JPS63111862A - 歯科用接着性組成物 - Google Patents

歯科用接着性組成物

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JPS63111862A
JPS63111862A JP61256798A JP25679886A JPS63111862A JP S63111862 A JPS63111862 A JP S63111862A JP 61256798 A JP61256798 A JP 61256798A JP 25679886 A JP25679886 A JP 25679886A JP S63111862 A JPS63111862 A JP S63111862A
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meth
acrylate
acid
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健 阪下
正三 荒田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は常温付近の低温硬化性および耐水接着性に優れ
、しかもエナメル譬や象牙質、などの歯牙や歯科用合金
などに対して優れた接着性能を有しかつ歯髄に対する刺
激性などの悪影響がない歯科用接着剤として有効な硬化
性組成物に関する。
〔従来の技術〕
歯の矯正または修復のための接着剤として(メタ)アク
リル酸エステル系ビニルモノマーなどのラジカル重合性
モノマーと触媒とから成るものが多数提案されていて、
(メタ)アクリル酸エステル系ビニルモノマーと(メタ
)アクリロイルオキシル基含有芳香族カルボン酸(無水
物)、アミンおよびスルフィン酸(塩)から成る硬化性
組成物(特開昭60−44508号)や常温で液状の(
メタ)アクリル酸エステル、アミン、スルフィン酸(塩
)、過酸化物から成る接着剤(特開昭53−39331
号)、MMA 、 4−METAおよびトリブチルボラ
ン(TBB)からなる接着剤(臼歯検認、 28.27
0.1985)などが報告されている。しかしながら、
従来の接着剤や硬化性組成物では歯質への特にEDTA
などのマイルドなエツチング剤で処理した象牙質への十
分な接着力を得ることが困難であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、常温付近の低温硬化性および耐水接着性
能に優れ、エナメル質、象牙質や歯科用合金、とくに象
牙質などの歯牙に対して優れた接着性能を有し、しかも
歯髄に対する刺激性などの悪影響がなくかつ歯の修復に
おける歯科用接着剤として優れた硬化性組成物を鋭意検
討した結果、[A)単官能(メタ)アクリレート系単量
体、〔B〕特定のウレタン結合を有する多官能(メタ)
アクリレート系単量体、(C)特定の酸性基含有(メタ
)アクリレート系単量体および〔D〕 トリアルキルホ
ウ素またはその酸化物からなる硬化性組成物が上記目的
を達成できることを見出し、本発明に到達した。
〔問題点を解決するための手段〕および〔作用〕本発明
によれば、 (A)単官能(メタ)アクリレート系単量体、〔B〕 
1分子中に少なくとも1個のウレタン結合を有する多官
能(メタ)アクリレート系単量体、 〔C〕 1分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロ
イルオキシル基を含有する酸性基含有(メタ)アクリレ
ート系単量体、 〔D〕 トリアルキルホウ素またはその酸化物からなる
硬化性組成物が提供される。
本発明の硬化性組成物に使用される単官能(メタ)アク
リレート系単量体(A)は、酸性基以外の官能基を分子
中に含有していても良く、具体的にはメチル(メタ)ア
クリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)
アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレートなど
の炭化水素基含有(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレートなどの水酸基含有(メタ)アク
リレート、エチレングリコールモノメチルエーテル(メ
タ)アクリレート、エチレングリコールモノエチルエー
テル(メタ)アクリレート、エチレングリコールモノド
デシルエーテル(メタ)アクリレート、ジエチレングリ
コール七ツメチルエーテル(メタ)アクリレート、ポリ
エチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリ
レート、ポリエチレングリコールモノエチルエーテル(
メタ)アクリレートなどのエチレングリコール単位含有
(メタ)アクリレート、トリフロロエチル(メタ)アク
リレート、パーフルオロオクチル(メタ)アクリレート
などのフッ素置換基含有(メタ)アクリレート、r−(
メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン
、r−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリ(トリ
メチルシロキシ)シランなどのシラン系(メタ)アクリ
レート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート
などを例示することができ、単独又は2種以上を混合し
て使用することができる。
これらのうちではメチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート
、ドデシル(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ
)アクリレートまたは2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ートなどの水酸基含有(メタ)アクリレートが好ましく
、とくにメチルメタクリレート、n−へキシルメタクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート単独又はこれらの混合
物を使用することが好ましい。
本発明の硬化性組成物に使用されるウレタン結合を有す
る多官能(メタ)アクリレート系単量体CB)は1分子
中に少なくとも1個のウレタン結合を有する多官能(メ
タ)アクリレート系単量体であ・す、例えばジイソシア
ナート化合物1モルと2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート等の水酸基含有(メタ)アクリレート2モル
との付加物などが例示できる。前記ジイソシアナート化
合物としては脂肪族、脂環族、芳香族系ジイソシアナー
トのいずれも使用することができ、例えばヘキサメチレ
ンジイソシアナート、リジンジイソシアナート、2.2
(4)、4− i−リメチルへキサメチレンジイソシア
ナート、ジシクロへキシルジメチルメタン−p、p’−
ジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート、トリ
レンジイソシアナート、キシリレンジイソシアナート、
ジフェニルメタンジイソシアナート、ナフタレンジイソ
シアナートなどを例示することができる。さらに具体的
には、)CO□CHzCHzOCONHCHzC(C1
b)zCHzCH(CHz)−(R:)I又はCH3) 【 7“O H ■ (CHz)i 量 H C=0 (R:H又はCHi ) 。
(R:H又はCH3) 。
(R:H又はCHz ) 。
(R:H又はCH3) 。
H ■ (CHz)h C:0 H (CHI)& C=O などを例示することができる。
これらの中では脂肪族又は脂環族系(メタ)アクリレー
トが好ましく、特に %co□CHz CHgOcONHcHt C(CH3
) z CHz CH(CHs )−−CHICI2N
HCO□cH,cH,OCOイ又は を使用することが好ましい。
これらのウレタン結合を存する多官能(メタ)アクリレ
ートとしては2種以上の混合物を使用することができる
本発明の硬化性組成物に使用される1分子中に少なくと
も1個の(メタ)アクリロイルオキシル基を含有する酸
性基含有(メタ)アクリレート系単量体〔C〕としては
、1分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロイルオ
キシル基を含有する芳香族ポリカルボン酸またはその酸
無水物(C3)または1分子中に少なくとも1個の(メ
タ)アクリロイルオキシル基を含有するリン酸またはス
ルホン酸の部分エステル(リン酸のモノエステル、ジエ
ステルまたはその混合物、スルホン酸のモノエステル)
など(C2)を挙げることができる。1分子中に少なく
とも1個の(メタ)アクリロイルオキシル基を含有する
芳香族ポリカルボン酸(C3)としてさらに具体的には
、1分子中に少なくとも2個のヒドロキシル基を有しか
つ酸素原子を含有していてもよいアルカンポリオールの
うち少なくとも1個のヒドロキシル基が(メタ)アクリ
ル酸のエステルを形成し、かつ少なくとも1個ヒドロキ
シル基が少なくとも3個のカルボキシル基有する芳香族
ポリカルボン酸の1個のカルボキシル基とエステルを形
成した構造を有する(メタ)アクリロイルオキシル基含
有芳香族ポリカルボン酸またはその無水物をあげること
ができる。譲歩なくとも3個のカルボキシル基を有する
芳香族ポリカルボン酸のうちでは、さらに少なくとも3
個以上のカルボキシル基のうちで少なくとも2個のカル
ボキシル基が芳香族核上の隣接する炭素原子に結合した
芳香族ポリカルボン酸であることが好適であり、具体的
にはヘミメリット酸、トリメリット酸、ブレニド酸、メ
ロファン酸、ピロメリット酸などを例示することができ
る。
該(メタ)アクリロイルオキシル基含有芳香族ポリカル
ボン酸またはその酸無水物としては、4−(メタ)アク
リロイルオキシメトキシカルボニルフタル酸またはその
酸無水物、4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシカ
ルボニルフタル酸またはその酸無水物、4−(メタ)ア
クリロイルオキシブトキシカルボニルフタル酸またはそ
の酸無水物、(,1は6〜12の整数、R:H又はCH
3)(、は2〜50の整数、R:H又は(Jh )(l
l は!〜50)整数、 R: I(又ハcH1)4−
〔2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイルオキシエ
トキシカルボニルフタル酸またはその酸無水物、2.3
−ビス(3,4−ジカルボキシベンゾイルオキシ)プロ
ピル(メタ)アクリレートまたはその酸無水物、2−(
3,4−ジカルボキシベンゾイルオキシ)1,3−ジメ
タクリロイルオキシプロパン又はその酸無水物などを例
示することができる。
また、1分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロイ
ルオキシル基を含有するリン酸またはスルホン酸の部分
エステル(リン酸のモノエステル、ジエステルまたはそ
の混合物、スルホン酸のモノエステル)  (Cz)と
して具体的には、2−(メタ)アクリロイルオキシエチ
ルフェニルアシドホスフェート、ビス〔2−(メタ)ア
クリロイルオキシエチル〕アシドホスフェート、ビス〔
3−(メタ)アクリロキシプロピル〕アシドホスフェー
ト、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニルホ
スホネート、 0    0H U聞 などを例示することができる。
これらの1分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロ
イルオキシル基を含有する酸性基含有(メタ)アクリレ
ート系単量体(C)のうちでは、1分子中に少なくとも
1個の(メタ)アクリロイルオキシル基を含有する芳香
族ポリカルボン酸またはその酸無水物(C3)が好まし
く、さらにこれらの中では4−(メタ)アクリロイルオ
キシエトキシカルボニルフタル酸またはその酸無水物が
好ましく、特に4−メタクリロイルオキシエトキシカル
ボニル無水フタル酸を用いると歯牙に対する接着力、耐
水耐久性などが向上するので好ましい。
本発明の硬化性組成物に使用されるトリアルキルホウ素
またはその酸化物CD)として具体的には、トリエチル
ホウ素、トリプロピルホウ素、トリイソプロピルホウ素
、トリーローブチルホウ素、トリーn−アミルホウ素、
トリイソアミルホウ素、トリ=sec−アミルホウ素ま
たはこれらの一部が酸化されたトリアルキルホウ素酸化
物を用いることができる。これらの中ではトリーローブ
チルホウ素またはその部分酸化物を使用することが好ま
しい。
本発明の硬化性組成物に配合される単官能(メタ)アク
リレート系単量体(A)と前記多官能(メタ)アクリレ
ート系単量体(B)の配合割合は特に規制されないが、
通常単官能(メタ)アクリレート系単量体〔A〕5ない
し95重景%、多官能(メタ)アクリレート系単量体C
B)95ないし5重量%、好ましくは単官能(メタ)ア
クリレート系単量体(A)10ないし95重量%、多官
能(メタ)アクリレート系単量体(B)90ないし5重
量%、特に好ましくは単官能(メタ)アクリレート系単
量体(A)25ないし90重量%、多官能(メタ)アク
リレート系単量体(B)75ないし10重量%の範囲に
あると歯牙に対する接着力、耐水耐久性、特に象牙質に
対するエツチング処理がETOAなどのマイルドな酸を
用いた場合にも高い接着力、耐水耐久性を示すので好ま
しい。
また、本発明の硬化性組成物に配合される該酸性基含有
(メタ)アクリレート系単量体(C)の配合量は、前記
単官能(メタ)アクリレート系単量体(A)および前記
多官能系(メタ)アクリレート系単量体CB)の合計1
00重量部に対して通常1ないし50重量部、好ましく
は3ないし30重量部、特に好ましくは5ないし15重
量部である。
さらに、本発明の硬化性組成物に配合されるトリアルキ
ルホウ素またはその酸化物CD)の配合量は、前記単官
能(メタ)アクリレート系単量体〔A〕、前記多官能系
(メタ)アクリレート系単量体CB)および酸性基含有
(メタ)アクリレート系単量体〔C〕の合計100重量
部に対して通常2ないし100重量部、好ましくは5な
いし70重量部、特に好ましくは5ないし50重量部の
範囲である。該トリアルキルホウ素またはその酸化物C
D)は通常前記(メタ)アクリレート系単量体(A)、
CB)、(C)と混合すると数秒から数十分の間で重合
反応が開始されるので、前記(A)、(B)、〔C〕と
は分割して保存しておき、使用直前に混合される。
本発明の硬化性組成物には前記必須成分の他に必要に応
じて他の成分、例えば粉末状無機充填剤、有機質重合体
、重合抑制剤などを配合することができる。粉末状無機
充填剤として具体的には、カオリン、タルク、クレー、
炭酸カルシウム、シリカ、シリカ・アルミナ、アルミナ
酸化チタン、リン酸カルシウム、ガラス粉末、石英粉末
などを例示することができる。有機重合体としてはワッ
クス、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリアクリル酸
メチル、ポリメタクリル酸メチルおよびこれらの共重合
体などを例示することができる。これらの成分の配合割
合は適宜である。
〔発明の効果〕
本発明の硬化性組成物は常温付近の低温硬化性および耐
水接着性能に優れ、しかもエナメル質や象牙質などの歯
質や歯科用合金などに対して優れた接着性能を示し、か
つ歯髄に対して刺激性のない特徴を有しているので、歯
科用のコンポジットレジン、硬質レジンなどのボンディ
ング剤として使用できる他、歯牙用以外の精密工作性の
種々のコンポジットレジンなどの用途にも使用できる。
これらの中では歯科用コンポジットレジン用のポンディ
ング剤として使用するのが最も好ましい。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。
なお、本発明の硬化性組成物の評価方法および実施例、
比較例で使用した光硬化型コンポジットレジンの製造例
を以下に示した。また以下の実施例および比較例で使用
した次の略記号はそれぞれ次の化合物を示す。
MMA・・・メチルメタクリレート HMA・・・n−へキシルメタクリレートHEMA・・
2−ヒドロキシエチルメタクリレートHPMA・・2−
ヒドロキシプロピルメタクリレート UDMA・・・ >co□CHzCHzOCONHCtbC(CHz)z
−−cH,co(co、)cuzcnzNHcozco
zcnzoco(GUMM・・・ O H (CHz)a H 4−META  ・ ・ ・ 4−MET ・ ・ ・ TBB・0・・・トリーn−ブチルホウ素の部分酸化物 DEPT・・・・ジェタノールパラトルイジンPTSN
a・・・バラトルエンスルフィン酸ナトリウム PMMA・・・・ポリメチルメタクリレートHQME・
・・・ハイドロキノンモノメチルエーテル (1)接着力の評価方法 牛の前歯唇面のエナメル質面または象牙質面を#600
エメリーペーパーで良く研磨し、表面を平滑にした後エ
ナメル質は65%リン酸水溶液で30秒間、象牙質は0
.3M EDTA ・2 Na−0,2MEDTA −
Fe・Na水溶液で60秒間エツチング処理をした。十
分に水洗を行った後エツチング面をエアーブローして乾
燥し、その後直径5mmの円孔のあいたセロハンテープ
(約13mm X 13mm)をはった。実施例または
比較例に記載のボンディング剤を前記円孔に塗布し、軽
くエアーブローし前記円孔に合わせたテフロン製金型(
直径5mm、深さ2mmの円筒)に後述した光重合型コ
ンポジットレジンを充填し、セロファン紙を表面にかぶ
せた後、その上から可視光照射器(Kulzer社製、
Translux)を用いて可視光線を30秒照射し、
コンポジットレジンを硬化させた。その後コンポジット
レジンの硬化表面とアクリル棒とをスーパーボンドC&
B@ (サンメディカル社製)で接着し接着試験片を作
成した。室温で30分放置後接着試験片を37℃水中2
4時間浸漬した後23℃の温度で空気中10分間放置し
た後23℃の温度で速度2 mm/rninの条件で引
張り試験を行い、接着力を測定した。接着試験後の破断
面はいずれも生歯破壊、コンポジットレジンの凝集破壊
又はコンポジツレジンと象牙質間の界面破壊のいずれか
であった。
(If)光硬化型コンポジットレジンの調製トリエチレ
ングリコールジメタクリレート7.5g、1.3−ビス
(メタクリロキシエトキシ)ベンゼン7.5g、2,2
.4−1−リメチルへキサメチレンジアミンジイソシア
ナート1モルと2−ヒドロキシエチルメタクリレート2
モルとの付加物15g、下記記載の方法で合成した複合
充填剤40gおよび微粉末シリカRM−50(日本アエ
ロジル株式会社製、微粉末シリカ) 30g 、ハイド
ロキノンモノメチルエーテル4mgを35℃下2本ロー
ルで混練し、組成物を作成した。この組成物10gとカ
ンファーキノン45mgおよび4−ジエチルアミノ安息
香酸45mgをスパチュラで十分に混合して光硬化型コ
ンポジットレジンを作製した。
(II)複合充填剤の製造例 トリメチロールプロパンのトリメタクリレート10gに
ベンゾイルパーオキサイド0.1gを溶解した溶液を、
メノー乳鉢に入れ、さらに微粉シリカ(日本アエロジル
株式会社製、アエロジルR972、平均粒径16mμ)
を少量ずつ加えて混合した。粘度が次第に増し、パサパ
サになりかかった頃合いに、混合物を小型ゴムロールに
懸け、さらに微粉シリカを断続的に添加し最終的に微粉
シリカ添加量を9.5gとした。得られたペーストをロ
ールからはずし、金型温度110℃のプレスにて150
 kg/cdないし200kg/calの圧力で10分
間加熱硬化した。
硬化生成物をボールミルにて粉砕し、230メツシユふ
るい通過の複合充填剤18.0gを得た。この複合充填
剤の平均粒径は11μであった。
実施例1 メチルメタクリレ−) (MMA)  8 g、 LI
DMA1g14−メタクリロキシエトキシカルボニルフ
タル酸無水物(4−META)1 g−ポリメチルメタ
クリレ−1−(PMMA)0.1gおよびハイドロキノ
ンモノメチルエーテル(HQ M E ) 2 mgを
室温上混合してモノマー混合液(A)を作製した。この
(A)液2重量部に対してトリルn−ブチルホウ素の部
分酸化物(TBB−0)(サンメディカル社製)1重量
部を混合して硬化性組成物を作製し、これを歯牙に小筆
で塗布して前述した方法で接着試験片を作製した。結果
を表1に示した。
実施例2〜4.比較例1〜2 実施例1において、実施例1に記載のモノマーを使用す
る代りに、表1に記載のモノマーを表1に示した量用い
た他は実施例1と同様の方法で接着試験片を作製した。
結果を表1に示した。
実施例5〜8.比較例3 実施例1において、実施例1に記載のモノマーを使用す
る代りに表1に記載のモノマーを表1に記載した量用い
、ポリメチルメタクリレートは使用せずにモノマー混合
液(A)を作製した。その後表1に記載した量のTBB
・0と混合し、硬化組成物とし、これを用いて接着試験
片を作製した。
結果を表1に示した。
比較例4 HEMA 2.7g 、 HE I P6.3g、 4
−METAl g、BPO0,1g 、HQME2mg
を室温上混合し、七ツマー液(A)を作製した。次いで
DEPTo、05g P T S N a O,2g 
、 99%エタノール9.75 gからなる液(B)を
合成した。(A)と(B)を室温下等重量混合して硬化
組成物を作製し、これを歯牙に小筆で塗布した後軽くエ
アープローしてエタノールを揮発させた。その後、前述
した方法で接着試験片を作製した。結果を表1に示した
手続補正書 昭和62年10月2日 特許庁長官  小 川 邦 夫  殿 1、事件の表示                 b
昭和61年特許願第256798号 2、発明の名称 硬化性組成物 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 代表者 竹林省吾 4、代理人 〒105電話436−47007、補正の
内容 (1)明細書第2頁下から第5行r270.1985J
を「452〜478(1985)Jに訂正する。
(2)同第19頁下から第7行「アルミナ」の後に「、
」を挿入する。
(3)同第22頁下から第8行と第9行の間に次の行を
挿入する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)〔A〕単官能(メタ)アクリレート系単量体、〔
    B〕1分子中に少なくとも1個のウレタン結合を有する
    多官能(メタ)アクリレート 系単量体、 〔C〕1分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロイ
    ルオキシル基を含有する酸性 基含有(メタ)アクリレート系単量体、 および 〔D〕トリアルキルホウ素またはその酸化物からなる硬
    化性組成物。
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