JPS63159434A - ポリイミド膜の製造方法 - Google Patents

ポリイミド膜の製造方法

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JPS63159434A
JPS63159434A JP62191431A JP19143187A JPS63159434A JP S63159434 A JPS63159434 A JP S63159434A JP 62191431 A JP62191431 A JP 62191431A JP 19143187 A JP19143187 A JP 19143187A JP S63159434 A JPS63159434 A JP S63159434A
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崇夫 三輪
Tokuyuki Kaneshiro
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体素子の絶縁膜、パッシベーション膜、耐
湿保護膜や、液晶表示素子の配向膜などの膜として用い
られるポリイミド膜およびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、ポリイミド膜は、ジアミノ化合物と、テトラカル
ボン酸またはその誘導体とを、有機極性溶剤中で重合さ
せて一担ポリアミド酸ワニスとして、これを基板上に流
延した後に、加熱して乾燥、ポリイミド化するいわゆる
湿式方法が知られている。しかし、この方法による薄膜
は、ピンホールなどの問題により良質の膜形式が困難で
あり、特に膜厚が1μm以下になるとこの傾向が強かっ
た。
また、溶媒の添加など不純物の混入が起こり易いという
不都合もあった。
そこで、最近これらの湿式法の欠点を解決するために、
特開昭60−197730号公報に示されるような方法
、すなわち、ポリイミドの各出発原料、例えばピロメリ
ット酸二無水物と4.4′−ジアミノジフェニルエーテ
ルとを適宜の割合で同時に蒸発させて基板上に堆積せし
めると共にこれらを該基板上で加熱重合させるポリイミ
ド膜形成方法が提案されている。しかし、この方法では
逐次温度を測定しながら各出発原料の加熱温度を微調整
しなければならず、結局均一でかつ高強度の被膜の形成
は困難であった。その理由は、各出発原料の蒸発比のコ
ントロールに精度が要求され、それが困難であり、その
ため高分子量のポリイミド膜が得られないからである。
すなわち、反応させる七ツマー比が1割ずれただけでも
、形成されるポリイミド膜の分子量は極端に小さくなっ
てしまい、例えば、ジアミンとテトラカルボン酸をモノ
マー比で正確に1=1で反応させた場合、分子量は2〜
5万程度となるものが七ツマー比が10=9あるいは9
:10では分子量は3800程度といった具合である。
ポリイミド膜の強度が分子量の低下に伴って低下してゆ
くことは、エム、エル、ワレッチ、ジャーナル、ポリマ
ー、サイエンス、;バート I−2(M、L、J 、P
olym、Sci、 : Part I −2) 、 
6 。
953 (1968)の論文などで知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上述のピンホールなどの従来技術の問
題点を解消し、さらに上記蒸着法による各出発原料の反
応比のコントロールの問題を解決した均一でしかも高強
度のポリイミド膜およびその製造方法を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
第1の発明の特徴は、一分子内に1つのアミノ基と互い
に隣接した2つのカルボキシル基を有する芳香族化合物
、またはその誘導体を重合させて得られるポリイミド膜
にある。
第2の発明の特徴は、一分子内に1つのアミノ基と互い
に隣接した2つのカルボキシル基を有する芳香族化合物
、またはその誘導体を重合させて得られる、 式 (Rは2価の炭化水素基または2価の芳香族基であり、
あってもなくてもよい。また、nは整数である。)で表
わされる、主鎖内のイミド基が一方向に配列しているポ
リイミド膜にある。
第3の発明の特徴は、一分子内に1つのアミノ基と互い
に隣接した2つのカルボキシル基を有する芳香族化合物
、またはその誘導体を基板上に蒸着せしめ、該基板上で
重合させるポリイミド膜の製造方法にある。
第4の発明の特徴は、一分子内に1つのアミノ基と互い
に隣接した2つのカルボキシル基を有する芳香族化合物
、またはその誘導体を基板上に蒸着せしめ、該基板上で
重合させて得られる。
式 (Rは2価の炭化水素基または2価の芳香族基であり、
あってもなくてもよい。また、nは整数である。)で表
わされる、主鎖内のイミド基が一方向に配列しているポ
リイミド膜の製造方法にある。
第5の発明の特徴は、一分子内に1つのアミノ基と互い
に隣接した2つのカルボキシル基を有する芳香族化合物
、またはその誘導体を蒸発させて基板上に堆積せしめる
と共に、これを該基板上で重合させるポリイミド膜の製
造方法にある。
第6の発明の特徴は、一分子内に1つのアミノ基と互い
に隣接した2つのカルボキシル基を有する芳香族化合物
、またはその誘導体を蒸発させて基板上に堆積せしめる
と共に、これを該基板上で重合させて得られる、 式 (Rは2価の炭化水素基または2価の芳香族基であり、
あってもなくてもよい、また、nは整数である。)で表
わされる、主鎖内のイミド基が一方向に配列しているポ
リイミド膜の製造方法にある。
上記誘導体としては、モノエステル化物、ジエステル化
物、酸クロライドまたは酸無水物から選ばれる化合物で
あることが好ましい。
基板上での出発物質の加熱は、予め所定温度に加熱され
た基板上に堆積させるか、或いは室温の基板上に原料あ
るいはその誘導体を堆積させた後に基板を所定温度に加
熱することにより行なうことができる。この時の温度は
、200〜450℃が好ましい。
本発明に用いられる原料は、一分子内に1コのアミノ基
と、互いに隣接した2つのカルボキシル基を有する芳香
族化合物、またはその誘導体を有するものであれば、2
種以上の原料を同時に蒸発させ、同一の基板上に堆積さ
せて、共重合させることも可能である。この場合におい
ても、必ずアミノ基と上記芳香族化合物、または、その
誘導体の反応比は正確に1:2になっているため、従来
のような反応比のずれに起因するポリイミドの分子量の
低下の問題は生じない。
本発明に用いられる一分子内に1つのアミノ基と、互い
に隣接した2つのカルボキシル基を有する芳香族化合物
、またはその誘導体とは、一般式または (XまたはYは、水酸基、アルコキシル基またはハロゲ
ンであり、同じであっても異なっていても良い。また、
Rは、−CpH2p−(pは正の整数)、Fa である、)で表わされるものであり、次のようなものが
例示される。すなわち、以下の例ではすべてカルボン酸
の場合を示すが、これらのジエステル化物、モノエステ
ル化物、酸塩化物あるいは酸無水物であってもよい。
4−アミノフタル酸、4−アミノメチルフタル酸、4−
(m−アニリノ)フタル酸、4−(p−アニリノ)フタ
ル酸、3−(m−アニリノ)フタル酸、3−(p−アニ
リノ)フタル酸、4−(3−アミノフェノキシ)フタル
酸、4−(4−アミノフェノキシ)フタル酸、3−アミ
ノ−3’ 、4’−ジカルボキシベンゾフェノン、4−
アミノ−3’ 、4’−ジカルボキシベンゾフェノン、
トリメリット酸−3−アニリノエステル、トリメリット
酸−4−アニリノエステル、トリメリット酸−4−アニ
リノアミド、3−アミノ−3’ 、4’−ジカルボキシ
ジフェニルスルフォン、4−アミノ−3’ 、4’ −
ジカルボキシジフェニルスルフォン、4−(4−アミノ
ベンジル)フタル酸、2−(p−アニリノ)−2−(3
,4−ジカルボキシフェニル)へキサフルオロプロパン
などが挙げられる。
尚、モノマーの官能基の安定性を考えるならば、カルボ
キシル基を有する芳香族化合物の誘導体としては、エス
テル化物が好ましい。
本発明に用いるモノマーとしては、分子量が小さい方が
望ましい、七ツマ−の分子量が小さい方が蒸気圧が高い
ため、同じ温度及び減圧度で蒸着させた場合蒸気速度は
速くなる。七ツマー蒸発セルの温度をあまり高くすると
、セル内でも重合が起きるため、効率が悪くなる。
また、本発明において、アミノジカルボン酸誘導体の官
能基の種類によっても蒸着し易いものとそうでないもの
とがある。即ちアミノ基とジカルボン酸を有するものは
1分子間凝集力が大きいため、比較的蒸発し難い。アミ
ノフタル酸は、蒸発するが、アニリノフタル酸やアミノ
フェノキシフタル酸などの少し分子量の大きいモノマー
は、蒸発効率が悪い。これらに比べ、モノエステル化物
、ジエステル化物、酸クロライドやWn無水物は、分子
間凝集力が小さく、蒸発し易いため好ましい。
七ツマ−として、アミノジカルボン酸やそれらのモノエ
ステルを用いた場合、加熱されていない基板に蒸着され
たものは、通常酸無水物になっており、酸クロライド、
酸無水物、ジエステル化合物の場合、そのまま蒸着され
る傾向がある。但し、基板を加熱して蒸着した場合、モ
ノマーは基板上あるいはその近傍で反応して基板に蒸着
しているものと思われる。
本発明において、モノマーとして4−アミノフタル酸ま
たは4−(p−アニリノ)フタル酸を使用すると、基板
上に形成されるポリイミドフィルムは、低熱膨張性、高
弾性率、低吸湿性、低透湿性等の特性を有するため極め
て有用である。また、熱膨張係数や弾性率等の物性をコ
ントロールするために、2種以上のモノマーを同時に蒸
着させることも可能である6但し、この場合も従来例(
特開昭60−197730号公報)とは異なり、必ずア
ミノ基とカルボキシル基を有する芳香族化合物、または
その誘導体との反応比は1:2になるので化学量論的な
問題は起きない。
また、本発明において、基板とポリイミド膜との接着性
を向上させるためには、予め基板にカップリング処理や
装着し易いカーボン、アルミナ。
金属などの薄膜を形成したり、湿式あるいは乾式エツチ
ング等により表面を粗しておく等の処理をすることが好
ましい。
〔作用〕
本発明のポリイミド膜の形成方法によれば、−分子中に
7ミノ基と、互いに隣接した2つのカルボキシル基等を
有する原料を蒸発させて、基板上に堆積させるため、従
来法とは異なり、アミノ基とカルボキシル基との反応比
は正確に1=2になり、反応比がずれるために起こるポ
リイミドの分子量の低下の問題がない。
〔実施例〕
実施例1 以下、本発明の一実施例を第1図を用いて説明する。
第1図は、本発明を実施するための装置の一例である。
1は減圧容器を示し、この減圧容器の減圧排気装置とし
て、真空ポンプ12と油拡散ポンプ11が接続されてい
る。基板4は加熱ヒータ8で加熱可能であり、通常10
0〜450℃の範囲に加熱される。モノマー5及び6は
、ヒータ付きモノマーセル2及び3に入れられる。7は
シャッターである。
先ず、モノマーセル2に4−アミノフタル酸モノメチル
エステルを入れ、基板として、アルミニウムキレート溶
液を塗布し350℃で30分間加熱処理したSiウェハ
を真空槽内にセットした。
真空槽内の圧力を1×10″″BTorrに減圧した後
、モノマーセルの温度を徐々に上昇させた。七ツマ−が
蒸発し始めたら、シャッター7を開は基板に蒸着させた
。常圧に戻した後、蒸着物を400℃で加熱した結果、
外観良好なポリイミド皮膜を得た。モノマー、蒸着後基
板の付着物、モノマーセル内の残渣、蒸着物を常圧下で
400”Cで加熱したものの赤外吸収スペクトルを測定
した。図2〜5に赤外吸収スペクトルを示した。第2図
のモノマーは、3470,3360ai−’にアミノ基
の吸収、1740aI−’にエステルの吸収、カルボン
酸の存在を示唆する3000〜2500aI−”のブロ
ードな吸収、ならびに1500am−’のベンゼン環の
吸収などから、アミノフタル酸モノメチルエステルであ
ることが判る。第3図の結果から、上記のカルボン酸の
吸収、エステルの吸収が消失し、新たに1820と17
503″″1に酸無水物の吸収が現われたことから、蒸
着膜は、アミノフタルさん無水物であることが判る。ま
た、この蒸着膜を加熱して反応させた膜は、第4図に示
したようにアミノ基の吸収と酸無水物のが消失し、17
80゜1720.1380.740am−”にイミド膜
の新たな吸収が現われたことから、ポリイミドになって
いることが判る。第5図の七ツマーセル中の残渣は、上
記のポリイミド膜のスペクトルと殆ど同じであり、蒸発
せずにセル内でイミド化してしまったものと考えられる
実施例2 試料として、4−(p−アミノフェノキシ)フタル酸ジ
メチルエステルをモノマーセル3に入れ。
実施例1と同様に減圧し、モノマーセル2を140℃、
七ツマーセル3を105℃に加熱して、2種類のモノマ
ーを同時に蒸発させた。シャッター7を閉じたあと、モ
ノマーセル2及び3の加熱を中止した。次に常圧に戻し
てから基板をゆっくりと400℃まで加熱し、10分間
放置後、室温まで徐々に冷却した。
基板上に、約1.7μmのポリイミドフィルムが得られ
た。ナイフで剥がしてみると、非常に強靭な膜が形成さ
れていることが分かった。
実施例3 先ず、モノマーセル2に4−(p−アニリノ)フタル酸
ジメチルエステルを入れ、基板としてアルミニウムキレ
ート溶液を塗布し350℃で30分間加熱処理したSi
ウェハを真空槽内にセットした。真空槽内の圧力を1×
10″″BTorrに減圧した後、モノマーセルの温度
を徐々に上昇させた。
モノマーが蒸発し始めたら、シャッター7を開は基板に
蒸着させた。但しここでは、基板温度を350℃に加熱
した。その結果、やはり所望の外観良好なポリイミド皮
膜を得た。
モノマーと蒸着後基板の付着物の赤外吸収スペクトルを
第6図、第7図に示した。第6図のモノマーは、346
0,3370am−”に7ミノ基の吸収と1740am
−’にエステル基の吸収、ならびに1500al−”の
ベンゼン環の吸収などから、4−(P−アニリノ)フタ
ル酸ジメチルエステルであることが判る。第2図のスペ
クトルには、エステルの吸収が消失し、新たに1780
.1720゜1380.740am″″lにイミド環の
新たな吸収が呪われたことから、ポリイミドになってい
ることが判る。
実施例4 先ず、モノマーセル2に4−(p−アニリノ)フタル酸
を入れ、基板としてアルミニウムキレート溶液を塗布し
350℃で30分間加熱処理したSiウェハを真空槽内
にセットした。真空槽内の圧力をI X 10−’To
rrに減圧した後、モノマーセルの温度を徐々に上昇さ
せた。モノマーが蒸発し始めたら、シャッター7を開は
基板に蒸着させた。
但しここでは、基板加熱はせずに室温のまま蒸着用基板
とした。その結果、蒸着後真空槽を常圧に戻したから、
基板及びモノマーセルを取り出してみると、基板上に少
し皮膜は付いていたが大半はモノマーセル内でポリイミ
ド化していた。この七ツマ−の場合、更に高真空中で蒸
着させる必要がある。
七ツマー1蒸着後基板の付着物、七ツマーセル内の残渣
、並びにその加熱イミド化物の赤外吸収スペクトルを第
8図〜第11図に示した。第8図のモノマーのスペクト
ルは、カルボン酸の影響で非常に判りにくくなっている
。しかし、これをメタノールでジエステル化したものは
明らかにアミノ基、ベンゼン環、エステル基の吸収が現
われたことから、所望の物質であると言える。第9図の
蒸着物のスペクトルには、アミノ基、酸無水物の吸収が
現われ、この場合も蒸着膜が無水物に成っていることが
判る。第10図のモノマーセル内の残渣と、第11図の
皮膜の加熱硬化品のスペクトルを見ると新たに1780
.1720.1380゜740cm−’にイミド環の新
たな吸収が現われたことから、いずれもポリイミドにな
っていることが判る。
実施例5 先ず、モノマーセル2に4−(p−アミノフェノキシ)
フタル酸ジメチルエステルを入れ、基極としてアルミニ
ウムキレート溶液を塗布し350℃で30分間加熱処理
したSiウェハを真空槽内にセットした。真空槽内の圧
力をI X 10””Tartに減圧した後、モノマー
セルの温度を徐々に上昇させた。モノマーが蒸発し始め
たら、シャッター7を開は基板に蒸着させた。但しここ
では、基栖温度を室温で行った。その結果、非常に効率
良く七ツマ−を蒸着できた。さらに、常圧に戻して力ら
ゆっくりと400℃に加熱すると、やはり所望のポリイ
ミド皮膜が得られた。
七ツマー1蒸着後基板の付着物並びにその加4ポリイミ
ド化物の赤外吸収スペクトルを測定した結果、七ツマ−
と蒸着物とのスペクトルは一致しており、ジエステル化
物の形で蒸着されたこと力判った。いずれも、3460
,3370an−”にアミノ基の吸収と1740(2m
−’にエステル基の吸収。
なにびに1500csi−1のベンゼン環の吸収などか
ら、 4− (p−7ミノフエノキニ)フタル酸ジメチ
ルエステルであることが判る。蒸着膜の加熱ポリイミド
化したものには、アミノ基とエステル基の吸収が消失し
、新たに1780.1720゜1380.740am″
″lにイミド環の吸収が現われたことから、ポリイミド
になっていることが判る。
したがって、得られた膜は、液晶表示素子用の配向Il
l、LSIのパッシベーション膜2層間絶縁膜、磁気デ
ィスク・光ディスクの保護膜等多くのエレクトロニクス
用薄膜として極めて有用である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、均一でピンホールの無い高強度の薄膜
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の気相成長法によるポリイミド膜の製造
を実施するための装置の断面図、第2図は4−7ミノフ
タル酸モノメチルエステルの赤外吸収スペクトル図、第
3図は4−アミノフタル酸モノメチルエステルの蒸着物
の赤外吸収スペクトル図、第4図は4−アミノフタル酸
モノメチルエステルの400℃/30分加熱後の赤外吸
収スペクトル図、第5図は4−アミノフタル酸モノメチ
ルエステルのモノマセル内残渣の赤外吸収スペクトル図
、第6図は4− (p−アニリノ)フタル酸ジメチルエ
ステルの赤外吸収スペクトル図、第7図は4−(p−ア
ニリノ)フタル酸ジメチルエステルの蒸着後400℃熱
処理品の赤外吸収スペクトル図、第8図は4−(p−ア
ニリノ)フタル酸の赤外吸収スペクトル図、第9図は4
− (p−アニリノ)フタル酸のモノマセル内残渣の赤
外吸収スペクトル図、第10図は4−(p−アニリノ)
フタル酸の蒸着量の赤外吸収スペクトル図、第11図は
4−(p−アニリノ)フタル酸の蒸着後400℃熱処理
品の赤外吸収スペクトル図である。 1・・・減圧容器、2,3・・・モノマーセル、4・・
・基板、5.6・・・モノマー、7・・・シャッター、
8・・・基板加熱用ヒータ、9,10・・・モノマー加
熱用セル、11・・・排気装置、12・・・真空ポンプ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一分子内に1つのアミノ基と互いに隣接した2つの
    カルボキシル基を有する芳香族化合物、またはその誘導
    体を重合させて得られることを特徴とするポリイミド膜
    。 2、上記誘導体が、モノエステル化物、ジエステル化物
    、酸クロライドまたは酸無水物から選ばれる化合物であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のポリイ
    ミド膜。 3、一分子内に1つのアミノ基と互いに隣接した2つの
    カルボキシル基を有する芳香族化合物、またはその誘導
    体を重合させて得られる、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (Rは2価の炭化水素基または2価の芳香族基であり、
    あってもなくてもよい。また、nは整数である。)で表
    わされる、主鎖内のイミド基が一方向に配列しているこ
    とを特徴とするポリイミド膜。 4、上記誘導体が、モノエステル化物、ジエステル化物
    、酸クロライドまたは酸無水物から選ばれる化合物であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載のポリイ
    ミド膜。 5、一分子内に1つのアミノ基と互いに隣接した2つの
    カルボキシル基を有する芳香族化合物、またはその誘導
    体を基板上に蒸着せしめ、該基板上で重合させることを
    特徴とするポリイミド膜の製造方法。 6、上記誘導体が、モノエステル化物、ジエステル化物
    、酸クロライドまたは酸無水物から選ばれる化合物であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載のポリイ
    ミド膜の製造方法。 7、一分子内に1つのアミノ基と互いに隣接した2つの
    カルボキシル基を有する芳香族化合物、またはその誘導
    体を基板上に蒸着せしめ、該基板上で重合させて得られ
    る、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (Rは2価の炭化水素基または2価の芳香族基であり、
    あってもなくてもよい。また、nは整数である。)で表
    わされる、主鎖内のイミド基が一方向に配列しているこ
    とを特徴とするポリイミド膜の製造方法。 8、上記誘導体が、モノエステル化物、ジエステル化物
    、酸クロライドまたは酸無水物から選ばれる化合物であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第7項記載のポリイ
    ミド膜の製造方法。 9、一分子内に1つのアミノ基と互いに隣接した2つの
    カルボキシル基を有する芳香族化合物、またはその誘導
    体を蒸発させて基板上に堆積せしめると共に、これらを
    該基板上で重合させることを特徴とするポリイミド膜の
    製造方法。 10、上記誘導体が、モノエステル化物、ジエステル化
    物、酸クロライドまたは酸無水物から選ばれる化合物で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第9項記載のポリ
    イミド膜の製造方法。 11、一分子内に1つのアミノ基と互いに隣接した2つ
    のカルボキシル基を有する芳香族化合物、またはその誘
    導体を蒸発させて基板上に堆積せしめると共に、これを
    該基板上で重合させて得られる、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (Rは2価の炭化水素基または2価の芳香族基であり、
    あってもなくてもよい、また、nは整数である。)で表
    わされる、主鎖内のイミド基が一方向に配列しているこ
    とを特徴とするポリイミド膜の製造方法。 12、上記誘導体が、モノエステル化物、ジエステル化
    物、酸クロライドまたは酸無水物から選ばれる化合物で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第11項記載のポ
    リイミド膜の製造方法。
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