JPS59212486A - トコフエロ−ルの精製濃縮法 - Google Patents

トコフエロ−ルの精製濃縮法

Info

Publication number
JPS59212486A
JPS59212486A JP58086757A JP8675783A JPS59212486A JP S59212486 A JPS59212486 A JP S59212486A JP 58086757 A JP58086757 A JP 58086757A JP 8675783 A JP8675783 A JP 8675783A JP S59212486 A JPS59212486 A JP S59212486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solvent
tocopherol
carbon dioxide
dioxide gas
exchange resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP58086757A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6155917B2 (ja
Inventor
Kietsu Ishii
石井 喜悦
Sadahiko Asano
浅野 貞彦
Norio Sashita
指田 紀男
Takayasu Kanda
神田 孝泰
Shinpei Ito
信平 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Vitamin Co Ltd
Original Assignee
Riken Vitamin Oil Co Ltd
Riken Vitamin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riken Vitamin Oil Co Ltd, Riken Vitamin Co Ltd filed Critical Riken Vitamin Oil Co Ltd
Priority to JP58086757A priority Critical patent/JPS59212486A/ja
Publication of JPS59212486A publication Critical patent/JPS59212486A/ja
Publication of JPS6155917B2 publication Critical patent/JPS6155917B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pyrane Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塩基性陰イオン交換樹脂を使用した1へ=1ノ
10−ルの精製方法において炭酸ガスで処理した溶媒を
溶出濱媒として、常法により吸着ざUたα−1β−1γ
−16−などの1−コフエ[」−ル類を脱着し、高温度
に濃縮を行イ【い、あるいはα−9β−1γ−1δ−な
どの1〜コフエロール類を選択的に分離する精製濃縮法
に関するものである。
トコフェロールは植物油脂中に広く存在しα−9β−9
γ−1δ−9ε−1ζ−2η−の7種類のトコフェロー
ル同族、林が知られている。α−トコフェロールは過酸
化脂質から生体を守り老化を防止するなどの強い生理活
性を有する不老のビタミンどして、また非α−1〜]フ
エロールは無害の天然抗酸化剤とし−C共に注目を浴び
ているビタミンである。
一般にトコフエ(−1−ルは植物油脂精製の脱す工程よ
り副生ずる植物油滓より脱酸、11;1ステロール、分
子蒸留などの精製工程を組み合せることにより]へコフ
エロール含量30〜80%のものが得られる。
またイオン交換樹脂によるトコフJI’l−ルの濃縮精
製は樹脂が1〜コフエロールのみを特異的に吸着すると
いうことを利用した方法であり、トコ1フエ1]−ル同
族体の吸着力の差を利用し、同族体の分離精製を行なう
事ちり能である。従来のイオン交換樹脂による1〜コフ
10−ルの濃縮法は常法により吸着させたトコフェロ−
ル類を、酸を含有する溶媒を溶出溶媒として脱着し、高
m度にト」フェロールの精製を行なうか、あるいは常法
にJ、リイオン交換樹脂に吸着しIこl〜]フエ1]−
ル類のうち最し吸着力の弱いα−1へコフエロールを先
に溶出、分離したのち酸を含有する溶媒を溶出溶媒とし
てトコフエ1」−ル類をDIi着し、高温度に1ヘコア
工ロール同族体の分離、精製を行なうものであった。
ここで゛使用される酸は酢酸、ギ酸、プロピオン酸など
の右(幾煎、塩酸、硫酸、ホウ酸などの無機酸であるが
、このような酸を含有した溶媒(゛吸着さ′Uたj・コ
ア:I: IZ+−ルの溶出を行なった場合、トコフx
、 []−ルと酸の分離あるいは酸と溶媒の分離が必要
であり、ここで得られたトコフエ1」−ルは1−]フエ
1」−ルと161時に溶出してくる色素類や脂肪酸が沢
入している為、このままで製品化づることは好ましくな
く、ざら分離、精製を行なう必要がある。これらの点が
イオン交換樹脂を使用してトコフエロールを濃縮、精製
する場合に大きな障害どなっ(いた、。
そこで本発明者らは前記のような問題点を解決するため
に鋭憇検討した結果、炭酸ガスによって処理した溶媒を
溶出溶媒として使用づることにより、トコフェロール類
が選択的に溶出され色素類や脂肪酸は脱着されないこと
、及び溶媒留去の際の加熱により容易に炭酸ガスの除去
が副化でありトコフェロールと酸の分離あるいは酸と溶
媒の分離は不要であることを見出し、本発明を完成させ
るに至った。
本発明にa5い−Cトコフ1に]−ルとは天然に産づる
d型および合成で得られるdp型を問わずα−9β−7
γ−1δ−1ε−9ζ−9η−の各同IN体でビタミン
Eの生理活性を有するものを意味する。
本発明で使用するトコフェロール含イ〕物は植物油滓に
脱酸、脱ステロール等の精製を行なったトコフェロール
含量5〜95%のものである。
本発明で使用覆る良好な強塩基性陰イオン交換樹脂はジ
ヒニルベンゼンを1〜4%含イj′する多孔性の第4級
アンモニウム塩を右す゛るらのぐあり、市販品としては
ダイヤイオンP A −304S 、  306S、4
068 、デコオライトA−144,ダウエックス1−
Xl、アンバーライ)−I R,A −401(商品名
)などが挙げられる。
本発明では先づ;−コア10−ル含有物を0−ヘキサン
。1−ルエンなどの溶媒に溶解し、あらかじめ前処理に
よって活性型のOH型どし、通液する溶媒と同じ溶媒で
置換した陰イオン交換樹脂に通液し、1・]フエ1」−
ルを吸着せしめ、吸着しない炭化水素類、ワックス類、
トリグリセライド類などの不純物を除去りる、1次いて
α−トロフエ1]−ルを分離づる場合はメタノールなど
の溶媒C溶出、分離を15なう。吸着した1〜=1フエ
ロール類は炭酸カスで処理した溶媒を溶出溶媒どし−C
脱着するbのである。溶媒の炭酸カスによる処理は溶媒
を炭酸ガスて飽和りれば、J: < 、溶媒中にl−シ
イアイスを加える事により8易に行なう事ができる。溶
媒により炭酸ガスの溶解]Uに差がのるが、溶媒に0.
5〜10%トフイアイスを添加りれば十分である。
また炭11f2刀スの供給は、炭酸ガスボンベより溶媒
中に導管を投入し、炭酸カスの注入を行なったりあるい
は溶媒中で反応を行ない炭酸ガスを発生さ−I!(も良
い。溶出溶媒の温度は低い程、溶出効果が強いため、溶
出に要する溶媒の量を少なくする事ができる。しかじカ
ラムの温度調節ができな(入場合力ラム内でガスが発生
することがあり、室温イ」近″c溶出する必要がある。
室擢、にCメタノールで脱着を行なう場合、BIJ着に
要する溶媒相(よ樹l旨に対して4〜7倍量である。
本発明で炭酸ガス処理に使用される溶媒(よ杓(水性溶
媒の中でもメタノール、」−タノール、イソ−プロパツ
ール、τ)−プロパツールなとのアルコール系溶媒及び
その含水溶媒が最し良好な脱着効果を石するがアセトン
、酢酸上チルなどの4=1−1Ai性溶媒及びその含水
溶媒、さらに(よ1)−ヘキサン、1〜ルエンなどの無
極性溶媒及びその含水溶媒及びト記溶媒の混合溶媒も使
用づることかCさる1、本発明の炭酸ガス処理による1
へ:1フエ(]−ルのJfl製方法は従来の有機酸ある
いは無(幾酸を使・)だ方法と比較して1−]フ11コ
ールの回収率はほば1111稈1廊で゛アル。従ッてト
コフェロールの脱着後の1112 酸、)112色、脱
脂肪酸などの後処理工程の煩雑さや、hコフエロフルの
損失を考慮すると、本発明による効果は非常に大きいと
宮わざるを得ない。
j、k人イホに有害(危険な有機酸あるは無機酸と異な
り、炭酸カスは人体に前書ぐあることから労1!III
環境の面からも優れた方法で・あると言うことができる
以下に実施例をあげて説明覆る。
実施例1 大豆油滓より精製を行なって得たトコノーしロール濃縮
物4.00!J  (総トコフェロール含4A45.8
%)を]ニクノール20717..f!に)行解し、l
タノール溶液どした。あらかじめ前処理し、活性型のO
H型どじ上タノール’Ctf′1′模したデコオライ1
〜A−14420IrL、f7を充填した1、5×25
cmのカラムに17111 /m i nの速度で通液
し、ざらに40 Inアのエタノールで洗浄を行ない非
吸着区分としてグリセライド類、炭化水素類、ワックス
類、ステロール類などの不純物を除去した。ドライアイ
ス4gを加えたエタノール801rLf(12°0)で
脱着を行ない、さらに20711.3のエタノールで洗
浄し、前のエタノール80711(と合Uミックストコ
フェロール区分とした。実験中の気温は18℃ぐあり、
カラム内でのガスの発生はほとんど見られなかった。ミ
ックストコフェロール区分のエタノールを減圧留去し、
ミックスl−コフエロール1,8741  < トコフ
エ【1−ル含量94.0%)を得た。総ト]フェロール
回収率は95.9%であった。結果は第−表に示した通
りである。
呑&4 【 、\ l) +:= ! 決 訳 椙1 (2) 会 口 )   L 味  、− 、fiI′寸= ≧ Φ 区 ■ 口 ) ロ −tIIK 実施例2 綿実油滓より常法により精製を行なって得たトコフェロ
ール濃縮物50.0(1(総l〜コフエロール含量33
.2%)を11−ヘキサン200mfに溶解し、1)−
ヘキサン溶液とした。あらかじめ前処理し、活性型のO
H型とし、11−へキリンで置換したダイヤイオンPA
−306875mm1を充填した2、5X!10cmの
カラl\に2.57+1 jl 、/minの速度で通
液し、非吸着区分どしてグリセライド類、炭化水素類、
ワックス類、ステロール類などを除去した。次いでメタ
ノール2507nアを通液し、α−1−=]フ[に1−
ルを脱着した後、ドライアイス10(1を加えたメタノ
ール300 tn、 、e (15℃)を使用して非α
−1−」ノ1、ロールを脱着した。さらにメタノール1
50yyJで洗浄を行ない前液と合せ、非α−トコフェ
ロール区分とした。実験中の気温は18℃であり、カラ
ム内でのカスの発生(ユはとんど見られなかった。
非α−トコフェロール区分のメタノールを減圧留去し、
非α−トコフェロール10,20(1−二1710−ル
含量93.7%)を得た。結果は第二表に示した通りで
ある。
藏′J  l  − ゛( △ も +二の= 費 望 411] 七 1!  シ 派  一 実施例3 大豆油滓より常法により精製を行なつC得たトコフェロ
ール濃縮物150.00 (総トコフエL1−ル含和1
8.4%)を1−ルエン300m、f!に溶解し、1−
ルエン溶液とした。あらかじめ前処理し活性型のOH型
とし、トルエンで置換したダウエックス1−×1ioo
yB7を充填した2、5X50cmのカラムに371?
ア/minの速度で通液し、非吸着区分としてグリセラ
イド類、炭化水素類、ワックス類、ステロール類などを
除去した。次いで100 pn、 p / m i n
の流量で30分間炭酸ガスボンベより炭酸ガスを通気し
たメタノール5001rLi! < 18℃)を使用し
−(ミックス1〜コフエロールを1ltJ 着した。さ
らにメタノール2007+1で洗浄を行ない前液と合゛
U、ミックス1〜コフコロール区分とした。実験中の気
温は18℃Cありカラム内でのガスの発生は見られなか
った。
ミックストコフェロール区分のメタノールを減If留去
し、ミックストコフf1]−ル34,5(]  (l〜
=1710−ル含酪73.5%)全773.5%フェ1
」−ル回収率91.9%であった。結果は第三表に示し
た通っである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. トコフェロール含有物を溶媒に溶解し、これを塩基性陰
    イオン交換樹脂に通液してl−コフエロール類を吸温ゼ
    しめ、吸着しない不純物を除去したのら、炭酸ガス′c
    ′処理した溶媒を溶出溶媒として通液し、1−二1フー
    夏−11−ル類を選択的に溶出さゼることを特徴とする
    1へ〕フェロールの精製濃縮法。
JP58086757A 1983-05-18 1983-05-18 トコフエロ−ルの精製濃縮法 Granted JPS59212486A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58086757A JPS59212486A (ja) 1983-05-18 1983-05-18 トコフエロ−ルの精製濃縮法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58086757A JPS59212486A (ja) 1983-05-18 1983-05-18 トコフエロ−ルの精製濃縮法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59212486A true JPS59212486A (ja) 1984-12-01
JPS6155917B2 JPS6155917B2 (ja) 1986-11-29

Family

ID=13895620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58086757A Granted JPS59212486A (ja) 1983-05-18 1983-05-18 トコフエロ−ルの精製濃縮法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59212486A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016216456A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 国立大学法人東北大学 ビタミンe類の選択的な分離方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62199112U (ja) * 1986-06-04 1987-12-18
JPH0593521U (ja) * 1992-05-22 1993-12-21 株式会社今井製作所 熱風発生機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS3614561Y1 (ja) * 1959-10-03 1961-06-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS3614561Y1 (ja) * 1959-10-03 1961-06-03

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016216456A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 国立大学法人東北大学 ビタミンe類の選択的な分離方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6155917B2 (ja) 1986-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2572173B2 (ja) カルノシン酸の製造法
JP2012140467A (ja) クロマトグラフによるビタミンe異性体の単離方法
JP5778772B2 (ja) センテラアジアチカの抽出物を調製するための方法
CN1964960A (zh) 从油的植物营养素还原法
KR970002037B1 (ko) 들깨유로부터 α-리놀렌산(ALA)을 분리, 정제하는 방법
CN106748615B (zh) 一种从油脂中提取角鲨烯的方法
JPS59212486A (ja) トコフエロ−ルの精製濃縮法
JPS5888339A (ja) エイコサペンタエン酸又はそのエステルとドコサヘキサエン酸又はそのエステルの分離精製方法
JPH01207257A (ja) α−リノレン酸の分離法
JP5272073B2 (ja) トコトリエノール組成物の製造方法
JPH08100131A (ja) カロチンの回収方法
JPS625917A (ja) 大豆胚芽よりのイソフラボン類を含有しないサポニンの製造法
JPS63190840A (ja) ソラネソ−ルの精製方法
JP2943031B2 (ja) 天然ビタミンk濃縮物の製造方法
JP6256981B2 (ja) 油からのビタミンe類の選択的な連続回収方法
JPS6340827B2 (ja)
Hayashi et al. Preparation and purification of DHA-enriched triacylglycerols from fish oils by column chromatography
JPS61166399A (ja) モノグリセリドの精製法
JPS5967245A (ja) 高度不飽和脂肪酸エステルの濃縮分離方法
JPS60243038A (ja) 天然ビタミンk濃縮物の調製方法
KR100540221B1 (ko) 은이온교환수지를 이용한 epa 및 dha의 분리 농축방법
JPS62277496A (ja) 高度不飽和脂肪酸含有トリグリセリドの濃縮方法
JPS63290845A (ja) 高度不飽和脂肪酸エステルの濃縮分離方法
JPS61282357A (ja) 濃縮カロテン類の調製方法
JPS63295551A (ja) カロチンの精製方法