JP3317751B2 - フィルム画像処理装置 - Google Patents

フィルム画像処理装置

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JP3317751B2
JP3317751B2 JP20787193A JP20787193A JP3317751B2 JP 3317751 B2 JP3317751 B2 JP 3317751B2 JP 20787193 A JP20787193 A JP 20787193A JP 20787193 A JP20787193 A JP 20787193A JP 3317751 B2 JP3317751 B2 JP 3317751B2
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博 荒井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フィルム原稿を処
理するフィルム画像処理装置に関し、特にディジタル複
写機、フィルムスキャナ、電子ファイル、ファクシミリ
等に好適なフィルム画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルム原稿を読み取る装置としては、
例えば本出願人が先に提案している(特願平4−295
233号)ものがある。この装置では、1枚のフィルム
原稿を副走査方向に移動して1コマ分の透過光を普通紙
用コンタクトガラス上に拡大投影してイメージセンサに
より読み取るとともに、フィルム原稿をコマ毎に移動す
ることにより各コマを順次読み取るように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフィルム原稿読み取り装置では、1枚のフィルム原
稿を副走査方向に移動して1コマ分の透過光を普通紙用
コンタクトガラス上に拡大投影して読み取るので、多数
のフィルム原稿を読み取る場合のフィルム交換作業によ
る効率に不十分なところがないわけではなかった。特に
種類が異なるフィルムのコマ画像を合成する場合に、こ
の傾向が強かった。
【0004】さらに、従来の装置ではフィルム原稿の透
過光を投影するので投影光学系が原稿台からはみ出した
りしてシステム全体が大型化したり、外観が醜くなり、
また、焦点ボケが発生したり、光源の消費電力が大きく
なることは否めなかった。
【0005】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たもので、その目的は、多数のフィルム原稿を効率的に
読み取ることができるフィルム画像処理装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、原稿を載置するための原稿台と、原稿
を前記原稿台上に押さえ付ける圧板と、前記原稿台上の
原稿を主走査方向および副走査方向に走査して読み取る
読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取られた
原稿像を拡大して出力する出力手段を備えたフィルム画
像処理装置において、複数のコマを有する少なくとも1
枚のフィルムを前記圧板の押さえ付け面に保持するフィ
ルム保持手段と、前記フィルム保持手段により保持され
たフィルムを照明してその透過光を前記読み取り手段に
読み取らせる光源と、前記フィルム保持手段により保持
されたフィルムのコマを指定する指定手段と、前記指定
手段により指定されたコマ画像を前記読み取り手段が読
み取り、前記出力手段が拡大して出力するように制御す
る制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】第2の手段は、第1の手段において前記指
定手段が複数のコマを指定可能であり、前記制御手段
が、前記指定手段により指定された複数のコマ画像を前
記読み取り手段が読み取り、前記出力手段がこのコマ画
像を指定数に応じて拡大して1つの画像に合成して出力
するように制御することを特徴とする。
【0008】第3の手段は、第1の手段において前記フ
ィルム保持手段により保持されたフィルムのコマのサイ
ズを検出するサイズ検出手段を備え、前記制御手段が、
前記サイズ検出手段により検出されたコマサイズに応じ
てコマ画像を拡大するように制御することを特徴とす
る。
【0009】第4の手段は、第1の手段において前記フ
ィルム保持手段により保持されたフィルムがポジフィル
ムかネガフィルムかを判別するフィルム判別手段を備
え、前記制御手段が、前記フィルム判別手段により判別
されたフィルムに応じてコマ画像の階調が調整されるよ
うに制御することを特徴とする。
【0010】第5の手段は、第1の手段において前記フ
ィルム保持手段により保持されたフィルム上のコマ内の
画像領域と非画像領域を判別する画像領域判別手段を備
え、前記制御手段が、前記画像領域判別手段により判別
された画像領域と非画像領域に応じて画像領域のみを拡
大するように制御することを特徴とする。
【0011】第6の手段は、第1の手段においてフィル
ム保持手段により保持されたフィルムの地肌濃度を検出
する濃度検出手段を備え、前記制御手段が、前記濃度検
出手段により検出された地肌濃度に応じてコマ画像がシ
ェーディング補正されるように制御することを特徴とす
る。
【0012】第7の手段は、第1の手段においてコマ画
像の画質を指定する画質指定手段を備え、前記制御手段
は、前記画質指定手段により指定された画質に応じてコ
マ画像の画質が調整されるように制御することを特徴と
する。
【0013】第8の手段は、第1の手段において出力枚
数を指定する指定手段を備え、前記制御手段が、前記指
定手段により指定された枚数分のコマ画像がコマ毎に連
続して出力されるように制御することを特徴とする。
【0014】第9の手段は、第1ないし第8の手段にお
いて前記制御手段が、前記指定手段により指定されたコ
マ画像の回りが枠取りして出力されるように制御するこ
とを特徴とする。
【0015】
【0016】
【作用】第1の手段では、複数のコマを有する少なくと
も1枚のフィルムが圧板の押さえ付け面に保持され、指
定されたコマ画像が読み取られて拡大され、出力され
る。したがって、多数のフィルム原稿を一度にセットす
ることができ、交換する必要がないので効率的に読み取
ることができ、また、フィルムを原稿台上に密着して読
み取るので、小型化、焦点ボケの防止、光源の消費電力
の減少を実現することができる。
【0017】第2の手段では、複数のコマ画像が指定数
に応じて拡大されて1つの画像に合成される。したがっ
て、多数のフィルム原稿を原稿台上にセットして複数の
コマ画像を選択して合成することができるので、多数の
フィルム原稿を一度にセットして効率的に読み取ること
ができる。
【0018】第3の手段では、フィルムのコマのサイズ
が検出されてコマサイズに応じてコマ画像が拡大され
る。したがって、サイズが異なるフィルム原稿をユーザ
が意識することなく原稿台上にセットすることができ
る。
【0019】第4の手段では、ポジフィルムかネガフィ
ルムかに応じてコマ画像の階調が調整される。したがっ
て、ポジフィルムかネガフィルムかをユーザが意識する
ことなく原稿台上にセットすることができる。
【0020】第5の手段では、コマ内の画像領域と非画
像領域に応じて画像領域のみが拡大される。したがっ
て、1コマ内にパノラマ撮影された画像のみを拡大して
出力することができる。
【0021】第6の手段では、フィルムの地肌濃度に応
じてコマ画像がシェーディング補正される。したがっ
て、フィルムの材質をユーザが意識することなく原稿台
上にセットすることができる。
【0022】第7の手段では、指定された画質に応じて
コマ画像の画質が調整される。したがって、ユーザはコ
マ毎に画質を変更して出力させることができる。
【0023】第8の手段では、指定された枚数分のコマ
画像がコマ毎に連続して出力される。したがって、多数
のフィルム原稿を一度にセットした状態で効率的に読み
取ることができる。
【0024】第9の手段では、コマ画像の回りが枠取り
して出力される。したがって、コマ画像に対して付加価
値を高めることができる。
【0025】
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係るフィルム画像処理装置の一実
施例におけるフィルム保持装置を示す構成図、図2は図
1のフィルム保持装置の普通紙読み取り状態を示す構成
図、図3は図1のフィルム保持装置が適用されたディジ
タル複写機を示す構成図、図4は図3の転写ベルトを示
す構成図、図5は図3のディジタル複写機の回路を概略
的に示すブロック図、図6は図1のフィルム保持装置の
フィルム保持状態を示す説明図、図7は1つのコマを拡
大して出力する例を示す説明図、図8は図7に示す出力
例の領域データを示す説明図、図9は複数のコマを合成
して出力する例を示す説明図、図10は図5の画像処理
回路の主走査方向の変倍および移動回路を示すブロック
図、図11は図10の変倍および移動回路を詳細に示す
ブロック図、図12はフィルムの1コマ分を変倍および
移動する処理を説明するためのフローチャート、図13
は複数のコマを合成して出力する場合の変倍および移動
処理を説明するためのフローチャート、図14は図1の
フィルムキャリヤを詳細に示す構成図、図15はフィル
ムサイズ検出方法を示す説明図、図16はフィルムサイ
ズ検出回路を示すブロック図、図17は図16のコマ間
濃度検出部を詳細に示すブロック図、図18はポジ/ネ
ガ用画像処理回路を示すブロック図、図19はパノラマ
撮影されたコマを示す説明図、図20は図5の読み取り
部を詳細に示すブロック図、図21は画質調整回路を示
すブロック図、図22は図21の画質調整回路の処理を
示す説明図、図23は出力枚数設定画面を示す説明図、
図24は複数の設定枚数を出力する処理を説明するため
のフローチャート、図25は外枠付加回路を示すブロッ
ク図、図26は外枠が付加された画像を示す説明図、図
27はコマ内の一部をさらに拡大して出力する処理を示
す説明図である。
【0027】まず、図3及び図4を参照して本実施例が
適用されたディジタル複写機を説明する。この複写機は
大別して、普通紙原稿やフィルム原稿等の原稿を原稿固
定式で読み取ってディジタル画像信号を出力するスキャ
ナ部1と、スキャナ部1からのディジタル画像信号を後
述するように電気的に処理する画像処理部2と、画像処
理部2により処理された各色の画像情報情報に基づいて
画像を複写紙上に形成するプリンタ部3とを有する。
【0028】スキャナ部1では原稿載置台(コンタクト
ガラス)4の上の原稿がランプ5(例えば蛍光灯)によ
り走査照明され、蛍光灯5により照明された原稿の反射
光は、ミラー6,7,8により順次反射されて結像レン
ズ9に入射される。この画像光は結像レンズ9によりダ
イクロイックプリズム10に対して結像され、例えばレ
ッドR、グリーンG、プルーBの3種類の波長の光に分
光され、各波長の光がそれぞれレッド用CCD11R、
グリーン用CCD11G、ブルー用CCD11Bにより
電気信号に変換される。
【0029】この各CCD11R、11G、11Bによ
り変換された各色の電気信号はディジタル信号に変換さ
れて画像処理部2に出力され、画像処理部2において必
要な処理が施されて、各色の記録色情報例えば、ブラッ
ク(以下Bkと略称)、イエロー(Yと略称)、マゼン
ダ(Mと略称)、シアン(Cと略称)の各色の記録形成
用の信号に変換される。
【0030】画像処理部2からの信号は、プリンタ部3
のそれぞれの色のレーザ光出射装置12Bk、12Y、
12M、12Cに送られる。プリンタ部3では、図の例
では4組みの記録装置13Y、13M、13C、13B
kが並んで配置されているが、3色だけでカラー画像を
形成することもでき、この場合には図3に示す記録装置
を1組減らすこともできる。以下、各記録装置13はそ
れぞれ同じ構成部分より成っているので、説明を簡単化
するためにC用の記録装置について説明し、他の色につ
いては省略する。なお、各色用について、同じ部分には
同じ符号を付し、各色の構成の区別をつけるために、符
号に各色を示す添字を付す。
【0031】記録装置13Cは感光体14C(例えば感
光体ドラム)を有し、感光体14Cの回りには公知の複
写装置と同様に、帯電チャージャ15Cと、現像装置1
6Cと転写チャージャ17C等が設けられている。帯電
チャージャ15Cにより一様に帯電された感光体14C
の表面には、レーザ光出射装置12Cによる露光により
シアン光像の潜像が形成され、この潜像が現像装置16
Cにより現像される。
【0032】複写紙は給紙コロ18により給紙部19、
例えば2つの給紙カセットの何れかから給紙され、レジ
ストローラ20により先端を揃えられタイミングを合わ
せて搬送され、転写ベルト21に静電吸着されてそれぞ
れ顕像が形成された感光体14Bk、14C、14M、
14Yに順次送られ、各転写チャージャ17Bk、17
C、17M、17Yにより顕像が転写され、この複写紙
は定着ローラ22により顕像が定着された後排紙ローラ
23により排紙される。転写ベルト21は図4に示すよ
うに、ベルト駆動ローラ24と従動ローラ25に支持さ
れてA方向に移動して転写紙を搬送し、また、クリーニ
ングユニット26によりベルト21に付着しているトナ
ーが除去される。
【0033】次に、図1および図2を参照して本実施例
のフィルム保持装置を説明する。まず、図示省略の普通
紙原稿はコンタクトガラス510上に載置されて圧板3
00により押さえ付けられ、図3に示すスキャナ内の蛍
光灯5により照明されて読み取られるが、この圧板30
0の中には複数の蛍光灯302が配置され、コンタクト
ガラス510に接する面にはプラテンガラス301がは
め込まれている。プラテンガラス301には複数のフィ
ルムキャリア304を差し込むためのガイドレール30
3が設けられ、フィルムキャリア304はフィルムの大
きさに応じて複数種類が用意されてフィルムをはさみ込
んでセットするように構成されている。また、フィルム
以外の普通紙原稿を読み取る場合には、図2に示すよう
に一番外側のガイドレール303に平面板401を差し
込むことにより普通紙用の圧板が構成される。
【0034】つぎに、図5を参照して上記ディジタル複
写機の回路を説明する。この回路はマンマシンインタフ
ェースを構成する操作部501と、図3に示すスキャナ
1を電気的に構成する読み取り部502と、後述する画
像処理部503と、プリンタ部3を電気的に構成する書
き込み部504とこれらを制御するメインCPU505
(図8参照)を有し、また、これら操作部501、読み
取り部502、画像処理部503および書き込み部50
4はそれぞれ、メインCPU505との間で通信を行う
ためのCPU501a、502a、503a、504a
を有する。
【0035】図6は図1に示す圧板300の一例を示し
ている。圧板300のプラテンガラス301にはガイド
レール303に対してフィルムを示す記号A、B、C、
D、E、Fと、フィルムのコマを示す番号1、2、3、
4が付され、また、フィルムとそのコマが操作部501
を介して指定可能に構成されている。
【0036】例えばB−2が操作部501を介して指定
されると、メインCPU505では図7(a)に示すよ
うに主走査方向がX1 からX2 まで、また、副走査方向
がY1 からY2 までの領域データを得てエリア(コマ)
用メモリ505aに保持することができる。したがっ
て、このエリア用メモリ505a内の領域データに基づ
いてメインCPU505の制御により上記領域分の画像
データ「A」を切り出して拡大することにより図7
(b)に示すように1コマの画像を用紙上で拡大して記
録することができる。
【0037】この拡大処理では、図10および図11に
示すように画像処理部503内の変倍回路2001によ
り主走査方向を変倍して移動回路2002により主走査
方向と副走査方向に移動するとともに、図12に示すよ
うに読み取り時に副走査方向を変倍するすることができ
る。なお、変倍回路2001と移動回路2002の順番
は逆に配置してもよいことはもちろんである。
【0038】図11を参照して変倍回路2001と移動
回路2002を詳細に説明する。この回路は2ライン分
のラインメモリ2107、2108を有し、このライン
メモリ2107、2108のリードとライトがライン毎
に切り換えられる。また、切り換えるタイミング信号は
副走査同期信号LSYNCが用いられ、ロジックとして
は3ステートバッファ2111、2112、2113、
2114とセレクタ2105、2106が用いられてい
る。なお、符合2109及び2110は分周器である。
【0039】この回路の動作を説明すると、先ず、ライ
ンメモリ2107、2108のリードアドレスの初期値
を設定するとともにリードアドレスの周期を得るために
画像処理部503内のCPU503aにより主走査方向
の変倍率と移動量(データD)がそれぞれレジスタ21
01、2102にセットされる。リードアドレス発生用
カウンタ2103はリードアドレスを変えることにより
主走査方向を移動し、ライトアドレス発生用カウンタ2
104はリードアドレスの周期をクロックの4倍周期の
信号を、1分周から16分周まで変えることにより主走
査方向を変倍している。なお、主走査方向の変倍処理は
種々の方法が知られているのでその方法を用いることが
でき、例えばコンボリューション法と言われる方法を用
いることにより、より細かな変倍率を実現することがで
きる。
【0040】図12を参照して変倍および移動する処理
を説明する。まず、操作部501を介して原稿位置が指
定されると、操作部501のCPU501aからメイン
CPU505に対して原稿領域の頂点座標データX1
2 、Y1 、Y2 が送られ(ステップS1)、次に操作
部501を介して紙サイズが指定されると、同様に用紙
の主走査方向サイズSX と副走査方向サイズSy が送ら
れる(ステップS2)。次いで、図11に示すレジスタ
2102、2101にはそれぞれ、移動量X1と変倍率
{SX /(X2 −X1 )}がセットされる(ステップS
3)。
【0041】そして、操作部501のコピースタートキ
ーがオンになると給紙が開始され(ステップS4)、次
いで通常のコピー時には所定の等倍速度で原稿のスキャ
ンが開始されるが、フィルムモードでは副走査方向の移
動量Y1 分の副走査同期信号LSYNCをカウントした
時に(Y2 −Y1 )/Sy ×(等倍速度)の速度でスキ
ャンが開始される(ステップS5、S6、S7)。その
後、現像(ステップS8)、転写(ステップS9)、定
着(ステップS10)が行われ、フィルムの1コマ分が
拡大されて用紙に記録される。
【0042】次に、図13を参照して図9(a),
(b)に示すように異なるフィルムの複数のコマが指定
されて1枚の用紙上に合成して記録する処理を説明す
る。例えば図6に示すようにフィルムBの第2コマ
「A」、フィルムCの第4コマ「B」、フィルムDの第
1コマ「C」およびフィルムEの第3コマ「D」をこの
順番で指定するために操作部501を介して B−2 C−4 D−1 E−3 を入力すると、図9(a)に示すように操作部501の
CPU501aからメインCPU505に対して各領域
の頂点データ X1 、X2 、Y1 、Y23 、X4 、Y3 、Y45 、X6 、Y5 、Y67 、X8 、Y7 、Y8 が送られ(ステップS11、S12)、次に操作部50
1を介して紙サイズが指定されると、同様に用紙の主走
査方向サイズSX と副走査方向サイズSy が送られる
(ステップS13)。
【0043】次いで、1回目のスキャンでは 主走査方向の移動量がX1 、変倍率がSX /2(X2
−X1 )、副走査同期信号LSYNCを値(Y1 −Sy
/2)だけカウントした時にスキャン速度が2(Y2
1 )/Sy ×(等倍速度)にセットされる。同様に、
2回目のスキャンでは 主走査方向の移動量がX3 、変倍率がSX /2(X4
−X3 )、副走査同期信号LSYNCをY3 だけカウン
トした時にスキャン速度が2(Y4 −Y3 )/Sy ×
(等倍速度)にセットされ、3回目のスキャンでは 主走査方向の移動量が(SX /2−X5 )、変倍率が
X /2(X6 −X5 )、副走査同期信号LSYNCを
(Y5 −Sy /2)だけカウントした時にスキャン速度
が2(Y6 −Y5 )/Sy ×(等倍速度)にセットさ
れ、4回目のスキャンでは 主走査方向の移動量がX7 、変倍率がSX /2(X8
−X7 )、副走査同期信号LSYNCをY7 だけカウン
トした時にスキャン速度が2(Y8 −Y7 )/Sy ×
(等倍速度)にセットされる。そして、コマの枚数
「4」をセットして各領域の読み取りを行い、1枚の用
紙上に合成する(ステップS14、S15、S16)。
【0044】上記説明では、フィルムのサイズが同一の
場合について説明したが、実際には1コマの幅×長さが
35×35mm、60×45mm、60×60mm、6
0×70mm、40×50mmのようにサイズが異なる
ので、このようにサイズが異なる複数のフィルムのコマ
を拡大、合成する場合には装置側でフィルムサイズを知
ることが必要になる。また、公知のようにフィルムには
ポジとネガが存在するので、図6に示すように複数のフ
ィルムをセットした状態ではポジフィルムとネガフィル
ムが混在してセットされる可能性がある。
【0045】そこで、図14に示すようにフィルムキャ
リヤ304の後端にフィルム1004の幅を示す凹部1
003を設けるとともに、圧板を閉めた状態でこの凹部
1003を検出するマイクロスイッチ1005を設ける
ことによりフィルム1004の幅を検出するように構成
され、また、フィルムキャリヤ1001の側端にはポジ
フィルムとネガフィルムを判別するための穴1002が
フィルム1004のコマ送り用穴に一致するように形成
されている。また、フィルム1004の1コマの長さ
は、図15に示すようにコマの間の領域tの周期により
検出することができる。なお、フィルム1004は図1
および図3に示すように、その長さ方向がスキャナ1の
主走査方向になるように配置される。
【0046】図16はこのコマ間の領域tを検出する回
路を示し、図17は図16のコマ間濃度検出部を詳細に
示す。図16に示す画像処理部503では、まず、画像
濃度をミリ単位で検出するために画像データ平滑処理部
2401によりノイズによる突出点が除去され、続くコ
マ間濃度検出部2402により画像濃度と閾値が比較さ
れてある画素数以上低濃度(或いは高濃度)が連続した
場合の候補点がCPU503aに記憶される。
【0047】図17を参照してコマ間濃度検出部240
2を詳細に説明する。位置カウンタ2501は副走査同
期信号LSYNCによりリセットされて主走査クロック
信号をカウントすることにより各ラインの主走査方向の
位置をQ端子から出力し、また、コンパレータ2502
が画像データ(濃度)と閾値を比較して画像データ<閾
値の場合にカウンタ2503がカウントを開始する。カ
ウンタ2503が所定の値をカウントすると複数段のレ
ジスタ2504に対してラッチ信号COが入力し、位置
カウンタ2501が示す位置がレジスタ2504の1つ
により保持される。
【0048】また、CPU503aはコンパレータ25
02には濃度の閾値をセットしているが、濃度の閾値は
ポジフィルムの場合には画像より低い濃度値が、また、
ネガフィルムの場合にはオレンジマスク値より高い濃度
値が設定される。さらにCPU503aはカウンタ25
03に対しては画像データ<閾値が連続する画素数をセ
ットしているが、ミリ16線において5ミリ連続してい
ることを検出する場合には80カウントした時の出力信
号COの値がカウンタ2503にロードされる。
【0049】また、CPU503aには副走査同期信号
LSYNCにより割り込みをかけられて候補点が入力
し、複数ライン分の候補点が内部メモリに記憶される。
CPU503aはこの複数ライン分の候補点がある精度
で直線に並んだ場合にコマ間領域tと判断し、コマの長
さを決定する。
【0050】次に、図18を参照してポジ/ネガ用画像
処理回路を説明する。図14に示すようにキャリヤ10
01の側端には判別穴1002がフィルム1004のコ
マ送り用穴に一致するように形成され、また、公知のよ
うにポジフィルムの外側は透明、ネガフィルムの外側は
オレンジである。そこで、画像出力用の本スキャンの前
のプリスキャンによりこの判別穴1002を介して画像
データを読み取ってメモリ2602に記憶し、プリスキ
ャン終了後にCPU503aにより白データ(ポジフィ
ルムの場合)かまたは黒データ(ネガフィルムの場合)
かを濃度判別し、実際の本スキャンではガンマ処理部2
603を切り換えることにより、ポジフィルムとネガフ
ィルムが混在してセットされても正常な画像で出力する
ことができる。
【0051】次に、パノラマ写真について説明する。近
年の35mmカメラでは、通常の35×35mmで撮影
するモードとこの大きさを横方向に2倍に引き延ばした
かのように撮影するパノラマモードが知られているが、
実際には図19に示すようにフィルムの縦(フィルムの
幅方向)の1/2に撮影されているので、この1コマを
そのまま用紙上に出力すると上下の約半分が無駄とな
る。
【0052】そこで、パノラマ撮影されたフィルムは図
19に示すように斜線領域以外には画像が存在せず、こ
の非画像領域はネガの場合にはオレンジマスク濃度(ポ
ジの場合には透明)であるので、図18に示すようなポ
ジ/ネガ用画像処理回路と同様な回路を用いてこの領域
の点Y1 、Y2 からΔt(例えば10)ライン分の画像
データをプリスキャンによりメモリ2602に取込み、
CPU503aにより判別してパノラマの場合には本ス
キャン時に画像領域のみを拡大することにより無駄を防
止することができる。
【0053】すなわち、この場合の処理は、図12に示
すフローチャートのステップS1では副走査方向の先頭
値はY1 の代わりにY1 +(Y2 −Y1 )/2がセット
され、また、スキャン速度は(Y2 −Y1 )/Sy ×
(等倍速度)の代わりに(Y2−Y1 )/2Sy ×(等
倍速度)がセットされる。
【0054】次に、フィルムの透過率について説明す
る。写真フィルムの透過率はメーカ等に応じて異なるの
で、図6および図9に示すように複数のフィルムをセッ
トした状態では透過率が異なるフィルムがセットされる
可能性があり、そのまま合成するとコマ毎に異なる濃度
で合成されて不具合が発生する。
【0055】そこで、図14に示すようにポジフィルム
とネガフィルムを判別するために不フィルムキャリヤ1
001に形成された穴1002を利用し、この穴100
2を介してフィルムの外枠ベース領域の透過率を検出し
てこの透過率に基づいて各コマの濃度を調整することが
できる。
【0056】図20は図5に示す読み取り部502を詳
細に示している。先ず、上記判別用穴1002の位置は
固定であるので、原稿であるフィルムの外枠ベース領域
がCCD1301により読み取られて光電変換され、C
CD1301により読み取られた画像信号がアナログ処
理部1302でアナログ処理される。そして、この画像
信号に基づいてその原稿の地肌濃度(ポジの場合には
白、ネガの場合にはオレンジマスク)がピークホールド
回路1305により検出され、次いでスキャナ制御部1
306内のCPUによりシェーディング補正用の係数が
算出されてシェーディング補正回路1303にセットさ
れる。
【0057】シェーディング補正回路1303では、続
く本スキャンにより読み取られた画像に対してこの係数
が乗算されて補正が行われるが、図9に示すようにフィ
ルムが異なるコマ「A」、「B」、「C」、「D」が指
定された場合を例にして説明する。まず、コマ「A」を
有するフィルムの外枠ベース領域が読み込まれてその係
数がシェーディング補正回路1303にセットされ、次
いでコマ「A」の領域(X1 ,Y1 )〜(X2 ,Y2
が読み取られてシェーディング補正回路1303により
補正され、デジタル処理部1304によりディジタル信
号に変換されて画像処理部503、書き込み部504を
介してそのトナー像が用紙上に転写される。
【0058】次いで、コマ「B」、「C」、「D」につ
いても同様に、シェーディング補正された各コマのトナ
ー像が同一の用紙上に転写されて合成され、4コマ分の
トナー像が同一の用紙上に転写されるとトナー像が定着
されてその用紙が排出される。
【0059】さて、上記実施例によれば、フィルム毎に
透過率が異なる場合に画質を一定にすることができる
が、ユーザによっては画質をコマ毎に変えるという要望
がある。図21はこの場合の画像処理部503とその制
御系を示し、画像処理部503はスキャナ用γ補正回路
1401と、色補正回路1402と、プリンタ用γ補正
回路1403と階調処理回路1404を有する。
【0060】また、図21では示されていないが各回路
1401〜1404が2系統で構成されてCPU503
aからの切り換え信号「1」、「0」により切り換えら
れ、図22に示すようにスキャナ用γ補正回路1401
はネガ用「1」とポジ用「0」を、また、色補正回路1
402は色変換用「1」と通常(色変換なし)用「0」
を、プリンタ用γ補正回路1403は2種類の濃度勾配
2(=「1」)、1(=「0」)を、階調処理回路14
04は1ドット多値用「1」とディザ処理「0」を有す
る。
【0061】また、上記処理内容は操作部501とその
表示部を介して設定可能であり、上記切り換え信号
「1」、「0」と処理内容はエリア(コマ)用メモリ5
05a(または他のメモリ505b、メインCPU50
5内メモリ)に記憶される。図9に示すコマ「A」、
「B」、「C」、「D」が指定された場合を例にして説
明すると、例えば B−2:ポジ:通常:勾配1:1ドット多値 C−4:ポジ:通常:勾配2:ディザ D−1:ポジ:色変換:勾配1:ディザ E−3:ネガ:通常:勾配1:ディザ が指定された場合、領域選択信号により読み取りコマの
処理内容がメモリ505aのその領域のアドレスに記憶
される。
【0062】なお、処理内容は4種類であるのでMSB
から上記処理順に割り当てると書き込みデータは4ビッ
トでよく、上記指定例では、図21の斜線で示す領域
1、2、3、4には (0,0,0,1)〔コマB−2用〕 (0,0,1,0)〔コマC−4用〕 (0,1,0,0)〔コマD−1用〕 (1,0,0,0)〔コマE−3用〕 が書き込まれる。そして、スキャンが開始されると、読
み取り画像データに同期して上記4ビットデータがメモ
リ505aから読み出されてそれぞれ回路1401〜1
404の処理内容が切り換えられる。
【0063】次に、図23および図24を参照して連続
出力処理を説明する。図1に示すように本発明では、複
数の原稿を一度にセットすることができ、フィルム毎に
およびコマ毎に圧板を開閉してセットする必要がないの
で、この発明によれば連続出力することによりさらに効
率的に処理することができる。
【0064】先ず、図23に示す操作部501および表
示部を介してフィルム原稿番号n毎に、エリア(コマ)
番号に応じた原稿の位置データX1n,X2n,Y1n,Y2n
と、紙サイズSxn,Synと、出力枚数Nnと原稿(コ
マ)枚数Tが指定されてこれらのデータがメモリ505
aに格納される(ステップS21〜S26)。
【0065】そして、コピースタートキーがオンになる
とフィルム原稿番号nを「1」にセットし(ステップS
27)、次いで、図11に示すレジスタ2102、21
01にそれぞれ移動量X1nと変倍率(Sxn/X2n
1n)がセットする(ステップS28)。次いで、給紙
を開始し(ステップS29)、副走査方向の移動量Y1n
分の副走査同期信号LSYNCをカウントした時に(Y
2n−Y1n)/Syn×(等倍速度)の速度でスキャンを開
始し(ステップS30、31、S32)、その後、現像
(ステップS33)、転写(ステップS34)、定着
(ステップS35)を行い、フィルムの1コマ分が拡大
されて用紙に記録される。
【0066】次いで、出力枚数Nn を1枚分デクリメン
トし(ステップS36)、ステップS29に戻って設定
枚数Nn 分の出力を行う。そして、設定コマ枚数Tを1
枚分デクリメントし(ステップS38)、ステップS2
8に戻って(ステップS37)設定コマ枚数T分の出力
を行う。
【0067】次に、枠取り処理を説明する。図7や図9
に示す出力例では用紙全体に拡大して出力する場合を示
しているが、他の出力方法として用紙の中央に小さめに
画像を記録し、その画像の回りを枠取りして出力するこ
とにより出力画像に付加価値を与えることができる。図
25はこの場合の画像処理部503とその制御系を示し
ており、メインCPU505が画像処理部503内のC
PU503aと操作部501との間で通信を行うととも
に、エリア用メモリ505aの書込みと読み出しを行っ
て画像処理部503内のスキャナ用γ補正回路1401
と、色補正回路1402と、プリンタ用γ補正回路14
03と、階調処理回路1404と画像加工回路1709
の各画像処理を制御している。
【0068】操作部501を介してコマの領域データ
(X1 ,Y1 )(X2 ,Y2 )と、外枠の幅tとその外
枠の処理内容が指定されると、領域データと幅tがエリ
ア用メモリ505aに記憶され、画像加工回路1709
はROM1711、RAM1710に予め記憶された加
工画像データやスキャナ1により読み取られた画像デー
タに基づいて、スキャナ用γ補正回路1401の出力デ
ータ(RGB)に対して幅t分の加工処理を行い、色補
正回路1402に出力することによりコマの回りを枠取
りする。
【0069】図26は各種枠取り例を示し、図26
(a)はコマ画像の外枠として例えば赤色を追加した例
を示し、図26(b)は額縁を追加した例を示し、これ
らの枠取り用のデータはROM1711に予め記憶され
ている。また、図26(c)はスキャナ1により読み取
られたパターン画像を追加した例を示し、このパターン
画像はプリスキャンにより予め読み取られてRAM17
10に記憶され、コマの本スキャン時に読み出されて追
加される。また、図26(d),(e)はそれぞれコマ
画像からトーンアップ、トーンダウン信号を発生して濃
度が外側に向かって濃くなったり、薄くなるグラデーシ
ョン枠を追加した例を示す。
【0070】次に、他の処理例を説明する。一般にフィ
ルム原稿が普通紙原稿より小さく、また、ネガの場合に
は画像が反転されているので、ユーザにとって用紙上に
一旦拡大して出力しなければ画像を確認することができ
ない。また、フィルム原稿の一部のみを出力する場合に
は一旦拡大して出力し、出力紙の所望の部分を再度出力
するいわゆるジェネレーションコピーが行われる。しか
しながら、このようなジェネレーションコピーでは画質
が著しく劣化するので、最終原稿はフィルム原稿である
ことが望ましい。
【0071】図27を参照してこの実施例の動作を説明
する。まず、1回目の出力ではユーザが画像を大まかに
確認できれば十分であるので、1コマ全体(X1
1 )〜(X2 ,Y2 )が単色でかつ2値で出力され
る。なお、1ドラム方式のカラー複写機では、Y、M、
C、Bkの4色を現像することによりフルカラー出力が
得られ、この出力時には時間が長くなるが、上記モード
では例えばBkの単色で1回の現像で出力することによ
り短時間で出力することができる。
【0072】次いで、ユーザがこの出力紙を原稿として
コマ内の所望の領域(X3 ,Y3 )〜(X4 ,Y4 )を
入力し、次いで原稿の最初のフィルム原稿に差し替える
ことによりフィルム原稿の一部のみを拡大して出力する
ことができる。なお、この場合にセットされる上記パラ
メータは、紙サイズをSX ,SY とすると、主走査方向
の移動量がX1 +X3 (X4 −X3 )/SX 、変倍率が
SX・SX・(X2 −X1 )(X4 −X3 )、ラインの
カウント値がY1 +Y3 (Y4 −Y3 )/SY の時のス
キャン速度が(Y2 −Y1 )(Y4 −Y3 )/(SY
Y )×(等倍速度)となる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、複数のコマを有する少なくとも1枚のフィルムが圧
板の押さえ付け面に保持され、指定されたコマ画像が読
み取られて拡大され、出力されるので、多数のフィルム
原稿を一度にセットすることができ、したがって、交換
する必要がないので効率的に読み取ることができる。ま
た、フィルムを原稿台上に密着して読み取るので、小型
化、焦点ボケの防止、光源の消費電力の減少を実現する
ことができる。
【0074】請求項2記載の発明は、複数のコマ画像が
指定数に応じて拡大されて1つの画像に合成されるの
で、多数のフィルム原稿を原稿台上にセットして複数の
コマ画像を選択して合成することができ、したがって、
多数のフィルム原稿を一度にセットして効率的に読み取
ることができる。
【0075】請求項3記載の発明は、フィルムのコマの
サイズが検出されてコマサイズに応じてコマ画像が拡大
されるので、サイズが異なるフィルム原稿をユーザが意
識することなく原稿台上にセットすることができる。
【0076】請求項4記載の発明は、ポジフィルムかネ
ガフィルムかに応じてコマ画像の階調が調整されるの
で、ポジフィルムかネガフィルムかをユーザが意識する
ことなく原稿台上にセットすることができる。
【0077】請求項5記載の発明は、コマ内の画像領域
と非画像領域に応じて画像領域のみが拡大されるので、
1コマ内にパノラマ撮影された画像のみを拡大して出力
することができる。
【0078】請求項6記載の発明は、フィルムの地肌濃
度に応じてコマ画像がシェーディング補正されるので、
フィルムの材質をユーザが意識することなく原稿台上に
セットすることができる。
【0079】請求項7記載の発明は、指定された画質に
応じてコマ画像の画質が調整されるので、ユーザはコマ
毎に画質を変更して出力させることができる。
【0080】請求項8記載の発明は、指定された枚数分
のコマ画像がコマ毎に連続して出力されるので、多数の
フィルム原稿を一度にセットした状態で効率的に読み取
ることができる。
【0081】請求項9記載の発明は、コマ画像の回りが
枠取りして出力されるので、コマ画像に対して付加価値
を高めることができる。
【0082】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィルム画像処理装置の一実施例
におけるフィルム保持装置を示す構成図である。
【図2】図1のフィルム保持装置の普通紙読み取り状態
を示す構成図である。
【図3】図1のフィルム保持装置が適用されたディジタ
ル複写機を示す構成図である。
【図4】図3の転写ベルトを示す構成図である。
【図5】図3のディジタル複写機の回路を概略的に示す
ブロック図である。
【図6】図1のフィルム保持装置のフィルム保持状態を
示す説明図である。
【図7】1つのコマを拡大して出力する例を示す説明図
である。
【図8】図7に示す出力例の領域データを示す説明図で
ある。
【図9】複数のコマを合成して出力する例を示す説明図
である。
【図10】図5の画像処理回路の主走査方向の変倍およ
び移動回路を示すブロック図である。
【図11】図10の変倍および移動回路を詳細に示すブ
ロック図である。
【図12】フィルムの1コマ分を変倍および移動する処
理を説明するためのフローチャートである。
【図13】複数のコマを合成して出力する場合の変倍お
よび移動処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】図1のフィルムキャリヤを詳細に示す構成図
である。
【図15】フィルムサイズ検出方法を示す説明図であ
る。
【図16】フィルムサイズ検出回路を示すブロック図で
ある。
【図17】図16のコマ間濃度検出部を詳細に示すブロ
ック図である。
【図18】ポジ/ネガ用画像処理回路を示すブロック図
である。
【図19】パノラマ撮影されたコマを示す説明図であ
る。
【図20】図5の読み取り部を詳細に示すブロック図で
ある。
【図21】画質調整回路を示すブロック図である。
【図22】図21の画質調整回路の処理を示す説明図で
ある。
【図23】出力枚数設定画面を示す説明図である。
【図24】複数の設定枚数を出力する処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図25】外枠付加回路を示すブロック図である。
【図26】外枠が付加された画像を示す説明図である。
【図27】コマ内の一部をさらに拡大して出力する処理
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スキャナ部 2 画像処理部 3 プリンタ部 300 圧板 301 蛍光灯 301 プラテンガラス 303 ガイドレール 304 フィルムキャリヤ 501 操作部 502 読み取り部 503 画像処理部 504 書き込み部 1002 フィルム判別用穴 1003 凹部 1005 フィルム検知用スイッチ 1303 シェーディング補正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−167784(JP,A) 特開 平3−62668(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置するための原稿台と、原稿を
    前記原稿台上に押さえ付ける圧板と、前記原稿台上の原
    稿を主走査方向および副走査方向に走査して読み取る読
    み取り手段と、前記読み取り手段により読み取られた原
    稿像を拡大して出力する出力手段を備えたフィルム画像
    処理装置において、 複数のコマを有する少なくとも1枚のフィルムを前記圧
    板の押さえ付け面に保持するフィルム保持手段と、 前記フィルム保持手段により保持されたフィルムを照明
    してその透過光を前記読み取り手段に読み取らせる光源
    と、 前記フィルム保持手段により保持されたフィルムのコマ
    を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定されたコマ画像を前記読み取り
    手段が読み取り、前記出力手段が拡大して出力するよう
    に制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするフィルム画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記指定手段は複数のコマを指定可能で
    あり、前記制御手段は、前記指定手段により指定された
    複数のコマ画像を前記読み取り手段が読み取り、前記出
    力手段がこのコマ画像を指定数に応じて拡大して1つの
    画像に合成して出力するように制御することを特徴とす
    る請求項1記載のフィルム画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルム保持手段により保持された
    フィルムのコマのサイズを検出するサイズ検出手段を備
    え、前記制御手段は、前記サイズ検出手段により検出さ
    れたコマサイズに応じてコマ画像を拡大するように制御
    することを特徴とする請求項1記載のフィルム画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルム保持手段により保持された
    フィルムがポジフィルムかネガフィルムかを判別するフ
    ィルム判別手段を備え、前記制御手段は、前記フィルム
    判別手段により判別されたフィルムに応じてコマ画像の
    階調が調整されるように制御することを特徴とする請求
    項1記載のフィルム画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルム保持手段により保持された
    フィルム上のコマ内の画像領域と非画像領域を判別する
    画像領域判別手段を備え、前記制御手段は、前記画像領
    域判別手段により判別された画像領域と非画像領域に応
    じて画像領域のみを拡大するように制御することを特徴
    とする請求項1記載のフィルム画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記フィルム保持手段により保持された
    フィルムの地肌濃度を検出する濃度検出手段を備え、前
    記制御手段は、前記濃度検出手段により検出された地肌
    濃度に応じてコマ画像がシェーディング補正されるよう
    に制御することを特徴とする請求項1記載のフィルム画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】 コマ画像の画質を指定する画質指定手段
    を備え、前記制御手段は、前記画質指定手段により指定
    された画質に応じてコマ画像の画質が調整されるように
    制御することを特徴とする請求項1記載のフィルム画像
    処理装置。
  8. 【請求項8】 出力枚数を指定する指定手段を備え、前
    記制御手段は、前記指定手段により指定された枚数分の
    コマ画像がコマ毎に連続して出力されるように制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のフィルム画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記指定手段により指
    定されたコマ画像の回りが枠取りして出力されるように
    制御することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか
    1に記載のフィルム画像処理装置。
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