JPH0719690Y2 - ユニバーサル型基板吸着治具 - Google Patents

ユニバーサル型基板吸着治具

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JPH0719690Y2
JPH0719690Y2 JP1988092866U JP9286688U JPH0719690Y2 JP H0719690 Y2 JPH0719690 Y2 JP H0719690Y2 JP 1988092866 U JP1988092866 U JP 1988092866U JP 9286688 U JP9286688 U JP 9286688U JP H0719690 Y2 JPH0719690 Y2 JP H0719690Y2
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suction
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【考案の詳細な説明】 〔概要〕 平面基板を平らに所定位置に固定するユニバーサル型基
板吸着治具に関し、 基板の外形寸法や貫通孔位置に影響なく共通使用可能な
治具の提供を目的とし、 表面の所定の個所に基準線を有する表面が平坦なベース
と、基準線に平行するよう基準線近傍のベースの表面側
に設けた基準溝と、ベースの表面側に設けた複数の溝
と、基準溝及び溝に沿ったベース上の任意の位置に着脱
自在に固定する複数の吸着ブロックと、一端がそれぞれ
の吸着ブロックの上面に開口し、他端が可撓ホースを介
して排気ポンプに連通する吸着孔と、基板の位置決めを
すべく吸着ブロックの上面に設けたガイド手段と、ベー
スの表面側に格子状に配設した穴と、選択した穴に着脱
自在に垂設する高さが吸着ブロックの高さに等しい複数
の支持部材とを備えた構成とする。
〔産業上の利用分野〕
本考案は、平面基板を平らに所定位置に固定するユニバ
ーサル型基板吸着治具に関し、 電子装置に多数使用される印刷配線板は、絶縁基板に導
体層の回路パターンを印刷や写真蝕刻にて作成し、部品
の実装に先立ち、半田不用部分にレジストを塗布し、ペ
ースト半田を必要個所に塗布してから表面実装型部品を
搭載し、リフロー半田付けを行う等、各工程で平面基板
を位置合わせして平らに固定させることが繰り返され
る。
この基板の固定は、夫々の加工機械の被加工台に固定治
具が装着してあり、被加工物の基板の装着、取り外しが
スピーディ、且つ、正確に位置合わせが行えることが要
求される。
〔従来の技術〕
第2図に従来の一例の基板吸着治具を示す。
基板のスピーディな装着,取り外しに、減圧吸着の利用
が構造的に簡単で、且つ信頼度も高いものが得られるの
で、一般によく用いられ、その一例を第2図に示す。
基板9を平らに載せる金属ブロックの受け台59が、平ら
なベース19上に気密に固定して構成され、受け台59の基
板9を載せる表面には複数の吸着孔79が設けられ、ベー
ス19を貫通する排気孔78から排気ポンプに繋がれて、基
板9を吸着固定する。勿論、貫通孔を有する基板9に対
しては、その貫通孔の近傍に吸着孔79を設けないように
する必要があり、重なる場合はその吸着孔79を塞ぎ、別
の問題無い位置に設けたものを用いればよい。
又、固定に先立ち、所定位置への位置合わせは、基板9
に明けてある基準孔99を、受け台59の表面の所定位置に
垂設させた2個のガイドピン58に嵌合させることにより
簡単に行わせている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種治具は吸着孔位置が固定されてい
るために、 基板9の外形寸法に応じて、又、同一外形でも基板9
に貫通孔が有る時その位置に応じて、受け台59及びベー
ス19が必要となる。
基板9が多種形状に及ぶ場合、多種の治具となり不経
済である。
又、基板9の種類毎に治具の交換装着を行わねばなら
ず、工数を要する。
等の問題点があった。
本考案は、かかる問題点に鑑みて、基板の外形寸法や貫
通孔位置に影響なく共通使用可能な治具の提供を目的と
してなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、第1図に例示し
たように、表面の所定の個所に基準線2を有する表面が
平坦なベース1と、基準線2に平行するよう基準線2近
傍のベース1の表面側に設けた基準溝3と、ベース1の
表面側に設けた複数の溝4と、基準溝3及び溝4に沿っ
たベース1上の任意の位置に着脱自在に固定する複数の
吸着ブロック5と、一端がそれぞれの吸着ブロック5の
上面に開口し他端が可撓ホース6を介して排気ポンプに
連通する吸着孔7と、基板9の位置決めをすべく吸着ブ
ロック5の上面に設けたガイド手段と、ベース1の表面
側に格子状に配設した穴11と、選択した穴11に着脱自在
に垂設する高さが吸着ブロック5の高さに等しい複数の
支持部材8と、を備える。
そして、ガイド手段は、吸着ブロック5上に載置する基
板9の基準位置が、基準線2の直上に位置するように位
置決めするものであるものとする。
吸着ブロック5は、載置した基板9を吸着孔7で吸着し
固定するものであり、支持部材8は、載置した基板9の
裏面を支持するものである構成とする。
〔作用〕
即ち、各溝の任意位置に固定可能な吸着ブロックと、所
定間隔の格子の任意位置に固定可能な支持部材とで、略
ベースの大きさ迄の任意外形の基板を確実に支持固定出
来、目的が適えられる。
基板9の支持固定は、その全面が同一平面上に固定させ
る必要があり、このため、固定は各吸着ブロック5の吸
着孔7での吸着により行い、必要な固定力を吸着ブロッ
ク5の設置数により得られる。又、略全面に亘り均等に
支持されるように、空いた位置に支持部材8を配設させ
れば、凡て同一高さであるので、同一平面と同等の台効
果を成し、基板9の上面をスクイジー等を押し当て移動
させても基板9に変形を来さなく出来る。
又、吸着ブロック5は基準溝3や溝4の任意位置に移動
固定出来るので、大は略ベース1の大きさから小は吸着
ブロック5の外形が互いに隣接する大きさ迄の任意外形
の基板5を、その外形に合わせて周辺部で吸着固定する
ことが出来る。
吸着孔7の位置が搭載基板9の貫通孔に重なる場合は、
その吸着孔7を塞ぐ必要は無く、基準溝3又は溝4に沿
って吸着ブロック5を任意にずらして固定すことるによ
り、容易にずれた位置に設けることが出来る。
更に、基板5にはその外形に応じて寸法基準となる、貫
通した2個以上の基準孔99が明けてあるので、同一直線
上の2個の基準孔99が、ベース1の基準線2上の所定間
隔に配設した吸着ブロック5のガイド手段により位置合
わせされて、位置出しが行われる。
このガイド手段は、例えば、ガイドピンと受け穴の嵌合
等により行うことが出来る。
かくして、基板の外形寸法や貫通孔位置に影響なく共通
使用可能な治具の提供が可能となる。
〔実施例〕
以下図面に示す実施例によって本考案を具体的に説明す
る。
全図を通し同一符合は同一対象物を示す。
第1図に本考案の一実施例を示す。
本実施例は、表面実装型部品を実装するために、印刷配
線板の所定位置にペースト半田のパターンを印刷するス
テンシル印刷機に用いたもので、その基板(印刷配線
板)の吸着治具に適用させた。
基板9の取扱種類としては、主としてガラスエポキシ積
層印刷配線板で、厚0.8〜1.6mm,外形10×10〜33×25cm
と各種のものがある。
この治具は、第1図に示すように、ベース1は、33×25
cmの基準平面を成し、選択した一辺部分に平行に基準線
2を設け、基準線2近傍に基準線2に平行する基準溝3
を設け、さらに、基準溝3の中央部から放射状に5本の
溝4を設け、さらに支持部材8を垂設するためにベース
1の全面に縦横3cm間隔に穴11(図示例はネジ穴)を配
設した金属ブロックである。
吸着ブロック5は、表面が(4×4)cmで、高さが2cm
の金属ブロックで、表面の中心に固定ネジ用孔53と、対
角線上に2個の吸着孔7と、他の対角に基板9に対する
位置出しガイド手段の嵌合穴51を2個と配設してあり、
吸着孔7の端部は側面にあり可撓ホース6が繋がってお
り、図示省略の排気ポンプに接続してある。
この吸着ブロック5の固定は、ベース1の溝3又は放射
溝4の上に載せ、各溝内に在る移動ナットに固定ネジ用
孔53に通した固定ネジ54を螺入させることにより、溝に
沿って移動可能状態となり、所定位置に配置したら締め
着けて固定する簡単な作業で済む。
又、溝4に載置した吸着ブロック5は、固定ネジ54の軸
心に対して自由に回転した状態に締着出来るようにして
あり、吸着孔7の配置の適正化が図れる。
ベース1の基準線2と、基板9の基準孔99により構成す
る基準線とは、精密に揃えて位置合わせされなければな
らない。
このため基準溝3に載置した2個の吸着ブロック5は、
前記の固定ネジ54の軸心に対する自由回転は行えず、90
度ステップの回転に規制する手段が講じてあり、2個の
吸着ブロック5を互いに90度ずらして配置すれば、2個
の嵌合穴51を基準線2上に在るようにすることが出来、
この嵌合穴51の間隔を基板9の基準孔99間に中心振り分
けで一致するように配置、固定させればよい。
図示省略の印刷機のハンド側に備えたガイドピンが、載
置した基板9の基準孔99と嵌合穴51とを重ねて貫き通し
て位置出しが行われ、同時に吸着固定がなされるように
してある。
又、基板9の寸法が小形の場合は、基準溝3に2個、溝
4に1個の吸着ブロック5を用いて十分の固定力が得ら
れ、中型の基板9は、溝4に左右2個を用いて、合計4
個の吸着ブロック5を用い、大形の基板9には、溝4に
左右4個を用いて、合計6個の吸着ブロック5を用いれ
ば十分であった。
この場合、基板9上をマスクを介して、スクイジーを押
し付けながら移動させて印刷しても、基板9は凹むよう
な変形があってはならず、平面を保持するように、角柱
形片ねじボルト状の支持部材8を、基板9の支持位置が
略均等となるように、ベース1のネジ穴11位置に配置し
螺着させている。
上記実施例は一例を示し、寸法、各部構造は上記のもの
に限定するものではなく、支持部材8をネジ穴11に螺着
することなく、先端部が円柱状の支持部材8を円形穴に
嵌着する構造でも差支えなく、また、溝4は放射状でな
く、格子状或いは直線状であっても同様の効果を有す
る。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案により、基板の外形寸法や貫通孔位
置に影響なく共通使用出来る、ユニバーサル型基板吸着
治具が得られ、治具の交換も不要とし、その効果は大な
るものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例、 第2図は従来の一例の基板吸着治具である。 図において、 1,19はベース、2は基準線、3は基準溝、4は溝、5は
吸着ブロック、6は可撓ホース、7,79は吸着孔、8は支
持部材、9は基板、11は穴、51は嵌合穴、58はガイドピ
ン、53は固定ネジ用孔、54は固定ネジ、59は受け台、78
は排気孔、99は基準孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面の所定の個所に基準線2を有する、表
    面が平坦なベース(1)と、該基準線(2)に平行する
    よう、該基準線(2)近傍の該ベース(1)の表面側に
    設けた基準溝(3)と、 該ベース(1)の表面側に設けた複数の溝(4)と、 該基準溝(3)及び該溝(4)に沿った該ベース(1)
    上の任意の位置に、着脱自在に固定する複数の吸着ブロ
    ック(5)と、 一端がそれぞれの該吸着ブロック(5)の上面に開口
    し、他端が可撓ホース(6)を介して排気ポンプに連通
    する吸着孔(7)と、 基板(9)の位置決めをすべく、該吸着ブロック(5)
    の上面に設けたガイド手段と、 該ベース(1)の表面側に、格子状に配設した穴(11)
    と、 選択した該穴(11)に着脱自在に垂設する、高さが該吸
    着ブロック(5)の高さに等しい複数の支持部材(8)
    と、を備え、 該ガイド手段は、該吸着ブロック(5)上に載置する該
    基板(9)の基準位置が、該基準線(2)の直上に位置
    するように位置決めするものであり、 該吸着ブロック(5)は、載置した該基板(9)を該吸
    着孔(7)で吸着し固定するものであり、 該支持部材(8)は、載置した該基板(9)の裏面を支
    持するものであることを特徴とするユニバーサル型基板
    吸着治具。
JP1988092866U 1988-07-12 1988-07-12 ユニバーサル型基板吸着治具 Expired - Lifetime JPH0719690Y2 (ja)

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JPH0215829U JPH0215829U (ja) 1990-01-31
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