JPS63171564A - 口腔粘膜貼付用構成体およびその製造方法 - Google Patents

口腔粘膜貼付用構成体およびその製造方法

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JPS63171564A
JPS63171564A JP62001362A JP136287A JPS63171564A JP S63171564 A JPS63171564 A JP S63171564A JP 62001362 A JP62001362 A JP 62001362A JP 136287 A JP136287 A JP 136287A JP S63171564 A JPS63171564 A JP S63171564A
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JP
Japan
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surface layer
oral mucosa
parts
adhesive layer
weight
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JP62001362A
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岸 高司
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0053Mouth and digestive tract, i.e. intraoral and peroral administration
    • A61K9/006Oral mucosa, e.g. mucoadhesive forms, sublingual droplets; Buccal patches or films; Buccal sprays

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  • Veterinary Medicine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は薄葉体状(皮膜状またはシート状)の口腔粘膜
貼付用構成体およびその製造方法、特に。
簡単に構成され、柔軟性を有し、かつ水溶解性の調節が
容易な口腔粘膜貼付用構成体およびその製造方法に関す
る。・ (従来の技術) 口腔内粘膜の偏部や疾患(口内炎1ロ唇炎、舌炎、智歯
周囲炎、歯槽膿漏、歯肉炎など)部分に貼付してその箇
所を保護し治療するための製剤;および口腔内粘膜を通
して薬物を吸収させ全身的治療効果を得るための製剤と
しては9錠剤、トローチ錠、顆粒剤、散剤、シート状の
薄葉体などがある。
錠剤、トローチ錠、顆粒剤などの製剤には1例えば、ヒ
ドロキシプロピルセルロースおよびポリアクリル酸また
はその塩を含む混合物からなる徐放性製剤(特公昭5B
−7605号公報に開示)やポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール、ポリエチレングリコール、アルギ
ン酸またはその塩。
および無水マレイン酸とメチルビニルエーテルとの交互
共重合体でなる群から選択される少なくとも一種のポリ
マーと、アクリル酸(共)重合体またはその塩との混合
物からなる口腔粘膜適用徐放性製剤(特開昭60−21
5622号公報に開示)がある。
しかし1錠剤、トローチ錠、顆粒剤などは貼付面積が小
さいため、薬物投与性が低く、シかも粘膜保護が不充分
である。柔軟性に欠けることから。
貼付性も低い。
このような欠点を解決するために、薄葉体状とした口腔
粘膜用製剤が提案されている。例えば。
特開昭59−232553号公報には、アクリル酸(共
)重合体もしくはその水溶性塩;カルボキシメチルセル
ロースナトリウム、アルギン酸ナトリウムおよびヒドロ
キシエチルセルロースのうちの少なくとも一種;そして
グリセリンおよび/またはプロピレングリコールを主成
分とする混合物からなるフィルム状粘膜包帯が開示され
ている。この粘膜包帯は、上記混合物をポリエステルフ
ィルムなどのプラスチックフィルムの表面に塗布し、乾
燥して形成される。使用時には、粘膜包帯がプラスチッ
クフィルムから剥離され9口腔粘膜の適用部位に貼付さ
れる。しかし、プラスチックフィルムは表面剥離性を有
しないため、フィルム表面に形成された粘膜包帯は剥離
が困難である。口腔粘膜に適用するべく柔軟組成の粘膜
包帯とするほど、剥離し難くなる。プラスチックフィル
ムに代えてシリコーン剥離性表面を有する台紙を用いる
と、上記混合物の塗布、流延が不可能となり、粘膜包帯
が形成し得ない。
このようなことから、支持体上に粘着剤層が形成された
口腔粘膜貼付用構成体が提案されている。
例えば、特開昭59−196814号公報には、ニフェ
ジピンを薬物として含有する粘着剤層が支持体上に形成
されたシート状ニフェジピン製剤が開示されている。こ
の薬剤に用いられる粘着剤は、ゼラチンまたは寒天;グ
ルテン;カルボキシビニルポリマー;多価アルコール;
および酢酸ビニル樹脂またはガム類を含む。支持体とし
ては、ナイロン。
ビニロンなどの不織布;塩化ビニル樹脂フィルム。
ポリウレタンフィルム、エチレン−酢酸ビニル樹脂フィ
ルムなどのプラスチックフィルムが用いられている。し
かし、この構成体は支持体として不織布やプラスチック
を用いているため2口腔粘膜に適用した場合、粘膜と馴
染まず違和感を与えるおそれがある。支持体には柔軟性
がなく、力学的な歪みによって剥離しやすい。剥離した
支持体は溶解しないため、誤って飲み下せば危険である
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、その
目的とするところは、柔軟性を有するため2口腔内粘膜
に長時間保持され得る口腔粘膜貼付用構成体およびその
製造方法を提供することにある。本発明の他の目的は、
水溶解性の調節が容易な口腔粘膜貼付用構成体およびそ
の製造方法を提供することにある。本発明のさらに他の
目的は。
水溶解性を有するため、剥離されて飲み下しても危険の
ない口腔粘膜貼付用構成体およびその製造方法を提供す
ることにある。本発明のさらに他の目的は、簡単に構成
され得る口腔粘膜貼付用構成体およびその製造方法を提
供することにある。本発明のさらに他の目的は1人体に
毒性や刺激性を有しない口腔粘膜貼付用構成体およびそ
の製造方法を提供することにある。本発明のさらに他の
目的は、安価にして得られる口腔粘膜貼付用構成体およ
びその製造方法を提供することにある。本発明のさらに
他の目的は、貼付面とは反対側の面からも薬剤が放出さ
れ得る口腔粘膜貼付用構成体およびその製造方法を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、支持体と粘着剤層とを有する2層構造の口腔
粘膜貼付用構成体において、支持体としての不織布やプ
ラスチックフィルムに代えて、エチルセルロースおよび
ビニルピロリドン(共)31合体を用いることにより、
構成体に柔軟性・水溶解性を付与し得る。エチルセルロ
ースとビニルピロリドン(共)重合体との比率を変える
ことにより、容易に水溶解性を調節し得る。しかも、こ
のような口腔粘膜貼付用構成体は、エチルセルロースお
よびビニルピロリドン(共)重合体がアルコール系溶媒
に可溶なため、このアルコール溶液をシリコーン剥離性
表面に流延・乾燥し、さらにこの上に接着層を形成する
ことにより、簡単に構成され得る。との発明者の知見に
もとづいて完成された。
本発明の口腔粘膜貼付用構成体は、エチルセルロースお
よびビニルピロリドン(共)重合体を含有する表層と、
該表層に積層された接着層と、を有し、そのことにより
上記目的が達成される。
本発明の口腔粘膜貼付用構成体の製造方法は。
エチルセルロースおよびビニルピロリドン(共)重合体
を含有する表層と、該表層に積層された接着層と、を有
する口腔粘膜貼付用構成体の製造方法であって、該表層
形成材料のアルコール系溶液をシリコーン剥離性表面上
に流延・乾燥する工程。
得られた表層上に、該接着層形成材料の水系溶液を流延
・乾燥する工程、および必要に応じて、得られた接着層
を、加熱等により硬化処理する工程。
を包含し、そのことにより上記目的が達成される。
表層において、ビニルピロリドン(共)重合体は、エチ
ルセルロース100重量部に対し、18〜600重量部
、好ましくは20〜400重量部の範囲で含有される。
18重量部を下まわると2表層の水溶解性が低くなりす
ぎ、接着層が溶解・消失した後も表層が残留するため、
誤って表層を飲み下すおそれがある。飲み下しても溶解
はするものの、気管支などに掛かれば苦痛となる。60
0重量部を上まわると9表層の水溶解性が高すぎ、接着
層の溶解前に溶解・消失する。そのために、接着層だけ
が口腔内に残留し、接着表面が口腔内にさらされる。
従って、貼付箇所以外に貼付するおそれがある。
接着層も溶解・消失しやすくなり、保持時間が短くなる
接着層は1例えば、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナ
トリウム、カルボキシメチル化澱粉ナトリウム、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム。
α−1,6結合ポリマルトトリオース、ポリビニルピロ
リドン、アルギン酸ナトリウム、メチルビニルエーテル
−無水マレイン酸共重合体、マルチトール、グリセリン
、ジグリセリン、トリグリセリン、およびソルビトール
のうちの少なくとも一種を含有する。
エチルセルロースの市販品には2例えば、エトセル5T
D−7,10,20,45,エトセルMED−50,7
0゜100(いずれもダウケミカル社製)がある。ビニ
ルピロリドン(共)重合体の市販品には、コリトンに−
90,K−30,K−25(ポリビニルピロリドン)。
コリトンVA−64(ビニルピロリドン−酢酸ビニル(
6/4)共重合体)(いずれもBASF社製)がある。
接着層の組成には、以下の組成が挙げられる。
(組成−1) 加熱架橋型ポリアクリル酸(シュンロンPW−111。
日本純薬社製)60重量部 ポリアクリル酸ナトリウム(アロンビスGL 。
日本純薬社製)40重量部 マルチトール(還元麦芽$り     150重量部グ
リセリン            50重量部(組成−
2) 加熱架橋型ポリアクリル酸(ジエンロンPW−111。
日本純薬社製)60重量部 カルボキシメチル化澱粉ナトリウム(キプロガムF−5
00,日澱化学社製)       40重量部マルチ
トール          250重量部(組成−3) α−1,6結合ポリマルトトリオース(プルラン。
林原商事社製)70重量部 カルボキシメチルセルロースナトリウム(セロゲンFB
SH−12.第−工業製薬社製)30重量部マルチトー
ル          180重量部グリセリン   
         20重量部(組成−4) ポリビニルピロリドン(コリトンに−90、8ASF社
製)80重量部 アルギン酸ナトリウム       20重量部ジグリ
セリン          140重量部(組成−5) メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体(GA
NTRH2−AN−119,GAF社製)40重量部カ
ルボキシメチル化澱粉ナトリウム(キプロガムF−50
0,日澱化学社製)60重量部トリグリセリン    
      80重量部ソルビトール        
   50重量部表層の層厚は10〜100μmの範囲
が好ましい。
他方、接着層の層厚は50〜500μmが好適である。
本発明の口腔粘膜貼付用構成体の製造方法は。
例えば9次のようにしてなされる。
エチルセルロースおよびビニルピロリドン(共)重合体
を、エチルアルコール単独もしくはエチルアルコールを
主体とする混合溶媒に溶解する。この溶液を、シリコー
ン剥離性表面を有する平面(台紙など)上に流延し、乾
燥して表層を形成する。
この表層に、さらに接着層成分の水溶液または水系溶液
を流延・乾燥して接着層を形成する。必要に応じて、加
熱などにより接着層の硬化処理が施される。シリコーン
剥離性表面を有する平面を剥離することにより1口腔粘
膜貼付用構成体が得られる。
本発明の口腔粘膜貼付用構成体には1表層および接着層
に含有される化合物のほかに、必要に応じて、軟化剤、
充填剤9着色剤、香料、薬効成分などが添加される。こ
れらの添加剤は1表層および接着層のそれぞれについて
、50%以下の割合で加えられる。50%を上まわると
1表層および接着層の物性(柔軟性、水溶解性など)が
損なわれる。
(作用) 本発明によれば、このように、柔軟性を有しかつ水溶解
性の調節が容易な口腔粘膜貼付用構成体が得られる。柔
軟性を有するため1口腔内に長時間にわたって保持され
得る。水溶解性は9表層に含有されるエチルセルロース
とビニルピロリドン(共)重合体との比率を変えること
により+#A節される。エチルセルロースが多くなると
、水溶解性が低下する。他方、ビニルピロリドン(共)
重合体が多くなると、水溶解性が増す。表層の水溶解性
は9通常、接着層と表層とがほぼ同時に溶解・消失し得
る程度に調節される。表層が接着層より先に溶解すれば
、接着層だけが口腔内に残留し。
接着表面が口腔内にさらされる。従って、接着表面によ
って貼付箇所以外に貼付するおそれがある。
接着層も溶解・消失しやすくなり、保持時間が短くなる
。他方接着層が先に溶解すれば、接着層が溶解・消失し
た後も表層が残留するため、誤って表層を飲み下すおそ
れがある。飲み下しても溶解はするものの、気管支など
に掛かれば苦痛となる。
水溶解性は、エチルセルロースの分子量やエチルエーテ
ル化度によっても調節し得る。
このような口腔粘膜貼付用構成体は、簡単に構成され得
る。これは、エチルセルロースもビニルピロリドン(共
)重合体もアルコール可溶性でありかつ両者が相溶性を
有するため、エチルセルロースおよびビニルピロリドン
(共)重合体のアルコール溶液として、シリコーン剥離
性の表面上に容易に塗工し得るからである。従来の接着
剤組成物は、水溶性ではあるが、水以外の溶媒(例えば
アルコール)には不溶である。そのために、水溶液とし
てシリコーン剥離性の表面上に塗工を試みても0弾き現
象により塗工し得ない。プラスチックフィルム(PVC
,Pf!Tなど)に塗工すれば、剥離が困難である。プ
ラスチックフィルムとの一体物としては、従来技術と同
様の欠点を有する。
本発明の口腔粘膜貼付用構成体では2表層の表面粘着性
が少なく、取り扱い性が向上する。口腔粘膜貼付用構成
体に、粘着性・接着性を付与するには9表層の水溶解性
を高めて9表層を溶解・消失させればよい。そのために
は2表層に含有されるビニルピロリドン(共)重合体の
割合を増せばよい。また2表層および接着層(特に接着
層)に。
必要に応じて、加熱などにより硬化処理を施せば。
口腔内保持時間が長くなる。
(実施例) 以下に本発明を実施例について述べる。
1隻±1 (110腔粘膜貼付用構成体の製造 エチルセルロース(エトセルMED−70、タウケミカ
ル社製)50重量部およびポリビニルピロリドン(コリ
トンに−90,8A−F社製)50重量部を配合し、エ
チルアルコールの18%溶液に調製した。この溶液を9
片面がシリコーン剥離性の50μ糟ポリエチレンテレフ
タレート(PET)フィルムの111面上に、乾燥後の
厚さが40μ−となるように塗布し乾燥して9表層を形
成した。表層は、25℃、60%R,H,に48時間放
置しても非粘着性であった。
(組成−3) α−1,6結合ポリマルトトリオース(プルラン。
林原商事社製)70重量部 カルボキシメチルセルロースナトリウム(セロゲンFB
SH−12.第−工業製薬社製)30重量部マルチトー
ル          180重量部グリセリン   
         20重量部上記処方を配合し、約1
8%の水溶液とした。これを上記表層に、乾燥後の厚さ
が120μmとなるように塗布し乾燥して、接着層を形
成した。接着層は乾燥時には非粘着性であるが、水分を
吸収するかまたは水で濡れることにより、粘着性が増大
する。口腔粘膜などへの接着は1分以内の短時間に達成
される。この接着層は、必要に応じて組成−3に薬効成
分を含有させることにより、薬効を呈する。
このように表層および接着層を形成した後、 PETフ
ィルムを剥離することにより9口腔粘膜貼付用構成体と
される。この口腔粘膜貼付用構成体は。
所望の大きさく例えば1cmX2cm)に切断され。
適宜防湿性包装袋などに包装される。
この口腔粘膜貼付用構成体の口腔内保持時間は。
2〜3時間である。
(2)口腔粘膜貼付用構成体の評価 (1)で得られた口腔粘膜貼付用構成体を1cmX1口
に切り取り、3人のパネラ−の左右頬内側粘膜に一枚ず
つ貼付した。貼付を6回繰り返し、構成体が剥脱するか
または溶解・消失するまでの時間を測定した。この平均
時間と、最大、最小時間を下表に示す。平均時間は16
0分、最大時間は200分、そして最小時間は140分
であった。構成体は。
表層と接着層とがほぼ同時に溶解・消失した。
次新l引ム (1)口腔粘膜貼付用構成体の製造 エチルセルロースを75重量部とし、ポリビニルピロリ
ドンを25重量部として、エチルアルコールの15%溶
液としたこと以外は、実施例1と同様にして厚さ30μ
mの表層を形成した。
(組成−1) 加熱架橋型ポリアクリル酸(シュンロンPW−111。
日本純薬社製)60重量部 ポリアクリル酸ナトリウム(アロンビスGL 。
日本純薬社製)40重量部 マルチトール(還元麦芽糖>     150重量部グ
リセリン            50重量部上記処方
を配合し、約10%の水溶液とした。これを上記表層に
、乾燥後の厚さが80μmとなるように塗布し乾燥して
、接着層を形成した。この口腔粘膜貼付用構成体の口腔
内保持時間は4時間以上である。
(2)口腔粘膜貼付用構成体の評価 (1)で得られた口腔粘膜貼付用構成体を、実施例1と
同様の方法により評価した。その結果、平均時間は34
0分、最大時間は420分、そして最小時間は260分
であった。これらの結果を下表に示す。構成体は1表層
と接着層とがほぼ同時に溶解・消失した。
実施貫主 (1)口腔粘膜貼付用構成体の製造 エチルセルロース(エトセルMID−100.ダウケミ
カル社製)40重量部およびポリビニルピロリドン(コ
リトンに−30,BASF社製)60重量部を配合し、
エチルアルコールの25%溶液に調製した。
この溶液を用いて、実施例1と同様にして厚さ50μm
の表層を形成した。
(組成−4) ポリビニルピロリドン(コリトンに−90、BASF社
製)80重量部 アルギン酸ナトリウム       20重量部ジグリ
セリン          140重量部上記処方を配
合し、約17%の水溶液とした。これを上記表層に、乾
燥後の厚さが100μmとなるように塗布し乾燥して、
接着層を形成した。この口腔粘膜貼付用構成体の口腔内
保持時間は2〜3時間である。
(2)口腔粘膜貼付用構成体の評価 (1)で得られた口腔粘膜貼付用構成体を、実施例1と
同様の方法により評価した。その結果、平均時間は14
0分、最大時間は180分、そして最小時間は100分
であった。これらの結果を下表に示す。構成体は9表層
と接着層とがほぼ同時に溶解・消失した。
!施■土 (1)口腔粘膜貼付用構成体の製造 エチルセルロース(エトセル5TD−10、タウケミカ
ル社製)50重量部およびビニルピロリドン−酢酸ビニ
ル共重合体(コリトンVA−64,BASP社製)50
重量部を配合し、エチルアルコールの30%溶液に調製
した。この溶液を用いて、実施例1と同様にして厚さ7
0μmの表層を形成した。
(組成−2) 加熱架橋型ポリアクリル酸(シュンロンPH−111。
日本純薬社製)60重量部 カルボキシメチル化澱粉ナトリウム(キプロガムF−5
00.日澱化学社製)40重量部マルチトール    
      250重量部上記処方を配合し、約20%
の水溶液とした。これを上記表層に、乾燥後の厚さが1
40μmとなるように塗布し乾燥して、接着層を形成し
た。この口腔粘膜貼付用構成体の口腔内保持時間は3〜
4時間である。
(2)口腔粘膜貼付用構成体の評価 (1)で得られた口腔粘膜貼付用構成体を、実施例1と
同様の方法により評価した。その結果、平均時間は22
0分、最大時間は250分、そして最小時間は180分
であった。これらの結果を下表に示す。構成体は9表層
と接着層とがほぼ同時に溶解・消失した。
裏立皿1 (1)口腔粘膜貼付用構成体の製造 エチルセルロース(エトセル5TD−7,タウケミカル
社製)30重量部、エチルセルロース(エトセル5TD
−45、ダウケミカル社製)30重量部およびビニルピ
ロリドン−アクリル酸ブチル(70/30)共重合体4
0重量部を配合し、エチルアルコールの30%溶液に調
製した。ここで、ビニルピロリドン−アクリル酸ブチル
(70/30)共重合体は1次のように合成した。
ビニルピロリドンとアクリル酸ブチルとを70/30 
(重量比)で反応器中に仕込みエチルアルコールを加え
て40%濃度とした。
重合触媒として、アゾビスイソブチロニトリルの3%酢
酸エチル溶液をアゾビスイソブチロニトリルとして全モ
ノマーに対して0.8重量%で、12回にわたって分割
投入した。重合は、N2気流中、60℃で24時間さら
に70℃で22時間行われた。触媒溶液は、60℃では
4時間おきに、そして70℃では3時間おきに等分割投
入され、最終投入後7時間で重合を停止した。反応中綴
やかな攪拌と冷却還流が継続された。これにより、約3
3%の粘稠な共重合体溶液が得られた。重合率は全体で
98.8%9重量平均分子量はGPC法により3.2 
X 10’であった。本実施例では、固形分が上記比率
となるようにして。
この溶液をそのまま用いた。
この溶液を用いて、実施例1と同様にして厚さ30μm
の表層を形成した。
(Mi成−5) メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体(GA
NTREZ−AN−119,GAF社製)40重量部カ
ルボキシメチル化澱粉ナトリウム(キプロガムF−50
0.日澱化学社製)60重量部トリグリセリン    
      80重量部ソルビトール        
   50重量部上記処方を配合し、約30%の水溶液
とした。これを上記表層に、乾燥後の厚さが150μm
となるように塗布し乾燥して、接着層を形成した。この
口腔粘膜貼付用構成体の口腔内保持時間は1〜2時間で
ある。
(2)口腔粘膜貼付用構成体の評価 (1)で得られた口腔粘膜貼付用構成体を、実施例1と
同様の方法により評価した。その結果、平均時間は11
0分、最大時間は140分、そして最小時間は90分で
あった。これらの結果を下表に示す。
構成体は1表層と接着層とがほぼ同時に溶解・消失した
表 (発明の効果) 本発明の口腔粘膜貼付用構成体は、このように。
柔軟性を有するため1口腔内粘膜に長時間保持され得る
。表層成分の調整により、水溶解性の調節が容易である
。水溶解性のゆえに1表層が剥離して飲み下しても危険
はない。このような口腔粘膜貼付用構成体は2例えば1
表層形成材料のアルコール溶液を用いて、シリコーン剥
離性表面上に表層を形成し9次いでこの表層上に接着層
を形成することにより、簡単に構成される。この口腔粘
膜貼付用構成体は1人体に毒性や刺激性を有しない。
安価に得られるうえに、製造過程において表層に薬剤成
分を含有させれば、貼付面とは反対側の面からも薬剤が
放出され得る。
このようなことから9本発明の口腔粘膜貼付用構成体は
9口腔内粘膜の偏部や疾患(口内炎9ロ唇炎、舌炎、智
歯周囲炎、歯槽膿漏、歯肉炎など)部分に貼付してその
箇所を保護し治療するための製剤;および口腔内粘膜を
通して薬物を吸収させ全身的治療効果を得るための製剤
として有用である。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エチルセルロースおよびビニルピロリドン(共)重
    合体を含有する表層と、該表層に積層された接着層と、
    を有する口腔粘膜貼付用構成体。 2、前記表層が、前記エチルセルロース100重量部に
    対し、前記ビニルピロリドン(共)重合体を18〜60
    0重量部の範囲で含有する特許請求の範囲第1項に記載
    の口腔粘膜貼付用構成体。 3、前記接着層が、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナ
    トリウム、カルボキシメチル化澱粉ナトリウム、カルボ
    キシメチルセルロースナトリウム、α−1,6結合ポリ
    マルトトリオース、ポリビニルピロリドン、アルギン酸
    ナトリウム、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共
    重合体、マルチトール、グリセリン、ジグリセリン、ト
    リグリセリンおよびソルビトールのうちの少なくとも一
    種を含有する特許請求の範囲第1項に記載の口腔粘膜貼
    付用構成体。 4、前記表層の層厚が10〜100μmの範囲である特
    許請求の範囲第1項に記載の口腔粘膜貼付用構成体。 5、前記接着層の層厚が50〜500μmの範囲である
    特許請求の範囲第1項に記載の口腔粘膜貼付用構成体。 6、前記表層および/または前記接着層が薬効成分を含
    有する特許請求の範囲第1項に記載の口腔粘膜貼付用構
    成体。 7、エチルセルロースおよびビニルピロリドン(共)重
    合体を含有する表層と、該表層に積層された接着層と、
    を有する口腔粘膜貼付用構成体の製造方法であって、 該表層形成材料のアルコール系溶液をシリコーン剥離性
    表面上に流延・乾燥する工程、 得られた表層上に、該接着層形成材料の水系溶液を流延
    ・乾燥する工程、および必要に応じて、得られた接着層
    を、加熱等により硬化処理する工程、 を包含する口腔粘膜貼付用構成体の製造方法。 8、前記表層が、前記エチルセルロース100重量部に
    対し、前記ビニルピロリドン(共)重合体を18〜60
    0重量部の範囲で含有する特許請求の範囲第7項に記載
    の口腔粘膜貼付用構成体の製造方法。 9、前記接着層が、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナ
    トリウム、カルボキシメチル化澱粉ナトリウム、カルボ
    キシメチルセルロースナトリウム、α−1,6結合ポリ
    マルトトリオース、ポリビニルピロリドン、アルギン酸
    ナトリウム、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共
    重合体、マルチトール、グリセリン、ジグリセリン、ト
    リグリセリンおよびソルビトールのうちの少なくとも一
    種を含有する特許請求の範囲第7項に記載の口腔粘膜貼
    付用構成体の製造方法。 10、前記表層の層厚が10〜100μmの範囲である
    特許請求の範囲第7項に記載の口腔粘膜貼付用構成体の
    製造方法。 11、前記接着層の層厚が50〜500μmの範囲であ
    る特許請求の範囲第7項に記載の口腔粘膜貼付用構成体
    の製造方法。 12、前記表層および/または前記接着層が薬効成分を
    含有する特許請求の範囲第7項に記載の口腔粘膜貼付用
    構成体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0781550A1 (fr) * 1995-12-29 1997-07-02 Adir Et Compagnie Composition pharmaceutique bioadhésive pour la libération contrÔlée de principes actifs
WO2021015241A1 (ja) * 2019-07-22 2021-01-28 東洋化学株式会社 粘膜粘着フィルム

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