JPS63177354A - デイスクプレ−ヤのロ−デイング機構 - Google Patents

デイスクプレ−ヤのロ−デイング機構

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Publication number
JPS63177354A
JPS63177354A JP62009749A JP974987A JPS63177354A JP S63177354 A JPS63177354 A JP S63177354A JP 62009749 A JP62009749 A JP 62009749A JP 974987 A JP974987 A JP 974987A JP S63177354 A JPS63177354 A JP S63177354A
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JP
Japan
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carry
speed
movement
spindle motor
driving force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62009749A
Other languages
English (en)
Inventor
Isami Kenmochi
剱持 伊佐美
Toshio Hirano
平野 敏雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP62009749A priority Critical patent/JPS63177354A/ja
Publication of JPS63177354A publication Critical patent/JPS63177354A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明はディスクプレーヤに関し、特にビデオディスク
とコンパクトディスクのように大小2種類のディスク型
記録担体を載置するキャリィを有し、これを自動的に選
別して第1スピンドルモータと第2スピンドルモータと
に選別移送したり、取り出し位置に突出したりするキャ
リィ搬送手段を備えたコンパチブル方式のディスクプレ
ーヤにおけるローディング機構に関する。
「背景技術」 表面に音溝を有するオーディオディスク型記録担体、ま
たはPCM信号を記録したデジタルオーディオディスク
型記録担体を、プレーヤハウジングに対して突出Φ収納
自在に設けられたキャリィに保持させて、プレーヤハウ
ジング内に収納する形式とし、物を載せるなどディスク
プレーヤ上面のスペースを有効に利用出来るようにした
。フロントローディングディスクプレーヤが知られてい
る。
当該フロントローディングディスクプレーヤは、その基
本構成が、プレーヤハウジングと、当該ハウジング内に
あって、ディスク型記録担体を支持するスピンドルモー
タ、当該スピンドルモータ上のディスク型記録担体を始
動、駆動または停止するための自動機構、ディスク型記
録担体に情報の記録および再生をする変換器などからな
る演奏手段と、演奏さるべきディスク型記録担体を保持
し案内移送するキャリィと、前記キャリィを、プレーヤ
ハウジング外のディスク型記録抗体の取り出し位置へ突
出したり、当該ハウジング内の記録又は再生位置へ収納
せしめるように移動する搬送手段とからなっている。
このディスクプレーヤが、ビデオディスク用とコンパク
トディスク用の両方に使用出来るコンパチブル方式とす
る場合には、キャリィの蔵置方法や演奏手段の設置方法
、及びその搬送手段などからなる新しいキャリィ移送手
段の開発が必須条件になる。
本件出願人は、他社に先がけて、同心的二重載置構造を
もったキャリィと、ダブルスピンドルモータ設置構造を
もった演奏手段と、前記キャリィから各スピンドルモー
タへ選別移送する構造をもった搬送手段とからなる独自
のキャリィ移送手段を提案した。第34図に示したもの
がそれである。これは、主キャリィGにサブキャリィF
を所定範囲内(ストッパO,P間)で前後方向に往復動
自在なるように装着しておき、主キャリィGがハウジン
グHに対して収納方向に移動する動きを利用して、ハウ
ジングH内に設けたストツパエと主キャリィGに装着し
たスライド板Jとの間に、スプリングにのパイアスカに
抗した相対運動を起こさせる。それによって、スライド
板Jに設けたラックMとサブキャリィFに設けたう7り
Nと、両者に噛合するピニオンギヤLとからなるサブキ
ャリィ作動機構を作動させ、サブキャリィFを主キャリ
ィGに対して後方に移動させる構造になっているもので
ある。
本考案は、その独自のキャリィ移送手段を更に改良した
ものである。
r本発明が解決しようとする問題点」 出願人が開発した上記のキャリィ移送手段を改良する技
術課題は、3つある。その第1は、従来のものが、キャ
リィをハウジングの外へある程度しか突出しない方式の
ものであり、ディスク型記録担体の載置や収納を行なう
ために、操作者の一部手動操作が必要であったのに対し
、本発明は。
ディスク型記録担体の全部が見えるように突出し、自動
的に演奏位置に移送する全自動方式のものに改良するこ
とである。この半自動方式から全自動方式への改良のポ
イントは、それによって装置が大型化したり、部品点数
の大幅増加によりコスト高になるのを防ぐことにある。
出願人は、上記要請を克服するものとして、1個のモー
ターで駆動し、倍速手段を用いて第1キャリィと第2キ
ャリィの両方を全自動的に所定の位置(ディスク型記録
担体が完全露呈する位置)に突出し収納する搬送手段を
開発した。この搬送手段は、構造的にキャリィが素速く
大きく移動する必要性から、倍速手段が組込まれている
点に特徴がある。
ところが、倍速手段を組込む方式だと、第2キャリィの
駆動力がその分だけ駆動力を弱める結果となるので、前
記従来例のような、スプリングにのパイアスカに抗して
の円滑な移動は非常に困難になる。そこで、第2キャリ
ィの移動をスプリング等に抗しない構造のものに改良す
る必要がある。
これが、第2の改良すべき技術W1題である。
その結果開発されたものが、増速移動された第1キャリ
ィの上で更に第2キャリィを増速移動させるダブル増速
方式のキャリィ移動手段である。
しかしこのダブル増速方式のキャリィの移動手段にも欠
点はある。すなわち、ダブル増速方式にした結果、第2
キャリィの増速率が相乗的に大きくなりすぎて、その移
動途中や停止位置などでのコントロールが困難になるこ
とである。°そこで、本発明には、更に、第2ギヤリイ
の増速移動を緩和しコントロールするための改良が施こ
される必要性がある。これが第3の改良すべき課題であ
る。
本発明は、以上3つの大きな技術課題を解決せんとする
もので、ディスク型記録担体の突出や収納を行なうに際
し、ディスク型記録担体全部が露呈するまでキャリィが
引き出されること、第1、第2キャリィの突出収納両方
向への移動が全自動的に行なわれること、第2キャリィ
の増速移動が緩和され適度なスピードにコントロールさ
れること、などの特徴を有する実用性の高いコンパチブ
ル方式のローディング機構を提供するものである。
「問題点を解決すべき手段」 本発明は、ディスクプレーヤが、ディスク型記録相体を
同心的に二重載置する構造をもったキャリィと、ダブル
スピンドルモータ設置構造をもった演奏手段と、前記キ
ャリィから各スピンドルモータへ選別移送する構造をも
った搬送手段とからなるコンパチブル方式である場合の
ローディング機構である。
すなわち、本発明は、ハウジングと、前記ハウジング内
に設けたディスク型記録担体を始動、駆動、または停止
する第1スピンドルモータと第2スピンドルモータとを
含む演奏手段と、大径のディスク型記録担体を保持し得
る第1キャリィと、小径のディスク型記録担体を保持し
得る第2キャリィとを有し、これらが同心的二重載置構
造をなすよう形成されて成るキャリィと、前記キャリィ
を、プレーヤハウジング外のディスク型記録担体取り出
し位置へ突出したり、当該ハウジング内の記録又は再生
位置であるスピンドルモータ上へ各別に収納・載置移動
するようにした搬送手段とからなるディスクプレーヤに
おけるローディング機構を次のように構成したものであ
る。
当該搬送手段は、次のようなキャリィ移動手段と、作動
制御手段と、駆動力付与手段との3部分から構成されて
いる。
前記キャリィ移動手段は、更に第1キャリィを作動させ
る機構と、第2キャリィ作動機構とに分れている。
まず第1キャリィ移動機構は、プレーヤハウジング外の
サブシャーシに第1キャリィの左右両側を挟むように支
持部材を装着し、当該支持部材を突出・収納方向への前
後移動と、その後方の所定位置での載置移動とが出来る
ようになし、当該支持部材には、第1キャリィを前後移
動自在なるように支持するとともに、支持部材に設けた
倍速手段により、支持部材が前後移動するときは、第1
キャリィが前後方向に第1次増速移動し、第1キャリィ
は第1スピンドルモータに対応した所定の位置に規制移
送されるようにしたものである。
また、第2キャリィ移動機構は、第2キャリィを更に後
方に第2次増速移動して第2スピンドルモータに対応し
た所定位置に規制移送されるようになしたものであり、
その後、支持部材と一緒に第1キャリィ及び第2キャリ
ィを載置移動させ、保持されているディスク型記録担体
を対応するスピンドルモータ上に選別載置させ、クラン
プ機構により選別的にクランプさせるようにしたもので
ある。
また、作動制御手段は、駆動力付与手段からの駆動力を
、前記支持部材の前後移動及び載置移動の駆動力として
、倍速手段の駆動力として、第2キャリィ作動機構の駆
動力として、およびクランプ機構の駆動力として、分与
するとともに、キャリィの移動を制御する。
更に、駆動力付与手段は、駆動源から前記作動制御手段
に駆動力を付与するものである。
前記、第2キャリィ作動機構は、第1キャリィの下部に
、前後方向に所定範囲内で往復動自在な第2キャリィと
、係止ピン付きスライド板を装着しておき、該第2キャ
リィの側部にはキャリィラック部を設け、前記スライド
板にはキャリィラック部に相対応するようスライドラッ
ク部を設け、更に前記キャリィラック部とスライドラッ
ク部との間には両方に噛合する増速ピニオンギヤを取り
付けて、スライド板の移動に伴なって、第2キャリィを
第1キャリィに対して第2次増速前後移動するように構
成しておき、他方、前記支持部材には、スライド板の係
止ピンが所定の位置で当接するようストッパを設けてお
き、第1キャリィの前後方向への第1次増速移動と支持
部材の移動との移動差を相対運動として、係止ピンがス
トッパに出接した後スライド板を動かし、増速ピニオン
ギヤを介して第2キャリィを第1キャリィより更に後方
の第2スピンドルモータに対する所定位置まで第2次増
速移動させるようにしたことを特徴とするディスクプレ
ーヤのローディング機構である。
尚、前記搬送手段は、具体的な実施態様として次のよう
に構成してもよいこと勿論である。
前記倍速手段を、1個のダブルギヤまたは複数個のダブ
ルギヤとによって構成される倍速歯車にしたことを含む
ものである。
更に、前記作動制御手段を、1個の作動基材により構成
し、これに駆動力付与手段からの駆動力を受ける第1駆
動ラックを設け、シャーシには倍速歯車に対して駆動力
を付与する第2駆動ラックを設けるようにしてもよいし
、或は、作動制御手段を、互いに連動する作動基材と中
間作動基材とに分離して構成し、作動基材には第1駆動
ラックを設は駆動源からの駆動歯車と噛合するようにす
るとともに、中間作動基材には第2駆動ラックを設け1
倍速歯車部に噛合して、作動基材と倍速歯車とが相対運
動するようにしてもよいこと勿論である。
「作 用」 本発明のローディング機構は、上記のように構成されて
いるので、操作者は使用に際して、駆動源を始動させて
前記作動制御手段を前方へ移動させると、キャリィ移動
手段は、支持部材を前方(突出方向)へ移動させること
により倍速手段を作動させ、第1.第2キャリィを突出
方向へ増速移動させて、ディスク型記録担体の全部が露
呈するまで移送する。こうしてプレーヤハウジング外の
ディスク型記録担体の取り出し位置へ突出された同心的
二重載置構造をもった第1キャリィまたは第2キャリィ
のいずれかに、ディスク型記録担体を選択載置させ、再
び、駆a源を始動させて前記作動制御手段を今度は後方
へ移動させるようにする。すると、キャリィ移動手段は
、支持部材を収納方向へ移動をさせるとともに倍速手段
を作動させて、第1.第2キャリィを収納方向へ増速移
動させる。第1キャリィがある程度移動された途中で支
持部材のストー/バにスライド板の係止ピンを当接させ
る。すると、引き続き行なわれている第1キャリィの後
方への第1次増速移動と支持部材の後方移動との移動差
による相対運動によって、スライド板を移動し、増速ピ
ニオンギヤを介して第2キャリィを第1キャリィに対し
て後方へ更にだい2次増速移動させる。そして、前記、
支持部材の後方移動が終了した時点では、前後方向に増
速移動している第1キャリィは、第1スピンドルモータ
に対応した所定の位置に規制移送されており、第2キャ
リィは更に後方に増速移動して第2スピンドルモータに
対応した所定位置に規制移送されている。
その後、この所定位置に位置規制されている第1、第2
キャリィを、対応する第1スピンドルモータまたは第2
スピンドルモータ上に載置移動して保持されているディ
スク型記録担体を載置したうえ、これを選別してクラン
プ機構により挟持させるのものである。
「実施例」 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
第1図は、コンパチブル方式のディスクプレーヤの全体
を示す概略図で、第2図は当該ディスクプレーヤのキャ
リィがハウジング内に収納された状態を示す概略図、第
3図は、その演奏手段とローディング機構の全体を示す
斜視図である。これら第1図〜第3図に示すように、コ
ンパチブル方式のディスクプレーヤは、プレーヤハウジ
ング1と、当該ハウジング1内にある第1スピンドルモ
ータ2aと第2スピンドルモータ2bを設置する構造を
もった演奏手段2と、演奏さるべきディスク型記録担体
3a、3bを2種類、同心的二重載置構造をもって選択
保持する第1キャリィ4aと第2キャリィ4bとからな
り、それぞれを対応するスピンドルモータ2a、2bに
案内移送するキャリィ4と、前、記キャリィ4をプレー
ヤハウジングl外のディスク型記録担体3a、3bの取
り出し位置へ突出したり、当該ハウジングl内の記録又
は再生位置(図示実施例では第1スピンドルモータ2a
または第2スピンドルモータ2b上へ載置する位置、)
へ収納せしめるように移動する構造をもった搬送手段5
とからなる。
第1図に示されるように、筐体状のプレーヤハウジング
1は、その前面部すなわちフロントパネル1aには、演
奏さるべきディスク型記録担体3a、2bを支持するキ
ャリィ4が、該プレーヤハウジング1の外部に突出し得
るように、左右方向に伸長する長方形の開口部1bが設
けられており、この開口部1bの近傍には該開口部1b
を閉塞するための板状のドアlcが設けられている。
また、前記フロントパネルla上には当該ディスクプレ
ーヤの操作をなすためのスイッチ群1clが設けられて
いる。
尚、本明細書及び図面に記載する方向は、矢印Y方向が
前方であり、矢印X方向が左方であり、矢印Zが上方を
示すものとし、これを基準として本発明を説明する。
まず、コンパチブル方式のディスクプレーヤを構成する
ダブルスピンドルモータを設置した演奏手段について説
明する。 第1図、第3図に示すように、プレーヤハウ
ジング2内にはシャーシ6が設けられており、該シャー
シの下面所定位置には、ベース部材2eがネジ等によっ
て固定されている。これらベース部材2e及びネジ等を
、支持機構と総称する。ベース部材2eの一端部には第
1スピンドルモータ2aが固設されている。このスピン
ドルモータ2aは、直径が約30c層あるいは20cm
の光学式ビデオディスク3aを回転駆動するものであっ
て、高負荷高速回転に適している。第1スピンドルモー
タ2aの後方には光学ピックアップ手段を保持したキャ
リッジ2dが配置されており、且つ、第1スピンドルモ
ータ2aのディスク蔵置面2fを平面に沿って移動すべ
く、ベース部材2e上に設けられたガイドシャフト2g
によって案内されている。
ベース部材2e上にはまた、直径約12c■のコンパク
トディスク3bを回転せしめるための第2スピンドルモ
ータ2bが設けられている。第2スピンドルモータ2b
は第1図において実線で示される第1位置と、二点鎖線
にて示される第2位置との間で移動自在となっている。
この第1位置とは、第2スピンドルモータのディスク載
置面2hが第1スピンドルモータ2aのディスク蔵置面
2fと略同一平面上にあり、且つ第1スピンドルモータ
2aとの回転中心間距離が保持すべきコンパクトディス
ク3bの半径D2/2(但し、D2はコンパクトディス
ク3bの直径)及び第1スピンドルモータ2aのディス
ク載置面半径R1の和よりも大なる位置である。すなわ
ち、該第1位置にある第2スピンドルモータ2b上に載
置されたコンパクトディスク3bの外周が、第1スピン
ドルモータ2aに接触しないようになされているのであ
る。また、上記第2位置とは、第1スピンドルモータ2
aのディスク蔵置面2fを含む平面及びキャリッジ2d
の移動軌跡から離脱する位置である。但し、図示される
離脱位置とは異なるが、第2位置としては、第1スピン
ドルモータ2aのディスク蔵置面2fを含む平面内であ
っても、第1スピンドルモータ2a上に載置された光学
式ビディオディスク3aの直径外であればよい0図から
明らかなように、第2スピンドルモータ2bの移動は該
第2スピンドルモータ2bの回転中心軸の向を変える回
転運動にてなされる。上記第2位置は、第1スピンドル
モータ2aのディスク蔵置面2fを含む平面より下方で
あり且つキャリッジ2dの移動軌跡の側方となっている
。この位置には他の機構が存在せず、該位置に上記第2
位置を設定したことによっていわゆるデッドスペースが
有効に利用されることになり、ディスクプレーヤ全体と
しての小型化、特にZ方向における小型化すなわち薄型
化が図り易くなっている。なお、第1スピンドルモータ
2aのディスク載置面2fを含む平面及びキャリー2ジ
2dの移動軌跡の下方に該第2位置を設定することも可
能であり、この場合、矢印Xあるいは矢印Y方向におい
てディスクプレーヤの小型化が図り易くなる。また1図
示された第2スピンドルモータ2bの回転中心軸の向き
が、第1スピンドルモータ2aのディスク型記録担体載
置面2fとキャリッジ2dの移動方向に対して直角、す
なわち、矢印Xと略一致しているが、該回転中心軸が例
えば矢印Y方向と一致するように該WS2位置を設定す
ることも可能である。
次に、本発明に係るコンパチブル方式のディスクプレー
ヤの同心的二重載置構造に形成されているダブルキャリ
ィについて説明する。
当該キャリィ4は、第1図、第2図及び第3図に示され
るように、薄板状盤体の上面に直径約30cm〜20c
mの光学式ビディオディスク型記録担体3aを保持し得
る第1キャリィ4aと直径12cmの光学式コンパクト
ディスク型記録担体3bが保持し得る第2キャリィ4b
とから形成さるている0図示実施例におけるディスク記
録担体保持部8は複数の円形状の浅い凹部8a、8bが
同心的に形成されているが、当該記録担体保持部8は、
所定寸法の円形状をした浅い凹部8aを1個形成し、別
部材にて大小のディスクガイドを設ける構成にしたもの
であっても良いこと勿論である。
第4図、第7図に示すように実施例における第1キャリ
ィ4aは、その裏面における側部近傍に第1キャリィ4
aの移動方向に沿って走行するラック部7が形成されて
いるとともに、第3図。
第4図に示す、通り、当該左右両側縁部にはキャリィ4
が支持されながら移動することを案内する案内溝4Cが
キャリィ4の移動方向に沿って形成されている。そして
、当該第1キャリィ4aは、その左右両側を挟むようサ
ブシャーシ6aに装着された一対の支持部材tiによっ
て保持されている。上記保持手段について更に具体的に
説明すると、第1キャリィ4aは左右両側縁部材11か
ら内側に突出するローラピン18(第4図、第16図に
示す、)を介してスピンドルモータ2aのディスク型記
録担体載置面2fと平行な方向に支えられており、しか
も、キャリィ4の左右両側縁部に設けた案内溝4c(第
3図、第4図に示す、)にローラピン18が嵌合して、
キャリィ4の突出、収納方向への移動、この場合、前後
方向(矢印Y方向及びその反対方向)において移動自在
に支持されている。
また、第7図に示すように第1キャリィ4aの下部には
第1スピンドルモータ2aのディスク載置面4fと平行
な面内、この場合前後方向(矢印Y方向及びその反対方
向)に伸長する左右一対のガイドシャフト32が設けら
れており、第2キャリィ4bは該両ガイドシャフト32
に摺動自在に取り付けられている。なお、第1図は第2
キャリィが移動する前の状態を示し、第1、第2キャリ
ィはそのディスク型記録担体保持部8a、8bが、同心
的に位置している。第5図に示すように第2キャリィ4
bの左右両側部には一対の突起41が設けられており、
第1キャリィ4aの下面に突設された2つずつ合計4個
の前方係止部42及び後方係止部43にこの突起が係合
することによって、第1キャリィ4aに対する第2キャ
リィ4bの移動が所定範囲内に規制される。
次は、本発明にかかるコンパチブル方式のディスクプレ
ーヤの搬送手段について説明する。
本実施例における搬送手段5は、部品点数を出来るだけ
削減すること、全体寸法を出来るだけ小さくして小型化
をすること、といった要請から開発されたもので、その
主な設計思想は、駆動源であるモーターが単一であるこ
と、ローディングのための各種の動きが、シャーシに装
着された作動制御手段の前後動に集約されるようにする
こと、しかもその前後動は当該シャーシの奥行からは決
してはみ出さない範囲であること、という技術課題を克
服することであった。ところが、第15図ないし第17
図に示すように各種作動のかなめになるべき作動制御手
段12の前後動の最大限の距離は、次の基準によって決
せられる。
K=1/2L−M K:作動制御手段の前後動の最大限の距離1/2L:プ
レーヤハウジング奥行の長さの半分 M:作動制御手段の傾斜孔の水平投影距離従って1例え
ば、ビデオディスクプレーヤの場合には、製品化してい
るものの奥行寸法が40cm前後であるから、必要な水
平投影距離2〜3cmを除いた18cm前後が作動制御
手段の前後移動距離ということになる。
このみじかい作動制御手段12の前後移動距離のなかで
、第1.第2キャリィ4a、4bの同心的二重蔵置状態
での突出移動し、第1.第2キャリィ4a、4bを分離
的状態で収納移動し、各別にスピンドルモータ上に載置
移動し、選択的状態でクランプするといった各種のロー
ディングのための作動を行なうようにするのである。
以下、当該ディスクプレーヤにおける搬送手段について
詳細に説明する。
搬送手段5は、第1キャリィ移動機構及び、第2キャリ
ィ移動機構とからなるキャリィ移動手段と、作動制御手
段と、駆動力付与手段とから構成される装置 まず、第1キャリィ移動機構について説明する。
当該第1キャリィ移動手段は、シャーシ6の左右両側に
起立したサブシャーシ6a、6bに第1キャリィの左右
両側を挟むように装着し、当該サブシャーシ6a、6b
に対し前後移動、載置移動をするよう装着した支持部材
11と、当該支持部材11に装着されなから倍速前後移
動と載置移動とをするようにした第1キャリィ4aと、
当該キャリィ4aの移動方向に沿って設けられたラック
部4Cに噛合する倍速歯車9(倍速手段)とで構成され
、支持部材llの動きにより、前後方向への第1次増速
移動と載置移動を実現するものである。
つまり、第1キャリィ4aは、その左右両側を挟むよう
サブシャーシ6aに装着された一対の支持部材11によ
って保持されている。当該保持状態を更に具体的に説明
すると、第1キャリィ4aは左右両側縁部材llから内
側に突出するローラピン18(第4図、第5図、第18
図示す、)を介してスピンドルモータ2a(第11図示
す、)のディスク型記録担体載置面2fと平行な方向に
支えられており、しかも、キャリィ4の左右両側縁部に
設けた案内溝4bにローラピン18が嵌合して、キャリ
ィ4の突出、収納方向へ、この場合、前後方向(矢印Y
方向及びその反対方向)において移動自在である。
また、第3図、第5図、第6図に示すように、第1キャ
リィ4aの移動手段は、当該第1キャリィ4aの裏面側
部近傍に設けたチック部7が、支持部材11のブラケッ
ト部11a上に配設されている倍速歯車9(図示実施例
の場合には、付勢手段が装着されている第1ダブルギヤ
の大歯車部9a)と噛合する構造になっている。従って
、当該倍速歯車9(図示第1ダブルギヤの大歯車部9a
)が正逆両方向に回転駆動すると、それに噛合するラッ
ク部4aによって、第1キャリィ4aは前後方向に倍速
前後移動するのである。
次に、第2キャリィ移動機構について説明する。
第5図、第7図に示されているように、前記。
第1キャリィ4aの下面には、前後方向において所定範
囲内で往復動自在な第2キャリィ4bとスライド板46
を装着しておく、そして当該第2キャリィ4bの側部に
はキャリィラック部44を設けておく。
当該、スライド板46の後方端部にはロック部材50が
揺動自在に取り付けられており、そのロック部材50に
は下向(反矢印Z方向)に係止駆動ピン45が突出形成
されている。また、当該スライド板46には該キャリィ
ラック部44に対応するようスライドラック部47を設
けておく、更に第1キャリィ4aの下面に取り付けたに
増速ピニオンギヤ48は、前記キャリィラック部44と
スライドラック部47との間で両方に噛合するように装
着しておく、従って、係止駆動ピン45を介してスライ
ド板46を前後移動させると、増速ピニオンギヤ4Bに
より増速されながら第2キャリィ4bを第1キャリィに
対して前後移動する。
他方、前記支持部材11には、その後部にスライド板4
6の係止駆動ピン45が所定の位置で当接するようスト
ッパ27を設けておき、第1キャリィ4aの収納方向へ
の増速移動に伴なって、当該係止駆動ピン45がストッ
パ27に当接係止するようにする。すると当接後、第1
キャリィ4aの収納方向への増速移動と支持部材11の
後方移動との移動差を相対運動として、スライド板46
を動かし、増速ピニオンギヤ48を介して第2キャリィ
4bを第1キャリィ4aより更に後方に第2次増速移動
させる。
尚、このとき、スライド板46の係止駆動ピン45がス
トッパ27に当接し、スライド板46を動かし始める時
点と、第1キャリィ4aの後方移動が終了する時点につ
いては、第2キャリィ4bが第1キャリィの同心位置か
ら後方に増速移動し、第2スピンドルモータの上方へ移
送が完了しているようにそのタイミングを調整しておく
のが望ましい。
つまり、第2キャリィ移動機構は、第1キャリィの下部
に前後動自在に装着した第2キャリィ4aと、スライド
板46と、両者の間に取り付けた増速ピニオンギヤ48
とからなる。当該増速ピニオンギヤ48は、第2キャリ
ィ4aに形成したキャリィラック部44と、スライド板
46に形成したスライドラック部47との両方に噛合さ
れており、スライド板46の前後動に基ずいて、増速ピ
ニオンギヤ48を回動し、第2キャリィ4aを前後方向
に第2次増速移動をさせる。このときのスライド板46
の前後動を起させる手段として、ハウジンフグ1内にス
トッパを設け、それに当接させて相対運動を起させれば
良いが、前述したように、第2キャリィ4bは第1キャ
リィ4aの第1次増速移動の上で、更に第2次増速移動
されているので、スピードを緩和すべく、ストツノク2
7をキャリィと同じ方向にゆっくり移動する支持部材1
1に設けたことに大きな特徴がある。
また、作動制御手段は、第1、第2キャリィ4a、4b
の作動を全体的に制御する作動基材12と、倍速歯車9
に噛合しこれに駆動力を付与するようにした中間作動基
材13とからなり、支持部材11に前後移動及び載置移
動する駆動力と1倍速手段9の駆動力と、第2キャリィ
駆動機構の駆動力と、クランプ機構の駆動力とを分与す
るように構成されている。
更に、駆動力付与手段は、モータ(駆動源)からの駆動
力を該作動基材12に付与する駆動歯車(駆動力付与手
段)から構成されている。
以上、上記構成部材のうち、主要なものについて、別個
に示し詳述する。
第1に、上記第2キャリィ移動機構の構成部材を図面に
もとすいて個別挙げて説明する。
第8図、第9図は、スライド板46とその頭部に揺動自
在に装着されているロック部材50の部品図である。前
記スライド板46は、前後方向に長尺な板状体にしてそ
の長手方向に前後離間して2木のスライド案内溝49が
穿設されている。このスライド案内溝49には第1キャ
リィに固定されたスライド案内ピン51が嵌合してスラ
イド板46の前後方向への摺動を案内する(第7図)。
なお、そのスライド板46−側縁部にはスライドラック
47部が設けられている。また、そのスライド板46の
頭部(後方端部)には、その下面にロック部材50が上
向に突出する案内ピン54を介して揺動自在に装着され
ている。当該ロック部材50には、その下面には下向(
反Z矢印方向)に係止駆動ピン45が突設しており、第
1キャリィ4aと対面する上面(Z矢印方向)の先端に
はロックピン52が突設されている。尚、第14図中5
5は、ロック部材50がロー2クピン52側に引っ張り
付勢力を付与しているスプリングである。
一方、第1キャリィ4aの下面におけるロック部材50
と対応する部分には、前後方向にスライド板46が摺動
したとき、ロックピン52と案内ピン51とが描く軌跡
にそって所定の範囲の長さに長尺溝53aで、その最後
部でロック部材50が揺動する方向に短く曲折しロック
部53aを有する形状のロック溝53が形成されている
(第14図)、そして、このロック溝53には、上面に
向ってロック部材50より突出するロックピン52と案
内ピン54とが摺動自在に嵌合されている。尚、当該ロ
ック溝53は、その幅が、ロックピン52や案内ピン5
4の直径とほぼ同じか少し大きめで、ガタ付きなく摺動
する程度となっていル、又、図中56は、第1キャリィ
の下面に形成した突条で、ロック部材50の係止駆動ピ
ン45がスライド部材の前後動とロック部材50の揺動
に際して描く軌跡に添った形状である。これは、係止駆
動ピン45が、第2キャリィ移動手段に対して、駆動力
を付与する役割をはだす部材であるため、これに大きな
負荷がかかることが多く、その時、ロック部材50が歪
んで、嵌合しているロックピン52と案内ピン51とが
ロック溝53から、不容易に外れないようにするための
ものである。
第1θ図、ないし第13図に示したのは、第1キャリィ
の下面に固着した前記増速ピニオンギヤ48の部品図で
ある。これは、スライドラック部47とキャリィラック
部44とに噛合している。
この増速ピニオンギヤ48は同軸上に設けられた大小2
つの歯車48 a 、 48 bを有している。
スライドラック部47と歯合しているのは第11図に示
した小歯車48bである。また、大歯車48aは、第2
キャリィ4bの側部に設けられたギヤリイラック部と歯
合しており、その具体的形状は第10図に示す通りであ
る0両者は、第13図に示したように大歯車48aの窓
孔部分48cに小歯車48bの爪部48dが係止するよ
うに組合ってダブルギヤを構成している。このとき、第
12図のスプリング49が両歯車間に装着し所定方向(
この場合には時計回り方向)に付勢力を発生させる。こ
れは、第2キャリィの位置決めに際して、過剰に後方に
移送せしめて、部品に過剰の負荷がかかったりしないよ
うに、また、作動途中のバックラッシュや部品間の遊び
などを吸収して、高精度の位置決めをするためのもので
ある。
第2に、キャリィ移動手段の主要構成要素であるシャー
シについて説明する。
第3図、第4図、第5図、第22図に示したように、シ
ャーシ6は、各種構成部材を支持し、配設することの出
来る基本的枠組である。このシャーシ6の左右両側に立
ち上って形成されているのは、サブシャーシ6a、6a
である。当該サブシャーシ6a、8aは、シャーシ6よ
りプレーヤプレーヤハウジング1の左右両側面の内側に
沿って立ち上って形成されている側板状のもので、その
左右両側面にはローディング機構のほとんどの部材を係
止している。当該左右角サブシャーシ6には、第22図
に示すように、各部材の基本的動作を制御すべく、それ
ぞれ前後方向に伸長する前後部14aと、該前後部14
aの後端部に連続して載置方向(図示実施例の場合には
下方)に延びる載置部14bとから成るL字状案内孔1
4が、前方と後方に所定の間隔をおいて穿設されている
。尚1図中14cはサブシャーシの中央内側に突設され
た係止突起であり、後述する中間作動基材13を係止す
るためのものである。また、前方と後方に間隔をおいて
長溝14dが穿設されているが、これは、作動制御手段
12を摺動自在に装着するためのものであり、中央上部
にカギ型に切欠したカギ穴部14eは、後述するクラン
プ機構の保持部材34.35のピン37が嵌合して、上
下動するためのものである。
第3に、キャリィ移動手段の主要構成要素である支持部
材11について説明する。
支持部材11は、第18図、第19図に示したように、
矩形状の鋼板製支持部材にて形成されており、その外側
面には、ローラピン15a、15bが前後方向に所定の
間隔をおいて2本、外方に向けて突出形成されている。
当該ローラピン15a、15bは、サブシャーシ6aの
L字状案内孔14と、後述する中間作動基材13の水平
案内孔16と、後述する作動基材12のカム孔17とに
、それぞれに対応して突設しており、それは当該各孔1
4.16.17に同時に嵌挿せしめられている。つまり
、当該支持部材11は、ローラピン15a、15bを介
してL字状案内孔14に沿って移動自在になるようにサ
ブシャーシ6aに装着されているのである。
また、当該支持部材11の内側面には、キャリィ4を移
動自在に支持するためのガイドローラ18とピン36.
37@木が所定の間隔をおいて内方に向けて突出するよ
う配設されている。
ただし、上記のように形成されている支持部材11の一
方には、更に、内側下部にブラケット部11aが形成さ
れており、当該ブラケット部lla上には互いに噛合し
連動する2組のダブルギヤ9a、9bが倍速作用を起す
ように配設されているとともに、その後方には第2キャ
リィをロックし、駆動力を伝達するためのストッパ27
が形成されている。
すなわち、支持部材11は、上記倍速手段9付きのもの
と、そうでないものとが、左右一対あって、それらがサ
ブシャーシの内側にそれぞれローラピン15a、15b
を介してL字状案内孔に沿って移動自在になるよう装着
されているのである。
第4に、キャリィ移動手段の主要構成要素であリ、支持
部材11に装着されている倍速手段について説明する。
第3図ないし第5図、第23図ないし第27図に示す実
施例における倍速手段9は、シャーシ6に摺動自在に装
着された左右支持部材11.12の一方に設けられてい
る。当該一方の支持部材11の内側に突出したブラケッ
ト部11aを形成し、このブラケット部11a上に互い
に噛合し連動する第1ダブルギヤ9aと第2ダブルギヤ
9bとの2組のダブルギヤ9a、9bが増速作用を起す
ように配設構成されている。すなわち、第23図、第2
4図に示されるように、第1ダブルギヤ9aは、その大
歯車部9Cが前記キャリィ4の移動方向に沿って形成さ
れたラック部7に噛合しているとともに、その小歯車部
9dは第2ダブルギヤ9bの大歯車部に噛合しており、
当該第2ダブルギヤ9bの小歯車は、後述する、中間作
動基材13の中間駆動ラック23と噛合している。
そして、当該第1ダブルギヤ9aは、第7図〜第9図に
示すように大歯車部9Cと小歯車部9dとが別体になっ
て同一軸ピン9fに軸着されており1両者の間には少な
くとも収納移送方向に回転駆動蒔付勢力が付く付勢手段
9eが装着されている。なお、図示しないが付勢手段9
eが装着されているダブルギヤは、第2ダブルギヤであ
っても良いこと勿論である。
つまり、倍速手段9は、キャリィ4に設けたラック部4
aと、複数のダブルギヤ9a、9bからなる倍速歯車9
と、中間駆動ラック23および相対運動をする第1駆動
ラック22とから構成されている。そして、作動基材1
2の移動速度と第1キャリィ4aの移動速度との比は上
記の2つのダブルギヤ9a、9bの歯数によって定まり
、図示実施例の場合、約1:4となっている。
このような構成によって、作動基材12の移動に伴なっ
て第1キャリィ4aを該作動基材12の移動速度の所定
倍の速度にて移動せしめることになる。
第5に、第2キャリィの第2次増速移動とその#i#手
段について説明する。
第2キャリィ移動機構は、第1キャリィの下部に前後動
自在に装着した第2キャリィ4aと、スライド板46と
、両者の間に取り付けた増速ピニオンギヤ48とからな
る。当該増速ピニオンギヤ48は、第2キャリィ4aに
形成したキャリィラック部44と、スライド板46に形
成したスライドラック部47との両方に噛合されており
、スライド板46の前後動に基ずいて、増速ピニオンギ
ヤ48を回動し、第2キャリィ4aを前後方向に第2次
増速移動をさせるように構成されている。
このときのスライド板46の前後動を起させる駆動力を
何によって得るかが問題である0例えば、ハウジンング
l内に停止しているストッパを設け、それに増速移動す
る第1キャリィをそのまま当接させてそのときのスピー
ドを相対運動としてスライド板46の前後動を起させる
ことも考えられる。しかしこの場合には、前述したよう
に、第2キャリィ4bは第1キャリィ4aの第1次増速
移動にのった上で、更に第2次増速移動することになり
、その相乗効果により、あまりに移動スピードが速くな
り過ぎ、当接時の衝撃が大きくなり過ぎたり、コントロ
ールが困難になる。そこで考えたのが、増速移動する第
1キャリィ4aと同じ方向にゆっくり移動する支持部材
11に着目し1両者のスピードの差がつくる移動差を相
対運動として利用し、これを第2キャリィ作動手段の駆
動力とすることである。そこで抽出される相対運動は、
支持部材の動く分だけ低減され、第2キャリィの移動ス
ピードを緩和することにした。
これを具体化したのが本発明である。
つまり、第1キャリィ4aがある程度移動された途中で
支持部材11のストッパ27に、第2キャリィ4bと連
動するスライド板46の係止駆動ピン45が当接し、第
1キャリィ4aの後方への増速移動と支持部材11の後
方移動のスピード差が作る相対運動によって、スライド
板46を前方へ移動する。このスライド板46の前方移
動はスライドラック部47に噛合する増速ピニオンギヤ
48を回転させキャリィラック44を介して第2キャリ
ィ4bを第1キャリィ4aに対して後方へ更に増速移動
させる。
すなわち、支持部材の後方移動と第1キャリィとが、倍
速手段によって4倍に増速されて後方移動するが、第2
キャリィはその増速移動中の第1キャリィに乗った状態
で更に後方に増速移動(例えば6倍)されることになる
つまり、本発明における第2キャリィの速度Vは、支持
部材の速度を■、第1キャリィの増速比をA倍とし、第
2キャリィの増速比をB倍とすると、次の式により計算
が出来る。
va=BXAV+ (1+A) 尚、本発明における第2キャリィ4bの駆動力は、支持
部材11と第1キャリィ4aとが作る相対運動である点
に特徴がある。従来例(第34図)のように第2キャリ
ィ4bの駆動力をサブシャーシ6aに設けたストッパ(
図示せず、)と第2キャリィ4bとの間により生ずる相
対運動による場合には、第2キャリィ4bの速度は、次
のように計算出来るが、極めて速いスピードとなる。
Vb=BX (1+A)V+ (1+A)’Vこれと比
較すると、本願発明は、第2キャリィ2bの移動速度を
緩和させ、なめらかな動作を行なわせていることになる
。その減速性は、vb−va=BYとなる。したがって
、第2キャリィ2bの移動速度の緩和効果は、第2キャ
リィ2bの増速比Bが大きい程または支持部材11の速
度が大きい程、効果は大となる。
尚、第1キャリィ4aの後方移動終了時には第2キャリ
ィ4bの後方移動も終了しているようにスタート時点と
速度を調整しておく必要がある。
このようにキャリィ4が前後方向に増速移動し、第1キ
ャリィ4aは第1スピンドルモータ2aに対応した所定
の位置に規制され、第2キャリィ4bは更に後方に移動
して第2スピンドルモータ2bに対応した所定位置に規
制されるようになった後、この増速移動する第1、第2
キャリィのいずれかを、対応するスピンドルモータ上、
に載置移動させるのである。
第5に、基本構成要素である作動制御手段について詳述
する。
図示実施例の作動制御手段は1作動基材12(第17図
)と、中間作動基材13(第21図)との2部材にて形
成しているので、それに従って説明する。
作動基材12は、第17図に示したように、はぼ矩形状
の板体で、その側面にはカム孔17が、前述した支持部
材11のローラーピン15に対応するよう前後方向に所
定の間隔をおいて穿設されている。当該各カム孔17の
形状は、第17図から明らかなように、水平方向に伸長
する水平部17aと、該各水平部分の後端部に連続し且
つ後方(反矢印Y方向)に向って上方(矢印Z方向)に
傾斜する傾斜部分17bとから成っている。また、当該
、作動基材の下端縁には第1駆動ラック22が下向に形
成されいる。尚、図中12aは、クランパーの作動を規
制する案内カム部である。
当該作動基材12は、それぞれ前記支持部材llの前後
方向に突設されたローラーピン18によって、左右角サ
ブシャーシ6aの外側に前後動自在に装着されている。
更に、前記中間作動基材13は、第20図、第21図に
示したように、前後方向に伸長する矩形板状にして、そ
の側面には前後方向(矢印Y方向及びその反対方向)に
伸長する一対の前後案内孔16.16が形成されている
とともに、はぼ中央部には載置方向(図示実施例では垂
直方向)に長い垂直案内孔21が穿設されている。
この中間作動基材13は、前記サブシャーシ6aの左右
両側において、該サブシャーシ6aの内側に突設したピ
ン14cが蔵置案内孔に嵌挿するとともに、支持部材の
ピン36が前後案内孔16.16を貫通することにより
装着されている。
すなわち、中間作動基材13はサブシャーシ6aの内側
で支持部材11の外側の位置、換言すれば、サブシャー
シ6°aの内側において支持部材11との間に挟まれる
態様に上下方向にのみ移動自在に装着されている。当該
中間作動基材13は左右一対が必要であるが、その一方
の中間作動基材13、特に倍速歯車部9を設けた支持部
材11と対応する側の中間作動基材13には、前記前後
案内孔16及び載置案内孔20を設ける他、その下部に
伸長方向に沿って中間駆動ラック23が内側向に突出形
成されている。この中間駆動ラック23は、サブシャー
シ6aへの装着時、前記倍速歯車部9の小歯車部に噛合
される。
上記のように図示実施例の作動基材12,13は、作動
基材12と、中間作動基材13との2部材に分離して形
成し、前者に第1駆動ラック22を設け、後者に中間駆
動ラック23を設けている。そして、駆動源から付与さ
れる駆動力を第1駆動ラック22で受けて作動基材12
を前後移動させる。この作動基材12の前後方向へ移動
することによって、支持部材の前後移動、載置移動、倍
速手段を作動させる相対運動、第1.第2キャリィの倍
速前後移動、両キャリィの位置決め、クランパーの下降
、ロック機構の作動など多様な動きをする駆動力の分与
とタイミング制御を行なう点が本件ローディング機構の
特徴である。
つまり1作動基材12の前後移動は、支持部材11の連
動した前後方向への移動を起し、これと一体の倍速歯車
部9を前後方向へ移動する。その結果前後方向へは移動
しない中間作動基材13の中間駆動ラック23との間に
相対運動を発生させる。この相対運動は倍速歯車部9に
回転駆動力を与える。そして、支持部材11が前後方向
への移動を終えてその後方位置にて載置方向へ移動方向
を転換すると、中間作動基材13も一緒に方向、上下方
向へ移動する。
従って1作動基材12,13を2部材に分離形成したの
は、作動基材12の前後移動力を倍速歯車部9の回転駆
動力に変換するとともに、中間作動基材13を、支持部
材tiの蔵置方向へ移動に対してのみ追従するようにし
て、倍速歯車部9と中間駆動ラック23との噛合状態を
維持させ、円滑な作動を確保するためである。
しかし、作動基材12,13は、常にこのような2部材
力式に設計する必要はなく、例えば、この作動基材を1
部材で構成し、これに第1駆動ラック22と中間駆動ラ
ック23との両方を形成しておき、当該作動基材12が
前後移動と載置移動を起したとき、その動きに対応する
ように、駆動源の機構の方を設計しても良い。
また、他の例として、中間作動基材13をサブシャーシ
6aに対して固定する構成とすることも出来る。但し、
この場合、中間作動基材13に形成される中間駆動ラッ
ク23は、該ラック23に噛合して支持部材l工と共に
上下に移動する倍速歯車9の移動範囲よりも大きな幅寸
法のものとなる。
第6に、基本構成要素である駆動力付与手段について説
明する。
駆動力付与手段は、第6図に示すように、駆動源である
モータ31と、変速作用をさせる中間駆動歯車その他の
中間伝導機構26.28,29゜30と、−次的回転駆
動力を二次的駆動力である作動基材12.12’のtJ
後後動動力変換させる駆動用ダブル歯車25と、第1駆
動ラック22とから構成されている。
具体的には、第4図、第6図、に示されるように、左右
に一対設けられた作Wh基材12,12゜の各下端部に
は第1駆動ラック22.22’が形成されている。
第4図及び第6図に示されるように、一方(図示実施例
では右側)の作動基材12゛に形成された第1駆動ラッ
ク22′に駆動用ダブル歯車25の小歯車部が噛合して
いる。
この駆動用ダブル歯車25は、該ダブル歯車の大歯車部
と小歯車部にて噛合するダブル歯車26、ダブル歯車2
6の大歯車部と小歯車部にて噛合するもう1つのダブル
歯車部28aが一体成形されたプーリ28、ベルト29
及び小プーリ30を順次介してモータ31の出力軸と連
結されている。
また、@4図から明らかなように、上記したダブル歯車
25がその一端部に嵌着されたシャフト32の他端部に
は歯車33が嵌着されており、該歯車33は右側に配置
されたもう一方の第1作動基材12′に形成された第1
駆動ラック22′と噛合している。すなわち、モータ3
1が回転することによって、左右の第1作動基材12及
び12°が共に移動するようになされているのである。
上記した各ダブル歯車25.26とプーリ28と、ベル
ト29と、小プーリ30と、モータ31と、シャフト3
2と5歯車33とによって、上記作動基材12,12’
に駆動力を付与する駆動力可与手段が構成されている。
次いで、第7に、演奏位置すなわち第1.第2スピンド
ルモータ上にクランプするクランプ機構について説明す
る(第3図、第6図、第29図、)。
第3図及び第29図に示されるように、プレーヤハウジ
ングl内には左右方向において伸長する矩形板状の平面
部34&と該平面部の端部に連続する立面部34bとか
らなる!$1保持部材34、第2保持部材35が設けら
れている。第3図及び第29図から明らかなように、保
持部材34.35はその立面部34bの前端部において
ピン36に枢着されている。このピン36は前述の支持
部材11に突設されている。保持部材34を枢支するピ
ン36は前述したスピンドルモータのディスク型記録担
体支持面7aと平行に伸長しており。
従って、保持部材34は該ディスク型記録担体支持面7
aに対して、直角な内面(矢印Z方向)において揺動自
在となっている。
第29図に示されるように、立面図34bの他端部には
所定曲率の切欠部34cが形成されており、該切欠部3
4cに他のピン37(第20図にも図示)が摺動自在に
係合していることによって保持部材34の揺動案内がな
される。なお、このピン37も上記したピン36と共に
支持部材11に突設されている。また、第29図に示さ
れるように、保持部材34の自由端部には該自由端部を
スピンドルモータに近づける方向に付勢するコイルスプ
リング38が連結されている。第4図及び第6図に示さ
れるように、保持部材34の平面部34aの中央部には
ディスク型記IR担体3(第1図参照)をスピンドルモ
ータに押圧する円板状の抑圧部材40が回転自在に取り
付けられている。
第30図ないし第33図に示されるように、各保持部材
34及び35の下面には、第1及び第2スピンドルモー
タ2a、2bの一方ずつと各々協働してディスククラン
プ作用をなす円盤状の第1押圧部材40a及び第2押圧
部材40bが夫々回転自在に取付けられている。第6図
、第30図ないし第33図に示されるように、各保持部
材34及び35の後端部にはコイルスプリング38が各
々連結されている。該各コイルスプリング38は、第1
及び第2押圧部材40 a 、、 40 bが各々、第
1及び第2スピンドルモータ2a、2bに近づく方向に
両保持部材34.35を付勢する作用をなす。
第6図に示されるように、後方に配置された保持部材3
5の側端部にはローラ60が設けられており、作動制御
手段12の上端部に形成されたタイミングカム部L2a
に該ローラ60が係合している。このタイミングカム部
12aの形状と、作動制御手段12に設けられたカム孔
17の形状と該作動制御手段12の移動量等とを適宜定
めることによって、第1及び第2スピンドルモータ2a
、2bに対する第1及び第2押圧部材40a。
40bの着脱のタイミングが設定されている。すなわち
、第1及び第2スピンドルモータ2a、2bに対する第
1及び第2押圧部材40a 、 40 bの着脱は各々
別個になされるのである。なお、上述までの説明から明
らかなように、第1及び第2押圧部材40a、40bを
保持部材34.35と共に移動せしめるための特別な駆
動源は設けられておらず、この移動動作は前述した搬送
手段によって駆動力を付与されてなされるようになって
いる。
上記した保持部材34.35と、コイルスプリング38
と、押圧部材40a、40bとによって、クランプ機構
が構成されており、これが支持部材11のピンに係止さ
れている。
以上、ローディング機構を構成する各構成部材について
、説明してきたが、その各構成部材は、その全部や一部
が必要に応じて相互に組み合わされ、関連して、キャリ
ィの突出、収納、位置決め、載置移動、クランプ、等と
いった多様な動きをする。すなわち、各構成部材はすべ
て、多機能なのである。従ってその相互関連の仕方や動
きについて説明が必要である。そこで、次にキャリィの
前後方向への増速移動の構成とその作動の仕方、キャリ
ィの蔵置方向への移動の構成とその作動の仕方、キャリ
ィ4の移送位置特定機構について分けて説明する。
まず、はじめに、第1キャリィ4aの前後方向への倍速
移動の構成とその作動の仕方について、特にキャリィを
前後方向(図示Y方向及びその逆方向)に前後移動する
倍速歯車9と、当該倍速歯車9に回転駆動力を付与する
中間駆動ラック23との間の相対M動について説明する
図示実施例の作動基材は互いに連動する第1駆動ラック
22と中間駆動ラック23と2債に分離して構成し、駆
動源25は第1駆動ラック22に噛合し、中間駆動ラッ
ク23は倍速歯車部9に噛合して、作動基材12と倍速
歯車部9とが間接的に相対運動するようにしたものであ
る。
前述したように、倍速歯車9は支持部材11に取り付け
られているが、当該支持部材11の外側に突出するロー
ラピン15は、サブシャーシ6aのL字状案内孔14と
、中間作動基材13の前後案内孔16と1作動基材12
のカム孔17とに、同時に嵌合し、その移動を規制され
ている。そこで、作動基材12を前後方向に移動すると
、上記各部材は次のように作動し、倍速歯車9に対して
中間駆動ラック23が相対運動をする。尚、作動基材1
2を前方向に移動する場合と、逆に後方向に移動する場
合では、各部材の動きが逆になるだけなので、ここでは
、当該作動基材12が一番前方から後方に移動した際の
各部材の動作を説明する。
第30図のように、作動基材12が、一番前方に位置す
る場合には、支持部材11と作動基材12とはローラピ
ン15によって、連動するとともに、サブシャーシ6a
のL字状案内孔14における前後部に規制されて、後方
(反矢印方向)に前後移動する。このとき、中間作動基
材13はその前後案内孔16によって、前後方向への移
動力が逃げるうえ、中央の蔵置案内孔20に嵌合するガ
イドピン14cに係止されて、その場に停止したまま移
動しない、したがって、作動基材と共に前後移動する支
持部材11の倍速歯車9と、移動しない中間作動基材1
3の中間駆動ラック23との間に相対運動が発生する。
この相対運動は5作動基材12が移動させるローラピン
15が第19図のように中間作動基材13の前後案内孔
16の最後方に到達するまで続く、その結果、こうして
相対運動が生じている間、第1キャリィ4aは倍速され
ながらハウジング1に対して収納移動をすることになる
なお、このとき、第1キャリィ4aに装着されている第
2キャリィ4bが、第1キャリィ4aの第1次増速移動
を利用して、支持部材11のストッパ27に当接し、両
者の移動差から相対運動を起し、第2キャリィ移動機構
を駆動させ、第2増速移動を実現することは前述の通り
である。
次に、第31図に示したように、収納方向への移動が終
了した時点では第1キャリィ4aは、第1スピンドルモ
ータ2aと対応した位置に規制されて停止しており、第
2キャリィ4bは、第2スピンドルモータと対応する位
置に規制されて停止した状態になっている。
次に、第1、第2キャリィ4a、4bが保持するディス
ク型記録担体3を各スピンドルモータ2a、2b上に載
置しクランプするために、当該キャリィ4を蔵置方向(
この場合下降)移動する構成とその作動の仕方について
述べる。
第32図第33図に示した通り、操作としては、前述し
た作動基材12の後方への移動を、更に続けることによ
り行なう、すなわち、支持部材11と一体のローラーピ
ン15は、サブシャーシ6 a (1) L字状案内孔
14における載置部14bと、中間作動基材13の前後
案内孔16の後方端部とに規制されて前後移動は中止す
るが、支持部材11と中間作動基材13とは一緒になっ
て、載置下方へ移動する。この際、支持部材11やそれ
に支持されるキャリィ4をも一緒に載置移動させる。そ
の駆動力は、作動基材12の後方への移動力にともなっ
てローラーピン15が作動基材12、のカム孔17に誘
導されて下がることによる。尚、この載置方向への移動
は、第16図、第33図のように、ローラピン15が1
作動基材12のカム孔17の傾斜部における下部まで下
がるまでの間で起こるように構成されている。
もし、この時、大径のディスク型記録担体3aが第1キ
ャリィ4aに保持されているとすれば、そのことを図示
しない検知装置で判別して、第32図のように第1キャ
リィを載置移動して第1スピンドルモータ2a上に載置
し、同時に第1保持部材34を下降して、その押圧部材
40により挟持する。このとき、第2保持部材35は、
ローラ60を、作動制御手段12の上端部に形成された
タイミングカム部12aに係合させて載置移動を制限し
、大径のディスク型記録担体3aが自由に回転、演奏出
来るような状態にする。
また、小径のディスク型記Q担体が第2キャリィ4bに
保持されているときには、それを検知装置(図示せず)
で判別して、第33図のように第2スピンドルモータ2
aを起立させる。そうしておいてからキャリィ4をti
t方向に移動し第2スピンドルモータ2a上に小径のデ
ィスク型記録担体3bを載置する。その後1作動制御手
段12を更に後方に移動させることにより、第2保持部
材35を、そのローラ60で、作動制御手段12の上端
部に形成されたタイミングカム部12aに係合させなが
ら降下させて、当該ディスク型記録担体3bを挟持し、
クランプを完了させる。このとき作動制御手段(第1作
動基材)12を更に後方に移動できるのは、第15図な
いし第17図、第33図に示したように、カム孔17を
少し長く形成されているためである。
更に、本発明の特徴である第1キャリィ4aの収納時に
おける、ディスク型記録担体3の移送位置特定機構につ
いて説明する。
移送位置特定機構の第1構成は、前述したように、倍速
歯車9を構成するダブルギヤ9a、9bの一方9aに、
収納移送方向(反矢印Y方向)に回転駆動時、付勢力が
付くバネ9eを装着しであることである。すなわち、ダ
ブルギヤ9a、9bは、図示したように大歯車部と小歯
車部とが別体になって同一軸ピン9fに軸着されており
、両者の間には少なくとも収納移送方向に回転駆動時、
付勢力が付くバネ9eが装着されている。
また、移送位置特定機構の第2構成は、シャーシの後端
部、もしくは支持部材11の後端部にストッパ20が形
成されていることである。前者は、第1キャリィ4aが
ストッパ20と当接して、シャーシに対して直接位置を
規制するものである。
また更に、作動制御手段である作動基材の前後移動にお
ける駆動力分与調整において、第1キャリィ4aがスト
ップに当接した少し後まで前後移動の駆動力を付与続け
りように設定しておく。
なお、この位置決めのタイミングは1作動制御手段等が
丁度第31図に示した状態の時である。
この結果、この第1キャリィ4aがストッパ20に当接
し、両者の位置関係が特定した少し後まで作動基材12
が後方に移動して、倍速歯車部9へ引き続き回転駆動力
が付与されるが、その余分な回転駆動力は倍速歯車部9
に装着した付勢手段9eが吸収する。同時に1倍速歯車
部9に付与される余分の駆動力が、各部材間の遊び、お
よびバックラッシュが吸収し、その付勢手段の付勢力に
よって、第1キャリィ4aをストッパに圧接させる。す
なわち、第1キャリィ4aはストッパ20によって、常
に正確に支持部材との位置関係を特定できる効果がある
最後に、上記した構成のディスクプレーヤの動作を第1
3図、第14図、第20図をも参照しつつ演奏手順に沿
って簡単に説明する。
まず、スイッチ群1d(第1図示す、)に含まれるロー
ディングボタン押して、モータ31を回転して第1図に
示されるように、2種類のディスク型記録担体を同心的
蔵置が可撤な構造に形成された第1.第2キャリィ4a
 、4bをプレーヤハウジング1外に突出させ、該キャ
リィ4a、4bのいずれかの所定位置にディスク型記録
担体3を選択して載置する(第30図)、なお、キャリ
ィ4のプレーヤハウジング1の外への突出動作は以下に
述べる収納動作とまったく逆の過程を辿ってなされるの
で詳述はしない。
ここでは、コンパクトディスク型記録担体3を第2キャ
リィ4b上に選択載置したら、スイッチ群ld(第1図
示す、)に含まれるローディングボタンを押す、すると
 モータ31(第20図参照)が回転し、左右の第1作
動基材12及び12′が後方(反矢印Y方向)に移動を
開始する。
よって、作動基材12の各カム孔17とサブシャーシ6
aのL字状案内孔14との交差位置にあるローラピン1
5に従って、各支持部材11が後方に移動する。
一方の支持部材11の後方への移動に伴い、該支持部材
11に設けられた2つのダブルギヤ9a、9b (第2
図、第3図などに図示)も後方に移動する。
ダブルギヤ9aは中間作動基材13に形成された中間駆
動ラック23と噛合しているため、支持部材11の後方
移動によって該ダブルギヤ9bは第2図における時計方
向に回転する。故にもう一方のダブルギヤ9aが第2図
における反時計方向に回転し、これにより、該ダブルギ
ヤ9aと噛合するラック部4aを有する第1キャリィ4
aは作動基材12.の移動速度の4倍の速度にて後方に
移動する。第1キャリィ4aが後方に増速移動する途中
にて、ゆっくり移動している支持部材のストッパに当接
する。そこで、速い第1キャリィ4aと遅い支持部材1
1とのスピード差が作る相対運動により、第2キャリィ
4bを第1キャリィ4aより更に増速しながら更に後方
に移動する。
こうして、第1キャリィ4aが第2図、第31図に示さ
れる位置に達するまでに、第2キャリィ4bの後方への
@2次増速移動も終了しておく。
なお、後方に移動終了する直前に第1キャリィ4aはス
トッパ20に当接され、正確に位置特定した後も引き続
き前後移動の駆動力を分与される。このため、更に作動
基材12は後方に移動して、第1キャリィ4aには、倍
速歯車部9の付勢手段9eによる付勢力が負荷され、当
該$1キャリィをストッパ20に圧接する。その結果、
第1キャリィ4aと第2キャリィ4bの位置を正確に規
制する。その後、第32図、第32図に示されるように
、第1キャリィ4a、第2キャリィ4bは各支持部材1
1と一緒に位置関係を特定した状態で載置移動にうつる
。このとき、保持されているディスク型記録担体3が大
径で第1キャリィである場合には、第1スピンドルモー
タ2a上に載置され、同時に、保持部材34が降下して
挟持される。(第32図示す、) また、保持されているディスク型記録担体3bが小径で
第2キャリィ4bである場合には、起立した第2スピン
ドルモータ2a上に載置され、その後、作動制御手段1
2の後方移動に伴なって、保持部材35が降下して挟持
される。
そして、ディスク型記録担体3の記録の変換演奏が開始
されることになるのである。
ディスク型記録担体の変換演奏が終了すると、前述もし
た如く、モータ31が逆回転を開始し、第1.第2キャ
リィ4a、4bは上記の逆の過程を辿ってプレーヤハウ
ジングlの外部に突出する。かくして、ディスク型記録
担体3は回収される。尚、当該実施例においてはキャリ
ィ4が前後方向と蔵置方向に移動するものとしているが
ディスクプレーヤの設置状態によってはこの方向とはな
らず、互いに直角なZ方向となる場合もある。
「発明の効果」 以上詳述した如く、本発明は、ハウジングと、第1スピ
ンドルモータと第2スピンドルモータとを含む演奏手段
と、第1キャリィと、第2キャリィとが同心的二重載置
構造をなすよう形成されて成るダブルキャリィと、前記
キャリィを、プレーヤハウジング外のディスク型記録担
体取り出し位置へ突出したり、当該/\ウジング内の記
録又は再生位置であるスピンドルモータ上へ各別に収納
・載置移動するようにした搬送手段とからなるコンパチ
ブル方式のディスクプレーヤにおいて、 搬送手段は、第1キャリィは、前後方向に第1次増速移
動しながら第1スピンドルモータに対応した所定の位置
に規制移送されるようになし、第2キャリィは第2キャ
リィ作動機構により更に後方に第2次増速移動して第2
スピンドルモータに対応した所定位置に規制移送される
ようにしたものである。
つまり1本発明は、二重の増速手段を利用して、第1.
第2キャリィを突出時には同心的二重蔵置方式で全面露
呈するようになし、収納時には分離した第1.第2スピ
ンドルモータに各別に対応するよう前後移動、載置移動
し、クランプ機構を作動するといったことが全自動的に
出来るようにしたものである。
しかも、これら多くのローディング作業を全て一個の駆
動源で行なえるようにした点で画期的なものである。
さらに、第2キャリィ移動手段における第2増速移動作
用の駆動源を、互いに動いているもの同志のスピード差
がつくる相対運動に求め、これによって増速率を緩和す
るようにした点に大きな特徴がある。
この結果、本発明により、高性能で小型化された、しか
も経済性の高いコンパチブル方式のディスクプレーヤに
おけるローディング機構を具現化することが出来た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るフロントローディングディスクプ
レーヤの全体斜視図、第2図は同ディスクプレーヤが収
納状態になった時の状態を示す概略図、第3図は同ディ
スクプレーヤのローディング機構、及び演奏手段の全体
斜視図、第4図は同ディスクプレーヤの内部構造を示す
一部切欠の正面説明図、第5図は本発明に係るローディ
ング機構の平面図、第6図は駆動力付与手段を示す説明
図、第7図はキャリィの構造を示す下面図、第8図構成
部材であるスライド板の平面図と側面図、第9図は同ロ
ック部材の平面図と側面図、第11図〜第13図は同倍
速歯車をを示す構成部品とその組立図、図14図は、ス
ライド板とストッパとの当接作動状態を示す説明図、第
15図、第16図はキャリィ移送手段の組立作動状態を
示す側面図で、第17図は作動基材の側面図。 第18図、第19図は支持部材の平面図と側面図、第2
0図、第21図は中間作動基材の平面図と側面図、第2
2図は同サブシャーシを示す側面図、第23図は倍速手
段を示す平面図で、第24図は同縦断側面図、第25図
ないし第28図はダブルギヤの分解斜視図、第29図は
クランパ機構を示す側面図、第30図ないし第33図は
本発明にかかるローディング機構の作動状態を逐次示す
キャリィ移動手段と演奏手段の側面説明図であり、第3
4図は、当社が本出願の以前に提案した別の第2キャリ
ィ機構手段を示す平面説明図である。 主要部分の符号の説明 l・・・・・・プレーヤハウジング 2a、2b・・・・・・第1.第2スピンドルモータ3
a、3b・・・・・・第1、第2デイスク型記録担体4
a、4b・・・・・・第1.第2キャリィ6…・・・シ
ャーシ 6a・・・・・・サブシャーシ 9・・・・・・倍速手段(ダブルギヤ)9e・・・・・
・付勢手段 11・・・・・・支持部材 12・・・・・・作動制御手段(作動基材)14・・・
・・・L字状案内孔 27・・・・・・ストッパ 45・・・・・・係止駆動ピン 46・・・・・・スライド板 48・・・・・・増速ピニオンギヤ 50・・・・・・口7り部材 第8図  第8図 (rJ)               (イ)第(4
図(イ) 第 44 11!J (ロ) 手続補正歯 1.事件の表示 昭和62年 特許願 第9749号 2、発明の名称 ディスクプレーヤのローディング機構 3、ネ計正をする者 事件との関係   特許出願人 住  所 氏  名   (501)パイオニア株式会社4、代理
人 7、補正の対象 明細書 7、補正の内容 (1)明細書の第69頁(図面の簡単な説明の欄)第5
行目から同頁第6行目の「図14図は、」までを次のよ
うに補正する。 「10図〜第13図は同倍速歯車を示す構成部品とその
組立図、第14図は、」 以上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハウジングと、前記ハウジング内に設けたディス
    ク型記録担体を始動、駆動、または停止する第1スピン
    ドルモータと第2スピンドルモータとを含む演奏手段と
    、大径のディスク型記録担体を保持し得る第1キャリィ
    と、小径のディスク型記録担体を保持し得る第2キャリ
    ィとを有し、これらが同心的二重載置構造をなすよう形
    成されて成るキャリィと、前記キャリィを、プレーヤハ
    ウジング外のディスク型記録担体取り出し位置へ突出し
    たり、当該ハウジング内の記録又は再生位置であるスピ
    ンドルモータ上へ各別に収納・載置移動するようにした
    搬送手段とからなるディスクプレーヤにおいて、 搬送手段は、プレーヤハウジング内のサブシャーシに第
    1キャリィの左右両側を挟むように支持部材を装着し、
    当該支持部材を突出・収納方向への前後移動と、その後
    方の所定位置での載置移動とが出来るようになし、当該
    支持部材には、第1キャリィを前後移動自在なるように
    支持するとともに、支持部材に設けた倍速手段により、
    支持部材が前後移動するときは、第1キャリィが前後方
    向に第1次増速移動して、第1キャリィは第1スピンド
    ルモータに対応した所定の位置に規制移送される第1キ
    ャリィ移動機構と、第2キャリィは第2キャリィに前後
    動自在に装着するとともに、更に後方に第2次増速移動
    して第2スピンドルモータに対応した所定位置に規制移
    送されるようになし、その後、支持部材と一緒に第1キ
    ャリィ及び第2キャリィを載置移動させ、保持されてい
    るディスク型記録担体を対応するスピンドルモータ上に
    選別載置させ、クランプ機構により選別クランプさせる
    ようにしてなるキャリィ移動手段と、駆動力付与手段か
    らの駆動力を、前記支持部材の前後移動及び載置移動の
    駆動力として、倍速手段の駆動力として、第2キャリィ
    の前後移動の駆動力として、およびクランプ機構の駆動
    力として、分与するとともに、キャリィの移動を制御す
    る作動制御手段と、駆動源から作動制御手段に駆動力を
    付与する駆動力付与手段とから構成し、前記、第2キャ
    リィ作動機構は、第1キャリィの下部に、前後方向に所
    定範囲内で往復動自在な第2キャリィと、係止駆動ピン
    付きスライド板を装着しておき、該第2キャリィの側部
    にはキャリィラック部を設け、前記スライド板にはキャ
    リィラック部に相対応するようスライドラック部を設け
    、更に前記キャリィラック部とスライドラック部との間
    には両方に噛合する増速ピニオンギヤを取り付けて、ス
    ライド板の移動に伴なって、第2キャリィを第1キャリ
    ィに対して第2次増速前後移動するように構成しておき
    、他方、前記支持部材には、スライド板の係止駆動ピン
    が所定の位置で当接するようストッパを設けておき、第
    1キャリィの前後方向への第1次増速移動と支持部材の
    移動との移動差を相対運動として、係止駆動ピンがスト
    ッパに当接した後スライド板を動かし、増速ピニオンギ
    ヤを介して第2キャリィを第1キャリィより更に後方の
    第2スピンドルモータに対する所定位置まで第2次増速
    移動させるようにしたことを特徴とするディスクプレー
    ヤのローディング機構。
  2. (2)作動制御基材を1個の作動基材により構成し、こ
    れに駆動力付与手段からの駆動力を受け、作動基材をシ
    ャーシに対して前後方向に移動する第1駆動ラックを設
    け、倍速歯車に対して相対運動により駆動力を付与する
    第2駆動ラックをシャーシに設けるようにしたものを含
    む特許請求の範囲第1項記載のディスクプレーヤのロー
    ディング機構。
  3. (3)作動制御基材を互いに連動する作動基材と、中間
    作動基材とに分離して構成し、作動基材には第1駆動ラ
    ックを設けて、駆動源からの駆動歯車と噛合するように
    し、他方中間作動基材には第2駆動ラックを設けて倍速
    歯車部に噛合し、作動基材と倍速歯車とが相対運動する
    ようにしたものを含む特許請求の範囲第2項記載のディ
    スクプレーヤのローディング機構。
JP62009749A 1987-01-19 1987-01-19 デイスクプレ−ヤのロ−デイング機構 Pending JPS63177354A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003049866A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Nsk Warner Kk 多板式摩擦係合装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61236063A (ja) * 1985-04-10 1986-10-21 Pioneer Electronic Corp デイスクプレ−ヤ

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