JPH09145732A - 車速センサ - Google Patents

車速センサ

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JPH09145732A
JPH09145732A JP31099695A JP31099695A JPH09145732A JP H09145732 A JPH09145732 A JP H09145732A JP 31099695 A JP31099695 A JP 31099695A JP 31099695 A JP31099695 A JP 31099695A JP H09145732 A JPH09145732 A JP H09145732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle speed
encapsulating resin
speed sensor
magnetic sensor
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP31099695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Tanaka
健一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH09145732A publication Critical patent/JPH09145732A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水分等が封入樹脂の内部に侵入しにくく、耐
水性、耐久性に優れた車速センサを提供すること。 【解決手段】 磁電変換素子6と集積回路を樹脂7で封
入してなる磁気センサ5がハウジング1の検出側ケース
2の内面に取り付けられ、この磁気センサ5に対面して
回転するマグネット12を有する車速センサであって、
磁気センサ5のリード取出し部8側のマグネット12に
対面する封入樹脂7の表面に検出側ケース2と一体に樹
脂成形された被覆部11を設けて、水分等がリード取出
し部8に達する侵入経路を長く取れるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のトランス
ミッションの回転を電気信号に変換して車速を検出する
車速センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4および図5に従来の車速センサ示し
ている。この車速センサAは検出側ケース2と駆動側ケ
ース3とよりなるハウジング1を備え、この検出側ケー
ス2の内面に磁気センサ5が取り付けられている。この
磁気センサ5は磁電変換素子6と集積回路(以下、IC
と略称する)(図示せず)とを樹脂7で封入して構成さ
れ、このICのリード取り出し部8は検出側ケース2内
を通ってターミナル9に接続されている。駆動側ケース
3内には入力軸13が設けられ、この入力軸13の先端
に磁気センサ5に対面するマグネット12が取り付けら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の車
速センサAは、磁気センサ5と回転するマグネット12
とが同一空間に位置しており、トランスミッションオイ
ルや水分等が磁気センサ5に付着する場合がある。リー
ド取出し部8は、磁気センサ5のインサート成形時に封
入樹脂7により封止されているが、図5に点線14で示
すように水分等は封入樹脂7と検出側ケース2の隙間か
らリード取出し部8に侵入し、リード取出し部8から封
入樹脂7の内部に侵入してICの損傷や誤動作を生ずる
おそれがある。
【0004】本発明は上述の点に着目してなされたもの
で、水分等が封入樹脂内部に侵入しにくく、耐水性、耐
久性に優れた車速センサを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
磁電変換素子と集積回路とを樹脂で封入してなる磁気セ
ンサがハウジングの検出側ケースの内面に取り付けら
れ、該磁気センサに対面して回転するマグネットを有す
る車速センサにおいて、前記磁気センサのリード取出し
部側の前記マグネットに対面する封入樹脂の表面に検出
側ケースと一体に樹脂成形された被覆部を設けたことを
特徴とするものである。
【0006】このため、請求項1記載の発明では、封入
樹脂表面に付着した水分等は封入樹脂と被覆部との間の
隙間を通ってリード取出し部に侵入しようとするが、被
覆部によってリード取出し部に達するまでの侵入経路を
長く取れるため、封入樹脂の内部へ侵入しにくくなり、
車速センサの耐水性が向上する。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の車
速センサであって、前記封入樹脂の表面に凹凸部を形成
し、この凹凸部上に前記被覆部を設けたことを特徴とす
るものである。
【0008】このため、請求項2記載の発明では、凹凸
部によって水分がリード取出し部に達するまでの侵入経
路をより長く取れ、封入樹脂の内部へより侵入しにくく
なると共に、凹凸部によって被覆部と封入樹脂との接触
面積が大きくなるため、被覆部と封入樹脂との密着性が
向上する。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の車
速センサであって、前記凹凸部を前記封入樹脂の表面よ
り1段落として形成し、前記封入樹脂の表面と被覆部の
表面とを同一面に形成したことを特徴とするものであ
る。
【0010】このため、請求項3記載の発明では、被覆
部と封入樹脂の表面が平坦面となり、マグネットを磁気
センサに、より近接した状態で配置できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて説明する。なお、図4および図5と同一
部材は同一符号で示している。
【0012】図1および図2は本発明の第1実施の形態
の車速センサを示している。この車速センサAはナイロ
ン等の熱可塑性樹脂からなる円筒状のハウジング1を備
えている。このハウジング1は、検出側ケース2と駆動
側ケース3とに分割され、両者の接合部分4を超音波溶
着等の手段により一体に固着している。
【0013】この検出側ケース2の内面に磁気センサ5
が取付けられている。この磁気センサ5はホール素子等
からなる磁電変換素子6と、アンプ機能を有するIC
(図示せず)を樹脂7で封入してパッケージ状に構成さ
れている。このICのリード取り出し部8は検出側ケー
ス2内を通ってターミナル9に接続されている。
【0014】図2に示すように、磁気センサ5のマグネ
ット12の対向面としての封入樹脂7の前面にはリード
取出し部8側の部分に封入樹脂7の一般表面より所望の
寸法tだけ一段落とした凹凸部10が形成されている。
この凹凸部10を覆う被覆部11が検出側ケース2の樹
脂で一体に形成されている。この被覆部11は検出側ケ
ース2のインサート成形時に検出側ケース2の成形と同
時に凹凸部10を被覆した状態で一体に形成される。こ
の被覆部11と封入樹脂7の表面は同一面に形成されて
いる。
【0015】駆動側ケース3には自動車のトランスミッ
ション(図示せず)に接続される入力軸13が設けら
れ、この入力軸13の先端に磁気センサ5に対面するマ
グネット12が取り付けられている。入力軸13を介し
てマグネット12が回転すると、磁電変換素子6がこれ
を検知し、その電流をICで増幅し、リード取出し部8
からターミナル9に伝達される。
【0016】上述の構成により、封入樹脂7の面に水分
等が付着し、図2に点線14で示すように封入樹脂7と
被覆部11との隙間から侵入しょうとするが、凹凸部1
0によりリード取出し部8に達するまでの侵入経路が長
くなるため、封入樹脂7の内部へ侵入しにくくなり、車
速センサの耐水性が向上する。また、凹凸部10がある
ため被覆部11と封入樹脂7との接触面積が増し、両者
の密着性が向上し、耐水性のほか耐久性も向上する。
【0017】また、図示のように凹凸部10を封入樹脂
7の表面より1段落とすことにより、封入樹脂7の表面
と被覆部11の表面は同一面とすることができ、マグネ
ット12は磁気センサ5に近接して配置できる利点があ
る。
【0018】図3は本発明の第2実施の形態を示すもの
で、封入樹脂7には加工を施さず、リード取出し部8側
のマグネット12との対向面としての封入樹脂7の表面
に被覆部11を形成したものである。この第2実施の形
態も、封入樹脂7の表面に付着した水分等がリード取出
し部8に達するまでの侵入経路を長くできるので、封入
樹脂7の内部へ侵入しにくくなると共に、封入樹脂7の
部分には加工をする必要がないため、製造が簡単にな
る。
【0019】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、被覆部によってリード取出し部に達する
までの水等の侵入経路を長く取れるため、水等が封入樹
脂の内部へ侵入しにくくなり、耐水性が向上すると共
に、被覆部で磁気センサが抑えられているため、磁気セ
ンサの取り付け強度も大きくすることができる。
【0020】また、請求項2記載の発明によれば、封入
樹脂の表面に凹凸部を形成し、この凹凸部上に前記被覆
部を設けたので、凹凸部によって水分等がリード取出し
部に達するまでの侵入経路をより長く取れ、耐水性がさ
らに向上すると共に、凹凸部によって被覆部と封入樹脂
との接触面積が大きくなるため、被覆部と封入樹脂との
密着性が向上し、取り付け強度がより向上する。
【0021】さらに請求項3記載の発明によれば、凹凸
部を封入樹脂の表面より1段落として形成したので、封
入樹脂の表面と被覆部の表面とを同一面に形成でき、被
覆部と封入樹脂の表面が平坦面となるため、マグネット
を磁気センサに近接して配置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車速センサの第1実施の形態を示す一
部断面にした側面図である。
【図2】図1の要部を拡大して示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施の形態を示す図2に対応した
断面図である。
【図4】従来の車速センサの一部断面にした側面図であ
る。
【図5】図4の要部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 検出側ケース 5 磁気センサ 6 磁電変換素子 7 封入樹脂(樹脂) 8 リード取出し部 10 凹凸部 11 被覆部 12 マグネット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁電変換素子と集積回路とを樹脂で封入
    してなる磁気センサがハウジングの検出側ケースの内面
    に取り付けられ、該磁気センサに対面して回転するマグ
    ネットを有する車速センサにおいて、 前記磁気センサのリード取出し部側の前記マグネットに
    対面する封入樹脂の表面に検出側ケースと一体に樹脂成
    形された被覆部を設けたことを特徴とする車速センサ。
  2. 【請求項2】 前記封入樹脂の表面に凹凸部を形成し、
    この凹凸部上に前記被覆部を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の車速センサ。
  3. 【請求項3】 前記凹凸部を前記封入樹脂の表面より1
    段落として形成し、前記封入樹脂の表面と被覆部の表面
    とを同一面に形成したことを特徴とする請求項2記載の
    車速センサ。
JP31099695A 1995-11-29 1995-11-29 車速センサ Pending JPH09145732A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011030676A1 (ja) * 2009-09-08 2011-03-17 Ntn株式会社 回転角度検出センサ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011030676A1 (ja) * 2009-09-08 2011-03-17 Ntn株式会社 回転角度検出センサ
US8896297B2 (en) 2009-09-08 2014-11-25 Ntn Corporation Rotating angle detecting sensor

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