JPH0858540A - 電磁発電式回転センサ - Google Patents

電磁発電式回転センサ

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Publication number
JPH0858540A
JPH0858540A JP19682694A JP19682694A JPH0858540A JP H0858540 A JPH0858540 A JP H0858540A JP 19682694 A JP19682694 A JP 19682694A JP 19682694 A JP19682694 A JP 19682694A JP H0858540 A JPH0858540 A JP H0858540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
housing
bobbin
rotation sensor
pole piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP19682694A
Other languages
English (en)
Inventor
Takazo Hayashi
享三 林
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁極子の先端を延長しても、検出出力をほぼ
保つことが可能な電磁発電式回転センサを提供する。 【構成】 干渉物体12を避けるために、ハウジング1
3の底側が2段構造となっており、この底側の突出部1
3aだけが磁性体ロータ101に接近している。磁極子
15は、ボビン16の中央を通り、その先端が突出部1
3aの底面に達する。第2コイル22は、磁極子15の
先端に近づくので、この第2コイル22によって、磁極
子15の先端の磁束の変化が検出される。この第2コイ
ル22の検出出力は、第1コイル21の検出出力と共
に、取り出される。これにより、磁極子15の先端が延
長されているにもかかわらず、この電磁発電式回転セン
サの検出感度は、良好に保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の車輪やエン
ジンの出力軸の回転速度を検出する電磁発電式回転セン
サに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の回転センサは、例えば自動車の
ABS(anti lock brake system)に適用されて、車輪
の回転速度を検出する。車輪の回転速度を検出する場
合、この回転センサをタイヤハウス内に配設することが
多く、自動車の複雑な部位に取り付けるので、様々な制
約を受ける。
【0003】図3には、従来の回転センサが例示されて
いる。同図において、磁性体ロータ101は、自動車の
車軸に取り付けられて、この車軸と共に回転する。電磁
発電式回転センサ102は、この磁性体ロータ101の
回転速度を検出する。
【0004】この回転センサ102は、ハウジング10
3の外周にブラケット104をロウ付けし、磁極子10
5、磁石106、ヨーク107、ボビン108、および
コイル109を一体化したものをハウジング103に収
納し、ボビン108の各端子ピン111にケーブル11
2を接続し、ハウジング103の開口部をモールド樹脂
113によって封止してなる。
【0005】磁性体ロータ101は、例えば歯車の歯の
ような多数の凹凸を持つ。このため、磁性体ロータ10
1が回転すると、磁極子105を通る磁束が変化して、
コイル109の電流が変化する。このコイル109の出
力をケーブル112を通じて外部に取り出し、このコイ
ル109の出力に基づいて、回転速度を検出する。
【0006】ところで、回転センサの取り付け位置が制
約されており、この取り付け位置が磁性体ロータから離
間している場合は、図4に示すように磁極子121の先
端を延長して磁性体ロータ101に接近させるしかな
い。
【0007】また、磁極子121の先端の延長に伴い、
ハウジング123の底も延長する必要がある。ただし、
磁性体ロータや回転センサを複雑な部位に取り付けるの
で、磁性体ロータと回転センサの近傍に、干渉物体12
5が存在することが多く、この干渉物体125を避ける
ために、ハウジング123の底側を絞って、その外径を
小さくしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁極子
121の先端を延長した場合には、コイル109と磁性
体ロータ101が離間するので、磁性体ロータ101の
回転に伴う磁束の変化を検出し難くなり、コイル109
の検出出力の低下を招いていた。
【0009】図5のグラフには、磁性体ロータからの距
離に対する磁束変化の特性を示している。このグラフか
らも明らかなように、磁性体ロータから離れる程、磁束
変化が小さくなっており、コイル109が磁性体ロータ
101から遠ざかると、コイル109の検出出力の低下
を避けられない。
【0010】そこで、この発明の課題は、磁極子の先端
を延長しても、検出出力をほぼ保つことが可能な電磁発
電式回転センサを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明の電磁発電式回転センサにおいては、ハウ
ジングの底側を絞って、その外径を小さくしており、ボ
ビンは、ハウジングの底に達し、コイルは、ハウジング
の底側で、このハウジングの内壁に沿う形状を持ってい
る。
【0012】また、ボビンには、このボビンを途中で仕
切る少なくとも1つの仕切り鍔が設けられ、この仕切り
鍔は、ボビンをハウジングに収納したときに、このハウ
ジングの底側に位置し、このハウジングの内壁に沿う形
状を持っている。
【0013】
【作用】この発明の電磁発電式回転センサによれば、ボ
ビンは、ハウジングの底に達し、コイルは、このハウジ
ングの底側で、このハウジングの内壁に沿う形状を持っ
ている。これにより、コイルは、ボビン中央の磁極子の
先端に近づき、磁性体ロータにも近づく。
【0014】また、ハウジングの底側で、ボビンには、
このボビンを途中で仕切る仕切り鍔が設けられている。
この仕切り鍔がハウジングの内壁に沿う形状を持つの
で、コイルをボビンに巻回するときに、この仕切り鍔の
径に応じてコイルの径を定めれば、このコイルは、この
ハウジングの底側で、このハウジングの内壁に沿う形状
となる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0016】図1は、この発明の電磁発電式回転センサ
の一実施例を示している。この実施例の回転センサ11
では、干渉物体12を避けるために、ハウジング13の
底が2段構造となっており、この底の突出部13aだけ
が磁性体ロータ101に接近している。磁極子15は、
ボビン16の中央を通り、その先端がハウジング13の
突出部13aの底面に達する。
【0017】ボビン16は、ほぼ同径の上側鍔17と仕
切り鍔18、及び小径の下側鍔19を有し、仕切り鍔1
8によって分割されている。上側鍔17と仕切り鍔18
の間には、第1コイル21が巻回され、仕切り鍔18と
下側鍔19の間には、第2コイル22が巻回されてい
る。
【0018】これらの第1コイル21と第2コイル22
は、1本の線材からなり、直列に接続されている。
【0019】仕切り鍔18は、ハウジング13の突出部
13aの上端に接し、下側鍔19は、突出部13aの底
面に達し、これらの仕切り鍔18と下側鍔19間の第2
コイル22が突出部13aの内側に収納される。
【0020】ここで、第2コイル22は、磁極子15の
先端に近づくので、この第2コイル22によって、この
磁極子15の先端の磁束の変化が検出される。この第2
コイル22の検出出力は、第1コイル21の検出出力と
共に、取り出される。これにより、磁極子15の先端が
延長されているにもかかわらず、この電磁発電式回転セ
ンサの検出感度が良好に保たれる。
【0021】図2は、この発明の電磁発電式回転センサ
の他の実施例を示している。ここでは、干渉物体30を
避けるために、ハウジング31の底側が徐々に絞られ
て、テーパ状にされている。磁極子32は、ボビン33
の中央を通り、その先端がハウジング31の底面に達す
る。
【0022】ボビン33は、同径の上側鍔34と仕切り
鍔35、及び小径の下側鍔36を有している。上側鍔3
4と仕切り鍔35の間には、第1コイル37が巻回さ
れ、仕切り鍔35と下側鍔36の間には、第2コイル3
8が巻回されている。これらの第1コイル37と第2コ
イル38は、直列接続されている。
【0023】ボビン33の仕切り鍔35は、ハウジング
31のテーパ状の部分の上端に位置し、下側鍔36は、
ハウジング31の底面に達している。第2コイル22の
外径は、仕切り鍔35から下側鍔36に至るまでに、徐
々に小さくされている。これにより、第2コイル38が
ハウジング31の底側の内壁に沿う形状となっている。
【0024】この第2コイル38が磁極子32の先端に
近づくので、磁極子32の先端が延長されているにもか
かわらず、この電磁発電式回転センサの検出感度は、良
好に保たれる。
【0025】なお、上記各実施例では、3枚の鍔を持つ
ボビンを例示したが、これらの鍔の数は、適宜に増減し
て構わない。また、ハウジングの底側の形状が更に複雑
であったり、あるいは、磁極子がハウジングの底から突
出していても、この発明を適用することができる。
【0026】
【効果】以上説明したように、この発明の電磁発電式回
転センサによれば、コイルは、ハウジングの底に達し、
延長された磁極子の先端に近づくので、この磁極子の先
端の磁束変化を効率的に検出する。これにより、この回
転センサの検出感度は、良好に保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電磁発電式回転センサの一実施例を
示す断面図
【図2】この発明の電磁発電式回転センサの他の実施例
を示す断面図
【図3】従来の回転センサを例示する断面図
【図4】従来の回転センサの変形例を示す断面図
【図5】磁性体ロータからの距離に対する磁束変化の特
性を示すグラフ
【符号の説明】
11 電磁発電式回転センサ 12,30 干渉物体 13,31 ハウジング 15,32 磁極子 16,33 ボビン 17,34 上側鍔 18,35 仕切り鍔 19,36 下側鍔 21,37 第1コイル 22,38 第2コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルと、このコイルが巻回されたボビ
    ンと、このボビンの中央に挿入され、磁性体ロータの回
    転を感知する磁極子と、このボビンを収容するハウジン
    グとを少なくとも備え、このハウジングの底側を絞っ
    て、その外径を小さくした電磁発電式回転センサにおい
    て、 ボビンは、ハウジングの底に達し、 コイルは、ハウジングの底側で、このハウジングの内壁
    に沿う形状を持つ電磁発電式回転センサ。
  2. 【請求項2】 ボビンには、このボビンを途中で仕切る
    少なくとも1つの仕切り鍔が設けられ、この仕切り鍔
    は、ボビンをハウジングに収納したときに、このハウジ
    ングの底側に位置し、このハウジングの内壁に沿う形状
    を持つ請求項1に記載の電磁発電式回転センサ。
JP19682694A 1994-08-22 1994-08-22 電磁発電式回転センサ Pending JPH0858540A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19682694A JPH0858540A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 電磁発電式回転センサ

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JP19682694A JPH0858540A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 電磁発電式回転センサ

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Publication Number Publication Date
JPH0858540A true JPH0858540A (ja) 1996-03-05

Family

ID=16364313

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JP19682694A Pending JPH0858540A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 電磁発電式回転センサ

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