JPH08322U - 電動機 - Google Patents

電動機

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JPH08322U
JPH08322U JP5105193U JP5105193U JPH08322U JP H08322 U JPH08322 U JP H08322U JP 5105193 U JP5105193 U JP 5105193U JP 5105193 U JP5105193 U JP 5105193U JP H08322 U JPH08322 U JP H08322U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
shaft
hall element
electric motor
magnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP5105193U
Other languages
English (en)
Inventor
裕司 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP5105193U priority Critical patent/JPH08322U/ja
Publication of JPH08322U publication Critical patent/JPH08322U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機においてシャフトの回転位置検出を行
うホール素子の信頼性を向上させる同ホール素子の取付
構造。 【構成】 固定子鉄心2に絶縁性の巻枠4を介して固定
子巻線3が卷装され熱硬化性樹脂筐体と一体に成形され
た電動機において、鋼板性のブラケット9に保持された
ベアリング10と前記筐体凹みに嵌入されたベアリング
10にマグネット8及び回転子鉄心7を軸止したシャフ
ト6が回動自在に軸支され、前記ブラケットと固定子1
に挟持された基板13の内周側への延長部先端に、シャ
フト6の回転検出を行うホール素子12が前記シャフト
6に軸止されたマグネット5の内側に位置するように保
持されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、固定子を熱硬化樹脂により一体成形してなる電動機に関し、より詳 細には位置検出用ホール素子の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
固定子を熱硬化性樹脂により一体成形するモールド電動機においては、図2に 示すように、固定子鉄心2に絶縁性の巻枠4を介して固定子巻線3を卷装した状 態で熱硬化性樹脂により一体に成形するとともに、固定子1中心軸上にモールド 樹脂片側に凹部を設けてベアリング10を嵌入保持し、他方より円筒状の回転子 鉄心7に貫通したシャフト6をベアリング10に挿通する一方、ベアリング10 を嵌入保持した鋼板ブラケット9をモールド樹脂1の他方に装着するとともにシ ャフト6をベアリング10に挿通し回転子5を回動自在に軸支している。鋼板ブ ラケット9の凹み部11aと前記筐体1の間にはリング状の回転検出用基板13 が挟持され、同基板13よりホール素子12が支持されて前記巻枠4に設けられ ている取付孔4aに同ホール素子12が装着されている。ホール素子12により シャフト6が回転する際に生じる回転子の磁界の変化を検知して同シャフト6の 回転位置検出を行っている。しかるに該ホール素子12が装着される箇所は固定 子巻線3にも近接しており、同固定子巻線3から発生する磁界の影響を受けやす い。又同固定子巻線3から発生する熱により該ホール素子12の温度が上昇し、 検知素子としての信頼性が低下するという問題があった。又巻枠4の取付孔4a に該ホール素子12が装着される関係上、取付孔4aの寸法上の制約を受け、取 り付ける該ホール素子12の種類が限定されてしまうという難点も生じていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はこのような点に鑑みなされたもので、ブラケット9と筐体1に挟持さ れた基板の一部を、モータシャフトに軸支されるマグネット5内周側へ延出し、 同延出部先端に前記ホール素子12を保持して、上述の固定子巻線3に発生する 磁界と発熱による同ホール素子12への影響を減少させ、当該素子の信頼度を上 げると共に、当該素子の選定に際して寸法上の制約を受けない電動機を提供する ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述の課題を解決するため、前記基板の一部をモータシャフトに軸止 されるマグネット内周側に延出し、同延出部先端に前記ホール素子を保持してな ることを特徴とする。
【0005】
【作用】
以上のように構成したので、本考案による電動機のホール素子取付構造によれ ば、固定子巻線3から発生する磁界と熱の影響が軽微な位置にホール素子を移設 し、当該素子の信頼性を向上させ、電動機そのものの機能向上を図るとともに、 当該素子取付に際しての寸法的制約条件を緩和して、当該素子選定の自由度を高 めることによりコストダウンにも繋げるものである。
【0006】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案による実施例を詳細に説明する。図1は本考案に おける電動機のホール素子取付構造を示す断面図である。環状の固定子鉄心2に 絶縁性の巻枠4を介して固定子巻線3が卷装され、外部筐体としての熱硬化性樹 脂と共に一体成形されている。固定子1はシャフト6の中心軸上の片側が有底状 に凹み1aを有して成形されており、同凹み1aにはベアリング10が嵌入され ている。固定子1の他方は環状の回転子鉄心7を貫通したシャフト6よりなる回 転子5が挿入されるよう開放され、同回転子5が同筐体1に挿入されたのち、そ のモータシャフト6先端が前記ベアリング10に嵌入保持される。ブラケット9 は円形状で鋼板より成る外部筐体であり、その中心部には凹み9aを有し、ベア リング10が嵌入保持されるとともに、シャフト6が挿通する孔9cが設けられ ている。基板11は環状の基板であり、一部が図1に示すようにモータシャフト 1に軸支されるマグネット5の内周側まで延出され、同延出部先端に、同マグネ ット5が回転する際の磁界の変化を検知するホール素子12が取付られている。 同ホール素子12はシャフト6に軸支されているマグネット8の内側に位置する ように保持されるとともに、同基板11よりは、それらの信号を伝達するリード 線14がリードブッシュ13に保持されて外部に引き廻される。前記鋼板ブラケ ット9がシャフト6に挿通されたのち、同鋼板ブラケット9に設けられた同心状 の凹み9bが前記樹脂筐体1に圧入されると前記基板11は前記筐体1と同鋼板 ブラケットの凹み部9bにより挟持され前記状態に保持される。
【0007】 上述した位置にホール素子12を取り付けた事由を従来例を引き合いにして説 明する。図2は従来例によるホール素子の取付構造を示した電動機の要部断面図 である。巻枠4に設けられた取付孔4aに基板13により支持された当該素子1 2が装着されている。当該位置に同ホール素子6が、配置されることにより派生 する問題点として次のようなものが挙げられる。まず第一に固定子巻線3の近傍 に配置されることにより、同固定子巻線3に発生する磁界の影響を受けやすいと いう点である。同ホール素子12はマグネット8が回転するさいに生じる磁界の 変化を検知してシャフト6の回転位置検出を行う素子のため、同固定子巻線3よ り余分の磁界を受けると、その検知性能に低下が生じ誤動作が発生しやすくなる 点である。
【0008】 第2に挙げられるのが同固定子巻線3には発熱が生じ、その熱の影響が同ホー ル素子12に及ぶという点である。同ホール素子12も半導体素子である関係上 、温度上昇による特性変化が生じる。コイル3に近接して当該素子12が設置さ れる以上、この発熱による影響を遮断することは困難であり、当該素子12の信 頼性低下の一因となっていた。
【0009】 第3に同ホール素子12は巻枠4に設けられた取付孔4aに挿入されている関係 上、同孔4aによる寸法制約を受けるという点である。当該素子にもその製品に は多くの種類があり、その外形寸法も種々にわたるが、前記取付孔4aの内径寸 法は電動機の構造的要因より優先的に決定され、当該素子12の性能的要因から 使用する当該素子製品を選定することは2次的な問題となり、最適の当該素子製 品を使用することには困難があった。
【0010】 本考案における電動機のホール素子12の 取付構造においては、従来例によ るような固定子巻線3による磁界と発熱の当該素子への影響を軽微にすることが でき、且つ当該素子への寸法的制約条件を緩和することができる。
【0011】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案における電動機のホール素子取付構造において は、前記コイル3の同ホール素子12への磁界と発熱の影響を減少させることに より当該素子の信頼性を向上させ、電動機そのものの信頼性を向上させることが できる。又寸法的制約条件のない当該素子を選定できる点より性能向上と共にコ ストダウンに繋げることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電動機の要部断面図である。
【図2】従来例による電動機の要部断面図である。
【符号の説明】
1 固定子 2 固定子鉄心 3 固定子巻線 4 巻枠 4a ホール素子取付孔 5 回転子 6 シャフト 7 回転子鉄心 8 マグネット 9 鋼板ブラケット 9a ベアリング嵌入部 9b 鋼板ブラケット凹み 9c シャフト挿通孔 10 ベアリング 11 基板 12 ホール素子

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の固定子鉄心に絶縁性の巻枠を介し
    て固定子巻線を卷装し、その外周及び一側を熱硬化性樹
    脂によりモールドして固定子を形成し、同固定子の他側
    に取付けられるブラケット中心部に保持されるベアリン
    グと前記固定子の一側中心部に設けられた凹みに保持さ
    れるベアリングにより、回転子鉄心の外周にマグネット
    を設けた回転子の回転軸を回動自在に軸支する一方、前
    記ブラケットと前記固定子間にホール素子を保持した環
    状の基板を挟持してなる電動機において、前記基板の内
    周部の一部をモータシャフトに軸止されるマグネット内
    周側に延出し、同延出部先端に前記ホール素子を保持し
    てなることを特徴とする電動機。
  2. 【請求項2】 前記シャフトに軸止される回転子鉄心に
    当接して同シャフトに強磁性体を装着したことを特徴と
    する請求項1記載の電動機。
JP5105193U 1993-09-20 1993-09-20 電動機 Pending JPH08322U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5105193U JPH08322U (ja) 1993-09-20 1993-09-20 電動機

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JP5105193U JPH08322U (ja) 1993-09-20 1993-09-20 電動機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08322U true JPH08322U (ja) 1996-02-16

Family

ID=12876010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5105193U Pending JPH08322U (ja) 1993-09-20 1993-09-20 電動機

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