JPS63175136A - 揺動レバーを組み込んだ形式の消極型ドビーの改良 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、織機のベルト枠を制御するように意図きれた
、揺動レバーを組み込んだ形式の消極型ドビーに関する
。

この種のドビーでは、各ベルト枠がばねまたは他の弾性
手段の作用に抗して作用され、その弾性手段は、問題の
ベルト枠をその往復運動する垂直な二つの行程端のうち
の一つに戻そうとすることは知られている。従来のドビ
ーの概略横断面である第１図に概略的に示したように、
各ベルト枠Ｃが、ドビーのフレーム４に３で枢着された
懸垂レバー２にケーブルおよび／または牽引アームｌに
より連結されている。連接棒５が各レバー２を、レバー
要素を支持するレバー６に連結しており、各レバー６の
自由端にはレバー要素８が設けられ、このレバー要素の
端部には枢着されたフック９が設けられている。

各レバー要素８を、対応するレバー６により支持された
その枢軸１０を中心として回動させるために、二つの横
材１１からなる作用機構が設けられており、これらの横
材は、フック９のビードにもたれるように二つの側方揺
動要素Ｉ２により支持されている。例えば、揺動要素１
２に連結されていてかつ横軸１４に偏心して取りつけら
れたアーム１３により形成された作用機構が、前記揺動
要素にそれらの固定枢軸１５を中心とする連続的な揺動
運動を与える。

各レバー要素８により支持された二つの枢着されたフッ
ク９の各々が、フックの形態の対応する保持部材１６と
共働するように区画されており、その保持部材は、ペグ
または紋紙を組み込んだ形式の読取り装置１８の影響の
下に共通の枢軸１７を中心として回動し、その装置には
企画した織物を作るための織成プログラムが含まれてい
る。

実際の観点から見ると、この具体例には著しい欠点があ
る。

第一に、各対の部片９と１６がこれらの部片の締めつけ
面の配向と組み合わされてそれぞれ位置決めされること
により、これらの部片は曲げを受けて作用することが認
められる。その結果、作動中前記部片が受ける相当な力
に関連する曲げを避けるために、大きな区分を設けなけ
ればならず、そのため明らかに、読取り装置１８が操作
しなければならない質量が増大する。

従って、フック１６と関連したまたは装置１８に組み込
んだばね（第１図に１６ａの参照数字を付けである）を
もっと強力にしなければならない。同時に、選択時間（
すなわち、読取り装置の作動リズム）を延長しなければ
ならないが、そのためドビーの速度が減少する。

さらに、および従来のドビーの一つのレバー要素８の下
方フックに関する状況を拡大して示す第２図にいっそう
正確に示したように、部片９と１６の通路が不都合なた
め、把持しないいっそう大きい行程を与えることが必要
になり、そのためドビーの作動速度が落ちることになる
。

実際上、各フック９の水平方向変位に関して、把持しな
い行程、すなわち前記フックが対応するフック１６から
離脱できるためにフックで引っ掛けた位置を越えて行か
なければならない距離は、単に作用間隙に対応する値ｄ
ｉに等しいのではなくて、支承面に必然的に与えられた
傾斜による値ｄ２に等しい。

そのような把持しない行程の増加を、横材を支持する揺
動要素１２と関連した作用機構１３〜１４の水準と、読
取り装置１８の水準との両方で考慮に入れなければなら
ない。その結果、ドビーの作動速度に不利な影響がある
。

本発明の目的は、各レバー要素により支持された二つの
フックの各々と関連する回動保持部材を、問題のフック
の支承面と、対応するレバー要素上のフックの枢軸との
間に配置されたロックの形態に構成することにより上記
の欠点を克服することである。

以下、本発明を実施例について詳細に説明する。

第３図は第１図の横断面と同様であるが、本発明による
改変された部分を拡大して示す図である。その第３図に
示したように、各保持ロックを、参照数字１９を付けた
レバーにより形成するのが有利であり、このレバーは、
第１図による従来の構造の枢軸１７と同様な、二つの共
通の横ピン２０のうちの一方または他方に枢支されてい
る。このレバー１９は二つの半径方向アームを有し、そ
のうち一方が独立したプッシャー２１によりドビーの読
取り装置２２に連結されているのに対し、他方の自由端
が、企画したレバー要素８の対応するフック２３に作ら
れた支承面と共働するように区画されている。

第４図は、レバー要素のうちの一つのレバー要素の下方
フックおよびこれと関連した保持フック１９をなおいっ
そう拡大して示す。各ロック１９を支持する枢軸２０は
、フック２３の支承面２３ａとレバー要素８上の前記フ
ックの枢軸２４との間に配置されているので、このロッ
クは圧縮を受けて作用する。その結果、同じ力に抵抗す
るために、このロックは、曲げを受けて作用する従来の
フック１６の質量に対してはるかに減少した質量を有す
る。

本発明の特に有利な配置では、各共通の枢軸２０は、厳
密に支承面２３ａを枢軸２４に結ぶ直線上にではなく、
前記直線に関してわずかに外方にずらして配置されてい
る。そのような片寄りにより、ロックを、矢印Ｆにより
示した方向に回転させようとするトルクが発生し、その
トルクは、好ましくはこの目的のためにボス２３ｂを備
えたフック２３の内面に加える力を有する。フック２３
をいっぞうよく支承するために、ロック１９にピン２０
の周りで部分的に切り欠きを付けであることが認められ
よう。

この支承位置が平衡されることにより、安定した釣り合
い位置が永久的に維持される。

どんな解決法を採用しようとも、従来の構造（破線で）
と本発明による構造とを同時に示す第５図に例証されて
いるように、回転中のロック１９の通路は、従来の構造
の場合よりはるかにいっそう好都合であり、従って把持
しない間隙を減少させることができ、把持しない欠陥の
危険を増加させずにドビーの作動速度を増加させること
ができる。事実、次のことが観察される。

一従来の構造では、軸２４と１７を必然的に通る力の線
Ｘ　−Ｙに対する支承面９ａの傾斜を考慮に入れると、
フック１６ａの鼻の通路Ｔ１が前記支承面に向かって移
動し、従って第２図にｄ２で示した把持しない間隙を増
加させることが必要になるのに対し、 一枢軸２０が支承面２３ａとピン２４の間に位置してい
るロック１９の場合には、通路Ｔ２が前記面２３ａに対
しほぼ接線方向であり、従って最小の把持しない間隙を
許す。

構造的観点に戻ると、第３図に企画された解決法では、
各ロック１９の制御が、読取り装置２２により作用され
る独立したプッシャー２１の助けで得られる。しかしな
がら、第６図に概略的に示した作用方式を採用すること
もできる。

これは、各レバー要素８毎に単一のブツシャ−２６を有
する読取り装置２５を設け、そのプッシャーに、逆の作
用をするように意図された同一のプッシャーを二重に重
ねたものである。各プッシャー２６の自由端が釣り合い
ビーム２７の中心点に連結され、釣り合いビームは企画
したレバー要素と関連した二つの保持ロック１９に枢着
されている。ばねまたは他の弾性手段２８が各ロック１
９を固定ストッパー２９に当てた状態に維持しようとす
ると共に、二つの可動ストッパー３０が設けられており
、これらのストッパーは、上記の揺動要素１２の揺動運
動と同期して、中心軸３２が連続的な揺動運動で活動す
る揺動腕３１により担持されている。ストッパー２９と
３０はドビーの全てのロック１９に共通であることが認
められよう。

理解されるように、ストッパー３０がロック１９のうち
の一つのロックの作用アームまたはシャンクを対応する
固定ピン２９に当てているときに、装置２５のプログラ
ムがこれを与える場合に、プッシャー２６が釣り合いビ
ーム２７を押し、この釣り合いビームが揺動して、対向
するロックの回動を制御する。その瞬間に、対向するロ
ックは、これと関連したストッパー３０が間隔を置いた
位置にあるため自由に角運動する。

各列のロック１９が枢着されている二つのピン２０の各
々は、第３図に示したように櫛状の支持体３３の歯に取
りつけるのが好ましいことを認めなければならない。こ
のように、各ピン２０は完全に支持され、かつこれに加
えられる相当な力にもかかわらず、減少した直径を有す
る。さらに、支持体または櫛状体３３の歯の底は、鼻２
３と関連した横材１１が問題の鼻の後方ビードに完全に
平らに載らない場合に鼻２３の角度変位のための案内を
形成するようになっている。

さらに、以上の記載は例のつもりでのみ述べたにすぎず
、かつ実施の細部を他の均等物により置き換えることに
より越えられない本発明の範囲を決して制限するもので
はないことを理解しなければならない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のドビーの概略横断面図、第２図は従来の
ドビーのレバー要素のうちの一つのレバー要素の下方フ
ックに関する状況を拡大して示す図、第３図は第１図の
横断面と同様な横断面図、第４図はレバー要素のうちの
一つの下方フックとこれに関連した保持ロックをなおい
っそう拡大して示す図、第５図は従来の構造と本発明の
構造とを比較のために同時に示す説明図、第６図は第１
図の独立したプッシャーと異なる別の作用方式を概略的
に示した図である。 ８・・・レバー要素 １９・・・ロック ２３・・・対向するフック ２３ａ・・・フックの支承面 ２４・・・フックの枢軸 ２５・・・読取り装置

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）レバー要素の各々の端部に、読み取り装置により
   角度的に制御される回動する保持部材と共働するように
   なっている枢着されたフックが設けられている、揺動レ
   バーを組み込んだ形式の消極型ドビーにおいて、各回動
   保持部材が、対応するフックの支承面と、企画したレバ
   ー要素上の前記フックの枢軸との間に配置されたロック
   により構成されていることを特徴とするドビー。
2. （２）一連のロックのうちの一つを回転可能に支持する
   ピンの各々が、各フックの支承面を枢軸につなぐ直線に
   関して横に外方にずらされており、それにより作動中、
   前記フックの内面を対応するピンに当てようとするトル
   クを発生する、請求項１に記載のドビー。
3. （３）枢着された各フックが、ロックを回転可能に支持
   するピンに直接当接する、請求項１に記載のドビー。