JPH0617018B2 - タイヤ成形加硫用金型 - Google Patents

タイヤ成形加硫用金型

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JPH0617018B2
JPH0617018B2 JP1190212A JP19021289A JPH0617018B2 JP H0617018 B2 JPH0617018 B2 JP H0617018B2 JP 1190212 A JP1190212 A JP 1190212A JP 19021289 A JP19021289 A JP 19021289A JP H0617018 B2 JPH0617018 B2 JP H0617018B2
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JP
Japan
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mold
tire
molding
plating
sidewall
Prior art date
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JP1190212A
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English (en)
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JPH0353911A (ja
Inventor
光輝 宮田
泰紀 上田
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車タイヤの成形加硫用金型に関する。
(従来の技術) タイヤ成形加硫用金型の成形面は、仕上加工として表面
粗さがRmax 1.6S 〜6.3Sに機械加工されるのが通例であ
り、トレッド以外のタイヤ成形面には硬質クロームメッ
キが施される場合がある。これは、金型の加硫による汚
れの進行を遅延させたり、経年使用による金型(特にド
ームタイププレス用金型)の腐食を防止するためであ
る。尚、トレッド成形面は複雑なトレッド模様を刻設す
るためにアルミ合金製のセグメントに形成され、他のタ
イヤ成形面を有する鋼製の型本体に組み込まれるのが一
般的であるため、硬質クロームメッキはトレッド以外の
成形面に対して施されるのが通例である。
(発明が解決しようとする課題) サイドウォールはゴムの肉厚が薄いため、カーカスプラ
イやその半径方向内側に被着されるインナーライナーゴ
ムのジョイント部のわずかな段差に起因した凹凸(バル
ジ・デントという。)が成形加硫後にサイドウォール表
面に生じる。また、特にラジアルタイヤでは、ラジアル
方向のコード配列の不均一に起因する凹凸も、同様の理
由によりサイドウォール表面に生じる。これらの凹凸
は、サイドウォール成形面に硬質クロームメッキを施し
た金型で成形加硫すると、わずかの凹凸でも目立ち、肉
眼で明瞭に識別され、外観不良と認識される。成形面で
はメッキのため光沢のある鏡面となっているからであ
る。
このような欠点を改善するためには、グリーンタイヤ
(加硫前のタイヤ)におけるサイドウォールゴム層を厚
くすればよいが、ゴム使用量およびタイヤ重量が増大
し、好ましくない。
本発明はかかる問題点に鑑みなされたもので、硬質クロ
ームメッキによる利点を生かしつつ、サイドウォールゴ
ム使用量を増大させることなく、サイドウォール表面に
外観不良が認められないタイヤ成形加硫用金型を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためになされた本発明の金型は、サ
イドウォール成形面に硬質クロームメッキが施されたタ
イヤ成形加硫用金型において、前記サイドウォール成形
面は機械加工後ブラスト処理もしくはエッチング加工が
施されかつその上に硬質クロームメッキが施されてお
り、メッキ後の表面粗さがRmax16S〜25Sとされているこ
とを発明の構成とする。
(作 用) サイドウォール成形面は、機械加工後ブラスト処理もし
くはエッチング加工が施されるので、微細な梨地面が容
易に形成される。
梨地面形成後のサイドウォール成形面には硬質クローム
メッキが施され、これによって表面の腐食防止、加硫中
の汚れの進行の遅延が図られる。
メッキ後のサイドウォール成形面が16S〜25Sとされるの
は、16S未満では光沢(つや)の除去が不十分で、バル
ジ・デント等の表面凹凸欠陥が肉眼で識別され得るから
である。一方、25Sを越えると、梨地模様の凹凸が粗く
なり、加硫後のタイヤ表面がザラザラした状態となり、
加硫中に金型に汚れが付着した状態での成形と同様の外
観を呈するようになる。また、加硫中に汚れが進行し易
くなり、タイヤ外観不良の進行度合が著しくなる。従っ
て、16S〜25Sの表面粗さにすることによって、汚れの進
行を防止しつつ、加硫タイヤのサイドウォール表面の凹
凸を目立たないようにし、外観不良の発生を回避するこ
とができ、更にタイヤが他のものにこすれることによっ
て生じるこすれ跡も目立たないようにすることができ
る。
(実施例) 第1図は、本発明のタイヤ成形加硫用金型の一例を示し
ており、サイドウォールおよびビード部を成形するため
の上下一対の上型1および下型2と、トレッドを成形す
るための周側型3とで割型を構成している。
前記上型1および下型2はプレート4A,4Bにサイドモー
ルド5A,5Bが対向して取付けられて構成されている。各
サイドモールド5A,5Bにはサイドウォール成形面6A,6B
が対向して形成されており、その内周部にはビード成形
面8A,8Bを有するビードリング7A,7Bが組込まれてい
る。尚、下型のビードリング7Bの上面にはグリーンタイ
ヤの内面加圧用のブラダー(図示省略)の基部が取付け
られる。
周側型3は、周方向に所定間隔で分割されたトレッドセ
グメント9および該トレッドセグメント9を内側に組込
んだモールドセクター10とを備えている。モールドセク
ター10はトレッドセグメント9と同様の分割構造とさ
れ、矢印で示した径方向に進退自在とされ、トレッドセ
グメント9を拡径、縮性可能にしている。モールドセク
ター10の外周面はテーパー面とされており、該テーパー
面に上方向から嵌合するアクチュエータリング11が備え
られている。該リング11の嵌合により、トレッドセグメ
ント9はモールドセクター10を介して縮径し型締めされ
る。通常、トレッドセグメント9はアルミ合金で形成さ
れ、その内面には複雑な凹凸模様のトレッドパタンが刻
設され、トレッド成形面9Aが形成されている。
前記トレッドセグメント9以外の部材は機械構造用炭素
鋼等の鉄鋼製金型材で形成されている。タイヤ成形面
(すなわちサイドウォール成形面6A,6B、ビード成形面
8A,8B、トレッド成形面9A)は切削や研削等の機械加工
により表面粗さRmax1.6S〜6.3Sに平滑加工され、サイド
ウォール成形面6A,6Bに対しては更にブラスト処理が施
されて、16S〜25S程度の梨地面に加工される。ブラスト
処理は、鉄球、ガラスビーズ、サンド等によって施工さ
れる、また、ブラスト処理されたサイドウォール成形面
6A,6Bおよびビード成形面8A,8Bには硬質クロームメッ
キが施されて20〜30μm程度のメッキ膜が形成されてい
る。16S〜25Sの大きな凹凸は、その表面に沿ってほぼ均
一にメッキ膜が形成されるため、メッキ処理後も概ねブ
ラスト処理後の表面粗さが維持される。尚、メッキ不要
の面は、合成樹脂等でマスキングすることにより、メッ
キが阻止される。
本発明は上記実施例に限られるものではなく、前記ビー
ドリング7A,7Bのビード成形面8A,8Bに対してブラスト
処理後、メッキしてもよい。また、金型の型式として
は、図例の割型に限らず、ツーピースモールドでもよ
く、少なくともサイドウォール成形面に硬質クロームメ
ッキが施されており、所定の表面粗さを有しておれば足
りる。
(発明の効果) 以上発明した通り、本発明のタイヤ成形加硫用金型は、
そのサイドウォール成形面が機械加工後にブラスト処理
もしくはエッチング加工が施され、その上に硬質クロー
ムメッキが施され、表面粗さがRmax16S〜25Sに形成され
ているため、サイドウォールのゴム肉厚が薄くても、加
硫タイヤのサイドウォール表面に生じるバルジ・デント
等の凹凸欠陥を目立たないようにすることができ、外観
不良の発生を事実上回避することができる。しかも、金
型の汚れも生じにくく、腐食の防止にも効果的である。
【図面の簡単な説明】 第1図は実施例に係る自動車タイヤ成形加硫用金型の要
部縦断面図である。 6A,6B……サイドウォール成形面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:24 B29L 30:00 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サイドウォール成形面に硬質クロームメッ
    キが施されたタイヤ成形加硫用金型において、 前記サイドウォール成形面は機械加工後ブラスト処理も
    しくはエッチング加工が施されかつその上に硬質クロー
    ムメッキが施されており、メッキ後の表面粗さがRmax16
    S〜25Sとされていることを特徴とするタイヤ成形加硫用
    金型。
JP1190212A 1989-07-20 1989-07-20 タイヤ成形加硫用金型 Expired - Lifetime JPH0617018B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1190212A JPH0617018B2 (ja) 1989-07-20 1989-07-20 タイヤ成形加硫用金型

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JP1190212A JPH0617018B2 (ja) 1989-07-20 1989-07-20 タイヤ成形加硫用金型

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Publication Number Publication Date
JPH0353911A JPH0353911A (ja) 1991-03-07
JPH0617018B2 true JPH0617018B2 (ja) 1994-03-09

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8927100B2 (en) 2008-09-17 2015-01-06 Avery Dennison Corporation Activatable adhesive, labels, and related methods

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