JPS63177353A - デイスクプレ−ヤのロ−デイング機構 - Google Patents

デイスクプレ−ヤのロ−デイング機構

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JPS63177353A
JPS63177353A JP62009748A JP974887A JPS63177353A JP S63177353 A JPS63177353 A JP S63177353A JP 62009748 A JP62009748 A JP 62009748A JP 974887 A JP974887 A JP 974887A JP S63177353 A JPS63177353 A JP S63177353A
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JP
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lock
movement
stopper
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JP62009748A
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Isami Kenmochi
剱持 伊佐美
Toshio Hirano
平野 敏雄
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Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明はディスクプレーヤに関し、特にビデオディスク
とコンパクトディスクのように大小2種類のディスク型
記録担体を載置するキャリィを有し、これを自動的に選
別して第1スピンドルモータと第2スピンドルモータと
に選別移送したり、取り出し位置に突出したりするキャ
リィ搬送手段を備えたコンパチブル方式のディスクプレ
ーヤにおけるローディング機構に関する。
「背景技術」 表面に音溝を有するオーディオディスク型記録担体、ま
たはPCM信号を記録したデジタルオーディオディスク
型記録担体を、プレーヤハウジングに対して突出・収納
自在に設けられたキャリィに保持させて、プレーヤハウ
ジング内に収納する形式とし、物を載せるなどディスク
プレーヤ上面のスペースを有効に利用出来るようにした
、フロントローディングディスクプレーヤが知られてい
る。
当該フロントローディングディスクプレーヤは、その基
本構成が、プレーヤハウジングと、当該ハウジング内に
あって、ディスク型記録担体を支持するスピンドルモー
タ、当該スピンドルモータ上のディスク型記録担体を始
動、駆動または停止するための自動機構、ディスク型記
録担体に情報の記録および再生をする変換器などからな
る演奏手段と、演奏さるべきディスク型記録担体を保持
し案内移送するキャリィと、前記キャリィを、プレーヤ
ハウジング外のディスク型記Q担体の取り出し位置へ突
出したり、当該ハウジング内の記録又は再生位置へ収納
せしめるように移動する搬送手段とからなっている。
このディスクプレーヤが、ビデオディスク用とコンパク
トディスク用の両方に使用出来るコンパチブル方式とす
る場合には、キャリィの載置方法や演奏手段の設置方法
、及びその搬送手段などからなる新しいキャリィ移送手
段の開発が必須条件になる。
本件出願人は、他社に先がけて、同心的二重載置構造を
もったキャリィと、ダブルスピンドルモータ設置構造を
もった演奏手段と、前記キャリィから各スピンドルモー
タへ選別移送する構造をもった搬送手段とからなる独自
のキャリィ移送手段を提案した。第34図に示したもの
がそれである。これは、主キャリィGにサブキャリィF
を所定範囲内(ストッパ0,2間)で前後方向に往復動
自在なるように装着しておき、主キャリィGがハウジン
グHに対して収納方向に移動する動きを利用して、ハウ
ジングH内に設けたストッパエと主キャリィGに装着し
たスライド板Jとの間に、スプリングにのパイアスカに
抗した相対運動を起こさせたものである。それによって
、スライド板Jに設けたラックMとサブキャリィFに設
けたラックNと、両者に噛合するピニオンギヤLとから
なるサブキャリィ作動機構を作動させ、サブキャリィF
を主キャリィGに対して後方に移動させる構造になって
いるものである。
尚、ハウジングH内に設けたストッパIと主キャリィG
に装着したスライド板Jとの間に、スプリングKを設け
たのは、サブキャリィ作動機構の作動を円滑に且つ誤作
動なく行なわせるためである。
また、出願人は、今回その独自のキャリィ移送手段を更
に改良した新しいキャリィ移送手段を開発した。
出願人が今回開発した上記のキャリィ移送手段の改良技
術課題は、4つであった。その第1は、従来のものが、
キャリィをハウジングの外へある程度しか突出しない方
式のもので、ディスク型記録担体の載置や収納を行なう
ために、操作者の一部手Wh操作が必要であったのに対
し、今回の開発技術は、ディスク型記録担体の全部が見
えるように突出し、自動的に演奏位置に移送する全自動
方式のものに改良したことである。この半自動方式から
全自動方式への改良のポイントは、それによって装置が
大型化したり、部品点数の大幅増加によりコスト高にな
るのを防ぐことにある。出願人は、上記要請を克服する
ものとして、1個のモーターで駆動し1倍速手段を用い
て第1キャリィと第2キャリィの両方を全自動的に所定
の位置(ディスク型記録担体が完全露呈する位置)に突
出し収納する搬送手段を開発した。この搬送手段は、構
造的にキャリィが素速く大きく移動する必要性から、倍
速手段が組込まれている点に特徴がある。
ところが、前記のように、倍速手段を組込む方式だと、
第2キャリィの駆動力がその分だけ駆動力を弱める結果
となるので、前記従来例のような、スプリングにのパイ
アスカに抗しての円滑な移動は非常に困難になる。そこ
で、第2キャリィの移動をスプリング等に抗しない構造
のものに改良する必要があった。これが、第2の改良す
べき技術課題であった。
その結果開発されたものが、増速移動された第1キャリ
ィの上で更に第2キャリィを増速移動させるダブル増速
方式の第2キャリィ移動機構である。しかしこのダブル
増速方式のキャリィの移動手段にも新たな技術課題が発
生した。それは、ダブル増速方式にした結果、第2キャ
リィの増速率が相乗的に大きくなりすぎて、その移動途
中や停止位置などでのコントロールが困難になることで
あった。
そこで、要請される技術課題はまず、第2キャリィの増
速移動を緩和するための手段の開発であり(第3技術課
題)、次に要請されているのは、第1、第2キャリィの
移動の信頼性確保をどうするかという第4技術課題であ
る。前者の課題を解決する手段としては、wS2キャリ
ィ移動機構の駆動力を同じ方向に移動する支持部材との
当接によって得るようにしたもので、それは、第1キャ
リィと支持部材とのスピード差がもたらす相対運動を駆
動源として増速移動させようとするもので、支持部材が
移動する分だけ増速移動を緩和する改良がなされた。こ
れが第3の改良点である。
本発明は、上記技術課題の克服を前提にして、これに第
4の技術課題、すなわち、作動の信頼性確保のための手
段であるロック機構を付設することを改良の要部とする
ものである。
「本発明が解決しようとする問題点」 叙上のように、本発明が解決しようとする問題点は、不
測の衝撃や外力が負荷された場合でも常に誤作動なく、
円滑に作動させることが出来るようにする要請を解決せ
んとするものである。第34図に示した、従来技術は、
この要請を解決するために、スプリングKを介在させて
いるが、このスプリングのパイアスカに抗して作動する
方式は、本発明のようにキャリィを二重に増速する構造
のキャリィ移送手段には向いていないうえ、エネルギー
の無駄も大きい、すなわち、本発明は、上記第1〜3の
技術課題を解決したローディング機構に対し、更に第4
番目の技術課題を解決するロック機構を付与せしめ、こ
れによって当該開発技術の信頼性を向上させようとする
ものである。
「問題点を解決すべき手段」 本発明は、ディスク型記録担体を同心的に二重載置する
構造をもったキャリィと、ダブルスピンドルモータ設置
構造をもった演奏手段と、前記キャリィから各スピンド
ルモータへ選別移送する構造をもった搬送手段とからな
るコンパチブル方式のディスクプレーヤにおけるローデ
ィング機構である。
すなわち、本発明は、ハウジングと、前記ハウジング内
に設けたディスク型記録担体を始動、駆動、または停止
する第1スピンドルモータと第2スピンドルモータとを
含む演奏手段と、大径のディスク型記録担体を保持し得
る第1キャリィと、小径のディスク型記録担体を保持し
得る第2キャリィとを有し、これらが同心的二重載置構
造をなすよう形成されて成るキャリィと、前記各キャリ
ィを、プレーヤハウジング外のディスク型記録担体取り
出し位置へは前記キャリィを同心的二重載置構造の状態
で突出し、当該ハウジング内の記録又は再生位置では第
1、第2スピンドルモータ上へ各別に収納・載置移動す
るようにした搬送手段とからなるディスクプレーヤにお
けるローディング機構である。
当該搬送手段は、次のようなキャリィ移動手段と、作動
制御手段と、駆動力付与手段との3部分から構成されて
いる。
前記キャリィ移動手段は、更に第1キャリィを作動させ
る機構と、第2キャリィ移動機構とに分れている。
まず第1キャリィ作動機構は、プレーヤノ\ウジング内
のサブシャーシに第1キャリィの左右両側を挟むように
支持部材を装着し、当該支持部材を突出・収納方向への
前後移動と、その後方の所定位置での載量移動とが出来
るようになし、当該支持部材には、第1キャリィを前後
移動自在なるように支持するとともに、支持部材に設け
た倍速手段により、支持部材が前後移動するときは、第
1キャリィが前後方向に第1次増速移動し、第1キャリ
ィは第1スピンドルモータに対応した所定の位置に規制
移送されるようにしたものである。
また、第2キャリィは後述する第2キャリィ移動機構に
より更に後方に第2次増速移動して第2スピンドルモー
タに対応した所定位置に規制移送されるようになしたも
のであり、その後、支持部材と一緒に第1キャリィ及び
第2キャリィを載置移動させ、保持されているディスク
型記録担体を対応するスピンドルモータ上に選別載置さ
せ、クランプ機構により選別的にクランプさせるように
してなるのがキャリィ移動手段である。
また、作動制御手段は、駆動力付与手段からの駆動力を
、前記支持部材の前後移動及び載置移動の駆動力として
2倍速手段の駆動力として、第2キャリィ移動機構の駆
動力として、およびクランプ機構の駆動力として5分与
するとともに、キャリィの移動を制御する。
更に、駆動力付与手段は、駆動源から前記作動制御手段
に駆動力を付与するものである。
前記、第2キャリィ移動機構は、第1キャリィの下部に
、前後方向に所定範囲内で往復動自在な第2キャリィと
、係止駆動ピン付きスライド板を装着しておき、該第2
キャリィの側部にはキャリィラック部を設け、前記スラ
イド板にはキャリィラック部に相対応するようスライド
ラック部を設け、更に前記キャリィラック部とスライド
ラック部との間には両方に噛合する増速ピニオンギヤを
取り付けて、スライド板の移動に伴なって、第2キャリ
ィを第1キャリィに対して第2次増速前後移動するよう
に構成しておき、他方、前記支持部材には、スライド板
の係止駆動ピンが所定の位置で当接するようストッパを
設けておき。
第1キャリィの前後方向への第1次増速移動と支持部材
の移動との移動差を相対運動として、係止駆動ピンがス
トー/パに当接した後スライド板を動かし、増速ピニオ
ンギヤを介して第2キャリィを第1キャリィより更に後
方の第2スピンドルモータに対する所定位置まで第2次
増速移動させるように構成したものである。
本発明は、前記第2キャリィ移動機構に、適正な作動を
させるためのロック機構を装着したものである。
当該ロック機構は、スライド部材に係止駆動ピンを有す
るロック部材を装着し、第1キャリィの下面にロック受
部を形成し、支持部材に設けたストッパには、ロック切
換部と係止部とを形成しておき、次のように組立たもの
である。
第1キャリィの突出時には、当該ロック部材がロック受
部に係合してスライド板が第1キャリィに対して保持さ
れるようになし、第1キャリィの移動途中ロック部材が
ストッパの係止駆動ピンに当接すると、ロック切換部に
よって、ロック部材がロック受部との保持状態を解除し
、かわってロック部材がストッパの係止部に係合保持す
るように切り換え、第1キャリィの移動にともなって第
2キャリィが増速移動する時は、ロック部材がストッパ
の係止部に保持されるとともに、第1キャリィのロック
受部に規制された状態で、スライド板を前後方向へ規制
移動するようになし、第1キャリィの移動が完了した時
は、ロック部材がストッパの係止部に係合保持されると
ともにロック部材に保持されて、スライド板を支持部材
に対して保持状態となるようにしたことを特徴とするデ
ィスクプレーヤのローディング機構である。
前記搬送手段は、更に具体的な実施態様とじて次のよう
に構成してもよいこと勿論である。
前記倍速手段を、1個のダブルギヤまたは複数個のダブ
ルギヤとによって構成される倍速歯車にしたことを含む
ものである。
更に、前記作動制御手段を、1個の作動基材により構成
し、これに駆動力付与手段からの駆動力を受ける第1駆
動ラツクを設け、シャーシには倍速歯車に対して駆動力
を付与する第2駆動ラツクを設けるようにしてもよいし
、或は、作動制御手段を、互いに連動する作動基材と中
間作動基材とに分離して構成し、作動基材には第1駆動
ラツクを設は駆動源からの駆動歯車と噛合するようにす
るとともに、中間作動基材には第2駆動ラツクを設け、
倍速歯車部に噛合して、作動基材と倍速歯車とが相対運
動するようにしてもよいこと勿論である。
また、前記ロック機構は、スライド部材に係止駆動ピン
とロックピンと案内ピンとを有するロック部材を揺動自
在に装着し、第1キャリィの下面にはロック四部とロッ
ク案内溝とからなるロック受部を形成しておき、更に、
支持部材に設けたストッパには、当接したときロック部
材を揺動させるように形成した当接面(ロック切換部)
と、係止駆動ピンを係合し得る係止凹部(係止部)とを
形成しておく。
そして、第1キャリィの突出時には、当該ロック部材の
案内ピンがロック案内溝に嵌合するとともにロックピン
がロック凹部に係合してスライド板が第1キャリィに対
して前後動しないように保持する。
次に第1キャリィの移動途中でストッパが前記係止駆動
ピンに当接すると、当接面がロック部材を揺動させ、こ
れによって案内ピン及びロックピンがロック凹部との係
合を解除してロック案内溝に嵌合するようになし、かわ
って係止駆動ピンがストッパの係止凹部に係合保持する
よう保持状態を切り換える。
第1キャリィの増速移動と支持部材の前後移動の移動差
を相対運動としてスライド板を前後方向に移動する際に
は、係止駆動ピンを係止凹部に係合保持するとともに、
ロックピンをロック案内溝に嵌合しながら前後方向に規
制移動する。
そして、第2キャリィの後方移動が完了した時点では、
係止駆動ピンをストッパの係止凹部に係合保持するとと
もに、ロックピンはロック案内溝の端部に保持して、ス
ライド板が前後左右に動かない保持状態に構成する。
「作 用」 本発明のローディング機構は、上記のように構成されて
いるので、操作者は使用に際して、駆動源を始動させて
前記作動制御手段を前方へ移動させると、キャリィ移動
手段は、支持部材を前方(突出方向)へ移動させること
により倍速手段を作動させ、第1.第2キャリィを突出
方向へ増速移動させて、ディスク型記録担体の全部が露
呈するまで移送する。こうしてプレーヤハウジング外の
ディスク型記録担体の取り出し位置へ突出された同心的
二重載置構造をもった第1キャリィまたは第2キャリィ
のいずれかに、ディスク型記録担体を選択載置させ、再
び、駆動源を始動させて前記作動制御手段を今度は後方
へ移動させるようにする。すると、キャリィ移動手段は
、支持部材を収納方向へ移動をさせるとともに倍速手段
を作動させて、第1.第2キャリィを収納方向へ増速移
動させる。第1キャリィがある程度移動された途中テ支
持部材のストッパにスライド板の係止駆動ピンを当接さ
せる。すると、引き続き行なわれている第1キャリィの
後方への第1次増速移動と支持部材の後方移動との移動
差による相対運動によって、スライド板を移動し、増速
ピニオンギヤを介して第2キャリィを第1キャリィに対
して後方へ更に第2次増速移動させる。そして、前記、
支持部材の後方移動が終了した時点では、前後方向に増
速移動している第1キャリィは、第1スピンドルモータ
に対応した所定の位置に規制移送されており、第2キャ
リィは更に後方に増速移動して第2スピンドルモータに
対応した所定位置に規制移送されている。
以上、第1、第2キャリィを移動させるに際し、第2キ
ャリィ移Wh機構に装着したロック機構は次のように作
動する。
第1キャリィの突出時には、当該ロック部材がロック受
部に係合保持されて、スライド板が第1キャリィに対し
て動かないようにされ、第1、第2キャリィが同心的二
重載置構造を形成する状態に位置規制される。
次に、第1キャリィの移動途中でストッパが係止駆動ピ
ンに当接すると、ロック切換部(当接面)によりロック
部材は、キャリィのロック受部との保持を解除して、s
lキャリィの移動にともなってスライド板が前後方向に
移動出来るようになし、かわりに係止駆動ピンがストッ
パの係止部(係止凹部)に係合保持して、その保持相手
を切り換える。
つづいて、第1キャリィの移動に伴なって、第2キャリ
ィが増速移動中は、ロック部材がロック受部に規制され
るとともに、ストッパの係止部に保持されて、支持部材
との位置関係を規制しながらスライド板を前後移動させ
、両キャリィの移動中における相対的な位置関係をコン
トロールせんとするものである。
最後に、第2キャリィの後方移動が完了した時点ではロ
ック部材がストッパの係止部とロック受部に保持されて
、スライド板を支持部材との位置関係を規制しながらス
ライド板を動かないようにし、第2キャリィを所定の収
納位置にてロックする。
本発明は、その後、この所定位置に位置規制されている
第1.第2キャリィを、対応する第1スピンドルモータ
または第2スピンドルモータ上に載置移動して保持され
ているディスク型記録担体を載置したうえ、これを選別
してクランプ機構により挟持させるのものである。
「実施例」 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
第1図は、コンパチブル方式のディスクプレーヤの全体
を示す概略図で、第2図は、当該ディスクプレーヤのキ
ャリィがハウジング内に収納された状態を示す概略図、
第3図は、その演奏手段とローディング機構の全体を示
す斜視図である。
この第1図ないし第3図に示すように1本発明の対象で
ある当該コンパチブル方式のディスクプレーヤの基本構
造は、プレーヤハウジングlと、当該ハウジング1内に
第1スピンドルモータ2aと第2スピンドルモータ2b
とを並列に設置する構造をもった演奏手段2と、大小2
種類のディスク型記録担体3a、3bを同心的二重載置
構造をもって選択保持する第1キャリィ4aと第2キャ
リィ4bとからなるダブルキャリィ4と、前記キャリィ
4をプレーヤハウジング1外のディスク型記録担体3a
、3bの取り出し位置ではダブリキャリィを同心的二重
載置構造の状態で突出し、当該ハウジングl内の記録又
は再生位置では第1、第2スピンドルモータ2a、2b
上へ各別に収納・載置移動するような構造をもった搬送
手段5とからなる。
尚、本明細書及び図面に記載する方向は、矢印Y方向が
前方であり、矢印X方向が左方であり、矢印Zが上方を
示すものとし、これを基準として本発明を説明する。
以下、前記コンパチブル方式のディスクプレーヤの基本
構成要素について説明する。
まず最初はプレーヤハウジングについてである。
第1図に示されるように、プレーヤハウジングlは、金
属板や合成板等で形成された筐状体で、その前面部すな
わちフロントパネルlaには、演奏さるべきディスク型
記録担体3a、2bを支持するキャリィ4が、該プレー
ヤハウジング1の外部に突出し得るように、左右方向に
伸長する長方形の開口部ibが設けられており、この開
口部lbの近傍には該開口部1bを閉塞するための板状
のドアlcが設けられている。また、前記フロントパネ
ルla上には当該ディスクプレーヤの操作をなすための
スイッチ群1dが設けられている。
次に、コンパチブル方式のディスクプレーヤを構成スる
ダブルスピンドルモータ設置構造の演奏手段について説
明する。
第1図、第3図に示すように、プレーヤハウジング1内
にはシャーシ6が設けられており、該シャーシ6の下面
所定位置には、ベース部材2eがネジ等によって固定さ
れている。これらベース部材2e及びネジ等を、支持機
構と総称する。
ベース部材2eの一端部には第1スピンドルモータ2a
が固設されている。このスピンドルモータ2aは、直径
が約30cmあるいは20cvの光学式ビデオディスク
3aを回転駆動するものであって、高負荷高速回転に適
している。第1スピンドルモータ2aの後方には光学ピ
ックアップ手段を保持したキャリッジ2dが配置されて
おり、且つ、第1スピンドルモータ2aのディスク載置
面2fを平面に沿って移動すべく、ベース部材2e上に
設けられたガイドシャフト2gによって案内されている
ベース部材ze上にはまた、直径約12cmのコンパク
トディスク3bを回転せしめるための第2スピンドルモ
ータ2bが設けられている。第2スピンドルモータ2b
は第1図において実線で示される第1位置と、二点鎖線
にて示される第2位置との間で移動自在となっている。
この第1位置とは、第2スピンドルモータ2bのディス
ク載置面2hが第1スピンドルモータ2aのディスク載
置面2fと略同一平面上にあり、且つ第1スピンドルモ
ータ2aとの回転中心間距離が保持すべきコンパクトデ
ィスク3bの半径D2/2(但し、D2はコンパクトデ
ィスク3bの直径)及びi1スピンドルモータ2aのデ
ィスク載置面半径R1の和よりも大なる位置である。す
なわち、該第1位置にある第2スピンドルモータ2b上
に載置されたコンパクトディスク3bの外周が、第1ス
ピンドルモータ2aに接触しないようになされているの
である。また、上記第2位置とは、第1スピンドルモー
タ2aのディスク載置面2fを含む平面及びキャリッジ
2dの移動軌跡から離脱する位置である。但し、図示さ
れる離脱位置とは異なるが、第2位置としては、第1ス
ピンドルモータ2aのディスク載置面2fを含む平面内
であっても、第1スピンドルモータ2a上に載置された
光学式ビディオディスク3aの直径外であればよい0図
から明らかなように、第2スピンドルモータ2bの移動
は該第2スピンドルモータ2bの回転中心軸の向を変え
る回転運動にてなされる。上記第2位置は、第1スピン
ドルモータ2aのディスク載置面2fを含む平面より下
方であり且つキャリッジ2dの移動軌跡の側方となって
いる。この位置には他の機構が存在せず、該位置に上記
第2位置を設定したことによっていわゆるプツトスペー
スが有効に利用されることになり、ディスクプレーヤ全
体としての小型化、特にZ方向における小型化すなわち
薄型化が図り易くなっている。なお。
第1スピンドルモータ2aのディスク載置面2fを含む
平面及びキャリッジ2dの移動軌跡の下方に該第2位置
を設定することも可能であり、この場合、矢印Xあるい
は矢印Y方向においてディスクプレーヤの小型化が図り
易くなる。また、図示された第2スピンドルモータ2b
の回転中心軸の向きが、第1スピンドルモータ2aのデ
ィスク載置面2fとキャリッジ2dの移動方向に対して
直角、すなわち、矢印Xと略一致しているが、該回転中
心軸が例えば矢印Y方向と一致するように該第2位置を
設定することも可能である。
次に、本発明に係るコンパチブル方式のディスクプレー
ヤの同心的二重載置構造に形成されているダブルキャリ
ィについて説明する。
当該キャリィ4は、第1図、第2図及び第3図に示され
るように、薄板状盤体の上面に直径約30cm〜20e
mの光学式ビディオディスク型記録担体3aを保持し得
る第1キャリィ4aと直径12cmの光学式コンパクト
ディスク型記録担体3bが保持し得る第2キャリィ4b
とから形成さるている0図示実施例におけるディスク記
録担体保持部8は複数の円形状の浅い凹部8a、8bが
同心的に形成されているが、出該記録担体保持部8は、
所定寸法の円形状をした浅い凹部8aを1債形成し、別
部材にて大小のディスクガイドを設ける構成にしたもの
であっても良いこと勿論である。
第4図、第7図に示すように実施例における第1キャリ
ィ4aは、その裏面における側部近傍に第1キャリィ4
aの移動方向に沿って走行するラック部7が形成されて
いるとともに、第3図。
第4図に示す通り、当該左右両側縁部にはキャリィ4が
支持されながら移動することを案内する案内溝4cがキ
ャリィ4の移動方向に沿って形成されている。そして、
当該第1キャリィ4aは、その左右両側を挟むようサブ
シャーシ6aに装着された一対の支持部材11によって
保持されている。上記保持手段について更に具体的に説
明すると、第1キャリィ4aは左右角支持部材11から
内側に突出するローラピン18(第4図、第16図に示
す、)を介してスピンドルモータ2aのディスク型記録
担体載置面2fと平行な方向に支えられており、しかも
、キャリィ4の左右両側縁部に設けた案内溝4c(第3
図、第4図に示す、)にローラピン18が嵌合して、キ
ャリィ4の突出、収納方向への移動、この場合、前後方
向(矢印Y方向及びその反対方向)において移動自在に
支持されている。
また、第7図第5図に示すように第1キャリィ4aの下
部には第1スピンドルモータ2aのディスク載置面4f
と平行な面内、この場合前後方向(矢印Y方向及びその
反対方向)に伸長する左右一対のガイドシャフト32が
設けられており、第2!Pヤリイ4bは取り付1す部3
2aを介して該両ガイドシャフト32に摺動自在に取り
付けられている。なお、第1図は第2キャリィが移動す
る前の状態を示し、第1.第2キャリィはそのディスク
型記録担体保持部8a、8bが、同心的に位置している
。第3図第5図に示すように第2キャリィ4bの左右両
側部には一対の突起41が設けられており、第1キャリ
ィ4aの下面に突設された2つずつ合計4個の前方係止
部42及び後方係止部43にこの突起が係合することに
よって、第1キャリィ4aに対する第2キャリィ4bの
移動が所定範囲内に規制されかつ、位置出しが行なわれ
る。
次は、本発明にかかるコンパチブル方式のディスクプレ
ーヤの搬送手段について説明する。
本実施例における搬送手段5は、部品点数を出来るだけ
削減すること、全体寸法を出来るだけ小さくして小型化
をすること、といった要請から開発されたもので、その
主な設計思想は、駆動源であるモーターが単一であるこ
と、ローディングのための各種の動きが、シャーシに装
着された作動制御手段の前後動に集約されるようにする
こと、しかもその前後動は当該シャーシの奥行からは決
してはみ出さない範囲であること、という技術課題を克
服することであった。ところが、第15図ないし第17
図に示すように各種作動のかなめになるべき作動制御手
段12の前後動の最大限の距離は、次の基準によって決
せられる。
K=1/2L−M K:作動制御手段の前後動の最大限の距離1/2 L 
:プレーヤハウジング奥行の長さの半分M:2作動制御
段の傾斜孔の水平投影距離従って1例えば、ビデオディ
スクプレーヤの場合には、製品化しているものの奥行寸
法が40cm前後であるから、必要な水平投影距離2〜
3cmを除いた18cm前後が作動制御手段の前後移動
距離ということになる。
このみじかい作動制御手段12の前後移動距離のなかで
、第1.第2キャリィ4a、4bは同心的二重載置状態
での突出移動し、第1.第2キャリィ4a、4bを分離
的状態で収納移動し、各別にスピンドルモータ上に載置
移動し、選択的状態でクランプする等といった多様なロ
ーディングのための作動を行なうようにするのである。
以下、当該ディスクプレーヤにおける搬送手段について
詳細に説明する。
搬送手段5は、第1キャリィ移動機構と、第2キャリィ
移動機構とからなるキャリィ移動手段と1作動制御手段
と、駆動力付与手段とから構成されている。
まず、前記第1キャリィ移動機構について説明する。
当該第1キャリィ移動機構は、シャーシ6の左右両側に
起立したサブシャーシ6aに第1キャリィの左右両側を
挟むように装着し、当該サブシャーシ6aに対し前後移
動、載置移動をするよう装着した支持部材11と、当該
支持部材11に装着されなから倍速前後移動と載置移動
とをするようにした第1キャリィ4aと、当該キャリィ
4aの移動方向に沿って設けられたラック部4Cに噛合
する倍速歯車9(倍速手段)とで構成され、支持部材1
1の動きにより、前後方向への第1次増速移動と載置移
動を実現するものである。
つまり、第1キャリィ4aは、その左右両側を挟むよう
サブシャーシ6aに装着された一対の支持部材11によ
って保持されている。当該保持状態を更に具体的に説明
すると、第1キャリィ4aは左右両側縁部材11から内
側に突出するローラピン18(第4図、第5図、第18
図示す、)を介してスピンドルモータ2a(第4図示す
。)のディスク型記録担体支持面25fと平行な方向に
支えられており、しかも、キャリィ4の左右両側縁部に
設けた案内溝4Cにローラピン18が嵌合して、キャリ
ィ4の突出、収納方向へ、この場合1前後方向(矢印Y
方向及びその反対方向)において移動自在である。
また、第3図ないし第6図に示すように、第1キャリィ
4aの移動手段は、当該iiキャリィ4aの裏面側部近
傍に設けたラック部7が、支持部材11のブラケット部
11a上に配設されている倍速歯車9(図示実施例の場
合には、付勢手段が装着されている第1ダブルギヤの大
歯車部9a)と噛合する構造になっている。従って、当
該倍速歯車9(図示第1ダブルギヤの大歯車部9a)が
正逆両方向に回転駆動すると、それに噛合するラック部
4aによって、第1キャリィ4aは前後方向に倍速前後
移動するのである。
次に、第2キャリィ移動機構について説明する。
第5図、第7図に示されているように、前記、第1キャ
リィ4aの下面には1前後方向において所定範囲内で往
復動自在な第2キャリィ4bとスライド板46を装着し
ておく、そして当該第2キャリィ4bの側部にはキャリ
ィラック部44を設けておく。
当該、スライド板46の後方端部にはロック部材50が
揺動自在に取り付けられており、そのロック部材50に
は下向(反矢印Z方向)に係止駆動ピン45が突出形成
されている。また、当該スライド板46には該キャリィ
ラック部44に対応するようスライドラック部47を設
けておく。
更に第1キャリィ4aの下面に取り付けたに増速ピニオ
ンギヤ48は、前記キャリィラック部44とスライドラ
ック部47との間で両方に噛合するように装着しておく
、従って、係止駆動ピン45を介してスライド板46を
前後移動させると、増速ピニオンギヤ48により増速さ
れながら第2キャリィ4bを第1キャリィに対して前後
移動する。
他方、前記支持部材11には、その後部にスライド板4
6の係止駆動ピン45が所定の位置で当接するようスト
ッパ27を設けておき、第1キャリィ4aの収納方向へ
の増速移動に伴なって、当該係止駆動ピン45がストッ
パ27に当接係止するようにする。すると当接後、第1
キャリィ4aの収納方向への増速移動と支持部材11の
後方移動との移動差を相対運動として、スライド板46
を動かし、増速ピニオンギヤ48を介して第2キャリィ
4bを第1キャリィ4aより更に後方に第2次増速移動
させる。
尚、このとき、スライド板46の係止駆動ピン45がス
トッパ27に当接し、スライド板46を動かし始める時
点と、第1キャリィ4aの後方移動が終了する時点につ
いては、第2キャリィ4bが第1キャリィ4aの同心位
置から後方に増速移動し、第2スピンドルモータ2bの
上方へ移送が完了しているようにそのタイミングを調整
しておくのが望ましい。
つまり、第2キャリィ移動機構は、第1キャリィの下部
に前後動自在に装着した第2キャリィ4aと、スライド
板46と、両者の間に取り付けた増速ピニオンギヤ48
とからなる。当該増速ピニオンギヤ48は、第2キャリ
ィ4aに形成したキャリィラック部44と、スライド板
46に形成したスライドラック部47との両方に噛合さ
れており、スライド板46の前後動に基ずいて、増速ピ
ニオンギヤ48を回動し、第2キャリィ4aを前後方向
に第2次増速移動をさせる。このときのスライド板46
の前後動を起させる手段として、ハウジンングl内にス
トッパを設け、それに当接させて相対運動を起させれば
良いが、前述したように、第2キャリィ4bは第1キャ
リィ4aの第1次増速移動の上で、更に第2次増速移動
されているので、スピードを緩和すべく、ストツノク2
7をキャリィと同じ方向にゆっくり移動する支持部材1
1に設けたものである。
また、当該第2キャリィ移動機構中には、ロック機構が
装着されており、第1.第2キャリィの適正な作動と位
置規制がされている。
当該ロック機構は、第5図、第7図、第14図に示すよ
うに第1キャリィ4aの下面に摺動自在に装着したスラ
イド部材46と、該スライド部材46に装着したロック
部材50と、支持部材11に設けたストッパ27と、第
1キャリィの下面に設けたロック受部53とからなる。
当該スライド部材46にはロック部材50が揺動自在に
装着しており、当該ロック部材50には下向きに係止駆
動ピン45が突設しており、支持部材11に設けたスト
ッパ27には、ロック切換部27aと係止部27bとが
形成されており、第1キャリィ4aの下面にはロック部
53aとロック案内部53bとからなるロック受部53
が形成されている。
そして、これら構成部材は次のように作動するよう組み
合わされている。
第1キャリィ4aの突出時には、当該ロック部材50が
ロック受部53のロック部53aに係合してスライド板
46が第1キャリィ4aに対して保持されるように構成
されている。
次に第1キャリィ4aが前後移動され、その途中で装着
されたロック部材50がストッパの係止駆動ピン45に
当接すると、ロック切換部27aによって、ロック部材
50がロック受部53との保持状態を解除し、かわって
ロック部材50がストッパ27の係止部27bに係合保
持するように切り換えるよう構成されている。
更に、第1キャリィ4aの移動にともなって第2キャリ
ィ4bが増速移動する時は、ロック部材50がストッパ
27の係止部27bに保持されるとともに、第1キャリ
ィのロック受部53に規制された状態で、スライド板4
6を前後方向へ規制移動するように構成されている。
そして、第1キャリィ4aの移動が完了した時は、ロッ
ク部材50がストッパ27の係止部27bに係合保持さ
れるとともにロック部材50に保持されて、スライド板
46を支持部材11に対して保持状態となるように構成
されている。
上記ロック機構を具現化した実施例を図面に基すいて詳
細に説明すると、スライド板46には、係止駆動ピン4
5とロックピン52と案内ピン54とを有するロック部
材50を揺動自在に装着し、第1キャリィ4aの下面に
はロック受部53としてF7り凹部53aとロック案内
溝53bとを形成しておき、更に、支持部材11に設け
たストッパ27には、ロック切換部27aとして当接し
たときロック部材50を揺動させるような形状に当接面
27aを形成し、係止部27bとして係止駆動ピン45
を係合し得る係止凹部27bを形成しておく、尚、この
とき図示実施例の当接面は、係止駆動ピン46の移動軌
跡上を斜めに横切るような角度に突設し、その当接面2
7aの鈍角側の基部には浅い凹状の係止凹部27bを形
成する。
そして、第1キャリィ4aの突出時には、当該ロック部
材50の案内ピン51がロック案内溝53bに嵌合する
とともにロックピン52がロック凹部53aに係合して
スライド板46が第1キャリィ4aに対して前後動しな
いように保持する。
次に、第1キャリィ4aの移動途中でストッパ27が前
記係止駆動ピン46に当接すると、当接面がロック部材
50を揺動させ、これによって案内ピン51及びロック
ピン52がロック凹部53aとの係合を解除してロック
案内溝53bに嵌合するようになし、かわって係止駆動
ピン51がストッパ27の係止凹部27bに係合保持す
るよう保持状態を切り換える。更に、第1キャリィ4a
の増速移動と支持部材11の前後移動の移動差を相対運
動としてスライド板46を前後方向に移動する際、係止
駆動ピン45を係止口1127bに係合保持するととも
に、ロックピン52をロック案内溝53bに嵌合しなが
ら前後方向に規制移動する。そして、第2キャリィ4b
の後方移動が完了した時点では、係止駆動ピン45をス
トッパ27の係止凹部27bに係合保持するとともに、
ロックピン45はロック案内溝53bの端部に保持して
、スライド板46が前後左右に動かない保持状態にする
次に、搬送手段を構成する作動制御手段は、第1、第2
キャリィ4a、4bの作動を全体的に制御する作動基材
12と、倍速歯車9に噛合しこれに駆動力を付与するよ
うにした中間作動基材13とからなり、支持部材11に
前後移動及び載置移動する駆動力と、倍速手段9の駆動
力と、第2キャリィ駆動機構の駆動力と、クランプ機構
の駆動力とを分与するように構成されている。
更に、駆動力付与手段は、モーター(駆動[)31から
の駆動力を該作動基材12に付与する駆動歯車(駆動力
付与手段)から構成されている(第6図)。
以上、上記構成部材のうち、主要なものについて、別個
に示し詳述する。
第1に、上記第2キャリィ作動機構の構成部材を図面に
もとすいて個別に説明する。
第8図、第9図は、スライド板46とその頭部に揺動自
在に装着されているロック部材50の部品図である。
前記スライド板46は、前後方向に長尺な板状体にして
その長手方向に前後離間して2木のスライド案内溝49
が穿設されている。このスライド案内溝49には第1キ
ャリィに固定されたスライド案内ピン51が嵌合してス
ライド板46の前後方向への摺動を案内する(第7図)
、なお、そのスライド板46−側縁部には スライドラック47部が設けられている。
また、そのスライド板46の頭部(後方端部)には、ロ
ック部材50が、上向に突出する案内ピン54を介して
揺動自在に装着されている。当該ロック部材50には、
その下面に下向(反Z矢印方向)に係止駆動ピン45が
突設しており、第1キャリィ4aと対面する上面(Z矢
印方向)の先端にはロックピン52が突設されている。
尚、第14図中55は、ロック部材50がロックピン5
2側に引っ張り付勢力を付与しているスプリングテする
。当該、スプリングは係止駆動ピンがストシバの係止凹
部に係合する状態が解除されたときにロック部材50t
−揺動させるための補助的役割をさせるものであり、ま
た、キャリー突出時のキャリー側ロック受部との保合を
保持するものである。
一方、第1キャリィ4aの下面におけるロック部材50
と対応する部分には、前後方向にスライド板46が摺動
したとき、ロックピン52と案内ピン51とが描く軌跡
にそって所定の範囲の長さに長尺溝で、その最後部でロ
ック部材50が揺動する方向に短く曲折しロー2り凹部
53aを有する形状のロック案内溝53bが形成されて
いる。そして、このロック案内溝53bには、上面に向
ってロック部材50より突出するロックピン52と案内
ピン54とが摺動自在に嵌合されている。
尚、当該ロック案内溝53bは、その幅が、ロックピン
52や案内ピン54の直径とほぼ同じか少し大きめで、
ガタ付きなく摺動する程度となっている。又、図中56
は、第1キャリィの下面に形成した突条で、ロー2り部
材50の係止駆動ピン45がスライド板の前後動とロッ
ク部材50の揺動に際して描く軌跡に添った形状である
。これは、係止駆動ピン45が、第2キャリィ移動機構
に対して、駆動力を付与する役割をはたす部材であるた
め、これに大きな負荷がかかることが多く、その時、ロ
ック部材50が歪んで、嵌合しているロックピン52と
案内ピン51とがロック案内溝53bから、不容易゛に
外れないようにするためのものである。
第10図、ないし第13図に示したのは、第1キャリィ
の下面に固着した前記増速ピニオンギヤ48の部品図で
ある。これは、スライドラック部47とキャリィラック
部44とに噛合している。
この増速ピニオンギヤ48は同軸上に設けられた大小2
つの歯車48 a 、 48 bを有している。
スライドラック部47と歯合しているのは第11図に示
した小歯車48bである。また、大歯車48aは、第2
キャリィ4bの側部に設けられたキャリィラック部44
と歯合しており、その具体的形状は第10図に示す通り
である0両者は、第13図に示したように大歯車48a
の窓孔部分48Cに小歯車48bの爪部48dが係止す
るように組合ってダブルギヤを構成している。このとき
、第12図のスプリング49が両歯車間に装着し所定方
向(この場合には時計回り方向)に付勢力を発生させる
。これは、第2キャリィの位置決めに際して、過剰に後
方に移送せしめて1部品に過剰の負荷がかかったりしな
いように、また、作動途中のバックラッシュや部品間の
遊びなどを吸収して、高精度の位置決めをするためのも
のである。
第2に、キャリィ移動手段の主要構成要素であるシャー
シについて説明する。
第3図、第4図、第5図、第22図に示したように、シ
ャーシ6は、各種構成部材を支持し、配設することの出
来る基本的枠組である。このシャーシ6の左右両側に立
ち上って形成されているのは、サブシャーシ6aである
。当該サブシャーシ6aは、シャーシ6よりプレーヤプ
レーヤハウジング1の左右両側面の内側に沿って立ち上
って形成されている側板状のもので、その左右両側面に
はローディング機構のほとんどの部材を係止している。
当該左右両サブシャーシ6aには、第22図に示すよう
に、各部材の基本的動作を制御すべく、それぞれ前後方
向に伸長する前後部14aと、該前後部14aの後端部
に連続して載置涛向(図示実施例の場合には下方)に延
びる載置部14bとから成るL字状案内孔14が、前方
と後方に所定の間隔をおいて穿設されている。
尚、図中14cはサブシャーシ6aの中央内側に突設さ
れた係止突起であり、後述する中間作動基材13を係止
するためのものである。また、前方と後方に間隔をおい
て長溝14dが穿設されているが、これは、作動制御手
段12を摺動自在に装着するためのものであり、中央上
部にカギ型に切欠したカギ穴部14eは、後述するクラ
ンプ機構の保持部材34.35のピン37が、上下動す
るための志げ穴である。
第3に、キャリィ移動手段の主要構成要素である支持部
材11について説明する。
支持部材11は、第18図、第19図に示したように、
矩形状の鋼板製支持部材にて形成されており、その外側
面には、ローラーピン15a、15bが前後方向に所定
の間隔をおいて2木、外方に向けて突出形成されている
。当該ローラーピン15a、15bは、サブシャーシ6
 a rl) L字状案内孔14と、後述する中間作動
基材13の水平案内孔16と、後述する作動基材12の
カム孔17とに、それぞれに対応して突設しており、そ
れは当該各孔14.16.17に同時に嵌挿せしめられ
ている。つまり、当該支持部材11は、ローラーピン1
5a、15bを介してL字状案内孔14に沿って移動自
在になるようにサブシャーシ6aに装着されているので
ある。
また、当該支持部材11の内側面には、キャリィ4を移
、動自在に支持するためのガイドローラ18とピン36
.37が所定の間隔をおいて内方に向けて突出するよう
配設されている。
ただし、上記のように形成されている支持部材11の一
方には、更に、内側下部にブラケット部11aが形成さ
れており、当該ブラケット部lla上には互いに噛合し
連動するダブルギヤ9a。
ギア9bが倍速作用を起すように配設されているととも
に、その後方には第2キャリィ4bをロー2り、または
、駆動するためのストッパ27が形成されている。
すなわち、支持部材11は、上記倍速手段9付きのもの
と5そうでないものとが、左右一対あって、それらがサ
ブシャーシ6aの内側にそれぞれローラーピン15a、
15bを介してL字状案内孔に沿って移動自在になるよ
う装着されているのである。
第4.に、ギャリイ移動手段の主要構成要素であり、支
持部材11に装着されている倍速手段について説明する
や 第3図ないし第5図、第23図ないし第27図に示す実
施例における倍速子@9は、シャーシ6に摺動自在に装
着された左右支持部材11の一方に設けられている。邑
該一方の支持部材11の内側に突出したブラケット部1
1aを形成し、このブラケット部11a上に互いに噛合
し連動するダブルギヤ9 a、とギヤ9bとが増速作用
を起すように配設構成されている。すなわち、第23図
、第24図に示されるように7ダブルギヤ9aは、その
大歯車部が前記キャリィ4の移動方向に沿って形成され
たラック部4 a、に噛合しているとともに、その小歯
車部はギヤ9bの大歯車部に噛合しており、当該ギヤ9
bの小歯車は、後述する、中間作動基材13の中間駆動
ラック23と噛合している。
そして、当該ダブルギヤ9aは、第゛7”図へ・第9図
に示すように大歯車部9Cと小歯車部9dとが別体にな
って同一軸ピン9fに軸着されており、両者の間には少
なくとも収納移送方向に回転駆動蒔付勢力が付く付勢手
段9eが装着されている。
つまり、倍速手段9は、ギャリイ4に設けたラック部4
8.と、(複数)のダブルギヤ9a、ギア9bからなる
倍速歯車9と、中間駆動ラック23および相対運動をす
る第1駆動ラツク22とから構成されている。そして、
作動基材12の移動速度と第1キャリィ4aの移動速度
との比は上記のダブルギヤ9a、ギア9bの歯数によっ
て定まり、図示実施例の場合、約】、=4となっている
このような構成によって、作動基材12の移動に伴なっ
て第1キャリィ4aを該作動基材12の移動速度の所定
倍の速度にて移動せしめることになる。
第5に、基本構成要素である作動制御手段について詳述
する。 図示実施例の作動制御手段は、作動基材12(
第17図)と、中間作動基材13(第21図)との2部
材にて形成しているので、それに従って説明する。 作
動基材12は、第17図に示したように、はぼ矩形状の
板体で、その側面にはカム孔17が、前述した支持部材
11のローラーピン15に対応するよう前後方向に所定
の間隔をおいて穿設されている。九該各カム孔17の形
状は、第17vgiから明らかなように、水平方向に伸
長する水平部17aと、該各水平部分の後端部に連続し
且つ後方(反矢印Y方向)に向って上方(矢印Z方向)
に傾斜する傾斜部分17bとから成っている。また、当
該、作動基材12の下端縁には第1駆動ラツク22が下
向に形成されいる。尚、図中12aは、クランパーの作
動を規制する案内カム部である。
当該作動基材12は、それぞれ前記支持部材llの前後
方向に突設されたローラーピン18によって、左右内サ
ブシャーシ6aの外側に前後動目在に装着されている。
更に、前記中間作動基材13は、第20図、第21図に
示したように、前後方向に伸長する矩形板状にして、そ
の側面には前後方向(矢印Y方向及びその反対方向)に
伸長する一対の前後案内孔16.16が形成されている
とともに、はぼ中央部には載置方向(図示実施例では垂
直方向)に長い垂直案内孔21が穿設されている。
この中間作動基材13は、前記サブシャーシ6aの左右
両側において、該サブシャーシ6aの内側に突設したピ
ン14eが載置案内孔に嵌挿するとともに、支持部材の
ピン36が前後案内孔16.16を貫通することにより
装着されている。
すなわち、中間作動基材13はサブシャーシ6aの内側
で支持部材11の外側の位置、換言すれば、サブシャー
シ6aの内側において支持部材11との間に挟まれる態
様に上下方向にのみ移動自在に装着されている。当該中
間作動基材13は左右一対が必要であるが、その一方の
中間作動基材13、特に倍速歯車部9を設けた支持部材
11と対応する側の中間作動基材13には、前記前後案
内孔16及び載置案内孔20を設ける他、その下部に伸
長方向に沿って中間駆動ラック23が内側向に突出形成
されている。この中間駆動ラック23は、サブシャーシ
6aへの装着時、前記倍速歯車部9の小歯車部に噛合さ
れる。
上記のように図示実施例の作動基材12,13は、作動
基材12と、中間作動基材13との2部材に分離して形
成し、前者に第1駆動ラツク22を設け、後者に中間駆
動ラック23を設けている。そして、駆動源から付与さ
れる駆動力を第1駆動ラツク22で受けて作動基材12
を前後移動させる。この作動基材工2の前後方向へ移動
することによって、支持部材11の前後移動、載置移動
、倍速手段9を作動させる相対運動、第1、第2キャリ
ィ4a、4bの倍速前後移動、両キャリィ4a、4bの
位置決め、クランパーの下降、ロック機構の作動など多
様な動きをする駆動力の分与とタイミング制御を行なう
点が本件ローディング機構の特徴である。
つまり、作動基材12の前後移動は、支持部材11の連
動した前後方向への移動を起し、これと一体の倍速歯車
部9を前後方向へ移動する。その結果前後方向へは移動
しない中間作動基材13の中間駆動ラック23との間に
相対運動を発生させる。この相対運動は倍速歯車部9に
回転駆動力を与える。そして、支持部材11が前後方向
への移動を終えてその後方位置にて載置方向へ移動方向
を転換すると、中間作動基材13も一緒に方向、上下方
向へ移動する。
従って、作動基材12,13を2部材に分離形成したの
は1作動基材12の#後移動力を倍速歯車部9の回転駆
動力に変換するとともに、中間作動基材13を、支持部
材11の載置方向へ移動に対してのみ追従するようにし
て、倍速歯車部9と中間駆動ラック23との噛合状態を
維持させ、円滑な作動を確保するためである。
しかし、作動基材12,13は、常にこのような2部材
方式に設計する必要はなく、例えば、この作動基材を1
部材で構成し、これに第1駆動ラツク22と中間駆動ラ
ック23との両方を形成しておき、当該作動基材12が
前後移動と載置移動を起したとき、その動きに対応する
ように、駆動源の機構の方を設計しても良い。
また、他の例とじて、中間作動基材13をサブシャーシ
6aに対して固定する構成とすることも出来る。但し、
この場合、中間作動基材13に形成される中間駆動ラッ
ク23は、該ラック23に噛合して支持部材11と共に
上下に移動する倍速歯車9の移動範囲よりも大きな幅寸
法のものとなる。
第6に、基本構成要素である駆動力付与手段について説
明する。
駆動力付与手段は、第6図に示すように、駆動源である
モータ31と、変速作用をさせる中間駆動歯車その他の
中間伝導機構26.28.29゜30と、−次的回転駆
動力を二次的駆動力である作動基材12,12’の前後
移動力に変換させる駆動用ダブル歯車25と、第1駆動
ラツク22とから構成されている。
具体的には、第4図、第6図、に示されるように、左右
に一対設けられた作動基材12,12’の各下端部には
第1駆動ラック22.22’が形成されている。
第4図及び第6図に示されるように、一方(図示実施例
では右側)の作動基材12°に形成された第1駆動ラツ
ク22゛に駆動用ダブル歯車25の小歯車部が噛合して
いる。
この駆動用ダブル歯車25は、該ダブル歯車の大歯車部
と小歯車部にて噛合するダブル歯車26、ダブル歯車2
6の大歯車部と小歯車部にて噛合するもう1つのダブル
歯車部28aが一体成形されたプーリー28、ベルト2
9及び小プーリ30を順次弁してモータ31の出力軸と
連結されている。
また、第4図から明らかなように、上記したダブル歯車
25がその一端部に嵌着されたシャフト32の他端部に
は歯車33が嵌着されており、該歯車33は右側に配置
されたもう一方の第1作動基材12′に形成された第1
駆動ラツク22′と噛合している。すなわち、モータ3
1が回転することによって、左右の第1作動基材12及
び12′が共に移動するようになされているのである。
上記した各ダブル歯車25.26とプーリー28と、ベ
ルト29と、小プーリ30と、モータ31と、シャフト
32と、歯車33とによって、上記作動基材12,12
’に駆動力を付与する駆動力付与手段が構成されている
次いで、第7に、演奏位置すなわち第1.第2スピンド
ルモータ上にクランプするクランプ機構について説明す
る(第3図、第6図、第29図、)。
第3図及び第29図に示されるように、プレーヤハウジ
ング1内には左右方向において伸長する矩形板状の平面
部34aと該平面部の端部に連続する立面部34bとか
らなる第1保持部材34、第2保持部材35が設けられ
ている。第3図及び第29図から明らかなように、保持
部材34.35はその立面部34bの前端部においてピ
ン36に枢着されている。このピン36は前述の支持部
材11に突設されている。保持部材34を枢支するピン
36は前述したスピンドルモータのディスク型記録担体
支持面7aと平行に伸長しており、従って、保持部材3
4は該ディスク型記録担体支持面7aに対して、直角な
内面(矢印Z方向)において揺動自在となっている。
第29図に示されるように、立面図34bの他端部には
所定曲率の切欠部34cが形成されており、該切欠部3
4cに他のピン37(第20図にも図示)が摺動自在に
係合していることによって保持部材34の揺動案内がな
される。なお、このピン37も上記したピン36と共に
支持部材11に突設されている。また、第29図に示さ
れるように、保持部材34の自由端部には該自由端部を
スピンドルモータに近づける方向に付勢するコイルスプ
リング38が連結されている。第4図及び第6図に示さ
れるように、保持部材34の平面部34aの中央部には
ディスク型記録担体3(第1図参照)をスピンドルモー
タに押圧する円板状の押圧部材40が回転自在に取り付
けられている。
第30図ないし第33図に示されるように、各保持部材
34及び35の下面には、第1及び第2スピンドルモー
タ2a、2bの一方ずつと各々協働してディスククラン
プ作用をなす円盤状の第1押圧部材40a及び第2押圧
部材40bが夫々回転自在に取付けられている。第6図
、第30図ないし第33図に示されるように、各保持部
材34及び35の後端部にはコイルスプリング38が各
々連結されている。該各コイルスプリング38は、第1
及び第2押圧部材40a、40bが各々、第1及び第2
スピンドルモータ2a、2bに近づく方向に両保持部材
34.35を付勢する作用をなす。
第6図に示されるように、後方に配置された保持部材3
5の側端部にはローラ60が設けられており、作動制御
手段12の上端部に形成されたタイミングカム部12a
に該ローラ60が係合している。このタイミングカム部
12aの形状と、作動制御手段12に設けられたカム孔
17の形状と該作動制御手段12の移動量等とを適宜定
めることによって、第1及び第2スピンドルモータ2a
、2bに対する第1及び第2押圧部材40a。
40bの着脱のタイミングが設定されている。すなわち
、第1及び第2スピンドルモータ2a、2bに対する第
1及び第2押圧部材40a 、 40 bの着脱は各々
別になされるのである。なお、上述までの説明から明ら
かなように、第1及び第2押圧部材40a、40bを保
持部材34.35と共に移動せしめるための特別な駆動
源は設けられておらず、この移動動作は前述した搬送手
段によって駆動力を付与されてなされるようになってい
る。
上記した保持部材34.35と、コイルスプリング38
と、押圧部材40a、40bとによって、クランプ機構
が構成されており、これが支持部材11のピン36.3
7に係止されている。
以上、ローディング機構を構成する各構成部材について
、説明してきたが、その各構成部材は、その全部や一部
が必要に応じて相互に組み合わされ、関連して、キャリ
ィの突出、収納、位置決め、載置移動、クランプ、等と
いった多様な動きをする。すなわち、各構成部材はすべ
て、多機能なのである。従ってその相互関連の仕方や動
きについて説明が必要である。そこで、以下には、第1
に、キャリィの前後方向への増速移動の構成とその作動
の仕方について、第2に、キャリィの載置方向への移動
の構成とその作動の仕方について、第3に、キャリィ4
の移送位置特定機構について、第4に、第2キャリィの
第2増速移動とその緩和手段について順を追って説明し
、最後路5には、ディスクプレーヤの動作についての演
奏手順に沿っての説明する。
まず、はじめに、第1キャリィ4aの前後方向への倍速
移動の構成とその作動の仕方について、特にキャリィを
前後方向(図示Y方向及びその逆方向)に前後移動する
倍速歯車9と、当該倍速歯車9に回転駆動力を付与する
中間駆動ラック23との間の相対運動について説明する
図示実施例の作動基材12に連動する第1駆動ラツク2
2と中間駆動ラック23と2個に分離して構成し、駆動
源25は第1駆動ラツク22に噛合し、中間駆動ラック
23は倍速歯車部9に噛合して、作動基材12と倍速歯
車部9とが間接的に相対運動するようにしたものである
前述したように1倍速歯車9は支持部材11に取り付け
られているが、当該支持部材11の外側に突出するロー
ラーピン15は、サブシャーシ6aのL字状案内孔14
と、中間作動基材13の前後案内孔16と、作動基材1
2のカム孔17とに、同時に嵌合し、その移動を規制さ
れている。
そこで1作動基材12を前後方向に移動すると、上記各
部材は次のように作動し、倍速歯車9に対して中間駆動
ラック23が相対運動をする。尚、作動基材12を前方
向に移動する場合と、逆に後方向に移動する場合では、
各部材の動きが逆になるだけなので、ここでは、当該作
動基材12が一番前方から後方に移動した際の各部材の
動作を説明する。
第30図のように、作動基材12が、一番前方に位置す
る場合には、支持部材11と作動基材12とはローラー
ピン15によって、連動するとともに、サブシャーシ6
aのL字状案内孔14における前後部に規制されて、後
方(反矢印方向)に前後移動する。ごあとき、中間作動
基材13はその前後案内孔16によって1前後方向への
移動力が逃げるうえ、中央の載置案内孔20に嵌合する
ガイドピン14cに係止されて、その場に停止したまま
移動しない、したがって、作動基材と共に前後移動する
支持部材11の倍速歯車9と、移動しない中間作動基材
13の中間駆動ラック23との間に相対運動が発生する
。この相対運動は、作動基材12が移動させるローラー
ピン15が第19図のように中間作動基材13の前後案
内孔16の。最後方に到達するまで続く、その結果、こ
うして相対運動が生じている間、第1キャリィ4aは倍
速されながらハウジング1に対して収納移動をすること
になる。
なお、このとき、第1キャリィ4aに装着されている第
2キャリィ4bが、第1キャリィ4aの第1次増速移動
を利用して、支持部材11のストッパ27に当接し1両
者の移動差から相対運動を起し、第2キャリィ移動手段
を駆動させ、第2増速移動を実現することは前述の通り
である。
次に、第31図に示したように、収納方向への移動が終
了した時点では第1キャリィ4aは、第1スピンドルモ
ータ2aと対応した位置に規制されて停止しており、第
2キャリィ4bは、第2スピンドルモータと対応する位
置に規制されて停止した状態になっている。
つづいて第2には、第1、第2キャリィ4a、4bが保
持するディスク型記録担体3を各スピンドルモータ2a
、2b上に載置しクランプするために、当該キャリィ4
を載置方向(この場合下降)移動する構成とその作動の
仕方について述べる。
第32図第33図に示した通り、操作としては、前述し
た作動基材12の後方への移動を、更に続けることによ
り行なう、すなわち、支持部材11と一体のローラーピ
ン15は、サブシャーシ6aのL字状案内孔14におけ
る載置部14bと、中間作動基材13の前後案内孔16
の後方端部とに規制されて前後移動は中止するが、支持
部材11と中間作動基材13とは一緒になって、載置下
方へ移動する。この際、支持部材11やそれに支持され
るキャリィ4をも一緒に載置移動させる。その駆動力は
、作動基材12の後方への移動力にともなってローラー
ピン15が作動基材12、のカム孔17に誘導されて下
がることによる。尚、この載置方向への移動は、第16
図、第33図のように、ローラーピン15が、作動基材
12のカム孔17の傾斜部における下部まで下がるまで
の間で起こるように構成されている。
もし、この時、大径のディスク型記録担体3aが第1キ
ャリィ4aに保持されているとすれば、そのことを図示
しない検知装置で判別して、第32図のように第1キャ
リィを載置移動して第1スピンドルモータ2a上に載置
し、同時に第1保持部材34を下降して、その押圧部材
40により挟持する。このとき、第2保持部材35は、
ローラ60を、作動制御手段12の上端部に形成された
タイミングカム部12aに係合させて載置移動を制限し
、大径のディスク型記録担体3aが自由に回転、演奏出
来るような状態にする。
また、小径のディスク型記録担体3bが2キャリィ4b
に保持されているときには、それを検知装置(図示せず
)で判別して、第33図のように第2スピンドルモータ
2aを起立させる。そうしておいてからキャリィ4を載
置方向に移動し第2スピンドルモータ2a上に小径のデ
ィスク型記録担体3bを載置する。その後、作動制御手
段12を更に後方に移動させることにより、第2保持部
材35を、そのローラ60で、作動制御手段12の上端
部に形成されたタイミングカム部12aに係合させなが
ら降下させて、当該ディスク型記録担体3bを挟持し、
クランプを完了させる。このとき作動制御手段(第1作
動基材)12を更に後方に移動できるのは、第15図な
いし第17図、第33図に示したように、カム孔17を
少し長く形成されているためである。
更に第3には、本発明の特徴である第1キャリィ4aの
収納時における、ディスク型記録担体3の移送位置特定
機構について説明する。
移送位置特定機構の第1構成は、前述したように、倍速
歯車9を構成するダブルギヤ9a、9bの一方9aに、
収納移送方向(反矢印Y方向)に回転駆動時、付勢力が
付くバネ9eを装着しであることである。すなわち、ダ
ブルギヤ9a、9bは、図示したように大歯車部と小歯
車部とが別体になって同一軸ピン9fに軸着されており
、両者の間には少なくとも収納移送方向に回転駆動時、
付勢力が付くバネ9eが装着されている。
また、移送位置特定機構の第2構成は、シャーシ6の後
端部、もしくは支持部材11の後端部にストッパ20が
形成されていることである。前者は、第1キャリィ4a
がストッパ20と当接して、シャーシ6に対して直接位
置を規制するものである。
また更に、作動制御手段である作動基材の前後移動にお
ける駆動力分与調整において、第1キャリィ4aがス)
−/パーに当接した少し後まで前後移動の駆動力を付与
続けつように設定しておく。
なお、この位置決めのタイミングは、作動制御手段等が
丁度第31図に示した状態の時である。
この結果、この第1キャリィ4aがストッパ20に当接
し、両者の位置関係が特定した少し後まで作動基材12
が後方に移動して、倍速歯車部9へ引き続き回転駆動力
が付与されるが、その余分な回転駆動力は倍速歯車部9
に装着した付勢手段9eが吸収する。同時に、倍速歯車
部9に付与される余分の駆動力が、各部材間の遊び、お
よびバックラッシュが吸収し、その付勢手段の付勢力に
よって、第1キャリィ4aをストッパ20に圧接させる
。すなわち、第1キャリィ4aはスト・ツバ20によっ
て、常に正確に支持部材との位置関係を特定できる効果
がある。
そして第4には、第2キャリィの第2次増速移動とその
緩和手段について説明する。
第2キャリィ移動機構は、第1キャリィの下部に前後動
自在に装着した第2キャリィ4aと、スライド板46と
、両者の間に取り付けた増速ピニオンギヤ48とからな
る。当該増速ピニオンギヤ48は、第2キャリィ4aに
形成したキャリィラック部44と、スライド板46に形
成したスライドラック部47との両方に噛合されており
、スライド板46の前後動に基ずいて、増速ピニオンギ
ヤ48を回動し、第2キャリィ4aを前後方向に第2次
増速移動をさせるように構成されている。
このときのスライド板46の前後動を起させる駆動力を
何によって得るかが問題である0例えば、ハウジンング
l内に停止しているストッパ20を設け、それに増速移
動する第1キャリィ4aをそのまま当接させてそのとき
のスピードを相対運動としてスライド板46の前後動を
起させることも考えられる。しかしこの場合には、前述
したように、第2キャリィ4bは第1キャリィ4aの第
1次増速移動にのった上で、更に第2次増速移動するこ
とになり、その相乗効果により、あまりに移動スピード
が速くなり過ぎ、当接時の衝撃が大きくなり過ぎたり、
コントロールが困難になる。そこで考えたのが、増速移
動する第1キャリィ4aと同じ方向にゆっくり移動する
支持部材11に着目し1両者のスピードの差がつくる移
動差を相対運動として利用し、これを第第2キャリィ作
動機構の駆動力とすることである。そこで抽出される相
対運動は、支持部材11の動く分だけ低減され、第2+
ヤリイの移動スピードを緩和する。
つまり、第1キャリィ4aがある程度移動された途中で
支持部材11のストッパ27に、第2キャリィ4bと連
動するスライド板46の係止駆動ピン45が当接し、第
1キャリィ4aの後方への増速移動と支持部材11の後
方移動のスピード差が作る相対運動によって、スライド
板46を前方へ移動する。このスライド板46の前方移
動はスライドラック部47に噛合する増速ピニオンギヤ
48を回転させキャリィラック44を介し−c’1Jr
2キャリィ4bを第1キャリィ4aに対して後方へ更に
増速移動させる。
すなわち、支持部材11の後方移動と第1キャリィ4a
とが、倍速手段によって4倍に増速されて後方移動する
が、第2キャリィ4bはその増速移動中の第1キャリィ
に乗った状態で更に後方に増速移動(例えば6倍)され
ることになる。
つまり、本発明における第2キャリィ4bの速度Vは、
支持部材11の速度をV、第1キャリィ4aの増速比を
A倍とし、第2キャリィ4bの増速比をB倍とすると、
次の式により計算が出来る。
va=BXAV+  (1+A) 尚、本発明における第2キャリィ4bの駆動力は、支持
部材11と第1キャリィ4aとが作る相対運動である点
に特徴がある。従来例(第34図)のように第2キャリ
ィ4bの駆動力をサブシャーシ6aに設けたストッパ(
図示せず、)と第2キャリィ4bとの間により生ずる相
対運動による場合には、第2キャリィ4bの速度は、次
のように計算出来るが、極めて速いスピードとなる。
vb=BX  (1+A)V+  (1+A)Vこれと
比較すると、本願発明に係るローディング機構は、第2
キャリィ2bの移動速度を緩和させ、なめらかな動作を
行なわせていることになる。その減速分は、vb−va
=BVとなる。したがって、第2キャリィ2bの移動速
度の緩和効果は、第2キャリィ2bの増速比Bが大きい
程または支持部材11の速度が大きい程、効果は大とな
る。
尚、第1キャリィ4aの後方移動終了時には第2キャリ
ィ4bの後方移動も終了しているようにスタート時点と
速度を調整しておく必要がある。
このようにキャリィ4が前後方向に増速移動し、第1キ
ャリィ4aは第1スピンドルモータ2aに対応した所定
の位置に規制され、第2キャリィ4bは更に後方に移動
して第2スピンドルモータ2bに対応した所定位置に規
制されるようになった後、この増速移動する第1、第2
キャリィ4a、4bのいずれかを、対応するスピンドル
モータ2a、2b上に載置移動させるのである。
最後に第5として、上記した構成のディスクプレーヤの
動作を第13図、第14図、第20図をも参照しつつ演
奏手順に沿って説明する。
まず、スイッチ群1d(第1図示す、)に含まれるロー
ディングボタン押して、モータ31を回転して第1図に
示されるように、2種類のディスク型記録担体を同心的
載置が可能な構造に形成された第1.第2キャリィ4a
、4bをプレーヤハウジング1外に突出させる。この時
、ロック機構により第1キャリィ4aと、第2キャリィ
4bとは、その位置関係が変化しないように保持されて
いる。
このキャリィ4の突出動作により全面露呈された第1.
第2キャリィ4a、4bのいずれかの所定位置にディス
ク型記録担体3を選択して載置する(第30図)、なお
、キャリィ4のプレーヤハウジングlの外への突出動作
は以下に述べる収納動作とまったく逆の過程を辿ってな
されるので詳述はしない。
ここでは、コンパクトディスク型記録担体3を第2キャ
リィ4b上に選択載置したら、スイッチ群1d(第1図
示す、)に含まれるローディングボタンを押す。
すると、モータ31(第20図参照)が回転し、左右の
第1作動基材12及び12′が後方(反矢印Y方向)に
移動を開始する。よって、作動基材12の各カム孔17
とサブシャーシ6aのL字状案内孔14との交差位置に
あるローラピン15に従って、各支持部材11が後方に
移動する。
一方の支持部材11の後方への移動に伴い、該支持部材
11に設けられた2つのダブルギヤ9a、9b(第2図
、第3図などに図示)も後方に移動する。
ダブルギヤ9aは中間作動基材13に形成された中間駆
動ラック23と噛合しているため、支持部材11の後方
移動によって該ダブルギヤ9bは第2図における時計方
向に回転する。故にもう一方のダブルギヤ9aが第2図
における反時計方向に回転し、これにより、該ダブルギ
ヤ9aと噛合するラック部4aを有する第1キャリィ4
aは作動基材12.の移動速度の約4倍の速度にて後方
に移動する。
上記のように第1キャリィ4aが後方に増速移動するが
、その途中にて、前記したようにゆっくり移動している
支持部材11のスト7パ27に当接する。当該第1キャ
リィ4aとストッパ27との当接は、第1キャリィ4a
の下面に装着したスライド板46の係止駆動ピン45が
、支持部材11に設けたストッパ27の当接面27aに
当ると、今まで係合していたロックピン52をロック部
53aから解除し、かわりに、係止駆動ピン45を係止
凹部27bに係合保持して、係止駆動ピン45に駆動力
を付与することになる。
そこで、速い第1キャリィ4aと遅い支持部材11との
スピード差が作る相対運動を利用して、第2キャリィ4
bを更に増速しながら移動(第2次増速移動)させ、第
1キャリィ4aより更に後方の所定位置にまで移送する
こうして、第1キャリィ4aが第2図、第31図に示さ
れる位置に達するまでに、第2キャリィ4bの後方への
第2次増速移動も終了しておくようにする。
なお、後方に移動終了する直前に第1キャリィ4aはシ
ャーシ6に設けたストッパ20に当接すれ、正確にその
位置が特定された後も引き続き前後移動の駆動力を分与
されるように調整しである。このため、作動基材12は
、更に後方に移動して、第1キャリィ4aに倍速歯車部
9の付勢手段9eによる付勢力を負荷し、当該第1キャ
リィ4 a ;)ストッパ20に圧接する。その結果、
第1キャリィ4aの位置が正確に規制されることになる
。尚、このとき第2キャリィ4bも、その下面に設けた
ロック機構により所定の位置に保持されている。その後
、第32図に示されるように、第1キャリィ4a、第2
キャリィ4bは各支持部材11と一緒に位置関係を特定
保持した状態で載置移動にうつる。このとき、保持され
ているディスク型記録担体3が大径で第1キャリィ4a
である場合には、第1スピンドルモータ2a上に載置さ
れ、同時に、保持部材34が降下して挟持される。(第
32図示す、) また、保持されているディスク型記録担体3bが小径で
第2キャリィ4bである場合には、起立した第2スピン
ドルモータ2a上に載置され、その後、作動制御手段1
2の後方移動に伴なって、保持部材35が降下して挟持
される。
そして、ディスク型記録担体3の記録または変換演奏が
開始されることになるのである。
ディスク型記録担体3の記録または変換演奏が終了する
と、前述もした如く、モータ31が逆回転を開始し、第
1.第2キャリィ4a、4bは上記の逆の過程を辿って
プレーヤハウジング1の外部に突出する。かくして、デ
ィスク型記録担体3は回収される。尚、当該実施例にお
いてはキャリィ4が前後方向と載置方向に移動するもの
としているが、ディスクプレーヤの設置状態によっては
この方向とはならず、互いに直角なZ方向となる場合も
ある。
「発明の効果」 以上詳述した如く、本発明は、ハウジングと、前記ハウ
ジング内に設けたダブルスピンドルモータ設置構造を含
む演奏手段と、同心的二重載置構造をなすよう形成され
て成るダブルキャリィと、前記各キャリィを同心的二重
載置構造の状態で突出し、記録又は再生位置では第1、
第2スピンドルモータ上へ各別に収納・載置移動するよ
うにした搬送手段とからなるコンパチブル方式のディス
クプレーヤにおいて、搬送手段を、サブシャーシに装着
した支持部材と倍速手段とからなる第1キャリィ移動機
構と、第2キャリィ移動機構と、クランプ機構とで構成
されるキャリィ移動手段と、当該キャリィ移動手段を構
成する各機構に駆動力を分与するとともにキャリィの移
動を制御する作動制御手段と、駆動源から作動制御手段
に駆動力を付与する駆動力付与手段とから構成したもの
であり、しかも、上記搬送手段の構成要素である第2キ
ャリィ移動機構は、第1キャリィの下部に、前後方向に
所定範囲内で往復動自在な第2キャリィと、係止駆動ピ
ン付きスライド板を装着しておき、該第2キャリィの側
部にはキャリィラック部を設け、前記スライド板にはキ
ャリィラック部に相対応するようスライドラック部を設
け、更に前記キャリィラック部とスライドラック部との
間には両方に噛合する増速ピニオンギヤを取り付けて、
スライド板の移動に伴なって、第2キャリィを第1キャ
リィに対して第2次増速前後移動するように構成してお
き、他方、前記支持部材には、スライド板の係止駆動ピ
ンが所定の位置で当接するようストッパを設けておき、
第1キャリィの前後方向への第1次増速移動と支持部材
の移動との移動差を相対運動として、係止駆動ピンがス
トッパに当接した後スライド板を動かし、増速ピニオン
ギヤを介して第2キャリィを第1キャリィより更に後方
の第2スピンドルモータに対する所定位置まで第2次増
速移動させるように構成し、当該第2キャリィ移動機構
に、適正な作動をさせるためのロック機構を装着したも
のに構成し、更にその際装着するロック機構を、スライ
ド部材に係止駆動ピンを有するロック部材を装着し、第
1キャリィの下面にロック受部を形成し、支持部材に設
けたストッパには、ロック切換部と係止部とを形成して
おき、第1キャリィの突出時には、当該ロック部材がロ
ック受部に係合してスライド板が第1キャリィに対して
保持されるようになし、第1キャリィの移動途中ロック
部材がストッパの係止駆動ピンに当接すると、ロック切
換部によって、ロック部材がロック受部との保持状態を
解除し、かわってロック部材がストッパの係止部に係合
保持するように切り換え、第1キャリィの移動にともな
って第2キャリィが増速移動する時は、ロック部材がス
ト−2パの係止部に保持されるとともに、第1キャリィ
のロック受部に規制された状態で、スライド板を前後方
向へ規制移動するようになし、第1キャリィの移動が完
了した時は、ロック部材がストッパの係止部に係合保持
されるとともにロック部材に保持されて、スライド板を
支持部材に対して保持状態となるようにしたことを特徴
とするディスクプレーヤのローディング機構である。
この結果、本発明は、駆動源であるモータを単一にし、
すべての関連した動作を機械的な手段により行ない、ダ
ブルキャリィをディスクの装着時にはキャリィを同心的
二重載置構造に全面露呈するように突出せしめ、収納時
には異なるスピンドルモータ上に各別に移送出来るよう
な高性能なローディング機構を経済性高く具現化したも
のである。しかもそのキャリィ移動手段はキャリィやシ
ャーシの形状に沿って薄くしかも小型に形成されており
、無駄な空間を作らないので、全体の小型化も実現出来
ることとなった0本発明は、更に、ロック機構を装着す
ることにより1次の4つの機能を追加したものである。
その第1の機能は、同心的二重載置構造状態で突出され
たときの第1.第2キャリィ間の位置関係の保持である
第2の機能は、第2キャリィの増速移動開始時期の特定
と、第1キャリィとの保持状態の解除、その駆動力付与
のタイミングの同調、および駆動力付与のための支持部
材との係合保持への切換を同時に行なうことである。第
3m能は、第2キャリィが増速移動中の駆動力付与手段
である係止駆動ピンと支持部材のストッパとの係合状態
の保持と、その移動途中の横ぶれや衝撃に対する各部材
の組合せ状態の耐震性を確保することである。そして第
4機能は、収納時における第1キャリィと第2キャリィ
との位置関係を特定し、それを保持することである0以
上口ツク機能がもたらした4つの機能は、ローディング
機構の動作を確実にするためのものであり、その装置と
しての信頼性を高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るフロントローディングディスクプ
レーヤの全体斜視図、第2図は同ディスクプレーヤが収
納状態になった時の状態を示す概略図、第3図は同ディ
スクプレーヤのローディング機構、及び演奏手段の全体
斜視図、第4図は同ディスクプレーヤの内部構造を示す
一部切欠の正面説明図、第5図は本発明に係るローディ
ング機構の平面図、第6図は駆動力付与手段を示す説明
図、第7図はキャリィの構造を示す下面図、第8図構成
部材であるスライド板の平面図と側面図、第9図は同ロ
ック部材の平面図と側面図、第11図〜第13図は同倍
速歯車をを示す構成部品とその組立図、図14図は、ス
ライド板とストッパとの当接作動状態を示す説明図、第
15Ugi、第16図はキャリィ移送手段の組立作動状
態を示す側面図で、第17図は作動基材の側面図、第1
8図、第19図は支持部材の平面図と側面図、第20図
、第21図は中間作動基材の平面図と側面図、第22図
は同サブシャーシを示す側面図、第23図は倍速手段を
示す平面図で、第24図は同縦断側面図、第25図ない
し第28図はダブルギヤの分解斜視図、第29図はクラ
ンパ機構を示す側面図、第30図ないし第33図は本発
明にかかるローディング機構の作動状態を逐次示すキャ
リィ移動手段と演奏手段の側面説明図であり、第34図
は、出願人が木出願の以前に提案した別の第2キャリィ
移動手段を示す平面説明図である。 主要部分の符号の説明 l・・・・・・プレーヤハウジング 2a、2b・・・・・・第1.第2スピンドルモータ3
a、3b・・・・・・第1.第2デイスク型記録担体4
a、4b・・・・・・第1.第2キャリィ6・・自・・
シャーシ 6a・・・・・・サブシャーシ 9・・・・・・倍速手段(ダブルギヤ)9e・・・・・
・付勢手段 11・・・・・・支持部材 12・・・・・・作動制御手段(作動基材)14・・・
・・・L字状案内孔 27・・・・・・ストッパ 27a・・・・・・ロック切換部(当接面)27b・・
・・・・係止部(係止凹部)44・・・・・・キャリィ
ラック部 45・・・・・・係止駆動ピン 46・・・・・・スライド板 47・・・・・・スライドラック部 48・・・・・・増速ピニオンギヤ 50・・・・・・ロック部材 51・・・・・・案内ピン 52・・・・・・ロックピン 53・・・・・・ロック受部 53a・・・・・・ロック部(ロー7り凹部)53b・
・・・・・ロック案内部(ロック案内溝)代理人 弁理
士 大 津 洋 夫(,1)i)畳7、゛。 ゛モ1′□。 第8図  第8図 (ロ)             Cイ)第14図(イ
) 第(4図(ロ) 第25図   (イ) 第28図 (イ) 第29図 手続補正書 1.事件の表示 昭和62年 特許願 第9748号 2、発明の名称 ディスクプレーヤのローディング機構 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住  所 氏  名   (501)パイオニア株式会社4、代理
人 東京都港区三田3丁目7番26号 昭和62年 3月31日 6、補正により増加する発明の数 7、補正の対象 明細書 8、補正の内容 7、補正の内容 (1)明細書の第85頁(図面の簡単な説明の欄)第8
行目から同頁第9行目の「図14図は、」までを次のよ
うに補正する。 「10図〜第13図は同倍速歯車を示す構成部品とその
組立図、第14図は、」 以上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハウジングと、前記ハウジング内に設けたディス
    ク型記録担体を始動、駆動、または停止する第1スピン
    ドルモータと第2スピンドルモータとを含む演奏手段と
    、大径のディスク型記録担体を保持し得る第1キャリィ
    と、小径のディスク型記録担体を保持し得る第2キャリ
    ィとを有し、これらが同心的二重載置構造をなすよう形
    成されて成るキャリィと、前記各キャリィを、プレーヤ
    ハウジング外のディスク型記録担体取り出し位置へは前
    記キャリィを同心的二重載置構造の状態で突出し、当該
    ハウジング内の記録又は再生位置では第1、第2スピン
    ドルモータ上へ各別に収納・載置移動するようにした搬
    送手段とからなるディスクプレーヤにおいて、 搬送手段は、プレーヤハウジング内のサブシャーシに第
    1キャリィの左右両側を挟むように支持部材を装着し、
    当該支持部材を突出・収納方向への前後移動と、その後
    方の所定位置での載置移動とが出来るようになし、当該
    支持部材には、第1キャリィを前後移動自在なるように
    支持するとともに、支持部材に設けた倍速手段により、
    支持部材が前後移動するとき、第1キャリィが前後方向
    に第1次増速移動して、第1キャリィは第1スピンドル
    モータに対応した所定の位置に規制移送される第1キャ
    リィ移動機構と、第2キャリィは更に後方に第2次増速
    移動して第2スピンドルモータに対応した所定位置に規
    制移送されるようになす第2キャリィ移動機構とからな
    り、支持部材と一緒に第1キャリィ及び第2キャリィを
    載置移動させ、保持されているディスク型記録担体を対
    応するスピンドルモータ上に選別載置させ、クランプ機
    構により選別クランプさせるようにしてなるキャリィ移
    動手段と、駆動力付与手段からの駆動力を、前記支持部
    材の前後移動及び載置移動の駆動力として、倍速手段の
    駆動力として、第2キャリィの前後移動の駆動力として
    、およびクランプ機構の駆動力として、分与するととも
    に、キャリィの移動を制御する作動制御手段と、駆動源
    から作動制御手段に駆動力を付与する駆動力付与手段と
    から構成し、 前記、第2キャリィ移動機構は、第1キャリィの下部に
    、前後方向に所定範囲内で往復動自在な第2キャリィと
    、係止駆動ピン付きスライド板を装着しておき、該第2
    キャリィの側部にはキャリィラック部を設け、前記スラ
    イド板にはキャリーラック部に相対応するようスライド
    ラック部を設け、更に前記キャリィラック部とスライド
    ラック部との間には両方に噛合する増速ピニオンギヤを
    取り付けて、スライド板の移動に伴なって、第2キャリ
    ィを第1キャリィに対して第2次増速前後移動するよう
    に構成しておき、他方、前記支持部材には、スライド板
    の係止駆動ピンが所定の位置で当接するようストッパを
    設けておき、第1キャリィの前後方向への第1次増速移
    動と支持部材の移動との移動差を相対運動として、係止
    駆動ピンがストッパに当接した後スライド板を動かし、
    増速ピニオンギヤを介して第2キャリィを第1キャリィ
    より更に後方の第2スピンドルモータに対する所定位置
    まで第2次増速移動させるように構成し、当該第2キャ
    リィ移動機構に、適正な作動をさせるためのロック機構
    を装着したものであり、 当該ロック機構は、スライド部材に係止駆動ピンを有す
    るロック部材を装着し、第1キャリィの下面にロック受
    部を形成し、支持部材に設けたストッパには、ロック切
    換部と係止部とを形成しておき、第1キャリィの突出時
    には、当該ロック部材がロック受部に係合してスライド
    板が第1キャリィに対して保持されるようになし、第1
    キャリィの移動途中ロック部材の係止駆動ピンがストッ
    パに当接すると、ロック切換部によって、ロック部材が
    ロック受部との保持状態を解除し、かわってロック部材
    がストッパの係止部に係合保持するように切り換え、第
    1キャリィの移動にともなって第2キャリィが増速移動
    する時は、ロック部材がストッパの係止部に保持される
    とともに、第1キャリィのロック受部に規制された状態
    で、スライド板を前後方向へ規制移動するようになし、
    第1キャリィの移動が完了した時は、ロック部材がスト
    ッパの係止部に係合保持されるとともにロック部材に保
    持されて、スライド板を支持部材に対して保持状態とな
    るようにしたことを特徴とするディスクプレーヤのロー
    ディング機構。
  2. (2)前記ロック機構には、スライド部材に係止駆動ピ
    ンとロックピンと案内ピンとを有するロック部材を揺動
    自在に装着し、第1キャリィの下面にはロック凹部とロ
    ック案内溝とからなるロック受部を形成しておき、更に
    、支持部材に設けたストッパには、当接したときロック
    部材を揺動させるように形成した当接面と、係止駆動ピ
    ンを係合し得る係止凹部とを形成しておき、第1キャリ
    ィの突出時には、当該ロック部材の案内ピンがロック案
    内溝に嵌合するとともにロックピンがロック凹部に係合
    してスライド板が第1キャリィに対して前後動しないよ
    うに保持し、第1キャリィの移動途中でストッパが前記
    係止駆動ピンに当接すると、当接面がロック部材を揺動
    させ、これによって案内ピン及びロックピンがロック凹
    部との係合を解除してロック案内溝に嵌合するようにな
    し、かわって係止駆動ピンがストッパの係止凹部に係合
    保持するよう保持状態を切り換え、第1キャリィの増速
    移動と支持部材の前後移動の移動差を相対運動としてス
    ライド板を前後方向に移動する際、係止駆動ピンを係止
    凹部に係合保持するとともに、ロックピンをロック案内
    溝に嵌合しながら前後方向に規制移動し、第2キャリィ
    の後方移動が完了した時点では、係止駆動ピンをストッ
    パの係止凹部に係合保持するとともに、ロックピンはロ
    ック案内溝の端部に保持して、スライド板を保持状態に
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のディ
    スクプレーヤのローディング機構。
JP62009748A 1987-01-19 1987-01-19 デイスクプレ−ヤのロ−デイング機構 Granted JPS63177353A (ja)

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JPH0519780B2 JPH0519780B2 (ja) 1993-03-17

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