JPS6315494A - スル−ホ−ル付セラミツク基板のスル−ホ−ル印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、スルーホール付セラミック基板のスルーホー
ル印刷ｇ装置に関する。

（従来の技術） セラミック基板を用いた配線板は、種々の電子通信機器
に適用されている。こうした配線板の一つとして、導体
を印刷した複数枚のグリーンシートを積層した後、焼成
するメタライジングセラミック多層配線板が知られてい
る。かかるグリーンシートには、重ね合せる他のグリー
ンシートとの導通を図る目的で、スルーホールが形成さ
れている。

ところで、スルーホールの形成のためのグリーンシート
の孔内への導体ペーストの充填、印判は従来、第５図に
示す装置を用いて行なっていた。

即ち、図中の１はステージであり、このステージ１は断
面が凹状をなす基台２と、この基台２上に載置され、該
基台２の開口部に対応する部分が格子状をなす台板３と
から構成されている。前記基台２の側壁には、該基台２
の中空部と連通ずる吸引管４が連結されている。前記ス
テージ１の台板３上には、底部が開口された断面口字形
の吸引冶具５が図示しない固定治具により固定されてい
る。

この吸引治具５の上面には、複数の吸気孔６が印刷すべ
きグリーンシートの孔に対応して穿設されている。また
、前記吸引治具５の枠状部分にはグリーンシートを固定
するためのＮ数の吸引孔７がその厚さ方向に穿設されて
おり、かつ各吸引孔７は前記台板３の格子状の大部分と
連通されている。

更に、前記吸引治具５の枠状部分にはグリーンシートを
二次元的に固定するための複数のガイドビン８が埋め込
まれている。

上述した第５図図示の印刷装置によりグリーンシートの
スルーホール印刷を行なうには、まず、対向する辺部に
半円弧状の切欠部（図示せず）を有し、かつ所定位置に
ドリル又は金型により孔９が形成されたグリーンシート
１０を用意する。つづいて、このグリーンシート１０を
吸引治具５上に該シート１１の切欠部を該治具５のガイ
ドビン８に係合して固定する。この時、吸引治具５上面
の？！数の吸気孔６とグリーンシート１０の孔とが対向
する。次いで、ステージ１の吸引管４と連結された図示
しない頁空ポンプを作動して治具５の枠状部に穿設され
た吸引孔７含通してグリーンシート１０を治具５上に吸
着すると共に、グリーンシート１ｏ上に所定の導体ペー
ストをスクリーン印刷しながら、治具５上面の複数の吸
気孔６により該導体ペーストをグリーンシート１０の孔
９に吸引、充填してスルーホール印刷を行なう。

しかしながら、上述した第５図図示のスルーホール印刷
装置にあっては次に示す問題があった。

■、孔の位置及び寸法の異なる複数種のグリーンシート
をスルーホール印刷するには、該グリーンシートの種類
に応じて高価な吸引治具を用意しなけばならず、コスト
が著しく高騰する。また、別のグリーンシートを交換す
る毎に吸引治具を交換する必要があり、作業能率の低下
を招く。

■、ガイドビン８が吸引治具５に埋込み式で固定されて
いるため、グリーンシート１０の厚さが変わった場合に
は、ビン８がグリーンシート１０の表面から突出して導
体ペーストの印刷に支障となったり、反対のビンの先端
がグリーンシート１０の表面より下がって該シート１０
の固定性を明言したすする問題が生じる。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、孔の位置等の異なる複数種のグリーンシート
をスルーホール印刷する際、必要最少限の部材の交換で
済み、しかもグリーンシートの厚さの変化に充分対応し
得るスルーホール付セラミック基板のスルーホール印刷
装置を提供しようとするものである。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は、上面の開口部と連通する空洞部を有し、かつ
側壁に該空洞部と連通ずる吸引管が連結されたステージ
と、このステージ上に載置された枠状の吸引治具本体と
、この本体に交換可能に取着され、印刷すべきグリーン
シートの孔に対応して吸気孔を複数開口した受板と、前
記治具本体に螺合され、前記受板を含む治具本体上に設
置されたグリーンシートを二次元的に固定するための複
数のガイドビンとを具備したことを特徴とするスルーホ
ール付セラミック基板のスルーホール印刷！Ｉ装置であ
る。

（作用） 本発明によれば、ステージに固定される吸引治具本体に
印刷すべきグリーンシートの孔に対応して複数の吸気孔
が穿設された受板を交換可能に取着しているため、孔の
位置等の異なるグリーンシートをスルーホール印刷する
際には、該受板のみを交換すれば済むため、交換作業の
能率が向上すると共に、高価な治具全体を用意するとい
うコスト上昇を解消できる。また、治具本体にはガイド
ビンがネジ式により固定されているため、グリーンシー
トの厚さが変化した場合でも該ビンを回転させることに
より容易にビンの高さ調整を行なうことが可能となる。

その結果、従来の埋め込み式のビンを用いた場合の導体
ペーストの印刷の支障やグリーンシートの固定性の阻害
等の不都合さを回避できる。

（発明の実施例） 以下、本発明の実施例を第１図〜第４図を参照して詳細
に説明する。

図中の１１はステージであり、このステージ１１は断面
が凹状をなす基台１２と、この基台１２上に載置され、
該基台１２の開口部に対応する部分が格子状をなす台板
１３とから構成されている。前記基台１２の側壁には、
該基台１２の空洞部と連通する第１の吸引管１４が連結
されている。前記ステージ１１の台板１２には、位置決
めビン１５が二次元方向に植設されており、かつ同台板
１３の前記ビン１５と対向する辺部には固定具１６が摺
動自在に取付けられている。

前記ステージ１１の台板１３上には、前記位置決めビン
１５及び固定具１６により位置決め固定される有底枠形
の吸引治具本体１７が載置されている。この本体１７は
、第２図及び第３図に示すように上下面に階段状の段差
を有する枠体１８と、この枠体１８の下面側の段差に嵌
合、固定される断面が凹状の裏板１９とから構成されて
いる。前記治具本体１７の一側壁には、扁平形の第２の
吸引管２０が連結されており、かつ該吸引管２０の他端
下面には管体部２１が連結されている。なお、前記第２
の吸引湾２０と前記治具本体１７の空洞部とは前記枠体
１８及び裏板１９の該吸引管２０に対応する側壁を切り
欠いたｆ４２２を通して連通されている。前記治具本体
１７の枠体１８の上部段差には、受板２３が交換可能に
嵌合、固定されている。この受板２３には、複数の吸気
孔２４が印刷すべきグリーンシートの孔に対応して穿設
されている。また、前記受板２３の吸気孔２４の周辺部
から治具本体１７に亙る部分にはグリーンシートを固定
するための複数の吸引孔２５が穿設されており、かつ各
吸引孔２５は前記台板１３の格子状の大部分と連通され
ている。更に、前記治具本体１７における枠体１８の対
向する辺部にはグリーンシートを二次元的に固定するた
めの例えば４本のガイドビン２６が夫々２本づつ螺合さ
れている。これらガイドビン２６は、第４図に示すよう
に頭部に六角穴２７が形成されており、かつ該ビン２６
の下端に位置する前記台板１３部分には該ビン２６のネ
ジ部の逃げ穴２８が穿設されている。

このように構成の印刷装置によりグリーンシートのスル
ーホール印刷を行なうには、まず、対向する辺部に半円
弧状の切欠部２９を有し、かつ所定位置にドリル又は金
型により孔３０が穿設されたグリーンシート３１を用意
する。つづいて、該グリーンシート３１の孔３０の位置
及び寸法に対応して吸気孔２４を穿設した受板２３を治
具本体１７に嵌合、固定した後、該治具本体１７の二辺
をステージ１１の台板１３上の位置決めビン１５に当接
させ、固定具１６により該治具本体１７を位置決め固定
する。ひきつづき、治具本体１７に螺合したガイドビン
２６頭部の六角穴２７に工具を差込んで回転させ、印刷
すべきグリーンシート３１の厚さより０．１〜０．２ｍ
低い高さに調整する。次いで、前記グリーンシート３１
を受板２−３を含む治具本体１７上に該シート３１の切
欠部３０を前記ガイドビン２６に係合して固定する。

この時、受板２３の吸気孔２４とグリーンシート３１の
孔３０とが一致する。しかる後、ステージ１１の第１の
吸引管１４と連結された図示しない真空ポンプを作動し
て治具本体１７及び受板２３に亙ってに穿設された複数
の吸引孔２５を通してグリーンシート３１を治具本体１
７及び受板２３上に吸着すると共に、グリーンシー１−
３１上に所定の導体ペーストをスクリーン印刷しながら
、第２の吸引管２０の管体２１と連結された図示しない
真空ポンプを作動し、該吸引管２０．満２２、治具本体
１７の空洞部を通して連通する受板２３の複数の吸気孔
２４より該導体ペーストをグリーンシート３１の孔３０
に吸引、充填してスルーホール印刷を行なう。

しかして、本発明によれば従来のように孔の位置及び寸
法の異なる複数種のグリーンシートに対応して吸引治具
を一式新たに製作する必要がなく、該グリーンシートの
孔の位置等に対応して吸気孔２４を穿設した受板２３の
みを治具本体１７に対して交換するだけで良好なスルー
ホール印刷を行なうことができる。また、治具本体１７
に取付けられるガイドビン２６はネジ式であるため、グ
リーンシート３１の厚さの変化に容易に対応でき、導体
ペーストの印１１の支障やグリーンシートの固定性の阻
害等の不都合さを回避できる。したがって、吸引治具全
体を交換する従来のスルーホール印刷装置に比べてコス
トを著しく低減でき、しかも交換作業の繁雑さ等を解消
してスルーホール印刷の作業スピードを大幅に向上でき
る。

更に、ステージ１１に第１の吸引管１４、治具本体１７
に第２の吸引管２０を夫々連結すれば、第１の吸引管１
４による吸引をグリーンシート３１の治具本体１７上へ
の吸着に、第２の吸引・冴２０を受板２３の吸気孔２４
に対向したグリーンシート３１の孔３０への導体ペース
トの吸引、充填に夫々利用できるため、従来のようにス
テージ側に設けた吸引管による１系統の吸引でグリーン
シートの吸着、導体ペーストのグリーンシートの孔への
充填を行なう場合に比べてグリーンシートの吸着バラン
ス及びｔ′Ｉ″業性を大幅に向上することができる。

なお、上記実施例では吸引治具本体を枠体と裏板の２つ
の部材により構成したが、これらの枠体と裏板を一体化
した構成にしてもよい。

上記実茄例では、第１、第２の吸引管を設けて２系統で
吸引を行なう゛構成としたが、１つの吸引系統でグリー
ンシートの吸着と、グリーンシートの孔内への導体ペー
ストの吸引、充填を行なう構成にしてもよい。

［発明の効果］ 以上詳述した如く、本発明によれば孔の位置等の異なる
複数種のグリーンシートをスルーホール印刷する際、必
要最少限の部材の交換で済み、しかもグリーンシートの
厚さの変化に充分対応でき、ひいては作業能率を向上し
た低コストのスルーホール印刷装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すスルーホール付セラミ
ック板のスルーホール印刷装置の斜視図、第２図は第１
区のＩ−ＩＩ線に沿うＩｌｉ面図、第３図は第１図のＩ
ＩＩ−Ｍ線に沿う断面図、第４図は第３図のＡ部の拡大
断面図、第５図は従来のスルーホール印刷装置の断面図
である。 １１・・・ステージ、１４．２０・・・吸引管、１７・
・・吸引治具本体、１８・・・枠体、１９・・・裏板、
２３・・・受板、２４・・・吸気孔、２５・・・吸引孔
、２６・・・ガイドピン、３０・・・孔、３１・・・グ
リーンシート。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第　１　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　上面の開口部と連通する空洞部を有し、かつ側壁に該
   空洞部と連通する吸引管が連結されたステージと、この
   ステージ上に載置された枠状の吸引治具本体と、この本
   体に交換可能に取着され、印刷すべきグリーンシートの
   孔に対応して吸気孔を複数開口した受板と、前記治具本
   体に螺合され、前記受板を含む治具本体上に設置された
   グリーンシートを二次元的に固定するための複数のガイ
   ドピンとを具備したことを特徴とするスルーホール付セ
   ラミック基板のスルーホール印刷装置。