JPS63190840A - ソラネソ−ルの精製方法 - Google Patents

ソラネソ−ルの精製方法

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JPS63190840A
JPS63190840A JP2247987A JP2247987A JPS63190840A JP S63190840 A JPS63190840 A JP S63190840A JP 2247987 A JP2247987 A JP 2247987A JP 2247987 A JP2247987 A JP 2247987A JP S63190840 A JPS63190840 A JP S63190840A
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JP
Japan
Prior art keywords
solanesol
hexane
chromatography
purity
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP2247987A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Tawara
田原 隆弘
Sanji Matsushima
松島 三兒
Naoyoshi Ninomiya
二宮 直義
Tatsuji Hashimoto
橋本 達二
Ichiro Terada
一郎 寺田
Yoshiaki Shimizu
吉明 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は心臓薬として利用されている補酵素Qの合成前
駆体として有用な物質であるソラネソールの精製方法に
関する。
[従来技術] ソラネソールは葉たばこ中に比較的多量に含有されてお
り、これまでにその分離精製は、葉たばこの有機溶剤(
例えばn−ヘキサン、ジクロロメタン、アセトン等)抽
出物から分離された不けん化物を分子蒸留し、ソラネソ
ール含有留分にn−ヘキサン、アセトン等の溶媒を加え
、可溶分を冷却晶析してソラネソールを得る方法(特公
昭48−8639、特開昭56−25129)、不けん
化物にアセトン・メタノール混合溶媒を加えて可溶分の
みを分離したのち、さらにアセトン・メタノール混合溶
媒を加えて得られる可溶分を活性炭等の吸着剤で処理後
、冷却してソラネソールを得る方法(特開昭54−13
8510)。また、不けん化物をアセトンで溶解後、冷
却して得られる結晶物を分子蒸留したのち、ソラネソー
ル含有留分をカラムクロマトグラフィーに供し、そのイ
ソプロピルエーテル・メタノール溶出分からソラネソー
ルを得る方法(特開昭56−95124)等が知られて
いる。
[発明が解決しようとする問題点コ 前述したように、従来は、分子蒸留、冷却晶析等の物理
的性質の差を利用した分離精製であったため、得られる
ソラネソールは純度の低いものであった。このため、純
度を向上させるには1、カラムクロマトグラフィー、液
液分配等、工程を増やすことが必要とされ、この場合、
収率が低下するという問題があった。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは少ない工程数で純度を向上させる観点から
化学的性質の差を利用するクロマトグラフィーの手法を
組み合わせることに注目し、鋭意検討したところ固定相
に担体を用いない無担体遠心液液分配クロマトグラフィ
ーが純度向上に優れた効果を発揮することを発見し、本
発明を完成するにいたった。すなわち、たばこ抽出物の
不けん化物を固定相にn−ヘキサン、移動相に含水率5
−10%の含水アルコールを用いた遠心液液分配クロマ
トグラフィーによって処理することを特徴とするソラネ
ソールの精製方法である。
遠心液液分配クロマトグラフィーの固定相にn−ヘキサ
ンを用いた場合、移動相として含水率5−10%のアル
コールを組み合わせて用いたときに、固定相内にソラネ
ソールのバンドが良好な分離状態を保って形成され、最
も純度の高い画分を与えた。
移動相に用いるアルコールの含水率を10%より大きく
していくと、固定相内でソラネソールと極性の高い成分
とが固定バンドを形成しやすくなるため分離が不十分と
なる。また含水率を5%より小さくすると、二相分配液
の界面が形成されにくくなり移動相として使用すること
がてきない。
ここでいうアルコールとは、鎖式炭化水素の水素原子を
水酸基で置換したヒドロキシ化合物の中で水酸基を一つ
もつ一価アルコールをいい、メタノール、エタノールが
望ましい。
遠心液液分配クロマトグラフィーでの精製物をさらに他
の手法によって処理してもよいが、工業的には高速液体
クロマトグラフィーが望ましい。
[実施例] つぎに本発明の実施例を示す。
実施例 1 葉たばこ10 k gをn−ヘキサン60Lで抽出して
得られる抽出液を10倍に濃縮した後、濃縮液に5%K
 OH・メタノール6Lを加えてけん化する。反応液に
水6Lを加えて混合分離し不けん化物層6Lを得た。得
られた不けん化物を1.5L (溶質量220g、ソラ
ネソール含有fl153 g )まで減圧下で濃縮し、
n−ヘキサンを固定相とした無担体遠心液液分配クロマ
トグラフィー(三鬼エンヂニアリング製)に充填する。
10%含水エタノールを移動相として送液(約33L)
 し、分配を行ない、次いで送液方向を逆転し、n−ヘ
キサン(約1OL)を用いて分画し、純度66%のソラ
ネソール画分64gを得た。
つぎにこの両分をシリカゲル高速液体クロマトグラフィ
ー(綜研化学製)で、n−ヘキサン・酢酸エチル(70
: 30)混合溶媒を移動相として(約8L)展開後、
純度91%のソラネソール画分44gを得た。
実施例 2 実施例1と同様にして得られた不けん化*F!1.5L
をn−ヘキサンを固定相とした無担体遠心液液分配クロ
マトグラフィーに充填する。
5%含水メタノールを移動相として送液(約33L)し
11分配を行ない、次いで送液方向を逆転し、n−ヘキ
サン(約1OL)を用いて分画し、純度65%のソラネ
ソール画分58gを得た。
つぎにこの画分をシリカゲル高速液体クロマトグラフィ
ーで、n−ヘキサン・酢酸エチル(70: 30)混合
溶媒を移動相として(約8L)展開後、純度90%のソ
ラネソール画分40gを得た。
実施例 3 実施例1と同様にして得られた不けん化物層1.5Lを
n−ヘキサンを固定相とした無担体遠心液液分配クロマ
トグラフィーに充填する。
15%含水メタノールを移動相として送液(約33L)
L/、分配を行ない、次いで送液方向な逆転し、n−ヘ
キサン(約10L)を用いて分画し、純度40%のソラ
ネソール画分96gを得た。
(参考例) [従来法(特開昭54−138510) ]たばこエキ
ス不けん化物630g (ソラネソール含量27%)を
アセトン・メタノール混合溶媒(混合比=2 : 1)
3.8Lに溶解し、不溶物を除去し、可溶分から純度3
8%のソラネソール403gを得た。これにアセトン・
メタノール混合溶媒(混合比=2:100)13Lを加
え、50°Cで加温溶解し、冷却後不溶物を除き、得た
溶液に活性炭32gを加えて攪はん、ろ過後溶液を4°
Cに冷却して、純度91%のソラネソール121gを得
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 たばこ抽出物の不けん化物からソラネソー ルを分離、精製する方法において前記不けん化物を固定
    相にn−ヘキサン、移動相に含水率5−10%の含水ア
    ルコールを用いた遠心液液分配クロマトグラフィーで処
    理することを特徴とするソラネソールの精製方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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