JPS60110731A - 発泡成形物用塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

発泡成形物用塩化ビニル系樹脂組成物

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JPS60110731A JP58218948A JP21894883A JPS60110731A JP S60110731 A JPS60110731 A JP S60110731A JP 58218948 A JP58218948 A JP 58218948A JP 21894883 A JP21894883 A JP 21894883A JP S60110731 A JPS60110731 A JP S60110731A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は発泡性塩化ビニル系樹脂組成物に関するもので
あり、特d二は表面が金属光沢性を有し、軽量化された
美れいな塩化ビニル系樹脂成形品の提供を目的とするも
のである。
従来、塩化ビニル系樹脂成形品は他の合成樹脂C二比較
して安価であり、近年の成形技術の発達を二ともない、
種々の形状の成形品を容易(二得ることができ、その成
形品はバランスのとれた機械的特性の点から建築材料、
包装材料など幅広い分野で使用されている。代表的な例
としてb史質成形品はパイプ、波板、デツキ材、窓枠、
フィルム等、軟質成形品はフィルム、電線、雑貨品等捜
々の形状のものが市販されている。
しかしてこれら成形品に関し、コストダウン、軽量化、
断熱性能等の観点から発泡成形品としたものが建築材料
、包装材料分野(=おいて/XX第二二使用れつつある
が、近年に至り単なるコストダウン、代替用途、省エネ
ルギー目的だけでなく、その特性を生かした高付加価値
商品が望まれている。
プラスチックの高付加価値製品の一例として、表面を金
属調に仕上げることで重量感、光沢性を付与した製品が
市販されてぢり、これらはプラスチックのメッキ処理や
金属蒸着フィルムのラミネート等(二よって得られる。
しかし、プラスチックのメッキ処理の場合、材料が限定
されたり、処理方法が繁雑であって生産性も低いことか
ら高価となり一般的な方法とはいえない。また金属蒸着
フィルムをラミネートする場合には、ラミネート装置が
必要であり、工程が増し、さらCニラミネート工程中に
フィルムが蛇行することで製品の歩留りが低下し、他方
使用時l二はフィルムの剥離C二よって基材が露出し、
著しく商品価値が低下するなどの問題がある。
本発明者らは、透明性にすぐれた塩化ビニル系樹脂組成
物に、特定粒径の金属粉、顔料もしくは染料および発泡
剤を加え、押出成形、射出成形、モールド成形、あるい
は粉体塗装成形すること(ユよって、表面が金属光沢性
を有し、軽量化された美れいな塩化ビニル系樹脂成形品
を効率よ(安価に得ることができることを確認し、本発
明を完成した◎ Tなわち、本発明は、透明配合塩化ビニル系樹脂コンパ
ウンドiootm部に、平均粒子径10〜40μの金属
粉0.1〜5重欧部、有機系の顔料もしくは染料0.0
1〜2直量部、gよび発泡剤0.1〜5重敗部含有させ
てなる金属光沢性を有する発泡性塩化ビニル系樹脂組成
物ζ二関するものである。
本発明組成物で基材とされる透明配合塩化ビニル系樹脂
コンパウンドは、塩化ビニル系樹脂に透明性を阻害しな
い添加剤を加えてなるものであり、この添加剤としては
、丁ずメルカプト糸、丁ずマンート系、丁ずラウレート
系の液状安定剤、gよび0a−Zn系、Ba−Zn系、
0d−Ba系の安定剤、塩化ビニル系樹脂との相溶性C
ニアぐれたエステル系、商級アルコール系のワックスを
主体とした滑剤、そのほか改質剤、加工助剤、可塑剤、
紫外線吸収剤が例示される。
上記$加削のうちで加工助剤は、発泡成形時に均一発泡
を得ることと泡の保持性を向上させるために使用される
ものであり、この目的(;好適とされる加工助剤として
はアクリル系樹脂およびメタクリレート−ブタジェン−
スチレン樹脂が例示される。な詔、炭酸カルシウムのよ
うな無機充填剤は透明性が阻害されるので添加しない方
がよい。
透明配合塩化ビニル系樹脂コンパウンドζ二gける6透
明”の意味は、このコンパウンドを厚さ1朋の樹脂板5
二成形したものC二ついて、JISK6717の試験方
法g二重じて測定(ヘイズメーター使用)した光透過率
が70%以上の値となることである。
このコンパウンドの主体となる塩化ビニル系樹脂として
は、塩化ビニルホモポリマーに限定されず、塩化ビニル
を主体とする共重合体、グラフト合されるコモノマーと
しては、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、アクリル酸もし
くはメタクリル酸およびそれらのエステル、アクリロニ
トリル、エチレンおよびプロピレン等のオレフィン類、
マレイン酸およびその無水物などが例ボされ、これらは
1種または2種以上の混合物として使用される。
また、塩化ビニル系樹脂gニブレンドされる樹脂として
は、親和性のよいエチレン−酢酸ビニル共重合体、アク
リロニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体、塩素化
ポリエチレン、アクリロニトリル−ブタジェン共重合体
などが例示される。
透明配合塩化ビニル系樹脂コンパウンドl二配合する金
属粉としては、従来から知られている金属粉のうちでも
特l二10μ〜40μの範囲の平均粒子径を■するもの
を使用することが必要であり、アルミニウム粉、銅粉、
しんちゅう粉などが好適とされる。平均粒子径が10μ
より小さいものであると、成形品は外観がくすんだ金属
光沢のものとなり、輝きの点で不満足な結果しか得られ
ず、−万粒径が40μより大きい場合には発泡性が著し
く阻害されたり、成形品表面(二ざらつきが発生したり
し、物性も低下する不利がある。
上記金属粉の添加量は、透明配合塩化ビニル系樹脂コン
パウンド100重量部当り、0.1〜5重量部(望まし
くは0.3〜3重量重量部子ることが必要であり、添加
量が少な丁ぎると、金属光沢性Cニアぐれた成形品が得
られず、多丁ぎると成形時のブレーカ−プレート、スク
リーン等への目詰り、コストアップ、物性低下等の問題
が発生する。
顔料もしくは染料としては、無機系の顔料を使用すると
成形品の透明性が阻害され、美れいな成形品が得られな
かったり、樹脂の発泡速度に影響を与え好ましくないの
で、アゾ系、ポリアゾ系等の有機系顔料、染料を使用す
ることが望ましい。
上記昂斗嬌社顔料もしくは染料は、透明配合塩化ビニル
系樹脂コンパクン下100東li部当り、0.01〜2
直筺部の範囲で使用することが必要であり、添加量が少
な丁ぎると成形品の色調が不鮮明となりゃすく、多Tぎ
る場合には価格的な問題ばかりでなく、金属の光沢性を
逆(二阻害するという不利が生じる。
つぎl二発泡剤としては、ジニトロソペンタメチレンテ
トラミン、アゾシカ−ボンアミド、アゾビスイソブチロ
ニトリル、ppp’−オキシビスベンゼンスルホニルヒ
ドラジド、アゾエステル等の分解型発泡剤、脂肪族炭化
水素、へ〇ゲン化炭化水素等の炭化水素系溶剤などが例
示され、これらは1種類に限られず、2種以上を併用し
てもよい。
これら発泡剤の添加量の範囲は、透明配合塩化ビニル系
樹脂コンパウくドioo重を部当り、0.1〜5直量部
とすることが望ましい。
本発明の発泡性塩化ビニル系樹脂組成物は、以上述へ’
It 各成分を、ヘンシェルミキサー、パンパリミキサ
ーなど適当とされる混合機で混合Tることg二より調製
される。発泡成形は通′渚塩化ビニル樹脂の成形5二使
用される成形機、たとえば押出成形機、射出成形機、カ
レンダー成形機、プレス成形機、粉体塗装成形機等を用
いて行うことかでさ、パイプ、異形品、フィルム、シー
トなど各種形状の成形品が得られる。本発明C二よれば
特ζ二発泡成形時にスキン層を形成できる成形方法によ
って表面が美れいな金属調の外観を持つ発泡成形品が得
られる。
本発明の組成物を発泡成形して得られる成形品は、家電
用品、音1il1機器、自動車部品、建材、日用品等(
二好適に使用することができる。
つぎC:、具体的実施例をあげる。
実施例1 下記配合からなる塩化ビニル系樹脂コンパウンドA詔よ
びBをヘンシェルミキサーにて加熱混合することにより
調製した。
(平均重合度700) アクリル系改質用樹脂 5 〃 丁ずメルカプト系安定剤 1 〃 ステアリン酸カルシウム l 〃 エステル系ワックス 0.6〃 パラフイン系ワツクス 0.2〃 ポリエチレンワツクス 0,3〃 コンパウンドB 上記コンパウンドAの配合にさらにプラスチックス充填
用の炭酸カルシウムを20車1部配合したもの。
フンパウンドANよびBCついて、厚さ1鵡の樹脂板C
;成形し、JIS K 6717の試験方法に準じて測
定した光透過率は下記のとHりであった。
光透過率 コンパウンドA 85% 〃 B 55% つキ(二、コシパウンドAまたはB(二対し、表−1(
二示すとおり、各種添加剤を加え(表−1中の各添加剤
の数字はコンパウンド中の塩化ビニル樹脂100重電部
当りの添加割合を示す]ヘンシェルミキサーにて1分間
混合し、発泡性塩化ビニル系樹脂組成物(魔1〜7)を
得た。これらの組成物を下記の押出条件で発泡成形した
ところ、結果はそれぞれ表−1に示すとおりであった。
押出機 =25萌φ単軸押出機 スクリュー : L/D=22 0R=2.5ダイ形状
 二 幅50頭、厚み1mgのスリットダイ温度条件 
: 01=150℃、02=165℃、a3 =tso
℃、 D=175℃ スクリュー回転速度 : 25rpm その他 : 冷却、引取ロール使用 表 −l (*; 福山金属■映商品名 実施例2 下記配合からなる塩化ビニル系樹脂コンパウンド0をヘ
ンシェルミキサーにて加熱混合すること(二より調製し
た。
(平均重合度700) 100爪世部 アクリル系改質用樹脂 lO“ 丁ずメルカプト系安定剤 1・5 “ ステアリン酸カルシウム 1.0 “ ライスワックス 0・6 “ パラフィン系ワックス 0・3 “ ポリエチレンワックス 0・3 “ 光透過率 コンパウンド0 78% つぎC二、上記配合のコシパウンドCに二対し、アルミ
ニウム金属粉(15μ) x、o直i部、イルガジンイ
エロー0.02重喰部、およびアゾジカーボノアミド0
.8重量部を混合し、発泡性塩化ビニル系樹脂組成物(
/168)を得た。この組成物を下記の押出条件でスキ
ン付き発泡成形を行ったところ、f等られたスキン付き
成形品は表面が金属光沢性にすぐれた美れいなものであ
った。
押出機 :25uφ単軸押出機 スクリュー : L/D=22、0R=2.5グイ形状
 :3cIILX1cr/L角ロツドセル力ダイ温度条
件 : C□=155℃、02=180℃、03=18
5℃、 D=185℃、 スクリュー回転速度* 30 r pm実施例3 下記配合(軟質配合)からなる塩化ビニル系樹脂コンパ
ウンドDをヘンノニルミキサーi二で加熱混合すること
により調製した。
可塑剤(DOP) 80重量部 エポキシオイル 5 〃 アクリル系改質用樹脂 8 〃 0a7Zn系液状安定剤 5 〃 エステル系ワックス 0.5〃 光透過率 コンパウンドD 90% つぎに、上記配合のコンパウンドD(二対し、アルミニ
ウム金属粉(15μ)0.5重財部、イルガジンイエロ
ー0.02重量部、およびアゾシカ−ボンアミド0.6
直線部を混合しペレット化すること(二より、軟質配合
の発泡性塩化ビニル系樹脂組成物(49)を得た。この
ベレット状組成物を下記の条件で射出成形したところ、
表面が金属光沢性に丁ぐれた成形品が得られた。
射出成形機 二日本精鉱所@製 日頃アンカー5 金型 : 15朋x 15mxx 120鵡角ロツドゲ
一ト断面積:3.14mur 射出時間 = 10秒 射出ゲージ圧: 75KP/m 金型温度 : 7℃ 設定温度 : O=110’C%02=150℃、03
= 145”C。
ノズル=120℃ 特許出願人 信越化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、透明配合塩化ビニル系樹脂コンパウンド100重壜
    部に、平均粒子径10〜40μの金属粉0.1〜5直量
    部、顔料もしくは染料0.01〜2重社部、および発泡
    剤0.1〜5取鐵部含倚させてなる金属光沢性を仔する
    発泡性塩化ビニル系樹脂組成物 2、iJ記透明配合塩化ビニル系樹脂コンパウンドカ、
    厚さ1顛の樹脂板(二成形したものについて、JIS 
    K 6717の試験方法C二重じて測定した光透過亭が
    70%以上の値となるものである特許請求の範囲第1項
    記載の組成物
JP58218948A 1983-11-21 1983-11-21 発泡成形物用塩化ビニル系樹脂組成物 Granted JPS60110731A (ja)

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