JP5778772B2 - センテラアジアチカの抽出物を調製するための方法 - Google Patents

センテラアジアチカの抽出物を調製するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、マデカッソシド(madecassoside)、テルミノロシド(terminoloside)、及びアシアチコシド(asiaticoside)の混合物を含むセンテラアジアチカ(Centella asiatica)の抽出物を調製するための方法に関する。
センテラアジアチカは、セリ科(Apiaceae)、詳しくはチドメグサ亜科に属する。この植物は、3000年以上にわたって知られており、伝統薬に用いられている。そのヒーリング作用、鎮静作用、鎮痛作用、抗うつ作用、及び抗菌作用は特に興味深い。
センテラアジアチカの活性物質は、五環トリテルペンであり、これはトリテルペンゲニン:アジアティック酸(asiatic acid)(式I)及びマデカシン酸(madecassic acid)(式II)のいずれかの形態、又はトリテルペンヘテロシド:アシアチコシド(式III)、マデカッソシド(式IV)及びテルミノロシド(式V)の形態をとる。
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テルミノロシドは、マデカッソシドの位置異性体であり、同じ糖鎖、すなわち、グルコースーグルコースーラムノース鎖をもつ。テルミノロシドのテルペン環の構造は、テルミノール酸のテルペン環と同じである。
本発明者が知る限りでは、アシアチコシドの異性体は現在まで検出されていない。しかしながら、マデカッソシド及びテルミノロシド間に存在するのと類似した異性をもつ、アシアチコシドの位置異性体は存在すると推定される。
センテラアジアチカのヘテロシド、アシアチコシド及びマデカッソシドは、それぞれ植物のアジアティック酸及びマデカシン酸の貯蔵形態を形成している糖複合体である。
トリテルペン分子は、コラーゲンの活性を調整し、活性化するコラーゲン合成の点から特に興味深い。センテラアジアチカから抽出されたゲニン及びヘテロシドは特にコラーゲン1及び3の合成を促進する。これらの活性物質は、基本的に静脈不全の治癒を促進させ、治療するために医薬品分野で用いられる。それらは、基本的に抗しわ剤やアンチセルライト剤として、化粧品分野で用いられる。従来技術において、より普通に用いられているセンテラアジアチカの活性化合物は、アジアティック酸とマデカシン酸及びアシアチコシドである。
マデカッソシドは、水に非常に溶けるので、従来の脂溶性活性物質の抽出方法において通常洗浄水で除去される。
国際出願である特許文献1は、マデカッソシド、テルミノロシド、及びアシアチコシドの混合物を含むセンテラアジアチカの抽出物を調製する方法を開示しており、該方法は、脂質/脂質抽出で選択的脱脂質し、その後、得られた水―アルコール相の濃縮と連続したろ過を行うステップを含んでおり、この順序は、マデカッソシド及びテルミノロシドの混合物からアシアチコシドを除去することを意図している。しかしながら、マデカッソシドはアシアチコシドの一部を可溶化し、このアシアチコシドの残りの部分は、工業的スケールにおいて一般的ではないコストのかかる精製技術であるシリカゲルクロマトグラフィーにより除去する必要がある。
WO2004/062678
驚くことに、本発明者は、マデカッソシド、テルミノロシド、及びアシアチコシドの混合物を含むセンテラアジアチカの抽出物を調製する新規な抽出方法を開発した。この方法においては、本発明者は、マデカッソシド、テルミノロシド、及びアシアチコシドの混合物を含む溶液を精製するための新規なステップを用いた。
本発明は、マデカッソシド、テルミノロシド、及びアシアチコシドの混合物を含むセンテラアジアチカの抽出物を調製するための吸着性樹脂の上を通過させるステップの使用に関する。
本発明で用いる吸着性樹脂は、好ましくはセンテラアジアチカに含まれるトリテルペンヘテロシドを吸着するのに適した樹脂、例えば、スチレンージビニルベンゼン又はホルモ−フェノール型樹脂の吸着性樹脂である。
また、本発明は、マデカッソシド、テルミノロシド及びアシアチコシドの混合物を含むセンテラアジアチカの抽出物を調製するための方法であって、前記方法は、
α)マデカッソシド、テルミノロシド、及びアシアチコシドの混合物を含む水溶液を、吸着性樹脂の上を通過させるステップと、
β)少なくとも30重量%のアルコール溶媒、及び所望により水を含む溶離剤で前記吸着性樹脂を溶離するステップを含む。
本願の明細書内において、用語“アルコール溶媒”は、少なくとも1つのーOHアルコール基を含む溶媒、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、エチレングリコール、グリセロール、特には、メタノール、エタノールを意味する。
ステップα)においては、マデカッソシド、テルミノロシド、及びアシアチコシドの混合物を含む水溶液を、吸着性樹脂の上を通過させることにより、これらのトリテルペンヘテロシドを選択的に吸着することが可能となる。
ステップβ)において用いる溶離剤は、所望により希釈していないアルコール系溶媒、有利にはアルコール系溶媒と水の混合物、好ましくは50〜80%のアルコール系溶媒を含む該混合物、優先的には60〜70%のアルコール系溶媒を含む該混合物である。
本発明方法の1つの好ましい他の態様においては、ステップα)の前に、以下の、
a)水又は少なくとも10重量%の水及び所望によりアルコール溶媒を含む溶媒混合物を用いてセンテラアジアチカのを抽出するステップ、
が先に行われ、それによりマデカッソシド、テルミノロシド及びアシアチコシドの混合物を含む水溶液が得られる。
本願の明細書内において、用語“センテラアジアチカの”は、5cm未満の葉柄をもつ葉片からなるセンテラアジアチカの葉を意味する。
前記活性物質は、好ましくは植物のを用いて、センテラアジアチカから抽出される。その根を傷つけることなく、それによりこの多年生植物の自然な再生を可能にすることを主たる目的としている。
本発明方法の1つの好ましい他の態様においては、前記抽出ステップは、水中、又は、水及び所望によりアルコール溶媒を含む溶媒混合物中で前記を、撹拌下で浸軟するステップを含む。
本願の明細書内において、用語“溶媒混合物”は、少なくとも2つの溶媒の混合物、好ましくは2つの溶媒の混合物、例えば、水とアルコール溶媒の混合物を特に意味する。
前記浸軟は水又は少なくとも10重量%の水及び所望によりアルコール溶媒を含む溶媒混合物を用いて、通常20〜90℃、好ましくは50〜70℃、優先的にはおよそ50℃の温度で、通常20〜180分間、1:2〜1:20の間の[センテラアジアチカ]:[溶媒混合物]比で行うのが好ましい。
得られた前記浸軟混合物は、通常、ろ過し、それによりマデカッソシド、テルミノロシド及びアシアチコシドの混合物を含む水溶液を得る。このろ過は、普通600μm、100μm及び25μmの多孔性フィルタをもつ連続的なろ過手段によって通常行う。
本発明方法の1つの態様においては、上述した抽出ステップに続いて得られた水溶液は、処理する容量を減らして、2%から25%の乾燥物を含む濃縮液を得るために、必要に応じて濃縮する。
得られた上記濃縮液は 所望により塩基性化し、好ましくは、固体又は水溶液形態の強アルカリ性水酸化物無機塩基(例えば、水酸化リチウムLiOH、水酸化ナトリウムNaOH又は水酸化カリウムKOH)、又は生石灰CaO、又は消石灰Ca(OH)で塩基性化して、前記濃縮液のpHを好ましくは8〜12に調整する。強無機塩基は好ましくはNaOH、KOH及びCaOから選択される。
強塩基を添加すると、通常、強塩基と反応しやすい、存在する金属及び他の物質を沈殿させ、ろ過による除去が可能になる。通例、沈殿又は凝集したタンパク質及び樹脂性化合物は、その後、塩基性化した混合物から、ろ過により除去する。
前記ろ過ステップに続いて、得られたろ過物に対し、所望により、好ましくは、強鉱酸、例えばリン酸HPO、塩酸HCl、硝酸HNO、硫酸HSO、過塩素酸HClO、臭化水素酸HBr、又は1又は複数の−COOHカルボキシル基をもつ芳香族又は非芳香族有機化合物(ギ酸、エタノール酸、安息香酸、クエン酸又は炭酸など)等の有機酸を添加することにより、酸性化することができる。この酸性化のステップでは、ろ過物のpHを5〜7に調整するのが好適である。前記強鉱酸は、HPOとHClから選択するのが好ましい。前記有機酸は、クエン酸又は炭酸から選択するのが好ましい。
形成された塩及び沈殿化合物は通常、該酸性化した混合物からろ過により除去する。
本発明方法の1つの有利な態様においては、ステップβ)に引き続いて以下のステップ、
b)ステップβ)の後に得られる溶離液を、脱色する樹脂の上を通過させ、それにより脱色した水相が得られるステップと、
c)脱色した水相を真空濃縮するステップを行い、
それによりマデカッソシド、テルミノロシド及びアシアチコシドの混合物を含むセンテラアジアチカの抽出物が得られる。
上記得られた混合物は、マデカッソシド、25%〜65%のテルミノロシド及び20%〜40%のアシアチコシドからなることが好ましい。
上記得られた抽出物は、該抽出物の総重量に対して、25重量%〜65重量%のテルミノロシドとマデカッソシドの混合物、及び20重量%〜40重量%のアシアチコシドを含むことが好ましい。
本発明方法の1つの有利な態様においては、ステップβ)の後に得られる溶離液は最初に活性炭で処理する。活性炭を添加することにより、通常、脂肪酸又は酸化生成物を固定することにより、溶離液を脱色させることができる。
所望により活性炭で処理したこの溶離液は、次いでアルコール系溶媒を蒸留することにより濃縮することができる。濃縮した溶離液は、次いで例えば水相中の不溶化合物を除去するためにろ過する。アシアチコシドの一部は通常溶離液の濃縮において沈殿し、その後、ろ過により通常除去する。
ステップb)において、所望により活性炭で処理し、所望により濃縮し、ろ過するステップβ)で得られた溶離液は、例えば、強アニオン性スチレン−クロライド型の脱色する樹脂の上を通過させて脱色させる。
本発明方法の1つの有利な態様においては、脱色した水相は、次いで所望によりカチオン性イオン交換樹脂の上、及び、アニオン性イオン交換樹脂の上に連続的に通過させることによって処理し、それにより不溶性塩及び不要な化合物を水相から除去する。使用する該カチオン性樹脂は、スルホネート型官能基を含む強カチオン性樹脂が好ましい。使用する該アニオン性樹脂は、第四級アンモニウム型官能基を含む強アニオン性樹脂が好ましい。本発明方法の範囲内においては、該イオン交換樹脂の順序は、残留する酸の分画の固定を増強させる上で重要である。
カチオン性樹脂及びアニオン性樹脂の上の連続的な通過は、好ましくは繰り返してもよいし、又は前記樹脂の混床上を脱色させた水相を通過させて行ってもよい。
ステップc)においては、所望によりカチオン性樹脂及びアニオン性樹脂の上を通過させた、脱色した水相を真空濃縮し、得られた濃縮物は、通常真空乾燥又は噴霧乾燥する。該濃縮は、好ましくは有機もしくは無機質膜でのタンジェンシャル(tangential)ろ過膜技術を用いて行うことができる。その場合、200kDaから100kDaのカットオフ閾値を有する媒体を用いる(すなわち、分子量200〜100,000g/molの分子を用いる)。
ステップc)の結果として、通例、抽出物の総重量に対して、25重量%から65重量%のマデカッソシドとテルミノロシドの混合物、及び20重量%〜40重量%のアシアチコシドを含むセンテラアジアチカの抽出物が得られる。
ステップc)の結果として、通例、抽出物の総重量に対して、25重量%から65重量%のマデカッソシドとテルミノロシドの混合物を含むセンテラアジアチカの抽出物が得られる。
ステップc)の結果として、通例、抽出物の総重量に対して、20重量%から40重量%のアシアチコシドを含むセンテラアジアチカの抽出物が得られる。
本発明の範囲内においては、用語“アシアチコシド”は式IIIの化学分子、場合により、そのオレアノール異性体(oleanic isomer)のいずれかとの混合物を意味する。
また、本発明は、マデカッソシド、テルミノロシド及びアシアチコシドの混合物を含むセンテラアジアチカの純化された抽出物を調製するための方法に関するものであり、該方法は、前記方法によって得られた抽出物を、水及びアルコール系溶媒を含む溶媒混合物を用いて再結晶するステップを含む。
前記再結晶のステップに適したアルコール系溶媒としては、エタノール、メタノール、及びブタノール、あるいはそれらの混合物が例示される。
本明細書において、用語“センテラアジアチカの純化された抽出物”は、抽出物の総重量に対して、50重量%よりも多いマデカッソシドとテルミノロシドの混合物を含むセンテラアジアチカの抽出物を意味する。
該抽出物は、通例、抽出物の総重量に対して、15重量%より少ないアシアチコシドを含む。
本発明方法の再結晶のステップは、アシアチコシドの大部分を除去し、それにより、得られる純化された抽出物中のマデカッソシドとテルミノロシドの混合物の含有量を増加させるのに適している。
再結晶精製の方法は、溶媒中の化合物の熱い時と冷たい時の溶解度の違いに基づいている。固形物の溶解度は通例温度と共に上昇する。それゆえ、温溶媒に溶解した場合、その再結晶は、その過飽和に溶液を冷却することにより行ってもよい。したがって、再結晶は、溶媒又は溶媒混合物中の精製すべき固形物を通常沸点に置き、続いて、該溶液の冷却、後にろ過によって分離される該固形物の再結晶の誘導からなる。また、その溶質は、溶媒を蒸発させることにより沈殿させて濃縮することができる。
より具体的には、再結晶のステップは、以下のステップ、
d)前述した方法に係るステップc)の後に得られる抽出物を、40℃から70℃の間の温度に達した水及びアルコール系溶媒を含む溶媒混合物中で可溶化し、それにより溶液を得るステップと、
e)ステップd)の後に得られる溶液の温度を−20℃から30℃の間の温度まで低下させ、それにより冷却された混合物を得るステップと、
f)前記冷却された混合物をろ過し、それによりろ液を得るステップと、
g)前記ろ液を濃縮するステップと、
を含み、それにより、マデカッソシド、テルミノロシド及びアシアチコシドの混合物を含むセンテラアジアチカの純化された抽出物を得る。
本発明の範囲内においては、前記再結晶の溶媒混合物は、水及びアルコール系溶媒を含む溶媒混合物である。特に好ましい再結晶溶媒混合物は、好ましくは55℃から65℃、優先的にはおよそ60℃に達した70%の水及び30%のアルコール系溶媒(好ましくはエタノール又はメタノール)を含む。
前記再結晶の溶媒混合物は、所望により精製すべき抽出物の可溶化を可能にするために沸騰させる。
ステップc)の後に得られた抽出物の可溶化において、抽出物全体が可溶化したときに、溶媒の添加を停止するために、通常、該溶媒混合物は滴下して添加する。
次いで、得られた溶液は、アシアチコシドの結晶化を誘導するために冷却する。
温度の下降は一般にゆっくり徐々に行い、形成されたアシアチコシドの結晶の純度を上昇させて、それにより、この結晶中にテルミノロシド及びマデカッソシドを捕集しないようにするため、1から250時間の間の時間が好都合であり、好ましくは100から250時間である。これにより母液中の該化合物の含有量が低下する。上記冷却した混合物の温度は通常−10℃から10℃の間であり、好ましくは−5℃から5℃の間である。
形成された結晶及び特にテルミノロシド及びマデカッソシドを含む母液を含む上記冷却した混合物はろ過して、達した温度で不溶性の結晶化した及び/又は沈殿した固形物を除去する。除去した結晶は通常75%よりも多いアシアチコシドを含み、再使用しうる。
通常、抽出物の総重量に対して、50重量%よりも多い、又は60%よりも多い、又は70%よりも多いマデカッソシド及びテルミノロシドの混合物を含む、センテラアジアチカの純化された抽出物が得られる。
さらに、この抽出物は、抽出物の総重量に対して、15重量%より少ない、又は10%より少ないアシアチコシドを含む。
また、本発明は、マデカッソシド及びテルミノロシドの混合物を含むセンテラアジアチカの精製された抽出物を調製する方法に関し、該方法は、前述した本方法に係るステップg)に従って得られた純化された抽出物を、水及びアルコール系溶媒を含む溶媒混合物を用いて精製するステップを含む。
本明細書において、用語“センテラアジアチカの精製された抽出物”とは、抽出物の総重量に対して、90重量%よりも多いマデカッソシド及びテルミノロシドの混合物を含むセンテラアジアチカの抽出物を意味する。この抽出物は抽出物の総重量に対して、通例6重量%より少ないアシアチコシドを含む。
本発明方法の精製ステップは、通常、センテラアジアチカの純化された抽出物に含まれるアシアチコシドの40%よりも多い、又は50%よりも多い割合を除去することを可能にする。
本発明方法の最初の他の態様においては、前記精製ステップは以下のステップ、
h)前述した本方法のステップg)に従って得られる純化された抽出物に、25℃から65℃の間の温度に達したアルコール系溶媒、及び所望により水を含む溶媒混合物を添加し、それにより溶液を得るステップと、
i)溶液の温度を−20℃から30℃の間の温度まで低下させ、それにより冷却された混合物を得るステップと、
j)冷却された混合物をろ過し、それによりろ液を得るステップと、
k)ろ液を濃縮するステップと、
を含み、それにより、マデカッソシド及びテルミノロシドの混合物を含むセンテラアジアチカの精製抽出物を得る、
前述した方法に係るステップg)に従って得られる純化された抽出物に、ステップh)で添加された溶媒混合物は、少なくとも85重量%のアルコール系溶媒を含むことが好都合であり、好ましくは少なくとも95重量%である。この溶媒混合物は30℃から50℃にするのが好都合であり、優先的にはおおよそ45℃の温度である。
ステップg)に従って得られる抽出物の可溶化において、抽出物全体が可溶化したときに、溶媒の添加を停止するために、通常、該溶媒混合物は滴下して添加する。
次いで、得られた溶液を一般にゆっくり徐々に、好ましくは1から250時間の時間で、好ましくは−15℃と15℃、好都合であるのは−10℃と0℃、優先的には約−5℃の温度に冷却する。
形成された結晶と母液を含み、特にテルミノロシド及びマデカッソシドを含む前記冷却した混合物はろ過し、達した温度で不溶性の結晶化した及び/又は沈殿した固形物を除去する。母液とも称するろ過液は蒸留により濃縮し、通常真空乾燥する。
本発明方法の精製ステップにより、抽出物の総重量に対して90重量%よりも多いマデカッソシド及びテルミノロシドの混合物を含むセンテラアジアチカの精製抽出物を得る。さらに、この抽出物は抽出物の総重量に対して6重量%よりも少ないアシアチコシドを含む。
この精製ステップは、2から3回繰り返すことができ、それによりセンテラアジアチカの精製抽出物のマデカッソシド及びテルミノロシドの含有量を増加させることが好都合である。この精製ステップを繰り返すことにより、抽出物の総重量に対して95重量%よりも多い、あるいはさらに98重量%よりも多いマデカッソシド及びテルミノロシドの混合物とすることが可能となり、かつ、抽出物の総重量に対してアシアチコシドを3重量%よりも少ない、あるいは1重量%よりも少なくすることができる。
ステップg)により得られたセンテラアジアチカの純化抽出物及びステップk)により得られたセンテラアジアチカの精製抽出物は、所望によりその後、シリカゲル分取クロマトグラフィーの手段により精製して、そのマデカッソシド及びテルミノロシドの各含有量を増加させることができる。このクロマトグラフィーのステップは、溶離剤として、アルコール系溶媒と水を含む溶媒混合物を使用して行う。
本明細書においては、分取クロマトグラフィーで使用される溶離剤は通例極性溶媒である。望ましくは、該溶媒は、水とエタノール等のアルコール系溶媒の混合物、好ましくは1:1の割合の水とエタノール(50%水及び50%エタノール)を含む混合物である。
本発明の範囲においては、分取クロマトグラフィーで使用される固定相は非極性固定相である。該固定相はグラフト化非極性シリカからなることが望ましい。非極性グラフト鎖は、2から18の炭素原子が望ましく、より望ましくは、12から18の炭素原子である。
また、本発明は、マデカッソシド及びテルミノロシドの混合物を含むセンテラアジアチカの精製された抽出物を調製するための方法であって、前記方法が、以下の、
a)水又は少なくとも10重量%の水及び所望によりアルコール系溶媒を含む溶媒混合物を用いてセンテラアジアチカのを抽出し、それにより水溶液を得るステップ、
α)該水溶液を、吸着性樹脂の上を通過させるステップ、
β)少なくとも30重量%のアルコール溶媒、及び所望により水を含む溶離剤で前記吸着性樹脂を溶離し、それにより溶離液を得るステップ、
b)該溶離液を、脱色する樹脂の上を通過させ、それにより脱色した水相を得るステップ、
c)該脱色した水相を濃縮し、それにより抽出物を得るステップ、
d)ステップc)の後に得られる抽出物を、40℃から70℃の間の温度に達した水及びアルコール系溶媒を含む溶媒混合物中で可溶化し、それにより溶液を得るステップ、
e)ステップd)の後に得られる溶液の温度を−20℃から30℃の間の温度まで低下させ、それにより冷却された混合物を得るステップ、
f)冷却された混合物をろ過し、それによりろ液を得るステップ、
g)該ろ液を濃縮し、それにより純化された抽出物を得るステップ、
h)前記方法に係るステップg)に従って得られる純化された抽出物に、25℃から65℃の間の温度に達したアルコール溶媒、及び所望により水を含む溶媒混合物を添加し、それにより溶液を得るステップ、
i)該溶液の温度を−20℃から30℃の間の温度まで低下させ、それにより冷却された混合物を得るステップ、
j)冷却された混合物をろ過し、それによりろ液を得るステップ、
k)該ろ液を濃縮するステップ、を含み、それにより、マデカッソシド及びテルミノロシドの混合物を含むセンテラアジアチカの精製抽出物を得る方法である。
実施例1
センテラアジアチカの生抽出物の調製
1キロのセンテラアジアチカの葉(切断した葉)を70℃に加熱した20リットルの水に浸漬する。解離させるために該混合物を撹拌下で2時間放置し、次第に増加する多孔度(600μm、その後100μm、その後25μm)のフィルタで連続的にろ過する。
これにより、16.2リットルの生抽出物が得られ、該生抽出物には、総乾燥物重量に対して、11.8重量%の値のマデカッソシド及びテルミノロシドの混合物、及び10.9重量%の値のアシアチコシドを含む2%の乾燥物を含む。
センテラアジアチカの半純化された抽出物の調製
前記液体生抽出物をRES―00820(Burgundy)型の吸着性樹脂の上を通過させ、該樹脂は次いで70%のエタノールと30%の水(vol/vol)からなる溶離剤で溶離する。
回収されたエタノール系溶離液をRES―01541(Burgundy)型のアニオン性の脱色する樹脂の上を通過させ、該脱色された相を蒸留により脱アルコール化し、真空濃縮し、それにより、脱色させた水性の濃縮物を得る。次いで、この濃縮物は凍結乾燥させる。
これにより、総抽出物重量に対して、47.2重量%の値のマデカッソシド及びテルミノロシドの混合物、及び37.4重量%の値のアシアチコシドを含む70gの半純化された抽出物が得られる。
センテラアジアチカの純化された抽出物の調製
半純化された抽出物は、70%の水及び30%のメタノールを含む溶液で可溶化し、60℃の温度に達している。該抽出物を完全に可溶化した後、該溶液の温度を240時間にわたって5℃の温度に低下させる(低温装置の後、冷蔵庫で保管)。
得られた冷却混合物はろ過し、ろ過物は蒸留により脱アルコール化し、真空濃縮し、それにより、純化された水性の濃縮物が得られる。次いで、この濃縮物は凍結乾燥される。
これにより、総抽出物重量に関して、67.2重量%の値のマデカッソシド及びテルミノロシドの混合物、及び10重量%未満の値(4.5%)のアシアチコシドを含む45gの純化された抽出物が得られる。
センテラアジアチカの精製された抽出物の調製
前記純化された抽出物は5%の水と95%のメタノールを含む溶液で可溶化し、45℃の温度に達している。該抽出物を完全に溶解した後、該溶液の温度を120時間にわたって5℃の温度に低下させる。
得られた冷却混合物はろ過し、ろ過物は蒸留により脱アルコール化し、真空濃縮し、それにより、純化された水性の濃縮物が得られる。次いで、この濃縮物は凍結乾燥される。
これにより、総抽出物重量に関して、90重量%より大きい値(91.2%)のマデカッソシド及びテルミノロシドの混合物、及び6重量%未満の値(3.1%)のアシアチコシドを含む20gの精製された抽出物が産生される。
実施例2
センテラアジアチカの生抽出物の調製
1キロのセンテラアジアチカの葉(切断した葉)を50℃に加熱した15リットルの70%のエタノールに浸漬する。解離させるために該混合物を撹拌下で2時間放置し、次第に増加する多孔度(600μm、その後100μm、その後25μm)のフィルタで連続的にろ過する。
次いで、前記ろ過物は蒸留により脱アルコール化し、濃縮されたろ過物をろ過する。
これにより、3.7リットルの液体の生抽出物が得られ、該生抽出物には、総乾燥物重量に対して、11.2重量%の値のマデカッソシド及びテルミノロシドの混合物、及び8.6重量%の値のアシアチコシドを含む9%の乾燥物を含む。
センテラアジアチカの半純化された抽出物の調製
前記液体生抽出物をRES―00408(Burgundy)型の吸着性樹脂の上を通過させ、該樹脂は次いで60%のエタノールと40%の水(vol/vol)からなる溶離剤で溶離する。
回収されたエタノール系溶離液をRES―01953(Burgundy)型のアニオン性の脱色する樹脂の上を通過させ、次いでRES―01747(Burgundy)型のカチオン性のイオン交換樹脂、次いでRES―02056(Burgundy)型のアニオン性のイオン交換樹脂の上を通過させる。該脱色かつ脱イオン化された相を真空濃縮し、それにより、脱色かつ脱イオン化させた水性の濃縮物を得る。次いで、この濃縮物は凍結乾燥(あるいは所望により噴霧乾燥)させる。
これにより、総抽出物重量に対して、47.2重量%の値のマデカッソシド及びテルミノロシドの混合物、及び27.4重量%の値のアシアチコシドをもつ60gの半純化された抽出物が得られる。
センテラアジアチカの純化された抽出物の調製
半純化された抽出物は、70%の水及び30%のメタノールを含む溶液で可溶化し、60℃の温度に達している。該抽出物を完全に可溶化した後、該溶液の温度を240時間にわたって5℃の温度に低下させる(低温装置の後、冷蔵庫で保管)。
得られた冷却混合物はろ過し、ろ過物は蒸留により脱アルコール化し、真空濃縮し、それにより、純化された水性の濃縮物が得られる。次いで、この濃縮物は凍結乾燥される。
これにより、総抽出物重量に対して、67.5重量%の値のマデカッソシド及びテルミノロシドの混合物、及び13.2重量%の値のアシアチコシドを含む35gの純化された抽出物が得られる。
センテラアジアチカの精製された抽出物の調製
前記純化された抽出物は5%の水と95%のメタノールを含む溶液で可溶化し、45℃の温度に達している。該抽出物を完全に溶解した後、該溶液の温度を120時間にわたって5℃の温度に低下させる。
得られた冷却混合物はろ過し、ろ過物は蒸留により脱アルコール化し、真空濃縮し、それにより、純化された水性の濃縮物が得られる。次いで、この濃縮物は凍結乾燥される。
これにより、総抽出物重量に対して、90重量%より大きい値(91.5%)のマデカッソシド及びテルミノロシドの混合物、及び6重量%未満(4.6%)の値のアシアチコシドを含む20gの精製された抽出物が得られる。

Claims (17)


  1. 抽出物の総重量に対して50重量%よりも多いマデカッソシド及びテルミノロシドの混合物を含むセンテラアジアチカの純化された抽出物を調製するための方法であって、前記方法が、以下の、
    a.水中、又は、少なくとも水及び所望によりアルコール溶媒を含む溶媒混合物中において、センテラアジアチカ植物の葉を、20から90℃の温度で、20から180分間、1:2〜1:20の間の[センテラアジアチカ]:[溶媒混合物]比で、撹拌下で浸軟するステップと、それに続いて、
    浸軟混合物をろ過し、それにより水溶液を得るステップと、
    α.得られた水溶液を、トリテルペンヘテロシドを吸着するのに適した吸着性樹脂の上を通過させるステップと、
    β.前記吸着性樹脂を、少なくとも30重量%のアルコール溶媒、及び所望により水を含む溶離剤で溶離し、それにより溶離液を得るステップと、それに続いて、
    得られた溶離液を活性炭で処理するステップと、
    b.処理した溶離液を、強アニオン性スチレン−クロライド型の脱色する樹脂の上を通過させ、その後にスルホネート型官能基を含む強カチオン性イオン交換樹脂の上、及び、第四級アンモニウム型官能基を含む強アニオン性イオン樹脂の上に連続的に通過させることによって処理するか、あるいは該溶離液を前記強カチオン性イオン交換樹脂と前記強アニオン性イオン樹脂の混合樹脂の上に通過させ、それにより脱色した水相を得るステップと、
    c.脱色した水相を真空濃縮し、それにより抽出物を得るステップと、それに続いて
    得られた抽出物を再結晶する以下の、
    d.得られた抽出物を、40℃から70℃の間の温度に達した水及びアルコール溶媒を含む溶媒混合物中で可溶化し、それにより溶液を得るステップと、
    e.温度を1から250時間ゆっくり徐々に低下させて、−20℃から30℃の間の冷却混合物温度とし、それにより冷却混合物を得るステップと、
    f.冷却混合物をろ過し、それによりろ液を得るステップと
    g.蒸留によってろ液を濃縮し、それにより抽出物の総重量に対して15重量%未満のアシアチコシドを含む純化された抽出物を得るステップと、
    を含む、方法。
  2. ステップa)の溶媒混合物が、少なくとも10重量%の水及びアルコール溶媒を含む少なくとも2つの溶媒の混合物である、請求項1に記載の方法。
  3. センテラアジアチカの葉を、50℃から70℃の間の温度で浸軟する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. センテラアジアチカの葉を、50℃の領域の温度で浸軟する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 浸軟混合物が、600μm、100μm及び25μmの多孔性フィルタによる連続ろ過によってろ過される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. ステップα)の前に、以下の、
    ステップa)に従って得られるろ液を濃縮するステップと、それに続いて
    固体又は水溶液形態の強アルカリ性水酸化物無機塩基、又は生石灰CaO、又は消石灰Ca(OH)で塩基性化するステップと、それに続いて
    強鉱酸又は有機酸で酸性化するステップと、
    酸性化した混合物をろ過するステップと、
    が先に行われる、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 強アルカリ性水酸化物無機塩基が、水酸化リチウムLiOH、水酸化ナトリウムNaOH又は水酸化カリウムKOHであり、強鉱酸が、リン酸H PO 、塩酸HCl、硝酸HNO 、硫酸H SO 、過塩素酸HClO 、又は臭化水素酸HBrである、請求項6に記載の方法。
  8. ステップαの吸着性樹脂がスチレン−ジビニルベンゼン又はホルモ−フェノール型の樹脂であることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  9. ステップβの溶離剤が、60から70重量%のアルコール溶媒及び水を含むことを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  10. アルコール溶媒が、エタノールである請求項9に記載の方法。
  11. ステップb)の前に、以下の、
    アルコール溶媒を蒸留することにより得られる溶離液を濃縮するステップと、
    蒸留した溶離液をろ過するステップと、
    が先に行われる、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. ステップd)の前に、真空乾燥又は噴霧乾燥ステップが先に行われる、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. ステップd)で添加された溶媒混合物が、70%の水及び30%のメタノールを含み、60℃の領域の温度に達していることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. ステップe)で温度を100から250時間にわたって低下させて、−5℃から5℃の間の冷却混合物温度とすることを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 抽出物の総重量に対して90重量%よりも多いマデカッソシド及びテルミノロシドの混合物を含むセンテラアジアチカの精製抽出物を調製するための方法であって、前記方法が、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法に従って得られた純化された抽出物を精製するためのステップを含み、前記精製ステップが、以下の、
    h.請求項1から14のいずれか一項に記載の方法に従って得られた純化された抽出物に、30℃から50℃の間の温度に達した、少なくとも85重量%のアルコール溶媒及び所望により水を含む溶媒混合物を添加し、それにより溶液を得るステップと、
    i.溶液の温度を1から250時間ゆっくり徐々に低下させて、−15℃から15℃の間の温度とし、それにより冷却混合物を得るステップと、
    j.冷却混合物をろ過し、それによりろ液を得るステップと、
    k.ろ液を蒸留により濃縮し、それにより抽出物の総重量に対して6重量%未満のアシアチコシドを含む精製抽出物を得るステップと、
    を含む、方法。
  16. ステップh)の溶媒混合物が、45℃の領域の温度に達していることを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  17. ステップi)で温度を100から250時間にわたって低下させて、−5℃前後の冷却混合物温度とすることを特徴とする、請求項15又は16に記載の方法。
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