JPS6316734B2 - - Google Patents

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JPS6316734B2
JPS6316734B2 JP12832579A JP12832579A JPS6316734B2 JP S6316734 B2 JPS6316734 B2 JP S6316734B2 JP 12832579 A JP12832579 A JP 12832579A JP 12832579 A JP12832579 A JP 12832579A JP S6316734 B2 JPS6316734 B2 JP S6316734B2
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JP
Japan
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image
insulating layer
holding member
image holding
resin
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JP12832579A
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JPS5651754A (en
Inventor
Tomohiro Kimura
Hiroshi Ito
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は静電像および/またはトナー画像を保
持するための像保持部材に関する。 トナー画像や静電像が形成される像保持部材と
しては電子写真感光体とその他の像保持部材とが
ある。 電子写真感光体は、所定の特性を得るため、あ
るいは適用される電子写真プロセスの種類に応じ
て種々の構成をとるものである。電子写真感光体
の代表的なものとして、支持体上に光導電層が形
成されている感光体および表面に絶縁層を備えた
感光体があり、広く用いられている。支持体と光
導電層から構成される感光体は、最も一般的な電
子写真プロセスによる、即ち、帯電、画像露光お
よび現像、更に必要に応じて転写による画像形成
に用いられる。また、絶縁層を備えた感光体につ
いて、この絶縁層は、光導電層の保護、感光体の
機械的強度の改善、暗減衰特性の改善、または、
特定の電子写真プロセスに適用されるために設け
られるものである。このような絶縁層を有する感
光体または、絶縁層を有する感光体を用いる電子
写真プロセスの代表的な例は、例えば、米国特許
第2860048号公報、特公昭41−16429号の公報、特
公昭38−15446号公報、特公昭46−3713号公報、
特公昭42−23910号公報、特公昭43−24748号公
報、特公昭42−19747号公報、特公昭36−4121号
公報、などに記載されている。 電子写真感光体には所定の電子写真プロセスに
適用されて、静電像が形成され、この静電像は現
像されて可視化される。 その他の像保持部材の代表的ないくつかは次に
説明される。 (1) 例えば、特公昭32−7115号公報、特公昭32−
8204号公報、特公昭43−1559号公報に記載され
ているように、電子写真感光体の繰返し使用性
の改善の目的で電子写真感光体に形成された静
電像を他の像保持部材に転写して現像を行い、
次いでトナー画像は記録体に転写される。 (2) または電子写真感光体に形成された静電像に
対応させて他の像保持部材に静電像を形成させ
る他の電子写真プロセスとして、例えば、特公
昭45−30320号公報、特公昭48−5063号公報、
特開昭51−341号公報などに記載されているよ
うに、多数の微細な開口を有するスクリーン状
の電子写真感光体に所定の電子写真プロセスに
よつて静電像を形成し、この静電像を介して他
の像保持部材にコロナ帯電処理を行うことによ
り、コロナのイオン流を変調させて静電像を他
の像保持部材に形成させて、これをトナー現像
して記録体に転写させて最終画像を形成するプ
ロセスが挙げられる。 (3) また、他の静電像形成プロセスによれば、
(多)針電極に電気信号を印加して像保持部材
表面に、電気信号に応じた静電像を形成できる
ものであります。 (1)〜(3)のような電子写真プロセスに用いられる
像保持部材は静電保持面が絶縁性であればよく、
光導電層を必要としない。 このように、像保持部材である電子写真感光体
または光導電層を備えていない部材であつて、静
電像又はトナー画像を保持するための像保持部材
は適用される電子写真プロセスに応じた電気特性
が要求されるが、そればかりでなく、像保持部材
の耐久性およびクリーニング性も重要な性質であ
る。耐久性は像保持部材を繰返し使用する場合に
要求される性質であり、クリーニング性は保持部
材の表面に付着し、残留するトナーの除去の容易
性を決める性質であり、鮮明な画像の形成、更に
は、クリーニング手段の損傷防止に著しく影響を
与えるものである。このために、像保持部材の耐
久性、クリーニング性を改善するために耐久性お
よびクリーニング性に優れた絶縁層が望まれる。 このために、従来、絶縁層中に潤滑剤を分散含
有させることが提案されている。この場合、潤滑
剤を特に熱可塑性樹脂に分散含有させることがよ
り潤滑効果が大きいのであるが、潤滑剤を熱可塑
性樹脂溶液に均一に分散混合して塗布により絶縁
層を形成することについて、塗工性の良好な分散
液が得られにくく、良好な絶縁層を形成できなか
つたものである。 しかして、本発明は、この点を解決して、表面
潤滑性に優れ、その結果、耐久性およびクリーニ
ング性に優れ、且つ塗膜形成された絶縁層を備え
た像保持部材を提供することを主たる目的とす
る。 本発明は、熱可塑性樹脂およびポリビニルブチ
ラール樹脂に固体の潤滑剤を分散してなる表面絶
縁層を有することを特徴とする像保持部材であ
る。 本発明においては、ポリビニルブチラール樹脂
を加えることによつて、熱可塑性樹脂中に潤滑剤
が理想的に分散含有する絶縁層を形成し得たもの
である。ポリビニルブチラール樹脂を用いること
の他の長所の1つは、他の多くの分散剤と称せら
れる各種界面活性剤と較べて、絶縁層の電気抵抗
を低下させないこと、従つて画像性に悪影響を及
ぼさないことである。 本発明に用いられる潤滑剤としては潤滑作用の
ある粉体が適宜用いられる。 代表的な潤滑剤としては、ポリエチレン、ポリ
テトラフルオロエチレン、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリ弗化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、
ステアリン酸金属塩、パラフインワツクス・タル
ク等の実質的に一般溶剤に不溶性のものが挙げら
れる。潤滑剤の粒径は一次粒径で約20μ以下が好
適である。 絶縁層の形成に用いられる熱可塑性樹脂として
は、ポリエステル、フエノオキシ、ポリスチレ
ン、塩化ビニール、セルロース、酢酸ビニル、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアクリル酸
エステル、ポリオレフイン、酢酸ビニル−アクリ
ル共重合体、熱可塑性ウレタンなどが挙げられ
る。特に電気絶縁性、成膜性に優れている塩化ビ
ニル、酢酸ビニル共重合体が推奨される。ポリビ
ニルブチラール樹脂はポリ酢酸ビニルを鹸化して
得られたポリビニルアルコールにブチルアルデヒ
ドを反応させて作られたものであるがポリビニル
アルコールを完全にブチラール化することは不可
能であり、最高ブチラール化度は81.6mol%
(86.47wt%)である。したがつてポリビニルブチ
ラール樹脂として現在市販されているものを使用
する場合、ブチラール化度は58〜75mol%のもの
を適用する。ポリビニルブチラールの添加量は分
散媒となる樹脂固形分に対してwt%で、0.1%〜
50%、望ましくは1%〜10%が好適である。ポリ
ビニルブチラール樹脂の少量添加によつて、樹脂
の塗上性が改良され、均一な潤滑剤分散層を塗布
形成することができる。 潤滑剤の添加量は適宜設定されるが通常分散媒
となる熱加塑性樹脂100重量部に対して0.5〜90重
量部、特には5〜50重量部が好適である。さらに
潤滑剤の分散方法には通常使用される分散機を用
いることができる。例えばロールミル、サンドミ
ル、アトライター、コロイドミル、ニーダーホモ
ジナイザー、高速インペラー、超音波分散、等で
ある。分散時間は潤滑剤量、総液量、等、分散機
の能力により適宜決定され分散粒子がグラインド
ゲージ等により、所望の粒径になるまで分散時間
を調整する。かくして得られた塗料は像保持部材
において潤滑性に優れた絶縁層を形成することが
できる。像保持部材が電子写真感光体である場合
の最も代表的な構成は、光導電層が支持体と絶縁
層との間にある積層体である。支持体は、ステン
レス、銅、アルミニウム、錫などの金属板、紙、
樹脂フイルムなどの任意の材料から形成される。
支持体は必要に応じて省略される。 光導電層は、S、Se、PbO、及びS、Se、
Te、As、Sb等を有した合金や金属間化合物等の
無機光導電材料を真空蒸着して形成される。また
スパツタリング法による場合、ZnO、CdS、
CdSe、TiO2等の高融点の光導電物質を支持体に
付着させて光導電層とすることもできる。また塗
布により光導電層を形層する場合、ポリビニルカ
ルバゾール、アントラセン、フタロシアニン等の
有機光導電材料、及びこれらの色素増感やルイス
酸増感をしたもの、さらにこれらの絶縁性バイン
ダーとの混合物を用い得る。またZnO、CdS、
TiO2、PbO等の無機光導電体の絶縁性バインダ
ーとの混合物も適する。なお絶縁性のバインダー
としては、各種樹脂が用いられる。光導電層の厚
さは、使用する光導電物質の種類や特性にもよる
が一般には、5〜100μ、特には10〜50μ程度が好
適である。絶縁層と光導電層との間に必要に応じ
て他の樹脂層が介在されてもよい。 また、像保持部材が光導電層を有していない場
合の最も代表的な構成は、支持体上に絶縁層を形
成してなるものである。 一般に、像保持部材の保護及び耐久性、暗減衰
特性の改善等を主目的として絶縁層を付設する場
合には絶縁層は比較的薄く設定され、像保持部材
を特定の電子写真プロセスに用いる場合に設けら
れる絶縁層は比較的厚く設定される。通常、絶縁
層の厚さは、5〜70μ、特には、10〜50μに設定
される。 実施例 1 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂(商品
名:VMCH、UCC製)のメチルエチルケトン30
%溶液を作成し、ポリテトラフルオロエチレン
(商品名:ルブロンL−2、ダイキン工業(株)製)
微粉末を混入し、それぞれ分散剤を加え、磁製ボ
ールミルにより5日間分散し、50μ厚の硬質Al箔
に浸漬し、塗布を行ない7μ厚の塗膜を形成し、
その分散液の状態、塗膜の状態を調べた。 分散剤には次のものを用いた。 フツ素系界面活性剤(商品名:フロラード
FC430、住友スリーエム社) フツ素系界面活性剤(商品名:フロラード
FC431、住友スリーエム社) フツ素系界面活性剤(商品名:デイスパロン
201 SP、楠本化成) フツ素系界活性剤(商品名:デイスパロン
4200、楠本化成) ポリビニルブチラール(商品名:エスレツク
BM−1、積水化学) ポリビニルブチラール(商品名:エスレツク
BLS、積水化学)
【表】
【表】 次に、試料4〜7について静電特性を川口電機
製エレクトロスタテイツクペーパーアナライザー
により調べた。 結果は次の表の通りである。
【表】 次に試料4〜7について高湿(85%)下20時間
放置後の表面電位特性を調べた。 結果は次の通りである。
【表】 以上の結果より樹脂粉体を樹脂液に分散させる
場合、分散剤の選択が極めて限られており、しか
も表面の絶縁抵抗を低下させる原因ともなつてい
る。 一方、本発明におけるブチラール樹脂では分散
性の向上と高湿下における絶縁抵抗の変化が極め
て少ないものであることが実証された。 実施例 2 160mmφ、340mm長のAlシリンダーに感光層と
して使用するCdS−バインダーを浸漬塗布により
膜厚40μに塗布し乾燥した。 得られた感光層上にポリビニルアルコール水溶
液を浸漬により被ふくし乾燥し、上塗の溶剤侵透
防止層を設けた。 この膜厚は4μであつた。 得られた光導電体ドラム上に光硬化型ウレタン
樹脂(商品名:CK−8、関西ペイント)を用い
て浸漬法により塗布し、塗剤(MEK)を乾燥後
80w/cm2高圧水銀灯で回転硬化させ、15μの絶縁
層を形成させた。 以上の感光ドラムを作成した。 次に塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂(商
品名:VMCH UCC製)をMEKに溶解し、30%
濃度の溶液を作成し、次表の配合により磁製ボー
ルミルに投入し、約5日間分散を行なつた。
【表】 分散液を100C.P.S.(20℃)に調整し、先の感光
ドラム表面に浸漬塗布を行ない感光ドラムを完成
させた。このドラムに対して一次DC帯電、二
次AC除電同時露光全面照射、トナーによる乾
式現像、ウレタンゴムのクリーニングブレード
(硬度70゜、絶縁層表面に対する角度30゜、ブレー
ド荷重2.0Kg)によるクリーニング処理プロセス
で、感光ドラムの潤滑性、画像性、耐久性を試験
した結果、60000回転後でもブレードエツジの摩
耗、破損、絶縁層上のクリーニング傷等はほとん
ど確認できなかつた。又、形成されたトナー画像
には非画像部においてトナーの付着している黒点
は観察されなかつた。 実施例 3〜5 下記の組合わせにおいても良好な分散性及び電
位特性を示した。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 静電像又はトナー画像を保持する像保持部材
    において、熱可塑性樹脂およびポリビニルブチラ
    ール樹脂に固体潤滑剤を分散してなる表面絶縁層
    を有することを特徴とする像保持部材。
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