JPS63180976A - 複写装置 - Google Patents
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- JPS63180976A JPS63180976A JP62012233A JP1223387A JPS63180976A JP S63180976 A JPS63180976 A JP S63180976A JP 62012233 A JP62012233 A JP 62012233A JP 1223387 A JP1223387 A JP 1223387A JP S63180976 A JPS63180976 A JP S63180976A
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Landscapes
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、特定の色と、その色以外の別の色との2色を
用いて複写を行うことができる複写装置に関する。
用いて複写を行うことができる複写装置に関する。
「従来の技術」
多色原稿から、2色またはそれ以上の多色複写画像を得
るための装置や方法は、従来から各種の方式が提案され
、実用化されている。
るための装置や方法は、従来から各種の方式が提案され
、実用化されている。
その最も一般的な方法は、原稿上の画像を、赤(R)、
青(B)、縁(G)の3種の色分解フィルタで分解し、
分解された各色の光像に対してそれぞれ複写工程を実施
し、1枚の複写用紙上に各色の画像を重ね合わせて、い
わゆるフルカラーの複写画像を得るものである。
青(B)、縁(G)の3種の色分解フィルタで分解し、
分解された各色の光像に対してそれぞれ複写工程を実施
し、1枚の複写用紙上に各色の画像を重ね合わせて、い
わゆるフルカラーの複写画像を得るものである。
このようなカラー複写機は、各色の画像を1枚の複写用
紙上に重ね合わせるための同期(レジストレーション)
をとることが必要で、装置の構成や制御がきわめて複雑
となり、装置が大型化し高価なものとなる。
紙上に重ね合わせるための同期(レジストレーション)
をとることが必要で、装置の構成や制御がきわめて複雑
となり、装置が大型化し高価なものとなる。
しかも、一般に複写される多色原稿は、ごく特殊な場合
を除いて、黒の文字や図形が大部分を占め、他の色とし
ては、赤色等によるアンダーラインやマーク等の付与が
ほとんどである。従って、フルカラー複写機を用いるこ
とはきわめて不経済である。さらに、こういったフルカ
ラー複写機においては、3色の混色によって黒色の可視
像を形成するが、純黒色とはならず、純粋な黒色トナー
だけを用いて得られる画像よりも再現性が劣る。
を除いて、黒の文字や図形が大部分を占め、他の色とし
ては、赤色等によるアンダーラインやマーク等の付与が
ほとんどである。従って、フルカラー複写機を用いるこ
とはきわめて不経済である。さらに、こういったフルカ
ラー複写機においては、3色の混色によって黒色の可視
像を形成するが、純黒色とはならず、純粋な黒色トナー
だけを用いて得られる画像よりも再現性が劣る。
また、黒色画像部分を構成する文字等は細線画像である
ことが多く、色ずれが発生するとその判読が難しくなる
。
ことが多く、色ずれが発生するとその判読が難しくなる
。
従って、大部分が黒色画像で占められるような原稿に対
しては、黒色プラス1色の2色複写装置で十分であり、
むしろ、黒色画像に対して、従来のモノクロ(単色)複
写装置と同等の画像品質を維持することの方が望まれて
いる。なお、2色構成の一般の原稿の大部分について、
その複写を可能にするためには、黒色以外に赤色、青色
、緑色等の2〜3種類の色数を用意し、その中から黒色
と組み合わせる1色を選択することができるようなもの
が好ましい。
しては、黒色プラス1色の2色複写装置で十分であり、
むしろ、黒色画像に対して、従来のモノクロ(単色)複
写装置と同等の画像品質を維持することの方が望まれて
いる。なお、2色構成の一般の原稿の大部分について、
その複写を可能にするためには、黒色以外に赤色、青色
、緑色等の2〜3種類の色数を用意し、その中から黒色
と組み合わせる1色を選択することができるようなもの
が好ましい。
「発明が解決しようとする問題点」
以上のような要求に応える2色複写装置としては、特開
昭55−73063号、特開昭61−36767号、特
開昭61−36768号、特開昭61−48871号、
特開昭56− 162755号公報等に記載されたものが知られている
。
昭55−73063号、特開昭61−36767号、特
開昭61−36768号、特開昭61−48871号、
特開昭56− 162755号公報等に記載されたものが知られている
。
まず特開昭55−73063号公報には、1つの感光体
に、アナログ光学系のみを用いて、黒色およびそれ以外
の特定色の静電潜像を形成する工程を有する2色複写装
置が紹介されている。アナログ光学系とは、ミラーやレ
ンズを用いて感光体に直接光像を導く装置のこと牽いう
。本発明においては、以後これを結像光学系と呼ぶこと
にして説明を進める。
に、アナログ光学系のみを用いて、黒色およびそれ以外
の特定色の静電潜像を形成する工程を有する2色複写装
置が紹介されている。アナログ光学系とは、ミラーやレ
ンズを用いて感光体に直接光像を導く装置のこと牽いう
。本発明においては、以後これを結像光学系と呼ぶこと
にして説明を進める。
ところでこの装置は、潜像電位が3段階になる3値潜像
を形成するため、フリンジ電界による潜像の境界部分の
混色が発生し、黒色画像の品質が従来の白黒複写機に比
較して劣化するという問題点を有している。さらに、3
値潜像の形成が可能な特殊な積層感光体を使用し、静電
潜像の形成プロセスが複雑になるため、コストアップに
なるという問題を有している。
を形成するため、フリンジ電界による潜像の境界部分の
混色が発生し、黒色画像の品質が従来の白黒複写機に比
較して劣化するという問題点を有している。さらに、3
値潜像の形成が可能な特殊な積層感光体を使用し、静電
潜像の形成プロセスが複雑になるため、コストアップに
なるという問題を有している。
また、特開昭61−36768号公報に記載された技術
は、このような問題点を改善するためのものであり、結
像光学系により2つの感光体を露光している。感光体の
一方には通常の感光体を、もう一方には特定色に対応す
る潜像を形成するための積層感光体を使用する。こうし
て、2つの感光体上の静電潜像をそれぞれ黒色トナーと
特定色のトナーを用いて現像を行い、複写用紙にこれら
を順次転写する。
は、このような問題点を改善するためのものであり、結
像光学系により2つの感光体を露光している。感光体の
一方には通常の感光体を、もう一方には特定色に対応す
る潜像を形成するための積層感光体を使用する。こうし
て、2つの感光体上の静電潜像をそれぞれ黒色トナーと
特定色のトナーを用いて現像を行い、複写用紙にこれら
を順次転写する。
この場合、黒色画像の品質低下という問題点は改善され
るが、2色の画像を複写用紙上に2回に分けて順次転写
するため、黒色画像および特定色画像のレジストレーシ
ョンずれを低減させようとすれば、要求される機械精度
が高くなり、コストアップの原因となる。さらに、2種
の感光体を使用するため複写装置が大型化する。また、
積層感光体を使用するのでプロセスが複雑になり、コス
トアップになるという問題を有している。また、積層感
光体を用いて色分離をする方法は、その積層感光体の特
性により色分離される色が固定されてしまうため、特定
色の色数を増加させることは不可能である。
るが、2色の画像を複写用紙上に2回に分けて順次転写
するため、黒色画像および特定色画像のレジストレーシ
ョンずれを低減させようとすれば、要求される機械精度
が高くなり、コストアップの原因となる。さらに、2種
の感光体を使用するため複写装置が大型化する。また、
積層感光体を使用するのでプロセスが複雑になり、コス
トアップになるという問題を有している。また、積層感
光体を用いて色分離をする方法は、その積層感光体の特
性により色分離される色が固定されてしまうため、特定
色の色数を増加させることは不可能である。
次に、特開昭56−162755号公報に記、載された
ものは、黒色画像を結像光学系を用いた電子複写方式に
よるプロセスで複写用紙上に複写し、その後、特定色の
画像をイメージセンサにより抽出し、静電記録方式によ
る記録装置により、その画像を複写用紙上に追加複写す
る装置である。この場合、特定色の分離、再現は上記結
像光学系のみを用いた場合に比較して有利であるが、複
写用紙上にすでに形成された黒色画像上に、特定色の画
像を重ねて合成するため、高精度のレジストレーション
を必要とし、コストアップになるとともに、別個独立の
2種の画像形成装置を有するため装置が大型化する欠点
がある。
ものは、黒色画像を結像光学系を用いた電子複写方式に
よるプロセスで複写用紙上に複写し、その後、特定色の
画像をイメージセンサにより抽出し、静電記録方式によ
る記録装置により、その画像を複写用紙上に追加複写す
る装置である。この場合、特定色の分離、再現は上記結
像光学系のみを用いた場合に比較して有利であるが、複
写用紙上にすでに形成された黒色画像上に、特定色の画
像を重ねて合成するため、高精度のレジストレーション
を必要とし、コストアップになるとともに、別個独立の
2種の画像形成装置を有するため装置が大型化する欠点
がある。
また、特開昭61−48871号公報には、1つの結像
光学系により1つの感光体上に1色分ずつ静電潜像を形
成し、数回に分けて複写用紙上にこれを転写する技術が
示されている。しかし、これは転写工程が複雑となり、
レジストレーションずれの問題がなお残されている。
光学系により1つの感光体上に1色分ずつ静電潜像を形
成し、数回に分けて複写用紙上にこれを転写する技術が
示されている。しかし、これは転写工程が複雑となり、
レジストレーションずれの問題がなお残されている。
また、特開昭61−36767号公報に記載されたもの
は、2個の感光体を用い、これらに結像光学系を用いて
原稿上の画像に対応する静電潜像を形成し、かつ各々の
感光体上の静電潜像について、イレーザを用いて不要な
静電潜像を消去して、それぞれ異なる色の現像剤で現像
し、記録用紙上に順次転写するようにしている。
は、2個の感光体を用い、これらに結像光学系を用いて
原稿上の画像に対応する静電潜像を形成し、かつ各々の
感光体上の静電潜像について、イレーザを用いて不要な
静電潜像を消去して、それぞれ異なる色の現像剤で現像
し、記録用紙上に順次転写するようにしている。
ところが、この方法も、2色の画像の転写が別々の箇所
で行われるため、高精度のレジストレーションが必要な
ことにかわりはない。
で行われるため、高精度のレジストレーションが必要な
ことにかわりはない。
本発明は、辺上の点に着目してなされたもので黒色画像
の画質劣化を招くことなく、比較的簡単な構成により色
分は複写のできる複写装置を提供することを目的とする
ものである。
の画質劣化を招くことなく、比較的簡単な構成により色
分は複写のできる複写装置を提供することを目的とする
ものである。
さらに本発明の複写装置は、高画質を維持したまま複写
画像の拡大縮小を行うことのできる複写装置を提供する
ことを目的とするものである。
画像の拡大縮小を行うことのできる複写装置を提供する
ことを目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」
本発明の複写装置は、原稿上の画像を読み取って電気的
な画像信号に変換する画像読取装置と、この画像読取装
置の出力信号を用いて、感光体上に、その画像信号中の
特定の色成分の信号に対応する第1の静電潜像を形成す
る光出力装置と、上記原稿上の画像中の上記特定の色以
外の色成分に対応する光像を感光体上に導いて、第2の
静電潜像を形成する結像光学系と、上記第1の静電潜像
を第1の色のトナーを用いて現像する第1の現像機と、
第2の静電潜像を、上記第1の色以外の色のトナーを用
いて現像する第2の現像機と、上記第1の現像機と第2
の現像機の現像後に、複写用紙上にそのトナーを転写す
る転写器とを有し、上記結像光学系は、任意の複写倍率
の光像を上記感光体上に導くミラーおよびレンズとから
成り、上記結像光学系の光路に可動ミラーが進入したと
き、上記光像は上記結像光学系を経て、上記第2の静電
潜像を形成するために上記感光体に入射し、上記結像光
学系の光路から可動ミラーが退避したとき、上記光像は
上記画像読取装置に入射することを特徴とするものであ
る。
な画像信号に変換する画像読取装置と、この画像読取装
置の出力信号を用いて、感光体上に、その画像信号中の
特定の色成分の信号に対応する第1の静電潜像を形成す
る光出力装置と、上記原稿上の画像中の上記特定の色以
外の色成分に対応する光像を感光体上に導いて、第2の
静電潜像を形成する結像光学系と、上記第1の静電潜像
を第1の色のトナーを用いて現像する第1の現像機と、
第2の静電潜像を、上記第1の色以外の色のトナーを用
いて現像する第2の現像機と、上記第1の現像機と第2
の現像機の現像後に、複写用紙上にそのトナーを転写す
る転写器とを有し、上記結像光学系は、任意の複写倍率
の光像を上記感光体上に導くミラーおよびレンズとから
成り、上記結像光学系の光路に可動ミラーが進入したと
き、上記光像は上記結像光学系を経て、上記第2の静電
潜像を形成するために上記感光体に入射し、上記結像光
学系の光路から可動ミラーが退避したとき、上記光像は
上記画像読取装置に入射することを特徴とするものであ
る。
「作用」
以上の複写装置は、1つの感光体上に、特定の色につい
ては光出力装置を用い、それ以外の色については結像光
学系を用いて静電潜像を形成する。
ては光出力装置を用い、それ以外の色については結像光
学系を用いて静電潜像を形成する。
これらの静電潜像はそれぞれ、別々の現像機により別々
の色の現像剤を用いて現像される。
の色の現像剤を用いて現像される。
例えば黒色画像に対応する静電潜像を結像光学系を用い
て形成した場合、この静電潜像は黒色のトナーにより現
像される。また、光出力装置により形成された特定の色
の画像に対応する静電潜像は、その色あるいは任意の適
当な色のトナーで現像される。
て形成した場合、この静電潜像は黒色のトナーにより現
像される。また、光出力装置により形成された特定の色
の画像に対応する静電潜像は、その色あるいは任意の適
当な色のトナーで現像される。
こうして感光体上には、2色のトナー像が形成され、こ
れらが一括して複写用紙上に転写される。
れらが一括して複写用紙上に転写される。
この場合に、結像光学系にあって、光像を拡大縮小する
レンズを透過後の光が、可動ミラーによって反射されて
結像光学系を経て感光体上に入射する。一方、可動ミラ
ーが退避したときその光は画像読取装置に入射する。−
回目のスキャンで画像読取装置による読み取りを先行さ
せ、その画信号はページメモリ等に格納しておく。2回
目のスキャンで結像光学系による第2の静電潜像を形成
すると同時に、そのページメモリのデータを使用して光
出力装置による第2の静電潜像を形成する。
レンズを透過後の光が、可動ミラーによって反射されて
結像光学系を経て感光体上に入射する。一方、可動ミラ
ーが退避したときその光は画像読取装置に入射する。−
回目のスキャンで画像読取装置による読み取りを先行さ
せ、その画信号はページメモリ等に格納しておく。2回
目のスキャンで結像光学系による第2の静電潜像を形成
すると同時に、そのページメモリのデータを使用して光
出力装置による第2の静電潜像を形成する。
このようにすれば結像光学系により形成された静電潜像
と、画像読取装置の読み取った画像信号に基づいて駆動
される光出力装置により形成された静電潜像とがよく一
致し、色ずれ等が生じ難い。
と、画像読取装置の読み取った画像信号に基づいて駆動
される光出力装置により形成された静電潜像とがよく一
致し、色ずれ等が生じ難い。
「実施例」
(装置の全体構成)
第1図は、本発明の複写装置の実施例を示す概略構成図
である。
である。
この装置は、原稿1を載置するプラテンガラス2と、原
稿上の画像を照射するランプ6と、この原稿上の画像に
対応する光像を導くミラー7a。
稿上の画像を照射するランプ6と、この原稿上の画像に
対応する光像を導くミラー7a。
可*J15−7b、レンズ7Cとから構成される結像光
学系7と、この結像光学系7と感光体9aとの間に挿入
された光学フィルタ8と、可動ミラー7bが退避したと
き、その通過光を受光する画像読取装置5と、この画像
読取装置5により光像を読み取って得られた画像信号を
処理する信号処理回路22とを備えている。
学系7と、この結像光学系7と感光体9aとの間に挿入
された光学フィルタ8と、可動ミラー7bが退避したと
き、その通過光を受光する画像読取装置5と、この画像
読取装置5により光像を読み取って得られた画像信号を
処理する信号処理回路22とを備えている。
また、感光体9aをその外周に担持した感光ドラム9は
、矢印9b方向に回転駆動されるよう支持されているが
、その外周には、第1帯電器10、第1の現像機11、
第2帯電器12、光出力装置13、第2の現像機14、
転写前処理コロトロン15、転写器16、剥離コロトロ
ン17、プリクリーンコロトロン19、クリーニング装
置2(1よび除電ランプ21が配置されている。なお、
上記画像読取装置5の出力する画像信号は、信号処理回
路22で処理され、その画像信号中の特定の色成分の信
号に応じて光出力装置13が駆動されるように接続され
ている。この信号処理回路22と光出力装置13との間
の結線は都合により図示を省略した。
、矢印9b方向に回転駆動されるよう支持されているが
、その外周には、第1帯電器10、第1の現像機11、
第2帯電器12、光出力装置13、第2の現像機14、
転写前処理コロトロン15、転写器16、剥離コロトロ
ン17、プリクリーンコロトロン19、クリーニング装
置2(1よび除電ランプ21が配置されている。なお、
上記画像読取装置5の出力する画像信号は、信号処理回
路22で処理され、その画像信号中の特定の色成分の信
号に応じて光出力装置13が駆動されるように接続され
ている。この信号処理回路22と光出力装置13との間
の結線は都合により図示を省略した。
さらにこの装置には、複写用紙25を収容する給紙トレ
イ24と、給紙ローラ26と、搬送ローラ27と、搬送
ベルト28と、定着器29と、排出トレイ30とが設け
られている。
イ24と、給紙ローラ26と、搬送ローラ27と、搬送
ベルト28と、定着器29と、排出トレイ30とが設け
られている。
(2種の静電潜像)
さて、この装置では、感光体9a上に、結像光学系7と
光出力装置13とによって、2種の静電潜像が形成され
る。本発明においては、この光出力装置13により形成
される静電潜像を第1の静電潜像と呼び、結像光学系7
により形成される静電潜像を第2の静電潜像と呼ぶこと
にする。
光出力装置13とによって、2種の静電潜像が形成され
る。本発明においては、この光出力装置13により形成
される静電潜像を第1の静電潜像と呼び、結像光学系7
により形成される静電潜像を第2の静電潜像と呼ぶこと
にする。
この実施例では、結像光学系7により導かれる光像は、
赤色光をよく透過する光学フィルタ8を経て感光体9a
上に達する。これによって、原稿上の画像中の赤色画像
で反射された赤色光は、背景の白色部分から反射された
白色光に近い強度で感光体9aに到達する。従っていわ
ゆるポジ書き込みによれば、赤色画像に対応する静電潜
像は形成されず(背景と同様に除電され)、それ以外の
色の画像に対応する静電潜像が形成されることになる。
赤色光をよく透過する光学フィルタ8を経て感光体9a
上に達する。これによって、原稿上の画像中の赤色画像
で反射された赤色光は、背景の白色部分から反射された
白色光に近い強度で感光体9aに到達する。従っていわ
ゆるポジ書き込みによれば、赤色画像に対応する静電潜
像は形成されず(背景と同様に除電され)、それ以外の
色の画像に対応する静電潜像が形成されることになる。
一方、画像読取装置5により読み取った画像信号には、
すべての色成分が含まれているが、信号処理回路22に
おいて、そのうちの赤色画像に対応する信号のみが分離
され抽出される。この抽出された信号に従って光出力装
置13が駆動され、感光体9a上に赤色画像に対応する
静電潜像が、いわゆるネガ書き込みにより形成される。
すべての色成分が含まれているが、信号処理回路22に
おいて、そのうちの赤色画像に対応する信号のみが分離
され抽出される。この抽出された信号に従って光出力装
置13が駆動され、感光体9a上に赤色画像に対応する
静電潜像が、いわゆるネガ書き込みにより形成される。
(画像信号の処理)
なお、画像読取装置5は、CCD (チャージ・カップ
ルド・デバイス)等からなる1次元面体操像素子で、そ
の受光面上には、レッド(R)、グリーン(G)、ブル
ー(B)、あるいは、シアン(C)、マゼンタ(M)、
イエロー(Y)の3色のフィルタが順に交互に並べられ
、いわゆるカラーイメージセンサを構成している。
ルド・デバイス)等からなる1次元面体操像素子で、そ
の受光面上には、レッド(R)、グリーン(G)、ブル
ー(B)、あるいは、シアン(C)、マゼンタ(M)、
イエロー(Y)の3色のフィルタが順に交互に並べられ
、いわゆるカラーイメージセンサを構成している。
この画像読取装置5は、原稿1が矢印31方向に走査さ
れると、この走査速度に同期をとって原稿上の画像を1
ライン分ずつ光電変換し、各色成分の画像信号を順次信
号処理回路22に向けて出力するよう動作する。
れると、この走査速度に同期をとって原稿上の画像を1
ライン分ずつ光電変換し、各色成分の画像信号を順次信
号処理回路22に向けて出力するよう動作する。
信号処理回路22は、この画像信号の中から、特定の色
成分の信号を抽出して光出力装置13を駆動する。これ
には、画像読取装置5の受光面上の各色のフィルタを通
して得られた3種(例えばR,G、B)め画像信号を、
1画素分ごとに比較して、その画素が赤色か否かを判定
する。赤色と判定されれば、光出力装置13の発光素子
を点灯させて感光体を除電する。この場合、ネガ書き込
みを採用するため、赤色の画素部分を赤色のトナーで現
像することができる。
成分の信号を抽出して光出力装置13を駆動する。これ
には、画像読取装置5の受光面上の各色のフィルタを通
して得られた3種(例えばR,G、B)め画像信号を、
1画素分ごとに比較して、その画素が赤色か否かを判定
する。赤色と判定されれば、光出力装置13の発光素子
を点灯させて感光体を除電する。この場合、ネガ書き込
みを採用するため、赤色の画素部分を赤色のトナーで現
像することができる。
信号処理回路22における画像信号の抽出方法としては
、この他に、色空間をアドレスする方法がある。これは
、例えば1画素分のR信号(赤成分信号)の強度をX軸
にとり、G信号(緑成分信号)の強度をY軸にとって、
その位置座標を求め、この位置座標があらかじめ設定し
た赤色成分に相当する領域内にあれば赤と判定し、それ
以外の領域にあれば赤でないと判断する。この動作を、
読み取ったすべての画像信号について繰り返す。このよ
うにしても赤色成分の信号の抽出が可能である。
、この他に、色空間をアドレスする方法がある。これは
、例えば1画素分のR信号(赤成分信号)の強度をX軸
にとり、G信号(緑成分信号)の強度をY軸にとって、
その位置座標を求め、この位置座標があらかじめ設定し
た赤色成分に相当する領域内にあれば赤と判定し、それ
以外の領域にあれば赤でないと判断する。この動作を、
読み取ったすべての画像信号について繰り返す。このよ
うにしても赤色成分の信号の抽出が可能である。
なお、光出力装置13としては、発光ダイオードアレイ
、液晶マイクロシャッタアレイ、螢光表示管アレイ、磁
気光学シャックアレイ、半導体レーザスキャナ等の既知
の各種のデバイスを使用することができる。
、液晶マイクロシャッタアレイ、螢光表示管アレイ、磁
気光学シャックアレイ、半導体レーザスキャナ等の既知
の各種のデバイスを使用することができる。
(静電潜像の形成と現像)
本発明においては、こうして光出力装置13により形成
された第1の静電潜像と、結像光学系により形成された
第2の静電潜像とを重ねて形成するために、その潜像形
成と現像に際しては次のような方法を採用する。
された第1の静電潜像と、結像光学系により形成された
第2の静電潜像とを重ねて形成するために、その潜像形
成と現像に際しては次のような方法を採用する。
第1図と第2図とを用いて、その具体的な動作説明を行
う。
う。
まず第1図において、原稿1を載置したプラテンガラス
2が矢印31方向に搬送されると、先に(2種の静電潜
像)の項で説明したように、感光体9a上に第1の静電
潜像と第2の静電潜像が形成される。
2が矢印31方向に搬送されると、先に(2種の静電潜
像)の項で説明したように、感光体9a上に第1の静電
潜像と第2の静電潜像が形成される。
感光体9aはプラテンガラス2の搬送に同期して矢印9
b方向に回転する。感光体9aは、はじめに、プリクリ
ーンコロトロン19とクリーニング装置20とによって
表面をクリーニングされた後、除電ランプ21で不要電
荷が除電される。次に、第1帯電器10によって約10
00Vに1次帯電される(第2図a)。その後光学系7
によって第2の静電潜像が形成され、赤色部分や白色部
分は例えば100〜150■に除電されて、黒色部分の
表面電位が900■程度に保持される(第2図b)。こ
の静電潜像は現像機11により現像される。
b方向に回転する。感光体9aは、はじめに、プリクリ
ーンコロトロン19とクリーニング装置20とによって
表面をクリーニングされた後、除電ランプ21で不要電
荷が除電される。次に、第1帯電器10によって約10
00Vに1次帯電される(第2図a)。その後光学系7
によって第2の静電潜像が形成され、赤色部分や白色部
分は例えば100〜150■に除電されて、黒色部分の
表面電位が900■程度に保持される(第2図b)。こ
の静電潜像は現像機11により現像される。
現像機11は、この第1現像処理において、負極性の黒
色トナーを用いてこの静電潜像を現像する(第2図C)
。このときの現像バイアスは200■に選定する。
色トナーを用いてこの静電潜像を現像する(第2図C)
。このときの現像バイアスは200■に選定する。
次に、第2帯電器12は、感光体9aの表面を600■
に再帯電する(第2図d)。これには既知のスコロトロ
ンが使用される。
に再帯電する(第2図d)。これには既知のスコロトロ
ンが使用される。
その後、光出力装置13により第1の静電潜像が形成さ
れる。この場合、赤色画像に対応する部分が除電され、
その表面電位は100■になる(第2図e)。こんどは
現像機14が正極性の赤色トナーを用いてこの静電潜像
を反転現像する(第2図f)。そのときの現像バイアス
は500■に選定する。この実施例では、現像機11が
第2の現像機に現像機14が第1の現像機に相当してい
る。
れる。この場合、赤色画像に対応する部分が除電され、
その表面電位は100■になる(第2図e)。こんどは
現像機14が正極性の赤色トナーを用いてこの静電潜像
を反転現像する(第2図f)。そのときの現像バイアス
は500■に選定する。この実施例では、現像機11が
第2の現像機に現像機14が第1の現像機に相当してい
る。
こうして、黒色トナーと赤色トナーによるトナー像が感
光体9a上に形成されるが、転写前処理コロトロン15
によりこれらのトナーの極性を正極性に整える(第2図
g)。
光体9a上に形成されるが、転写前処理コロトロン15
によりこれらのトナーの極性を正極性に整える(第2図
g)。
複写用紙25は、給紙トレイ24から給紙ローラ26に
より送り出され、搬送ローラ27によって転写器16に
送り込まれる。ここで2色のトナー像が複写用紙25に
一括転写され、剥離コロトロン17で剥離され、搬送ベ
ルト28により定着器29に向けて搬送される。最後に
、定着器29により定着処理を終えた複写用紙25は、
排出トレイ30に排出される。
より送り出され、搬送ローラ27によって転写器16に
送り込まれる。ここで2色のトナー像が複写用紙25に
一括転写され、剥離コロトロン17で剥離され、搬送ベ
ルト28により定着器29に向けて搬送される。最後に
、定着器29により定着処理を終えた複写用紙25は、
排出トレイ30に排出される。
以上のような処理を行った場合、2色画像が1回で転写
されるので、複写用紙に2回の転写を繰り返して2色画
像を重ねて複写する場合に比べて、複写用紙の高精度な
レジストレーションを必要としない利点がある。また、
黒色画像について、結像光学系により静電潜像を形成し
ているので、従来の複写装置と同等の高画質を保証する
ことができる。
されるので、複写用紙に2回の転写を繰り返して2色画
像を重ねて複写する場合に比べて、複写用紙の高精度な
レジストレーションを必要としない利点がある。また、
黒色画像について、結像光学系により静電潜像を形成し
ているので、従来の複写装置と同等の高画質を保証する
ことができる。
(特定の色成分の処理の変形例)
第1図を用いて説明した画像読取装置5は、いわゆるカ
ラーイメージセンサであって、1つの画素について3色
のフィルタを用いて光電変換を行うので、白黒用のイメ
ージセンサと比して感度が低いという欠点がある。
ラーイメージセンサであって、1つの画素について3色
のフィルタを用いて光電変換を行うので、白黒用のイメ
ージセンサと比して感度が低いという欠点がある。
そこで、第3図に示すように、結像光学系7(第1図)
から画像読取装置5へ向かう光35を、ハーフミラ−3
2に導(。このハーフミラ−32を透過した一方の反射
光35aは、第1の原稿読取手段5aにより受光される
。また、ハーフミラ−32で反射された他方の反射光3
5bは、赤フィルタ33を透過して原稿読取手段5bに
受光される。
から画像読取装置5へ向かう光35を、ハーフミラ−3
2に導(。このハーフミラ−32を透過した一方の反射
光35aは、第1の原稿読取手段5aにより受光される
。また、ハーフミラ−32で反射された他方の反射光3
5bは、赤フィルタ33を透過して原稿読取手段5bに
受光される。
この2つの原稿読取手段5a、5bは、白黒用のすなわ
ちカラーフィルタ無しのイメージセンサであるが、これ
らの出力信号を比較処理すれば、画像信号中の赤色成分
が抽出できる。なお、原稿読取手段5aについては、入
力光のレベル調整のために、NDフィルタ(グレーフィ
ルタ)を挿入してもよい。
ちカラーフィルタ無しのイメージセンサであるが、これ
らの出力信号を比較処理すれば、画像信号中の赤色成分
が抽出できる。なお、原稿読取手段5aについては、入
力光のレベル調整のために、NDフィルタ(グレーフィ
ルタ)を挿入してもよい。
また、第4図に示すように、第3図のハーフミラ−32
とフィルタ33の代用として、グイクロイックミラー3
4を使用してもよい。グイクロイックミラー34は、よ
(知られているように、入力光を所定の色成分に分解し
て各原稿読取手段5a、5bに送り出す。これによって
も、2つの原稿読取手段5a、5bに異なる色成分の光
が入力し、その比較によって、例えば赤色成分のみを抽
出することができる。
とフィルタ33の代用として、グイクロイックミラー3
4を使用してもよい。グイクロイックミラー34は、よ
(知られているように、入力光を所定の色成分に分解し
て各原稿読取手段5a、5bに送り出す。これによって
も、2つの原稿読取手段5a、5bに異なる色成分の光
が入力し、その比較によって、例えば赤色成分のみを抽
出することができる。
(画像信号の処理の具体例)
第5図には、画像信号の処理回路のブロック図を示す。
この回路は、ランプ3により原稿1を照射し、その反射
光を直接第1の原稿読取手段5aで受光し、同時に赤フ
ィルタ33を通して第2の原稿読取手段5bで受光し、
最終的に光出力装置13を駆動して、感光体9a上に赤
色の画像に対応する静電潜像を形成するよう動作する回
路である。その動作は図示しないマイクロプロセッサに
より制御される。
光を直接第1の原稿読取手段5aで受光し、同時に赤フ
ィルタ33を通して第2の原稿読取手段5bで受光し、
最終的に光出力装置13を駆動して、感光体9a上に赤
色の画像に対応する静電潜像を形成するよう動作する回
路である。その動作は図示しないマイクロプロセッサに
より制御される。
まず、1回目のスキャンで原稿読取手段5aと5bとに
より光電変換された画像信号は、それぞれ増幅器(AM
P)41により増幅され、アナログディジタル(A/D
)変換器42によりディジタル信号化され、既知のシェ
ーディング補正回路44により出力のばらつきが補正さ
れる。
より光電変換された画像信号は、それぞれ増幅器(AM
P)41により増幅され、アナログディジタル(A/D
)変換器42によりディジタル信号化され、既知のシェ
ーディング補正回路44により出力のばらつきが補正さ
れる。
さらに、乗算器45において、色に対する原稿読取手段
5a、5bの感度差から生じる信号のレベル差が調整さ
れる。その補正係数は利得補正係数回路46から供給さ
れる。
5a、5bの感度差から生じる信号のレベル差が調整さ
れる。その補正係数は利得補正係数回路46から供給さ
れる。
こうしてレベル調整された赤色信号45bと白黒信号4
5aとは、一方のディジタルコンパレーク47において
レベル比較される。このコンパレータは、赤色信号45
bが白黒信号 45aよりレベルが高いときハイレベルの出力となる。
5aとは、一方のディジタルコンパレーク47において
レベル比較される。このコンパレータは、赤色信号45
bが白黒信号 45aよりレベルが高いときハイレベルの出力となる。
一方、赤色信号45bは、もう一方のディジタルコンパ
レーク47bにおいて、クレーレベル係数回路48から
出力される基準値と比較される。
レーク47bにおいて、クレーレベル係数回路48から
出力される基準値と比較される。
これは、一定量上の濃度の赤色画像は、黒色画像として
複写すべきであることを考慮して設けられた回路である
。従って、一定濃度以上の赤色信号の場合、このコンパ
レータ47bの出力はロウレベルとなる。
複写すべきであることを考慮して設けられた回路である
。従って、一定濃度以上の赤色信号の場合、このコンパ
レータ47bの出力はロウレベルとなる。
アンド回路49は、2つのコンパレータ47−a。
47bの出力が共にハイレベルとなったとき、赤色画像
を複写するためのハイレベルの信号をメモリ51に送出
する。本発明において、このメモリ51は、複写画像1
ペ一ジ分の画像信号を格納することのできるページメモ
リとする。このメモリ51は、その信号を2回目のスキ
ャンの際、光出力装置(LED−RO3)13に送り、
これを駆動する。
を複写するためのハイレベルの信号をメモリ51に送出
する。本発明において、このメモリ51は、複写画像1
ペ一ジ分の画像信号を格納することのできるページメモ
リとする。このメモリ51は、その信号を2回目のスキ
ャンの際、光出力装置(LED−RO3)13に送り、
これを駆動する。
以上の処理により画像信号から赤色信号成分が抽出され
て、これに対応する第1の静電潜像が形成される。
て、これに対応する第1の静電潜像が形成される。
(拡大縮小複写)
さて、このような複写装置において、拡大あるいは、縮
小複写が要求される場合がある。その場合、結像光学系
7のレンズ7Cをズーム式とし、光像を直接拡大縮小し
て、これに対応した第2の静電潜像を形成する。一方、
画像読取装置5により読み取った画像信号は、もし、そ
の信号がこの結像光学系と別個の光学系を介して読み取
られたものである場合には、その信号処理装置22の中
で、演算により拡大縮小処理をして、光出力装置を駆動
することになる。
小複写が要求される場合がある。その場合、結像光学系
7のレンズ7Cをズーム式とし、光像を直接拡大縮小し
て、これに対応した第2の静電潜像を形成する。一方、
画像読取装置5により読み取った画像信号は、もし、そ
の信号がこの結像光学系と別個の光学系を介して読み取
られたものである場合には、その信号処理装置22の中
で、演算により拡大縮小処理をして、光出力装置を駆動
することになる。
しかし、レンズを用いた光像の拡大縮小は、レンズの収
差やその焦点距離のばらつきにより、光像の周辺部が歪
み、静電潜像の中心部とその周辺部との間に倍率の誤差
が生じてしまう。通常の複写装置においては、この倍率
誤差は、±1%程度であるが、例えば、A列3判の幅約
300mmの静電潜像については、周辺部で最大的±3
mmのずれが発生することになる。
差やその焦点距離のばらつきにより、光像の周辺部が歪
み、静電潜像の中心部とその周辺部との間に倍率の誤差
が生じてしまう。通常の複写装置においては、この倍率
誤差は、±1%程度であるが、例えば、A列3判の幅約
300mmの静電潜像については、周辺部で最大的±3
mmのずれが発生することになる。
そこで、画像読取装置5により読み取り、信号処理回路
22で正確に演算されて得られた静電潜像と、結像光学
系の静電潜像とを重ね合わせようとすれば、高精度レン
ズの使用、レンズ位置の高精度の調整等が必要になる。
22で正確に演算されて得られた静電潜像と、結像光学
系の静電潜像とを重ね合わせようとすれば、高精度レン
ズの使用、レンズ位置の高精度の調整等が必要になる。
ところが、これでは、コストアップを招き好ましくない
。
。
この点について、本発明の複写装置は、レンズ7Cを通
り、すでに拡大縮小済みの光像を、可動ミラー7bを退
避させることによって画像読取装置5上に入射させるよ
うにして解決している。すなわち、第1図を見てわかる
ように、結像光学系7により感光体9a上に導かれる光
像と、画像読取装置5の受光面に入射する光像とは同一
のものであって、重ね合わせによるずれの生じるおそれ
がない。この場合、信号処理回路22は、画像読取装置
5による読み取り信号をそのまま等倍で処理し一旦、メ
モリ51(第5図)に格納する。その後結像光学系7に
よる第2の静電潜像の形成と同時に光出力装置13を駆
動すれば、複雑な信号の拡大縮小処理を全く必要としな
い。なお、通常画像読取装置5の読み取り画素密度は光
出力装置13のそれに比べて小さいから、それを調整す
るための回路は当然に必要とされる。
り、すでに拡大縮小済みの光像を、可動ミラー7bを退
避させることによって画像読取装置5上に入射させるよ
うにして解決している。すなわち、第1図を見てわかる
ように、結像光学系7により感光体9a上に導かれる光
像と、画像読取装置5の受光面に入射する光像とは同一
のものであって、重ね合わせによるずれの生じるおそれ
がない。この場合、信号処理回路22は、画像読取装置
5による読み取り信号をそのまま等倍で処理し一旦、メ
モリ51(第5図)に格納する。その後結像光学系7に
よる第2の静電潜像の形成と同時に光出力装置13を駆
動すれば、複雑な信号の拡大縮小処理を全く必要としな
い。なお、通常画像読取装置5の読み取り画素密度は光
出力装置13のそれに比べて小さいから、それを調整す
るための回路は当然に必要とされる。
また、画像読取装置5による原稿1上の画像の読み取り
を別光源を用いて別個独立に行うと、その分のスペース
が必要となるが、この装置の場合、それに比べて小型化
できる利点もある。
を別光源を用いて別個独立に行うと、その分のスペース
が必要となるが、この装置の場合、それに比べて小型化
できる利点もある。
また、可動ミラー7bの代用として固定式のハーフミラ
−を使用することも考えられる。が、その場合、感光体
あるいは画像読取装置に照射される光の光量が半減し、
複写が困難になる。これは、高精度、低色収差の大口径
レンズを使用し光源の出力をアップすることで解決され
るが、コストアップを招き、かつ発熱量が増大し、消費
電力も増大してしまう難点がある。
−を使用することも考えられる。が、その場合、感光体
あるいは画像読取装置に照射される光の光量が半減し、
複写が困難になる。これは、高精度、低色収差の大口径
レンズを使用し光源の出力をアップすることで解決され
るが、コストアップを招き、かつ発熱量が増大し、消費
電力も増大してしまう難点がある。
例えば、プロセススピードを
200mm/secとし、As−3e系感光体と、CG
Yカラーイメージセンサ、200Wハロケン露光ランプ
、非金属蒸着ハーフミラ−(損失5%)を使用し、画像
密度400ドツト/インチ(15,75ドツ)/mm’
)で画像読取装置を動作させた場合、F値が4.0程度
の大口径レンズを必要とする。また、F値が5.6程度
のレンズを使用しようとすれば、光源に400Wのハロ
ゲン露光ランプを必要とし、発熱が大きくなってしまう
。
Yカラーイメージセンサ、200Wハロケン露光ランプ
、非金属蒸着ハーフミラ−(損失5%)を使用し、画像
密度400ドツト/インチ(15,75ドツ)/mm’
)で画像読取装置を動作させた場合、F値が4.0程度
の大口径レンズを必要とする。また、F値が5.6程度
のレンズを使用しようとすれば、光源に400Wのハロ
ゲン露光ランプを必要とし、発熱が大きくなってしまう
。
これに対して本発明の複写装置では、F値が5.6程度
のレンズと、200Wハロゲンit光ランプで十分に高
画質の複写を行うことができる。
のレンズと、200Wハロゲンit光ランプで十分に高
画質の複写を行うことができる。
(可動ミラー)
第6図に可動ミラー7bを駆動する機構の実施例の側面
図を示す。
図を示す。
可動ミラー7bは、フレーム状のミラーホルダ61に把
持されており、ビス63によって取り付はベース62に
ネジ止めされている。取り付けベース62は、固定軸6
4に軸着され、蝶番65を介して連結された引き上げシ
ャフト66によって、ストッパ67と接する位置を起転
として、矢印68方向に開閉されるよう支持されている
。
持されており、ビス63によって取り付はベース62に
ネジ止めされている。取り付けベース62は、固定軸6
4に軸着され、蝶番65を介して連結された引き上げシ
ャフト66によって、ストッパ67と接する位置を起転
として、矢印68方向に開閉されるよう支持されている
。
この可動ミラー7bに対して入射する入射光70は、可
動ミラー7bが上方へ退避すると、画像読取装置5(第
1図)の方向へ矢印71のように直進する。
動ミラー7bが上方へ退避すると、画像読取装置5(第
1図)の方向へ矢印71のように直進する。
一方、可動ミラー7bが図のようにストッパ67に接し
た状態のとき、入射光70は矢印72方向に反射して感
光体9a(第1図)に向かう。
た状態のとき、入射光70は矢印72方向に反射して感
光体9a(第1図)に向かう。
なお、可動ミラー7bの取り付は精度は十分高精度であ
ることが要求されるので、ビス63の締め付は量を可変
にし、その調整を可能にしている。
ることが要求されるので、ビス63の締め付は量を可変
にし、その調整を可能にしている。
(スキャニング)
本発明の複写装置においては、すでに説明したように、
1回目のスキャンによって画像読取装置5(第1図)に
よる光像の読み取りを行い、2回目のスキャンによって
第1の静電潜像と第2の静電潜像とを同時に感光体9a
(第1図)上に形成する。
1回目のスキャンによって画像読取装置5(第1図)に
よる光像の読み取りを行い、2回目のスキャンによって
第1の静電潜像と第2の静電潜像とを同時に感光体9a
(第1図)上に形成する。
この2回のスキャンは、いずれも同方向である必要はな
く、一方をバックスキャンに、他方をフォアスキャンに
するようにしてもよい。
く、一方をバックスキャンに、他方をフォアスキャンに
するようにしてもよい。
この場合、スキャニング速度が往路と復路とを、同一の
速度になるように設定する。
速度になるように設定する。
また、従来の複写装置の中には、自動露光調整のために
複写前に原稿を1回スキャンするブリスキャンを行って
いるものである。このような複写装置においては、この
プリスキャン時に画像読取装置による読み取りを行わせ
るようにする。この場合、従来と全(変わらない動作で
本発明を実施できる。
複写前に原稿を1回スキャンするブリスキャンを行って
いるものである。このような複写装置においては、この
プリスキャン時に画像読取装置による読み取りを行わせ
るようにする。この場合、従来と全(変わらない動作で
本発明を実施できる。
また、同一原稿を用いて2枚以上の連続複写を行う場合
、結像光学系による第2の静電潜像の形成には必ず1枚
の複写につき1回ずつスキャンを必要とするが、画像読
取装置による読み取り信号はメモリに格納されているた
め、1回以上のスキャンを必要としない。従って本発明
の場合、連続複写を行うと複写速度高速化の利点が顕著
になる。
、結像光学系による第2の静電潜像の形成には必ず1枚
の複写につき1回ずつスキャンを必要とするが、画像読
取装置による読み取り信号はメモリに格納されているた
め、1回以上のスキャンを必要としない。従って本発明
の場合、連続複写を行うと複写速度高速化の利点が顕著
になる。
「発明の効果」
以上説明した本発明の複写装置によれば、結像光学系と
画像読取装置とによって感光体上に2色分の静電潜像を
形成し、これらを2”色のトナーで別々に現像した後、
複写用紙に一括転写するので、複写用紙の転写処理が1
回ですみ、高精度のレジストレーションを必要としない
。また、黒等の主要な色成分については結像光学系を用
いて静電潜像の形成を行うために、高画質の複写を行う
ことができる。
画像読取装置とによって感光体上に2色分の静電潜像を
形成し、これらを2”色のトナーで別々に現像した後、
複写用紙に一括転写するので、複写用紙の転写処理が1
回ですみ、高精度のレジストレーションを必要としない
。また、黒等の主要な色成分については結像光学系を用
いて静電潜像の形成を行うために、高画質の複写を行う
ことができる。
さらに、レンズにより拡大縮小後の光像を画像読取装置
で読み取るようにしたので、第1の静電潜像と第2の静
電潜像とが正確に重なり合い色ずれ等が生じない。
で読み取るようにしたので、第1の静電潜像と第2の静
電潜像とが正確に重なり合い色ずれ等が生じない。
第1図は本発明の複写装置の実施例を示す概略構成図、
第2図はその動作の説明図、第3図と第4図とは画像読
取装置の変形例を示す主要部の概略構成図、第5図はそ
の信号処理回路の実施例を示すブロック図、第6図は本
発明の複写装置の可動ミラーの側面図である。 1・・・・・・原稿、5・・・・・・画像読取装置、7
・・・・・・結像光学系、7b・・・・・・可動ミラー
、9a・・・・・・感光体、11,14・・・・・・現
像機、13・・・・・・光出力装置、16・・・・・・
転写器、25・・・・・・複写用紙。 出 願 人 富士ゼロックス株式会社 代 理 人
第2図はその動作の説明図、第3図と第4図とは画像読
取装置の変形例を示す主要部の概略構成図、第5図はそ
の信号処理回路の実施例を示すブロック図、第6図は本
発明の複写装置の可動ミラーの側面図である。 1・・・・・・原稿、5・・・・・・画像読取装置、7
・・・・・・結像光学系、7b・・・・・・可動ミラー
、9a・・・・・・感光体、11,14・・・・・・現
像機、13・・・・・・光出力装置、16・・・・・・
転写器、25・・・・・・複写用紙。 出 願 人 富士ゼロックス株式会社 代 理 人
Claims (1)
- 原稿上の画像を読み取って電気的な画像信号に変換する
画像読取装置と、この画像読取装置の出力信号を用いて
、感光体上に、その画像信号中の特定の色成分の信号に
対応する第1の静電潜像を形成する光出力装置と、前記
原稿上の画像中の前記特定の色以外の色成分に対応する
光像を感光体上に導いて、第2の静電潜像を形成する結
像光学系と、前記第1の静電潜像を第1の色のトナーを
用いて現像する第1の現像機と、第2の静電潜像を、前
記第1の色以外の色のトナーを用いて現像する第2の現
像機と、前記第1の現像機と第2の現像機の現像後に、
複写用紙上にそのトナーを転写する転写器とを有し、前
記結像光学系は、任意の複写倍率の光像を前記感光体上
に導くミラーおよびレンズとから成り、前記結像光学系
の光路に可動ミラーが進入したとき、前記光像は前記結
像光学系を経て、前記第2の静電潜像を形成するために
前記感光体に入射し、前記結像光学系の光路から可動ミ
ラーが退避したとき、前記光像は前記画像読取装置に入
射することを特徴とする複写装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62012233A JPS63180976A (ja) | 1987-01-23 | 1987-01-23 | 複写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62012233A JPS63180976A (ja) | 1987-01-23 | 1987-01-23 | 複写装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63180976A true JPS63180976A (ja) | 1988-07-26 |
Family
ID=11799652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62012233A Pending JPS63180976A (ja) | 1987-01-23 | 1987-01-23 | 複写装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63180976A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56162755A (en) * | 1980-05-19 | 1981-12-14 | Minolta Camera Co Ltd | Multicolor copying system |
JPS58111952A (ja) * | 1981-12-25 | 1983-07-04 | Comput Basic Mach Technol Res Assoc | 多色印字方法 |
JPS6136767A (ja) * | 1984-07-30 | 1986-02-21 | Ricoh Co Ltd | 2色電子写真複写装置 |
JPS625763A (ja) * | 1985-06-29 | 1987-01-12 | Toshiba Corp | 画像形成装置 |
-
1987
- 1987-01-23 JP JP62012233A patent/JPS63180976A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56162755A (en) * | 1980-05-19 | 1981-12-14 | Minolta Camera Co Ltd | Multicolor copying system |
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JPS6136767A (ja) * | 1984-07-30 | 1986-02-21 | Ricoh Co Ltd | 2色電子写真複写装置 |
JPS625763A (ja) * | 1985-06-29 | 1987-01-12 | Toshiba Corp | 画像形成装置 |
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