JPS63162710A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JPS63162710A
JPS63162710A JP61308541A JP30854186A JPS63162710A JP S63162710 A JPS63162710 A JP S63162710A JP 61308541 A JP61308541 A JP 61308541A JP 30854186 A JP30854186 A JP 30854186A JP S63162710 A JPS63162710 A JP S63162710A
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meth
acrylate
acid
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acrylate monomer
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Takeshi Sakashita
健 阪下
Shozo Arata
正三 荒田
Takashi Yamamoto
隆司 山本
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は常温付近の低温硬化性および耐水接着性に優れ
、しかもエナメル質や象牙質などの歯牙や歯科用合金な
どに対して優れた接着性能を有しかつ歯髄に対する刺激
性などの悪影響がない歯科用接着剤として有効な硬化性
組成物に関する。
〔従来の技術〕
歯の矯正または修復のための接着剤として(メタ)アク
リル酸エステル系ビニルモノマーなどのラジカル重合性
モノマーと触媒とから成るものが多数提案されていて、
(メタ)アクリル酸エステル系ビニルモノマーと(メタ
)アクリロイルオキシル基含有芳香族カルボン酸(無水
物)、アミンおよびスルフィン酸(塩)から成る硬化性
組成物(特開昭60−44508号)や常温で液状の(
メタ)アクリル酸エステル、アミン、スルフィン酸(塩
)、過酸化物から成る接着剤(特開昭53−39331
号) 、MMA 、 4−!’IETA、およびトリブ
チルボランからなる接着剤(日歯保誌。
28、270.1985)などが報告されている。しか
しながら、従来の接着剤や硬化性組成物では歯質への、
特にEDTAなどのマイルドなエツチング剤で処理した
象牙質への十分な接着力を得ることが困難であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、常温付近の低温硬化性および耐水接着性
能に優れ、エナメル質、象牙質や歯科用合金、とくに象
牙質などの歯牙に対して優れた接着性能を有し、しかも
歯髄に対する刺激性などの悪影響がな(かつ歯の修復に
おける歯科用接着剤として優れた硬化性組成物を鋭意検
討した結果、(A)単官能(メタ)アクリレート系単量
体、CB)特定の多官能(メタ)アクリレート系単量体
、〔c〕特定の酸性基含有(メタ)アクリレート系単量
体および〔D〕 トリアルキルホウ素またはその酸化物
からなる硬化性組成物が上記目的を達成できることを見
出し、本発明に到達した。
〔問題点を解決するための手段〕および〔作用〕本発明
によれば、 (A)単官能(メタ)アクリレート系単量体、〔B〕多
官能(メタ)アクリレート系単量体〔ただし、1分子中
に少なくとも1個のウレタン結合を有する多官能(メタ
)アクリレート系単量体および一般式(I) (式中、RIは少なくとも1個の芳香族環を有しかつ分
子中に酸素原子または硫黄原子を有していてもよい2価
の芳香族残基を示し、R2およびR3はそれぞれ水素原
子またはメチル基を示し1、および、は正の整数を示す
)で表わされる多官能 (メタ)アクリレート系単量体
を除く〕。
〔c〕 1分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロ
イルオキシル基を含有する酸性 基含有(メタ)アクリレート系単量体、および 〔D〕 トリアルキルホウ素またはその酸化物からなる
硬化性組成物が提供される。
本発明の硬化性組成物に使用される単官能(メタ)アク
リレート系単量体(A)は、酸性基以外の官能基を分子
中に含有していても良く、具体的にはメチル(メタ)ア
クリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)
アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレートなど
の炭化水素基含有(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレートなどの水酸基含有(メタ)アク
リレート、エチレングリコールモノメチルエーテル(メ
タ)アクリレート、エチレングリコールモノエチルエー
テル(メタ)アクリレート、エチレングリコールモノド
デシルエーテル(メタ)アクリレート、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、ポリ
エチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリ
レート、ポリエチレングリコールモノエチルエーテル(
メタ)アクリレートなどのエチレングリコール単位含有
(メタ)アクリレート、トリフロロエチル(メタ)アク
リレート、パーフルオロオクチル(メタ)アクリレート
などのフッ素置換基含有(メタ)アクリレート、γ−(
メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン
、r−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリ(トリ
メチルシロキシ)シランなどのシラン系(メタ)アクリ
レート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート
などを例示することができ、単独又は2種以上を混合し
て使用することができる。これらのうちではメチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ヘキ
シル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレ
ートなどのアルキル(メタ)アクリレートまたは2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
、プロピル(メタ)アクリレートなどの水酸基含有(メ
タ)アクリレートが好ましく、とくにメチルメタクリレ
ート、n−へキシルメタクリレート、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリ
レート単独又はこれらの混合物を使用することが好まし
い。
本発明の硬化性組成物に配合される多官能(メタ)アク
リレート系単量体CB)は1分子中に少なくとも2個の
(メタ)アクリロイルオキシル基を有する多官能(メタ
)アクリレート系単量体であり、ただし1分子中に少な
くとも1個のウレタン結合を有する多官能(メタ)アク
リレート系単量体および一般式 (式中、R1は少なくとも1個の芳香族環を有しかつ分
子中に酸素原子または硫黄原子を有していてもよい2価
の芳香族残基を示し、RZおよびR3はそれぞれ水素原
子またはメチル基を示し、7および、は正の整数を示す
)で表わされる多官能(メタ)アクリレート系単量体を
除く多官能(メタ)アクリレート系単量体である。該多
官能(メタ)アクリレート系単量体CB)として、具体
的には、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、プチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグ
リコールジ(メタ)アクリレート、ヘキシレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパント
リ (メタ)アクリレート、グリセリントリ (メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ (メタ)
アクリレートなどのアルカンポリオールのポリ (メタ
)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート
、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ジプチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどの(
ポリ)オキシアルカンポリオールのポリ (メタ)アク
リレート、 一般式(1) (R1はHまたはC1,であり1.はOまたは正の整数
であり、R1は+CHtも、+CH!−)−4、である
、)で表わされるエポキシ(メタ)アクリレート、 一般式(n) CH。
脂環族あるいは芳香族系のジ(メタ)アクリレート系化
合物、 一般式[1]I) 環式系ジ(メタ)アクリレート系化合物を例示すること
ができる。
これらの中ではアルカンポリオールのポリ (メタ)ア
クリレート、 (ポリ)オキシアルカンポリオールのポ
リ (メタ)アクリレートおよびエポキシ(メタ)アク
リレートを使用するのが好ましく、特に、エチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(
メタ)アクリレート、 CH (R1はHまたはCH,である)を使用することが好ま
しい。
前記(メタ)アクリレート系単量体〔B〕は2種以上を
混合して使用することができる。
本発明の硬化性組成物に使用される1分子中に少なくと
も1個の(メタ)アクリロイルオキシル基を含有する酸
性基含有(メタ)アクリレート系単量体(C)としては
、1分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロイルオ
キシル基を含有する芳香族ポリカルボン酸またはその酸
無水物(C+)または1分子中に少なくとも1個の(メ
タ)アクリロイルオキシル基を含有するリン酸またはス
ルホン酸の部分エステル(リン酸のモノエステル、ジエ
ステルまたはその混合物、スルホン酸のモノエステル)
など(C2)を挙げることができる。1分子中に少なく
とも1個の(メタ)アクリロイルオキシル基を含有する
芳香族ポリカルボン酸(C1)としてさらに具体的には
、1分子中に少なくとも2個のヒドロキシル基を有しか
つ酸素原子を含有していてもよいアルカンポリオールの
うち少なくとも1個のヒドロキシル基が(メタ)アクリ
ル酸のエステルを形成し、かつ少なくとも1個ヒドロキ
シル基が少なくとも3個のカルボキシル基有する芳香族
ポリカルボン酸の1個のカルボキシル基とエステルを形
成した構造を有する(メタ)アクリロイルオキシル基含
有芳香族ポリカルボン酸またはその無水物をあげること
ができる。該受なくとも3個のカルボキシル基を有する
芳香族ポリカルボン酸のうちでは、さらに少なくとも3
個以上のカルボキシル基のうちで少なくとも2個のカル
ボキシル基が芳香族核上の隣接する炭素原子に結合した
芳香族ポリカルボン酸であることが好ット酸、ブレニド
酸、メロファン酸、ピロメリット酸などを例示すること
ができる。
該(メタ)アクリロイルオキシル基含有芳香族ポリカル
ボン酸またはその酸無水物としては、4−(メタ)アク
リロイルオキシメトキシカルボニルフタル酸またはその
酸無水物、4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシカ
ルボニルフタル酸またはその酸無水物、4−(メタ)ア
クリロイルオキシブトキシカルボニルフタル酸またはそ
の酸無水物、(、は6〜12の整数、RはHまたはCH
,である)(7は2〜50の整数、RはHまたはCH2
である)(、lは1〜50の整数、RはHlたはCH,
テある)4−〔2−ヒドロキシ−5−(メタ)アクリロ
イルオキシエトキシカルボニルフタル酸またはその酸無
1’l、2.3−ビス(3,4−ジカルボキシベンゾイ
ルオキシ)プロピル(メタ)アクリレートまたはその酸
無水物、2− (3、4−ジカルボキシベンゾイルオキ
シ)1.3−ジメタクリロイルオキシプロパン又はその
酸無水物などを例示することができる。
また、1分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロイ
ルオキシル基を含有するリン酸またはスルホン酸の部分
エステル(リン酸のモノエステル、ジエステルまたはそ
の混合物、スルホン酸のモノエステル>  <CZ> 
として具体的には、2−(メタ)アクリロイルオキシエ
チルフェニルアシドホスフェート、ビス〔2−(メタ)
アクリロイルオキシエチル〕アシドホスフェート、ビス
〔3−(メタ)アクリロキシプロピル〕アシドホスフェ
ート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニル
ホスホネート、 などを例示することができる。
これらの1分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロ
イルオキシル基を含有する酸性基含有(メタ、)アクリ
レート系単量体(C)のうちでは、1分子中に少な(と
も1個の(メタ)アクリロイルオキシル基を含有する芳
香族ポリカルボン酸またはその酸無水物(C+)が好ま
しく、さらにこれらの中では4−(メタ)アクリロイル
オキシエトキシカルボニルフタル酸またはその酸無水物
が好ましく、特に4−メタクリロイルオキシエトキシカ
ルボニル無水フタル酸を用いると歯牙に対する接着力、
耐水耐久性などが向上するので好ましい。
本発明の硬化性組成物に使用されるトリアルキルホウ素
またはその酸化物(D)として具体的には、トリエチル
ホウ素、トリプロピルホウ素、トリイソプロピルホウ素
、トリーn−ブチルホウ素、トリーローアミルホウ素、
トリイソアミルホウ素、トリー5ec−アミルホウ素ま
たはこれらの一部が酸化されたトリアルキルホウ素酸化
物を用いることができる。これらの中ではトリーn−ブ
チルホウ素またはその部分酸化物を使用することが好ま
しい。
本発明の硬化性組成物に配合される単官能(メタ)アク
リレート系単量体(A)と前記多官能(メタ)アクリレ
ート系単量体〔B〕の配合割合は特に規制されないが、
通常単官能(メタ)アクリレート系単量体〔A〕 5な
いし95重量%、多官能(メタ)アクリレート系単量体
〔B〕95ないし5重量%、好ましくは単官能(メタ)
アクリレート系単量体(A)10ないし95重量%、多
官能(メタ)アクリレート系単量体CB)90ないし5
重量%、特に好ましくは単官能(メタ)アクリレート系
単量体(A)40ないし80重量%、多官能(メタ)ア
クリレート系単量体〔B〕60ないし20重量%の範囲
にあると歯牙に対する接着力、耐水耐久性、特に象牙質
に対するエツチング処理がEDTAなどのマイルドな酸
を用いた場合にも高い接着力、耐水耐久性を示すので好
ましい。
また、本発明の硬化性組成物に配合される該酸性基含有
(メタ)アクリレート系単量体(C)の配合量は、前記
単官能(メタ)アクリレート系単量体(A)および前記
多官能系(メタ)アクリレート系単量体〔B〕の合計1
00重量部に対して通常1ないし50重量部、好ましく
は3ないし30重量部、特に好ましくは5ないし15重
量部である。
さらに、本発明の硬化性組成物に配合されるトリアルキ
ルホウ素またはその酸化物CD)の配合量は、前記単官
能(メタ)アクリレート系単量体〔A〕、前記多官能系
(メタ)アクリレート系単量体CB)および酸性基含有
(メタ)アクリレート系単量体(C)の合計100重量
部に対して通常2ないし100重量部、好ましくは5な
いし70重量部、特に好ましくは5ないし50重量部の
範囲である。該トリアルキルホウ素またはその酸化物C
D)は通常前記(メタ)アクリレート系単量体(A)、
CB)、(C)と混合すると数秒から数十分の間で重合
反応が開始されるので、前記(A)、CB)、(C)と
は分割して保存しておき、使用直前に混合される。
本発明の硬化性組成物には前記必須成分の他に必要に応
じて他の成分、例えば粉末状無機充填剤、重合抑制剤な
どを配合することができる。粉末状無機充填剤として具
体的には、カオリン、タルク、クレー、炭酸カルシウム
、シリカ、シリカ・アルミナ、アルミナ酸化チタン、リ
ン酸カルシウム、ガラス粉末、石英粉末などを例示する
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明の硬化性組成物は常温付近の低温硬化性および耐
水接着性能に優れ、しかもエナメル質や象牙質などの歯
質や歯科用合金などに対して優れた接着性能を示し、か
つ歯髄に対して刺激性のない特徴を有しているので、歯
科用のコンポジットレジン、硬質レジンなどのボンディ
ング剤として使用できる他、歯牙用以外の精密工作性の
種々のコンポジットレジンなどの用途にも使用できる。
これらの中では歯科用コンポジットレジン用のボンディ
ング剤として使用するのが最も好ましい。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。
なお、本発明の硬化性組成物の評価方法および実施例、
比較例で使用した光硬化型コンポジットレジンの製造例
を以下に示した。また以下の実施例および比較例で使用
した次の略記号はそれぞれ次の化合物を示す。
MMA・・・メチルメタクリレート HMA・・・n−へキシルメタクリレートHEMA・・
2−ヒドロキシエチルメタクリレートHPMA・・2−
ヒドロキシプロピルメタクリレート NPC・・・ネオペンチルグリコールジメタクリレート H 2G・・・・ジエチレングリコールメタクリレート 4−META  ・ ・ ・ 4−MET  ・ ・ ・ TBB−0・・・トリーローブチルホウ素の部分酸化物 DEPT・・・・ジェタノールパラトルイジンPTSN
a・・・パラトルエンスルフィン酸ナトリウム HQME・・・・ハイドロキノンモノメチルエーテル (1)接着力の評価方法 牛の前歯唇面のエナメル質面または象牙質面を# 60
0エメリーペーパーで良く研磨し、表面を平滑にした後
エナメル質は65%リン酸水溶液で30秒間、象牙質は
0.3M EDTA ・2 Na−0,2M EDTA
 −Fe・Na水溶液で60秒間エツチング処理をした
。十分に水洗を行った後エツチング面をエアープローし
て乾燥し、その後直径5mmの円孔のあいたセロハンテ
ープ(約13mm X 13mm)をはった、実施例ま
たは比較例に記載のボンディング剤を前記円孔に塗布し
、軽くエアーブローし前記円孔に合わせたテフロン製金
型(直径5mm、深さ2mmの円筒)に後述した光重合
型コンポジットレジンを充填し、セロファン紙を表面に
かぶせた後、その上から可視光照射器(Kulzer社
製、Translux)を用いて可視光線を30秒照射
し、コンポジットレジンを硬化させた。その後コンポジ
ットレジンの硬化表面とアクリル棒とをスーパーボンド
C&B@ (サンメディカル社製)で接着し接着試験片
を作成した。室温で30分放置後接着試験片を37℃水
中24時間浸漬した後23℃の温度で空気中10分間放
置した後23℃の温度で速度2mm/winの条件で引
張り試験を行い、接着力を測定した。接着試験後の破断
面はいずれも生歯破壊、コンポジットレジンの凝集破壊
又はコンポジツレジンと象牙質間の界面破壊のいずれか
であった。
(II)光硬化型コンポジットレジンの調製トリエチレ
ングリコールジメタクリレート7.5g、 1.3−ビ
ス(メタクリロキシエトキシ)ベンゼン7.5g、2,
2.4− )リメチルへキサメチレンジアミンジイソシ
アナート1モルと2−ヒドロキシエチルメタクリレート
2モルとの付加物15g、下記記載の方法で合成した複
合充填剤40gおよび微粉末シリカRM−50(日本ア
エロジル株式会社製、微粉末シリカ) 30g 、ハイ
ドロキノンモノメチルエーテル4mgを35℃下2本ロ
ールで混練し、組成物を作成した。この組成物10gと
カンファーキノン45mgおよび4−ジエチルアミノ安
息香酸45mgをスパチュラで十分に混合して光硬化型
コンポジットレジンを作製した。
(I[I)複合充填剤の製造例 トリメチロールプロパンのトリメタクリレート10gに
ベンゾイルパーオキサイド0.1gを溶解した溶液を、
メノー乳鉢に入れ、さらに微粉シリカ(日本アエロジル
株式会社製、アエロジルR972、平均粒径16mμ)
を少量ずつ加えて混合した。粘度が次第に増し、パサパ
サになりかかった頃合いに、混合物を小型ゴムロールに
懸け、さらに微粉シリカ添加量を9.5gとした。得ら
れたペーストをロールからはずし、金型温度110℃の
プレスにて150 kg / ctlないし200 k
g / csAの圧力で10分間加熱硬化した。硬化生
成物をボールミルにて粉砕し、230メツシユふるい通
過の複合充填剤18.0gを得た。この複合充填剤の平
均粒径は11μであった。
実施例1 メチルメタクリレート(MMA)6g、ネオペンチルグ
リコールジメタクリレート(NPC)3g、4−メタク
リロキシエトキシカルボニルフタル酸無水物(4−ME
TA)Ig、ハイドロキノンモノメチルエーテル(HQ
ME)2mgを室温上混合してモノマー混合液(A)を
作製した。この(A)液2重量部に対してトリーローブ
チルホウ素の部分酸化物(TBB−0、サンメディカル
社製)L重量部を混合して硬化性組成物を作製し、これ
を歯牙に小筆でうずく塗布して前述した方法で接着試験
片を作製した。結果を表1に示した。
実施例2〜8、比較例1、比較例3〜4実施例1におい
て、実施例1に記載のモノマーを使用する代りに表1に
記載のモノマーを表1に記載した量用いてモノマー混合
液(A)を作製し、この(A)液とトリーローブチルホ
ウ素の部分酸化合物(TBB・0、サンメディカル社製
)を表1に記載した量で配合して硬化性組成物を作製し
、実施例1に記載した方法で接着試験片を作製した。
結果を表1に示した。
比較例2 比較例1において比較例1に記載のモノマーを使用して
モノマー液(A)を作製する代わりに、MMA100重
量部、4−METAII重量部、ポリメチルメタクリレ
ート(スーパーボンドCB用、サンメディカル社製)8
0重量部およびハイドロキノンモノメチルエーテル2■
からなるモノマー液(A)を作製した。この(A)液と
トリーn−ブチルホウ素の部分酸化物(TBB −0、
サンメディカル社製)を表1に記載した量で配合して硬
化性組成物を作製した他は比較例1記載の方法で接着試
験を作製した。結果を表1に示した。
比較例5 MMA6g 、 NPC3g、 4−METAlg。
BPO0,2g、HQME2mgを室温上混合し、モノ
マー液(A)を作製した。次いで、D E P To、
1g、PTSNa 0.4g、99%エタノール9.5
gからなる液〔B〕を作製した。(A)と〔B〕を室温
下等型混合して硬化組成物を作製し、これを歯牙に小筆
で塗布した。 その後、実施例1に記載した方法で接着
試験片を作製した。結果を表1に示した。を作製した。
結果を表1に示した。
−=f′−粘1Jネj17正書 昭和62年10月2日 特許庁長官  小 川 邦 夫  殿 1、事件の表示                  
 し〕昭和61年特許願第308541号 2、発明の名称 硬化性組成物 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 4、代理人 〒105電話436−47007、補正の
内容 (1)特許請求の範囲を別紙の通り訂正する。
(2)明細書第3頁第7行r270.1985Jを「4
52〜478(1985)Jに訂正する。
(3)同第4頁下から第2行「、」を「、」に訂正する
(4)同第13頁下から第1行〜第14頁第1行「好ッ
ト酸」を「好適であり、具体的にはヘミメリット酸、ト
リメリット酸」に訂正する。
(5)同第15頁第3〜4行「アクリロイルオキプロポ
キシカルボニル」を「アクリロイルオキシプロポキシカ
ルボニル」に訂正する。
(6)同第20頁第4行「アルミナ」の後に「、」を挿
入する。
(7)同第22頁下から第9行と第10行の間に次の行
を挿入する。
rBPo・・・・・ベンゾイルパーオキサイド」2、特
許請求の範囲 (1)[A)単官能(メタ)アクリレート系単量体、(
83多官能(メタ)アクリレート系単量体〔ただし、1
分子中に少なくとも1個のウレタン結合を有する多官能
(メタ)アクリレート系単量体および一般式 (式中、R1は少なくとも1個の芳香族環を有しかつ分
子中に酸素原子または硫黄原子を有していてもよい2価
の芳香族残基を示し naおよびR3はそれぞれ水素原
子またはメチル基を示し、nおよびmは正の整数を示す
)で表わされる多官能 (メタ)アクリレート系単量体を除く〕工〔c〕1分子
中に少なくとも1個の(メタ)アクリロイルオキシル基
を含有する酸性基含有(メタ)アクリレート系単量体、
および〔D〕トリアルキルホウ素またはその酸化物から
なる硬化性組成物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)〔A〕単官能(メタ)アクリレート系単量体、〔
    B〕多官能(メタ)アクリレート系単量体〔ただし、1
    分子中に少なくとも1個の ウレタン結合を有する多官能(メタ)ア クリレート系単量体および一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は少なくとも1個の芳香族環を有しかつ
    分子中に酸素原子または硫黄 原子を有していてもよい2価の芳香族残 基を示し、R^2およびR^3はそれぞれ水素原子また
    はメチル基を示し、nおよびmは 正の整数を示す)で表わされる多官能 (メタ)アクリレート系単量体を除く〕。 〔c〕1分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロイ
    ルオキシル基を含有する酸性 基含有(メタ)アクリレート系単量体、 および 〔D〕トリアルキルホウ素またはその酸化物からなる硬
    化性組成物。
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