封止してなる
封止構造を備えた移動物体検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車両のトランスミッション
には、車両速度や距離を計測する回転センサが搭載され
ており、この種回転センサとして、トランスミッション
の歯車等からなる被検出体の移動距離や移動速度(回転
移動を行う移動物体の移動状態)を検出する移動物体検
出器が適用されている。
【0003】このような移動物体検出器は、例えば特開
平2−264817号公報に開示されているように、回
路基板に磁気変換素子等の回路素子を装着してなる検出
体(収納部材)と、この検出体を収納する合成樹脂製の
枠体と、この枠体に収納した検出体を埋めるように枠体
内に充填剤を充填・固化することにより形成される封止
体とを備え、このように枠体内に液密的に封止固定され
た検出体は、その磁気変換素子が枠体を挟んで被検出体
に対向配置され、被検出体の移動状態を検出するもの
で、枠体を構成する合成樹脂材料の多くは、例えばPP
S(ポリフェニレンサルファイド),PBT(ポリブチ
レンテレフタレート)が使用され、また封止体を構成す
る充填剤としてはエポキシ系樹脂が一般的に使用されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな移動物体検出器は、枠体と封止体とが互いに異なる
合成樹脂材料からなることで、それら材料自体が熱膨張
差を有するため、特に車両用の回転センサのように、過
酷な冷熱サイクル環境化で使用される検出器にあって
は、枠体と封止体との接合部に隙間が形成され、この隙
間から雨水やオイル等が侵入して回路素子を含む回路基
板に悪影響を与えることが懸念される。そこで、封止体
の材料として例えばシリコン系,もしくはウレタン系の
軟質充填剤の使用が考えられるが、シリコン系の充填剤
の使用は、コストが嵩むという問題があり、またウレタ
ン系の充填剤の使用は、耐熱性、膨潤性の問題がある。
【0005】そこで本発明は、液密性を確保することが
可能な封止構造もしくは移動物体検出器の提供を目的と
するもので、特に、特別な封止剤を使用ぜずとも、液密
性を確保することが可能な封止構造もしくは移動物体検
出器の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、所定方向に開口する合成樹脂からなる枠体
と、この枠体に収納される収納部材と、この収納部材を
埋めるように前記枠体内に充填形成される封止体とを
前記枠体は第1の空洞部と、この第1の空洞部より
も径大な第2の空洞部とを、前記第2の空洞部が開口側
に位置するように備え、前記封止体が充填形成される前
記枠体の内壁部であって前記第1の空洞部の周壁を形成
する第1の内壁部と、前記第2の空洞部の周壁を形成す
る第2の内壁部とをつなぐ第3の内壁部に、前記第2の
内壁部とは所定間隔を空けて前記開口側に突出し前記封
止体内に延びる延長部を形成したことを特徴とする。
【0007】また本発明は、前記収納部材はその一部が
前記封止体の外部に導出される導電部材からなることを
特徴とする。
【0008】また本発明は、前記収納部材が電気部品か
らなることを特徴とする。
【0009】また本発明は、前記延長部が前記電気部品
よりも開口側に形成されることを特徴とする。
【0010】
【0011】また本発明は、前記延長部が前記枠体の内
壁部全周にわたって形成されることを特徴とする。
【0012】また本発明は、所定方向に開口する合成樹
脂からなる枠体と、この枠体に収納され、前記枠体外に
配置される被検出体の移動状態を検出する検出体と、こ
の検出体を埋めるように前記枠体内に充填形成される封
止体とを有し、前記枠体は第1の空洞部と、この第1の
空洞部よりも径大な第2の空洞部とを、前記第2の空洞
部が開口側に位置するように備え、前記封止体が充填形
成される前記枠体の内壁部であって前記第1の空洞部の
周壁を形成する第1の内壁部と、前記第2の空洞部の周
壁を形成する第2の内壁部とをつなぐ第3の内壁部に、
前記第2の内壁部とは所定間隔を空けて前記開口側に突
出し前記封止体内に延びる延長部を形成したことを特徴
とする。
【0013】また本発明は、前記検出体が回路基板を含
むと共に前記延長部が前記回路基板よりも開口側に形成
されることを特徴とする。
【0014】
【0015】また本発明は、前記延長部が前記枠体の内
壁部全周にわたって形成されることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき本発明の
実施形態となる実施例を説明する。
【0017】図1及び図2は、何れも第1実施例として
本発明を車両用回転センサからなる移動物体検出器に適
用した場合を示し、図1は移動物体検出器の斜視図、図
2は図1のA−A線に沿った断面図である。
【0018】これら図面において、移動物体検出器1
は、回路基板2に回路素子3、電気コード4、磁石5を
装着してなる検出体6と、この検出体(収納部材)6を
収納する枠体7と、この枠体に収納した検出体6を埋め
るように枠体7内に充填形成された封止体8とから構成
されている。
【0019】回路素子3は、ホールIC,MR素子から
なる磁気変換素子(検出部)3aと、各種回路部品、例
えば磁気変換素子3aをノイズ等から保護するコンデン
サ3bとを含み、電気コード4は、外部からの電源導入
ラインと磁気変換素子3aの信号出力ラインとを構成す
るもので、これら回路素子3と電気コード4は、それぞ
れ回路基板2の図示しないランド部に半田付けにより導
通接続されている。また磁石5は、磁気変換素子2に磁
場を与えるもので、磁石ホルダ5aを通じて回路基板3
に取付固定されている。
【0020】枠体7は合成樹脂材料、例えばPPS(ポ
リフェニレンサルファイド),PBT(ポリブチレンテ
レフタフレート)からなり、その外周適宜箇所には、ト
ランスミッション等のカバー体(図示しない)にビス等
で取付固定するためのフランジ部7aが形成されてい
る。
【0021】枠体7の内部は図2に詳しく示すように、
例えばトランスミッションの回転軸と同期して回転する
ギヤ歯型の回転体からなる被検出体9が配置される側が
閉塞した有底に形成される共にこの部分とは反対側が開
口する空洞部70として形成されている。
【0022】この空洞部70は、底部側(被検出体9
側)に位置し、検出体6の回路基板2の延長方向に沿っ
て延びる第1の空洞部71と、この第1の空洞部71に
連通して開口側に延び、第1の空洞部71よりも大きな
内径を有する第2の空洞部72とからなり、このように
第1の空洞部71が第2の空洞部72よりも径小に形成
されることにより、第1の空洞部71を形成する周壁か
らなる第1の内壁部73は、第2の空洞部72を形成す
る周壁からなる第2の内壁部74よりも内方に位置して
いる。
【0023】第1の空洞部71は、検出体6の回路基板
2の全長を超えて開口側に延びており、その第1の内壁
部73には、検出体6の回路基板2に沿って延びる案内
溝75が形成され、第2の空洞部72を通じて枠体7内
に挿入される回路基板2を案内溝75に沿わせて第1の
空洞部72内に挿入配置できるようになっており、この
ように空洞部72内に挿入配置された検出体6の電気コ
ード4は、第2の空洞部72を通じて枠体7外に導出さ
れる。
【0024】第2の空洞部72を構成する側壁部には、
グロメット4aが嵌入固定され、このグロメット4aを
通じて電気コード4が側方に挿出されている。
【0025】このように第1,第2の内壁部73,74
にて形成される各空洞部71,72において、第1の内
壁部73と第2の内壁部74との間に位置して各内壁部
73,74に連なり、第1の空洞部71の底部を形成す
るように外側に延びる第3の内壁部76には、前記第2
の内壁部74とは所定間隔を空けて開口側に延びる延長
部77が形成されている。
【0026】この延長部77は、その内面が第1の内壁
部73に連なると共に外面が第2の空洞部72に連なる
空間部Sを隔てて第2の内壁部74に対向するよう、第
1の空洞部71の開口縁全周を囲む突出壁からなり、そ
の突出端は本実施例の場合、第2の空洞部72内に延び
ている。
【0027】封止体8は、検出体6を挿入配置した枠体
7内に例えばエポキシ系合成樹脂からなる充填剤を充填
した後、固化してなり、本実施例の場合、封止体は枠体
7の延長部77や空間部Sを含む各空洞部71,72の
全体を満たすよう充填形成され、検出体6を含んで枠体
7内を封止して検出体6を安定的に固定すると共に検出
体6の液密状態を保持する。
【0028】このような封止状態において、延長部77
は、封止体8の内部に嵌入するように封止体8にて覆わ
れ、これにより枠体7と封止体8との接合部に迂回部が
形成される。
【0029】このように構成された移動物体検出装置1
は、磁気変換素子3aに対応する箇所が被検出体9に対
向するよう前述のごとく、トランスミッション等のカバ
ー体に取付固定され、被検出体9の移動状態を磁気変換
素子3aにて電気信号に変換し、この変換された電気信
号を電気コード4を通じて外部に出力するものである。
【0030】以上のように本実施例では、所定方向に開
口する合成樹脂からなる枠体7と、この枠体7に収納さ
れる検出体(収納部材)6と、この検出体6を埋めるよ
うに枠体7内に充填形成される封止体8とを備え、封止
体8が充填形成される枠体7の第3の内壁部(内壁部)
76に、封止体8内に延びる延長部77を突出形成した
ことにより、枠体7と封止体8との接合部に迂回部を形
成され、これにより枠体7と封止体8との接合部におけ
る密着性を高めて液密性を確保できると共に、枠体7の
開口側に位置する接合部から雨水等の侵入ルート(間
隙)が形成されても、迂回部の存在により枠体7内部、
特に回路基板2側への雨水等の移行を抑制することがで
き、回路素子3等を含む回路基板2の液密性を確保する
ことができる。
【0031】また本実施例では、特に延長部77を第3
の内壁部76箇所を通じて検出体6の回路基板2よりも
開口側に形成したことにより、延長部77を通じた迂回
部による、回路基板2側への雨水等の移行防止の確実性
を高めることができる。
【0032】また本実施例にて使用した枠体7及び封止
体8の材料は、従来から一般に使用されてきた比較的安
価な材料であり、高価な材料を使用ぜずとも液密性を確
保することができるという優れた効果を期待できる。
【0033】また本実施例では、枠体7への収納部材が
検出体6からなる移動物体検出器、特に熱や雨水等の影
響を受けやすい過酷な環境化で使用される車両用回転セ
ンサに、延長部77による封止構造を採用しており、こ
のような車両用回転センサのごとき移動物体検出器への
延長部77による封止構造の採用は、液密性の確保ある
いは経済性の点から特に有用である。
【0034】また本実施例では、枠体7が第1の空洞部
71と、この第1の空洞部71よりも径大な第2の空洞
部72とを、第2の空洞部72が開口側に位置するよう
に備え、延長部77が第1の空洞部71の周壁を形成す
る第1の内壁部73と、第2の空洞部72の周壁を形成
する第2の内壁部74とをつなぐ第3の内壁部76に、
第2の内壁部74とは所定間隔(空間部S)を空けて開
口側に突出形成されることにより、空間部Sを含む延長
部77箇所が枠体7の開口方向に沿って封止体8により
挟み込まれる構造となるため、例えば封止体8が収縮し
た際、その収縮応力が空間部S内に入り込んだ封止体8
箇所と延長部77とを開口方向とは略直交する方向に当
接させるように働くため、枠体7と封止体8との接合部
における密着性をより高めて液密性を確保することがで
きる。
【0035】また本実施例では、延長部77が枠体7の
内壁部(第3の内壁部76)全周にわたって第1の空洞
部71の開口側端縁を囲むように形成されることによ
り、より確実な液密性を得ることができるが、延長部7
7は、例えば枠体7と封止体との密着性が心配される所
要所定にのみ形成することもできる。
【0036】なお本実施例では、延長部77を第1の内
壁部73に連なるように形成したが、例えば本発明の第
2実施例として、図3に示すように、第3の内壁部76
(内方に傾斜させてもよい)の略中間位置に形成するこ
ともできるし、また延長部77を第2の内壁部74から
所定距離を空けて形成して空間部Sを形成する場合、延
長部77は必ずしも第2の内壁部74と対向する位置ま
で延長させなくともよい。
【0037】また延長部77は、複数形成することもで
き、例えば内径の異なる空洞部を3つ以上、順次開口側
が径大となるように形成し、これら空洞部間に位置する
内壁部に2つ以上の延長部を形成することもできるし、
複数の延長部を互いに空間を空けて対向形成することも
できる。
【0038】図4は第3実施例として、本発明による封
止構造を、例えば車両用液面検出器のターミナル導出部
に適用したものであり、本実施例による枠体700は、
前後2方向に開口しており、ターミナルTが挿入配置さ
れる図中、下側に配置される第1の空洞部710と、タ
ーミナルTにかしめ接続された電気コード40を導出す
るよう、第1の空洞部710よりも径大な第2の空洞部
720とから構成され、第1の空洞部710の周壁を形
成する第1の内壁部730と第2の空洞部720の周壁
を形成する第2の内壁部740とをつなぐ第3の内壁部
760に延長部770が形成され、封止体80は空間部
Sと延長部770を含む第2の空洞部720に充填形成
され、これによりターミナルTの、第2の空洞部720
内に至る一方側部分と、この一方側部分の端部にかしめ
固定された電気コード40の、第2の空洞部720内に
至る一方側部分とが封止体80に埋設される。なおター
ミナルTは第2の空洞部720側から第1の空洞部71
0に挿入され、その他方側は枠体700の底部側開口よ
り第1の空洞部710から露出し、液面高さを検出する
検出体60の回路基板2に導通接続されている。
【0039】以上のように本実施例では、ターミナルT
および電気コード40からなる導電部材の封止構造に延
長部770による封止構造を採用したことにより、前述
第1,第2実施例と略同様な効果を得ることができる。
【0040】なお前述各実施例では、車両用回転センサ
からなる移動物体検出器や車両用液面検出器に本発明に
よる封止構造を採用したが、本発明は、これら検出器に
限らず、液密性が要求される全ての製品、装置、機器、
部品等に適用でき、例えば浴槽用リモートコントローラ
にも好適である。また前述各実施例では、枠体7内で封
止される収納部材が検出体6やターミナルTおよび電気
コード40からなる導電部材からなる場合を示したが、
本発明による枠体7内への封止対象は、このような電気
部品に限らず、枠体7内での封止が要求される全ての部
品や部材が含まれる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明は、所定方向に開口
する合成樹脂からなる枠体と、この枠体に収納される収
納部材と、この収納部材を埋めるように前記枠体内に充
填形成される封止体とを有し、前記枠体は第1の空洞部
と、この第1の空洞部よりも径大な第2の空洞部とを、
前記第2の空洞部が開口側に位置するように備え、前記
封止体が充填形成される前記枠体の内壁部であって前記
第1の空洞部の周壁を形成する第1の内壁部と、前記第
2の空洞部の周壁を形成する第2の内壁部とをつなぐ第
3の内壁部に、前記第2の内壁部とは所定間隔を空けて
前記開口側に突出し前記封止体内に延びる延長部を形成
したことにより、枠体と封止体との密着性を高め、液密
性を確保することが可能な封止構造を提供できる。
【0042】また本発明は、前記延長部が前記電気部品
よりも開口側に形成されることにより、液密性保持の確
実性を高めることができる。
【0043】
【0044】また本発明は、前記延長部が前記枠体の内
壁部全周にわたって形成されることにより、液密性保持
の確実性を高めることができる。
【0045】また本発明は、所定方向に開口する合成樹
脂からなる枠体と、この枠体に収納され、前記枠体外に
配置される被検出体の移動状態を検出する検出体と、こ
の検出体を埋めるように前記枠体内に充填形成される封
止体とを有し、前記枠体は第1の空洞部と、この第1の
空洞部よりも径大な第2の空洞部とを、前記第2の空洞
部が開口側に位置するように備え、前記封止体が充填形
成される前記枠体の内壁部であって前記第1の空洞部の
周壁を形成する第1の内壁部と、前記第2の空洞部の周
壁を形成する第2の内壁部とをつなぐ第3の内壁部に、
前記第2の内壁部とは所定間隔を空けて前記開口側に突
出し前記封止体内に延びる延長部を形成したことによ
り、枠体と封止体との密着性を高め、液密性を確保する
ことが可能な封止構造を備えた移動物体検出器を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す移動物体検出器の斜
視図。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図。
【図3】本発明の第2実施例を示す要部断面図。
【図4】本発明の第3実施例を示す要部断面図。
【符号の説明】
7,700 枠体 6,60 検出体(収納部材) 8,80 封止体 71,710 第1の空洞部 72,720 第2の空洞部 73,730 第1の内壁部(内壁部) 74,740 第2の内壁部(内壁部) 76,760 第3の内壁部(内壁部) 77,770 延長部 S 空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 7/00 - 7/34 G01B 21/00 - 21/32 G12B 9/00 - 9/10 G01K 1/00 - 19/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に開口する合成樹脂からなる枠
    体と、 この枠体に収納される収納部材と、 この収納部材を埋めるように前記枠体内に充填形成され
    る封止体とを有し前記枠体は第1の空洞部と、この第1の空洞部よりも径
    大な第2の空洞部とを、前記第2の空洞部が開口側に位
    置するように備え、 前記封止体が充填形成される前記枠体の内壁部であって
    前記第1の空洞部の周壁を形成する第1の内壁部と、前
    記第2の空洞部の周壁を形成する第2の内壁部とをつな
    ぐ第3の内壁部に、前記第2の内壁部とは所定間隔を空
    けて前記開口側に突出し前記封止体内に延びる延長部を
    形成した ことを特徴とする封止構造。
  2. 【請求項2】 前記収納部材はその一部が前記封止体の
    外部に導出される導電部材からなることを特徴とする請
    求項1記載の封止構造。
  3. 【請求項3】 前記収納部材が電気部品からなることを
    特徴とする請求項1記載の封止構造。
  4. 【請求項4】 前記延長部が前記電気部品よりも開口側
    に形成されることを特徴とする請求項3記載の封止構
    造。
  5. 【請求項5】 前記延長部が前記枠体の内壁部全周にわ
    たって形成されることを特徴とする請求項1から請求項
    4のうち何れか一つに記載の封止構造。
  6. 【請求項6】 所定方向に開口する合成樹脂からなる枠
    体と、 この枠体に収納され、前記枠体外に配置される被検出体
    の移動状態を検出する検出体と、 この検出体を埋めるように前記枠体内に充填形成される
    封止体とを有し、 前記枠体は第1の空洞部と、この第1の空洞部よりも径
    大な第2の空洞部とを、前記第2の空洞部が開口側に位
    置するように備え、 前記封止体が充填形成される前記枠体の内壁部であって
    前記第1の空洞部の周壁を形成する第1の内壁部と、前
    記第2の空洞部の周壁を形成する第2の内壁部とをつな
    ぐ第3の内壁部に、前記第2の内壁部とは所定間隔を空
    けて前記開口側に突出し前記封止体内に延びる延長部を
    形成したことを特徴とする封止構造を備えた移動物体検
    出器
  7. 【請求項7】 前記検出体が回路基板を含むと共に前記
    延長部が前記回路基板よりも開口側に形成されることを
    特徴とする請求項6記載の封止構造を備えた移動物体検
    出器。
  8. 【請求項8】 前記延長部が前記枠体の内壁部全周にわ
    たって形成されることを特徴とする請求項6もしくは請
    求項7記載の封止構造を備えた移動物体検出器。
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