JPS6316607Y2 - - Google Patents

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JPS6316607Y2
JPS6316607Y2 JP12074683U JP12074683U JPS6316607Y2 JP S6316607 Y2 JPS6316607 Y2 JP S6316607Y2 JP 12074683 U JP12074683 U JP 12074683U JP 12074683 U JP12074683 U JP 12074683U JP S6316607 Y2 JPS6316607 Y2 JP S6316607Y2
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JP
Japan
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drip
panel
wall
roof panel
roof
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JP12074683U
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JPS6028578U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は自動車のドリツプ構造に関するもの
である。
従来技術 一般にルーフより側方へ流れ落ちる雨水等は、
車体側方に形成され、かつ、車両の前後方向に延
びるドリツプによつて車外へ誘導排出されるよう
になつている。
従来のドリツプ構造としては、例えば、日産自
動車発行のダツトサンブルバードE−J910型、E
−PJ910型、E−P910型、E−Y910型整備要領
書〈昭和54年11月刊行〉335頁に記載されている
ように第1図、第2図に示すものが一般に知られ
ている。
図中1はルーフパネルを示しており、該パネル
1の両側方フランジ部3には、長手方向に沿つて
ドリツプチヤンネルパネル5が配設されている。
ドリツプチヤンネルパネル5の一端は、サイドレ
ール9のアウターパネル11に固定され、他端側
の立上がり壁13は、ルーフパネル1の側方フラ
ンジ部3より外方に形設されており、この立上が
り壁13に沿つてドリツプモールデイング7が固
着されている。
ドリツプモールデイング7は、ドリツプチヤン
ネルパネル5の立上がり壁13に沿つて形成され
たドリツプ壁17とドリツプ壁17と連続し前記
ドリツプチヤンネルパネル5の主体部に固定され
たドリツプ基部15とからなり、ドリツプモール
デイング7のドリツプ壁17は、ルーフパネル1
の側方パネル面1aよりH分側方へ張り出した構
造になつている。
このため、ルーフパネル1からの雨水は、ドリ
ツプ溝8内に確実に流れ落ちる反面、張り出し量
が大きいため走行時の風切音が高くなり、騒音面
で問題があつた。
この問題を解消するために、日産自動車発行
NISSAN NEWシルビアA−S10型整備要領書
〈昭和50年9月刊行〉240頁にも記載されているよ
うに、例えば、第3図に示すごとくドリツプモー
ルデイング7のドリツプ壁17を、ルーフパネル
1の側方パネル面1aに近接して立上げ、張り出
し量Hを小さく抑えた構造のものがある。なお、
図面中、同一部材には同一符号を付して重複する
部材の説明は省略する。
このように構成された従来例にあつては、ドリ
ツプモールデイング7の張り出し量Hが小さいた
め風切音の低減が図れる反面、ドリツプ壁17を
雨水が容易に越えてしまう問題が起きる。このた
め、例えば、雨あがり後、ウインドガラス33を
開けて走行すると走行時の風圧等でルーフパネル
1に付着した水滴がルーフパネル1面を流下し、
その際にドリツプ壁17を越えて滴下し車室内へ
侵入するようになり新たな対応策が必要であつ
た。
考案の目的 そこで、この考案は、風切音の低減を図りなが
ら雨水が確実にドリツプ構内へ流れ落ちるように
したドリツプ構造を提供するものである。
考案の構成 前記目的を達成するため、この考案にあつて
は、側方に固着されるドリツプ基部よりルーフ側
に近接させてドリツプ壁を立ち上げ、このドリツ
プ壁の上部内側に長手方向に沿つ吸水部材を設け
ることで、ルーフパネル側からの雨水を吸水部材
によつてドリツプ壁の内側へ誘導できるようにし
てある。
実施例 以下、第4図と第5図の図面を参照しながらこ
の考案の一実施例を詳細に説明する。なお、従来
例と同一部材には同一符号を付して説明する。
図中1はルーフパネルを示している。ルーフパ
ネル1の側方フランジ部3は、側方パネル面1a
より内側寄りに形成され、該フランジ部3には、
ドリツプチヤンネルパネル5を介してドリツプモ
ールデイング7の長手方向に沿つて配設されてい
る。ドリツプチヤンネルパネル5の一端は、サイ
ドレール9のアウターパネル11に固定され、他
端側の立上がり壁13は側方フランジ部3の端縁
より上方へ短く立上がつている。
一方、ドリツプモールデイング7は、ドリツプ
基部15と該基部15より連続して上方へ立上が
るドリツプ壁17とからなり、ドリツプ基部15
は、ドリツプチヤンネルパネル5の主体部に、ま
た、ドリツプ壁17は立上がり壁13にそれぞれ
シール部材19によつて固着され、ドリツプ壁1
7の上端部は、ルーフパネル1の側方パネル面1
aに沿う仮想線上に臨み、ドリツプ壁17の上端
部の張り出し量Hが小さくなるよう設定されてい
る。また、ドリツプ壁17の上部内側には、吸水
部材21が装着されており、第5図と第6図に吸
水部材21の具体的な実施例を示している。第5
図の実施例のものは、ドリツプ壁17の上端部を
内側へヘアピン状に折返し、この折返部23に植
毛25を施した構造としてある。
第6図の実施例のものは、ドリツプ壁17の上
端末を内側へヘアピン状に折返して折返部23を
形成することは前記実施例と同様であるが、前記
折返部23に、吸水性の良い繊維体またはスポン
ジ27を装着した構造としてある。
なお、29はドアを示しており、ドア29のサ
ツシ31には、サイドドアパネル33と、ドア2
9の閉時においてサイドレール9のアウターパネ
ル11に弾接するウエザーストリツプ35が装着
されている。また、37はウエルトを示してお
り、サイドレール9のアウターパネル11とイン
ナーパネル39がとじ合された端末フランジに嵌
挿されている。
このように構成されたドリツプ構造において、
ルーフパネル1の側方パネル面1aに伝わつてく
る雨水は、吸水部材21に接触してドリツプ壁1
7の内側へ流れ落ちるようになる。この結果、雨
水がドリツプ壁17を越えることがなくなるた
め、雨上がり時等に窓を開けて走行しても車室内
へ水滴等が侵入することがない。なお、本実施例
においては、ドリツプモールデイング7によりド
リツプを形成したが、これは、ドリツプチヤンネ
ルパネル等の車体側パネルを立上げ形成してドリ
ツプを形成してもよく、またフルドアタイプの車
両においては、ドアパネルにより形成してもよ
い。
考案の効果 以上説明したように、この考案によれば、吸水
部材は雨水を確実にキヤツチするため、ドリツプ
モールデイングの張り出し量を小さくすることが
可能となるため走行時の風切音を最小限に抑える
ことができるとともに、雨上がりなどの走行時に
窓を開けてもルーフパネル上の水滴が車室内へ侵
入することがなくなり、ひいては商品性を向上さ
せることができる等実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例のドリツプモールデイングの実
施例個所を示した自動車の側面図、第2図は第1
図の−線断面図、第3図は従来例の別の実施
例を示した第2図と同様の断面図、第4図はこの
考案に係る第2図と同様の断面図、第5図は要部
の断面図、第6図は別の実施例を示した要部の断
面図である。 収容な図面符号の説明、1……ルーフパネル、
3……側方フランジ部、7……ドリツプモールデ
イング、15……ドリツプ基部、17……ドリツ
プ壁、21……吸水部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ルーフパネルの側方に固着されるドリツプ基部
    よりルーフ側に近接させて上方へ立上げ形成され
    るドリツプ壁の上部内側に長手方向に沿つて吸水
    部材を装着したことを特徴とする自動車のドリツ
    プ構造。
JP12074683U 1983-08-04 1983-08-04 自動車のドリップ構造 Granted JPS6028578U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12074683U JPS6028578U (ja) 1983-08-04 1983-08-04 自動車のドリップ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12074683U JPS6028578U (ja) 1983-08-04 1983-08-04 自動車のドリップ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6028578U JPS6028578U (ja) 1985-02-26
JPS6316607Y2 true JPS6316607Y2 (ja) 1988-05-11

Family

ID=30276611

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12074683U Granted JPS6028578U (ja) 1983-08-04 1983-08-04 自動車のドリップ構造

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JPS6028578U (ja) 1985-02-26

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