JP2970059B2 - 回転センサ - Google Patents

回転センサ

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JP2970059B2
JP2970059B2 JP13416791A JP13416791A JP2970059B2 JP 2970059 B2 JP2970059 B2 JP 2970059B2 JP 13416791 A JP13416791 A JP 13416791A JP 13416791 A JP13416791 A JP 13416791A JP 2970059 B2 JP2970059 B2 JP 2970059B2
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rotation sensor
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英敏 斉藤
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として自動車の車
輪の回転速度を検出するのに用いる回転センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪の回転速度検出は、図3に
示すように、車輪と共に回転するハブ20やスピンドル
に歯車状のセンシングロータ21を固定し、このロータ
21の回転をナックル22等に取付けた(23はセンサ
取付具)回転センサ24で検出する方法が一般的に採ら
れているが、この方法は、検出精度に影響するセンサと
センシングロータの取付け誤差が大きくなり易く、ま
た、センサの保護も不充分になることから、これ等の問
題対策として、ホイール部のベアリングと回転センサを
一体化するセンサシステムが提案されている(例えば、
SAE論文No.880325号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のSAE論文に
は、ハブと一体のスピンドルにセンサロータを、スピン
ドルを支えるベアリングの封止材にセンサを各々取付け
ることが示されている。
【0004】この場合のベアリング封止材に対するセン
サの取付けは、ねじ止め等の機械的な締結によると推測
される。しかしながら、この方法は、第1に組立性に劣
る。また、センサの接合界面部から水等が浸入してセン
サ寿命を縮める恐れもある。
【0005】そこで、この発明は、製造、組立てが容易
で、防水等に関しての信頼性にも優れるベアリング一体
型回転検出システム用の回転センサを提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の回転センサ
は、回転軸支持用ベアリングを封入するベアリングカバ
ーとこのカバーでセンシングロータ検出点に固定保持す
るセンサ素子部を樹脂モールド体によって一体化し、さ
らに、その樹脂モールド体でセンサ素子部の外周を覆う
と共にベアリングカバーの端壁を形成してそのカバー
一端の開口を封止するところに特徴を有するものであ
る。
【0007】このセンサは、ベアリングカバーの開口部
(口元部)外周に鍔を設けてこの鍔を樹脂モールド体内
に埋込んだり、センサ素子部の少なくとも外層部を樹脂
又は金属ケースで構成してその外周に上記樹脂モールド
体を設けたり、或いは、樹脂モールド体に信号線接続用
のコネクタを一体に形成すると信頼性、取扱い性等の面
で更に望ましいものになる。
【0008】
【作用】ねじ止めによる締結は、ねじ孔の加工、数個所
のねじ止め作業を必要とするが、樹脂モールド体による
一体化は、樹脂のモールド工程のみでセンサ素子部とベ
アリングカバーを容易に結合できるため、組立工程の簡
素化が図れる。
【0009】また、ベアリングカバーの口元部がモール
ド樹脂に封止されるため、耐水性、耐泥性、耐振性等の
信頼性確保に対しても有効に働く。特にベアリングカバ
ーの口元部外周に鍔を設けてこれを樹脂モールド体内に
埋込む場合には、耐水性がより良くなる。
【0010】
【実施例】図1にこの発明の一実施例を示す。回転セン
サ1は、センサ素子部2の内部にポールピース3、永久
磁石4、コイル5を含み、これ等が車輪の回転軸〔図は
ハブ(図示せず)と一体化したスピンドル25〕と共に
回転するセンシングロータ21によって誘起される電圧
信号を発生する。そして、その信号がリード線6を経由
して端子7に導かれる。
【0011】一方、ベアリングカバー8は、ベアリング
26の固定外輪26aに圧入して回転不能に取付けられ
ている。このベアリングカバー8は、口元部の外周に鍔
8aを有する。また、センサ素子部2の外周部は、セン
サ素子の構成要素即ち、前述のポールピース3、永久磁
石4、コイル5を保護・固定する第1の樹脂9に覆われ
ている。さらに、ベアリングカバー8の開口部には開口
封止用の端板ともなる熱可塑性樹脂のモールド体10を
設け、このモールド体でセンサ素子部2の外周も完全に
覆ってカバー8とセンサ素子部2を一体に結合してあ
る。
【0012】なお、本実施例は9にエポキシ樹脂、10
にナイロンを各々用いたが、使用樹脂の種類はこれに限
定されない。また、9を省略してセンサ素子の外周部を
直接モールド体10で被覆することも可能である。但
し、第1の樹脂9があると、その樹脂によって樹脂モー
ルド体10を成形する際の熱や圧力からセンサ素子を保
護し、かつ素子の動きを拘束できるので、センサ素子の
機能劣化防止や作業性の面からは図のような構造を採用
するのが望ましい。
【0013】さらに、例示のセンサのように、樹脂モー
ルド体10にコネクタハウジング10aを一体に形成し
てその中に端子7を配しておくと、信号線のコネクタ接
続が可能となり、配線作業やベアリングカバーの取付け
作業が容易になる。
【0014】このほか、ベアリングカバーの口元部に鍔
8aがあると、その鍔がストッパとなって振動等に起因
した素子部2とカバー8の相対的な位置ずれが効果的に
防止される。また、仮にイ部から10と8の界面部に水
等が浸入しても、鍔8aが浸入水のカバー8内部への回
り込みを阻止するため、耐水性、耐泥性等がより良くな
る。
【0015】次に、以上の如く構成される回転センサ1
は、以下の手順で容易に作れる。
【0016】先ず、センサ素子部2を構成する3、4、
5の各部品を組み立て、リード線6の接続後に第1の樹
脂9で各部品を封止固定する。この後、センサ素子部2
とベアリングカバー8をモールド体10の成形金型内に
位置決めしてセットし、モールド体となる樹脂を金型に
流し入れる。
【0017】このように、予めセンサ素子部2とベアリ
ングカバー8を個別に作り、それ等を最終的に樹脂モー
ルド体10でモールド時に一体的に結合させればよいの
で、工程が簡素化される。
【0018】図2は、この発明の他の実施例である。こ
の回転センサ11は、センサハウジング12を有し、そ
の内部に組込むセンサ素子を、磁気抵抗素子13と永久
磁石14で構成した点、素子の発生信号をリード線6を
経由してハーネス15で外部に導出するようにした点、
ハーネスカバー16も樹脂モールド体10によって一体
化した点、及び第1の樹脂9としてシリコンゴムを用い
た点が前述の第1実施例と相違するが、作用、効果は、
第1実施例と殆ど変わるところがない。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の回転セン
サは、センサ素子とベアリングカバーを樹脂モールド体
を介して一体化し、この樹脂モールド体によって同時に
ベアリングカバーの一端の開口を封止するので、製造、
組立てが容易になり、コスト面で有利になるほか、耐水
性、耐振性等に関する信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面図
【図2】他の実施例の断面図
【図3】センサ取付けの従来例を示す断面図
【符号の説明】
1、11、24 回転センサ 2 センサ素子部 3 ポールピース 4、14 永久磁石 5 コイル 6 リード線 7 端子 8 ベアリングカバー 8a 鍔 9 第1の樹脂 10 樹脂モールド体 10a コネクタハウジング 12 センサハウジング 13 磁気抵抗素子 15 ハーネス 16 ハーネスカバー 20 ハブ 21 センシングロータ 22 ナックル 23 センサ取付具 25 スピンドル 26 ベアリング 26a 固定外輪

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸支持用ベアリングを封入するベア
    リングカバーでセンシングロータ検出点に固定保持する
    センサであって、センサ素子部の外周に素子部を覆って
    固定保持する樹脂モールド体を有し、この樹脂モールド
    体が上記ベアリングカバーの一端の開口部にモールド一
    体化されてベアリングカバーの端壁を形成している回転
    センサ。
  2. 【請求項2】 上記樹脂モールド体は、ベアリングカバ
    ーの開口部外周に設けた鍔を内部に埋込んでベアリング
    カバーに一体化されている請求項1記載の回転センサ。
  3. 【請求項3】 上記センサ素子部の外層の少なくとも一
    部を第1の樹脂又は金属ケースで構成し、その外周に上
    記樹脂モールド体を設けてある請求項1又は2記載の回
    転センサ。
  4. 【請求項4】 上記樹脂モールド体にコネクタハウジン
    グを一体に形成し、そのハウジングの内部にセンサ素子
    からの信号伝達用端子を設けてある請求項1、2、又は
    3に記載の回転センサ。
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