JPS63257775A - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JPS63257775A
JPS63257775A JP62090921A JP9092187A JPS63257775A JP S63257775 A JPS63257775 A JP S63257775A JP 62090921 A JP62090921 A JP 62090921A JP 9092187 A JP9092187 A JP 9092187A JP S63257775 A JPS63257775 A JP S63257775A
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JP
Japan
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image
electrostatic latent
color
signal
latent image
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Pending
Application number
JP62090921A
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English (en)
Inventor
Koji Adachi
康二 足立
Kazuo Maruyama
和雄 丸山
Tsuneo Noami
野網 恒雄
Takeshi Saikawa
済川 健
Nobumasa Furuya
信正 古谷
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、特定の色と、その色以外の別の色との2色を
用いて複写を行うことができる複写装置に関する。
「従来の技術」 多色原稿から、2色またはそれ以上の多色複写画像を得
るための装置や方法は、゛従来から各種の方式が提案さ
れ、実用化されている。
その最も一般的な方法は、原稿上の画像を、赤(R)、
青(B)、緑(G)の3種の色分解フィルタで分解し、
分解された各色の光像に対してそれぞれ複写工程を実施
し、1枚の複写用紙上に各色の画像を重ね合わせて、い
わゆるフルカラーの複写画像を得るものである。
このようなカラー複写機は、各色の画像を1枚の複写用
紙上に重ね合わせるための同期(レジストレーション)
をとることが必要で、装置の構成や制御がきわめて複雑
となり、装置が大型化し高価なものとなる。
しかも、一般に複写される多色原稿は、ごく特殊な場合
を除いて、黒の文字や図形が大部分を占め、他の色とし
ては、赤色等によるアンダーラインやマーク等の付与が
ほとんどである。従って、フルカラー複写機を用いるこ
とはきわめて不経済である。さらに、こういったフルカ
ラー複写機においては、3色の混色によって黒色の可視
像を形成するが、純黒色とはならず、純粋な黒色トナー
だけを用いて得られる画像よりも再現性が劣る。
また、黒色画像部分を構成する文字等は細線画像である
ことが多く、色ずれが発生するとその判読が難しくなる
従って、大部分が黒色画像で占められるような原稿に対
しては、黒色プラス1色の2色複写装置で十分であり、
むしろ、黒色画像に対して、従来のモノクロ(単色)複
写装置と同等の画像品質を維持することの方が望まれて
いる。なお、2色構成の一般の原稿の大部分について、
その複写を可能にするためには、黒色以外に赤色、青色
、緑色等の2〜3種類の色数を用意し、その中から黒色
と組み合わせる1色を選択することができるようなもの
が好ましい。
「発明が解決しようとする問題点」 以上のような要求に応える2色複写装置としては、特開
昭55−73063号、特開昭61−36767号、特
開昭61−36768号、特開昭61−48871号、
特開昭56− 162755号公報等に記載されたものが知られている
まず特開昭55−73063号公報には、1つの感光体
に、アナログ光学系のみを用いて、黒色およびそれ以外
の特定色の静電潜像を形成する工程を有する2色複写装
置が紹介されている。アナログ光学系とは、ミラーやレ
ンズを用いて感光体に直接光像を導(装置のことをいう
。本発明においては、以後これを結像光学系と呼ぶこと
にして説明を進める。
ところでこの装置は、潜像電位が3段階になる3値潜像
を形成するため、フリンジ電界による潜1象の境界部分
の混色が発生し、黒色画像の品質が従来の白黒複写機に
比較して劣化するという問題点を有している。さらに、
3値潜像の形成が可能な特殊な積層感光体を使用し、静
電潜像の形成プロセスが複雑になるため、コストアップ
になるという問題を有している。
また、特開昭61−36768号公報に記載された技術
は、このような問題点を改善するためのものであり、結
像光学系により2つの感光体を露光している。感光体の
一方には通常の感光体を、もう一方には特定色に対応す
る潜像を形成するための積層感光体を使用する。こうし
て、2つの感光体上の静電潜像をそれぞれ黒色トナーと
特定色のトナーを用いて現像を行い、複写用紙にこれら
を順次転写する。  ′ この場合、黒色画像の品質低下という問題点は改善され
るが、2色の画像を複写用紙上に2回に分けて順次転写
するため、黒色画像および特定色画像のレジストレーシ
ョンずれを低減させようとすれば、要求される機械精度
が高くなり、コストアップの原因となる。さらに、2種
の感光体を使用するため複写装置が大型化する。また、
積層感光体を使用するのでプロセスが複雑になり、コス
トアップになるという問題を有している。また、積層感
光体を用いて色分離をする方法は、その積層感光体の特
性により色分離される色が固定されてしまうため、特定
色の色数を増加させることは不可能である。
次に、特開昭56−162755号公報に記載されたも
のは、黒色画像を結像光学系を用いた電子複写方式によ
るプロセスで複写用紙上に複写し、その後、特定色の画
像をイメージセンサにより抽出し、静電記録方式による
記録装置により、その画像を複写用紙上に追加複写する
装置である。この場合、特定色の分離、再現は上記結像
光学系のみを用いた場合に比較して有利であるが、複写
用紙上にすでに形成された黒色画像上に、特定色の画像
を重ねて合成するため、高精度のレジストレーションを
必要とし、コストアップになるとともに、別個独立の2
種の画像形成装置を有するため装置が大型化する欠点が
ある。
また、特開昭61−48’871号公報には、1つの結
像光学系により1つの感光体上に1色分ずつ静電潜像を
形成し、数回に分けて複写用紙上にこれを転写する技術
が示されている。しかし、これは転写工程が複雑となり
、レジストレーションずれの問題がなお残されている。
また、特開昭61−36767号公報に記載されたもの
は、2個の感光体を用い、これらに結像光学系を用いて
原稿上の画像に対応する静電潜像を形成し、かつ各々の
感光体上の静電潜像について、イレーザを用いて不要な
静電潜像を消去して、それぞれ異なる色の現像剤で現像
し、記録用紙上に順次転写するようにしている。
ところが、この方法も、2色の画像の転写が別々の箇所
で行われるため、高精度のレジストレーションが必要な
ことにかわりはない。
ところで、近年の複写装置の機能向上は、めざましいも
のがあり、単に原稿上の画像をそのまま複写するだけに
止まらず、その画像の一部を消去したり、原稿上の画像
の一部の色を替えて複写したりする機能を持ったものが
種々開発されている。
先に紹介したような2色刷りの複写装置に、そのような
機能を付加することも多様なニーズに応えるために望ま
しい。しかし、高画質で多機能であってかつレジストレ
ーションの問題の無い複写装置は、従来の構成の装置に
よっては実現し難い。
本発明は、以上の点に着目してなされたもので黒色画像
の画質劣化を招くことなく、比較的簡単な構成により色
分は複写のできる複写装置を提供することを目的とする
ものである。
さらに本発明の複写装置は、高画質を維持したまま複写
画像の拡大縮小を行うことのできる複写装置を提供する
ことを目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 本発明の複写装置は、原稿上の画像を読み取って電気的
な画像信号に変換する画像読取装置と、この画像読取装
置の出力信号を用いて、感光体上に、その画像信号中の
特定の色成分の信号に対応する第1の静電潜像を形成す
る光出力装置と、原稿上の画像中の特定の色以外の色成
分に対応する光像を感光体上に導いて、第2の静電潜像
を形成する結像光学系と、第1の静電潜像を第1の色の
トナーを用いて現像する第1の現像機と、第2の静電潜
像を、第1の色以外の色のトナーを用いて現像する第2
の現像機と、第1の現像機と第2の現像機の現像後に、
複写用紙上にそのトナーを転写する転写器と、原稿上の
画像中の特定の領域を指定領域として設定する領域指定
手段と、結像光学系による静電潜像の形成の直前もしく
は直後に、感光体の上記指定領域に対応する静電潜像を
除電する除電装置とを有し、光出力装置は、第1の静電
潜像形成と同時に、指定領域の画像に対応する静電潜像
の形成を行うことを特徴とするものである。
「作用」 以上の複写装置は、1つの感光体上に、特定の色につい
ては光出力装置を用い、それ以外の色については結像光
学系を用いて静電潜像を形成する。
これらの静電潜像はそれぞれ、別々の現像機により別々
の色の現像剤を用いて現像される。
例えば黒色画像に対応する静電潜像を結像光学系を用い
て形成した場合、この静電潜像は黒色のトナーにより現
像される。また、光出力装置により形成された特定の色
の画像に対応する静電潜像は、その色あるいは任意の適
当な色のトナーで現像される。
こうして感光体上には、2色のトナー像が形成され、こ
れらが一括して複写用紙上に転写される。
この場合に、オペレータがまず領域指定手段を用いて原
稿上の画像の任意の領域を指定する。こうして、指定さ
れた領域については、第2の静電潜像形成の直前もしく
は直後で除電装置が感光体を除電するので、結像光学系
による複写すなわち、第2の色のトナーによる現像が行
われない。一方、この指定領域の画像は画像読取装置に
よって読み取られ、これに対応する静電潜像が第1の静
電潜像とともに感光体上に形成される。これにより、原
稿上の画像中の特定の色の画像と指定領域中の画像とは
、ともに第1の色のトナーを用いて現像される。
以上の結果、原稿上の特定の色の画像について、他の部
分の色すなわち第2の色と異なる第1の色で複写できる
ばかりでなく、オペレータの指定した任意の領域につい
て、その中の画像を第1の色で複写することができる。
「実施例」 (装置の全体構成) 第1図は、本発明の複写装置の実施例を示す概略構成図
である。
この装置は、原稿1を載置するプラテンガラス2と、複
写領域指定のための領域指定手段3と、原稿上の画像を
照射するランプ6と、この原稿上の画像に対応する光像
を導くミラー7a、ハーフミラ−7b、レンズ7Cとか
ら構成される結像光学系と、この結像光学系7と感光体
9aとの間に挿入された光学フィルタ8と、ハーフミラ
−7bを透過した光を受光する画像読取装置5と、この
画像読取装置5により光像を読み取って得られた画像信
号を処理する信号処理回路22とを備えている。
また、感光体9aをその外周に担持した感光ドラム9は
、矢印9b方向に回転駆動されるよう支持されているが
、その外周には、第1帯電器10、第1の現像機11、
第2帯電器12、光出力装置13、第2の現像機14、
転写前処理コロトロン15、転写器16、剥離コロトロ
ン17、プリクリーンコロトロン19、クリーニング装
置20および除電ランプ21が配置されている。また、
さらに、帯電器10と結像光学系7の露光部との間には
、除電装置23が配置されている。なお、上記画像読取
装置5の出力する画像信号は、信号処理回路22で処理
され、その画像信号中の特定の色成分の信号および、領
域指定手段3により指定された指定領域の信号によって
光出力装置13が駆動されるように接続されている。
さらにこの装置には、複写用紙25を収容する給紙トレ
イ24と、給紙口=う26と、搬送ローラスフと、搬送
ベルト28と、定着器29と、排出トレイ30とが設け
られている。
(2種の静電潜像) さて、この装置では、感光体9a上に、結像光学系7と
光出力装置13とによって、2種の静電潜像が形成され
る。本発明においては、この光出力装置13により形成
される静電潜像を第1の静電潜像と呼び、結像光学系7
により形成される静電潜像を第2の静電潜像と呼ぶこと
にする。
この実施例では、結像光学系7により導かれる光像は、
赤色光をよく透過する光学フィルタ8を経、て感光体9
a上に達する。これによって、原稿上の画像中の赤色画
像で反射された赤色光は、背景の白色部分から反射され
た白色光に近い強度で感光体9aに到達する。従ってい
わゆるポジ書き込みによれば、赤色画像に対応する静電
潜像は形成されず(背景と同様に除電され)、それ以外
の色の画像に対応する静電潜像が形成されることになる
一方、画像読取装置5により読み取った画像信号には、
すべての色成分が含まれているが、信号処理回路22に
おいて、そのうちの赤色画像に対応する信号と領域指定
手段3により指定された領域の信号のみが分離され抽出
される。この抽出された信号に従って光出力装置13が
駆動され、感光体9a上に赤色画像に対応する静電潜像
が、いわゆるネガ書き込みにより形成される。
(特定の色成分の信号の処理) 第1図に示した、画像読取装置5は、CCD(チャージ
・カップルド・デバイス)等からなる1次元面体撮像素
子で、その受光面上には、レッド(R)、グリーン(G
)、ブルー(B)、あるいは、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)の3色のフィルタが順に交互に
並べられ、いわゆるカラーイメージセンサを構成してい
る。
光出力装置13としては、発光ダイオードアレイ、液晶
マイクロシャッタアレイ、螢光表示管アレイ、磁気光学
シャッタアレイ、半導体レーザスキャナ等の既知の各種
のデバイスを使用することができる。
さて、画像読取装置5は、第1図にふいて原稿1が矢印
31方向に走査されると、この走査速度に同期をとって
原稿上の画像を1ライン分ずつ光電変換し、各色成分の
画像信号を順次信号処理回路22に向けて出力するよう
動作する。
信号処理回路22は、まず、この画像信号の中から、特
定の色成分の信号を抽出して光出力装置13を駆動する
。これには、画像読取装置5の受光面上の各色のフィル
タを通して得られた3種(例えばR,G、B)の画像信
号を、1画素分ごとに比較して、その画素が赤色か否か
を判定する。
赤色と判定されれば、光出力装置13の発光素子を点灯
させて感光体を除電する。この場合、ネガ書き込みを採
用するため、赤色の画素部分を赤色のトナーで現像する
ことができる。
信号処理回路22における画像信号の抽出方法としては
、この他に、色空間をアドレスする方法がある。これは
、例えば1画素分のR信号(赤成分信号)の強度をX軸
にとり、G信号(緑成分信号)の強度をY軸にとって、
その位置座標を求め、この位置座標があらかじめ設定し
た赤色成分に相当する領域内にあれば赤と判定し、それ
以外の領域にあれば赤でないと判断する。この動作を、
読み取ったすべての画像信号について繰り返す。このよ
うにしても赤色成分の信号の抽出が可能である。
(指定領域の信号の処理) 指定領域の画像信号の処理のための回路を第3図のブロ
ック図を用いて説明する。
この回路は、領域指定手段3と、制御装置50と、除電
装置23と、領域メモリ51と、信号処理回路22と、
光出力装置13と、画像読取装置5とから構成されてい
る。
除電装置23は、例えば、LEDチップを2mmピッチ
で直線状に配列したLEDアレイから構成されている。
これらの各り、EDチップは、制御信号によってそれぞ
れ独立に選択的に点滅制御される。この除電装置23は
、基本的には除電ランプ21と同様の構成をしている。
しかし、除電ランプは、原稿のサイズに合わせて感光体
のあらかじめ定められた領域を除電するためのものであ
るから、そのLEDチップの配列密度は比較的荒い。こ
れに対して、除電装置23のLEDチップは、要求され
る領域の精度に応じて、比較的高密度に配列されている
。指定領域23には、液晶シャッタアレイ、半導体レー
ザスキャナ等が使用される。除電動作の際には、除電装
置の幅方向には、LEDチップの点滅個数を制御し、こ
れと直交する方向にはその点灯時間を制御する。
領域指定手段3は、一般にディジタイザと呼ばれている
座標入力用の装置である。その上面図を第2図に示した
この装置の上面に原稿lを載せて、オペレータがペン等
により領域の頂点1a、lbを押圧すると、領域指定手
段3の内部の感圧スイッチが働いて、その座標が認識さ
れる。、2通常、方形の指定領域の対角線上の2点を押
圧すると、その領域の指定作業が終了する。
領域指定作業は、複写開始前に原稿1をこの領域指定手
段3の上に載せて行い、この作業が終了すると、原稿1
を領域指定手段の下のプラテンガラス2上に載せる。こ
のとき、領域指定手段3は、原稿1を上方から押圧する
プラテンカバーとして使用する。
なお、領域指定手段3による座標入力時原稿1は上向き
で複写時は下向きとなる。従って、その座標値はこの位
置関係も考慮して認識されることになる。
また、領域メモリ51は、領域指定手¥lt3により指
定された領域を一時記憶しておくためのメモリである。
さて、ここで、先に領域指定手段3を用いて領域が入力
され、それが認識されると、その座標データは、制御装
置50によりA/D変換されて、所定の演算処理が施さ
れる。この演算結果は、領域メモリ51に格納される。
複写が開始されると、制御装置50はこの演算結果をも
とに除電装置23に制御信号を出力する。この制御信号
によって、除電装置23は指定領域についてLEDチブ
ブを点灯させて、感光体上のその領域の除電を行う。一
方、制御装置50が信号処理回路22に制御信号を出力
すると、信号処理回路22は光出力装置13に対して、
その領域の画像信号を、先に説明した特実の色成分の信
号と同様に抽出して処理させる。実際には、例えば、先
に説明した特定の色成分の信号とこの指定領域に対応す
る信号との論理和をとる回路を信号処理回路中に設け、
その出力を光出力装置13に向けて出力するようにする
第4図を用いて、第3図の回路が動作したときの複写画
像の状態を説明する。
第4図aには、原稿1の画像を示した。この原稿1には
、6個の文字ABCDEFが記載されている。この文字
のうち、ABCDEは黒文字、Fは赤文字とする。ここ
で、領域指定手段3により、破線で囲まれた領域を指定
領域に設定する。
結像光学系7(第1図)は、この原稿l上の画像中の文
字ABCDEに対応する静電潜像を感光体9a(第1図
)上に形成しようとするが、その直前で、この感光体9
aが除電装置23により一部除電されているので、文字
ACDに対応する静電潜像のみが感光体9a上に形成さ
れる(第4図b)。その静電潜像は、第2の現像機11
により黒色のトナーで現像される。
一方、画像読取装置5により読み取られた画像信号につ
いて、信号処理回路22は、特定色の成分すなわち赤色
成分を抽出する(第4図C)。さらに信号処理回路22
は、指定領域の画像信号を抽出する(第4図d)。これ
らの文字BEFに対応する静電潜像が光出力装置13に
よって感光体9a上に形成される。その静電潜像は第1
の現像機14により赤色トナーで現像される。
以上の処理の結果、第4図eに示したように、一点鎖線
で囲んだ文字BEFが赤色に、その他の文字が黒色に複
写される。
なお、領域指定手段3として、コンソールパネルの数値
キーを使用してもよい。この場合座標は直接数値で入力
される。また、指定領域は、2点を頂点とする方形の領
域の外側というような指定の仕方も可能である。さらに
、円形の領域についてその中心座標と半径とを入力して
領域指定するようにしてもよい。
(静電潜像の形成と現像) 本発明においては、こうして光出力装置13により形成
された第1の静電潜像と、結像光学系により形成された
第2の静電潜像とを重ねて形成するために、その潜像形
成と現像に際しては次のような方法を採用する。
第1図と第5図とを用いて、その具体的な動作説明を行
う。
まず第1図において、原稿1を載置したプラテンガラス
2が矢印31方向に搬送されると、先に(2種の静電潜
像)の項で説明したように、感光体9a上に第1の静電
潜像と第2の静電潜像が形成される。
感光体9aはプラテンガラス2の搬送に同期して矢印9
b方向に回転する。感光体9aは、はじめに、プリクリ
ーンコロトロン19とクリーニング装置20とによって
表゛面をクリーニングされた後、除電ランプ21で不要
電荷が除電される。次に、第1帯電器lOによって約I
QOOVに1次帯電される(第5図a)。その後光学系
7によって第2の静電潜像が形成され、赤色部分や白色
部分は例えば100〜150Vに除電されて、黒色部分
の表面電位が900■程度に保持される(第5図b)。
この静電潜像は現像機11により現像される。
現像機11は、この第1現像処理において、負極性の黒
色トナーを用いてこの静電潜像を現像する(第5図C)
。このときの現像バイアスは200vに選定する。
次に、第2帯電器12は、感光体9aの表面を600■
に再帯電する(第5図d)。これには既知のスコロトロ
ンが使用される。
その後、光出力装置13により第1の静電潜像が形成さ
れる。この場合、赤色画像に対応する部分が除電され、
その表面電位は100■になる(第5図e)。こんどは
現像機14が正極性の赤色トナーを用いてこの静電潜像
を反転現像する(第5図f)。そのときの現像バイアス
は500■に選定する。この実施例では、現像機11が
第2の現像機に、現像機14が第1の現像機に相当して
いる。
こうして、黒色トナーと赤色トナーによるトナー像が感
光体9a上に形成されるが、転写前処理コロトロン15
によりこれらのトナーの極性を正極性に整える(第5図
g)。
複写用紙25は、給紙トレイ24から給紙ローラ26に
より送り出され、搬送ローラ27によって転写器16に
送り込まれる。ここで2色のトナー像が複写用紙25に
一括転写され、剥離コロトロン17で剥離され、搬送ベ
ルト28により定着器29に向けて搬送される。最後に
、定着器29により定着処理を終えた複写用紙25は、
排出トレイ30に排出される。
以上のような処理を行った場合、2色画像が1回で転写
されるので、複写用紙に2回の転写を繰り返して2色画
像を重ねて複写する場合に比べて、複写用紙・の高精度
なレジストレーションを必要としない利点がある。また
、黒色画像について、結像光学系により静電潜像を形成
しているので、従来の複写装置と同等の高画質を保証す
ることができる。
(特定の色成分の処理の変形例) 第1図を用いて説明した画像読取装置5は、いわゆるカ
ラーイメージセンサであって、1つの画素について3色
のフィルタを用いて光電変換を行うので、白黒用のイメ
ージセンサと比して感度が低いという欠点がある。
そこで、第6図に示すように、結像光学系7(第1図)
からハーフミラ−7b(第1図)を通過して画像読取装
置5へ向かう光35を、ハーフミラ−32に導く。この
ハーフミラ−32を透過した一方の反射光35aは、第
1の画像読取手段5aにより受光される。また、ハーフ
ミラ−32で反射された他方の反射光35bは、赤フィ
ルタ33を透過して画像読取手段5bに受光される。
この2つの画像読取手段5a、5b、は白黒用のすなわ
ちカラーフィルタ無しのイメージセンサであるが、これ
らの出力信号を比較処理すれば、画像信号中の赤色成分
が抽出できる。なお、画像読取手段5aについては、入
力光のレベル調整のために、NDフィルタ(グレーフィ
ルタ)を挿入してもよい。
また、第7図に示すように、第6図のハーフミラ−32
とフィルタ330代用として、グイクロイックミラー3
4を使用してもよい。グイクロイックミラー34は、よ
く知られているように、入力光を所定の色成分に分解し
て各画像読取手段5a、5bに送り出す。これによって
も、2つの画像読取手段5a、5bに異なる色成分の光
が入力し、その比較によって、例えば赤色成分のみを抽
出することができる。
(画像信号の処理の具体例) 第8図には、画像信号の処理回路のブロック図を示す。
この回路は、ランプ3により原稿1を照射し、その反射
光を直接第1の画像読取手段5aで受光し、同時に赤フ
ィルタ33を通して第2の画像読取手段5bで受光し、
最終的に光出力装置13を駆動して、感光体9a上に赤
色の画像に対応する静電潜像を形成するよう動作する回
路である。その動作は図示しないマイクロプロセッサに
より制御される。
まず、画像読取手段5aと5bとにより光電変換された
画像信号は、それぞれ増幅器(AMP)41により増幅
され、アナログディジタル(A/D)変換器42により
ディジタル信号化され、既知のシェーディング補正回路
44により出力のばらつきが補正される。
さらに、乗算器45において、色に対する画像読取手段
5a、5bの感度差から生じる信号のレベル差が調整さ
れる。その補正係数は利得補正係数回路46から供給さ
れる。
こうしてレベル調整された赤色信号45bと白黒信号4
5aとは、一方のディジタルコンパレータ47において
レベル比較される。このコンパレータは、赤色信号45
bが白黒信号45aよりレベルが高いときハイレベルの
出力となる。
一方、赤色信号45bは、もう一方のディジタルコンパ
レータ47bにおいて、クレーレベル係数回路48から
出力される基準値と比較される。
これは、一定量上の濃度の赤色画像は、黒色画像として
複写すべきであることを考慮して設けられた回路である
。従って、一定濃度以上の赤色信号の場合、このコンパ
レーク47bの出力はロウレベルとなる。
アンド回路49は、2つのコンパレータ47a。
47bの出力が共にハイレベルとなったとき、赤色画像
を複写するためのハイレベルの信号をメモリ51に送出
する。このメモリ51は、画像読取手段5a、5bから
出力される画像信号を蓄積し、結像光学系により形成さ
れた静電潜像との位置ずれを補正して、その信号を所定
のタイミングで光出力装置(LED−RO3)13に送
り、これを駆動する。
以上の処理により画像信号から赤色信号成分が抽出され
て、これに対応する第1の静電潜像が形成される。
(拡大縮小複写) さて、このような複写装置において、拡大あるいは、縮
小複写が要求される場合がある。その場合、結像光学系
7のレンズ7Cをズーム式とし、光像を直接拡大縮小し
て、これに対応した第2の静電潜像を形成する。一方、
画像読取装置5により読み取った画像信号は、もし、そ
の信号がこの結像光学系と別個の光学系を介して読み取
られたものである場合には、その信号処理装置22の中
で、演算により拡大縮小処理をして、光出力装置を駆動
することになる。
しかし、レンズを用いた光像の拡大縮小は、レンズの収
差やその焦点距離のばらつきにより、光像の周辺部が歪
み、静電潜像の中心部とその周辺部との間に倍率の誤差
が生じてしまう。
通常の複写装置においては、この倍率誤差は、±1%程
度であるが、例えば、A列3判の幅約300mmの静電
潜像については、周辺部で最大的±3mmのずれが発生
することになる。
そこで、画像読取装置5により読み取り、信号処理回路
22で正確に演算されて得られた静電潜像と、結像光学
系の静電潜像とを重ね合わせようとすれば、高精度レン
ズの使用、レンズ位置の高精度の調整等が必要になる。
ところが、これでは、コストアップを招き好ましくない
この点について、本発明の複写装置は、レンズ7Cを通
り、すでに拡大縮小済みの光像を、ハーフミラ−7bを
介して画像読取装置5上に入射させるようにして解決し
ている。すなわち、第1図を見てわかるように、結像光
学系7により感光体9a上に導かれる光像と、ハーフミ
ラ−7bを経て画像読取装置5の受光面に入射する光像
とは、同一のものであって、重ね合わせによるずれの生
じるおそれがない。この場合、信号処理回路22は、読
み取り信号をそのまま等倍で処理し光出力装置13を駆
動すればよく、複雑な信号の拡大縮小処理を全(必要と
しない。なお、通常画像読取装置5の読み取り画像密度
は、光出力装置13のそれに比べて小さいから、それを
調整するための回路は当然に必要とされる。
また、画像読取装置5による原稿1上の画像の読み取り
を別光源を用いて別個独立に行うと、その分のスペース
が必要となるが、この装置の場合、それに比べて小型化
できる利点もある。ここで、結像光学系7中に設けられ
、光を2方向に分割するハーフミラ−7bの特性につい
て説明する。
第9図には、本発明の実施に適するレンズ7Cを通過し
た光を分割する手段(ハーフミラ−)の特性図の一例を
示した。
このハーフミラ−は、フロートガラスに非金属性蒸着膜
を施した構成のもので、損失は5%と小さい。
また、例えば入射角19°の入射光について、その透過
光の割合Tは約50%で、可視光全体にわたってフラッ
トな特性を示している。なお、感光体9a(第1図)の
感度と画像読取装置5(第1図)の感度とに差がある場
合、このハーフミラ−の蒸着膜の構成により適当に反射
率を変更して調整することが好ましい。
これ以外のハーフミラ−としては、フロートガラスにア
ルミニウム(Al)等の金属膜を蒸着したものがあるが
、損失が20%と大きくなり波長依存性はやや高い。
本発明の複写装置において、ハーフミラ−の波長依存性
については、必ずしもフラットであることは要求されな
い。しかし、結像光学系7(第1図)により感光体9a
(第1図)上に第2の静電潜像を形成する場合、その光
は特定の色成分を有する光でなければならない。また、
画像読取装置5に入射する光も、その後特定の色成分の
信号を抽出することから、特定の色成分が十分含まれて
いなければならない。このことから、ハーフミラ−は、
画像読取装置5の感度域および感光体9aの感度域で、
その波長依存性がフラッートであることが最も好ましい
といえる。
なお、第1図の装置において、光出力装置によるネガ書
き込みの静電潜像を、結像光学系によるポジ静電潜像の
形成前に行うことも可能である。
この場合には、を指定領域の静電潜像電位がネガ書き込
み時に低下するため、ポジ静電潜像の書き込みとそれに
続く現像工程において、指定領域の静電潜像が現像され
ないから、除電等の処理無しに上記の複写を行うことが
できる。しかし、このような構成の場合、光出力装置の
センザ形成が結像光学系による静電潜像の形成より先に
なるため、指定領域に対応する画像信号を保持しておく
ために、複写開始前にあらかじめ原稿の読み取りをして
おくブリスキャンをして、その読み取り画像信号をメモ
リに格納しておく必要がある。
「発明の効果」 以上説明した本発明の複写装置によれば、結像光学系と
画像読取装置とによって感光体上に2色分の静電潜像を
形成し、これらを2色のトナーで別々に現像した後、複
写用紙に一括転写するので、複写用紙の転写処理が1回
ですみ、高精度のレジストレーションを必要としない。
また、黒等の主要な色成分については結像光学系を用い
て静電潜像の形成を行うために、高画質の複写を行うこ
とができる。
しかも、上記機能に合わせて特定の領域を指定して、そ
の領域について、他の領域と異なる色で複写を行うこと
もできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の複写装置の実施例を示す概略構成図、
第2図は領域指定方法の説明図、第3図は信号処理のた
めの回路のブロック図、第4図は本発明の複写動作の説
明図、第5図はその静電潜像形成動作の説明図、第6図
と第7図とは画像読取装置の変形例を示す主要部の概略
構成図、第8図はその信号処理回路の実施例を示すブロ
ック図、第9図は本発明の複写装置のハーフミラ−の特
性を示すグラフである。 1・・・・・・原稿、3・・・・・・領域指定手段、5
・・・・・・画像読取装置、7・・・・・・結像光学系
、9a・・・・・・感光体、11.14・・・・・・現
像機、13・・・・・・光出力装置、16・・・・・・
転写器、23・・・・・・除電装置、25・・・・・・
複写用紙。 出 願 人    富士ゼロックス株式会社代  理 
 人      弁理士  山  内  梅  雄第1
図 どソ     26     1/  le)  とt
第2図 第30 第4図   (a)     (b) (c)        (cl) (e) 0y                   OV第6
図 第70 d

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 原稿上の画像を読み取って電気的な画像信号に変換する
    画像読取装置と、この画像読取装置の出力信号を用いて
    、感光体上に、その画像信号中の特定の色成分の信号に
    対応する第1の静電潜像を形成する光出力装置と、前記
    原稿上の画像中の前記特定の色以外の色成分に対応する
    光像を感光体上に導いて、第2の静電潜像を形成する結
    像光学系と、前記第1の静電潜像を第1の色のトナーを
    用いて現像する第1の現像機と、前記第2の静電潜像を
    、前記第1の色以外の色のトナーを用いて現像する第2
    の現像機と、前記第1の現像機と前記第2の現像機の現
    像後に、複写用紙上にそのトナーを転写する転写器と、
    前記原稿上の画像中の特定の領域を指定領域として設定
    する領域指定手段と、前記結像光学系による静電潜像の
    形成の直前もしくは直後に、前記感光体の前記指定領域
    に対応する静電潜像を除電する除電装置とを有し、前記
    光出力装置は、前記第1の静電潜像形成と同時に、前記
    指定領域の画像に対応する静電潜像の形成を行うことを
    特徴とする複写装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639558A (en) * 1979-09-04 1981-04-15 Xerox Corp Electrophotography copying device
JPS6157950A (ja) * 1984-08-30 1986-03-25 Ricoh Co Ltd 多色画像形成方法
JPS6146555B2 (ja) * 1979-09-21 1986-10-15 Kuraray Co

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