JPS63176128A - 艶消し表面を有する熱可塑性樹脂押出板の製造方法 - Google Patents

艶消し表面を有する熱可塑性樹脂押出板の製造方法

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JPS63176128A
JPS63176128A JP62007469A JP746987A JPS63176128A JP S63176128 A JPS63176128 A JP S63176128A JP 62007469 A JP62007469 A JP 62007469A JP 746987 A JP746987 A JP 746987A JP S63176128 A JPS63176128 A JP S63176128A
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thermoplastic resin
mica
pts
extruded
rolls
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Yoshio Abe
良夫 阿部
Masao Otaki
大滝 正男
Kihachiro Ishiguro
石黒 喜八郎
Tokutaro Tsuchide
土手 徳太郎
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Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
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Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は光沢が少く、しかも意匠性のある熱可塑性樹脂
押出板の製造方法に関する。
(従来の技術) 熱可塑性樹脂押出板はその優れた耐候性、加工性の故に
、巾広い用途に使用されている。そして、その用途の拡
大に伴い、種々の特性が要求されるようになって来た、
表面光沢の少い、謂ゆる艶消し状態を右する押出板に対
する要求もその一つであり、最近では更に艶消し状態を
有する」―にその表面性状に意匠性を持つことも要望さ
れている。
艶消し押出板の製造方法としては (1)熱可塑性樹脂に艶消剤を配合して混練、押出しす
る方法。
(2)エンボスロールにより熱可塑性樹脂の表面に微細
な凹凸を賦形する方法。
等を挙げることができる。
(発明が解決しようどする問題点) 上記(1)の方法は炭酸カルシウム、タルク等の無機粉
末を配合して、混練押出しする方法であるが光沢度の低
い、謂ゆる磨ガラス調の艶消板を製造することは必ずし
も容易ではなかった。即ち、光沢度を下げるため無機物
粉末の配合v1合を大きくすると、無機物粉末を熱可塑
性樹脂中に分散することは必ずしも容易ではなく、十分
に低い光沢度の艶消し表面を得るだけの配合割合とする
と、配合物の凝集物が板表面に表われ、フィッシュ・ア
イ状の欠点を生成し、美麗な艶消し表面を得ることはで
きなかった。
(2)のエンボスロールによる賦形の方法は真空成形、
ブロー成形等の成形加工により表面の微細な凹凸が平滑
化してしまう、謂ゆる艶戻り現象を起し、成形品表面の
光沢度が高くなるという欠点があった。また最近では艶
消板の表面性の多様化が要望されており、このため光沢
度の低い押出板から鏡面状の押出板まで広範囲の製品を
、生産を中断することなく、連続的に製造する方法が求
められている。しかし、エンボスロール方式では表面性
の異なる艶消板を同一ロールで賦形することができない
ため、銘柄別に各種ロールを必要とし、設備費が嵩む上
にロールを取換えるための運転中断を必要とし、経済的
でない。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、上記の現状に鑑み、鋭意研究した結果熱
可塑性樹脂にマイカ粉砕体を配合し、混練押出しするこ
とにより、凝集がなく光沢度の低い磨りガラス調の艶消
板の製造が可能であることを見出して本発明を完成する
に至った。
即ち本発明は溶融状態の熱可塑性樹脂を押出して連続的
に平板を得る方法において、押出された微粉状のマイカ
を含む溶融i脂帯状物を所望の板厚を与える間隙に調整
された第1ロールと第2ロールの間を通過せしめた援引
ぎ続くロールの間では加圧されることなく冷却すること
を特徴とするe@消し表面を有する熱可塑性樹脂押出板
の製造方法である。
本発明でいう熱可塑性樹脂とは通常の意味で使用される
ものであり、特に制限はない。そのうち好ましく使用さ
れるものとしてアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、
塩化ビニル樹脂、MS@脂およびポリスチレン樹脂を挙
げることができる。
これらは単独に使用しても複数種混合して使用してもよ
い。熱可塑性樹脂は使用目的に応じて染料、顔料、滑剤
、紫外線吸収剤を含んでいてもよく、例えばi1衝撃剤
などの改質剤を含んでいてもよい。
本発明で使用されるマイカは合成マイカ、天然マイカの
何れであってもよい。マイカの配合mは熱可塑性Jb+
脂100重石部に対し1〜20重凸部であり、好ましい
配合量は5〜15重R部である。
マイカの配合量が1重R部に満たない場合は得られた艶
消し板の表面の光沢度が高くなり、良好な艶消し表面を
得ることができない。またマイカの配合量が20重Q部
を越えると更にマイカを添加しても表面の光沢度、表面
性共に殆ど改善されない。そして、マイjjの配合量を
wA整することにより任意の光沢度、表面性を有する艶
消し板を得ることができる。
本発明で使用されるマイカは微粉状であることが必要で
ある。粒径はmカ沈降法により測定された平均粒子径が
3〜100μが好ましい。平均粒子径が3μに満たない
場合は艶消し効果が少く、平均粒子径が100μを越え
る場合は表面性が劣るので、共に本発明の目的に沿わな
い。また平均粒子径が等しい場合は粒度分布巾の小さい
ものが美麗な艶消し表面を与えるので好ましい。
本発明でいうロール間で加圧されることなく冷却すると
は冷却の過程で強制的に加圧することなく冷却すること
であり、例えば、第1ロールと第2ロールの間で所望の
厚みに調整した後エンドレスベルト上で冷却するか、第
2ロールと第3o−ルの間隙を板厚よりも十分に大きく
とることにより、達成される。
(効果) 本発明の方法によれば、容易に美麗な、光沢度の低い艶
消し押出板を得ることができる。
また、本発明の方法はロールによる賦形方法と異なり、
通常の設備で連続的に製造することが可能であり、工業
的にその価値が大きい。
(実施例) 以下実施例により本発明を説明する。
実施例1〜8、比較例1〜8 アクリル酸メヂル6%を含有する分子ff1160゜O
oOのメタクリル酸メチル共重合体ビーズ100重量部
に重力沈降法により測定した平均粒径5μのマスコバイ
ト(白雲母)を所定量配合し、ヘンシェルミキサーで攪
拌混合した後120s+φベントタイプのシングルスク
リユー押出はを使用し、樹脂温度260 ’Cで巾11
00闇のT型ダイスにより平板状に押出し、第1図に示
すような3本ロールにより冷1131.て板厚2 tp
tmの平板を得た。この際第2ロールと第3ロールの間
隙は10iaとし、第2ロールと第3ロールの間では加
圧しなかった。
また、比較のため第2ロールと第3ロールの間の線圧が
35に’l/cmとなるように加圧して平板を製造した
。これらの平板の表面の60”の鏡面光沢度をJIS 
 Z  8741(光沢度測定方法)に準拠して測定し
た。これらの結果を表1に示す。
以下余白 表1 実施例5〜8、比較例5〜8 平均粒径が50μの微粉状マイ刀を用いた以外は実施例
1〜4、比較例1〜4と同様にして艶消し板を製造した
。その?J価結果を表2に示す。
表2 実施例9 熱可塑性樹脂として分子ff125,000のポリカー
ボネートを用いた以外は実施例1〜4、比較例1〜4と
同様にして艶消し板を製造して評価した。その結果を表
3に示す。
表3 比較例13〜17 艶消し剤として平均粒径4.2μのタルクを所定量配合
した例および艶消し剤として平均粒径3゜8μの炭酸カ
ルシウムの所定量を配合した例を表4に示す。
以下余白 表4 比較例13および14では光沢度が高く艶?11シ表面
とはならずタルク微粉末が樹脂板表面と凝集して著しく
その美観を損ねた。比較例15〜17では細かい凝集は
生じないが、光沢度が高く艶消し表面とはならなかった

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)溶融状態の熱可塑性樹脂を押出して連続的に平板を
    得る方法において、押出された微粉状のマイカを含む溶
    融樹脂帯状物を所望の板厚を与える間隙に調整された第
    1ロールと第2ロールの間を通過せしめた後引き続くロ
    ールの間では加圧されることなく冷却することを特徴と
    する艶消し表面を有する熱可塑性樹脂押出板の製造方法
    。 2)微粉状マイカの含有量が熱可塑性樹脂100重量部
    に対して1〜20重量部である特許請求の範囲第1項記
    載の艶消し表面を有する熱可塑性樹脂押出板の製造方法
JP62007469A 1987-01-16 1987-01-16 艶消し表面を有する熱可塑性樹脂押出板の製造方法 Expired - Fee Related JPH0688310B2 (ja)

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JPH0688310B2 JPH0688310B2 (ja) 1994-11-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0270758A (ja) * 1988-09-06 1990-03-09 Kyowa Gas Chem Ind Co Ltd 艶消し表面を有する熱可塑性樹脂多層板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0270758A (ja) * 1988-09-06 1990-03-09 Kyowa Gas Chem Ind Co Ltd 艶消し表面を有する熱可塑性樹脂多層板

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