JPS6210105Y2 - - Google Patents
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- JPS6210105Y2 JPS6210105Y2 JP11883981U JP11883981U JPS6210105Y2 JP S6210105 Y2 JPS6210105 Y2 JP S6210105Y2 JP 11883981 U JP11883981 U JP 11883981U JP 11883981 U JP11883981 U JP 11883981U JP S6210105 Y2 JPS6210105 Y2 JP S6210105Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bladder
- former
- thickness
- layer
- green tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Description
本考案は離型用処理層を有するラジアルタイヤ
成型用フオーマーブラダーに関する。 ラジアルタイヤの成型は、一対のフオーマーリ
ングによつて両端を保持したゴム質エアーブラダ
ー内への圧力充填とフオーマーリングの接近とに
伴なうエアーブラダーの膨満変形の下でグリーン
タイヤをトロイダル状に変形させた後、赤道に沿
うセンタリングの下でブレーカー層とトレツドゴ
ム層を貼着する。ここで使用されるフオーマーブ
ラダーは通常天然ゴム系組成物によつて作られて
いるので、グリーンタイヤのインナーライナーと
密着しやすい。ことに近年チユーブレスタイヤの
普及と共にラジアルタイヤのインナーライナー層
にハロゲン化ブチルゴム組成物を使用することが
多くなつてきたため、密着がひどく、成型作業性
を悪化させ生産性を低下させている。 これを改善するためNBR組成物からなるセメ
ントをブラダー表面に塗布する方法があるが効果
は不充分であり、現在では成型時にステアリン酸
粉末をブラダー表面に付着させている。しかしな
がらこの方法は成型時毎にステアリン酸粉末を付
着させねばならぬので、作業が煩雑になるばかり
か、微粉末のため作業環境を悪化させたり、成型
機につまつて故障の原因となつたりして、生産性
の低下は一向に改善されず、従来より大きな問題
となつていた。 本考案者はかかる欠点を解消すべく種々検討し
た結果、フオーマーブラダーの表面にシリコーン
ゴム組成物を塗布し硬化させた層を設けることに
より離型性のみならず、フオーマーブラダーの耐
久性も著しく向上することを見出した。 本考案に使用されるシリコーンゴム組成物は室
温加硫型(RTV)シリコーンゴムが好ましく、
これには一液型と二液型があり、そのいずれも使
用できる。特に一液型RTVシリコーンゴムは表
層より硬化が進行するので耐久性が高い。離型性
については一液型、二液型いずれも良好である。
塗布は一液型の場合刷毛またはスプレーガンにて
塗布すればよく、二液型では二液を混合してから
塗布する。塗布した後硬化したシリコーンゴム層
は0.1〜1.0mmの厚さが好ましい。0.1mm未満ではす
ぐに摩滅して効果がなくなるし、1mmを超えると
シリコーンゴム層が剥がれやすくなり却つて耐久
性が低下する。 本考案を図によつて説明すれば、第1図はブラ
ダー型成型ドラムの縦断面図でフオーマーブラダ
ーの関係位置を示す。第2図は本考案のフオーマ
ーブラダーのグリーンタイヤと接触する表面にシ
リコーンゴム組成物を塗布した状態を示す図で、
グリーンタイヤ6と接触するフオーマーブラダー
2の表面にグリーンタイヤの幅と同等かやや広目
にシリコーンゴム組成物3を塗布する。 次に実施例を挙げて本考案を具体的に説明す
る。 実施例 フラツトなフオーマーブラダーを使用し、これ
に一液型シリコーンゴムとしてRTVPRX305(東
レシリコン社製)、二液型シリコーンゴムとして
RTVKEI404(信越化学工業社製)を使用し塗布
した。硬化後の塗布層の厚さ(mm)、離型性、シ
リコーンゴム層の使用寿命(耐摩滅性)、シリコ
ーンゴム層の耐ハガレ性、生産性を評価した。実
施例2において、中心部塗布層はフオーマーブラ
ダー全幅の1/3とした。 なお比較のため、従来のステアリン酸粉末を付
着させる方法についても実験した。結果を次表に
示す。
成型用フオーマーブラダーに関する。 ラジアルタイヤの成型は、一対のフオーマーリ
ングによつて両端を保持したゴム質エアーブラダ
ー内への圧力充填とフオーマーリングの接近とに
伴なうエアーブラダーの膨満変形の下でグリーン
タイヤをトロイダル状に変形させた後、赤道に沿
うセンタリングの下でブレーカー層とトレツドゴ
ム層を貼着する。ここで使用されるフオーマーブ
ラダーは通常天然ゴム系組成物によつて作られて
いるので、グリーンタイヤのインナーライナーと
密着しやすい。ことに近年チユーブレスタイヤの
普及と共にラジアルタイヤのインナーライナー層
にハロゲン化ブチルゴム組成物を使用することが
多くなつてきたため、密着がひどく、成型作業性
を悪化させ生産性を低下させている。 これを改善するためNBR組成物からなるセメ
ントをブラダー表面に塗布する方法があるが効果
は不充分であり、現在では成型時にステアリン酸
粉末をブラダー表面に付着させている。しかしな
がらこの方法は成型時毎にステアリン酸粉末を付
着させねばならぬので、作業が煩雑になるばかり
か、微粉末のため作業環境を悪化させたり、成型
機につまつて故障の原因となつたりして、生産性
の低下は一向に改善されず、従来より大きな問題
となつていた。 本考案者はかかる欠点を解消すべく種々検討し
た結果、フオーマーブラダーの表面にシリコーン
ゴム組成物を塗布し硬化させた層を設けることに
より離型性のみならず、フオーマーブラダーの耐
久性も著しく向上することを見出した。 本考案に使用されるシリコーンゴム組成物は室
温加硫型(RTV)シリコーンゴムが好ましく、
これには一液型と二液型があり、そのいずれも使
用できる。特に一液型RTVシリコーンゴムは表
層より硬化が進行するので耐久性が高い。離型性
については一液型、二液型いずれも良好である。
塗布は一液型の場合刷毛またはスプレーガンにて
塗布すればよく、二液型では二液を混合してから
塗布する。塗布した後硬化したシリコーンゴム層
は0.1〜1.0mmの厚さが好ましい。0.1mm未満ではす
ぐに摩滅して効果がなくなるし、1mmを超えると
シリコーンゴム層が剥がれやすくなり却つて耐久
性が低下する。 本考案を図によつて説明すれば、第1図はブラ
ダー型成型ドラムの縦断面図でフオーマーブラダ
ーの関係位置を示す。第2図は本考案のフオーマ
ーブラダーのグリーンタイヤと接触する表面にシ
リコーンゴム組成物を塗布した状態を示す図で、
グリーンタイヤ6と接触するフオーマーブラダー
2の表面にグリーンタイヤの幅と同等かやや広目
にシリコーンゴム組成物3を塗布する。 次に実施例を挙げて本考案を具体的に説明す
る。 実施例 フラツトなフオーマーブラダーを使用し、これ
に一液型シリコーンゴムとしてRTVPRX305(東
レシリコン社製)、二液型シリコーンゴムとして
RTVKEI404(信越化学工業社製)を使用し塗布
した。硬化後の塗布層の厚さ(mm)、離型性、シ
リコーンゴム層の使用寿命(耐摩滅性)、シリコ
ーンゴム層の耐ハガレ性、生産性を評価した。実
施例2において、中心部塗布層はフオーマーブラ
ダー全幅の1/3とした。 なお比較のため、従来のステアリン酸粉末を付
着させる方法についても実験した。結果を次表に
示す。
【表】
なおシリコーンゴム層の使用寿命とは、シリコ
ーンゴムが摩滅し、又はハガレにより密着しはじ
めてフオーマーブラダーとして使用不可能になる
までのTBR1000R2014PRにおいての生タイヤ成
型本数の実績平均をとつた。 また成型生産性はTBR1000R2014PR生タイヤ
の1時間当りの成型本数実績を従来例を100とし
て指数表示した。(数値が大きい程良好。)この結
果より本考案によるフオーマーブラダーの離型
性、成型生産性は、いづれにおいても従来より格
段に向上したことが理解できる。本考案からなる
フオーマーブラダーは乗用車用ラジアルタイヤ、
トラツク、バス用大型ラジアルタイヤのいづれの
成型においても好適に使用しうる。 また同じシリコーンゴム組成物を塗布する場合
でも、両サイド部より中心部(フオーマーブラダ
ー全幅の1/4〜1/2)を1/2以下に塗布量を減らす
ことにより、高価なシリコーンゴム量の削減にな
るばかりでなく、中心部の耐ハガレ性が改善する
のである。0.1mmの厚みがあれば中心部の密着性
に不利になることはない。
ーンゴムが摩滅し、又はハガレにより密着しはじ
めてフオーマーブラダーとして使用不可能になる
までのTBR1000R2014PRにおいての生タイヤ成
型本数の実績平均をとつた。 また成型生産性はTBR1000R2014PR生タイヤ
の1時間当りの成型本数実績を従来例を100とし
て指数表示した。(数値が大きい程良好。)この結
果より本考案によるフオーマーブラダーの離型
性、成型生産性は、いづれにおいても従来より格
段に向上したことが理解できる。本考案からなる
フオーマーブラダーは乗用車用ラジアルタイヤ、
トラツク、バス用大型ラジアルタイヤのいづれの
成型においても好適に使用しうる。 また同じシリコーンゴム組成物を塗布する場合
でも、両サイド部より中心部(フオーマーブラダ
ー全幅の1/4〜1/2)を1/2以下に塗布量を減らす
ことにより、高価なシリコーンゴム量の削減にな
るばかりでなく、中心部の耐ハガレ性が改善する
のである。0.1mmの厚みがあれば中心部の密着性
に不利になることはない。
第1図はブラダー型成型ドラムの縦断面で、第
2図はフオーマーブラダーのグリーンタイヤと接
触する表面にシリコーンゴム組成物を塗布した状
態を示す断面図である。 1……クランプリング、2……フオーマーブラ
ダー、4……ビードリング、5……フオーマーリ
ング、6……グリーンタイヤ、7……ブレーカー
リング、8……ビードサポートリング。
2図はフオーマーブラダーのグリーンタイヤと接
触する表面にシリコーンゴム組成物を塗布した状
態を示す断面図である。 1……クランプリング、2……フオーマーブラ
ダー、4……ビードリング、5……フオーマーリ
ング、6……グリーンタイヤ、7……ブレーカー
リング、8……ビードサポートリング。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一対のフオーマーリングによつて両端を保持
したゴム質エアーブラダーよりなり、エアブラ
ダー内への圧力充填とフオーマーリングの接近
とに伴なうエアーブラダーの膨満変形の下で成
型すべきグリーンタイヤのトロイダル変形を導
き、かつこれを支持してその赤道に沿うセンタ
リングの下におけるブレカー層およびトレツド
ゴム層の貼着に供するグリーンタイヤ成型用フ
オーマーブラダーにおいて、上記フオーマーブ
ラダーのグリーンタイヤと接触する表面に硬化
後の厚さ0.1〜1.0mmのシリコーンゴム組成物の
離型用処理層を有し、離型用処理層のフオーマ
ーブラダーの中心部における厚さが両サイド部
の厚さより薄いことを特徴とするラジアルタイ
ヤ成型用フオーマーブラダー。 (2) 離型用処理層がフオーマーブラダーの幅の1/
2〜1/4の範囲の中心部で両サイド部の厚さの1/
2以下の厚さを有する実用新案登録請求の範囲
第(1)項記載の成型用フオーマーブラダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11883981U JPS5824330U (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | ラジアルタイヤ成型用フオ−マ−ブラダ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11883981U JPS5824330U (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | ラジアルタイヤ成型用フオ−マ−ブラダ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5824330U JPS5824330U (ja) | 1983-02-16 |
JPS6210105Y2 true JPS6210105Y2 (ja) | 1987-03-09 |
Family
ID=29912939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11883981U Granted JPS5824330U (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | ラジアルタイヤ成型用フオ−マ−ブラダ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5824330U (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6129812A (en) * | 1997-01-24 | 2000-10-10 | Bridgestone/Firestone, Inc. | Abrasion-resistant elastomeric member of a tire-building drum |
JP4723720B2 (ja) * | 2000-12-06 | 2011-07-13 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ成型ドラムゴムバンド |
JP2005035188A (ja) * | 2003-07-16 | 2005-02-10 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤ成形ドラム |
JP6769235B2 (ja) * | 2016-10-21 | 2020-10-14 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ成形用ブラダー及びそれを用いたタイヤ成形方法 |
JP6769236B2 (ja) * | 2016-10-21 | 2020-10-14 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ成形用ブラダー及びそれを用いたタイヤ成形方法 |
-
1981
- 1981-08-12 JP JP11883981U patent/JPS5824330U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5824330U (ja) | 1983-02-16 |
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