JPH0862235A - 回転速度検出装置 - Google Patents
回転速度検出装置Info
- Publication number
- JPH0862235A JPH0862235A JP19956794A JP19956794A JPH0862235A JP H0862235 A JPH0862235 A JP H0862235A JP 19956794 A JP19956794 A JP 19956794A JP 19956794 A JP19956794 A JP 19956794A JP H0862235 A JPH0862235 A JP H0862235A
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- Japan
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- housing
- collar
- resin
- terminal
- reinforcement
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- Pending
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂成型時にハウジングの変形による端子と
の短絡を起こさない回転速度検出装置を提供する。 【構成】 回転速度検出装置のハウジング2に補強用カ
ラー13を嵌入し、ハウジング2を補強したのち、樹脂
成型を行ない、成型圧によるハウジング2の変形を防い
で内部の端子7との短絡を防ぐ。
の短絡を起こさない回転速度検出装置を提供する。 【構成】 回転速度検出装置のハウジング2に補強用カ
ラー13を嵌入し、ハウジング2を補強したのち、樹脂
成型を行ない、成型圧によるハウジング2の変形を防い
で内部の端子7との短絡を防ぐ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばアンチロック
ブレーキシステムにおける車輪やクランクシャフトなど
の回転体の回転速度を検出する回転速度検出装置に関す
るものである。
ブレーキシステムにおける車輪やクランクシャフトなど
の回転体の回転速度を検出する回転速度検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】回転速度を検出するセンサとして例え
ば、図3に示すピックアップコイル1を備え、アンチロ
ックブレーキシステムにおける車輪速センサあるいはク
ランクシャフトの回転速センサとして用いられる磁気式
の回転速度検出装置がある。
ば、図3に示すピックアップコイル1を備え、アンチロ
ックブレーキシステムにおける車輪速センサあるいはク
ランクシャフトの回転速センサとして用いられる磁気式
の回転速度検出装置がある。
【0003】この回転速度検出装置は、筒形をした金属
製のハウジング2とそのハウジング2に収容される検出
部本体3とで構成されている。
製のハウジング2とそのハウジング2に収容される検出
部本体3とで構成されている。
【0004】検出部本体3は、コイル1が巻回される鉄
心4の一端面に磁石5を配置し、その磁石5を配置した
鉄心4と出力ケーブル6接続用の端子7とを樹脂で一体
に成形し、成形によって形成した樹脂ホルダー8により
鉄心4と端子7とを直列に保持した形状となっている。
このとき、樹脂ホルダー8には、凹部9を設けて端子7
を露出させたからげ部10を形成し、そのからげ部10
の露出させた端子7に前記鉄心4に巻回したコイル1端
をからげることにより、コイル1と端子7とを接続して
いる。
心4の一端面に磁石5を配置し、その磁石5を配置した
鉄心4と出力ケーブル6接続用の端子7とを樹脂で一体
に成形し、成形によって形成した樹脂ホルダー8により
鉄心4と端子7とを直列に保持した形状となっている。
このとき、樹脂ホルダー8には、凹部9を設けて端子7
を露出させたからげ部10を形成し、そのからげ部10
の露出させた端子7に前記鉄心4に巻回したコイル1端
をからげることにより、コイル1と端子7とを接続して
いる。
【0005】また、この検出部本体3は、コイル1側を
先頭にしてハウジング2に挿入され、樹脂ホルダー8か
ら突出した端子7端に出力ケーブル6が接続されると共
に、その検出部本体3の挿入されたハウジング2にブラ
ケット11を嵌入し、このブラケット11と検出部本体
3の挿入されたハウジング2の後部12とを樹脂成型に
より、一体に成形することによって封止した構造となっ
ている。
先頭にしてハウジング2に挿入され、樹脂ホルダー8か
ら突出した端子7端に出力ケーブル6が接続されると共
に、その検出部本体3の挿入されたハウジング2にブラ
ケット11を嵌入し、このブラケット11と検出部本体
3の挿入されたハウジング2の後部12とを樹脂成型に
より、一体に成形することによって封止した構造となっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
回転速度検出装置では、樹脂による成型を行なった際、
図3に示すように、ハウジング2の検出部本体3の樹脂
ホルダー8の凹部9に対応する部分まで樹脂が充填され
た構造となる場合がある。この場合、凹部9部分のハウ
ジング2は、凹部9とハウジング2とにより形成される
空間によって樹脂ホルダー8に支持されないこととな
る。このとき、ハウジング2の肉厚は軽量化及びコスト
低減のためできるだけ薄くしてあるので、樹脂の成型圧
力に耐えきれずにハウジング2が変形し、樹脂ホルダー
8のからげ部10の端子7と短絡を起こす問題がある。
回転速度検出装置では、樹脂による成型を行なった際、
図3に示すように、ハウジング2の検出部本体3の樹脂
ホルダー8の凹部9に対応する部分まで樹脂が充填され
た構造となる場合がある。この場合、凹部9部分のハウ
ジング2は、凹部9とハウジング2とにより形成される
空間によって樹脂ホルダー8に支持されないこととな
る。このとき、ハウジング2の肉厚は軽量化及びコスト
低減のためできるだけ薄くしてあるので、樹脂の成型圧
力に耐えきれずにハウジング2が変形し、樹脂ホルダー
8のからげ部10の端子7と短絡を起こす問題がある。
【0007】そこで、この発明の課題は、ハウジングの
板厚を薄くした場合でも、ハウジングの変形を防いで、
検出部本体のからげ部の端子と短絡しない回転速度検出
装置を提供することである。
板厚を薄くした場合でも、ハウジングの変形を防いで、
検出部本体のからげ部の端子と短絡しない回転速度検出
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、第一の発明では、センサと出力ケーブルとの接続用
端子をホルダーを介して直列に取り付け、前記センサの
出力と端子とを接続した検出部本体を筒状のハウジング
へ挿入し、その挿入した検出部本体とハウジング後部を
樹脂による一体成形によりモールドした従来の回転速度
検出装置において、上記ハウジングに補強用のカラーを
嵌入し、そのカラーを介して樹脂成型を行なう構成を採
用したのである。
め、第一の発明では、センサと出力ケーブルとの接続用
端子をホルダーを介して直列に取り付け、前記センサの
出力と端子とを接続した検出部本体を筒状のハウジング
へ挿入し、その挿入した検出部本体とハウジング後部を
樹脂による一体成形によりモールドした従来の回転速度
検出装置において、上記ハウジングに補強用のカラーを
嵌入し、そのカラーを介して樹脂成型を行なう構成を採
用したのである。
【0009】また、第二の発明にあっては、上記カラー
にリブを設けた構成を採用したのである。
にリブを設けた構成を採用したのである。
【0010】
【作用】このように構成される第一の発明では、変形部
をカラーにて補強しているので、樹脂成型を行なった際
の成型による圧力に対してもハウジングの変形を防止す
ることができる。
をカラーにて補強しているので、樹脂成型を行なった際
の成型による圧力に対してもハウジングの変形を防止す
ることができる。
【0011】また、第二の発明では、リブにより、カラ
ーの強度を大きくし、樹脂成型時のハウジングの強度を
向上することができる。
ーの強度を大きくし、樹脂成型時のハウジングの強度を
向上することができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。
【0013】なお、その際、従来例で述べた部材につい
ては図面に同一符号を付して説明を省略することとす
る。
ては図面に同一符号を付して説明を省略することとす
る。
【0014】図1に示す第一実施例の回転速度検出装置
は、肉厚を薄くしたハウジング2に補強用カラー13を
嵌入し、樹脂成型を行なったもので、補強用カラー13
は、ハウジング2のブラケット11下方の樹脂成形部1
4に取り付けられている。
は、肉厚を薄くしたハウジング2に補強用カラー13を
嵌入し、樹脂成型を行なったもので、補強用カラー13
は、ハウジング2のブラケット11下方の樹脂成形部1
4に取り付けられている。
【0015】このため、カラー13が樹脂成型時のハウ
ジング2を補強し、この部分14に樹脂ホルダー8の凹
部9が位置しても、成型圧力に抗してハウジング2の変
形を防ぐことができる。したがって、ハウジング2と端
子7との短絡を防止できる。
ジング2を補強し、この部分14に樹脂ホルダー8の凹
部9が位置しても、成型圧力に抗してハウジング2の変
形を防ぐことができる。したがって、ハウジング2と端
子7との短絡を防止できる。
【0016】このように、ハウジング2に補強用カラー
13を装着するだけで、容易にハウジング2の変形を防
ぐことができるので、ハウジング2の形状例えば、樹脂
成形部14の肉厚を増すなどの変更に伴う金型変更に費
用をかけることなく低コストでハウジング2の強度を高
めることができる。
13を装着するだけで、容易にハウジング2の変形を防
ぐことができるので、ハウジング2の形状例えば、樹脂
成形部14の肉厚を増すなどの変更に伴う金型変更に費
用をかけることなく低コストでハウジング2の強度を高
めることができる。
【0017】また、補強用のカラー13は、ハウジング
2の側面全周を被うものでもよいが、実施例に示すよう
に、樹脂成型部分14だけをカバーできる長さのものと
すればコストを安くできる。
2の側面全周を被うものでもよいが、実施例に示すよう
に、樹脂成型部分14だけをカバーできる長さのものと
すればコストを安くできる。
【0018】図2に第二実施例として、リブを設けた補
強用カラー13’をハウジング2に嵌入した回転速度検
出装置を示す。
強用カラー13’をハウジング2に嵌入した回転速度検
出装置を示す。
【0019】この場合、リブ15は補強用カラー13’
の剛性を高め、強度を大きくすることができるので、リ
ブ15のない場合に比べ、ハウジング2の肉厚をさらに
薄くして軽量化、低コスト化を図ることができる。
の剛性を高め、強度を大きくすることができるので、リ
ブ15のない場合に比べ、ハウジング2の肉厚をさらに
薄くして軽量化、低コスト化を図ることができる。
【0020】逆に、このとき、ハウジング2の肉厚をそ
のままにして補強用カラー13’の肉厚を薄くして軽量
化、低コスト化を図ることもできる。
のままにして補強用カラー13’の肉厚を薄くして軽量
化、低コスト化を図ることもできる。
【0021】なお、実施例では、センサとしてピックア
ップコイルを用いたものを示したが、これに限定される
ことはなく、この発明は、筒状のハウジングを樹脂の一
体成型により封止するタイプの回転速度検出装置全てに
用いることができる。
ップコイルを用いたものを示したが、これに限定される
ことはなく、この発明は、筒状のハウジングを樹脂の一
体成型により封止するタイプの回転速度検出装置全てに
用いることができる。
【0022】
【効果】第一の発明は、以上のように構成し、ハウジン
グにカラーを設けたことにより、樹脂モールドを行なう
際、成型圧が直接ハウジングに加わるのを防いで変形を
防止することができる。このため、ハウジングの肉厚を
薄くした場合でもハウジングが端子と短絡するのを防ぐ
ことができるので、装置の軽量化、低コスト化を図るこ
とができる。
グにカラーを設けたことにより、樹脂モールドを行なう
際、成型圧が直接ハウジングに加わるのを防いで変形を
防止することができる。このため、ハウジングの肉厚を
薄くした場合でもハウジングが端子と短絡するのを防ぐ
ことができるので、装置の軽量化、低コスト化を図るこ
とができる。
【0023】また、第二の発明では、リブを設けたカラ
ーを用いることにより、カラーの剛性を高めることがで
きるので、成型圧に対するハウジングの強度を、リブの
ないカラーを用いた場合に比べ、向上させることができ
る。このため、ハウジングの肉厚をさらに薄くしたり、
カラー厚を薄くすることにより、さらに、装置の軽量
化、低コスト化を図ることができる。
ーを用いることにより、カラーの剛性を高めることがで
きるので、成型圧に対するハウジングの強度を、リブの
ないカラーを用いた場合に比べ、向上させることができ
る。このため、ハウジングの肉厚をさらに薄くしたり、
カラー厚を薄くすることにより、さらに、装置の軽量
化、低コスト化を図ることができる。
【図1】第一実施例の縦断面図
【図2】第二実施例の縦断面図
【図3】従来の回転速度検出装置の縦断面図
1 ピックアップコイル 2 ハウジング 3 検出部本体 4 鉄心 5 磁石 6 出力ケーブル 7 出力ケーブル接続端子 8 樹脂ホルダー 9 凹部 10 からげ部 11 ブラケット 12 ハウジング後部 13 補強用カラー 13’ 補強用カラー(リブ付き) 14 樹脂成形部 15 リブ
Claims (2)
- 【請求項1】 センサと出力ケーブル接続用の端子とを
ホルダーを介して直列に取り付け、前記センサの出力と
端子とを接続した検出部本体を筒状のハウジングへ挿入
し、その検出部本体を挿入したハウジング後部を樹脂に
よる一体成形により封止した回転速度検出装置におい
て、 上記ハウジングに補強用のカラーを嵌入し、そのカラー
を介して樹脂成型を行なうことを特徴とする速度検出装
置。 - 【請求項2】 上記カラーにリブを設けたことを特徴と
する請求項1記載の回転速度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19956794A JPH0862235A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 回転速度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19956794A JPH0862235A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 回転速度検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0862235A true JPH0862235A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16409982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19956794A Pending JPH0862235A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 回転速度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0862235A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003161640A (ja) * | 2001-11-28 | 2003-06-06 | Aisin Seiki Co Ltd | 回転角度センサ |
US7945100B2 (en) | 2005-06-08 | 2011-05-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for detecting secure document |
JP2013096933A (ja) * | 2011-11-04 | 2013-05-20 | Tamagawa Seiki Co Ltd | レゾルバ用輪状ステータ構造 |
-
1994
- 1994-08-24 JP JP19956794A patent/JPH0862235A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003161640A (ja) * | 2001-11-28 | 2003-06-06 | Aisin Seiki Co Ltd | 回転角度センサ |
US7945100B2 (en) | 2005-06-08 | 2011-05-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for detecting secure document |
JP2013096933A (ja) * | 2011-11-04 | 2013-05-20 | Tamagawa Seiki Co Ltd | レゾルバ用輪状ステータ構造 |
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