JPH01120309A - タイヤ成形用金型 - Google Patents

タイヤ成形用金型

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Publication number
JPH01120309A
JPH01120309A JP27834987A JP27834987A JPH01120309A JP H01120309 A JPH01120309 A JP H01120309A JP 27834987 A JP27834987 A JP 27834987A JP 27834987 A JP27834987 A JP 27834987A JP H01120309 A JPH01120309 A JP H01120309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
design
hard
tire
plating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27834987A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Morikawa
森川 庸雄
Daisuke Higashide
東出 大輔
Aiko Ameda
飴田 愛子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP27834987A priority Critical patent/JPH01120309A/ja
Publication of JPH01120309A publication Critical patent/JPH01120309A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、金型寿命を向上させると共にタイヤのサイド
ウオール部に故障が生じるのを防止したタイヤ成形用金
型に関する。
〔従来技術〕
従来、タイヤのサイドウオール部には、ニックネームや
サイズ等のような様々な文字、記号等のデザインが刻印
されている。これは、金型のサイドウオール部の成形面
にデザインを刻設し、このデザインをタイヤ加硫に際し
てタイヤのサイドウオール部に転写することによって行
われる。しかし、その深さにバラツキがあったりする等
によりタイヤのサイドウオール部に故障が生ずるなどの
問題がある。
そこで、デザインを浅く刻印したり、機械加工にて深さ
のバラツキをなくすなどの対応がとられているが、未だ
十分でない。
一方、例えば、タイヤの外観向上のために、金型のサイ
ドウオール部の成形面にエッチング加工により微細模様
の凹凸面を形成し、この微細模様をタイヤ加硫に際して
タイヤのサイドウオール部に転写している。
ところで、タイヤの成形用金型は、使用に伴いその成形
面に汚れが付着したり錆が発生したりする。したがって
、定期的な清掃が必要であり、これには通常、高圧空気
によって比較的硬度の高い砂やガラスピーズ等の粒子を
金型に吹きつけるサンドブラストが用いられるのが一般
的である。しかしながら、エッチング加工により金型の
サイドウオール部の成形面に施された微細模様は、サン
ドブラストによる清掃につれてしだいにぼやけてしまう
という欠点があり、これにより金型寿命を低下させてし
まう。
また、金型のサイドウオール部の成形面に、文字、記号
等のデザインと共に微細模様の凹凸面を形成するには、
デザインの刻設を行った後にエッチング加工により凹凸
面を形成しなければならない。これは、微細模様の凹凸
面を先に形成した場合には、文字、記号等のデザインの
刻設により該凹凸面が歪んでしまうからである。このた
め、先にデザインを刻設し、ついでこのデザインをマス
キングして保護した後にエッチング加工して凹凸面を形
成するという2工程を行うことになり、したがって二重
の手間がかかるという問題がある。
そこで、本発明者らは、金型のサイドウオール部の成形
面に筒便な加工を施すことにより、文字、記号等のデザ
インの刻印によりタイヤのサイドウオール部に故障が生
ずるのを防止し、かつ、金型寿命の低下を防止し得るタ
イヤ成形用金型を提供すべく研究した結果、本発明をな
すに至ったのである。
〔発明の目的〕
したがって、本発明は、金型寿命を向上させると共にタ
イヤのサイドウオール部に故障が生じるのを防止したタ
イヤ成形用金型を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
このため、本発明は、サイドウオール部の成形面の一部
にエッチング加工により微細な凹凸面および文字、記号
等のデザインを一度に形成し、これらの凹凸面およびデ
ザインに硬質金属メッキを施すと共に、前記凹凸面の凸
部および前記デザインの表面を鏡面仕上げしてなるタイ
ヤ成形用金型を要旨とする。
以下、図を参照して本発明の構成につき詳しく説明する
本発明においては、第1図乃至第3図に示すように、金
型本体(図示せず)の内面のサイドウオール部の成形面
1の一部に、エッチング加工による微細な凹凸面2およ
び文字、記号等のデザイン3が形成されている。第1図
はエッチング加工により形成された微細な凹凸面および
デザインの一例を示す平面視説明図、第2図はそのA−
A′fa断面説明図、および第3図は別の平面視説明図
である。これらの図において、aは凸部を、bは凹部を
表わす。第3図では、黒く塗った部分(凸部a)を部分
的に示す。
エッチング加工は常法によって行えばよい。
例えば、フィルムに凹凸面の模様およびデザインを写し
、これを金型の成形面に貼り付け、その模様およびデザ
イン通りに金型の成形面を薬品で腐食させればよい。
エッチングの深さ、すなわち凸部aの高さは0.1〜0
.3 mmの範囲であることが好ましい。
この範囲がコスト的にも耐久性的にも良好であるからで
ある。
本発明では、上記の凹凸面2およびデザイン3に硬質ク
ロームメッキ、硬質ニッケルメッキ、硬質ロジウムメッ
キ等の硬質金属メッキを施す。これによって、極めて平
滑度の高い鏡面を得ることができる。このように凹凸面
2およびデザイン3に施す硬質金属メッキの厚さは、5
〜50μmの範囲が好ましく、さらに好ましくは10〜
30μmの範囲にするとよい。5μmよりも薄くては凹
凸面2およびブザ・イン3への被覆が十分でなく、この
メッキ層を設ける効果が十分に発揮されない。また、メ
ッキ層を50μmよりも厚くしても何らの効果も得られ
ず不経済である。このメッキ層は、サンドブラストによ
る清掃に対して耐久性を向上させる。すなわち、金型を
使用した後は、成形面に付着した汚れを除くため、約1
000回の使用頻度ごとにサンドブラスト等による清掃
を行わなければならない。このサンドブラストは比較的
硬度の低いプラスチック粒等を圧縮空気で吹きつける場
合でもメッキ層がないと凹凸面2およびデザイン3は次
第に粗面化され、ついにはその面がぼやけてしまう。
しかし、硬質金属メッキ層は、比較的硬度の小さいサン
ドブラストであれば摩耗を抑制し、凹凸面2およびデザ
イン3の鮮明度の低下を防止することができる。また、
この硬質金属メッキ層により、離型効果(タイヤ等が金
型から剥がれ易くなること)が発揮され、前記汚れや錆
が付着し難いため、比較的硬度の低いブラスト材(例え
ば、プラスチック等の粒材)の使用による凹凸面2およ
びデザイン3の清掃が短時間で可能となる。
さらに、本発明では、凸部aおよびデザイン3の表面を
鏡面仕上げする。ここで、鏡面仕上げとは、メッキ加工
前の金型表面を1.6aに仕上げてメッキ加工を実施し
、その後、布パフ等によりさらに表面を可及的に0μm
Raに近(仕上げることを意味する仕上げ方法をいう。
このように鏡面仕上げすることにより、硬質金属メッキ
を施した凹凸面2のエッチング模様(エッチング加工に
よる模様)およびデザイン3をくっきりと浮き立たせる
ことができ、また、加硫後のタイヤにおけるサイドウオ
ール部の相当箇所にくっきりとした光沢が生ずることに
なる。なお、このように鏡面仕上げする成形面lの残部
は、凹凸面2に比し突出していても凹んでいてもよい。
本発明では、このようにサイドウオール部の成形面に硬
質金属メッキを施すと共に鏡面仕上げを行うのであるが
、これに先立って、エッチング加工していないサイドウ
オール部の成形面全体を中心線平均粗さが3.2aの平
滑面としておくことが好ましい。なお、エッチング加工
していないサイドウオール部にもメッキ加工が及んでも
良いのはもちろんである。
ここで、タイヤの表面粗さを表示する中心線平均粗さと
は、JIS B 0601−1982によって定義され
たものであり、Raの記号によって表示されている。こ
のJISの規定により平滑部を規定する3、2aとは、
中心線平均粗さとして許容できる最大値を表わすもので
あって、表面粗さが下記の範囲であることを意味してい
る。
Q、crmRa≦3,2a≦3.211m Raすなわ
ち、数箇所の中心線平均粗さRaの算術平均値が3.2
μrn Raまで許容できることを意味している。
なお、本発明の金型は、2つ割りモールド、セクショナ
ル型のいずれであってもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、金型のサイドウオ
ール部の成形面の一部にエッチング加工により形成した
微細な凹凸面およびデザインに硬質金属メッキを施した
ので、金型の離型効果が向上し、金型の使用ml数の増
加や比較的硬度の小さいサンドブラストによる清掃が可
能となり、エッチング加工による模様がぼやけることは
ない。したがって、金型寿命を十分に向上させることが
できる。また、金型のサイドウオール部の成形面のエッ
チング加工により形成した凸部表面およびデザインの表
面を鏡面仕上げしたために、エッチング加工による模様
およびデザインをくっきりと浮き立たせることができ、
また、加硫後のタイヤにおけるサイドウオール部の相当
箇所にくうきりとした光沢を生じさせることができる。
さらに、デザインをエッチング加工により金型のサイド
ウオール部の成形面の一部に形成したために、タイヤの
サイドウオール部に刻印された場合のデザインの深さに
バラツキがなく、また、その深さもあまり深くないので
タイヤのサイドウオール部にデザインによる故障が生じ
ることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はエッチング加工により形成された微細な凹凸面
およびデザインの一例を示す平面視説明図、第2図はそ
のA−A線断面説明図、および第3図は別の平面視説明
図である。 1・・・金型の内面のサイドウオール部の成形面1.2
・・・凹凸面、3・・・デザイン、a・・・凸部、b・
・・凹部。 代理人 弁理士 小 川 信 −

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 サイドウオール部の成形面の一部にエッチ ング加工により微細な凹凸面および文字、記号等のデザ
    インを形成し、これらの凹凸面およびデザインに硬質金
    属メッキを施すと共に、前記凹凸面の凸部および前記デ
    ザインの表面を鏡面仕上げしてなるタイヤ成形用金型。
JP27834987A 1987-11-05 1987-11-05 タイヤ成形用金型 Pending JPH01120309A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007230162A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ加硫成型用金型及びそれにより製造された空気入りタイヤ
JP2007320172A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ加硫用金型
JP2008201384A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ
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JP2009035138A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ及びその製造方法
JPWO2018194081A1 (ja) * 2017-04-20 2019-04-25 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤの製造方法、タイヤ金型、及び空気入りタイヤ

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