JPS63180972A - 複写装置 - Google Patents
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- JPS63180972A JPS63180972A JP62012234A JP1223487A JPS63180972A JP S63180972 A JPS63180972 A JP S63180972A JP 62012234 A JP62012234 A JP 62012234A JP 1223487 A JP1223487 A JP 1223487A JP S63180972 A JPS63180972 A JP S63180972A
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Landscapes
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、特定の色と、その色以外の別の色との2色を
用いて複写を行うことができる複写装置に関する。
用いて複写を行うことができる複写装置に関する。
「従来の技術」
多色原稿から、2色またはそれ以上の多色複写画像を得
るための装置や方法は、従来から各種の方式が提案され
、実用化されている。
るための装置や方法は、従来から各種の方式が提案され
、実用化されている。
その最も一般的な方法は、原稿上の画像を、赤(R)、
青(B)、緑(G)の3種の色分解フィルタで分解し、
分解された各色の光像に対してそれぞれ複写工程を実施
し、1枚の複写用紙上に各色の画像を重ね合わせて、い
わゆるフルカラーの複写画像を得るものである。
青(B)、緑(G)の3種の色分解フィルタで分解し、
分解された各色の光像に対してそれぞれ複写工程を実施
し、1枚の複写用紙上に各色の画像を重ね合わせて、い
わゆるフルカラーの複写画像を得るものである。
このようなカラー複写機は、各色の画像を1枚の複写用
紙上に重ね合わせるための同期(レジストレーション)
をとることが必要で、装置の構成や制御がきわめて複雑
となり、装置が大型化し高価なものとなる。
紙上に重ね合わせるための同期(レジストレーション)
をとることが必要で、装置の構成や制御がきわめて複雑
となり、装置が大型化し高価なものとなる。
しかも、一般に複写される多色原稿は、ごく特殊な場合
を除いて、黒の文字や図形が大部分を占め、他の色とし
ては、赤色等によるアンダーラインやマーク等の付与が
ほとんどである。従って、フルカラー複写機を用いるこ
とはきわめて不経済である。さらに、こういったフルカ
ラー複写機においては、3色の混色によって黒色の可視
像を形成するが、純黒色とはならず、純粋な黒色トナー
だけを用いて得られる画像よりも再現性が劣る。
を除いて、黒の文字や図形が大部分を占め、他の色とし
ては、赤色等によるアンダーラインやマーク等の付与が
ほとんどである。従って、フルカラー複写機を用いるこ
とはきわめて不経済である。さらに、こういったフルカ
ラー複写機においては、3色の混色によって黒色の可視
像を形成するが、純黒色とはならず、純粋な黒色トナー
だけを用いて得られる画像よりも再現性が劣る。
また、黒色画像部分を構成する文字等は細線画像である
ことが多く、色ずれが発生するとその判読が難しくなる
。
ことが多く、色ずれが発生するとその判読が難しくなる
。
従って、大部分が黒色画像で占められるような原稿に対
しては、黒色プラス1色の2色複写装置で十分であり、
むしろ、黒色画像に対して、従来のモノクロ(単色)複
写装置と同等の画像品質を維持することの方が望まれて
いる。なお、2色構成の一般の原稿の大部分について、
その複写を可能にするためには、黒色以外に赤色、青色
、緑色等の2〜3種類の色数を用意し、その中から黒色
と組み合わせる1色を選択することができるようなもの
が好ましい。
しては、黒色プラス1色の2色複写装置で十分であり、
むしろ、黒色画像に対して、従来のモノクロ(単色)複
写装置と同等の画像品質を維持することの方が望まれて
いる。なお、2色構成の一般の原稿の大部分について、
その複写を可能にするためには、黒色以外に赤色、青色
、緑色等の2〜3種類の色数を用意し、その中から黒色
と組み合わせる1色を選択することができるようなもの
が好ましい。
「発明が解決しようとする問題点」
以上のような要求に応える2色複写装置としては、特開
昭55−73063号、特開昭61−36767号、特
開昭61−36768号、特開昭61−48871号、
特開昭56− 16275.5号公報等に記載されたものが知られてい
る。
昭55−73063号、特開昭61−36767号、特
開昭61−36768号、特開昭61−48871号、
特開昭56− 16275.5号公報等に記載されたものが知られてい
る。
まず特開昭55−73063号公報には、1つの感光体
に、アナログ光学系のみを用いて、黒色およびそれ以外
の特定色の静電潜像を形成する工程を有する2色複写装
置が紹介されている。アナログ光学系とは、ミラーやレ
ンズを用いて感光体に直接光像を導く装置のことをい−
う。本発明においては、以後これを結像光学系と呼ぶこ
とにして説明を進める。
に、アナログ光学系のみを用いて、黒色およびそれ以外
の特定色の静電潜像を形成する工程を有する2色複写装
置が紹介されている。アナログ光学系とは、ミラーやレ
ンズを用いて感光体に直接光像を導く装置のことをい−
う。本発明においては、以後これを結像光学系と呼ぶこ
とにして説明を進める。
ところでこの装置は、潜像電位が3段階になる3値潜像
を形成するため、フリンジ電界による潜像の境界部分の
混色が発生し、黒色画像の品質が従来の白黒複写機に比
較して劣化するという問題点を有している。さらに、3
値潜像の形成が可能な特殊な積層感光体を使用し、静電
潜像の形成プロセスが複雑になるため、コストアップに
なるという問題を有している。
を形成するため、フリンジ電界による潜像の境界部分の
混色が発生し、黒色画像の品質が従来の白黒複写機に比
較して劣化するという問題点を有している。さらに、3
値潜像の形成が可能な特殊な積層感光体を使用し、静電
潜像の形成プロセスが複雑になるため、コストアップに
なるという問題を有している。
また、特開昭64−36768号公報に記載された技術
は、このような問題点を改善するためのものであり、結
像光学系により2つの感光体を露光している。感光体の
一方には通常の感光体を、もう一方には特定色に対応す
る潜像を形成するための積層感光体を使用する。こうし
て、2つの感光体上の静電潜像をそれぞれ黒色トナーと
特定色のトナーを用いて現像を行い、複写用紙にこれら
を順次転写する。
は、このような問題点を改善するためのものであり、結
像光学系により2つの感光体を露光している。感光体の
一方には通常の感光体を、もう一方には特定色に対応す
る潜像を形成するための積層感光体を使用する。こうし
て、2つの感光体上の静電潜像をそれぞれ黒色トナーと
特定色のトナーを用いて現像を行い、複写用紙にこれら
を順次転写する。
この場合、黒色画像の品質低下という問題点は改善され
るが、2色の画像を複写用紙上に2回に分けて順次転写
するため、黒色画像および特定色画像のレジストレーシ
ョンずれを低減させようとすれば、要求される機械精度
が高くなり、コストアップの原因となる。さらに、2種
の感光体を使用するため複写装置が大型化する。また、
積層感光体を使用するのでプロセスが複雑になり、コス
トアップになるという問題を有している。また、積層感
光体を用いて色分離をする方法は、その積層感光体の特
性により色分離される色が固定されてしまうため、特定
色の色数を増加させることは不可能である。
るが、2色の画像を複写用紙上に2回に分けて順次転写
するため、黒色画像および特定色画像のレジストレーシ
ョンずれを低減させようとすれば、要求される機械精度
が高くなり、コストアップの原因となる。さらに、2種
の感光体を使用するため複写装置が大型化する。また、
積層感光体を使用するのでプロセスが複雑になり、コス
トアップになるという問題を有している。また、積層感
光体を用いて色分離をする方法は、その積層感光体の特
性により色分離される色が固定されてしまうため、特定
色の色数を増加させることは不可能である。
次に、特開昭56−162755号公報に記載されたも
のは、黒色画像を結像光学系を用いた電子複写方式によ
るプロセスで複写用紙上に複写し、その後、特定色の画
像をイメージセンサにより抽出し、静電記録方式による
記・録装置により、その画像を複写用紙上に追加複写す
る装置である。この場合、特定色の分離、再現は上記結
像光学系のみを用いた場合に比較して有利であるが、複
写用紙上にすでに形成された黒色画像上に、特定色の画
像を重ねて合成するため、高精度のレジストレーション
ヲ必要とし、コストアップになるとともに、別個独立の
2種の画像形成装置を有するため装置が大型化する欠点
がある。
のは、黒色画像を結像光学系を用いた電子複写方式によ
るプロセスで複写用紙上に複写し、その後、特定色の画
像をイメージセンサにより抽出し、静電記録方式による
記・録装置により、その画像を複写用紙上に追加複写す
る装置である。この場合、特定色の分離、再現は上記結
像光学系のみを用いた場合に比較して有利であるが、複
写用紙上にすでに形成された黒色画像上に、特定色の画
像を重ねて合成するため、高精度のレジストレーション
ヲ必要とし、コストアップになるとともに、別個独立の
2種の画像形成装置を有するため装置が大型化する欠点
がある。
また、特開昭61−48871号公報には、1つの結像
光学系により1つの感光体上に1色分ずつ静電潜像を形
成し、数回に分けて複写用紙上にこれを転写する技術が
示されている。しかし、これは転写工程が複雑となり、
レジストレーションずれの問題がなお残されている。
光学系により1つの感光体上に1色分ずつ静電潜像を形
成し、数回に分けて複写用紙上にこれを転写する技術が
示されている。しかし、これは転写工程が複雑となり、
レジストレーションずれの問題がなお残されている。
また、特開昭61−36767号公報に記載されたもの
は、2個の感光体を用い、これらに結像光学系を用いて
原稿上の画像に対応する静電潜像を形成し、かつ各々の
感光体上の静電潜像について、イレーザを用いて不要な
静電潜像を消去して、それぞれ異なる色の現像剤で現像
し、記録用紙上に順次転写するようにしている。
は、2個の感光体を用い、これらに結像光学系を用いて
原稿上の画像に対応する静電潜像を形成し、かつ各々の
感光体上の静電潜像について、イレーザを用いて不要な
静電潜像を消去して、それぞれ異なる色の現像剤で現像
し、記録用紙上に順次転写するようにしている。
ところが、この方法も、2色の画像の転写が別々の箇所
で行われるため、高精度のレジストレーションが必要な
ことにかわりはない。
で行われるため、高精度のレジストレーションが必要な
ことにかわりはない。
本発明は、以上の点に着目してなされたもので黒色画像
の画質劣化を招くことなく、比較的簡単な構成により色
分は複写のできる複写装置を提供することを目的とする
ものである。
の画質劣化を招くことなく、比較的簡単な構成により色
分は複写のできる複写装置を提供することを目的とする
ものである。
さらに本発明の複写装置は、高画質を維持したまま複写
画像の拡大縮小を行うことのできる複写装置を提供する
ことを目的とするものである。
画像の拡大縮小を行うことのできる複写装置を提供する
ことを目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」
本発明の複写装置は、原稿上の画像を読み取って電気的
な画像信号に変換する画像読取装置と、この画像読取装
置の出力信号を用いて、感光体上に、その画像信号中の
特定の色成分の信号に対応する第1の静電潜像を形成す
る光出力装置と、上記原稿上の画像中の上記特定の色以
外の色成分に対応する光像を感光体上に導いて、第2の
静電潜像を形成する結像光学系と、上記第1の静電潜像
を第1の色のトナーを用いて現像する第1の現像機と、
上記第2の静電潜像を、上記第1の色以外の色のトナー
を用いて現像する第2の現像機と、上記第1の現像機と
上記第2の現像機の現像後に、複写用紙上にそのトナー
を転写する転写器とを有し、上記結像光学系は、任意の
複写倍率の光像を上記感光体上に導くミラーおよびレン
ズとから成り、このレンズ透過後の光が2方向に分割さ
れて、一方の光は上記画像読取装置に入射し、他方の光
は、上記結像光学系を経て、上記第2の静電潜像を形成
するために上記感光体に入射し、上記一方の光の上記画
像読取装置への入射光路に対して、上記特定の色を透過
させるフィルタが、進退可能に取り付けられていること
を特徴とするものであ。
な画像信号に変換する画像読取装置と、この画像読取装
置の出力信号を用いて、感光体上に、その画像信号中の
特定の色成分の信号に対応する第1の静電潜像を形成す
る光出力装置と、上記原稿上の画像中の上記特定の色以
外の色成分に対応する光像を感光体上に導いて、第2の
静電潜像を形成する結像光学系と、上記第1の静電潜像
を第1の色のトナーを用いて現像する第1の現像機と、
上記第2の静電潜像を、上記第1の色以外の色のトナー
を用いて現像する第2の現像機と、上記第1の現像機と
上記第2の現像機の現像後に、複写用紙上にそのトナー
を転写する転写器とを有し、上記結像光学系は、任意の
複写倍率の光像を上記感光体上に導くミラーおよびレン
ズとから成り、このレンズ透過後の光が2方向に分割さ
れて、一方の光は上記画像読取装置に入射し、他方の光
は、上記結像光学系を経て、上記第2の静電潜像を形成
するために上記感光体に入射し、上記一方の光の上記画
像読取装置への入射光路に対して、上記特定の色を透過
させるフィルタが、進退可能に取り付けられていること
を特徴とするものであ。
る。
「作用」
以上の複写装置は、1つの感光体上に、特定の色につい
ては光出力装置を用い、それ以外の色については結像光
学系を用いて静電潜像を形成する。
ては光出力装置を用い、それ以外の色については結像光
学系を用いて静電潜像を形成する。
これらの静電潜像はそれぞれ、別々の現像機により別々
の色の現像剤を用いて現像される。
の色の現像剤を用いて現像される。
例えば黒色画像に対応する静電潜像を結像光学系を用い
て形成した場合、この静電潜像は黒色のトナーにより現
像される。また、光出力装置により形成された特定の色
の画像に対応する静電潜像は、その色あるいは任意の適
当な色のトナーで現像される。
て形成した場合、この静電潜像は黒色のトナーにより現
像される。また、光出力装置により形成された特定の色
の画像に対応する静電潜像は、その色あるいは任意の適
当な色のトナーで現像される。
こうして感光体上には、2色のトナー像が形成され、こ
れらが一括して複写用紙上に転写される。
れらが一括して複写用紙上に転写される。
この場合に、結像光学系にあって、光像を拡大縮小する
レンズを透過後の光が分光されて、一方が画像読取装置
に、他方が結像光学系を経て感光体上に入射する。従っ
て、結像光学系により形成された静電潜像と、画像読取
装置の出力する画像信号に基づいて駆動される、光出力
装置により形成された静電潜像とがよく一致し、色ずれ
等が生じ難い。
レンズを透過後の光が分光されて、一方が画像読取装置
に、他方が結像光学系を経て感光体上に入射する。従っ
て、結像光学系により形成された静電潜像と、画像読取
装置の出力する画像信号に基づいて駆動される、光出力
装置により形成された静電潜像とがよく一致し、色ずれ
等が生じ難い。
なお、画像読取装置に入射する光は、1回目のスキャン
で例えばフィルタを通して入射し、2回目のスキャンで
はフィルタ無しで入射する。
で例えばフィルタを通して入射し、2回目のスキャンで
はフィルタ無しで入射する。
1回目のスキャンで入射qた光と2回目のスキャンで入
射した光とを比較すれば、特定の色成分を抽出すること
ができる。フィルタはこのように光路に対して進退する
よう取り付けられる。
射した光とを比較すれば、特定の色成分を抽出すること
ができる。フィルタはこのように光路に対して進退する
よう取り付けられる。
「実施例」
(装置の全体構成)
第1図は、本発明の複写装置の実施例を示す概略構成図
である。
である。
この装置は、原稿1を載置するプラテンガラス2と、原
稿上の画像を照射するランプ6と、この原稿上の画像に
対応する光像を導くミラー7a。
稿上の画像を照射するランプ6と、この原稿上の画像に
対応する光像を導くミラー7a。
ハーフミラ−7b、レンズ7cとから構成される結像光
学系と、この結像光学系7と感光体9aとの間に挿入さ
れた光学フィルタ8と、ハーフミラ−7bを透過した光
を、可動フィルタ5aを介して受光する画像読取装置5
と、この画像読取装置5により光像を読み取って得られ
た画像信号を処理する信号処理回路22とを備えている
。この可動フィルタ5aは、例えば赤色を透過するフィ
ルタとし、図示しない駆動機構により、画像読取装置5
への光像の入射経路に対して、進退可能に取り付けられ
ている。
学系と、この結像光学系7と感光体9aとの間に挿入さ
れた光学フィルタ8と、ハーフミラ−7bを透過した光
を、可動フィルタ5aを介して受光する画像読取装置5
と、この画像読取装置5により光像を読み取って得られ
た画像信号を処理する信号処理回路22とを備えている
。この可動フィルタ5aは、例えば赤色を透過するフィ
ルタとし、図示しない駆動機構により、画像読取装置5
への光像の入射経路に対して、進退可能に取り付けられ
ている。
また、感光体9aをその外周に担持した感光ドラム9は
、矢印9b方向に回転駆動されるよう支持されているが
、その外周には、第1帯電器10、第1の現像機11、
第2帯電器12、光出力装置13、第2の現像機14、
転写前処理コロトロン15、転写器16、剥離コロトロ
ン17、プリクリーンコロトロン19、クリーニング装
置20および除電ランプ21が配置されている。なお、
上記画像読取装置5の出力する画像信号は、信号処理回
路22で処理され、その画像信号中の特定の色成分の信
号に応じて光出力装置13が駆動されるように接続され
ている。この信号処理回路22と光出力装置13との間
の結線は都合により図示を省略した。
、矢印9b方向に回転駆動されるよう支持されているが
、その外周には、第1帯電器10、第1の現像機11、
第2帯電器12、光出力装置13、第2の現像機14、
転写前処理コロトロン15、転写器16、剥離コロトロ
ン17、プリクリーンコロトロン19、クリーニング装
置20および除電ランプ21が配置されている。なお、
上記画像読取装置5の出力する画像信号は、信号処理回
路22で処理され、その画像信号中の特定の色成分の信
号に応じて光出力装置13が駆動されるように接続され
ている。この信号処理回路22と光出力装置13との間
の結線は都合により図示を省略した。
さらにこの装置には、複写用紙25を収容する給紙トレ
イ24と、給紙ローラ26と、搬送ローラ27と、搬送
ベルト28と、定着器29と、排出トレイ30とが設け
られている。
イ24と、給紙ローラ26と、搬送ローラ27と、搬送
ベルト28と、定着器29と、排出トレイ30とが設け
られている。
(2種の静電潜像)
さて、この装置では、感光体9a上に、結像光学系7と
光出力装置13とによって、2種の静電潜像が形成され
る。本発明においては、この光出力装置13により形成
される静電潜像を第1の静電潜像と呼び、結像光学系7
により形成される静電潜像を第2の静電潜像と呼ぶこと
にする。
光出力装置13とによって、2種の静電潜像が形成され
る。本発明においては、この光出力装置13により形成
される静電潜像を第1の静電潜像と呼び、結像光学系7
により形成される静電潜像を第2の静電潜像と呼ぶこと
にする。
この実施例では、結像光学系7により導かれる光像は、
赤色光をよく透過する光学フィルタ8を経て、感光体9
a上に達する。これによって、原稿上の画像中の赤色画
像で反射された赤色光は、背景の白色部分から反射され
た白色光に近い強度で感光体9aに到達する。従ってい
わゆるポジ書き込みによれば、赤色画像に対応する静電
潜像は形成されず(背景と同様に除電され)、それ以外
の色の画像に対応する静電潜像が形成されることになる
。
赤色光をよく透過する光学フィルタ8を経て、感光体9
a上に達する。これによって、原稿上の画像中の赤色画
像で反射された赤色光は、背景の白色部分から反射され
た白色光に近い強度で感光体9aに到達する。従ってい
わゆるポジ書き込みによれば、赤色画像に対応する静電
潜像は形成されず(背景と同様に除電され)、それ以外
の色の画像に対応する静電潜像が形成されることになる
。
一方、画像読取装置5により読み取った画像信号は、信
号処理回路22において、赤色画像に対応する信号のみ
が分離され抽出される。この抽出された信号に従って光
出力装置13が駆動され、感光!*9a上に赤色画像に
対応する静電潜像が、いわゆるネガ書き込みにより形成
される。
号処理回路22において、赤色画像に対応する信号のみ
が分離され抽出される。この抽出された信号に従って光
出力装置13が駆動され、感光!*9a上に赤色画像に
対応する静電潜像が、いわゆるネガ書き込みにより形成
される。
(画像信号の処理)
なお、画像読取装置5は、CCD (チャージ・カップ
ルド・デバイス)等からなる1次元面体撮像素子で、フ
ィルタ等を設けないごく一般的な白黒画像読み取り用の
イメージセンサとする。
ルド・デバイス)等からなる1次元面体撮像素子で、フ
ィルタ等を設けないごく一般的な白黒画像読み取り用の
イメージセンサとする。
本発明の装置は、はじめに1回原稿上の画像をスキャン
して、赤色を透過する可動フィルタ5aを通った光像を
画像読取装置5により読み取る。
して、赤色を透過する可動フィルタ5aを通った光像を
画像読取装置5により読み取る。
この読み取り信号を一時蓄積しておき、2回目のスキャ
ンのときは、可動フィルタ5aを退避させて、光像を直
接画像読取装置5により読み取らせる。この読み取り信
号と先に蓄積した信号とを比較して赤色成分を抽出する
。
ンのときは、可動フィルタ5aを退避させて、光像を直
接画像読取装置5により読み取らせる。この読み取り信
号と先に蓄積した信号とを比較して赤色成分を抽出する
。
すなわち、信号処理回路22は、可動フィルタ5aを通
して得られた画像信号とフィルタを通さない画像信号と
を、1画素分ごとに比較して、その画素が赤色か否かを
判定する。赤色と判定されれば、光出力装置13の発光
素子を点°灯させて感光体を除電する。この場合、ネガ
書き込みを採用するため、赤色の画素部分を赤色のトナ
ーで現像することができる。
して得られた画像信号とフィルタを通さない画像信号と
を、1画素分ごとに比較して、その画素が赤色か否かを
判定する。赤色と判定されれば、光出力装置13の発光
素子を点°灯させて感光体を除電する。この場合、ネガ
書き込みを採用するため、赤色の画素部分を赤色のトナ
ーで現像することができる。
なお、光出力装置13としては、発光ダイオードアレイ
、液晶マイクロシャッタアレイ、螢光表示管アレイ、磁
気光学シャッタアレイ、半導体レーザスキャナ等の既知
の各種のデバイスを使用することができる。
、液晶マイクロシャッタアレイ、螢光表示管アレイ、磁
気光学シャッタアレイ、半導体レーザスキャナ等の既知
の各種のデバイスを使用することができる。
(静電潜像の形成と現像)
本発明においては、こうして光出力装置13により形成
された第1の静電潜像と、結像光学系により形成された
第2の静電潜像とを重ねて形成するために、その潜像形
成と現像に際しては次のような方法を採用する。
された第1の静電潜像と、結像光学系により形成された
第2の静電潜像とを重ねて形成するために、その潜像形
成と現像に際しては次のような方法を採用する。
第1図と第2図とを用いて、その具体的な動作説明を行
う。
う。
まず第1図において、rg、稿1を載置したプラテンガ
ラス2が矢印31方向に搬送されると、先に(2種の静
電潜像)の項で説明したように、感光体9a上に第1の
静電潜像と第2の静電潜像が形成される。
ラス2が矢印31方向に搬送されると、先に(2種の静
電潜像)の項で説明したように、感光体9a上に第1の
静電潜像と第2の静電潜像が形成される。
感光体9aはプラテンガラス2の搬送に同期して矢印9
b方向に回転する。感光体9aは、はじめに、プリクリ
ーンコロトロン19とクリーニング装置20とによって
表面をクリーニングされた後、除電ランプ21で不要電
荷が除電される。次に、第1帯電器10によって約10
00Vに1次帯電される(第2図g)。その後光学系7
によって第2の静電潜像が形成され、赤色部分や白色部
分は例えば100〜150■に除電されて、黒色部分の
表面電位が900■程度に保持される(第2図b)。こ
の静電潜像は現像機11により現像される。
b方向に回転する。感光体9aは、はじめに、プリクリ
ーンコロトロン19とクリーニング装置20とによって
表面をクリーニングされた後、除電ランプ21で不要電
荷が除電される。次に、第1帯電器10によって約10
00Vに1次帯電される(第2図g)。その後光学系7
によって第2の静電潜像が形成され、赤色部分や白色部
分は例えば100〜150■に除電されて、黒色部分の
表面電位が900■程度に保持される(第2図b)。こ
の静電潜像は現像機11により現像される。
現像機11は、この第1現像処理において、負極性の黒
色トナーを用いてこの静電潜像を現像する(第2図C)
。このときの現像バイアスは200■に選定する。
色トナーを用いてこの静電潜像を現像する(第2図C)
。このときの現像バイアスは200■に選定する。
次に、第2帯電器12は、感光体9aの表面を600■
に再帯電する(第2図g)。これには既知のスコロトロ
ンが使用される。
に再帯電する(第2図g)。これには既知のスコロトロ
ンが使用される。
その後、光出力装置13により第1の静電潜像が形成さ
れる。この場合、赤色画像に対応する部分が除電され、
その表面電位は100■になる(第2図e〉。こんどは
現像機14が正極性の赤色トナーを用いてこの静電潜像
を反転現像する(第2図f)。そのときの現像バイアス
は500■に選定する。この実施例では、現像機11が
第2の現像機に、現像機14が第1の現像機に相当して
いる。
れる。この場合、赤色画像に対応する部分が除電され、
その表面電位は100■になる(第2図e〉。こんどは
現像機14が正極性の赤色トナーを用いてこの静電潜像
を反転現像する(第2図f)。そのときの現像バイアス
は500■に選定する。この実施例では、現像機11が
第2の現像機に、現像機14が第1の現像機に相当して
いる。
こうして、黒色トナーと赤色トナーによるトナー像が感
光体9a上に形成されるが、転写前処理コロトロン15
によりこれらのトナーの極性を正極性に整える(第2図
g)。
光体9a上に形成されるが、転写前処理コロトロン15
によりこれらのトナーの極性を正極性に整える(第2図
g)。
複写用紙25は、給紙トレイ24から給紙ローラ26に
より送り出され、搬送ローラ27によって転写器16に
送り込まれる。ここで2色のトナー像が複写用紙25に
一括転写され、剥離コロトロン17で剥離され、搬送ベ
ルト28により定着器29に向けて搬送される。最後に
、定着器29により定着処理を終えた複写用紙25は、
排出トレイ30に排出される。
より送り出され、搬送ローラ27によって転写器16に
送り込まれる。ここで2色のトナー像が複写用紙25に
一括転写され、剥離コロトロン17で剥離され、搬送ベ
ルト28により定着器29に向けて搬送される。最後に
、定着器29により定着処理を終えた複写用紙25は、
排出トレイ30に排出される。
以上のような処理を行った場合、2色画像が1回で転写
されるので、複写用紙に2回の転写を繰り返して2色画
像を重ねて複写する場合に比べて、複写用紙の高精度な
レジストレーションを必要としない利点がある。また、
黒色画像について、結像光学系により静電潜像を形成し
ているので、従来の複写装置と同等の高画質を保証する
ことができる。
されるので、複写用紙に2回の転写を繰り返して2色画
像を重ねて複写する場合に比べて、複写用紙の高精度な
レジストレーションを必要としない利点がある。また、
黒色画像について、結像光学系により静電潜像を形成し
ているので、従来の複写装置と同等の高画質を保証する
ことができる。
(可動フィルタ)
上記画像読取装置5の前方に配置する可動フィルタ5a
は、例えば第3図に示すように、光路30に対して矢印
31方向に直角に進退するよう取り付けられる。そして
、1回目のスキャンのとき光路30中にセットされ、2
回目のスキャンで退避する。
は、例えば第3図に示すように、光路30に対して矢印
31方向に直角に進退するよう取り付けられる。そして
、1回目のスキャンのとき光路30中にセットされ、2
回目のスキャンで退避する。
第4図には可動フィルタ5aの変形例を示したこの例で
は、赤色フィルタ5a1、緑色フベルタ5a2、青色フ
ィルタ5a3、および灰色フィルタ(NDフィルタ)5
a4が回転軸32を中心に放射状に支持されている。こ
の場合フィルタ5aを回転させて、赤、緑、青と3種の
色成分の抽出を選択することができる。
は、赤色フィルタ5a1、緑色フベルタ5a2、青色フ
ィルタ5a3、および灰色フィルタ(NDフィルタ)5
a4が回転軸32を中心に放射状に支持されている。こ
の場合フィルタ5aを回転させて、赤、緑、青と3種の
色成分の抽出を選択することができる。
(画像信号の処理の具体例)
第5図には、画像信号の処理回路のブロック図を示す。
この回路は、ランプ3により原稿1を照射し、その反射
光を、はじめに赤フィルタ5aを通して画像読取装置5
で受光し、次に直接画像読取装置5で受光し、最終的に
光出力装置13を駆動して、感光体9a上に赤色の画像
に対応する静電潜像を形成するよう動作する回路である
。その動作は図示しないマイクロプロセッサにより制御
される。
光を、はじめに赤フィルタ5aを通して画像読取装置5
で受光し、次に直接画像読取装置5で受光し、最終的に
光出力装置13を駆動して、感光体9a上に赤色の画像
に対応する静電潜像を形成するよう動作する回路である
。その動作は図示しないマイクロプロセッサにより制御
される。
画像読取装置5により光電変換された画像信号は、いず
れの場合も増幅器(AMP)41により増幅され、アナ
ログディジタル(A/D)変換器42によりディジクル
信号化され、既知のシェーディング補正回路44により
出力のばらつきが補正される。
れの場合も増幅器(AMP)41により増幅され、アナ
ログディジタル(A/D)変換器42によりディジクル
信号化され、既知のシェーディング補正回路44により
出力のばらつきが補正される。
さらに、乗算器45において、赤フィルタ5a挿入時と
、そうでない場合との画像読取装置5の感度差から生じ
る信号のレベル差が調整される。
、そうでない場合との画像読取装置5の感度差から生じ
る信号のレベル差が調整される。
その補正係数は利得補正係数回路46から供給される。
まず第1回目のスキャンで、赤フィルタ5aを通った赤
色成分の信号が読み取られると、その信号はメモリ52
に一時格納される。このメモ1ノ52は、1画面分の信
号を格納するページメモリである。この第1回目のスキ
ャンは、赤色信号45bの蓄積を目的としており、感光
ドラム9(第1図)は回転しない。 。
色成分の信号が読み取られると、その信号はメモリ52
に一時格納される。このメモ1ノ52は、1画面分の信
号を格納するページメモリである。この第1回目のスキ
ャンは、赤色信号45bの蓄積を目的としており、感光
ドラム9(第1図)は回転しない。 。
次に、第2回目のスキャンが開始されると、感光ドラム
9(第1図)が回転を開始し、結像光学系7による第2
の静電潜像の形成が開始する。
9(第1図)が回転を開始し、結像光学系7による第2
の静電潜像の形成が開始する。
同時に、画像読取装置5は原稿から直接入射する反射光
の読み取りを開始する。その画像信号(白黒信号)45
aは赤色信号45bと同様に、AMP41、A/Dコン
バーク42、シェーディング補正回路44、および乗算
器45により処理されて、コンパレータ47aに向けて
出力される。
の読み取りを開始する。その画像信号(白黒信号)45
aは赤色信号45bと同様に、AMP41、A/Dコン
バーク42、シェーディング補正回路44、および乗算
器45により処理されて、コンパレータ47aに向けて
出力される。
同じタイミングでメモリ52に蓄積されていた赤色信号
45bが読み出され、コンパレータ47aと47bとに
向けて出力される。
45bが読み出され、コンパレータ47aと47bとに
向けて出力される。
赤色信号45bと白黒信号45aとは、一方のコンパレ
ータ47aにおいてレベル比較される。
ータ47aにおいてレベル比較される。
このコンパレークは、赤色信号+5bが白黒信号45a
よりレベルが高いときハイレベルの出力となる。
よりレベルが高いときハイレベルの出力となる。
一方、赤色信号45bは、もう一方のコンパレータ47
bにおいて、グレーレベル係数回路48から出力される
基準値と比較される。これは、−窓辺上の濃度の赤色画
像は、黒色画像として複写すべきであることを考慮して
設けられた回路である。従って、一定濃度以上の赤色信
号の場合、このコンパレータ47bの出力はロウレベル
となる。
bにおいて、グレーレベル係数回路48から出力される
基準値と比較される。これは、−窓辺上の濃度の赤色画
像は、黒色画像として複写すべきであることを考慮して
設けられた回路である。従って、一定濃度以上の赤色信
号の場合、このコンパレータ47bの出力はロウレベル
となる。
アン)’[149は、2つのコンパレータ47a。
47bの出力が共にハイレベルとなったとき、赤色画像
を複写するためのハイレベルの信号をメモリ51に送出
する。このメモリ51は、画像読取装置5a、5bから
出力される1ライン分の画像信号を蓄積し、その信号を
所定のタイミングで光出力装置(LED−RO3)13
に送り、これを駆動する。
を複写するためのハイレベルの信号をメモリ51に送出
する。このメモリ51は、画像読取装置5a、5bから
出力される1ライン分の画像信号を蓄積し、その信号を
所定のタイミングで光出力装置(LED−RO3)13
に送り、これを駆動する。
以上の処理により画像信号から赤色信号成分が抽出され
て、これに対応する第1の静電潜像が形成される。
て、これに対応する第1の静電潜像が形成される。
(スキャニング)
本発明の複写装置においては、すでに説明したように、
1回目のスキャンによって画像読取装置5(第1図)に
よる光像の読み取りを行い、2回目のスキャンによって
第1の静電潜像と第2の静電潜像とを同時に感光体9a
(第1図)上に形成する。
1回目のスキャンによって画像読取装置5(第1図)に
よる光像の読み取りを行い、2回目のスキャンによって
第1の静電潜像と第2の静電潜像とを同時に感光体9a
(第1図)上に形成する。
この2回のスキャンは、いずれも同方向である必要はな
く、一方をバックスキャンに、他方ラフオアスキャンに
するようにしてもよい。
く、一方をバックスキャンに、他方ラフオアスキャンに
するようにしてもよい。
この場合、スキャニング速度が往路と復路とで、同一の
速度になるようにする。
速度になるようにする。
また、従来の複写装置の中には、自動露光調整のために
複写前に原稿を1回スキャンするブリスキャンを行って
いるものである。このような複写装置においては、この
プリスキャン時に画像読取装置による読み取りを行わせ
るようにする。この場合、従来と全く変わらない動作で
本発明を実施できる。
複写前に原稿を1回スキャンするブリスキャンを行って
いるものである。このような複写装置においては、この
プリスキャン時に画像読取装置による読み取りを行わせ
るようにする。この場合、従来と全く変わらない動作で
本発明を実施できる。
また、同一原稿を用いて2枚以上の連続複写を行う場合
、結像光学系による第2の静電潜像の形成には必ず1枚
の複写につき1回ずつスキャンを必要とするが、画像読
取装置による読み取り信号はメモリに格納されているた
め、1回以上のスキャンを必要としない。
、結像光学系による第2の静電潜像の形成には必ず1枚
の複写につき1回ずつスキャンを必要とするが、画像読
取装置による読み取り信号はメモリに格納されているた
め、1回以上のスキャンを必要としない。
(拡大縮小複写)
さて、このような複写装置において、拡大あるいは、縮
小複写が要求される場合がある。その場合、結像光学系
7のレンズ7cをズーム式とし、光像を直接拡大縮小し
て、これに対応した第2の静電潜像を形成する。一方、
画像読取装置5により読み取った画像信号は、もし、そ
の信号がこの結像光学系と別個の光学系を介して読み取
られたものである場合には、その信号処理装置22の中
で、演算により拡大縮小処理をして、光出力装置を駆動
することになる。
小複写が要求される場合がある。その場合、結像光学系
7のレンズ7cをズーム式とし、光像を直接拡大縮小し
て、これに対応した第2の静電潜像を形成する。一方、
画像読取装置5により読み取った画像信号は、もし、そ
の信号がこの結像光学系と別個の光学系を介して読み取
られたものである場合には、その信号処理装置22の中
で、演算により拡大縮小処理をして、光出力装置を駆動
することになる。
しかし、レンズを用いた光像の拡大縮小は、レンズの収
差やその焦点距離のばらつきにより、光像の周辺部が歪
み、静電潜像の中心部とその周辺部との間に倍率の誤差
が生じてしまう。通常の複写装置においては、この倍率
誤差は、±1%程度であるが、例えば、A列3判の幅約
300mmの静電潜像については、周辺部で最大的±3
mmのずれが発生することになる。
差やその焦点距離のばらつきにより、光像の周辺部が歪
み、静電潜像の中心部とその周辺部との間に倍率の誤差
が生じてしまう。通常の複写装置においては、この倍率
誤差は、±1%程度であるが、例えば、A列3判の幅約
300mmの静電潜像については、周辺部で最大的±3
mmのずれが発生することになる。
そこで、画像読取装置5により読み取り、信号処理回路
22で正確に演算されて得られた静電潜像と、結像光学
系の静電潜像とを重ね合わせようとすれば、高精度レン
ズの使用、レンズ位置の高精度の調整等が必要になる。
22で正確に演算されて得られた静電潜像と、結像光学
系の静電潜像とを重ね合わせようとすれば、高精度レン
ズの使用、レンズ位置の高精度の調整等が必要になる。
ところが、これでは、コストアップを招き好ましくない
。
。
この点について、本発明の複写装置は、レンズ7Cを通
り、すでに拡大縮小済みの光像を、ノ\−フミラー7b
を介して画像読取装置5上に入射させるようにして解決
している。すなわち、第1図を見てわかるように、結像
光学系7により感光体9a上に導かれる光像と、ハーフ
ミラ−7bを経て画像読取装置5の受光面に入射する光
像とは、同一のものであって、重ね合わせによるずれの
生じるおそれがない。この場合、信号処理回路22は、
読み取り信号をそのまま等倍で処理し光出力装置13を
駆動すればよく、複雑な信号の拡大縮小処理を全く必要
としない。なお、通常画像読取装置5の読み取り画像密
度は光出力装置13のそれに比べて小さいから、それを
調整するための回路は当然に必要とされる。
り、すでに拡大縮小済みの光像を、ノ\−フミラー7b
を介して画像読取装置5上に入射させるようにして解決
している。すなわち、第1図を見てわかるように、結像
光学系7により感光体9a上に導かれる光像と、ハーフ
ミラ−7bを経て画像読取装置5の受光面に入射する光
像とは、同一のものであって、重ね合わせによるずれの
生じるおそれがない。この場合、信号処理回路22は、
読み取り信号をそのまま等倍で処理し光出力装置13を
駆動すればよく、複雑な信号の拡大縮小処理を全く必要
としない。なお、通常画像読取装置5の読み取り画像密
度は光出力装置13のそれに比べて小さいから、それを
調整するための回路は当然に必要とされる。
また、画像読取装置5による原稿1上の画像の読み取り
を別光源を用いて別個独立に行うと、その分のスペース
が必要となるが、この装置の場合、それに比べて小型化
できる利点もある。ここで、結像光学系7中に設けられ
、光を2方向に分割するハーフミラ−7bの特性につい
て説明する。
を別光源を用いて別個独立に行うと、その分のスペース
が必要となるが、この装置の場合、それに比べて小型化
できる利点もある。ここで、結像光学系7中に設けられ
、光を2方向に分割するハーフミラ−7bの特性につい
て説明する。
第6図には、本発明の実施に適するレンズ7Cを通過し
た光を分割する手段(ハーフミラ−)の特性図の一例を
示した。
た光を分割する手段(ハーフミラ−)の特性図の一例を
示した。
このハーフミラ−は、フロートガラスに非金属性蒸着膜
を施した構成のもので、損失は5%と小さい。
を施した構成のもので、損失は5%と小さい。
また、例えば入射角19°の入射光について、その透過
光の割合Tは約50%で、可視光全体にわたってフラッ
トな特性を示している。なお、感光体9a(第1図)の
感度と画像読取装置5(第1図)の感度とに差がある場
合、このハーフミラ−の蒸着膜の構成により適当に反射
率を変更して調整することが好ましい。
光の割合Tは約50%で、可視光全体にわたってフラッ
トな特性を示している。なお、感光体9a(第1図)の
感度と画像読取装置5(第1図)の感度とに差がある場
合、このハーフミラ−の蒸着膜の構成により適当に反射
率を変更して調整することが好ましい。
これ以外のハーフミラ−としては、フロートガラスにア
ルミニウム(Al1)等の金属膜を蒸着したものがある
が、損失が20%と大きくなり波長依存性はやや高い。
ルミニウム(Al1)等の金属膜を蒸着したものがある
が、損失が20%と大きくなり波長依存性はやや高い。
本発明の複写装置において、ハーフミラ−の波長依存性
については、必ずしもフラットであることは要求されな
い。しかし、結像光学系7(第1図)により感光体9a
(第1図〉上に第2の静電潜像を形成する場合、その光
は特定の色成分を存する光でなければならない。また、
画像読取装置5に入射する光も、その後特定の色成分の
信号を抽出することから、特定の色成分が十分台まれて
いなければならない。このことから、ハーフミラ−は、
画像読取装置5の感度域および感光体9aの感度域で、
その波長依存性がフラットであることが最も好ましいと
いえる。
については、必ずしもフラットであることは要求されな
い。しかし、結像光学系7(第1図)により感光体9a
(第1図〉上に第2の静電潜像を形成する場合、その光
は特定の色成分を存する光でなければならない。また、
画像読取装置5に入射する光も、その後特定の色成分の
信号を抽出することから、特定の色成分が十分台まれて
いなければならない。このことから、ハーフミラ−は、
画像読取装置5の感度域および感光体9aの感度域で、
その波長依存性がフラットであることが最も好ましいと
いえる。
(装置の変形例)
なお、第1図および第2図の実施例においては、原稿上
の画像を黒色成分と赤色成分とに分けて、それぞれ黒ト
ナーと赤トナーとで現像するようにした。
の画像を黒色成分と赤色成分とに分けて、それぞれ黒ト
ナーと赤トナーとで現像するようにした。
しかし、各現像機において使用するトナーの色を変更す
れば任意の色の組み合わせの複写画像を得ることも可能
である。黒画像を青トナーで現像してもさしつかえない
。また、光学フィルタ8を別の色のものにかえることも
できる。
れば任意の色の組み合わせの複写画像を得ることも可能
である。黒画像を青トナーで現像してもさしつかえない
。また、光学フィルタ8を別の色のものにかえることも
できる。
一方、信号処理回路22中で、画像信号から抽出する色
成分の信号が任意に選択でき、現像機11.14のトナ
ーの色が任意に選択できれば、黒と赤の2色刷りの原稿
だけでなく、黒と青、黒と縁といった2色刷りの原稿の
複写も自由に選択することができる。
成分の信号が任意に選択でき、現像機11.14のトナ
ーの色が任意に選択できれば、黒と赤の2色刷りの原稿
だけでなく、黒と青、黒と縁といった2色刷りの原稿の
複写も自由に選択することができる。
第7図にはそのような機能を持つ複写装置の実施例を示
す。
す。
この複写装置は、信号処理回路22において、赤色成分
の信号のほか、青色成分、緑色成分の抽出という3種の
モードについて切り換えを行うことができるよう構成さ
れている。その回路構成は第5図に示したものとまった
く同様なので、詳細な説明を省略する。
の信号のほか、青色成分、緑色成分の抽出という3種の
モードについて切り換えを行うことができるよう構成さ
れている。その回路構成は第5図に示したものとまった
く同様なので、詳細な説明を省略する。
一方、結像光学系7および画像読取装置5の直前には、
回転によって切り換えの可能な3種の色フィルタ8a、
8b、8c、5a、5b、5cが挿入されている。8a
、5aは赤色、8b、5bは青色、8c、5cは緑色の
フィルタである。さらに、光出力装置13により形成さ
れる第1の静電潜像を現像するために、3つの現像機1
4a、14b、14Cが設けられ、順に赤トナー、青ト
ナー、緑トナーが収容されている。
回転によって切り換えの可能な3種の色フィルタ8a、
8b、8c、5a、5b、5cが挿入されている。8a
、5aは赤色、8b、5bは青色、8c、5cは緑色の
フィルタである。さらに、光出力装置13により形成さ
れる第1の静電潜像を現像するために、3つの現像機1
4a、14b、14Cが設けられ、順に赤トナー、青ト
ナー、緑トナーが収容されている。
以上の構成a装置では、例えば原稿1上の画像が黒色と
青色の2色刷りの場合、信号処理回路22に青色信号の
抽出を指示し、青色フィルタ8bを光学系7に挿入し、
現像機14bのみを動作させて青色トナーを用いた現像
処理を行うようにする。
青色の2色刷りの場合、信号処理回路22に青色信号の
抽出を指示し、青色フィルタ8bを光学系7に挿入し、
現像機14bのみを動作させて青色トナーを用いた現像
処理を行うようにする。
こうして、黒色と青色の2色の複写画像が得られる。
なお、このように種々の色の組合せの画像の複写を良好
に行うために、原稿を照射するランプ3として、その分
光感度領域をカバーする3波長タイプの螢光灯、昼色光
タイプの螢光灯、白色タイプの螢光灯あるいはキセノン
ランプ等を使用することが好ましい。
に行うために、原稿を照射するランプ3として、その分
光感度領域をカバーする3波長タイプの螢光灯、昼色光
タイプの螢光灯、白色タイプの螢光灯あるいはキセノン
ランプ等を使用することが好ましい。
「発明の効果」
以上説明した本発明の複写装置によれば、結像光学系と
画像読取装置とによって感光体上に2色分の静電潜像を
形成し、これらを2色のトナーで別々に現像した後、複
写用紙に一括転写するので、複写用紙の転写処理が1回
ですみ、高精度のレジストレーションを必要としない。
画像読取装置とによって感光体上に2色分の静電潜像を
形成し、これらを2色のトナーで別々に現像した後、複
写用紙に一括転写するので、複写用紙の転写処理が1回
ですみ、高精度のレジストレーションを必要としない。
また、黒等の主要な色成分については結像光学系を用い
て静電潜像の形成を行うために、高画質の複写を行うこ
とができる。しかも、拡大縮小複写についても高画質を
維持することができる。
て静電潜像の形成を行うために、高画質の複写を行うこ
とができる。しかも、拡大縮小複写についても高画質を
維持することができる。
第1図は本発明の複写装置の実施例を示す概略構成図、
第2図はその動作の説明図、第3図と第4図とは可動フ
ィルタの実施例を示す主要部の概略構成図、第5図はそ
の信号処理回路の実施例を示すブロック図、第6図はハ
ーフミラ−の特性を示すグラフ、第7図は本発明の複写
装置の別の実施例を示す概略構成図であ、る。 1・・・・・・原稿、5・・・・・・画像読取装置、5
a・・・・・・可動フィルタ、7・・・・・・結(1光
学系、9a・・・・・・感光体、11.14・・・・・
・現像機、13・・・・・・光出力装置、16・・・・
・・転写器、25・・・・・・複写用紙。
第2図はその動作の説明図、第3図と第4図とは可動フ
ィルタの実施例を示す主要部の概略構成図、第5図はそ
の信号処理回路の実施例を示すブロック図、第6図はハ
ーフミラ−の特性を示すグラフ、第7図は本発明の複写
装置の別の実施例を示す概略構成図であ、る。 1・・・・・・原稿、5・・・・・・画像読取装置、5
a・・・・・・可動フィルタ、7・・・・・・結(1光
学系、9a・・・・・・感光体、11.14・・・・・
・現像機、13・・・・・・光出力装置、16・・・・
・・転写器、25・・・・・・複写用紙。
Claims (1)
- 原稿上の画像を読み取って電気的な画像信号に変換する
画像読取装置と、この画像読取装置の出力信号を用いて
、感光体上に、その画像信号中の特定の色成分の信号に
対応する第1の静電潜像を形成する光出力装置と、前記
原稿上の画像中の前記特定の色以外の色成分に対応する
光像を感光体上に導いて、第2の静電潜像を形成する結
像光学系と、前記第1の静電潜像を第1の色のトナーを
用いて現像する第1の現像機と、前記第2の静電潜像を
、前記第1の色以外の色のトナーを用いて現像する第2
の現像機と、前記第1の現像機と前記第2の現像機の現
像後に、複写用紙上にそのトナーを転写する転写器とを
有し、前記結像光学系は、任意の複写倍率の光像を前記
感光体上に導くミラーおよびレンズとから成り、このレ
ンズ透過後の光が2方向に分割されて、一方の光は前記
画像読取装置に入射し、他方の光は、前記結像光学系を
経て、前記第2の静電潜像を形成するために前記感光体
に入射し、前記一方の光の前記画像読取装置への入射光
路に対して、前記特定の色を透過させるフィルタが、進
退可能に取り付けられていることを特徴とする複写装置
。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62012234A JPS63180972A (ja) | 1987-01-23 | 1987-01-23 | 複写装置 |
US07/121,807 US4882247A (en) | 1986-11-18 | 1987-11-17 | Electrophotographic image recording method |
GB8727029A GB2201522B (en) | 1986-11-18 | 1987-11-18 | Image recording method |
DE3739255A DE3739255C2 (de) | 1986-11-18 | 1987-11-19 | Elektrographisches Bildaufzeichnungsverfahren |
US07/147,352 US4833505A (en) | 1987-01-23 | 1988-01-22 | Latent image color developing system |
US07/230,745 US4937629A (en) | 1986-11-18 | 1988-08-10 | Composite image recording apparatus |
US07/510,463 US5126795A (en) | 1986-11-18 | 1990-04-17 | Image recording method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62012234A JPS63180972A (ja) | 1987-01-23 | 1987-01-23 | 複写装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63180972A true JPS63180972A (ja) | 1988-07-26 |
Family
ID=11799678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62012234A Pending JPS63180972A (ja) | 1986-11-18 | 1987-01-23 | 複写装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63180972A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03271774A (ja) * | 1990-03-22 | 1991-12-03 | Canon Inc | 画像記録装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56162755A (en) * | 1980-05-19 | 1981-12-14 | Minolta Camera Co Ltd | Multicolor copying system |
JPS58111952A (ja) * | 1981-12-25 | 1983-07-04 | Comput Basic Mach Technol Res Assoc | 多色印字方法 |
JPS6136767A (ja) * | 1984-07-30 | 1986-02-21 | Ricoh Co Ltd | 2色電子写真複写装置 |
JPS625763A (ja) * | 1985-06-29 | 1987-01-12 | Toshiba Corp | 画像形成装置 |
-
1987
- 1987-01-23 JP JP62012234A patent/JPS63180972A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56162755A (en) * | 1980-05-19 | 1981-12-14 | Minolta Camera Co Ltd | Multicolor copying system |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03271774A (ja) * | 1990-03-22 | 1991-12-03 | Canon Inc | 画像記録装置 |
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