JPS63191738A - デイレイタイム機能付タイムレコ−ダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はタイムレコーダの技術分野で利用されるもので
あって、具体的には，ディレィタイム機能付タイムレコ
ーダに関する。

〔従来の技術〕

勤怠データをタイムカード上に印字するタイムレコーダ
システムの使用に当っては、「カードラックに差込まれ
ているタイムカードの判別と取出し→タイムレコーダに
対するタイムカードの差込み→タイムレコーダによる勤
怠データの印字処理→タイムカードの抜取りとカードラ
ックへの差込み』の一連した処理作業が必要で、１人当
りの要時間数は大兄３〜７秒程度とされている。

また、タイムレコーダは複数の社員が共同使用するのが
一般的であるから，始業時とが終業時近くに成ると複数
の社員がタイムレコーダの前に並んで順番を待っている
ことはよく見られる光景である。

所が、印字に必要な１人当りの時間数は上述の如くであ
るから、例えば始業時の直前に大勢の社員が並んでしま
った様な場合とか、或は、各種のイレギュラー操作等を
行って１人の処理時間が大幅にタイムオーバしてしまっ
た様な場合には、実際には始業時以前にタイムレコーダ
の前に並んでいるにも係らず、始業時以後の印字が成さ
れて遅刻の取扱いに成ってしまう問題が発生していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した如き問題は、印字操作を素早く行って】−回の
印字処理時間を短縮したり、社員の各々が出社時間を少
し早めることによって戒程度解決でき、また、タイムレ
コーダの台数を殖やすことによっても多少の遅れは防止
可能であるが、いずれの方法もタイムレコーダの前に同
時に到着したのに、待っている間に時間が経過して各人
が同一の時刻を印字できないと云う根本的な問題点を解
決することができず、従って、待っていて始業時間が過
ぎてしまった様な場合には、申告等によって「遅刻」の
取扱いを「通常出社」に訂正する会社も存在するが、殆
どの会社はそのまま「遅刻」として甚だ不合理な取扱い
を行っていたのが現状であった。

而して５本発明の技術的課題は、複数の社員がタイムレ
コーダの前に並んで順番を待っている様な場合に、その
待ち時間の間に印字時間が経過してしまうことを防止し
て、並んでいる社員が全て同一時刻を印字できる様にす
ることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の技術的課題を解決するために本発明で講じた手段
は以下の如くである。

（１）タイムレコーダに、タイムカードの差込みを受け
ると、前の人が印字を行った前回印字実行時刻との時間
差を計算し、且つ、この時間差が予め設定したディレィ
タイム以内であるか否かを判定する手段を設けること。

（２）同じくタイムレコーダに、上記の時間差がディレ
ィタイム以内の場合は、差込ま九たタイムカードに対し
て前回印字を行った前印字時刻を再び印字し、タイムオ
ーバの場合は現在時刻を印字する手段を設けること。

但し、ここに於いてディレィタイムとは、前の人が印字
を行った前回印字実行時刻から、次の人が印字する迄に
許容される設定時間を意味し、一般的には１０秒前後が
キーボードを操作して任意に設定される。

〔作用〕

上記の手段は以下の如く作用される。

■上記（１）の要素は、ディレィタイムを例えば１０秒
に設定した場合、前の人が印字した前回印字実行時刻か
ら今回印字する迄に要した経過時間が１０秒以内である
か、１０秒をオーバしているかを判定する。

■前記（２）の要素は、上記判定の結果、ディレィタイ
ム以内である場合には、前回印字実行時刻が例えば８：
５９で現在時刻が９：００であったとしても、前印字時
刻８：５９を印字して定時出動の取扱いにする。また、
この取扱いは以後ディレィタイム以内に続けてタイムカ
ードの差込みがある限り続行され、例えば９：００を過
ぎてもディレィタイムが継続していわば８：５９が印字
されて遅刻の取扱いには成らず、従って、始業時（この
場合は９：００）前にタイムレコーダの前に並んだ全社
員は、全て定時出動の取扱いと成る。

一方、上記判定の結果、ディレィタイムをオーバしてい
ると判断された場合には、そのまま現在時刻がタイムカ
ード上に印字され、始業時を過ぎている場合には遅刻の
取扱いと成ることは従前通りである。

以上述べた如くであるから、上記の手段によって上述し
た技術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解
消することができる。

〔実施例〕

以下に１本発明に係るディレィタイム機能付タイムレコ
ーダの好適な実施例を添付した図面と共に詳細に説明す
る。

第】図は本発明に係るディレィタイム機能付タイムレコ
ーダの一実施例である所謂電子式タイムレコーダの電機
的構成を示すブロック図であって、制御部の中心を構成
するＣＰＵＩには、基準時計信号を発する時計回路２、
差込まれたタイムカードＴのコードを読取るカードリー
ダ３．読取ったコードに従ってタイムカードＴの吸排を
行なうカード送すローラ用モータ４、送り込まわたタイ
ムカードＴに勤怠データを印字するプリンタ５、現在時
刻とか所要メツセージ類等を表示する表示器６、各種デ
ータを入力【２．たり、各種の操作を行なうキーボード
７、システムプログラムを格納したプログラムメモリ８
．及び、各人の勤怠データを記憶する個人デー・タフア
イルメモリ９と云った電子式タイムレコーダ（コンピュ
ータ・タイムレコーダ）に必要な各種の構成部材（装置
）が接続されている。

また、上記ｃｐｕｉには、ディレィタイム（例えば１０
秒）を記憶するディレィタイム設定値記憶メモリ１０と
５前の人のタイムカードＴに印字された時刻（前印字時
刻）を一時記憶するメモリ１１と、同じく前の人が印字
を行なった時刻（前回印字実行時刻）を一時記憶するメ
モリ１２が接続されていて、上記の「前回印字実行時刻
」は。

タイムカードＴが差込まれて印字が行なわれる度に更新
され、また、上記のｒ前印字時刻」は、印字がこの前回
印字実行時刻から数えてディレィタイム以内である場合
にはそのままメモリ１１に保持されて、この前印字時刻
を差込まれたタイムカードＴに印字するが、ディレィタ
イムを過ぎてタイムカードＴが差込まれると、メモリ１
１の前印字時刻が現在時刻に書替えられて、この現在時
刻がタイムカードＴに印字される仕組に成っている。

第２図は本発明による始業時の処理を具体的に説明した
ものであって、図示の場合は始業時がＡＭ９　：　００
で、始めの社員ＡがＡＭ８：５９に印字を行ない、続い
て社員Ｂ、Ｃ，Ｄが夫々ディレィタイムＤＴよりも短い
時間ＭＴで夫々印字を行なった状態を示している。

この図面の記載から明らかな如く、処理時間をＭＴで行
なっている限り、現在時刻が始業時を経過してもタイム
カードＴへの印字は前印字時刻ＡＭ８：５９が守られ、
タイムレコーダの前に並んｌ・５各社員の出社時刻を同
じＡＭ８：５９にすることができる。一方、前の人の印
字からディレィタイムＤＴをオーバしたＮの場合には、
そのまま現在時刻（ＡＭ９　：　０２）が印字されて遅
刻と成る。

尚、上記の処理はメモリ８のプログラムに従って始業時
とか終業時、或は、休憩時間の始まりと終わりと云った
各種就業時刻直前の時間帯に遂行されるものであって、
その他の時刻は通常処理と成る。

第３図は前記メモリ８に格納されているプログラムに従
って実行されるディレィタイムの処理手順を示したブロ
ーチヤードで、第３のステップＳ；３でメモリ］２に記
憶されている前回印字実行時刻と現在時刻との時間差が
計算され、その結果ステップＳ４でディレィタイム以内
であると判断された場合には、ステップ８５〜ｓ９の各
処理が順番に実行されてｒ前印字時刻」の印字処理が成
され、また、ステップｓ４でディ１ノイタイムオーバと
判断された場合には、ステップ８１０→Ｓ　１．１、→
Ｓ７→Ｓ９の処理が実行されて、「現在時刻」の印字処
理が成される。

尚１本発明のシステムは、例えば自動車の入出庫を管理
する駐車場管理装置とか、その他の入出退管理装置にも
応用可能である。

〔効果〕

本発明に係るディレィタイム機能付タイムレコーダは以
上述べた如くであるから、始業時直航にタイムレコーダ
の前に並んだ各社員の出社時刻を、ディレィタイム以内
に引続き印字を行なう限り、全て列の始めの社員と同じ
時刻にして印字できるから、順番を待っている間に時間
が経過して遅刻に成ってしまう不公平を無くすことがで
きる利点を発揮できるものであって、構成が簡単で各タ
イ・ムレコーダに容易に実施できる点と相俟って、その
効果は絶大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る電子式タイムレコーダ
の電気的構成を示したブロック図で、第２図はディレィ
タイムの処理パターンを説明した図、第３図は本発明の
処理手順を説明したフローチャートである。 １はＣＰＵ、５はプリンタ、Ｔはタイムカード、８〜１
２はメモリ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）タイムカードの差込みを受けると、前の人が印字
   を行った前回印字実行時刻と現在時刻との時間差を計算
   し、且つ、この時間差が予め設定したディレイタイム以
   内であるか否かを判定する手段と、上記の時間差がディ
   レイタイム以内の場合は、差込まれたタイムカードに対
   して前回印字を行った前印字時刻を再び印字し、タイム
   オーバの場合は現在時刻を印字する手段を備えて成るこ
   とを特徴とするディレイタイム機能付タイムレコーダ。
2. （２）上記の処理は、始業時刻とか終業時刻、或は、休
   憩時間の始めと終わりと云った各種就業時刻直前の所定
   時間帯にのみ遂行される様に構成されていることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載のディレイタイム機能
   付タイムレコーダ（３）前記の前印字時刻は、ディレイ
   タイム以内にタイムカードが差込まれる限り、繰返し印
   字される様に構成されていることを特徴とする前記特許
   請求の範囲第１項記載のディレイタイム機能付タイムレ
   コーダ。