JPS63151410A - タイヤ加硫成型用金型 - Google Patents
タイヤ加硫成型用金型Info
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- JPS63151410A JPS63151410A JP61299109A JP29910986A JPS63151410A JP S63151410 A JPS63151410 A JP S63151410A JP 61299109 A JP61299109 A JP 61299109A JP 29910986 A JP29910986 A JP 29910986A JP S63151410 A JPS63151410 A JP S63151410A
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- satin
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- vulcanization
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Links
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、グリーンタイヤを加硫成型するタイヤ加硫
成型用金型に関し、さらに詳しくは、サイドウオール表
面に意匠効果の高い梨地面を有するとともに、タイヤサ
イズ、銘柄、製造者等の各種標識が顕著に目立つ状態で
形成されたタイヤを得るためのタイヤ加硫成型用金型に
関するものである。
成型用金型に関し、さらに詳しくは、サイドウオール表
面に意匠効果の高い梨地面を有するとともに、タイヤサ
イズ、銘柄、製造者等の各種標識が顕著に目立つ状態で
形成されたタイヤを得るためのタイヤ加硫成型用金型に
関するものである。
[従来の技術]
タイヤのサイドウオール表面にタイヤサイズ、銘柄、製
造者等の各種標識を表す場合、よく目立つように、周囲
より隆起させて表すのが通常である。
造者等の各種標識を表す場合、よく目立つように、周囲
より隆起させて表すのが通常である。
また一方、グリーンタイヤを加硫成型してタイヤを製造
する場合、加硫中におけるベアーの発生を極力押えるた
め、また、タイヤ表面を艶消し状の梨地表面として美観
を向上させるため、金型内面を粗面化して梨地面とする
こともよく知られて、いる(特開昭59−16731号
)。
する場合、加硫中におけるベアーの発生を極力押えるた
め、また、タイヤ表面を艶消し状の梨地表面として美観
を向上させるため、金型内面を粗面化して梨地面とする
こともよく知られて、いる(特開昭59−16731号
)。
金型内面を粗面化する方法としては、平滑面に仕上げた
金型内面に一す゛ンドブラストまたは腐蝕を施し、多数
の微小傷を形成する方法あるいはセラミックを金型表面
に溶着させる方法(特開昭59−27743号)などが
提供されている。
金型内面に一す゛ンドブラストまたは腐蝕を施し、多数
の微小傷を形成する方法あるいはセラミックを金型表面
に溶着させる方法(特開昭59−27743号)などが
提供されている。
[発明が解決しようとする問題点コ
ところで、タイヤサイドウオール表面に、タイヤサイズ
などの各種標識を周囲より隆起させて表示する場合、凹
凸反転模様として金型に凹部を設け、加硫成型の時、グ
リーンタイヤの一部をこの凹部に流入させることによっ
て形成することになるが、ケンドブラストまたは腐蝕に
よって金型内面を粗面にする方法あるいはセラミックを
溶着する方法では、この凹部底面までサンドブラストあ
るいは腐蝕が及んで粗面化され、あるいはまたセラミッ
クが溶着されることになる。
などの各種標識を周囲より隆起させて表示する場合、凹
凸反転模様として金型に凹部を設け、加硫成型の時、グ
リーンタイヤの一部をこの凹部に流入させることによっ
て形成することになるが、ケンドブラストまたは腐蝕に
よって金型内面を粗面にする方法あるいはセラミックを
溶着する方法では、この凹部底面までサンドブラストあ
るいは腐蝕が及んで粗面化され、あるいはまたセラミッ
クが溶着されることになる。
したがって、このような金型を用いて加硫成型した場合
、タイヤに表示される文字などの表面が周囲と同じよう
に梨地面となり、光を乱反射して目立ち難く、表示箇所
を判別し難いばかりか、意匠効果も悪くなる等の問題点
があった。
、タイヤに表示される文字などの表面が周囲と同じよう
に梨地面となり、光を乱反射して目立ち難く、表示箇所
を判別し難いばかりか、意匠効果も悪くなる等の問題点
があった。
そこで、この発明の目的とするところは、タイヤサイド
ウオール表面に梨地面を形成しても、タイヤサイズ、銘
柄、製造者等の各種標識が外観上埋没せず、浮き立った
状態で表示可能なタイヤ加硫成型用金型を提供するとこ
ろにある。
ウオール表面に梨地面を形成しても、タイヤサイズ、銘
柄、製造者等の各種標識が外観上埋没せず、浮き立った
状態で表示可能なタイヤ加硫成型用金型を提供するとこ
ろにある。
[問題点を解決するための手段]
従来技術の問題点は、要するに加硫成型中におけるベア
ー発生の防止及びタイヤ外観の向上のために形成される
梨地面が、隆起した標識形成用の凹部にまで一律に形成
されてしまっている点にあることに鑑み、この発明にお
いては、タイヤサイドウオールに対応するサイド面にお
いて、タイヤサイドウオール表面にタイヤサイズなどの
各種標識を隆起して形成するための凹部を設けたタイヤ
加硫成型用金型において、この凹部の壁面及び底面を平
滑面とし、凹部を除く残余のサイド面の少なくとも一部
に梨地面を形成した金型としたものである。
ー発生の防止及びタイヤ外観の向上のために形成される
梨地面が、隆起した標識形成用の凹部にまで一律に形成
されてしまっている点にあることに鑑み、この発明にお
いては、タイヤサイドウオールに対応するサイド面にお
いて、タイヤサイドウオール表面にタイヤサイズなどの
各種標識を隆起して形成するための凹部を設けたタイヤ
加硫成型用金型において、この凹部の壁面及び底面を平
滑面とし、凹部を除く残余のサイド面の少なくとも一部
に梨地面を形成した金型としたものである。
このようなタイヤ加硫成型用金型は、金型内面のサイド
面において、所望とする梨地面を放電加工によって形成
することにより容易に得られる。
面において、所望とする梨地面を放電加工によって形成
することにより容易に得られる。
例えば、銅または調合金製の板状電極の一部を、金型か
ら0.01〜0.1履程度、各部分において一様に離隔
するように対向させて配置し、金型と電極の間に電気絶
縁性液体を介在させてパルス電圧を印加すれば、金型表
面に放電痕が多数生成する。
ら0.01〜0.1履程度、各部分において一様に離隔
するように対向させて配置し、金型と電極の間に電気絶
縁性液体を介在させてパルス電圧を印加すれば、金型表
面に放電痕が多数生成する。
従って、電極を漸次移動すれば、その軌跡として梨地面
が形成される。この方法によれば金型内面の文字等を形
成する凹部と電極の距離が離れ過ぎているので、放電が
行われず、その結果、凹部の壁面及び底面は、平滑面と
して残る。
が形成される。この方法によれば金型内面の文字等を形
成する凹部と電極の距離が離れ過ぎているので、放電が
行われず、その結果、凹部の壁面及び底面は、平滑面と
して残る。
このように放電加工によって形成された梨地面は、サン
ドブラストあるいは腐蝕によって得られた梨地面に比較
して、金型内面の金属組織が放電加工により硬化するの
で、金型を繰返し使用している間に固着したスケールを
除去するため、サンドブラストを施しても梨地面の摩耗
が少ない。
ドブラストあるいは腐蝕によって得られた梨地面に比較
して、金型内面の金属組織が放電加工により硬化するの
で、金型を繰返し使用している間に固着したスケールを
除去するため、サンドブラストを施しても梨地面の摩耗
が少ない。
すなわち、グリーンタイヤを加硫成型中、ゴム組成物に
含まれる液状物質が金型内面に移行して付着するが、加
硫を繰返すにつれて付着物が固化し、内面にスケールと
なって固着してしまう。このようなスケールの付着した
金型を用いてタイヤを加硫すると、スケールの反転模様
がタイヤ表面に形成され、美観を損ねる。従って、金型
にスケールが付着した場合、通常、サンドブラストでス
ケールを除去し、金型内面を清浄にしていたのである。
含まれる液状物質が金型内面に移行して付着するが、加
硫を繰返すにつれて付着物が固化し、内面にスケールと
なって固着してしまう。このようなスケールの付着した
金型を用いてタイヤを加硫すると、スケールの反転模様
がタイヤ表面に形成され、美観を損ねる。従って、金型
にスケールが付着した場合、通常、サンドブラストでス
ケールを除去し、金型内面を清浄にしていたのである。
しかるに、従来のように、金型内面を梨地面とするため
、サンドブラストあるいは腐蝕処理を施した場合、表面
が摩耗しやすい状態になって。
、サンドブラストあるいは腐蝕処理を施した場合、表面
が摩耗しやすい状態になって。
おり、スケールを除去するためにサンドブラストしたと
き、簡単に摩耗損傷を起していた。また、セラミックな
どを溶着した金型では、サンドブラストによって、溶着
したセラミックなどが金型内面から脱落してしまう。こ
のような金型を用いて加硫成型すると、タイヤ表面に斑
ができて外観を損ねてしまう。また一方では、金型内面
の面粗さが小さくなって加硫工程で金型とグリーンタイ
A7の間に残存した空気を金型外へ排出するための空間
が小さくなるので、ベアーの発生も多くなる。
き、簡単に摩耗損傷を起していた。また、セラミックな
どを溶着した金型では、サンドブラストによって、溶着
したセラミックなどが金型内面から脱落してしまう。こ
のような金型を用いて加硫成型すると、タイヤ表面に斑
ができて外観を損ねてしまう。また一方では、金型内面
の面粗さが小さくなって加硫工程で金型とグリーンタイ
A7の間に残存した空気を金型外へ排出するための空間
が小さくなるので、ベアーの発生も多くなる。
しかるに、放電加工によって降下した梨地面は、サンド
ブラストしても梨地面の摩耗が少なく、(りられるタイ
ヤの外観も美麗で、またへアーの発生も少ない。
ブラストしても梨地面の摩耗が少なく、(りられるタイ
ヤの外観も美麗で、またへアーの発生も少ない。
また、放電加工の場合、金型と電極の距離、放電電流密
度、電圧、電極の移動速度等の条件を選択することによ
って、梨地面の微細凹凸の深さ、大きさ、密度の調整が
可能で、かつ形及び大きさが従来の方法に比べて揃って
いるので、タイヤ表面に形成される梨地面の外観も優れ
ている。
度、電圧、電極の移動速度等の条件を選択することによ
って、梨地面の微細凹凸の深さ、大きさ、密度の調整が
可能で、かつ形及び大きさが従来の方法に比べて揃って
いるので、タイヤ表面に形成される梨地面の外観も優れ
ている。
なお、梨地面の粗さは、JIS B 601の表示に従
って0.5〜40 Sが好ましい。0.5S未満では、
排気作用が小さくてベアーが発生しやすく、40Sを越
えれば、加硫成型したタイヤ表面の面粗さが大で、オゾ
ンクラックが発生しやすくなり、また粗面過ぎて外観も
劣る。
って0.5〜40 Sが好ましい。0.5S未満では、
排気作用が小さくてベアーが発生しやすく、40Sを越
えれば、加硫成型したタイヤ表面の面粗さが大で、オゾ
ンクラックが発生しやすくなり、また粗面過ぎて外観も
劣る。
[作用]
上述のように、この発明に係るタイヤ加硫成型用金型は
、タイA7サイドウオールに対応するサイド面において
、タイヤサイドウオール表面にタイヤサイズなどの各種
標識を隆起して形成するための凹部を設けた金型であっ
て、その凹部壁面及び底面を平滑面とし、凹部を除く残
余のサイド面の少なくとも一部に梨地面を形成したので
、凹部の反転横様としてタイヤサイドウオール表面に隆
起して形成された文字、数字、記号、紋様等の各種標識
は、その表面が平滑面となでて現われる。
、タイA7サイドウオールに対応するサイド面において
、タイヤサイドウオール表面にタイヤサイズなどの各種
標識を隆起して形成するための凹部を設けた金型であっ
て、その凹部壁面及び底面を平滑面とし、凹部を除く残
余のサイド面の少なくとも一部に梨地面を形成したので
、凹部の反転横様としてタイヤサイドウオール表面に隆
起して形成された文字、数字、記号、紋様等の各種標識
は、その表面が平滑面となでて現われる。
これに対し、周囲の梨地面は光を乱反射して艶消し状態
の沈んだ外観を呈している。従って、平滑表面の隆起部
は光を反射して光沢があり、梨地面との対比からも文字
などの各種標識が浮き上がって顕著に現われ、容易に判
別可能であるとともに、意匠効果も優れている。
の沈んだ外観を呈している。従って、平滑表面の隆起部
は光を反射して光沢があり、梨地面との対比からも文字
などの各種標識が浮き上がって顕著に現われ、容易に判
別可能であるとともに、意匠効果も優れている。
また、梨地面の存在は、ベアーの発生を有効に抑制して
いる。
いる。
すなわち、金型にグリーンタイヤを納めて閉じるとぎ、
金型内面またはグリーンタイヤの表面において周囲より
突出している部分がまず相手と接触し、漸次細の部分も
接触してグリーンタイヤ表面が軟化しながら金型内面に
沿うように密着して加硫成型されるが、グリーンタイヤ
表面または金型内面に独立した凹部がある場合、凹部の
周囲のグリーンタイヤ表面が先ず金型に接触し、凹部内
に存在していた空気は封じ込められる。4封じ込められ
た空気が加硫中金型から排出されない場合、グリーンタ
イヤと金型内面とが直接接触せず、ベアーになり不良品
となる。
金型内面またはグリーンタイヤの表面において周囲より
突出している部分がまず相手と接触し、漸次細の部分も
接触してグリーンタイヤ表面が軟化しながら金型内面に
沿うように密着して加硫成型されるが、グリーンタイヤ
表面または金型内面に独立した凹部がある場合、凹部の
周囲のグリーンタイヤ表面が先ず金型に接触し、凹部内
に存在していた空気は封じ込められる。4封じ込められ
た空気が加硫中金型から排出されない場合、グリーンタ
イヤと金型内面とが直接接触せず、ベアーになり不良品
となる。
しかるに金型内面が梨地面になっている場合、グリーン
タイヤの表面の温度が高くなって熱可塑化され粘度が低
下した後、梨地面の凹部の底まで゛ゴムが充填されるま
でには長時間を要する。この間に封じ込められた空気は
、微細凹凸の隙間を伝って金型外へ排出されるので、ベ
アーの発生は極めて有効に阻止される。
タイヤの表面の温度が高くなって熱可塑化され粘度が低
下した後、梨地面の凹部の底まで゛ゴムが充填されるま
でには長時間を要する。この間に封じ込められた空気は
、微細凹凸の隙間を伝って金型外へ排出されるので、ベ
アーの発生は極めて有効に阻止される。
[実施例]
以下、添附図面に示した実施例について説明する。
第1図は、この発明に係るタイヤ加硫成型用金型を用い
てグリーンタイヤを加硫成型している状態の断面図で、
1は加硫成型用金型、2はタイA7.3はブラダ−であ
る。金型は、上型4と下型5に分割され、それぞれ、タ
イヤのトレッド部6を成型するトレッドリング7.7′
と、ビード部8.8−を成型するビードリンク9.9′
と、これらを固定すると同時にタイヤのサイドウオール
10を成型する金型本体11.11′とからなっている
。
てグリーンタイヤを加硫成型している状態の断面図で、
1は加硫成型用金型、2はタイA7.3はブラダ−であ
る。金型は、上型4と下型5に分割され、それぞれ、タ
イヤのトレッド部6を成型するトレッドリング7.7′
と、ビード部8.8−を成型するビードリンク9.9′
と、これらを固定すると同時にタイヤのサイドウオール
10を成型する金型本体11.11′とからなっている
。
金型本体11.11−のサイド部12.12−には、径
方向外縁部にデコレーションラインを成型するタイヤ円
周と同心円のデコレーション満13.13′が設けられ
、また、径方向内縁部には、リムラインを成型するタイ
ヤ円周と同心円のリムライン満14.14′が設けられ
ている。
方向外縁部にデコレーションラインを成型するタイヤ円
周と同心円のデコレーション満13.13′が設けられ
、また、径方向内縁部には、リムラインを成型するタイ
ヤ円周と同心円のリムライン満14.14′が設けられ
ている。
15は、タイヤサイドウオール表面に表示する文字、数
字等の各種標識を形成する凹部で、デフレーション溝1
3−とリムライン溝14′との間のサイド面16′に設
けられている。凹部15を除いた残余のサイド面16.
16′は、第2図の部分拡大断面図に示す通り、極大の
山高さHが約20μの微小凹凸を多数有する梨地面にな
っている。
字等の各種標識を形成する凹部で、デフレーション溝1
3−とリムライン溝14′との間のサイド面16′に設
けられている。凹部15を除いた残余のサイド面16.
16′は、第2図の部分拡大断面図に示す通り、極大の
山高さHが約20μの微小凹凸を多数有する梨地面にな
っている。
この梨地面は、第3図に示す通り、調合金製の板状電極
17の一端を、サイド面16′°に対し、0.01〜0
.1#の間隔をおいて対向させ、少なくともサイド面1
6′と電極17の対向端を絶縁油に浸漬してパルス電流
を印加して放電することによって得られる。
17の一端を、サイド面16′°に対し、0.01〜0
.1#の間隔をおいて対向させ、少なくともサイド面1
6′と電極17の対向端を絶縁油に浸漬してパルス電流
を印加して放電することによって得られる。
なお、ベアー抑制効果を調べるため、サイド面16−が
梨地面の金型を用いて、タイヤ1000本加硫し、比較
例として従来のサイド面が平滑面の金型を用いてタイヤ
1000本加硫して、ベアーの発生を比較した。この発
明に係る金型を用いて加硫したタイヤにはサイドウオー
ル上にベアーの発生は認められなかったのに対し、従来
の金型で製造したものは、3ケ所においてベアーの発生
が認められた。
梨地面の金型を用いて、タイヤ1000本加硫し、比較
例として従来のサイド面が平滑面の金型を用いてタイヤ
1000本加硫して、ベアーの発生を比較した。この発
明に係る金型を用いて加硫したタイヤにはサイドウオー
ル上にベアーの発生は認められなかったのに対し、従来
の金型で製造したものは、3ケ所においてベアーの発生
が認められた。
[発明の効果]
以上の通り、この発明に係る加硫成型用金型によれば、
ベアー抑制効果の高い梨地面を有するとともに、タイヤ
サイドウオ−ル表面から突出状に形成されるタイヤサイ
ズ、銘柄、製造者名等の各種標識表面が平滑面であるた
め、サイドウオール表面から浮上って顕著に現われ、−
見して表示情報を読取り得るとともに、意匠効果も高い
タイヤを提供し得るものである。なお、梨地面を放電加
工で形成した場合、梨地面の安定性、外観が良好で、タ
イヤに形成される梨地面も美麗なものが得られる。
ベアー抑制効果の高い梨地面を有するとともに、タイヤ
サイドウオ−ル表面から突出状に形成されるタイヤサイ
ズ、銘柄、製造者名等の各種標識表面が平滑面であるた
め、サイドウオール表面から浮上って顕著に現われ、−
見して表示情報を読取り得るとともに、意匠効果も高い
タイヤを提供し得るものである。なお、梨地面を放電加
工で形成した場合、梨地面の安定性、外観が良好で、タ
イヤに形成される梨地面も美麗なものが得られる。
第1図は、この発明に係るタイヤ加硫成型用金型を用い
てグリーンタイヤを加硫成型している状態の断面図、 第2図は、同金型のサイド面の部分拡大断面図、第3図
は、放電加工によってサイド面に微小凹凸を形成し、梨
地面とする加工状態を示す断面図である。
てグリーンタイヤを加硫成型している状態の断面図、 第2図は、同金型のサイド面の部分拡大断面図、第3図
は、放電加工によってサイド面に微小凹凸を形成し、梨
地面とする加工状態を示す断面図である。
Claims (3)
- (1)タイヤサイドウォールに対応するサイド面におい
て、タイヤサイドウォール表面にタイヤサイズなどの各
種標識を隆起して形成するための凹部を設けたタイヤ加
硫成型用金型において、この凹部壁面及び底面を平滑面
とし、凹部を除く残余のサイド面の少なくとも一部を梨
地面としたことを特徴とするタイヤ加硫成型用金型。 - (2)梨地面が、放電加工によって形成されている特許
請求の範囲第1項記載のタイヤ加硫成型用金型。 - (3)梨地面の表面粗さが0.5〜40Sである特許請
求の範囲第1項記載のタイヤ加硫成型用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61299109A JPS63151410A (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | タイヤ加硫成型用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61299109A JPS63151410A (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | タイヤ加硫成型用金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63151410A true JPS63151410A (ja) | 1988-06-24 |
Family
ID=17868246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61299109A Pending JPS63151410A (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | タイヤ加硫成型用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63151410A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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