JPH0255364A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH0255364A
JPH0255364A JP20626488A JP20626488A JPH0255364A JP H0255364 A JPH0255364 A JP H0255364A JP 20626488 A JP20626488 A JP 20626488A JP 20626488 A JP20626488 A JP 20626488A JP H0255364 A JPH0255364 A JP H0255364A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真感光体に関し、よシ詳しくは表面層が
含フッ素樹脂粉体を含み、その下の感光層が酸化防止剤
を含む電子写真感光体に関する。
〔従来の技術〕
電子写真感光体は、適用される電子写真プロセスに応じ
た所定の感度、電気物性、光学特性を備えていることが
要求され、更にくり返し使用される電子写真感光体にあ
っては、その電子写真感光体の表面層、即ち支持体よシ
最も離隔する層にはコロナ帯電、トナー現像、紙への転
写、クリーニング処理などの電気的、機械的外力が直接
に加えられるため、それらに対する耐久性が要求される
具体的には摺擦による表面の摩耗やキズの発生、また高
湿下においてコロナ帯電時に発生するオゾンによる表面
の劣化等に対する耐久性が要求されている。さらにトナ
ー現像、クリーニングのくシ返しによる表面層へのトナ
ー付着という問題もあシ、これに対しては表面層のクリ
ーニング性を向上させることが求められている。上記の
ような表面層に要求される緒特性を満足させるために稽
々の方法が検討されており、その中でも含フッ素樹脂粉
体を分散させた樹脂層を電子写真感光体の表面に設ける
ことが特に効果的である。
含フッ素樹脂粉体を分散させた樹脂層を電子写真感光体
の表面に設けることによシ、キズ、表面クリーニング性
、摩耗等における耐久性が向上し又電子写真感光体表面
の撥水性、離型性が向上するので高湿下での表面劣化の
防止に対しても有効である。
一方、電子写X感光体は、その適用される電子写真プロ
セスに従がって使用される際に、そのプロセスから受け
る物理的な衝撃の他に、く〕返し露光による疲労を受け
、あるいはコロナ放電によシ生成したオゾンや窒素酸化
物等にさらされている0%にオゾンや窒素酸化物は電子
写真感光体表面の電荷輸送材料に直接化学的に作用して
表面の抵抗力を低下させ、画像に影響を与える。これを
防止する為には、酸化電位の高い電荷輸送材料を用いて
、前記のオゾンや窒素酸化物と反応しにくいようにして
やることが効果的である。
しかし、特に窒素酸化物について言うならば、ガス状態
で電子写真感光体に作用するほかに、空気中の水分と結
合して硝酸の形態で電子写真感光体に作用する。
特にコロナ帯電器付近においては硝酸の発生量が多く、
これがコロナ帯電機に付着し、機械を長時間休止してい
る間に電子写真感光体上に移動し、さらに電子写真感光
体内部に進入し、支持体まで達するためこの帯電器下の
部分では帯電能の低下や感度変化を起こし、他の部分と
は異なる特性を持ってしまうという現象を引き起こして
いた。
これらの現象が生じないようにするために従来から表面
層中に酸化防止剤を添加して電子写真感光体内部に侵入
してくるオゾンあるいは硝酸等を不活性化させる検討が
なされてきておシ、良い効果をあげてきた。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記二種類の技術を組み合わせるならば、機械的特性、
表面潤滑性、耐湿性に優れた電子写真感光体ができあが
るはずである。しかし現実罠は必ずしも良いものができ
るとは限らない、なぜならば、ここで取りあげている含
フッ素樹脂粉体はバインダー樹脂中に分散させる際に極
めて分散性が悪く、均一に分散させる為には分散助剤と
して界面活性剤等を使用することがほぼ不可欠であると
いって良い。
ところが電子写真感光体の同一層内に、この界面活性剤
と、酸化防止剤の両者が混在する場合にはそれらの相互
作用によシミ子写真感光体の電子写真特性に悪影響を及
ぼして、例えば感度の低下、残留電位の増加、耐久によ
る電位変動量の増加等を引き起こす。
本発明の目的は、上記の欠点を克服し、<9返し使用の
際の摺擦による表面の摩耗やキズの発生に対する耐久性
、耐湿性を有し、かつ前記の硝酸等に起因する部分的な
帯電能ムラ、感度ムラによる画像ムラを生じることのな
い電子写真感光体を提供することである。
また本発明の他の目的は、くり返し電子写真プロセスに
おいて高品位で、特に高感度の電子写真感光体を提供す
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では、このような目的に従がって検討を重ねた結
果、含フッ素樹脂粉体を含有するが酸化防止剤を含有し
ない表面層と、フェノール系酸イト防止剤を含有する次
層との積層構造から成る電子写真感光体を提供すること
により前記課題の解決が可能となった。
即ち本発明は導電性支持体、感光層及び表面層を有する
電子写真感光体であって、該表面層がバインダー及びそ
の中に分散した含フッ素樹脂粉体を含むが酸化防止剤を
含まず、また積層型感光層の該表面層と接する側の層又
は単層型感光層がフェノール系酸化防止剤を含む電子写
真感光体である。
本発明においては含フッ素樹脂粉体として四7ツ化エチ
レン、三フッ化塩化エチレン、エチレン・六7ツ化グロ
ビレン、7ツ化ビニル、フッ化ビ二すデン、ニフッ化二
塩化エチレン、トリフルオログロビルメチルジクロルシ
ラン等の重合体、又はこれらの共重合体、あるいはこれ
らと塩化ビニルとの共重合体の樹脂粉体を適宜用いるこ
とができ、特に、四フッ化エチレン樹脂、フ、化ビニリ
デン樹脂が好ましい、樹脂の分子量や粉体の粒径は、形
成する塗膜の均一性に影響を与えない範囲において選択
される。具体的には平均粒径2μ以下、好ましくは1μ
以下である。
分散される含フッ素樹脂粉体の含有率は適当には表面層
の全固形分基準で1〜50重量%である。
含有率が1チよシ少ない場合は十分な動量が得られず、
又50チを越える場合は電子写真特性に影響が出る。
分散に用いるバインダー樹脂は成膜性のある高分子であ
ればいかなるものでもよいが、単独で用いてもある程度
の硬さを有すること、キャリア輸送を妨害しないこと等
の点から、ポリメタクリル酸エステル、ポリカー2ネー
ト、ボリアリレート、ポリエステル、?リサルホン、塩
化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン等が好ま
しい。
この含フッ素樹脂粉体をバインダー中に分散させた表面
層は必ずしも保護層としてだけ扱う必要はない、すなわ
ちこの表面層は電荷輸送材料を含有して電荷輸送層の一
部として、または電荷発生材料を含有して電荷発生層の
一部として機能することが可能であシ、この表面層のす
ぐ下の電荷輸送層又は電荷発生層と同じ電荷輸送材料/
バインダーの比率又は電荷発生材料/バインダーの比率
とすることもできる。含有させる電荷輸送材料又は電荷
発生材料の量は電子写真感光体の性能によって適宜選択
することができる。表面層に電荷輸送材料又は電荷発生
材料を含有させた場合でも含7、素樹脂粉体の効果は十
分に発揮される。
本発明の電子写真感光体においては、感光層は単層型で
あってもよく、また電荷発生層と電荷輸送層に機能分離
した積層型であってもよい、また積層型の場合には導電
性支持体、電荷発生層、電荷輸送層及び表面層がとの順
序で積層されていても、あるいは電荷発生層と電荷輸送
層の順序が逆になっていてもよい。
本発明においてはフェノール系酸化防止剤は、感光層が
単層型の場合には感光層全体に含有され、積層型の場合
には表面層と接する側の層、例えば導電性支持体、電荷
発生層、電荷輸送層、表面層の順序で積層されている時
には電荷輸送層中に含有される。しかし電荷輸送層及び
電荷発生層の両方に含有されていてもよい。
フェノール系酸化防止剤の添加量は添加される層中の電
荷輸送材料に基づいて0.1〜10モルチであることが
好ましい。0.1モルチよシ少ない場合は十分な効果が
得られず、10モルチを越える場合には、電子写真特性
に悪影響を及ぼす。
本発明で用いることのできるフェノール系酸化防止剤と
しては次にあげるものがある:本発明の電子写真感光体
を製造する場合、導電性支持体としては導電性を有する
ものであれば何れのものでもよく、例えばアルミニウム
、ステンレスなどの金属の、あるいは導電性物質を単独
で又は適当なバインダー樹脂と共に塗布して導電層を設
けたグラスチック、紙などの円筒状シリンダーまたはフ
ィルムが用いられる。これらの導電性支持体の上にはバ
リヤー機能と下引機能をもつ下引層(接着層)を設ける
こともできる。下引層は感光層の接着性改良、塗工性改
良支持体の保護、支持体上の欠陥の被覆、基体からの電
荷注入性改良、感光層の電気的破壊に対する保護などの
ために形成することができる。
下引層の材料としては、ポリビニルアルコール、ポリ−
N−ビニルイミダゾール、ポリエチレンオキシド、エチ
ルセルロース、メチルセルロース、エチレン・アクリル
酸コポリマー、カゼイン、ボリア建ド、共重合ナイロン
、ニカワ、ゼラチン等が知られている。これらはそれぞ
れに適した溶剤に溶解されて支持体上に塗布される。そ
の膜厚は0、2〜2.0μ程度である。
電荷発生材料としてはピリリウム系、チアピリリウム系
染料、フタロシアニン系顔料、アンドアントロン顔料、
ジペ、ンズピレンキノン顔料、ピラントロン顔料、トリ
スアゾ顔料、シスアゾ顔料、アゾ顔料、インジゴ顔料、
キナクリドン系顔料、非対称キノシアニン、キノシアニ
ンなどを用いることができる。
電荷輸送物質としてはピレン、N−エチルカルバゾール
、N−インプロピルカルバゾール;N−メチル−N−フ
ェニルヒドラジノ−3−メチリアン−9−エチルカルバ
ソール、 N、N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリ
アン−9−エチルカルバゾール、 N、N−ジフェニル
ヒドラジノ−3−メチリアン−10−エチルフェノチア
ジン、 N、N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリア
ン−10−エチルフェノキサジン、p−ジエチルアミノ
ベンズアルデヒド−N、N−ジフェニルヒドラゾン、p
−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N−α−ナフチル
−N−フェニルヒト2シン、p−ピロリジノベンズアル
デヒド−N、N−ジフェニルヒドラゾン、1.3.3−
 )ジメチルインドレニン−α−アルデヒド−N、N−
ジフェニルヒドラゾン、p−ジエチルベンズアルデヒド
−3−メチルベンズチアゾリノン−2−ヒドラジノ等の
ヒドラゾ7類: 2,5.ビス(p−ジエチルアミノフ
ェニル) −1,3,4−オキサジアゾール、1−フェ
ニル−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p
−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−〔キノリ
ル(2) ) −3−(p−ジエチルアミノスチリル)
−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1
−〔ピリジル(2) :] −3−(p−ジエチルアミ
ノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピ
ラゾリン、1−〔6−メドキシーピリジル(2) −3
−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチ
ルアミノフェニル)、ピラゾリン、1−〔ピリジル(3
) ) −3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−
(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−〔レ
ピジル(2) ) −3−(p−ジエチルアミノスチリ
ル)−5(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、
1−〔ピリジル(2) ) −3−(p−ジエチルアミ
ノスチリル)−4−メチル−5(p−ジエチルアミノフ
ェニル)ピラゾリン、1−〔ピリジル(2) ) −3
−(α−メチル−p−ジエチルアミノスチリル)−5−
(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−フェ
ニル−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−4−メチ
ル−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、
1−フェニル−3−(α−ベンジル−p−ジエチルアミ
ノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピ
ラゾリン、スピロピラゾリン等のピラゾリン類:2−(
P−ジエチルアミノスチリル)−6−ジニチルアミノベ
ンズオキサゾール、2−(p−ジエチルアミノフェニル
)−4−(p−ジメチルアミノフェニル)−5−(2−
クロロフェニル)オキサゾール等のオキサゾール系化合
物;2−(p−ジエチルアミノスチリル)−6−ジニチ
ルアミノペンゾチアゾール等のチアゾール系化合物:ビ
ス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−フェ
ニルメタン等のトリアリールメタン系化合物:1,1−
ビス(4−N、N−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)へブタン、 1,1,2.2−テトラキス(4−N
、N−ジメチルアミノ−2−メチルフェニル)エタン等
のポリアリールアルカン類等を用いることができる。
本発明において7.素樹脂粉体を樹脂溶液中に分散させ
る方法としては、ホモジナイザー ボールミル、振動ゾ
ールミル、サンドミル、アトライター ロールミル等の
方法を用いることができる。
手順としては有機溶剤にバインダー樹脂を溶解しこれに
含フッ素樹脂粉体及び分散助剤を必要量混合し、上記の
分散方法によって分散し、できあがった分散液中に電荷
輸送材料や電荷発生材料を混合すれば良い、!荷発生祠
料が顔料である場合は別途電荷発生材料の分散条件にあ
わせて電荷発生材料のみの分散液を作成し、その後に含
フッ素樹脂粉体の分散液と混合すれば良く、また条件が
許すのであればこの電荷発生材料を含7.素樹脂粉体と
同時に分散させても良い。
本発明の電子写真感光体を製造する腺に、各層を塗布す
る方法としては例えば浸漬コーティング法、スプレーコ
ーティング法、スピンナーコーティング法、ピードコー
ティング法、ブレードコーティング法、カーテンコーテ
ィング法等のコーティング法を用いることができる。こ
こで特にフッ素樹脂粉体を分散させた表面層を塗工する
際に、その下の層とバインダーが同系樹脂の場合又は同
系でなくても一方に使用している溶剤が他方を溶解する
ような場合は、浸漬コーティング法等は使用できない可
能性があシ、その場合にはスプレーコーティング法等が
適している。
表面層の塗工乾燥後の膜厚は目的に応じて適当な厚さと
することができる。特に電荷輸送材料又は電荷発生材料
を含有する系においては表面層がそれぞれ電荷輸送層又
は電荷発生層の働きもするため、一般の保護層等と比較
して厚く塗工しても電子写真特性を劣化させることはな
い。
以下実施例を示す。
実施例1 直径80wxφ、長さ360nのアルミニウムシリンダ
ー支持体上に、6−6.6−6.10−1.2の四元系
ポリアミド共重合体樹脂の5%メタノール溶液を浸漬法
で塗布して0.5μ厚の下引き層を設けた。
次に構造式 の電荷発生材料12部、ポリビニルベンプール樹脂6部
及びシクロヘキサノン60部を、1顛φガラスピーズを
用いたサンドミル装置で20時間分散させた。この分散
液にテトラヒドロフラン120部を加えて混合し、この
混合液を下引き層上に塗布して0.2μの電荷発生層を
形成した。
次に式 で示される電荷輸送材料10部及びビスフェノール2型
ポリカー?ネート樹脂10部をモノクロルベンゼンとジ
クロルメタンとの混合溶媒70部に溶解し、更にこれに
前記の表中の墓35のフェノール系酸化防止剤を電荷輸
送材基準で1モルチ量添加溶解させた。この溶解液を電
荷発生層上に浸漬塗布によシ塗布し、120℃で熱風乾
燥して17μ厚の電荷輸送層を形成した。
次に、平均−欠粒径0.3μの低分子量ポリ四ツ、化エ
チレン粉体5部、分散助剤としてフルオロアルキレート
を側鎖に持つフッ素系のくし型グラフトポリマー0.5
部、及びバインダーとして数平均分子量的20000の
ビスフェノール2型ポリカーゴネート5部をモノクロル
ベンゼン35部と混合し、ゾールミルにて50時間分散
させた。この分散液に、前記の電荷輸送材料52部、ポ
リカーがネート50部、モノクロルベンゼン700部及
びジクロルメタン100部を加え、その生成液をエアス
プレー塗布装置にて電荷輸送層上に塗布し、120℃に
て乾燥して5μの表面層を形成した。
この電子写真感光体を試料1とする。
また、表面層を塗布せずに電荷輸送層を22μ厚とした
ものを試料2、試料1の表面層塗工液を調合する際に後
から加える溶剤の量をモノクロルベンゼン300部、ジ
クロルメタン50部として調合し、さらKこれに加えた
電荷輸送材料の1モルチ量の前記表中の435のフェノ
ール系酸化防止剤を加えて溶解し、この分散調合液を電
荷発生層上に塗布し、120℃で乾燥させて22μ厚の
電荷輸送層としたものを試料3、試料3において電荷輸
送層に酸化防止剤を添加しなかったものを試料4とする
これらの試料1〜4を乾式普通紙複写機に設置し、暗部
電位650V、明部電位130Vとなるよう〈条件を設
定し、eコロナ帯電、画像露光、乾式トナー現像、普通
紙へのトナー転写、ゴムブレードによるクリーニングか
らなる電子写真プμセスを実施し、30000枚耐久後
の画像の評価を行なった。結果は次の通シであった。
次に、耐久使用後のこれらの電子写真感光体を複写機中
で24時間放置した後再び画像の評価を行なったところ
、試料1〜3については放置前と同様の画像が得られた
が、試料4においては:r冒す帯電器に相対する部分の
感度が見かけ上良くなル、ハーフトーン画像を出したと
ころ、その部分が帯状に白くなってしまった。すなわち
30000枚耐久後にキズ、白地部分カプリ及び帯状の
白ヌケ状態のいずれも発生しなかりたのは試料1のみで
あった。
実施例2 実施例1の方法において、含フ、素樹脂粉体ξしてポリ
7ツ化ビニリデン粉体を用い、分散助剤としてパーフル
オロアルキル基部分とアクリル樹脂とからなるフッ素系
プロックポリマーヲ用い、酸化防止剤として前記表中の
426のフェノール系酸化防止剤を用いた場合にも同様
の結果が得られた。
実施例3 801111φX360mのアルミニウムシリンダーを
支持体とし、これに実施例1で用いたポリアミド樹脂の
5%メタノール溶液を浸漬塗布して1μの下引層を設け
た。
次に構造式 で示される電荷発生材料1部及びビスフェノールZWポ
リカーがネート10部をモノクロルベンゼン60部に加
え、この混合物をステンレス製が一ルミルにて72時間
分散させ、さらにこれに実施例1で用いた電荷輸送材料
6部を加えて溶解した。
さらにこの溶液に前記表中437のフェノール系酸化防
止剤を電荷輸送材基準で1.5モルチ添加した。この溶
液を下引き層上に浸漬塗布して15μの感光層を設けた
次に酸化防止剤を添加しなかった以外はこの感光層塗工
液を作る方法と同じ方法及び同じ成分を用い、そしてス
テンレス製ボールミルで分散させる際に更にポリ四ツ、
化エチレン樹脂粉体4部及び分散助剤としてパーフルオ
ロアルキル基とスチレン樹脂とからなるフッ素系クシ型
グラフトポリマー0.4部を同時に加えて分散させ、電
荷輸送材料を含む分散液を作成した。この分散液に更に
モノクロルベンゼンを加えて固型分率1otIJの溶液
とし、これをスプレー塗布装置にて感光層上に塗布し、
120℃で乾燥して5μの表面層を形成した。このよう
にして作成した電子写真感光体を試料5とする。
又、感光層を設ける際に20μ厚とし、表面層を設けな
いものを試料6、試料5において感光層中に酸化防止剤
を添加しなかったものを試料7とする。さらに感光層を
設ける際に感光層中にポリ四フッ化エチレン樹脂粉体と
酸化防止剤の両者を含有させたものを試料8とする。
これらの試料5〜8の電子写真感光体を実施例1の場合
と同様に普通紙複写機に設置し、eコロナ帯電、画像露
光、乾式トナー現像、普通紙への転写、ゴムグレードに
よるクリーニング強露光による表面電位除去の工程によ
シ画像出し耐久試験を行なった。30000枚後の画像
評価を下に示す。
これらの感光体の強露光後の残留電位を測定したところ
次の通シであった。
さらに実施例1と同様にこれらの電子写真感光体を48
時間機械内に放置した後に再び画像出しを行なったとこ
ろ試料5,6.8については放置前と同様の画像が得ら
れたが試料7に関してはコロナ帯電器と対応する部分が
、ハーフトーン画像において白く帯状になっていた。
実施例4 80wφs 36 oiot長のアルミニウムシリンダ
ー支持体上に6−6.6−6.10−1.2の四元系ポ
リアミド共重合体樹脂の5%メタノール溶液を浸漬法て
塗布して0.5μ厚の下引き層を設けた。
次に式 で示される電荷輸送材料12部、ビスフェノールZWポ
リカーがネート10部及び該電荷輸送材料基準で1.5
モルチの量の前記の表中のA10で示される酸化防止剤
をモノクロルベンゼンに溶解し、上記下引き周上に浸漬
塗布して18μ厚の電荷輸送層を形成した。
次に式 で示される電荷発生材料10部及びビスフェノールZ型
?リカーデネート10部をテトラヒドロフラン/シクロ
ヘキサノン=1/1の混合溶媒100部に加え、サンド
ぐルにて電荷発生材料の平均分散粒径が0.1μ以下に
なるまで分散した。この分散液に前記電荷輸送材料5部
及び該電荷輸送材料基準で1.5モル−〇量の前記の表
中の410の酸化防止剤を溶解し、溶解後、スプレー塗
布法にて電荷輸送層上に塗布して3μ厚の電荷発生層を
形成した。さらにポリ四フッ化エチレン粉体2部、実施
例1で用いたフッ素系グラフトポリマー0.2部及びビ
スフェノール2型ポリカーゲネート8部をモノフルルベ
ンゼン/ジクロルメタン= 773の混合溶媒100部
と混合し、ゾールミルにて50時間分散した。この分散
液をスプレー塗布法によシミ荷発生層上に塗布して3μ
厚の保護層を形成した。このようにして作成した感光体
を試料9とする。さらに試料9の保護層を有していない
ものを試料10また試料9において電荷輸送層。
電荷発生層中に酸化防止剤を含まないものを試料11と
した。これらの試料9〜11に対して■コロナ帯電、画
像露光による潜像形成、乾式トナーによる現像、普通紙
へのトナー転写、ウレタンゴムブレードによるクリーニ
ング工程1強露光による残留電位の除去の工程からなる
電子写真プロセスによpioooo枚の画像出し耐久を
行ない、耐久後の画像の評価及び電位の評価を行なった
酸が放置している間に感光体上に移動して支持体まで達
したために白く帯状になったものと考えられる。
この結果から試料9の耐久性が優れていることがわかっ
た。
〔発明の効果〕
本発明の電子写真感光体は1以上に説明したように構成
されているので1機械的特性、表面潤滑性、耐湿性、耐
久性に優れている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、導電性支持体、感光層及び表面層を有する電子写真
    感光体であって、該表面層がバインダー及びその中に分
    散した含フッ素樹脂粉体を含むが酸化防止剤を含まず、
    また積層型感光層の該表面層と接する側の層又は単層型
    感光層がフェノール系酸化防止剤を含むことを特徴とす
    る電子写真感光体。
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