JP2542381B2 - センサ構造 - Google Patents

センサ構造

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JP2542381B2
JP2542381B2 JP62120966A JP12096687A JP2542381B2 JP 2542381 B2 JP2542381 B2 JP 2542381B2 JP 62120966 A JP62120966 A JP 62120966A JP 12096687 A JP12096687 A JP 12096687A JP 2542381 B2 JP2542381 B2 JP 2542381B2
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JP
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case
mounting bracket
resin
sensor structure
resin molding
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JP62120966A
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英敏 斉藤
昌宏 粂
栄 森田
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SANKEN EAPAKUSU KK
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
SANKEN EAPAKUSU KK
Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、たとえば自動車などに使用されるセンサ
構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、自動車等に使用されているセンサとしては、回
転センサ、温度センサ、圧力センサ、加速度センサなど
種々のものが知られている。これらのセンサは、多くの
場合、ブラケットにより車体の一部に取付けられてい
る。車輪速度検知用の回転センサの場合には、たとえば
タイヤハウス内のような外部環境の苛酷な箇所にブラケ
ットを介して装着される。このため、回転センサには、
塩水などに対する耐錆性、耐振性、耐衝撃性、防水性な
どが要求される。また、経済性の面から低コスト化も望
まれている。
第4図は、従来の回転センサの一例を示す断面図であ
る。第4図に示す回転センサ21において、磁石22には、
磁極24の一端が接しており、これらの磁石22および磁極
24のまわりにはボビン25が設けられている。磁極24の先
端はケース28の外部に突き出ており、磁力線の変化を検
出する。検出した磁力線の変化を電気的な信号に変換す
るため、ボビン25のまわにはコイル23が設けられてい
る。センサ素子部は、磁石22、コイル23、磁極24および
ボビン25から構成され、ケース28内に収められている。
コイル23の巻線の両端は、端子26に接続されており、こ
の端子26には出力線27からの端部が接続されている。セ
ンサ素子部は、ケース28内で、樹脂モールド部29により
モールドされ固定されている。樹脂モールド部29と出力
線27との端部との間には、出力線を保護するための出力
線用保護材30が設けられている。
ケース28は円筒形の形状を有しており、出力線27が導
かれる開口部側で径が大きくなっている。取付ブラケッ
ト31には円形の穴が形成されており、この円形の穴に金
属ケース28を挿入することにより、ケース28に取付ブラ
ケット31が取付けられている。
[発明が解決しようとする問題点] 取付ブラケット31の穴に金属ケース28を単に挿入する
のみでは、振動等により取付ブラケットからケースが外
れるおそれがあるため、従来はろう付けまたは溶接によ
り取付ブラケットをケースに固定している。
したがって、従来のセンサ構造では、このようなケー
スと取付ブラケットとのう付けまたは溶接の工程が必要
であるため、製造工程が複雑化し、製造コストが高くな
るという欠点を有していた。
さらに、取付ブラケットの素材として低価格な焼結金
属体等を使用しようとすれば、溶接やろう付けが困難で
あるという問題も生じた。
また、従来のセンサ構造では取付ブラケットの金属部
が露出しているため、取付ブラケットに錆を生じやすい
という問題点も有していた。
それゆえに、この発明の目的は、簡単な工程でケース
に取付ブラケットを固定することができ、また錆の発生
が有効に防止され得るセンサ構造を提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] この発明のセンサ構造では、取付ブラケットの少なく
とも一部と、ケースの開口部側とを一体に成形する樹脂
成形部が設けられており、かつ、該樹脂成形部が、ケー
スの開口部側の端部に形成されているフランジ部と係合
している。
[作用] この発明のセンサ構造では、取付ブラケットの少なく
とも一部と、ケース開口部側との間に樹脂成形部が設け
られているので、ケースと取付ブラケットとをろう付け
や溶接することなく、ケースと取付ブラケットを固定す
ることができる。
さらに、取付ブラケットの露出した表面を樹脂成形部
により被覆することができるので、取付ブラケットの錆
の発生を有効に防止することができる。
[実施例] 第1図は、この発明の一実施例を示す断面図である。
第1図において、磁石2には、磁極4の一端が接してお
り、磁石2および磁極4のまわりにはボビン5が設けら
れている。磁極4の先端は、ケース8から突き出るよう
にして設けられており、外部の磁力線の変化を捉える。
磁力線の変化を電気的な信号に変換するため、ボビン5
のまわりにはコイル3が設けられている。磁石2、コイ
ル3、磁極4およびボビン5からなるセンサ素子部は、
ケース8内に収められている。
コイル3の巻線の両端は、それぞれ2つの端子6に接
続されており、この端子6には、出力線7の端部がそれ
ぞれ接続されている。ケース8内には、樹脂がモールド
されて、樹脂モールド部9aが形成されており、この樹脂
モールド部9aによりセンサ素子部がケース8内で固定さ
れている。この実施例においては、樹脂モールド部9aと
して、熱膨張係数の低いエポキシ系樹脂を使用した。ケ
ース8は円筒形の形状を有しており、ケース開口部12で
は、その径が大きくなっている。取付ブラケット11の穴
に、ケース8の小径部分を挿入することにより、取付ブ
ラケット11がケース8に取付けられる。取付ブラケット
11には、固定用のボルトを通すためのボルト穴部11aが
形成されている。
出力線7の端部近傍のまわりには、出力線用保護材10
が設けられている。この実施例においては、出力線保護
材10にはウレタン系樹脂が用いられている。取付ブラケ
ット11をケース8に取付けた状態で、取付ブラケットの
取付面11cと、ボルト穴部11aの周辺とを被覆しないよう
にして、ケース開口部12と取付ブラケット11との間で一
体に樹脂が成形され、樹脂成形部9bが形成されている。
樹脂成形部9bの材質としては、たとえば熱可塑性樹脂を
用いることができ、具体的にはナイロン樹脂などを用い
ることができる。また、この実施例においてはケース8
として、ステンレスSUS304を用い、取付ブラケット11と
しては鉄系の焼結体の表面を防錆処理した部材を用い
た。
この実施例では、取付ブラケット11にケース8が圧入
され、さらにこれらの間に樹脂成形部9bが一体に成形さ
れているため、ケース8と取付ブラケット11とは密に接
合している。したがって、ろう付けや溶接等を施さなく
ても、取付ブラケット11をケース8に固定させることが
できる。なお、この実施例では、ボルト穴部11aの周囲
と、取付ブラケット11の取付面11cには樹脂成形部によ
る被覆がなされていないが、これは固定ボルトや取付部
分に接する部分が柔軟な樹脂を介して接触しないように
することにより、高い締付力を確保するためである。
第2図は、この発明の第2の実施例を示す断面図であ
り、回転センサを示している。以下、第2図に示す回転
センサの製造工程の一例を説明する。円筒状のケース8
のケース開口部側12には、フランジ12aが形成されてい
る。このケース開口部12側と反対側の部分には、磁極4
を通すことのできる大きさの穴が形成されている。この
ようなケース8を、取付ブラケット11の穴に通し、次に
ケース8内にちょうど嵌まる大きさの円柱状のスペーサ
(図示せず)を嵌め込む。次に、スペーサを嵌め込んだ
状態で、ケース開口部12と取付ブラケット11との間で一
体に樹脂を成形し、樹脂成形部9bを形成する。なお、こ
の成形の際、取付ブラケット11のボルト穴部11aの周辺
と、取付面11cの部分には樹脂が被覆しないように成形
する。
次に、スペーサをケース8から抜き出すと、ケース8
と樹脂成形部9bとが一体となった筒が形成されるので、
この中に、磁石2、コイル3、磁極4およびボビン5か
らなるセンサ素子部を収納する。このセンサ素子部の端
子6には、既に出力線7の端部が接続されており、セン
サ素子部を収納後、エポキシ系樹脂等の樹脂をこの中に
流し込み、樹脂モールド部9aを形成させる。
この実施例では、ケース開口部12にフランジが形成さ
れており、このようなフランジを有するケース開口部と
取付ブラケット11との間に樹脂成形部9bが設けられてい
るため、ケース開口部のフランジが樹脂成形部9bと係合
し、ケース8と取付ブラケット11との間の固定がより一
層強固なものとなる。
なお、以上の2つの回転センサの実施例では、取付ブ
ラケットをタイヤハウス内等に取付ける際の締付力を高
めるため、ボルト穴部の周囲や取付ブラケットの取付面
は、樹脂成形部によって被覆されていない。しかしなが
ら、樹脂成形部の材質や被覆する厚みによっては、この
部分を樹脂成形部で被覆しても締付力をさほど低下させ
ることはないし、また高い締付力を必要としない場合に
は、錆の発生を防ぐという観点からこれらの部分を樹脂
成形部で被覆することもできる。
第3図は、この発明の第3の実施例を示す部分断面図
であり、回転センサを示すものである。第3図におい
て、8はケース、9bは樹脂成形部、11は取付ブラケッ
ト、11aはボルト穴部を示す。第3図に示す実施例で
は、取付ブラケット11のすべての露出した表面が被覆さ
れており、ボルト穴部11aの内面も樹脂によって被覆さ
れている。このように、取付ブラケットのすべての露出
した表面を樹脂成形部によって被覆することにより、取
付ブラケットの錆の発生をより有効に防止することがで
きる。したがって、これにより、ブラケット11の表面の
防錆処理を省くことも可能になる。
以上の実施例では、ケースと取付ブラケットとを、樹
脂成形部のみによって固定しているが、取付ブラケット
とケースとの間の固定をより一層強固にするため、必要
に応じ、取付ブラケットとケースとの間をろう付けや溶
接を行なった後、それらの間で樹脂成形部を一体に成形
させてもよい。
[発明の効果] この発明のセンサ構造では、取付ブラケットの少なく
とも一部と、ケースの開口部側との間で樹脂成形部を一
体に成形して、取付ブラケットとケースとを固定させて
いる。したがって、従来のように取付ブラケットとケー
スとの間にろう付けや溶接等を行なう必要がなくなるた
め、製造工程が簡易になり、低コストで製造することが
可能になる。また、低価格な焼結金属体等を取付ブラケ
ットの材質に使用しても、ケースとの固定が可能とな
る。
さらに、取付ブラケットの露出した表面を樹脂成形部
により被覆することができるので、錆の発生が有効に防
止される。また、外観的にも、美観が得られるという利
点も生じる。
ケースと取付ブラケットとの間に溶接やろう付けを施
した後、さらにこの発明のように樹脂成形部を一体に成
形させれば、ブラケットやろう付け部分の錆の発生防止
や外観的美観の向上が図れるので、必要に応じて実施す
ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1の実施例を示す断面図であ
る。第2図は、この発明の第2の実施例を示す断面図で
ある。第3図は、この発明の第3の実施例を示す断面図
である。第4図は、従来の回転センサを示す断面図であ
る。 図において、2は磁石、3はコイル、4は磁極、5はボ
ビン、6は端子、7は出力線、8はケース、9aは樹脂モ
ールド部、9bは樹脂成形部、10は出力線保護材、11は取
付ブラケット、11aはボルト穴部、11cは取付面、12はケ
ース開口部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粂 昌宏 伊丹市昆陽北1丁目1番1号 住友電気 工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 森田 栄 東京都豊島区西池袋1丁目22番8号 サ ンケン・エアパクス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−50621(JP,A) 実開 昭61−164472(JP,U) 実開 昭60−6244(JP,U) 実開 昭60−163770(JP,U) 実開 昭61−202015(JP,U)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センサ素子部と、 開口部を有し、前記センサ素子部を収納する筒状のケー
    スと、 前記ケースの開口部側から導かれ、センサ素子部に接続
    される出力線と、 前記ケースの周りに設けられている取付ブラケットとを
    備え、 前記筒状のケースは、その開口部の端部外方に延びるフ
    ランジ部を有し、 前記取付ブラケットの少なくとも一部と、前記フランジ
    を含む前記ケースの開口部側とを一体に成形する樹脂成
    形部をさらに備え、それにより前記樹脂成形部が、前記
    ケースの開口部側の端部に形成されているフランジ部と
    係合している、センサ構造。
  2. 【請求項2】前記取付ブラケットの取付面は、前記樹脂
    成形部によって被覆されない、特許請求の範囲第1項に
    記載のセンサ構造。
  3. 【請求項3】前記樹脂成形部によって、前記取付ブラケ
    ットのすべての露出した表面が被覆される、特許請求の
    範囲第1項に記載のセンサ構造。
  4. 【請求項4】前記ケースが取付ブラケットに圧入されて
    いる、特許請求の範囲第1〜3項のいずれか1項に記載
    のセンサ構造。
  5. 【請求項5】前記取付ブラケットが金属焼結体からな
    る、特許請求の範囲第1〜4項のいずれか1項に記載の
    センサ構造。
  6. 【請求項6】前記樹脂成形部が熱可塑性樹脂からなる、
    特許請求の範囲第1〜5項のいずれか1項に記載のセン
    サ構造。
  7. 【請求項7】前記熱可塑性樹脂がナイロン樹脂である、
    特許請求の範囲第6項記載のセンサ構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS606244U (ja) * 1983-06-27 1985-01-17 日本電気株式会社 モ−ルド・パツケ−ジ形半導体素子
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