JP2002107986A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JP2002107986A
JP2002107986A JP2000298707A JP2000298707A JP2002107986A JP 2002107986 A JP2002107986 A JP 2002107986A JP 2000298707 A JP2000298707 A JP 2000298707A JP 2000298707 A JP2000298707 A JP 2000298707A JP 2002107986 A JP2002107986 A JP 2002107986A
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undercoat layer
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electrophotographic
particles
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JP2000298707A
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English (en)
Inventor
Fumitaka Minegishi
史隆 嶺岸
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒子を含む下引き層から粒子が脱離すること
を防止し、繰り返し画像を形成しても画像が良好で、耐
刷性に優れた電子写真感光体を提供する。 【解決手段】 導電性基体の上に粒子を含有する下引き
層と感光層とをこの順で積層してなる電子写真感光体で
あって、下引き層が感光層によって覆われるよう形成さ
れている電子写真感光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体に
関し、より詳しくは粒子を含む下引き層を有し、特殊な
層構成を有する電子写真感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体(感光ドラムなど)は、
通常帯電工程−露光工程−現像工程−転写工程−クリー
ニング工程−除電露光工程からなる電子写真プロセスに
従って画像形成装置内で処理される。画像形成装置内で
は感光ドラムの表面が前述の電子写真プロセスを実施す
るいくつかの装置と接触する。例えば、転写工程では、
現像されたトナー像を紙などの被転写体に転写する際、
その被転写体が感光ドラムの表面と接触しながら、送り
出される。また、クリーニング工程では、クリーニング
手段としてブレードや、ブラシなどが用いられており、
ブレードやブラシが感光ドラムの表面に接触し、感光ド
ラム上のトナーをクリーニングする。さらに、現像ロー
ラの両端部にスペーサーを設けた現像装置を用いた場合
では、そのスペーサーが感光ドラムに接触しており、コ
ピー画像を得るたびに感光ドラムがスペーサーによって
擦られる。
【0003】電子写真感光体には、導電性基体と感光層
との電気伝導度を制御し、また、導電性基体と電荷発生
層の間との接着力を向上させるために、下引き層が設け
られる場合がある。しかし、中間層を設けた場合であっ
ても電荷発生層と電荷輸送層がその端部から膜剥離を生
じる。かかる問題を解決するため、特開昭59−184
359号公報には、感光層の端部が中間層の端部より内
側に設けるようにして電子写真感光体を形成する方法が
記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
59−184359号公報に記載の発明では、酸化チタ
ン等の粒子を含む下引き層を用いた場合、下引き層が露
出しているため、画像を形成等する際に下引き層がすら
れて、下引き層の表面に存在する粒子が脱離し、電子写
真感光体表面を汚すという問題点があった。さらに、か
かる電子写真感光体では、画像を形成した際に画像に黒
点を生ずるという問題があった。
【0005】本発明の第一の目的は、粒子を含む下引き
層から粒子が脱離することを防止した新規な電子写真感
光体を提供することにある。
【0006】本発明の別の目的は、繰り返し画像を形成
しても画像が良好で、耐刷性に優れた電子写真感光体を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、導電性基
体の上に粒子を含有する下引き層と感光層とをこの順で
積層してなる電子写真感光体であって、下引き層が感光
層によって覆われるよう形成されている電子写真感光体
によって達成される。このように、下引き層を感光層が
覆うことによって、下引き層から粒子が脱離することを
防止し、かつ、下引き層による電気伝導度制御性、接着
性を維持することが可能となる。特に粒子として酸化チ
タンを用い、酸化チタンを有機ケイ素化合物で表面処理
したものと、ポリアミドとを具備する下引き層に本発明
を用いれば、下引き層の電気伝導性御性や、接着性を維
持しつつ粒子(酸化チタン)が脱離することを防止する
ことが可能となる。また、本発明は、画像を形成する際
の、電子写真感光体が回転する回転速度が150mm/
秒以上5000mm/秒以下と比較的高速である画像形
成装置に好適に用いることが可能である。電子写真感光
体の回転速度が高速であれば、下引き層がすれる際に、
下引き層から粒子がより容易に脱離するからである。ま
た、このように電子写真感光体が高速回転する画像形成
装置にもちいられる電子写真感光体の感光層(電荷発生
層)には、高感度を得るためY型チタニルオキシフタロ
シアニンが用いられることが多く、かかる場合に特に本
発明は有効に用いられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子写真感光体に
ついて説明する。
【0009】電子写真感光体は、導電性基体上に下引き
層と感光層とをこの順で積層してなる。感光層は、電荷
発生層と電荷輸送層が別に構成されたいわゆる積層型の
ものと、一つの層からなる単層型のものがあるが、感度
等の観点からは積層型の電子写真感光体が好ましい。感
光層と、導電性基体の間には、下引き層が設けられてい
る。また、感光層の外面には、表面保護層が設けられて
いても良い。
【0010】電子写真感光体には、円筒状アルミニウム
基体の上に感光層等を形成した円筒状電子写真感光体:
感光体ドラムや、かとう性のあるプラスチックのシート
上にアルミニウムを蒸着し、その上に感光層等を形成し
たシート状の電子写真感光体が存在する。以下、円筒状
アルミニウム基体を用いた円筒状電子写真感光体に基づ
いて本発明を説明するが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
【0011】電荷発生層は、電荷発生剤と結着樹脂とを
具備し、電荷発生層用の塗布液は、電荷発生剤と結着剤
と分散媒とを具備する。
【0012】電荷発生剤としては、セレン及びその合
金、ヒ素−セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛、その他
の無機光導電体、フタロシアニン類、アゾ系、キナクリ
ドン系、多環キノン系、ペリレン系、インジゴ系、スク
アリリウム色素系、アズレニウム色素系、チアピリリウ
ム系、ベンズイミダゾール系などの有機顔料を使用する
ことができる。特に銅、塩化インジウム、塩化カリウ
ム、スズ、オキシチタニウム、亜鉛、バナジウムなどの
金属、またはその酸化物や塩化物の配位したフタロシア
ニン類、無金属フタロシアニン類、または、モノアゾ、
ビスアゾ、トリスアゾ、ポリアゾ類などのアゾ顔料が好
ましい。これらのうちアゾ顔料又はフタロシアニン類が
より好ましく、オキシチタニウムフタロシアニンがより
好ましく、いわゆるY型オキシチタニウムフタロシアニ
ンが高感度を得ることができるため特に好ましい。な
お、電荷発生剤は、単独で用いても2種以上を含んで用
いても良い。例えば、いわゆるY型オキシチタニウムフ
タロシアニンと、いわゆるβ型オキシチタニウムフタロ
シアニンやα型オキシチタニウムフタロシアニンの混合
物を電荷発生剤として用いてもよい。
【0013】いわゆるY型オキシチタニウムフタロシア
ニンは、CuKα線によるX線回折においてブラッグ角
(2θ±0.2)27.3度、9.2度、14.3度、
及び24.0度に回折ピークを示すものである。
【0014】分散媒としては、種々の溶媒を用いること
が可能である。例えば、ジエチルエーテル、ジメトキシ
エタン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン
等のエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン等のケ
トン類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;メタ
ノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類を
単独あるいは2種以上混合して使用することができる。
【0015】用いる分散媒の量は、分散が充分行え、且
つ分散液中に有効量の電荷発生剤が含まれる限りいかな
る量でもよく、通常は分散時の分散液中の電荷発生剤の
濃度にして3〜20wt%、より好ましくは4〜20w
t%が好ましい。
【0016】結着樹脂としては、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルアセタール、ポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリスチレン、ポリエステルカーボネート、ポ
リスルホン、ポリイミド、ポリメチルメタクリレート、
フノール樹脂、ブチラール樹脂、ポリ塩化ビニル等のビ
ニル重合体、及びその共重合体、フェノキシ、エポキ
シ、シリコーン樹脂等またこれらの部分的架橋硬化物等
を単独あるいは2種以上用いることができる。
【0017】結着樹脂と電荷発生剤粒子との混合方法と
しては、例えば、電荷発生剤粒子を分散処理中に結着樹
脂を粉末のまま、或いはそのポリマー溶液を加え同時に
分散する方法、分散液を結着樹脂のポリマー溶液中に混
合する方法、或いは逆に分散液中にポリマー溶液を混合
する方法等のいずれの方法を用いてもかまわない。
【0018】次に、ここで得られた分散液は、塗布をす
るのに適した液物性にするために、種々の溶剤を用いて
希釈してもかまわない。このような溶剤としては、例え
ば前記分散媒として例示した溶媒を使用することができ
る。電荷発生剤と結着樹脂との割合は特に制限はないが
一般には樹脂100重量部に対して電荷発生剤が5〜5
00重量部の範囲より使用される。
【0019】電荷移動層は、電荷発生剤と結着樹脂とを
具備し、電荷移動層用塗布液は、電荷発生剤と結着樹脂
と分散媒とを具備する。
【0020】電荷移動剤としては、例えば、2,4,7−ト
リニトロフルオレノン、テトラシアノキシジメタンなど
の電子吸引性物質、セルバゾール、インドール、イミダ
ゾール、オキサゾール、ピラゾール、オキサジアゾー
ル、ピラゾリン、チアジアゾールなどの複素環化合物、
アニリン誘導体、ヒドラゾン化合物、芳香族アミン誘導
体、スチルベン誘導体、或いはこれらの化合物からなる
基を主鎖もしくは側鎖に有する重合体などの電子供与性
物質が挙げられる。電荷移動層についても電荷発生層と
同様の結着樹脂等を用いることができる。特に、電荷移
動層との相溶性の高い結着樹脂を用いることが好まし
い。電荷移動剤と結着樹脂との割合は結着樹脂100重
量に対して電荷移動物質が5〜500重量部の範囲によ
り電荷移動層用の分散液が調整される。
【0021】このようにして調製された分散液を用い
て、導電性支持体上に電荷発生層を形成させ、その上に
電荷移動層を積層させて感光層を形成する。電荷発生層
の膜厚は電荷移動層と積層させて感光層を形成する場合
0.1μm〜10μmの範囲が好適であり、電荷移動層
の膜厚は10〜40μmが好適である。
【0022】本発明において用いられる電子写真感光体
の導電性基体としては、特に限定されるものではないが
アルミニウムまたはアルミニウム合金が好適に使用され
る。アルミニウム製導電性基体の材質としては、例え
ば、JIS1050、JIS1070、JIS1080
等の純アルミニウムまたは、AL−Mg系合金、AL−
Cu系合金、AL−Si系合金、AL−Mg−Si系合
金、AL−Cu−Si系合金等の種々のアルミニウム合
金が挙げられ、より好ましくはAL−Mn系合金である
JIS3003、AL−Si系合金であるJIS606
3等が挙げられる。なお、本発明において「アルミニウ
ム」という時はアルミニウム合金と分けて表現しない限
り、通常、アルミニウム合金も含めた総称を表す。
【0023】これらのアルミニウム製導電性基体の製造
法は特に限定されないが、アルミニウムビレットをポー
トホール法、マンドレル法等により押し出し管に加工
し、続いて所定の肉厚、外径寸法の円筒とするため、引
き抜き加工、インパクト加工、しごき加工、あるいは切
削による鏡面加工を行うことで作ることができる。導電
性基体表面には引き抜き油、切削油、防錆油、空気中の
各種塵埃等が付着しているため、通常、光導電層を形成
する前に洗浄処理が行われる。
【0024】導電性支持基体の直径(後述のφmm)と
しては、感光体ドラムが用いられる画像形成装置に合わ
せて製造されるが、5mm〜500mmがよく、10m
m〜200mmがよりよく、具体的には、10mm、1
5mm、17mm、20mm、30mm、60mm、8
0mm、100mm、150mmがあげられる。
【0025】下引き層は、粒子と結着樹脂より構成され
る。結着樹脂としては、ポリビニルブチラール等のポリ
ビニルアセタール、セルロース、ポリアミド、エポキ
シ、ウレタン、アクリル酸、メタクリル酸等の熱可塑性
樹脂、あるいは熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂が挙げられ
るが、基体との接着性、耐溶剤性、電気的バリア性、塗
工性、乾燥性等から、アルコール可溶性樹脂が好まし
く、特にアルコール可溶性ポリアミド樹脂が好ましい。
その中でも下引き層としての性能、塗布液の安定性及
び、下引き層と導電性基体との接着性の面で、ジアミン
成分を構成成分として有する共重合ポリアミド樹脂が特
に好ましい。
【0026】粒子は、下引き層の要求特性を満足させる
ために加えられる。粒子としては、金属酸化物等の無機
粒子があげられる。特に、疎水化のための表面処理を施
された金属酸化物が好ましい。
【0027】金属酸化物の表面処理は、乾式法及び湿式
法のいずれでも行うことが出来る。乾式法による場合
は、母体の金属酸化物をヘンシェルミキサー、スーパー
ミキサーなどのような高速撹拌機に仕込み、高速撹拌し
ながらこれに表面処理剤の溶液を滴下ないしは噴霧して
均一に付着させたのち、あるいはスプレーにより添加
し、均一になるように撹拌した後、乾燥させれば良い。
また湿式法による場合は、溶媒中に母体の酸化チタンと
表面処理剤とを加え、ボールミル、コボールミル、サン
ドグラインドミル、パールミル等のビーズミルにより分
散処理した後、溶媒を蒸発させればよい。両法とも、処
理中又は処理後に100℃から200℃位で焼き付けを
行い、金属酸化物と表面処理剤の結合をより強固なもの
とするのが好ましい。
【0028】表面処理剤としては、有機ケイ素化合物が
好ましく、メチル水素ポリシロキサンなどのポリシロキ
サン類や、メチルジメトキシシランなどのシラン類を好
適に用いることが可能となる。これらのうちで、メチル
水素ポリシロキサンとメチルジメトキシシランが特に好
ましい。
【0029】金属酸化物粒子の平均一次粒子径として
は、0.1nm以上1000nm以下のものが、特性及
び塗布液の分散安定性の面で好ましく、1nm以上10
0nm以下のものがより好ましく、10nm以上70n
m以下であればさらに好ましく、20nm以上50nm
以下であれば特に好ましい。
【0030】金属酸化物の中でも、酸化チタン粒子が下
引き層の特性向上にとって好ましい。酸化チタン粒子
は、結晶質又は非晶質のいずれであっても良い。結晶質
酸化チタンの結晶型はルチルが最も一般的であるが、ア
ナターゼ、ブルッカイトなどであってもよい。
【0031】また、上記の有機金属化合物で表面処理さ
れた金属酸化物粒子は、上記処理剤以外に例えば、アル
ミナ、シリカ、ジルコニア等の無機物で処理されていて
もよい。有機金属化合物処理された金属酸化物粒子と、
結着樹脂の比は任意に選択できるが、特性及び塗布液の
安定性の面から、粒子/結着樹脂の重量比として、0.
5/1〜10/1の範囲が好ましく、より好ましくは1
/1〜5/1、更に好ましくは1.5/1〜4/1、特
に好ましくは1.7/1〜3/1の範囲である。
【0032】更に、下引き層塗布液は、塗布性、分散粒
子の分散性を改良する目的で、各種の界面活性剤を添加
しても良い。その他、レベリング剤や酸化防止剤を含ん
でいても良い。
【0033】上記の下引き層塗布液は、次のようにして
作製することができる。有機化合物処理された金属酸化
物粒子をボールミル、コボールミル、サンドミル等で分
散処理を行った後、適度な濃度に希釈してスラリーを作
製する。上記スラリーに、予め溶媒で溶解しておいたバ
インダー溶解液を加えて混合し、下引き層塗布液を作製
する。または、上記スラリーにバインダーペレット及び
粉末を直接添加し、混合、撹拌し、上記バインダーを溶
解し、下引き層塗布液とする。また逆に、バインダー溶
解液に有機化合物処理の金属酸化物粒子を添加し、上記
分散処理を行うことでも作製できる。これらの製造過程
において、各種添加物は、任意に添加できる。また、必
要に応じて、加熱処理、超音波処理等が加えられても良
い。
【0034】このようにして作製された下引き層塗布液
は、導電性基体上に塗布され、乾燥することにより下引
き層が形成される。この時の塗布方法としては、スプレ
ー塗布、ノズル塗布、ブレード塗布、スピンコート、浸
漬塗布等いずれの方法を用いても良く、これらのうち、
浸漬塗布が特に好ましい。下引き層の上には感光層が形
成される。
【0035】下引き層の膜厚は0.1μm〜20μm、
好ましくは0.3μm〜10μm、より好ましくは、
0.5μm〜5μmが更に好ましく、1μm〜2μmで
あれば特に好ましい。
【0036】本発明の電子写真感光体が製造される工程
を図1に基づいて説明する。まず、導電性支持基体1を
準備する。導電性支持基体の上端部3が上方になるよう
把持する。
【0037】[下引き層形成]導電性基体の上端部3か
ら所定の位置9まで、導電性基体を下引き層塗布液に浸
漬する(ステップb)。次に、導電性基体を引き上げ
る。次いで導電性基体の下端部5から所定の位置までの
塗膜をエタノールをしみ込ませたウエスで拭き取る(ス
テップc)。常温にて風乾を施し、下引き層を乾燥す
る。
【0038】[電荷発生層形成]次に、導電性基体の上
端部から所定の位置19まで導電性基体を電荷発生層用
塗布液に浸漬する(ステップd)。次に、導電性基体を
引き上げる。次いで導電性基体の下端部から所定の位置
23までの塗膜をテトラヒドロフランをしみ込ませたウ
エスで拭き取る(ステップe)。常温にて風乾を施し、
電荷発生層を乾燥する。
【0039】[電荷移動層形成]次に、導電性基体の上
端部から所定の位置29まで導電性基体を電荷移動層用
塗布液に浸漬する(ステップf)。次に、導電性基体を
引き上げる。次いで導電性基体の下端部から所定の位置
33までの塗膜をテトラヒドロフランをしみ込ませたウ
エスで拭き取る(ステップg)。なお、Y=Zの場合
は、電荷移動層を形成後、プロパノールをしみ込ませた
ウエスで電荷発生層(X=Yの場合は、下引き層も)を
拭き取ってもよい。乾燥室にて1時間乾燥処理を施し、
電荷移動層を乾燥する。このようにして感光体ドラム
(電子写真感光体)を形成する。
【0040】上記のようにして製造された電子写真感光
体のうち、導電性基体の端部3、5から下引き層の端部
までの距離11、15をXmm、導電性基体の端部から
電荷発生層の端部までの距離21、25をYmm、導電
性基体の端部から電荷移動層の端部までの距離31、3
5をZmmとする。なお、積層型の電子写真感光体の場
合に、感光層の端部とは、原則として、電荷移動層又は
電荷発生層の端部を意味する。感光層の上に表面保護層
が設けられている場合には、かかる表面層の端部を感光
層の端部としてもよい。
【0041】本発明の電子写真感光体では、下引き層が
感光層に覆われていることが必要である。下引き層が感
光層に覆われているとは、下引き層の上に感光層が形成
されており、実質的に下引き層の全ての表面が、覆わ
れ、露出している部分が実質的に存在しない状態を意味
する。下引き層の端部と、感光層の端部が略同位置の場
合でも、下引き層が実質的に感光層に覆われていればよ
い。また、感光層がいわゆる積層型の場合には、電荷発
生層及び電荷移動層の両方又はいずれか一方により下引
き層が覆われていればよい。
【0042】Xとしては、感光体ドラムの直径をφmm
とした場合に、φ/10〜5φがよく、φ/5〜φ/
1.5であればよりよく、φ/4〜φ/2であれば特に
好ましい。Yとしては、Xと同一又は、X/10以上X
未満とするのがよく、X/2〜X/1.1であればより
よく、X/1.5〜X/1.1であれば特によい。Yと
Xとがあまりに異なると、下引き層と、電荷発生層との
接着性が悪くなり、電荷発生層がはがれるといった問題
が生じうるからである。Zとしては、Xと同一又は、X
/10以上X未満とするのがよく、X/2〜X/1.1
であればよりよく、X/1.5〜X/1.1であれば特
によい。なお、ZはさらにY以下であることが望まし
い。
【0043】本発明の電子写真感光体が用いられる画像
形成装置としては、プリンター、複写機、ファクシミリ
等があげられる。画像を形成する際の、電子写真感光体
が回転する回転速度としては、150mm/秒〜500
0mm/秒と比較的高速である画像形成装置に本発明は
好適に用いられ、200mm/秒〜1000mm/秒で
あればより好適であり、300mm/秒〜500mm/
秒であれば特に好適に用いることが可能となる。
【0044】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を具体的に説明
する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるもの
ではない。
【0045】実施例1 まず、下引き層用塗布液、電荷発生層用塗布液、電荷移
動層用塗布液を調整した。 [下引き層用塗布液]粒子として、酸化チタン(石原産
業(株)製商品名TTO55N:ルチル型、1次粒径3
0nm〜50nm)を用いた。酸化チタン100重量%
に対し、メチル水素ポリシロキサン3重量%を酸化チタ
ンの表面処理用に用い、酸化チタンの表面処理を行っ
た。表面処理を行った酸化チタンをボールミルにより分
散した。その酸化チタンのスラリーに、共重合ポリアミ
ド溶解液を混合し、更に超音波分散処理を行い、溶媒の
重量組成が、メタノール/n−プロパノール=7/3、
酸化チタン/ポリアミド=3/1で、固形分濃度16重
量%の分散液を調整した。 [電荷発生層用塗布液]Y型オキシチタニウムフタロシ
アニン10部、ポリビニルブチラール(電気化学工業
(株)製、商品名#6000−C)5部に1、2−ジメ
トキシエタン500部を加え、サンドグラインドミルで
粉砕、分散処理を行い電荷発生層用塗布液を調整した。
【0046】[電荷移動層用塗布液]次に示すヒドラゾ
ン化合物56重量部と
【化1】
【0047】次に示すヒドラゾン化合物14重量部、
【化2】
【0048】及び下記のシアン化合物1.5重量部
【化3】
【0049】及び、特開平3−221962号公報の実
施例中に記載された製造法により製造された、2つの繰
り返し構造単位を有する下記ポリカーボネート樹脂(モ
ノマーモル比1:1)100重量部
【化4】 を1、4ジオキサン、テトラヒドロフランの混合溶媒に
溶解して電荷移動層塗布液とした。
【0050】[導電性基体]導電性基体として表面が鏡
面仕上げされた外径60mm、長さ350mm、肉厚
1.0mmの6063系アルミニウム製シリンダーを用
意した。
【0051】[塗布工程]導電性基体の上端部から8m
mの位置まで、導電性基体を下引き層塗布液に浸漬し
た。次に、導電性基体を引き上げた。得られた下引き層
の膜厚は、1.25μmであった。次いで導電性基体の
下端部から8mm位置までの塗膜をエタノールをしみ込
ませたウエスで拭き取った。常温にて風乾を施し、下引
き層を乾燥した。
【0052】[電荷発生層形成]次に、導電性基体の上
端部から6mmの位置まで導電性基体を電荷発生層用塗
布液に浸漬した。次に、導電性基体を引き上げた。得ら
れた電荷発生層の膜厚は、1.5μmであった。次いで
導電性基体の下端部から6mm位置までの塗膜をテトラ
ヒドロフランをしみ込ませたウエスで拭き取った。常温
にて風乾を施し、電荷発生層を乾燥した。この電荷発生
層の上下端部は、それぞれ先に形成した下引き層の上下
端部より2mm外側に形成されていた。 [電荷移動層形成]次に、導電性基体の上端部から5.
5mmの位置まで導電性基体を電荷移動層用塗布液に浸
漬した。次に、導電性基体を引き上げた。得られた電荷
発生層の膜厚は、17μmであった。次いで導電性基体
の下端部から5.5mm位置までの塗膜をテトラヒドロ
フランをしみ込ませたウエスで拭き取った。100℃湿
度10%の乾燥室にて1時間乾燥処理を施し、電荷移動
層を乾燥した。このようにして感光体ドラム(電子写真
感光体)を形成した。
【0053】実施例2 下引き層と電荷発生層を導電性基体の上端部及び下端部
からそれぞれ5.5mmの位置にそれぞれの端部が位置
するようにした他は、実施例1と同様の方法で感光ドラ
ムを作成した。この結果、電荷輸送層の上下端部は下引
き層及び、電荷発生層の上下端部と同じ位置に形成され
ていた。
【0054】実施例3 下引き層と電荷発生層を導電性基体の上端部及び下端部
からそれぞれ3mmの位置にそれぞれの端部が位置する
ようにし、電荷移動層を拭き取る際にテトラヒドロフラ
ンを用いたウエスを用いて拭き取り、その後、プロパノ
ールを含んだウエスを用い、下端部のみならず上端部も
拭き取った他は、実施例1と同様の方法で感光ドラムを
作成した。なお、プロパノールを用いて拭き取ることに
より、下引き層や電荷発生層が拭き取られる。
【0055】比較例1 下引き層を基体の上端部及び下端部からそれぞれ2mm
の所にその端部を形成した他は、実施例1と同様の方法
で感光ドラムを作成した。この結果、電荷移動層の上下
端部は下引き層の上下端部より3.5mmだけ内側に形
成されていた。
【0056】比較例2 下引き層を基体の上端部及び下端部からそれぞれ1mm
の所にその端部を形成した他は、実施例1と同様の方法
で感光ドラムを作成した。この結果、電荷移動層の上下
端部は下引き層の上下端部より4.5mmだけ内側に形
成されていた。
【0057】比較例3 下引き層用塗布液に粒子を加えなかった他は、実施例1
と同様の方法で感光ドラムを作成した。
【0058】比較例4 下引き層用塗布液の粒子に表面処理を加えなかった他
は、実施例1と同様の方法で感光ドラムを作成した。
【0059】このようにして製造した感光ドラムを−
5.6KVコロナ帯電工程、画像露光工程、乾式トナー
とスペーサーを有する現像ローラを備えた現像工程、普
通紙へのトナー転写工程、ウレタンゴムブレード(硬度
70゜、圧力10gw/cm、感光体に対する角度20
゜)によるクリーニング工程および除電露光工程を有す
る画像形成装置に取り付けた、感光体ドラムの耐久試験
を行った。実施例1〜3の電子写真感光体では、100
000枚のコピーを得たときでも下引き層は感光層に覆
われたままであった。又、得られたコピー画像は良好な
画質を有していた。一方、比較例1、2の電子写真感光
体では、下引き層からの酸化チタンが脱離しており、電
子写真感光体の表面に付着していた。この感光ドラムを
実施例1で用いた方法と同様の方法で印刷試験を行った
ところ、約2000枚のコピーを得たときに、酸化チタ
ンに由来すると思われる黒点が発生した。比較例3の電
子写真感光体では、好ましい電気特性を得ることができ
ず、良好な画像を得ることができなかった。比較例4の
電子写真感光体では、常温では、ほぼ良好な画像を得る
ことができたが、高温高湿度環境下では、良好な画像を
得ることができなかった。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、粒子を含む下引き層か
ら粒子が脱離することを防止し、繰り返し画像を形成し
ても、高品質の画像を得ることが可能な電子写真感光体
を得ることが可能となる。
【0061】また、本発明によれば、耐刷性に優れた電
子写真感光体を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の電子写真感光体の製造方法を
示す概念図である。
【符号の説明】
1 導電性支持基体(感光体ドラム) 3 導電性支持基体の上端部 5 導電性支持基体の下端部 7 下引き層 9 下引き層の上端 11 導電性支持基体の端部から下引き層の端部までの
距離 13 引き層の上端 15 導電性支持基体の端部から下引き層の端部までの
距離 17 電荷発生層 19 電荷発生層の上端 21 導電性支持基体の端部から電荷発生層の端部まで
の距離 23 電荷発生層の下端 25 導電性支持基体の端部から電荷発生層の端部まで
の距離 27 電荷移動層 29 電荷移動層の上端 31 導電性支持基体の端部から電荷移動層の端部まで
の距離 33 電荷移動層の下端 35 導電性支持基体の端部から電荷移動層の端部まで
の距離

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性基体の上に粒子を含有する下引き
    層と感光層とをこの順で積層してなる電子写真感光体に
    おいて、 前記下引き層は、前記感光層に覆われていることを特徴
    とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 前記感光層が電荷発生層とその上に形成
    した電荷輸送層からなる請求項1記載の電子写真感光
    体。
  3. 【請求項3】 前記粒子が酸化チタンである請求項1又
    は2に記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 前記酸化チタンは、有機ケイ素化合物に
    より表面を処理されている請求項3に記載の電子写真感
    光体。
  5. 【請求項5】 前記下引き層は、ポリアミド樹脂を含む
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電子写真感光
    体。
  6. 【請求項6】 前記下引き層は、粒子と結着樹脂とを含
    み、粒子と結着樹脂との重量比が、0.5/1〜10/
    1である請求項1から5のいずれか1項に記載の電子写
    真感光体。
  7. 【請求項7】 導電性基体の端部から下引き層の端部ま
    での距離をX、導電性基体の端部から感光層の端部まで
    の距離をZとした場合に、Zは、下記一般式(I)を満
    たす請求項1から6のいずれか1項に記載の電子写真感
    光体。 【式1】 X/10 ≦ Z ≦ X …………(I)
  8. 【請求項8】 請求項1から8のいずれか1項に記載の
    電子写真感光体を用いた画像形成装置であって、 前記感光層には、Y型チタニルオキシフタロシアニンを
    含み、 画像を形成する際の、電子写真感光体が回転する回転速
    度が150mm/秒〜5000mm/秒である画像形成
    装置。
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