JP2557729B2 - 信号再生装置の可動体搬送機構 - Google Patents
信号再生装置の可動体搬送機構Info
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- JP2557729B2 JP2557729B2 JP2203479A JP20347990A JP2557729B2 JP 2557729 B2 JP2557729 B2 JP 2557729B2 JP 2203479 A JP2203479 A JP 2203479A JP 20347990 A JP20347990 A JP 20347990A JP 2557729 B2 JP2557729 B2 JP 2557729B2
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- tray
- movable chassis
- shaft portion
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明の、コンパクトディスク、カセットテープ等の
信号記録媒体から信号を再生する信号再生装置に関する
ものである。
信号記録媒体から信号を再生する信号再生装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、単一のピックアップによって、並置した2枚の
ディスクの何れか一方を選択的に再生出来るディスク再
生装置が知られている。該装置は、固定シャーシ上にサ
ブシャーシを水平面内で回動可能且つ垂直面内で回動可
能に枢支し、該サブシャーシ上に設置した信号再生メカ
ニズムを水平面内で回動させて第1再生位置と第2再生
位置の下方へ移動させた後、垂直面に沿って上方へ回動
させて、ディスクをクランプし、信号再生を行なうもの
である。(特開昭63−304480〔G11B21/12〕)。
ディスクの何れか一方を選択的に再生出来るディスク再
生装置が知られている。該装置は、固定シャーシ上にサ
ブシャーシを水平面内で回動可能且つ垂直面内で回動可
能に枢支し、該サブシャーシ上に設置した信号再生メカ
ニズムを水平面内で回動させて第1再生位置と第2再生
位置の下方へ移動させた後、垂直面に沿って上方へ回動
させて、ディスクをクランプし、信号再生を行なうもの
である。(特開昭63−304480〔G11B21/12〕)。
(解決しようとする課題) しかし、上記ディスク再生装置では、信号再生メカニ
ズムを水平方向の移動から垂直方向への移動へ急激な方
向転換が行なわれるから、これらの移動を高速で行なう
場合、移動方向の転換時に、信号再生メカニズムが慣性
力によって水平方向の移動端へ衝突し、衝撃音が発生す
る問題があった。これを防止するためには、水平移動の
終盤にて信号再生メカニズム駆動用のモータの回転を落
とす必要があり、これによって信号再生位置へ至るまで
に時間がかかる問題を生じる。
ズムを水平方向の移動から垂直方向への移動へ急激な方
向転換が行なわれるから、これらの移動を高速で行なう
場合、移動方向の転換時に、信号再生メカニズムが慣性
力によって水平方向の移動端へ衝突し、衝撃音が発生す
る問題があった。これを防止するためには、水平移動の
終盤にて信号再生メカニズム駆動用のモータの回転を落
とす必要があり、これによって信号再生位置へ至るまで
に時間がかかる問題を生じる。
本発明の目的は、信号記録媒体或いは信号再生メカニ
ズム(140)を搭載した可動体を、初期位置から第1の
方向へ移動させた後、該第1方向とは異なる第2の方向
へ移動させて、所定の信号再生位置まで搬送する信号再
生装置において、可動体の移動を案内する案内溝の形状
を工夫することによって、可動体の第1方向から第2方
向への移動方向の転換に際して第1方向の速度成分が徐
々に低下して、方向転換に伴う衝撃音が抑制され、移動
方向の転換を迅速且つスムーズに行なうことが出来る可
動体搬送機構を提供することである。
ズム(140)を搭載した可動体を、初期位置から第1の
方向へ移動させた後、該第1方向とは異なる第2の方向
へ移動させて、所定の信号再生位置まで搬送する信号再
生装置において、可動体の移動を案内する案内溝の形状
を工夫することによって、可動体の第1方向から第2方
向への移動方向の転換に際して第1方向の速度成分が徐
々に低下して、方向転換に伴う衝撃音が抑制され、移動
方向の転換を迅速且つスムーズに行なうことが出来る可
動体搬送機構を提供することである。
(課題を解決する為の手段) 本発明に係る信号再生装置の可動体搬送機構は、信号
記録媒体或いは信号再生メカニズム(140)を搭載した
可動体を初期位置から第1方向の移動及び第2方向の移
動を経て所定の信号再生位置まで搬送する機構であっ
て、信号再生可動体の往復移動を案内する案内支持機構
と、可動体を前記案内支持機構に沿って往復駆動する駆
動機構とを具えている。
記録媒体或いは信号再生メカニズム(140)を搭載した
可動体を初期位置から第1方向の移動及び第2方向の移
動を経て所定の信号再生位置まで搬送する機構であっ
て、信号再生可動体の往復移動を案内する案内支持機構
と、可動体を前記案内支持機構に沿って往復駆動する駆
動機構とを具えている。
可動体案内支持機構は第9図の如く、可動体の移動経
路に沿って設置された案内支持板(15)を具え、該案内
支持板(15)には、移動の初期位置側に、前記第1方向
へ伸びる第1案内溝(16)が形成されると共に、再生位
置側には、前記第1方向へ伸びる第1溝部(17a)と、
該第1溝部の終端から屈曲して前記第2方向へ伸びる第
2溝部(17b)とからなる第2案内溝(17)が形成さ
れ、第1溝部(17a)及び第2溝部(17b)は滑らかな円
弧部(17d)により連結されている。前記第1案内溝(1
6)及び第2案内溝(17)には、可動体の移動方向の両
端部に突設した第1軸部(21)及び第2軸部(22)が夫
々摺動可能に係合している。又、前記円弧部(17d)の
外側の周壁の曲率半径Rは、前記第2軸部(22)の直径
よりも大きく形成されている。
路に沿って設置された案内支持板(15)を具え、該案内
支持板(15)には、移動の初期位置側に、前記第1方向
へ伸びる第1案内溝(16)が形成されると共に、再生位
置側には、前記第1方向へ伸びる第1溝部(17a)と、
該第1溝部の終端から屈曲して前記第2方向へ伸びる第
2溝部(17b)とからなる第2案内溝(17)が形成さ
れ、第1溝部(17a)及び第2溝部(17b)は滑らかな円
弧部(17d)により連結されている。前記第1案内溝(1
6)及び第2案内溝(17)には、可動体の移動方向の両
端部に突設した第1軸部(21)及び第2軸部(22)が夫
々摺動可能に係合している。又、前記円弧部(17d)の
外側の周壁の曲率半径Rは、前記第2軸部(22)の直径
よりも大きく形成されている。
(作用) 可動体は、第1軸部(21)及び第2軸部(22)が案内
支持板(15)の第1案内溝(16)及び第2案内溝(17)
に案内されて、初期位置から信号再生位置へ連続的に移
動する。
支持板(15)の第1案内溝(16)及び第2案内溝(17)
に案内されて、初期位置から信号再生位置へ連続的に移
動する。
初期位置から第1方向に移動する過程では、第9図の
如く、第1軸部(21)が第1案内溝(16)に沿って摺動
すると共に、第2軸部(22)が第2案内溝(17)の第1
溝部(17a)に沿って摺動し、可動体は駆動機構の動作
に応じた比較的高い速度V1で移動する。
如く、第1軸部(21)が第1案内溝(16)に沿って摺動
すると共に、第2軸部(22)が第2案内溝(17)の第1
溝部(17a)に沿って摺動し、可動体は駆動機構の動作
に応じた比較的高い速度V1で移動する。
その後、第2軸部(22)が第2案内溝(17)の円弧部
(17d)へ進入すると、該第2軸部(22)の移動方向
は、第1方向から徐々に第2方向まで転向し、この過程
で、第2軸部(22)の第1方向の速度成分は徐々に低下
する。従って、第1軸部(21)の第1案内溝(16)に沿
う移動速度V2は、前記第2軸部(22)の第1方向の速度
成分の低下に応じて徐々に減速され、最終的に零に近い
速度で第1案内溝(16)の内壁終端に接触することにな
る。
(17d)へ進入すると、該第2軸部(22)の移動方向
は、第1方向から徐々に第2方向まで転向し、この過程
で、第2軸部(22)の第1方向の速度成分は徐々に低下
する。従って、第1軸部(21)の第1案内溝(16)に沿
う移動速度V2は、前記第2軸部(22)の第1方向の速度
成分の低下に応じて徐々に減速され、最終的に零に近い
速度で第1案内溝(16)の内壁終端に接触することにな
る。
この状態で、第2軸部(22)が第2案内溝(17)の第
2溝部(17b)に沿って摺動することにより、可動体は
第2方向へ移動し、再生位置に達して停止する。
2溝部(17b)に沿って摺動することにより、可動体は
第2方向へ移動し、再生位置に達して停止する。
(発明の効果) 本発明に係る信号再生装置の可動体搬送機構によれ
ば、可動体の第1方向から第2方向への移動方向の転換
の際に、第1軸部(21)が第1案内溝(16)の終端へ高
速で衝突することはないから、これによって方向転換に
伴う衝撃音が抑制され、移動方向の転換を迅速且つスム
ーズに行なうことが出来る。
ば、可動体の第1方向から第2方向への移動方向の転換
の際に、第1軸部(21)が第1案内溝(16)の終端へ高
速で衝突することはないから、これによって方向転換に
伴う衝撃音が抑制され、移動方向の転換を迅速且つスム
ーズに行なうことが出来る。
(実施例) 以下、図面に沿って本発明をディスク再生装置に実施
した一例について詳述する。実施例は本発明を説明する
ためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限
定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
した一例について詳述する。実施例は本発明を説明する
ためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限
定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
先ず、ディスク再生装置の構成の概略を説明した後、
各構成部分の具体的構造について詳述する。
各構成部分の具体的構造について詳述する。
尚、以下の説明において、トレイ排出方向を前方、ト
レイ収納方向を後方とし、左方及び右方は説明に用いる
各図面の左右の方向とする。
レイ収納方向を後方とし、左方及び右方は説明に用いる
各図面の左右の方向とする。
全体の概略構成 ディスク再生装置は第1図に示す如く、扁平なキャビ
ネット(1)の前面に、左右一対のトレイ(7)(71)
を出没可能に配備したものであって、両トレイ(7)
(71)上の2枚のディスクを単一の光学式ピックアップ
(100)により選択的に再生することが可能である。
ネット(1)の前面に、左右一対のトレイ(7)(71)
を出没可能に配備したものであって、両トレイ(7)
(71)上の2枚のディスクを単一の光学式ピックアップ
(100)により選択的に再生することが可能である。
キャビネット(1)内の前方及び後方に夫々案内支持
板(11)(15)が立設され、両案内支持板(11)(15)
によって可動シャーシ(2)が左右に往復移動可能に支
持され、該可動シャーシ(2)上にはピックアップ(10
0)及びターンテーブル(110)が設置されている。ター
ンテーブル(110)は、第2図の如く可動シャーシ
(2)上に設置したスピンドルモータ(111)の出力軸
に固定され、高速で回転駆動される。可動シャーシ
(2)には、後方案内支持板(15)の背部に設けた原動
機構(3)、第1及び第2駆動スライド部材(4)
(5)からなる駆動機構が連繋し、これによってピック
アップ(100)及びターンテーブル(110)は、収納位置
に設置された左右のトレイ(7)(71)間を往復移動す
ることが可能である。各トレイ(7)(71)にはピック
アップ(100)及びターンテーブル(110)が臨出するた
めの開口部(72)が設けられている。
板(11)(15)が立設され、両案内支持板(11)(15)
によって可動シャーシ(2)が左右に往復移動可能に支
持され、該可動シャーシ(2)上にはピックアップ(10
0)及びターンテーブル(110)が設置されている。ター
ンテーブル(110)は、第2図の如く可動シャーシ
(2)上に設置したスピンドルモータ(111)の出力軸
に固定され、高速で回転駆動される。可動シャーシ
(2)には、後方案内支持板(15)の背部に設けた原動
機構(3)、第1及び第2駆動スライド部材(4)
(5)からなる駆動機構が連繋し、これによってピック
アップ(100)及びターンテーブル(110)は、収納位置
に設置された左右のトレイ(7)(71)間を往復移動す
ることが可能である。各トレイ(7)(71)にはピック
アップ(100)及びターンテーブル(110)が臨出するた
めの開口部(72)が設けられている。
可動シャーシ(2)には、トレイ出没方向に伸びる2
本のガイドシャフト(103)(103)が架設され、これら
のガイドシャフトによってピックアップ(100)のディ
スク半径方向の往復移動が案内されている。ピックアッ
プ(100)にはピックアップ移送機構(101)が連繋し、
信号再生時のピックアップ移動が行なわれる。
本のガイドシャフト(103)(103)が架設され、これら
のガイドシャフトによってピックアップ(100)のディ
スク半径方向の往復移動が案内されている。ピックアッ
プ(100)にはピックアップ移送機構(101)が連繋し、
信号再生時のピックアップ移動が行なわれる。
又、両案内支持板(11)(15)の両側及び中央部に
は、トレイ出没方向に沿って伸びる一対の側方レール部
材(81)(81)及び中央レール部材(82)が架設され、
これらのレール部材によって両トレイ(7)(71)の出
没往復移動が案内されている。両トレイ(7)(71)
は、前方案内支持板(11)の中央部に設けたトレイ駆動
機構(8)によって選択的に往復駆動される。トレイ駆
動機構(8)と可動シャーシ駆動機構との間にはモード
制御機構(6)が介装され、これによってトレイ駆動機
構(8)のトレイ(7)(71)に対する係合、離脱動作
が制御されている。
は、トレイ出没方向に沿って伸びる一対の側方レール部
材(81)(81)及び中央レール部材(82)が架設され、
これらのレール部材によって両トレイ(7)(71)の出
没往復移動が案内されている。両トレイ(7)(71)
は、前方案内支持板(11)の中央部に設けたトレイ駆動
機構(8)によって選択的に往復駆動される。トレイ駆
動機構(8)と可動シャーシ駆動機構との間にはモード
制御機構(6)が介装され、これによってトレイ駆動機
構(8)のトレイ(7)(71)に対する係合、離脱動作
が制御されている。
ピックアップの移動方向はトレイ出没方向と同一であ
るのに対し、可動シャーシの移動方向はトレイ出没方向
と直交することになる。
るのに対し、可動シャーシの移動方向はトレイ出没方向
と直交することになる。
第1図の如く収納位置の各トレイ(7)(71)の上方
には夫々ディスククランパー(121)(片方のクランパ
ーは図示省略)が配備され、これらのクランパーは前記
レール部材(81)(81)(82)に固定した支持部材(12
2)に、一定範囲内で上下動可能且つ回転自由に取付け
られ、ディスククランプ機構(120)を構成している。
尚、ディスククランプ機構(120)は、クランパー(12
1)に固定した磁石(図示省略)によってクランプ力を
得るマグネット方式を採用している。
には夫々ディスククランパー(121)(片方のクランパ
ーは図示省略)が配備され、これらのクランパーは前記
レール部材(81)(81)(82)に固定した支持部材(12
2)に、一定範囲内で上下動可能且つ回転自由に取付け
られ、ディスククランプ機構(120)を構成している。
尚、ディスククランプ機構(120)は、クランパー(12
1)に固定した磁石(図示省略)によってクランプ力を
得るマグネット方式を採用している。
可動シャーシの案内支持機構 第3図に示す様に、前方案内支持板(11)及び後方案
内支持板(15)には夫々の左側に、下向きに緩やかに膨
らんで湾曲する円弧状の第1案内溝(12)(16)、右側
には、横長U字状の第2案内溝(13)(17)が開設され
ている。第1案内溝(12)(16)は、湾曲部(12a)(1
6a)の両端部に短い水平部(12b)(12c)(16b)(16
c)を有している。又、第2案内溝(13)(17)の水平
部(13a)(17a)両側の垂直部(13b)(13c)(17b)
(17c)は、第1案内溝(12)(16)から離れる方向に
僅かに傾斜しており、前記水平部と垂直部とは比較的大
なる曲率半径の円弧部(13d)(13e)(17d)(17e)に
より滑らかに繋がれている。
内支持板(15)には夫々の左側に、下向きに緩やかに膨
らんで湾曲する円弧状の第1案内溝(12)(16)、右側
には、横長U字状の第2案内溝(13)(17)が開設され
ている。第1案内溝(12)(16)は、湾曲部(12a)(1
6a)の両端部に短い水平部(12b)(12c)(16b)(16
c)を有している。又、第2案内溝(13)(17)の水平
部(13a)(17a)両側の垂直部(13b)(13c)(17b)
(17c)は、第1案内溝(12)(16)から離れる方向に
僅かに傾斜しており、前記水平部と垂直部とは比較的大
なる曲率半径の円弧部(13d)(13e)(17d)(17e)に
より滑らかに繋がれている。
可動シャーシ(2)の両側には夫々前後に突出する第
1軸部(21)(21)及び第2軸部(22)(22)が形成さ
れ、第1軸部(21)(21)は前記第1案内溝12)(16)
に、第2軸部(22)(22)は前記第2案内溝(13)(1
7)に摺動可能に係合している。可動シャーシ(2)上
には防振部材(106)を介してサブシャーシ(102)が設
置され、該サブシャーシ(102)に前述のガイドシャフ
ト(103)(103)、ピックアップ(100)、ピックアッ
プ移送機構(101)、ターンテーブル(110)等からなる
信号再生メカニズム(140)が配備されている。従っ
て、第8図の如く可動シャーシ(2)及び該シャーシ上
の信号再生メカニズム(140)は、一方のクランパー(1
21)の下方位置から他方のクランパー(121)の下方位
置へ向って左右に揺動しながら移動することになる。即
ち、第8図の左方の移動端では、可動シャーシ(2)の
第1軸部(21)が後方案内支持板(15)の第1案内溝
(16)の左方端部に位置し、第2軸部(22)は第2案内
溝(17)の左方端部に位置して、可動シャーシ(2)は
水平姿勢を保っている。この姿勢から右方へ移動する過
程で、可動シャーシ(2)は一旦左側を下げて大きく傾
いた後、略水平姿勢に戻り、この姿勢で中央レール部材
(82)の下方を通過し、再び左側を下げて大きく傾いた
姿勢を経て、最終的に第1軸部(21)が第1案内溝(1
6)の右方端部に当接し、第2軸部(22)が第2案内溝
(17)の右方端部に当接して、可動シャーシ(2)は水
平姿勢に戻るのである。可動シャーシ(2)が中央レー
ル部材(82)の下方を通過する際、ターンテーブル(11
0)は最も低い位置まで降下し、中央レール部材(82)
との干渉が回避される。
1軸部(21)(21)及び第2軸部(22)(22)が形成さ
れ、第1軸部(21)(21)は前記第1案内溝12)(16)
に、第2軸部(22)(22)は前記第2案内溝(13)(1
7)に摺動可能に係合している。可動シャーシ(2)上
には防振部材(106)を介してサブシャーシ(102)が設
置され、該サブシャーシ(102)に前述のガイドシャフ
ト(103)(103)、ピックアップ(100)、ピックアッ
プ移送機構(101)、ターンテーブル(110)等からなる
信号再生メカニズム(140)が配備されている。従っ
て、第8図の如く可動シャーシ(2)及び該シャーシ上
の信号再生メカニズム(140)は、一方のクランパー(1
21)の下方位置から他方のクランパー(121)の下方位
置へ向って左右に揺動しながら移動することになる。即
ち、第8図の左方の移動端では、可動シャーシ(2)の
第1軸部(21)が後方案内支持板(15)の第1案内溝
(16)の左方端部に位置し、第2軸部(22)は第2案内
溝(17)の左方端部に位置して、可動シャーシ(2)は
水平姿勢を保っている。この姿勢から右方へ移動する過
程で、可動シャーシ(2)は一旦左側を下げて大きく傾
いた後、略水平姿勢に戻り、この姿勢で中央レール部材
(82)の下方を通過し、再び左側を下げて大きく傾いた
姿勢を経て、最終的に第1軸部(21)が第1案内溝(1
6)の右方端部に当接し、第2軸部(22)が第2案内溝
(17)の右方端部に当接して、可動シャーシ(2)は水
平姿勢に戻るのである。可動シャーシ(2)が中央レー
ル部材(82)の下方を通過する際、ターンテーブル(11
0)は最も低い位置まで降下し、中央レール部材(82)
との干渉が回避される。
可動シャーシ(2)が左右の移動端に設置された状態
では、ターンテーブル(110)はクランパー(121)に接
触する位置まで上昇し、ターンテーブル(110)上にデ
ィスクが載置されている場合は、ディスククランプが行
なわれる。
では、ターンテーブル(110)はクランパー(121)に接
触する位置まで上昇し、ターンテーブル(110)上にデ
ィスクが載置されている場合は、ディスククランプが行
なわれる。
可動シャーシ駆動機構 第4図及び第5図の如く、後方案内支持板(15)には
ベース部材(18)が後方へ向って突設され、該ベース部
材(18)上には長手方向に伸びる突条(181)が形成さ
れ、該突条(181)の後方案内支持板(15)側の側面に
は、中央部の所定領域に亘ってラック(182)が形成さ
れている。
ベース部材(18)が後方へ向って突設され、該ベース部
材(18)上には長手方向に伸びる突条(181)が形成さ
れ、該突条(181)の後方案内支持板(15)側の側面に
は、中央部の所定領域に亘ってラック(182)が形成さ
れている。
前記突条(181)に対し、第1駆動スライド部材
(4)の長手方向に凹設した溝が摺動可能に係合し、第
1駆動スライド部材(4)は突条(181)に沿って往復
移動可能である。該第1駆動スライド部材(4)は、第
7図の如くスライド方向(長手方向)に伸びるラック部
(41)が形成されると共に、該ラック部(41)よりも下
段に、ラック部(41)に沿って、側方へ突出する高さが
変化する第1カム面(43)、第2カム面(44)及び第3
カム面が(45)が順次形成されている。第1カム面(4
3)は夫々2つの凸部(431)(433)と凹部(432)(43
4)を具え、第2カム面(44)は4つの凸部(441)(44
3)(445)(447)と3つの凹部(442)(444)(446)
を具え、第3カム面(45)は夫々1つの凸部(451)と
凹部(452)を具えている。これらのカム面には後述の
第1、第2及び第3モードスイッチ(131)(132)(13
3)が夫々係合し、これによってモード検出が行なわれ
る。又、ラック部(41)の上面には、水平面上でのカム
曲線の高さがスライド方向に4段階に変化するカム溝
(42)が凹設されている。該カム溝(42)はモード制御
機構(6)へ連繋して、後述の如くトレイ駆動のモード
切換えを行なうためのものである。
(4)の長手方向に凹設した溝が摺動可能に係合し、第
1駆動スライド部材(4)は突条(181)に沿って往復
移動可能である。該第1駆動スライド部材(4)は、第
7図の如くスライド方向(長手方向)に伸びるラック部
(41)が形成されると共に、該ラック部(41)よりも下
段に、ラック部(41)に沿って、側方へ突出する高さが
変化する第1カム面(43)、第2カム面(44)及び第3
カム面が(45)が順次形成されている。第1カム面(4
3)は夫々2つの凸部(431)(433)と凹部(432)(43
4)を具え、第2カム面(44)は4つの凸部(441)(44
3)(445)(447)と3つの凹部(442)(444)(446)
を具え、第3カム面(45)は夫々1つの凸部(451)と
凹部(452)を具えている。これらのカム面には後述の
第1、第2及び第3モードスイッチ(131)(132)(13
3)が夫々係合し、これによってモード検出が行なわれ
る。又、ラック部(41)の上面には、水平面上でのカム
曲線の高さがスライド方向に4段階に変化するカム溝
(42)が凹設されている。該カム溝(42)はモード制御
機構(6)へ連繋して、後述の如くトレイ駆動のモード
切換えを行なうためのものである。
更に第4図及び第5図の如く、ベース部材(18)上に
は第2駆動スライド部材(5)が第1駆動スライド部材
(4)と同一方向へ摺動可能に係合している。第2駆動
スライド部材(5)は、第6図の如くスライド方向に伸
びるラック部(52)が形成されると共に、垂直壁部には
V字状溝(51)が開設されている。該V字状溝(51)は
V字部(51a)の両端部に短い水平部(51b)(51c)を
設けている。
は第2駆動スライド部材(5)が第1駆動スライド部材
(4)と同一方向へ摺動可能に係合している。第2駆動
スライド部材(5)は、第6図の如くスライド方向に伸
びるラック部(52)が形成されると共に、垂直壁部には
V字状溝(51)が開設されている。該V字状溝(51)は
V字部(51a)の両端部に短い水平部(51b)(51c)を
設けている。
第1駆動スライド部材(4)を往復駆動するための原
動機構(3)は第4図及び第5図の如くベース部材(1
8)上に配備され、動力源となる原動モータ(31)と、
モータ軸に取付けられた原動ギア(32)と、大径ギア部
(34)及びピニオン部(35)からなる減速ギア(33)と
を具え、該ピニオン部(35)が第1駆動スライド部材
(4)のラック部(41)に噛合している。第1駆動スラ
イド部材(4)の裏面に下向き突設した軸に遊動ギア
(36)が枢支され、該遊動ギア(36)は、ベース部材
(18)上のラック(182)に噛合すると同時に、第2駆
動スライド部材(5)のラック部(52)と噛合している
(第15図参照)。
動機構(3)は第4図及び第5図の如くベース部材(1
8)上に配備され、動力源となる原動モータ(31)と、
モータ軸に取付けられた原動ギア(32)と、大径ギア部
(34)及びピニオン部(35)からなる減速ギア(33)と
を具え、該ピニオン部(35)が第1駆動スライド部材
(4)のラック部(41)に噛合している。第1駆動スラ
イド部材(4)の裏面に下向き突設した軸に遊動ギア
(36)が枢支され、該遊動ギア(36)は、ベース部材
(18)上のラック(182)に噛合すると同時に、第2駆
動スライド部材(5)のラック部(52)と噛合している
(第15図参照)。
従って、原動機構(3)によって第1駆動スライド部
材(4)が往復駆動されると、これに伴って遊動ギア
(36)は往復移動すると共に正逆に回転し、第2駆動ス
ライド部材(5)を第1駆動スライド部材(4)と同一
方向へ2倍の速度で往復移動させることになる。
材(4)が往復駆動されると、これに伴って遊動ギア
(36)は往復移動すると共に正逆に回転し、第2駆動ス
ライド部材(5)を第1駆動スライド部材(4)と同一
方向へ2倍の速度で往復移動させることになる。
第2駆動スライド部材(5)のV字状溝(51)には、
可動シャーシ(2)から突出した第2軸部(22)が係合
している。従って、第2駆動スライド部材(5)が往復
移動すると、V字状溝(51)の内壁の押圧力によって第
2軸部(22)が駆動され、可動シャーシ(2)が第1案
内溝(12)(16)及び第2案内溝(13)(17)に沿って
移動することなる。第10図乃至第14図は、可動シャーシ
(2)の左側の移動端から右側の移動端までの駆動過程
を示している。
可動シャーシ(2)から突出した第2軸部(22)が係合
している。従って、第2駆動スライド部材(5)が往復
移動すると、V字状溝(51)の内壁の押圧力によって第
2軸部(22)が駆動され、可動シャーシ(2)が第1案
内溝(12)(16)及び第2案内溝(13)(17)に沿って
移動することなる。第10図乃至第14図は、可動シャーシ
(2)の左側の移動端から右側の移動端までの駆動過程
を示している。
第10図の状態では、第2駆動スライド部材(5)は左
方の移動端に設置され、第2軸部(22)はV字状溝(5
1)の右側の水平部(51c)上に乗り上げると共に、第2
案内溝(17)の垂直部の上端部に位置している。この状
態から第2駆動スライド部材(5)が右方へ移動する
と、第11図の如く可動シャーシ(2)の第2軸部(22)
はV字状溝(51)の斜面に下圧されて、第2案内溝(1
7)の垂直部に沿って下降し、この過程で、可動シャー
シ(2)の第1軸部(21)は第1案内溝(16)の水平部
(16b)上を水平移動する。従って、可動シャーシ
(2)は第1軸部(21)を中心として反時計方向に回動
し、ターンテーブル(110)はクランパー(121)から離
脱し、ディスククランプの解除動作が行なわれる。
方の移動端に設置され、第2軸部(22)はV字状溝(5
1)の右側の水平部(51c)上に乗り上げると共に、第2
案内溝(17)の垂直部の上端部に位置している。この状
態から第2駆動スライド部材(5)が右方へ移動する
と、第11図の如く可動シャーシ(2)の第2軸部(22)
はV字状溝(51)の斜面に下圧されて、第2案内溝(1
7)の垂直部に沿って下降し、この過程で、可動シャー
シ(2)の第1軸部(21)は第1案内溝(16)の水平部
(16b)上を水平移動する。従って、可動シャーシ
(2)は第1軸部(21)を中心として反時計方向に回動
し、ターンテーブル(110)はクランパー(121)から離
脱し、ディスククランプの解除動作が行なわれる。
更に第2駆動スライド部材(5)が右方へ移動する
と、第12図の如く第2軸部(22)はV字状溝(51)の下
端部に位置したまま、第2案内溝(17)に沿って水平移
動し、第1軸部(21)は第1案内溝(16)の湾曲部(16
a)に沿って僅かに上下動しつつ、右方へ移動する。こ
の過程で可動シャーシ(2)は略水平姿勢に設定され
る。
と、第12図の如く第2軸部(22)はV字状溝(51)の下
端部に位置したまま、第2案内溝(17)に沿って水平移
動し、第1軸部(21)は第1案内溝(16)の湾曲部(16
a)に沿って僅かに上下動しつつ、右方へ移動する。こ
の過程で可動シャーシ(2)は略水平姿勢に設定され
る。
そして、第13図の如く第2軸部(22)が第2案内溝
(17)の水平部の終端部に達した時点で、第1軸部(2
1)は第1案内溝(16)の湾曲部(16a)を通過して、右
側の水平可(16c)へ乗り上げることになる。この過程
で可動シャーシ(2)は徐々に反時計方向に回転し、傾
斜する。
(17)の水平部の終端部に達した時点で、第1軸部(2
1)は第1案内溝(16)の湾曲部(16a)を通過して、右
側の水平可(16c)へ乗り上げることになる。この過程
で可動シャーシ(2)は徐々に反時計方向に回転し、傾
斜する。
この状態から更に第2駆動スライド部材(5)が右方
へ移動すると、第2軸部(22)はV字状溝(51)の斜面
に押圧されて、第2案内溝(17)の右側の垂直部(17
c)に沿って上方へ駆動され、最終的には第14図の如く
第2案内溝(17)の垂直部(17c)の上端部に達すると
共に、V字状溝(51)の左側の水平部(51b)に乗り上
げることになる。又、可動シャーシ(2)の第1軸部
(21)は第1案内溝(16)の右側の水平部(16c)上を
水平移動する。これによって、可動シャーシ(2)は第
1軸部(21)を中心として時計方向に回動し、水平姿勢
に設定保持される。これに伴って、ターンテーブル(11
0)はクランパー(121)に接触する高さ位置まで上昇し
て、ディスククランプ動作が行なわれる。
へ移動すると、第2軸部(22)はV字状溝(51)の斜面
に押圧されて、第2案内溝(17)の右側の垂直部(17
c)に沿って上方へ駆動され、最終的には第14図の如く
第2案内溝(17)の垂直部(17c)の上端部に達すると
共に、V字状溝(51)の左側の水平部(51b)に乗り上
げることになる。又、可動シャーシ(2)の第1軸部
(21)は第1案内溝(16)の右側の水平部(16c)上を
水平移動する。これによって、可動シャーシ(2)は第
1軸部(21)を中心として時計方向に回動し、水平姿勢
に設定保持される。これに伴って、ターンテーブル(11
0)はクランパー(121)に接触する高さ位置まで上昇し
て、ディスククランプ動作が行なわれる。
尚、前方案内支持板(11)の第1及び第2案内溝(1
2)(13)と可動シャーシ(2)の第1及び第2軸部(2
1)(22)との係合に関しても、第10図から第14図へ至
る動作と全く同じ動作が行なわれ、可動シャーシ(2)
が前後方向に傾くことはない。
2)(13)と可動シャーシ(2)の第1及び第2軸部(2
1)(22)との係合に関しても、第10図から第14図へ至
る動作と全く同じ動作が行なわれ、可動シャーシ(2)
が前後方向に傾くことはない。
原動モータ(31)が逆回転すれば、第14図の状態から
第10図の状態まで前記とは逆方向の動作が行なわれる。
第10図の状態まで前記とは逆方向の動作が行なわれる。
上記の可動シャーシ(2)の往復移動において、原動
モータ(31)の回転速度が一定の場合、可動シャーシ
(2)の水平方向の移動速度は、移動の中間部では速
く、両移動端の近傍では遅くなる。例えば第9図の如く
可動シャーシが左方へ移動する場合、第2軸部(22)が
第2案内溝(17)の水平部(17a)に沿って摺動し、第
1軸部(21)が第1案内溝(16)の湾曲部(16a)に沿
って摺動する過程では、可動シャーシは比較的速い速度
V1にて水平方向へ移動するが、第2軸部(22)が第2案
内溝(17)の円弧部(17d)に沿って摺動すると共に、
第1軸部(21)が第1案内溝(16)の水平部(16b)上
に摺動する過程では、第2軸部(22)の移動方向が水平
方向から徐々に垂直方向へ転換するから、このときの第
1軸部(21)の移動速度V2は前記速度V1から大きく減速
され、第1軸部(21)が第1案内溝(16)の端部に当接
する際の衝撃は軽微なものとなり、衝撃音発生等の問題
は生じない。
モータ(31)の回転速度が一定の場合、可動シャーシ
(2)の水平方向の移動速度は、移動の中間部では速
く、両移動端の近傍では遅くなる。例えば第9図の如く
可動シャーシが左方へ移動する場合、第2軸部(22)が
第2案内溝(17)の水平部(17a)に沿って摺動し、第
1軸部(21)が第1案内溝(16)の湾曲部(16a)に沿
って摺動する過程では、可動シャーシは比較的速い速度
V1にて水平方向へ移動するが、第2軸部(22)が第2案
内溝(17)の円弧部(17d)に沿って摺動すると共に、
第1軸部(21)が第1案内溝(16)の水平部(16b)上
に摺動する過程では、第2軸部(22)の移動方向が水平
方向から徐々に垂直方向へ転換するから、このときの第
1軸部(21)の移動速度V2は前記速度V1から大きく減速
され、第1軸部(21)が第1案内溝(16)の端部に当接
する際の衝撃は軽微なものとなり、衝撃音発生等の問題
は生じない。
尚、円弧部(17d)(17e)の外周面の曲率半径Rは、
第2軸部(22)の直径よりも僅かに大きければ上記効果
が得られるが、十分な効果を得るためには例えば第2軸
部(22)の直径の2倍程度の大きさとすることが望まし
い。
第2軸部(22)の直径よりも僅かに大きければ上記効果
が得られるが、十分な効果を得るためには例えば第2軸
部(22)の直径の2倍程度の大きさとすることが望まし
い。
可動シャーシロック機構 上述の如く可動シャーシ(2)の往復移動は、後方案
内支持板(15)に設けた第2駆動スライド部材(5)に
よって、駆動シャーシ(2)の第2軸部(22)を駆動し
て行なわれ、第10図或いは第14図の如く可動シャーシ
(2)が信号再生のための移動端に設置された状態で
は、第3図に示す可動シャーシ(2)の前方案内支持板
(11)側の第2軸部(22)は、第2案内溝(13)の垂直
部(13b)或いは(13c)の上端部にて宙吊りの状態にあ
る。従って、外部から衝撃力が作用した場合にも、可動
シャーシ(2)を確実に安定した水平姿勢に保持するた
めには、可動シャーシ(2)の第2軸部(22)の近傍を
下から支えることが有効である。このために第3図に示
す如き可動シャーシロック機構(9)が設けられてい
る。
内支持板(15)に設けた第2駆動スライド部材(5)に
よって、駆動シャーシ(2)の第2軸部(22)を駆動し
て行なわれ、第10図或いは第14図の如く可動シャーシ
(2)が信号再生のための移動端に設置された状態で
は、第3図に示す可動シャーシ(2)の前方案内支持板
(11)側の第2軸部(22)は、第2案内溝(13)の垂直
部(13b)或いは(13c)の上端部にて宙吊りの状態にあ
る。従って、外部から衝撃力が作用した場合にも、可動
シャーシ(2)を確実に安定した水平姿勢に保持するた
めには、可動シャーシ(2)の第2軸部(22)の近傍を
下から支えることが有効である。このために第3図に示
す如き可動シャーシロック機構(9)が設けられてい
る。
可動シャーシロック機構(9)は、第3図の如く両案
内支持板(11)(15)に跨がって伸びるロック部材(9
1)と、前方案内支持板(11)の第2案内溝(13)の両
垂直部(13b)(13c)の左側に接近して夫々開設した四
角形のロック孔(14)(14)とを具えている。ロック部
材(91)は、前記可動シャーシ(2)の裏面へ軸方向の
往復動が可能に取付けられ、ロック部材(91)の後方案
内支持板(15)側の端部には、第2軸部(22)内を貫通
して前記第2駆動スライド部材(5)のV字状溝(51)
から臨出可能な被押圧軸部(92)が突設されると共に、
前方案内支持板(11)側の端部には、前記ロック孔(1
4)に僅かな余裕をもって嵌入可能な角軸状のロック軸
部(93)を突設している。可動シャーシ(2)とロック
部材(91)との間に第3図及び第25図の如くバネ(90)
を張設して、ロック部材(91)を後方案内支持板(15)
側へ付勢している。
内支持板(11)(15)に跨がって伸びるロック部材(9
1)と、前方案内支持板(11)の第2案内溝(13)の両
垂直部(13b)(13c)の左側に接近して夫々開設した四
角形のロック孔(14)(14)とを具えている。ロック部
材(91)は、前記可動シャーシ(2)の裏面へ軸方向の
往復動が可能に取付けられ、ロック部材(91)の後方案
内支持板(15)側の端部には、第2軸部(22)内を貫通
して前記第2駆動スライド部材(5)のV字状溝(51)
から臨出可能な被押圧軸部(92)が突設されると共に、
前方案内支持板(11)側の端部には、前記ロック孔(1
4)に僅かな余裕をもって嵌入可能な角軸状のロック軸
部(93)を突設している。可動シャーシ(2)とロック
部材(91)との間に第3図及び第25図の如くバネ(90)
を張設して、ロック部材(91)を後方案内支持板(15)
側へ付勢している。
ロック部材(91)をバネ(90)に抗して前方案内支持
板(11)側へ押圧するために、第6図の如く第2駆動ス
ライド部材(5)のV字状溝(51)の両側には、一対の
押圧片(53)(54)が夫々水平部(51b)(51c)を覆う
様に内向きに突設されている。該押圧片(53)(54)は
薄肉に形成され、適度な弾性を有している。
板(11)側へ押圧するために、第6図の如く第2駆動ス
ライド部材(5)のV字状溝(51)の両側には、一対の
押圧片(53)(54)が夫々水平部(51b)(51c)を覆う
様に内向きに突設されている。該押圧片(53)(54)は
薄肉に形成され、適度な弾性を有している。
第5図及び第10図の如く可動シャーシ(2)が左方の
移動端に設置されているときは、右側の押圧片(54)が
被押圧軸部(92)を前方案内支持板側へ押圧して、第3
図に示すロック軸部(93)を前方案内支持板(11)の右
側のロック孔(14)へ嵌入せしめる。これによって可動
シャーシ(2)がロックされると共に、ロック軸部(9
3)に作用する荷重はロック孔(14)の壁面によって支
えられることになる。このとき、可動シャーシ(2)の
2つの第1軸部(21)(21)に作用する荷重は第1案内
溝(12)(16)の水平部(12b)(16b)によって支えら
れ、後方案内支持板(15)側の一方の第2軸部(22)に
作用する荷重は第5図の如くV字状溝(51)の水平部
(51c)によって支えられ、他方の第2軸部(22)に作
用する荷重はロック孔(14)によって支えられる。従っ
て、可動シャーシ(2)は四隅を確実に支持され、安定
した水平姿勢を保つのである。
移動端に設置されているときは、右側の押圧片(54)が
被押圧軸部(92)を前方案内支持板側へ押圧して、第3
図に示すロック軸部(93)を前方案内支持板(11)の右
側のロック孔(14)へ嵌入せしめる。これによって可動
シャーシ(2)がロックされると共に、ロック軸部(9
3)に作用する荷重はロック孔(14)の壁面によって支
えられることになる。このとき、可動シャーシ(2)の
2つの第1軸部(21)(21)に作用する荷重は第1案内
溝(12)(16)の水平部(12b)(16b)によって支えら
れ、後方案内支持板(15)側の一方の第2軸部(22)に
作用する荷重は第5図の如くV字状溝(51)の水平部
(51c)によって支えられ、他方の第2軸部(22)に作
用する荷重はロック孔(14)によって支えられる。従っ
て、可動シャーシ(2)は四隅を確実に支持され、安定
した水平姿勢を保つのである。
第11図乃至第13図に示す可動シャーシ(2)の移動過
程では、押圧片(54)は被押圧軸部(92)から離脱し、
ロック部材(91)はバネ(90)の付勢によって後方案内
支持板(15)側へ移動し、ロック軸部(93)はロック孔
(14)から抜け出ている。
程では、押圧片(54)は被押圧軸部(92)から離脱し、
ロック部材(91)はバネ(90)の付勢によって後方案内
支持板(15)側へ移動し、ロック軸部(93)はロック孔
(14)から抜け出ている。
その後、第14図の如く可動シャーシ(2)が右方の移
動端まで移動すると、第2駆動スライド部材(5)の左
側の押圧片(53)が被押圧軸部(92)を押圧して、第3
図に示すロック軸部(93)が前方案内支持板(11)の左
側のロック孔(14)へ嵌入して、可動シャーシ(2)が
前記同様にロックされる。
動端まで移動すると、第2駆動スライド部材(5)の左
側の押圧片(53)が被押圧軸部(92)を押圧して、第3
図に示すロック軸部(93)が前方案内支持板(11)の左
側のロック孔(14)へ嵌入して、可動シャーシ(2)が
前記同様にロックされる。
又、ロック部材(91)のロック軸部(93)がロック孔
(14)への嵌入を容易に行なわしめる為に、第6図の如
く、V字状溝(51)の水平部(51b)(51c)の底面に
は、V字部(51a)側の端部に、上方へ僅かに突出した
隆起部(51d)(51e)が形成されている。従って、例え
ば第13図から第14図の状態へ移行する過程で、第2軸部
(22)は一旦、隆起部(51d)を乗り越えた後、水平部
(51b)へ移行することになり、この際、可動シャーシ
(2)は水平姿勢から僅かに反時計方向に回動して、左
側が僅かに高く傾斜した姿勢をとった後、水平姿勢に戻
ることになる。
(14)への嵌入を容易に行なわしめる為に、第6図の如
く、V字状溝(51)の水平部(51b)(51c)の底面に
は、V字部(51a)側の端部に、上方へ僅かに突出した
隆起部(51d)(51e)が形成されている。従って、例え
ば第13図から第14図の状態へ移行する過程で、第2軸部
(22)は一旦、隆起部(51d)を乗り越えた後、水平部
(51b)へ移行することになり、この際、可動シャーシ
(2)は水平姿勢から僅かに反時計方向に回動して、左
側が僅かに高く傾斜した姿勢をとった後、水平姿勢に戻
ることになる。
第30図乃至第35図は、上記の如く可動シャーシ(2)
が移動途中の大きく傾斜した姿勢から、水平姿勢よりも
僅かに持ち上げられた姿勢を経て、再び水平姿勢に戻る
過程で、ロック部材(91)のロック軸部(93)が前方案
内支持板(11)のロック孔(14)へ嵌入する動作を表わ
している。
が移動途中の大きく傾斜した姿勢から、水平姿勢よりも
僅かに持ち上げられた姿勢を経て、再び水平姿勢に戻る
過程で、ロック部材(91)のロック軸部(93)が前方案
内支持板(11)のロック孔(14)へ嵌入する動作を表わ
している。
第33図の如く可動シャーシ(2)が大きく傾斜し、ロ
ック部材(91)のロック軸部(93)がロック孔(14)か
ら下方へずれた位置にあるとき、第30図の如く押圧片
(54)はロック部材(91)の被押圧軸部(92)から離間
して、ロック軸部(93)は前方案内支持板(11)とは非
接触の状態を保っている。その後、第34図の如く可動シ
ャーシ(2)が水平姿勢よりも僅かに持ち上げられた姿
勢で、ロック軸部(93)はロック孔(14)の下方の壁面
から僅かな距離Lだけ浮上し、この状態で第31図の如く
押圧片(54)が被押圧軸部(92)を押圧して、ロック軸
部(93)をロック孔(14)へ嵌入せしめる。そして、第
35図の如く可動シャーシ(2)が再び水平姿勢に戻るこ
とによって、ロック軸部(93)がロック孔(14)の下方
の壁面に当り、可動シャーシ(2)の水平姿勢が保持さ
れる。このとき、第32図の如く被押圧軸部(92)は押圧
片(54)によって押圧され、ロック軸部(93)はロック
孔(14)に嵌入したままである。
ック部材(91)のロック軸部(93)がロック孔(14)か
ら下方へずれた位置にあるとき、第30図の如く押圧片
(54)はロック部材(91)の被押圧軸部(92)から離間
して、ロック軸部(93)は前方案内支持板(11)とは非
接触の状態を保っている。その後、第34図の如く可動シ
ャーシ(2)が水平姿勢よりも僅かに持ち上げられた姿
勢で、ロック軸部(93)はロック孔(14)の下方の壁面
から僅かな距離Lだけ浮上し、この状態で第31図の如く
押圧片(54)が被押圧軸部(92)を押圧して、ロック軸
部(93)をロック孔(14)へ嵌入せしめる。そして、第
35図の如く可動シャーシ(2)が再び水平姿勢に戻るこ
とによって、ロック軸部(93)がロック孔(14)の下方
の壁面に当り、可動シャーシ(2)の水平姿勢が保持さ
れる。このとき、第32図の如く被押圧軸部(92)は押圧
片(54)によって押圧され、ロック軸部(93)はロック
孔(14)に嵌入したままである。
上記の如く可動シャーシ(2)は水平姿勢よりも僅か
に上方へ一旦持ち上げられた状態で、ロック部材(91)
のロック軸部(93)がロック孔(14)へ嵌入するから、
ロック軸部(93)がロック孔(14)の下側の開口縁へ引
掛かることはなく、嵌入動作は確実に行なわれる。
に上方へ一旦持ち上げられた状態で、ロック部材(91)
のロック軸部(93)がロック孔(14)へ嵌入するから、
ロック軸部(93)がロック孔(14)の下側の開口縁へ引
掛かることはなく、嵌入動作は確実に行なわれる。
モード制御機構及びトレイ駆動機構 モード制御機構(6)は、第5図に示す様に後方案内
支持板(15)に沿って垂直方向に伸びる回動レバー(6
1)と、後方案内支持板(15)の上方から前方案内支持
板へ向って水平方向に伸びるスライドレバー(62)とを
具えている。回動レバー(61)は、中央部が後方案内支
持板(15)に枢支(611)され、下端部に設けたカムフ
ォロワー(612)が第1駆動スライド部材(4)のカム
溝(42)に係合しており、レバー上端部はスライドレバ
ー(62)の端部に連結されている。
支持板(15)に沿って垂直方向に伸びる回動レバー(6
1)と、後方案内支持板(15)の上方から前方案内支持
板へ向って水平方向に伸びるスライドレバー(62)とを
具えている。回動レバー(61)は、中央部が後方案内支
持板(15)に枢支(611)され、下端部に設けたカムフ
ォロワー(612)が第1駆動スライド部材(4)のカム
溝(42)に係合しており、レバー上端部はスライドレバ
ー(62)の端部に連結されている。
第15図乃至第19図は、前述の第10図から第14図へ至る
可動シャーシ駆動過程における第1駆動スライド部材
(4)のカム溝(42)と、第1、第2及び第3カム面
(43)(44)(45)の動きを示すものである。第1駆動
スライド部材(4)の左方への移動に伴って、カム溝
(42)に係合している回動レバー(61)が回動して、ス
ライドレバー(62)を往復移動させる。
可動シャーシ駆動過程における第1駆動スライド部材
(4)のカム溝(42)と、第1、第2及び第3カム面
(43)(44)(45)の動きを示すものである。第1駆動
スライド部材(4)の左方への移動に伴って、カム溝
(42)に係合している回動レバー(61)が回動して、ス
ライドレバー(62)を往復移動させる。
第20図に示す如く、スライドレバー(62)は中央レー
ル部材(82)上に所定範囲内で往復移動可能に支持され
ており、回動レバー(61)とは反対側のレバー(62)端
部はトレイ駆動機構(8)と連繋している。
ル部材(82)上に所定範囲内で往復移動可能に支持され
ており、回動レバー(61)とは反対側のレバー(62)端
部はトレイ駆動機構(8)と連繋している。
トレイ駆動機構(8)は、前方案内支持板(11)に固
定されたモータ(83)を動力源として具え、該モータの
回転は第21図に示す揺動レバー(86)に取付けた左右一
対のプーリ(84)(84)へ伝えられ、これらのプーリに
一体に設けた切換えギア(85)(85)を回転駆動してい
る。又、第20図の如く前方案内支持板(11)に固定した
ベース板(19)上に、左右一対のトレイ駆動ギア(80)
(80)が設置される。各トレイ駆動ギア(80)は、前方
揺動レバー(86)の水平面内での揺動に伴って切換えギ
ア(85)が係脱する大径ギア部(801)と、該大径ギア
部(801)に一体に設けたピニオン部(802)とから構成
される。
定されたモータ(83)を動力源として具え、該モータの
回転は第21図に示す揺動レバー(86)に取付けた左右一
対のプーリ(84)(84)へ伝えられ、これらのプーリに
一体に設けた切換えギア(85)(85)を回転駆動してい
る。又、第20図の如く前方案内支持板(11)に固定した
ベース板(19)上に、左右一対のトレイ駆動ギア(80)
(80)が設置される。各トレイ駆動ギア(80)は、前方
揺動レバー(86)の水平面内での揺動に伴って切換えギ
ア(85)が係脱する大径ギア部(801)と、該大径ギア
部(801)に一体に設けたピニオン部(802)とから構成
される。
一方、トレイ(7)(71)の裏面には、第24図の如く
トレイ出没方向へ伸びるラック部(73)が両側に形成さ
れており、該ラック部(73)に前記トレイ駆動ギア(8
0)のピニオン部(802)が常時噛合している。
トレイ出没方向へ伸びるラック部(73)が両側に形成さ
れており、該ラック部(73)に前記トレイ駆動ギア(8
0)のピニオン部(802)が常時噛合している。
従って、モード制御機構(6)の動作によってトレイ
駆動機構(8)の一対の切換えギア(85)(85)を選択
的に何れか一方のトレイ駆動ギア(80)へ噛合せしめる
ことにより、一方のトレイを往復駆動することが出来
る。
駆動機構(8)の一対の切換えギア(85)(85)を選択
的に何れか一方のトレイ駆動ギア(80)へ噛合せしめる
ことにより、一方のトレイを往復駆動することが出来
る。
第22図は、モード制御機構(6)とトレイ駆動機構
(8)との連結構造を示している。ベース板(19)上に
は、揺動レバー(86)の中央孔(87)に貫通すべき支軸
(88)が突設され、揺動レバー(86)は該支軸(88)を
中心として正逆に回転可能である。又、ベース板(19)
上には、両端部にくさび部(891)(891)を具えた切換
えスライド(89)が、左右方向の摺動が可能に設置され
る。切換えスライド(89)は、その往復移動によって何
れか一方のくさび部(891)が揺動レバー(86)の両端
部に設けた一対の突片(861)(861)の一方を前方へ向
って押圧し、これによって揺動レバー(86)を水平面内
で正逆に回転させ、前述の如く両トレイへ至る動力伝達
経路を切換えるものである。
(8)との連結構造を示している。ベース板(19)上に
は、揺動レバー(86)の中央孔(87)に貫通すべき支軸
(88)が突設され、揺動レバー(86)は該支軸(88)を
中心として正逆に回転可能である。又、ベース板(19)
上には、両端部にくさび部(891)(891)を具えた切換
えスライド(89)が、左右方向の摺動が可能に設置され
る。切換えスライド(89)は、その往復移動によって何
れか一方のくさび部(891)が揺動レバー(86)の両端
部に設けた一対の突片(861)(861)の一方を前方へ向
って押圧し、これによって揺動レバー(86)を水平面内
で正逆に回転させ、前述の如く両トレイへ至る動力伝達
経路を切換えるものである。
切換えスライド(89)とモード制御機構(6)のスラ
イドレバー(62)との間には切換え部材(63)が介装さ
れる。該切換え部材(63)は、ベース板(19)上に突設
した支軸(67)が中央孔(64)に貫通して正逆に回転可
能であり、その偏心位置には、上方へ突出する第1ピン
(65)と下方へ突出する第2ピン(66)とが、互いに所
定の開き角度をもって形成されている。第1ピン(65)
はスライドレバー(62)に開設した孔(68)へ貫通し、
第2ピン(66)は切換えスライド(89)の中央孔(89
2)へ貫通している。
イドレバー(62)との間には切換え部材(63)が介装さ
れる。該切換え部材(63)は、ベース板(19)上に突設
した支軸(67)が中央孔(64)に貫通して正逆に回転可
能であり、その偏心位置には、上方へ突出する第1ピン
(65)と下方へ突出する第2ピン(66)とが、互いに所
定の開き角度をもって形成されている。第1ピン(65)
はスライドレバー(62)に開設した孔(68)へ貫通し、
第2ピン(66)は切換えスライド(89)の中央孔(89
2)へ貫通している。
従って、スライドレバー(62)の前後方向の移動が切
換え部材(63)を経て切換えスライド(89)の左右方向
の移動に転換され、前記動力伝達経路の切換えが行なわ
れる。
換え部材(63)を経て切換えスライド(89)の左右方向
の移動に転換され、前記動力伝達経路の切換えが行なわ
れる。
第15図の如く第1駆動スライド部材(4)が右方の移
動端に設置されているとき、即ち信号再生メカニズム
(140)が右側のトレイ(7)上のディスクを再生対象
としているときは、第27図の如くスライドレバー(62)
が前方案内支持板(11)から離間した移動端にあって、
切換え部材(63)を反時計方向に回転させており、これ
によって切換えスライド(89)は左方の移動端にあり、
左側の切換えギア(85)とトレイ駆動ギア(80)とを互
いに噛合させている。従って、この状態では第1図の左
側のトレイ(71)を往復駆動することが可能である(第
25図参照)。
動端に設置されているとき、即ち信号再生メカニズム
(140)が右側のトレイ(7)上のディスクを再生対象
としているときは、第27図の如くスライドレバー(62)
が前方案内支持板(11)から離間した移動端にあって、
切換え部材(63)を反時計方向に回転させており、これ
によって切換えスライド(89)は左方の移動端にあり、
左側の切換えギア(85)とトレイ駆動ギア(80)とを互
いに噛合させている。従って、この状態では第1図の左
側のトレイ(71)を往復駆動することが可能である(第
25図参照)。
第17図の如く第1駆動スライド部材(4)が移動行程
の略中央部へ移動したとき、即ち信号再生メカニズム
(140)が中央レール部材(82)の下を潜っているとき
は、第28図の如くスライドレバー(62)が前方案内支持
板(11)へ接近する方向へ僅かに移動して、切換え部材
(63)を僅かに時計方向へ回転させ、これによって切換
えスライド(89)を中間位置に移動させている。この状
態で、切換え部材(63)は、両くさび部(891)(891)
が揺動レバー(86)の両突片(861)(861)へ均等に当
接して、揺動レバー(86)を中間姿勢に設定し、これに
よって両切換えギア(85)(85)とトレイ駆動ギア(8
0)(80)との噛合を解除している。
の略中央部へ移動したとき、即ち信号再生メカニズム
(140)が中央レール部材(82)の下を潜っているとき
は、第28図の如くスライドレバー(62)が前方案内支持
板(11)へ接近する方向へ僅かに移動して、切換え部材
(63)を僅かに時計方向へ回転させ、これによって切換
えスライド(89)を中間位置に移動させている。この状
態で、切換え部材(63)は、両くさび部(891)(891)
が揺動レバー(86)の両突片(861)(861)へ均等に当
接して、揺動レバー(86)を中間姿勢に設定し、これに
よって両切換えギア(85)(85)とトレイ駆動ギア(8
0)(80)との噛合を解除している。
更に第19図の如く、第1駆動スライド部材(4)左方
の移動端まで移動すると、即ち信号再生メカニズム(14
0)が左側のトレイ(71)上のディスクを再生対象とし
ているときは、第29図の如くスライドレバー(62)は前
方案内支持板(11)側へ最も接近した移動端にあって、
切換え部材(63)を更に時計方向に回転させ、これによ
って切換えスライド(89)は右方の移動端まで移動し、
左側の切換えギア(85)とトレイ駆動ギア(80)とを互
いに噛合させることになる。従って、この状態では第1
図の右側のトレイ(7)を往復駆動することが可能であ
る(第26図参照)。
の移動端まで移動すると、即ち信号再生メカニズム(14
0)が左側のトレイ(71)上のディスクを再生対象とし
ているときは、第29図の如くスライドレバー(62)は前
方案内支持板(11)側へ最も接近した移動端にあって、
切換え部材(63)を更に時計方向に回転させ、これによ
って切換えスライド(89)は右方の移動端まで移動し、
左側の切換えギア(85)とトレイ駆動ギア(80)とを互
いに噛合させることになる。従って、この状態では第1
図の右側のトレイ(7)を往復駆動することが可能であ
る(第26図参照)。
尚、第16図の如く信号再生メカニズム(140)が右側
のクランパーの下方へ最離間した状態(第11図参照)か
ら暫くの期間、第29図の噛合状態が設定され、第1図の
右側のトレイ(7)の駆動が可能となる。又、第18図の
如く信号再生メカニズム(140)が左側のクンラパーの
下方に設置される状態(第13図参照)へ至るまでの暫く
の期間、第27図の噛合状態が設定され、第1図の左側の
トレイ(71)の駆動が可能となる。
のクランパーの下方へ最離間した状態(第11図参照)か
ら暫くの期間、第29図の噛合状態が設定され、第1図の
右側のトレイ(7)の駆動が可能となる。又、第18図の
如く信号再生メカニズム(140)が左側のクンラパーの
下方に設置される状態(第13図参照)へ至るまでの暫く
の期間、第27図の噛合状態が設定され、第1図の左側の
トレイ(71)の駆動が可能となる。
又、前方案内支持板(11)上には、第25図及び第26図
に示す如く各トレイ(7)(71)の収納完了状態及び排
出完了状態を検知する第1及び第2トレイスイッチ(13
4)(135)が配設されており、これらのスイッチからの
信号に基づいてモータ(83)の起動停止が制御される。
に示す如く各トレイ(7)(71)の収納完了状態及び排
出完了状態を検知する第1及び第2トレイスイッチ(13
4)(135)が配設されており、これらのスイッチからの
信号に基づいてモータ(83)の起動停止が制御される。
トレイロック機構 第25図の如く、ピックアップ(100)、ターンテーブ
ル(110)等の信号再生メカニズム(140)が右側のトレ
イ(7)上のディスクを再生対象としているときは、右
側の切換えギア(85)とトレイ駆動ギア(80)との噛合
が解除されているから、該トレイ(7)を収納位置にロ
ックする必要がある。又、第26図の如く信号再生メカニ
ズム(140)が左側のトレイ(71)上のディスクを再生
対象としているときは、左側の切換えギア(85)とトレ
イ駆動ギア(80)との噛合が解除されているから、該ト
レイ(71)を収納位置にロックする必要がある。そこ
で、第1図の如く中央レール部材(82)上にトレイロッ
ク機構(70)が装備される。
ル(110)等の信号再生メカニズム(140)が右側のトレ
イ(7)上のディスクを再生対象としているときは、右
側の切換えギア(85)とトレイ駆動ギア(80)との噛合
が解除されているから、該トレイ(7)を収納位置にロ
ックする必要がある。又、第26図の如く信号再生メカニ
ズム(140)が左側のトレイ(71)上のディスクを再生
対象としているときは、左側の切換えギア(85)とトレ
イ駆動ギア(80)との噛合が解除されているから、該ト
レイ(71)を収納位置にロックする必要がある。そこ
で、第1図の如く中央レール部材(82)上にトレイロッ
ク機構(70)が装備される。
トレイロック機構(70)は、第20図及び第23図に示す
中央レール部材(82)上に立設した支軸(78)に回転自
由に支持されたトレイロック部材(75)と、第24図の如
くトレイ(7)(71)の両側面に形成した凹部(74)
(74)とから構成される。トレイロック部材(75)は、
第20図及び第23図の如く、側方へ偏心した位置にピン
(76)を上向きに突設すると共に、前記トレイの凹部
(74)と係合可能な係合凸部(77)を前方案内支持板
(15)側へ向けて水平に突設している。ピン(76)はス
ライドレバー(62)に設けた切欠き(621)に係合して
いる。従って、スライドレバー(62)の往復移動に伴っ
て係合凸部(77)は第23図に矢印で示す様に左右方向へ
回動する。
中央レール部材(82)上に立設した支軸(78)に回転自
由に支持されたトレイロック部材(75)と、第24図の如
くトレイ(7)(71)の両側面に形成した凹部(74)
(74)とから構成される。トレイロック部材(75)は、
第20図及び第23図の如く、側方へ偏心した位置にピン
(76)を上向きに突設すると共に、前記トレイの凹部
(74)と係合可能な係合凸部(77)を前方案内支持板
(15)側へ向けて水平に突設している。ピン(76)はス
ライドレバー(62)に設けた切欠き(621)に係合して
いる。従って、スライドレバー(62)の往復移動に伴っ
て係合凸部(77)は第23図に矢印で示す様に左右方向へ
回動する。
第25図の状態ではスライドレバー(62)は後方案内支
持板(15)側の移動端にあって、トレイロック部材(7
5)は時計方向の回動端まで回動し、係合凸部(77)が
右側のトレイ(7)の凹部(74)へ係合して、該トレイ
(7)をロックする。又、第26図の状態ではスライドレ
バー(62)は前方案内支持板(11)側の移動端にあっ
て、トレイロック部材(75)は反時計方向の回転端まで
回動し、係合凸部(77)が左側のトレイ(71)の凹部
(74)へ係合して、該トレイ(71)をロックする。
持板(15)側の移動端にあって、トレイロック部材(7
5)は時計方向の回動端まで回動し、係合凸部(77)が
右側のトレイ(7)の凹部(74)へ係合して、該トレイ
(7)をロックする。又、第26図の状態ではスライドレ
バー(62)は前方案内支持板(11)側の移動端にあっ
て、トレイロック部材(75)は反時計方向の回転端まで
回動し、係合凸部(77)が左側のトレイ(71)の凹部
(74)へ係合して、該トレイ(71)をロックする。
ピックアップ移送機構 第25図の如く、ピックアップ(100)にはガイドシャ
フト(103)の軸方向に伸びるラック(105)が取付けら
れ、該ラック(105)は、減速歯車機構を介して可動シ
ャーシ(2)上のフィードモータ(104)に連繋してい
る。従って、フィードモータ(104)の回転制御によっ
てピックアップ(100)をガイドシャフト(103)に沿っ
て移送し、ピックアップ(100)による信号再生を行な
うことが出来る。
フト(103)の軸方向に伸びるラック(105)が取付けら
れ、該ラック(105)は、減速歯車機構を介して可動シ
ャーシ(2)上のフィードモータ(104)に連繋してい
る。従って、フィードモータ(104)の回転制御によっ
てピックアップ(100)をガイドシャフト(103)に沿っ
て移送し、ピックアップ(100)による信号再生を行な
うことが出来る。
モード検出機構 上記ディスク再生装置においては、第1図に示す如く
可動シャーシ(2)が右側のトレイ(7)の下方へ移動
して、該トレイ上のディスクがターンテーブル(110)
上にクランプされて再生対象となっている第1の再生モ
ードと、逆に可動シャーシ(2)が左側のトレイ(71)
の下方へ移動して、該トレイ上のディスクがターンテー
ブル(110)上のクランプされて再生対象となっている
第2の再生モードと、主に可動シャーシ(2)の回動に
よって実現されるディスククランプ解除モードと、主に
可動シャーシ(2)の水平移動によって実現される信号
再生メカニズム移動モードとが設定される。又、信号再
生メカニズム移動モードの動作には、可動シャーシ
(2)がスライドレバー(62)の下を潜って通過する期
間、何れのトレイ(7)(71)の駆動も不可能となるア
イドルモードが存在する。
可動シャーシ(2)が右側のトレイ(7)の下方へ移動
して、該トレイ上のディスクがターンテーブル(110)
上にクランプされて再生対象となっている第1の再生モ
ードと、逆に可動シャーシ(2)が左側のトレイ(71)
の下方へ移動して、該トレイ上のディスクがターンテー
ブル(110)上のクランプされて再生対象となっている
第2の再生モードと、主に可動シャーシ(2)の回動に
よって実現されるディスククランプ解除モードと、主に
可動シャーシ(2)の水平移動によって実現される信号
再生メカニズム移動モードとが設定される。又、信号再
生メカニズム移動モードの動作には、可動シャーシ
(2)がスライドレバー(62)の下を潜って通過する期
間、何れのトレイ(7)(71)の駆動も不可能となるア
イドルモードが存在する。
上記の各モードを検出するために、第5図及び第15図
乃至第19図に示す如くベース部材(18)上に、第1、第
2及び第3モードスイッチ(131)(132)(133)が配
置され、これらのスイッチは前記第1駆動スライド部材
(4)に形成した第1、第2及び第3カム面(43)(4
4)(45)によって夫々オン、オフされる。第36図は、
前記各モードにおけるスライドレバー(62)の前後位置
と、各スイッチのオン、オフ状態を示している。
乃至第19図に示す如くベース部材(18)上に、第1、第
2及び第3モードスイッチ(131)(132)(133)が配
置され、これらのスイッチは前記第1駆動スライド部材
(4)に形成した第1、第2及び第3カム面(43)(4
4)(45)によって夫々オン、オフされる。第36図は、
前記各モードにおけるスライドレバー(62)の前後位置
と、各スイッチのオン、オフ状態を示している。
第15図に示す第1再生モードにおいては、第1モード
スイッチ(131)及び第2モードスイッチ(132)はオ
ン、第3モードスイッチ(133)はオフとなる。第16図
に示すディスククランプ解除モードにおいては、第1モ
ードスイッチ(131)及び第3モードスイッチ(133)は
オフであり、第2モードスイッチ(132)はオフからオ
ンに切換わる。第17図に示すアイドルモードにおいて
は、第1モードスイッチ(131)及び第2モードスイッ
チ(132)がオフであり、第3モードスイッチ(133)は
オフからオンに切換わる。第18図に示すディスククラン
プ解除モードにおいては、第1モードスイッチ(131)
はオフ、第3モードスイッチ(133)はオンであり、第
2モードスイッチ(132)はオンからオフに切換わる。
更に第19図に示す第2再生モードにおいては、第1モー
ドスイッチ(131)及び第3モードスイッチ(133)はオ
ンであり、第2モードスイッチ(132)はオフからオン
に切換わる。
スイッチ(131)及び第2モードスイッチ(132)はオ
ン、第3モードスイッチ(133)はオフとなる。第16図
に示すディスククランプ解除モードにおいては、第1モ
ードスイッチ(131)及び第3モードスイッチ(133)は
オフであり、第2モードスイッチ(132)はオフからオ
ンに切換わる。第17図に示すアイドルモードにおいて
は、第1モードスイッチ(131)及び第2モードスイッ
チ(132)がオフであり、第3モードスイッチ(133)は
オフからオンに切換わる。第18図に示すディスククラン
プ解除モードにおいては、第1モードスイッチ(131)
はオフ、第3モードスイッチ(133)はオンであり、第
2モードスイッチ(132)はオンからオフに切換わる。
更に第19図に示す第2再生モードにおいては、第1モー
ドスイッチ(131)及び第3モードスイッチ(133)はオ
ンであり、第2モードスイッチ(132)はオフからオン
に切換わる。
従って、上記第1乃至第3スイッチからのオン、オフ
信号によって全てのモードを検出出来、これに基づいて
前記各機構に対する種々の動作制御を実現出来る。
信号によって全てのモードを検出出来、これに基づいて
前記各機構に対する種々の動作制御を実現出来る。
装置動作例 以下、上記ディスク再生装置の動作例について述べ
る。
る。
第1図、第10図及び第15図に示す第1再生モードにお
いて、ターンテーブル(110)上にディスクがクランプ
されている場合、トレイ駆動モータ(83)を時計方向に
回転させると、トレイ(71)が排出され、前記第2トレ
イスイッチ(135)の切換わりによってモータが停止
し、トレイ排出動作が完了する。トレイ(71)上に2枚
目のディスクを載置し、モータ(83)を逆転させること
によって該トレイがキャビネット(1)内に収納され、
第2トレイスイッチ(135)の切換わりによってモータ
が停止し、収納動作が完了する。
いて、ターンテーブル(110)上にディスクがクランプ
されている場合、トレイ駆動モータ(83)を時計方向に
回転させると、トレイ(71)が排出され、前記第2トレ
イスイッチ(135)の切換わりによってモータが停止
し、トレイ排出動作が完了する。トレイ(71)上に2枚
目のディスクを載置し、モータ(83)を逆転させること
によって該トレイがキャビネット(1)内に収納され、
第2トレイスイッチ(135)の切換わりによってモータ
が停止し、収納動作が完了する。
次に右側のトレイ(7)に対して排出命令を発する
と、原動モータ(31)が起動して、第1駆動スライド部
材(4)が第16図の位置まで駆動される。これによって
可動シャーシ(2)が下降し、ディスククランプ解除動
作が行なわれる。そして、第1トレイスイッチ(134)
及び第3モードスイッチ(133)がオフ、第2モードス
イッチ(132)がオフからオンに切換わった時点(ディ
スククランプ解除モード)で、原動モータ(31)が停止
する。この過程でスライドレバー(62)は前方へ移動
し、これによってトレイロック部材(75)が反時計方向
に回転して、右側のトレイ(7)のロック状態から左側
のトレイ(71)のロック状態へ移行する。又、この時点
で、第29図の如くの右側の切換えギア(85)がトレイ駆
動ギア(80)と噛合して、右側のトレイ(7)の駆動が
可能な状態となっている。この状態でトレイ駆動モータ
(83)を起動することにより、トレイ(7)の排出動
作、収納動作が行なわれ、該トレイ上のディスクの交換
が可能となる。
と、原動モータ(31)が起動して、第1駆動スライド部
材(4)が第16図の位置まで駆動される。これによって
可動シャーシ(2)が下降し、ディスククランプ解除動
作が行なわれる。そして、第1トレイスイッチ(134)
及び第3モードスイッチ(133)がオフ、第2モードス
イッチ(132)がオフからオンに切換わった時点(ディ
スククランプ解除モード)で、原動モータ(31)が停止
する。この過程でスライドレバー(62)は前方へ移動
し、これによってトレイロック部材(75)が反時計方向
に回転して、右側のトレイ(7)のロック状態から左側
のトレイ(71)のロック状態へ移行する。又、この時点
で、第29図の如くの右側の切換えギア(85)がトレイ駆
動ギア(80)と噛合して、右側のトレイ(7)の駆動が
可能な状態となっている。この状態でトレイ駆動モータ
(83)を起動することにより、トレイ(7)の排出動
作、収納動作が行なわれ、該トレイ上のディスクの交換
が可能となる。
この状態から、更に第1駆動スライド部材(4)を左
方へ駆動すると、可動シャーシ(2)が水平方向へ高速
で移動し、その全行程の1/2の近傍を通過する過程で、
スライドレバー(62)が前方位置から後方位置へ後退す
ると共に、第3モードスイッチ(133)がオフからオン
に切換わる。又、スライドレバー(62)の移動期間より
も前後に僅かに長い期間、第2モードスイッチ(132)
がオフとなり、第12図、第17図、第28図に示すアイドル
モードが検出される。
方へ駆動すると、可動シャーシ(2)が水平方向へ高速
で移動し、その全行程の1/2の近傍を通過する過程で、
スライドレバー(62)が前方位置から後方位置へ後退す
ると共に、第3モードスイッチ(133)がオフからオン
に切換わる。又、スライドレバー(62)の移動期間より
も前後に僅かに長い期間、第2モードスイッチ(132)
がオフとなり、第12図、第17図、第28図に示すアイドル
モードが検出される。
更に第1駆動スライド部材(4)が左方へ移動する
と、第2モードスイッチ(132)がオンとなり、これに
よって第27図の如く左側の切換えギア(85)がトレイ駆
動ギア(80)と噛合して、左側のトレイ(71)の駆動が
可能な状態となっている。従って、この状態で該トレイ
(71)の排出動作を開始することが可能である。
と、第2モードスイッチ(132)がオンとなり、これに
よって第27図の如く左側の切換えギア(85)がトレイ駆
動ギア(80)と噛合して、左側のトレイ(71)の駆動が
可能な状態となっている。従って、この状態で該トレイ
(71)の排出動作を開始することが可能である。
その後、第2モードスイッチ(132)がオフとなった
後、原動モータ(31)を逆転させて第2モードスイッチ
(132)がオンとなった時点で該モータを停止させる。
これによって第13図、第18図、第27図に示すディスクク
ランプ解除モードが設定される。この状態においても左
側のトレイ(7)の排出、収納動作が可能である。
後、原動モータ(31)を逆転させて第2モードスイッチ
(132)がオンとなった時点で該モータを停止させる。
これによって第13図、第18図、第27図に示すディスクク
ランプ解除モードが設定される。この状態においても左
側のトレイ(7)の排出、収納動作が可能である。
更に第1駆動スライド部材(4)を第1図の左方へ移
動させ、第1モードスイッチ(131)がオンの状態で第
2モードスイッチ(132)がオンに切換わった時点で原
動モータ(31)を停止させることにより、第14図、第19
図、第29図に示す第2再生モードが設定され、右側のト
レイ(7)の排出、収納動作が可能となる。
動させ、第1モードスイッチ(131)がオンの状態で第
2モードスイッチ(132)がオンに切換わった時点で原
動モータ(31)を停止させることにより、第14図、第19
図、第29図に示す第2再生モードが設定され、右側のト
レイ(7)の排出、収納動作が可能となる。
上記動作は一例であって、その他にも種々の動作を実
現出来、例えば、第16図の状態で右側のトレイ(7)の
排出した後、第18図の状態を設定して、左側のトレイ
(71)の排出動作を行なえば、両トレイを同時に排出状
態に設定することも可能である。
現出来、例えば、第16図の状態で右側のトレイ(7)の
排出した後、第18図の状態を設定して、左側のトレイ
(71)の排出動作を行なえば、両トレイを同時に排出状
態に設定することも可能である。
上記ディスク再生装置においては、可動シャーシ
(2)の両トレイ(7)(71)間の水平方向の移動(信
号再生メカニズム移動モード)と、可動シャーシ(2)
の昇降(ディスククランプ動作)とが、トレイ出没方向
とは直交する同一垂直面内にて、連続した動きで滑らか
に行なわれ、移動方向が急激に転換する動きはないか
ら、可動シャーシ(2)を駆動する際の負荷が小さく、
可動シャーシ(2)の後方案内支持板15)側にのみ配備
した駆動機構によってスムーズな移動が実現され、第1
駆動スライド部材(4)の前方案内支持板(11)側には
単なる移動案内機構を設ければよい。
(2)の両トレイ(7)(71)間の水平方向の移動(信
号再生メカニズム移動モード)と、可動シャーシ(2)
の昇降(ディスククランプ動作)とが、トレイ出没方向
とは直交する同一垂直面内にて、連続した動きで滑らか
に行なわれ、移動方向が急激に転換する動きはないか
ら、可動シャーシ(2)を駆動する際の負荷が小さく、
可動シャーシ(2)の後方案内支持板15)側にのみ配備
した駆動機構によってスムーズな移動が実現され、第1
駆動スライド部材(4)の前方案内支持板(11)側には
単なる移動案内機構を設ければよい。
従って、原動モータ(31)の負荷を小さくすることが
出来るばかりでなく、信号再生メカニズムのトレイ間の
移動及びディスククランプ動作のための駆動機構を極め
て簡易なものとなり、小形化が可能となる。
出来るばかりでなく、信号再生メカニズムのトレイ間の
移動及びディスククランプ動作のための駆動機構を極め
て簡易なものとなり、小形化が可能となる。
然も、可動シャーシ(2)の第1軸部(21)の移動を
案内する第1案内溝(12)(16)の形状を下向きに緩や
かに湾曲した円弧上に形成し、且つ第2軸部(22)の移
動を案内する第2案内溝(13)(17)の形状を横長のU
字状に形成して、可動シャーシ(2)に第8図の如き独
特の動きを与えることにより、可動シャーシ(2)がス
ライドレバー(62)の下を潜って通過する際には、信号
再生メカニズム(140)を最も低位の位置まで降下さ
せ、且つディスククランプに必要な可動シャーシ(2)
の回動量を可及的に小さく設定した。これによって装置
全体の薄形化を図ることが可能となった。
案内する第1案内溝(12)(16)の形状を下向きに緩や
かに湾曲した円弧上に形成し、且つ第2軸部(22)の移
動を案内する第2案内溝(13)(17)の形状を横長のU
字状に形成して、可動シャーシ(2)に第8図の如き独
特の動きを与えることにより、可動シャーシ(2)がス
ライドレバー(62)の下を潜って通過する際には、信号
再生メカニズム(140)を最も低位の位置まで降下さ
せ、且つディスククランプに必要な可動シャーシ(2)
の回動量を可及的に小さく設定した。これによって装置
全体の薄形化を図ることが可能となった。
又、モード制御機構(6)の装備によって、単一のモ
ータ(83)によって両トレイを切換え駆動することが可
能となり、装置構成の簡略化、軽量化を図ることが出来
る。
ータ(83)によって両トレイを切換え駆動することが可
能となり、装置構成の簡略化、軽量化を図ることが出来
る。
又、ピックアップ(100)の移送方向、即ちガイドシ
ャフト(103)の軸方向と、可動シャーシ(2)の回動
軸、即ち第2軸部(22)(22)の軸方向とが互いに平行
に設定されているから、ピックアップ(100)の位置に
拘らず、可動シャーシ(2)の僅かな回動によって、デ
ィスク排出動作の際のピックアップ(100)及びターン
テーブル(110)の退避動作を行なうことが出来るか
ら、ディスク交換の際に良好な操作感が得られる。
ャフト(103)の軸方向と、可動シャーシ(2)の回動
軸、即ち第2軸部(22)(22)の軸方向とが互いに平行
に設定されているから、ピックアップ(100)の位置に
拘らず、可動シャーシ(2)の僅かな回動によって、デ
ィスク排出動作の際のピックアップ(100)及びターン
テーブル(110)の退避動作を行なうことが出来るか
ら、ディスク交換の際に良好な操作感が得られる。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのもので
あって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範
囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部
構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技
術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
あって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範
囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部
構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技
術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
例えば、本発明はディスク再生装置のみならず、ビデ
オテープレコーダ等におけるカセットテープの搬送機構
にも実施することが可能である。
オテープレコーダ等におけるカセットテープの搬送機構
にも実施することが可能である。
第1図は本発明に係る信号再生装置の全体構成を示す一
部破断斜視図、第2図は第1図の後方から見た斜視図、
第3図は可動シャーシ案内機構の分解斜視図、第4図は
可動シャーシ駆動機構の斜視図、第5図は第4図の要部
を拡大して示す斜視図、第6図は第2駆動スライド部材
の斜視図、第7図は第1駆動スライド部材の斜視図、第
8図は可動シャーシ及び信号再生メカニズムの一連の動
きを示す背面図、第9図は後方案内支持板の第2案内溝
による減速作用の説明図、第10図乃至第14図は可動シャ
ーシ駆動機構の動作を示す七連の背面図、第15図乃至第
19図は第10図乃至第14図に対応する一連の平面図、第20
図はモード制御機構及びトレイ駆動機構の斜視図、第21
図はトレイ駆動モータ及び揺動プーリ機構の拡大斜視
図、第22図はモード制御機構及びトレイ駆動機構の分解
斜視図、第23図はトレイロック部材の斜視図、第24図は
トレイの裏面を示す斜視図、第25図及び第26図は夫々左
側及び右側のトレイの駆動状態と信号再生メカニズムの
位置を示す平面図、第27図乃至第29図はトレイ駆動機構
の動力伝達経路切換え動作を示す一連の平面図、第30図
乃至第32図は可動シャーシロック機構の動作を示す一連
の平面図、第33図乃至第35図は夫々第30図乃至第32図に
対応する正面図、第36図は各装置モードと第1乃至第3
モードスイッチの切換わり状態を示すタイミングチャー
トである。 (11)……前方案内支持板、(15)……後方案内支持板 (12)(16)……第1案内溝、(13)(17)……第2案
内溝 (2)……可動シャーシ、(3)……原動機構 (4)……第1駆動スライド部材 (5)……第2駆動スライド部材 (6)……モード制御機構、(62)……スライドレバー (7)(71)……トレイ、(70)……トレイロック機構 (74)……凹部、(75)……トレイロック部材 (8)……トレイ駆動機構、(80)……トレイ駆動ギア (82)……中央レール部材、(83)……モータ (9)……可動シャーシロック機構 (93)……ロック軸部、(14)……ロック孔 (100)……ピックアップ、(110)……ターンテーブル (131)……第1モードスイッチ (132)……第2モードスイッチ (133)……第3モードスイッチ
部破断斜視図、第2図は第1図の後方から見た斜視図、
第3図は可動シャーシ案内機構の分解斜視図、第4図は
可動シャーシ駆動機構の斜視図、第5図は第4図の要部
を拡大して示す斜視図、第6図は第2駆動スライド部材
の斜視図、第7図は第1駆動スライド部材の斜視図、第
8図は可動シャーシ及び信号再生メカニズムの一連の動
きを示す背面図、第9図は後方案内支持板の第2案内溝
による減速作用の説明図、第10図乃至第14図は可動シャ
ーシ駆動機構の動作を示す七連の背面図、第15図乃至第
19図は第10図乃至第14図に対応する一連の平面図、第20
図はモード制御機構及びトレイ駆動機構の斜視図、第21
図はトレイ駆動モータ及び揺動プーリ機構の拡大斜視
図、第22図はモード制御機構及びトレイ駆動機構の分解
斜視図、第23図はトレイロック部材の斜視図、第24図は
トレイの裏面を示す斜視図、第25図及び第26図は夫々左
側及び右側のトレイの駆動状態と信号再生メカニズムの
位置を示す平面図、第27図乃至第29図はトレイ駆動機構
の動力伝達経路切換え動作を示す一連の平面図、第30図
乃至第32図は可動シャーシロック機構の動作を示す一連
の平面図、第33図乃至第35図は夫々第30図乃至第32図に
対応する正面図、第36図は各装置モードと第1乃至第3
モードスイッチの切換わり状態を示すタイミングチャー
トである。 (11)……前方案内支持板、(15)……後方案内支持板 (12)(16)……第1案内溝、(13)(17)……第2案
内溝 (2)……可動シャーシ、(3)……原動機構 (4)……第1駆動スライド部材 (5)……第2駆動スライド部材 (6)……モード制御機構、(62)……スライドレバー (7)(71)……トレイ、(70)……トレイロック機構 (74)……凹部、(75)……トレイロック部材 (8)……トレイ駆動機構、(80)……トレイ駆動ギア (82)……中央レール部材、(83)……モータ (9)……可動シャーシロック機構 (93)……ロック軸部、(14)……ロック孔 (100)……ピックアップ、(110)……ターンテーブル (131)……第1モードスイッチ (132)……第2モードスイッチ (133)……第3モードスイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】信号再生メカニズム(140)を搭載した可
動体を初期位置から第1の方向へ移動させた後、該第1
方向とは異なる第2の方向へ移動させて、所定の信号再
生装置まで搬送する信号再生装置の可動体搬送機構にお
いて、 前記可動体の往復移動を案内する案内支持機構と、可動
体を前記案内支持機構に沿って往復駆動する駆動機構と
を具え、前記可動体案内支持機構は、可動体の移動経路
に沿って設置された案内支持板(15)を具え、該案内支
持板(15)には、初期位置側に、前記第1方向へ伸びる
第1案内溝(16)が形成されると共に、再生位置側に
は、前記第1方向へ伸びる第1溝部(17a)と、該第1
溝部の終端から屈曲して前記第2方向へ伸びる第2溝部
(17b)(17c)とからなる第2案内溝(17)が形成さ
れ、第1溝部(17a)及び第2溝部(17b)(17c)は滑
らかな円弧部(17d)(17e)により連結され、可動体の
案内支持板(15)と対向する面に突設し、可動体の両端
部に位置する第1軸部(21)及び第2軸部(22)が前記
第1案内溝(16)及び第2案内溝(17)へ夫々摺動可能
に係合し、前記円弧部(17d)の外側の周壁の曲率半径
は、前記第2軸部(22)の直径よりも大きく形成されて
いることを特徴とする信号記録再生装置の可動体搬送機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2203479A JP2557729B2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | 信号再生装置の可動体搬送機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2203479A JP2557729B2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | 信号再生装置の可動体搬送機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0487060A JPH0487060A (ja) | 1992-03-19 |
JP2557729B2 true JP2557729B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=16474829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2203479A Expired - Lifetime JP2557729B2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | 信号再生装置の可動体搬送機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557729B2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-30 JP JP2203479A patent/JP2557729B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0487060A (ja) | 1992-03-19 |
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