JPH064260Y2 - センサ構造 - Google Patents

センサ構造

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JPH064260Y2
JPH064260Y2 JP7767687U JP7767687U JPH064260Y2 JP H064260 Y2 JPH064260 Y2 JP H064260Y2 JP 7767687 U JP7767687 U JP 7767687U JP 7767687 U JP7767687 U JP 7767687U JP H064260 Y2 JPH064260 Y2 JP H064260Y2
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JP
Japan
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resin
resin portion
case
connector
sensor
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JP7767687U
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JPS63185519U (ja
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英敏 斉藤
昌宏 粂
和夫 水野
栄 森田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、外部環境からの密閉性が要求され、かつ、
機械的強度が要求されるセンサ構造に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、自動車などに使用されているセンサとしては、回
転センサ、温度センサ、圧力センサ、加速度センサなど
種々のものが知られている。特に、車輪速度検知用の回
転ンサなどは、たとえばタイヤハウス内のような外部環
境の苛酷な場所に装着されるため、塩水などに対する錆
耐性、耐振性、耐衝撃性、防水性などが要求される。
第5図は、従来の回転センサの一例を示す断面図であ
る。第5図に示す回転センサ51において、磁石2、コ
イル3、磁極4およびボビン5からなるセンサ素子部は
ケース8内に収納されている。ボビン5に巻付けられた
巻線の両端には端子6が設けられており、該端子6は出
力線7の端部と接続されている。出力線7のまわりに
は、出力線用保護材10が取付けられている。センサ素
子部および出力線用保護材10を含む出力線部分の一部
は、樹脂9により覆われ固定されている。
[考案が解決しようとする問題点] このように、従来の回転センサでは、ケース内に樹脂を
モールドすることにより、ケース内のセンサ素子部およ
びこれに接続されている出力線を固定するとともに、ケ
ース内に防水気密性を保持している。しかしながら、こ
のような従来の回転センサの防水気密性は必ずしも十分
ではなかった。特に苛酷な環境下で長期間使用される自
動車用のセンサでは、より防水気密性が向上した信頼性
の高いものが要求されている。また、強い振動を受ける
部分で使用するものであるため、機械的強度にも優れて
いるものが要求されている。
それゆえに、この考案の目的は、従来よりも防水気密性
および機械的強度において優れているセンサ構造を提供
することにある。
[問題点を解決するための手段] この考案のセンサ構造では、センサ素子部がケース内で
第1の樹脂部により覆われて固定され、第2の樹脂部の
上に、第2の樹脂部の樹脂材料とは特性の異なる樹脂材
料からなる第2の樹脂部が形成されてケース内が密閉さ
れ、さらに第1の樹脂部と第2の樹脂部との境界近傍の
所定の位置に、第1の樹脂部および第2の樹脂部の両者
にまたがって埋め込まれた結合子が設けられている。
[作用] この考案のセンサ構造によれば、第1の樹脂部および第
2図の樹脂部の両者にまたがって埋め込まれた結合子が
設けられているため、第1の樹脂部と第2の樹脂部との
間の結合力を高めることができる。その結果、外部から
の力に対して十分な機械的破壊強度を有する、互いに特
性の異なる樹脂材料からなる2層の樹脂部を備えたセン
サ構造が実現する。
したがって、本考案のセンサ構造において、たとえば、
第1の樹脂部の材料として熱膨張係数の引きエポキシ系
樹脂を適用し、第2の樹脂部の材料として密着性の優れ
たガラス繊維強化ナイロン樹脂を適用することにより、
センサ素子部を十分に保護するとともに、高い防水気密
性を有するセンサを提供することができるなど、従来の
単層の樹脂部のみを有するセンサ構造では得られない特
有の作用を有するセンサ構造を提供することが可能とな
る。
[実施例] 第1図は、この考案の一実施例を示す断面図である。第
1図に示す回転センサ11において、磁石2には、磁極
4が取付けられており、該磁石2および磁極4はボビン
5内に収納されている。コイル3は、ボビン5のまわり
に設けられており、コイルの巻線の両端部には、端子6
が取付けられている。コイル素子部は、磁石2、コイル
3、磁極4およびボビン5から構成されており、ケース
8内に収納されている。ケース内には、第1の樹脂部9
aが充填されており、該第1の樹脂部9aにより、セン
サ素子部およびセンサ素子部と出力線7との接続部であ
る端子6近傍が覆われている。第1の樹脂部9aの材質
としては、低い熱膨張係数を有するエポキシ系樹脂が用
いられている。
ケース8の開口部には、モールド成形により、第2の樹
脂部9bが形成されている。出力線7の端部近傍のまわ
りには、出力線用保護材10が取付けられており、該出
力線用保護際10を介して出力線7と第2の樹脂部9b
との間が密閉されている。また、第2の樹脂部9bはケ
ースの開口部全体を覆うように形成されており、これに
よってケース8の内部が密閉にされている。
第1の樹脂部9aと第2の樹脂部9bとの間には、第2
図に示すような両端にフランジ部を有するような円筒形
状の結合子12が設けられている。この実施例では、結
合子12の材質として、ガラス繊維強化PET(ポリエ
チレンテレフタレート)を用いている。この結合子12
は、絶縁材であるため、端子との電気的な導通を避ける
ことができ、また優れた機械的強度を有している。
また、この実施例では、第2の樹脂部9bの材質として
は、ガラス繊維強化ナイロン樹脂を用いており、ケース
8の材質としては、SUS304を用いている。
この実施例のように、センサ素子部を覆う第1の樹脂部
として熱膨張係数の低いエポキシ系樹脂を用い、ケース
の開口部を覆う第2の樹脂部として密着性の優れたガラ
ス繊維強化ナイロン樹脂を用い、さらにこれら第1の樹
脂部と第2の樹脂部の間にそれらの結合力を高めるため
の結合子を用いている。したがって、外部から力が加わ
った場合にも、第1の樹脂部と第2の樹脂部の間で剥離
やずれを生ずることはなく、機械的な破壊強度は著しく
向上する。また、第1の樹脂部と第2の樹脂部からなる
2層構造になっているので、センサ素子部を十分に保護
するとともに、高い防水気密性を有している。
第3図は、この考案の他の実施例を示す断面図である。
第3図に示す回転センサ31において、磁石2、コイル
3、磁極4およびボビン5から構成されるセンサ素子部
は、ケース8内に収納されている。センサ素子部および
センサ素子部と出力線との接続部は、ケース8内におい
て、第1の樹脂部9aにより覆われて固定されている。
ケース8の開口部付近には、出力線保護部材10を介し
て出力線7を保持するように構成された第3の樹脂部9
cが設けられている。第3の樹脂部9cの内面および出
力線部からの防水気密性を高めるために、これらと密着
性の良好な第2の樹脂部9bが充填されている。
第1の樹脂部9aと第2の樹脂部9bとの間には、結合
子12が設けられている。結合子12は、第4図に斜視
図で示すような形状を有しており、第1の樹脂部9aお
よび第2の樹脂部9bと結合するように、複数の貫通孔
が形成されている。これらの貫通孔に、第1の樹脂部9
aまたは第2の樹脂部9bが入り込み、結合子12と係
合する。
第3図に示す実施例では、出力線7の取付位置との関係
から、外部からの力が加えられると想定される一部の方
向にのみ、結合子12が設けられている。当然のことな
がら、結合子12は第1の樹脂部9aと第2の樹脂部9
bの間であれば、その他の場所に設けてもよい。この実
施例では、結合子12の材質としてspcc材を用い
た。
第3図の実施例において、結合子12を第1の樹脂部9
aと第2の樹脂部9bの間に設けるには、たとえば以下
の工程による。すなわち、第1の樹脂部9aを硬化させ
る際に、結合子12の上半分を突き出し、下半分のみを
第1の樹脂部9aの樹脂に浸漬して硬化させる。次に、
第2の樹脂部9bを充填し、結合子12の上半分を覆い
硬化させる。このように、作業工程数をほとんど増加さ
せることなく、結合子12を設けることができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案のセンサ構造では、第1
の樹脂部がセンサ素子部を保護し、ケースや出力線部等
に対して密着性の良い第2の樹脂部が第1の樹脂部の上
方を覆っているので、センサ素子部を損傷することな
く、ケース内の高い防水気密性が得られる。
また、第1の樹脂部と第2の樹脂部の間には結合子が設
けられており、これにより外部からの力による第1の樹
脂部と第2の樹脂部の間の剥離やずれを有効に防止し、
機械的な破壊強度を大巾に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す断面図である。第
2図は、第1図の実施例に用いられる結合子を示す斜視
図である。第3図は、この考案の他の実施例を示す断面
図である。第4図は、第3図に示す実施例に用いられる
結合子を示す斜視図である。第5図は、従来の回転セン
サを示す断面図である。 図において、2は磁石、3はコイル、4は磁極、5はボ
ビン、6は端子、7は出力線、8はケース、9aは第1
の樹脂部、9bは第2の樹脂部、9cは第3の樹脂部、
10は出力線保護材を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 水野 和夫 大阪府大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内 (72)考案者 森田 栄 東京都豊島区西池袋1丁目22番8号 サン ケン・エアパクス株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】センサ素子部と、 このセンサ素子部を収納するケースと、 前記センサ素子部を前記ケース内に固定するために、前
    記センサ素子部を前記ケース内において覆うように形成
    された第1の樹脂部と、 前記ケース内を密閉するように、前記第1の樹脂部の上
    に形成された、前記第1の樹脂部の樹脂材料とは特性の
    異なる樹脂材料からなる第2の樹脂部と、 前記第1の樹脂部と前記第2の樹脂部との境界近傍の所
    定の位置に、前記第1の樹脂部および前記第2の樹脂部
    の両者にまたがって埋め込まれた結合子が設けられてい
    ること を特徴とする、センサ構造。
  2. 【請求項2】前記結合子が、前記第1の樹脂部および前
    記第2の樹脂部と係合する凹部または凸部を有すること
    を特徴とする、実用新案登録請求の範囲第1項記載のセ
    ンサ構造。
  3. 【請求項3】前記結合子が金属、セラミックス、樹脂ま
    たはこれらの複合材からなることを特徴とする、実用新
    案登録請求の範囲第1項または第2項記載のセンサ構
    造。
JP7767687U 1987-05-22 1987-05-22 センサ構造 Expired - Lifetime JPH064260Y2 (ja)

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JP5949672B2 (ja) 2013-06-10 2016-07-13 日立金属株式会社 検出装置、及び検出装置の製造方法
JP6208717B2 (ja) * 2015-06-24 2017-10-04 ミネベアミツミ株式会社 レゾルバ
JP6160940B2 (ja) * 2016-06-07 2017-07-12 日立金属株式会社 検出装置、及び検出装置の製造方法

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